どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第六章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~霊峰ウルフハウリング・前編-

-第六章十三節 余計な火種とロープウェイ乗り場と改札機-

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さて宿屋の扉をぶち破ってからの騒動後…マサツグ達は宿を離れる

準備を整えると、一階に下り…そして店主に扉の弁償代と鍵を渡し!…

マサツグがそれを払いその様子を申し訳無さそうにパルシディアナが

見詰めて居ると、フィロが尻尾を逆立てパルシディアナを睨み付ける!…

するとそんな様子にもはや苦笑いをするしかない様子で店主も笑うと、

とにかく代金と鍵を受け取り…ともあれこれで互いに手打ちとして行き!…

何とか事を穏便に済ませる事に成功すると、その後マサツグ達はその宿屋を後に!…

次には霊峰を登頂する為のロープウェイ乗り場へと向かい出す!…

その際外では今日の未明に遭った事件の話が上がっているのだが、

マサツグ達は構わず先を急ぎ!…


__コッ…コッ…コッ…コッ…


「……そう言えば、今朝起きて隣を見たらフィロちゃんが居なかったんだけど…

やっぱり兄さんの所に潜り込んでいたの?…」


「……そうだが?…」


その道中オリハがふと気になった様子で徐に質問!…と言うのも同じ部屋に

泊まっていた筈のフィロがいなかった事について口にし出し、いつもの様に

フィロが部屋に忍び込んで居たのか?と…となるとそんなオリハからの

質問にマサツグも思わずピクッと反応!…何か含みを感じる言い方に

違和感を覚えつつ!…それでもオリハにフィロが居た事を返事すると、

次にはオリハがニヤリと不敵に笑い!…続けてマサツグにこう返事をして見せる!…


「……と言う事は、夕べはお楽しみでしたね?…」


「ブッ!?……ッ~~~!!…」


「ッ!?…まぁーちゃんまぁつぐ!?…」


それは某・有名な宿屋イベントでの台詞を口に!…何ならオリハはまるで

出歯亀みたく意味深に笑い!…となるとそんなオリハの言葉にマサツグも

突如噴出してしまい!…次には慌ててオリハを睨む様にキッと視線を

向けて行くと、違う!とばかり目で抗議をして見せる!…

しかしもう時既にお寿司だった様子で、そのオリハの一言は伝染!…

くまさんやマサキに飛び火して行き!…二人が戸惑った様子で乗っかり出すと、

次には弄り倒す様に言葉を続ける!…


「まぁーちゃん!!…

別にそう言う事をしてはいけないとは言いませんが節操無しは許しません!!…

ちゃんと一人の女性を愛せる立派な紳士になりなさい!!!」


「いやぁ~…現実リアルではそんな素振とっつもみせんのに…

こっちではイケイケやねんな!?……ただ悪い事は言わへんから一人に絞れ?…

…俺の周りでも色んな女引っ掛けて痛い目見た奴は居んねやから…」


「だから違うって昨日から言ってるだrrrrrrぉう!?…

何で毎回毎回この手の話になると二人揃って饒舌になる!!!…

それとオリハ!!!…テメェこうなるの分かって今話を振っただろ!!!!」


息子の色恋沙汰となると途端に元気に喋り始める二人にマサツグが

すかさずツッコミを入れる!…この時くまさんはマサツグに誠実になるよう

注意をして行き!…マサキもマサキで現実リアルに自分の近くでそう言った話を聞いた様に

注意をして行くと、次には呆れた反応を見せる!…

そしてマサツグもそんな二人に対して巻き舌になりながら吠えて見せると、

その様子を傍から見ていたモツ達から同情され!…と言うのもモツには

十字を切って黙祷され出し!…アヤも過去に似た様な事が在った事を思い出し…

思わず顔を赤くしながら俯きその場で黙ってしまうと、一人悶々とし始める!…

そしてリーナもその一連の話を聞いて顔を赤くし始めると、

次に文句がある様子でマサツグに近付き!…


__コッ…コッ…コッ…コッ……ガッ!!!…


「おい貴様!!…如何いう事か説明して貰おうか?…

シロとフィロだけでなく、シルビィーナも寝室に呼ぶとは!!!…」


「何でお前までそんなに突っ掛かり始める!?」


突如追い着く様にマサツグへ並ぶと手を伸ばし!…そしてガッとその胸倉を掴み!…

となるとそんなリーナの行動にマサツグも戸惑い!…一体何が!?とばかりに

目をパチパチと瞬きさせて居ると、次にはリーナが文句を!…まるで浮気者!と

言った様子で吠え始める!…その際思いっきり誤解を生む様に声を荒げて見せると、

この時マサツグは分かって居ないのか…ただリーナが突っ掛かって来た事に

戸惑って見せ!…思わずツッコミの言葉を口にして見せると、更にリーナは

頬を染めながらトンデモナイ事を!…


「ッ~~~!!!……わ、私とも一緒に寝たと言うのに!!…

ま、まだ侍らせようと言うつもりか!?…わ、私は別に…

お前が望むのならその先の凄い事をしても良いのだぞ!?…」


「ッ!?…ちょッ!?!?…」


と言うのも言わずもがなこの時リーナはヤキモチを妬き!…

そしてあろう事かその話に乗っかって違う意味で一戦交える覚悟を口にすると、

その身をプルプルと震わせ!…それこそ直視出来ない位に真っ赤になると、

更には若干涙目にもなり!…となるとさすがのニブチンでもそんな態度に

言葉と意味を理解したのか?…途端に慌てた様子でマサツグが戸惑った言葉を

口にすると、同じく顔を真っ赤にする!…となるとこの時何を口走ってる!と

ツッコミたい所ではあったのだが、それよりも先に機敏に反応を示す者達が!…


「ッ!?…な、何じゃとこのイノシシ姫!!…わっちもマサツグが望むのなら!!…

あ~んな事やこ~んな事の十や百…こなして見せるのじゃからな!!!」


「ッ!?!?…

シ、シロだって頑張ってご主人様を[ごほうし]するのです!!!…

フィロやリーナお姉ちゃんには負けないのです!!!!…」


「………。」


{あぁ~もう!!…

何でスッと事が運ばない!!!…}


その反応を示した者達と言うのはこれまた言わずもがな!…

フィロが聞き捨てならない!とばかりに吠え出し!…

自分の方が余程自信が有る様子で言葉を口にして行くと、

それに続くようシロも!…しかし当然ながらシロは意味を

分かって居ない様子でとにかくヤキモチ!…

その際何時ぞやの春野原の王妃様の言葉を思い出したのか?…

それを使ってフィロやリーナに対抗意識を燃やして見せると、

とにかく負けない!とばかりに頬を膨らませる!…

そしてそんな言い合いの様子にマサツグも戸惑い黙ってしまうと、

心の中で落胆し!…もはや収拾を付けるのにも困難の様子!…

マサツグが如何してこうなった?と嘆いて居ると、

次にはそっとマサツグの手を掴む者が…


__……そっ…


「ッ!…ん?…」


「…私も…

…ご主人様が望まれるのでしたらどうぞこの身をお使いください♥…

私はいつでも心の準備が出来ていますので♥…」


「…お前もブレねぇな、コンチクショウ!!!…」


この時徐にマサツグの手を握って来たのはシルビィーナで…

シルビィーナも意味深に頬を染めると、若干俯き気味にモジモジ!…

と、マサツグもそんなシルビィーナに気が付いた様子で反応して見せ…

そこで振り返りモジモジしている様子を目にすると、シルビィーナは

徐に言葉を…と、言ってももはや平常運転に近く!…

やはり自分もその手の準備が出来て居る事を頬染めながら話して行くと、

マサツグもこれまたツッコミを!…とにかく呆れた様子で漏らして見せる!…

その際やはりその様子を見て居たモツ達はと言う、やはりマサツグに対して

同情して行き…何ならもはや黙祷では済まないと感じたのかモツは敬礼!…

それは殉職した者に送る様な見事な敬礼をして見せると、

その後ろでは何故かアヤが…モツを盾に隠れて居り、顔を真っ赤にして

とにかくその場に居辛い様なそんな反応を見せて居ると、それに気が付いた

くまさんが言葉を…何なら誤解を更に生む!…


「……ッ!…ん?…あのアヤちゃんの様子!……ッ!?…

まさかアヤちゃんにまで手を出したの!?…

アヤちゃんはモツちゃんの彼女でしょ!?」


「ッ!?!?!?!?…」×2


「…おいまぁつぐ!…幾ら何でも節操が無さ過ぎや!!…

えぇか!?…幾ら何でも人の女に手を!!…」


「ちょちょちょ!!!…ちょっと!?…」


何やらモジモジとしながらマサツグを見詰めるアヤの様子に着目!…

そして何かを汲み取った様子でハッとすると次には言葉を!…

何ならここでもまた更に誤解を生んで行き!…モツとアヤが付き合って

居る事を口にすると、その言葉にモツとアヤが慌て出す!…

それは小さな火種から始まったのだが、もはや今となっては大火事!…

そして突如自身に火が点いた事で二人は慌て!…

くまさんに違う!と否定をしたい所なのだが、それを良しとしない様子で

マサキも!…何なら誤解をした様子で怒りを覚え!…

その件を交えてマサツグに説教をし始めようとして行くと、

更に二人を慌てさせる!…これが朝の街中で行われている光景であり、

勿論道行く人達は何事!?と…もはや人だかりが出来る一歩手前で!…

元の火種であるオリハもまさかと言った具合に反省をすると、

自身の頭を掻いて見せる…


__……ぽりぽり…ぽりぽり…


「…あの発言でここまで飛び火するとは…

…口は災いの元とは良く言ったものだな…」


さてそこからこのカオス空間が治まるのを待っている事、数時間…

漸く全員が人の話を聞くまでに落ち着きを取り戻して見せると、

各々が誤解を解き始める!…


「……と言う訳であれは冗談です…申し訳有りません…」


「ッ!?…え!?…冗談!?…

じゃあまーちゃんは何もしていない?…

…ッ!!…まーちゃんゴメン!!!…」


「ッ!?…マサヒロ!!!…

言って良い事と悪い事の判断位出来る様にならんかい!!!…

事が起きてからじゃ遅いんやぞ!!!」


{いやあそこまで火を大きくしたのは親父達の様な気がするけど?…}


オリハが誤解だ!と言ってくまさんとマサキに土下座をして謝ると、

くまさんはへ?っとばかりに戸惑い…そして次には徐々に状況を理解し始め!…

慌てて誤解をして居た件についてマサツグに謝り始めると、マサキはオリハに

説教をする!…その際オリハとしてもここまで話を大きくしたのは二人!と

言いたい所ではあるが、実際に非は自分にある事を自覚し!…

些か疑問を持つもここは黙っているのが吉!と、渋々マサキの説教を聞き入れ!…

一方で針の筵に晒されていたマサツグももはや呆然と立ち尽くした様子で

固まって居ると、その様子に慌てて弁明をする者達が!…


「………。」


「ッ~~~!!!…ま、まぁ!!…そのぉ…何だ?……

わ、私はそれだけ!…マサツグの事を思っていると言う事…

…ッ~~~~!!!…その……ス、スマン…」


「わっちはいつでも良いのじゃからな?…マサツグ!!…」


「シロも!!…シロもです!!」


__ピョイン!!…ピョイン!!…


リーナも顔を真っ赤にしながら落ち着き始め!…そして先程まで口走っていた事に

対して今になり恥ずかしい!と…そして暴走をして居た事を自覚して見せ…

何とも謝り辛い様なそんな反応を露わにするも、リーナは何とか謝って見せる!…

しかしその一方でフィロは全く反省をして居ない様子でアピールしており、

シロも負けじとアピール!…二人揃ってマサツグに飛び跳ね!…

そんな様子にマサツグもただ魂が抜けた様に笑うしかいないで居ると、

シルビィーナもコソッとアピール…


__ギュッ♥…ッ!…チラァ?…


「マサツグ様♥…」


{こいつもブレねぇな?…}


シルビィーナもマサツグの腕にくっ付き名前を呟くと、愛おしそうに顔を

覗き込んで来る…その表情は何故か恍惚としており、その表情にマサツグも

遂にシルビィーナの性格を理解すると、心の中で呆れて見せる!…

そしてそんな騒動も落ち着きが見られ出すと、周りの者達も落ち着きを

見せた事で徐々に解散…別に話を広げようとする者は誰一人居らず…

ただの痴話喧嘩程度で話がそのまま済まされると、何とか衛兵達の世話に

ならずに済んで行く!…しかし心にダメージを負った事には変わらない訳で、

マサツグやモツやアヤは若干立ち直れず!…が、脚を止める事無く先へと進み…

やっとの思いでロープウェイ乗り場へと辿り着くと、一同はホッと一息を吐く!…


因みに泊って居た宿屋からこのロープウェイ乗り場までは然程時間が掛かるもの

ではなく、歩いて十数分程度だったのだが…マサツグ達はこの片道を数時間掛け!…

さもボス戦を一回挿んだ様な疲労感を覚えると、何でこんなに疲れて居るのか?…

そんな疑問を持つのであった!…


__コッ…コッ…コッ…コッ…


「よ、漸く辿り着いたぁ~!!…」


「ここまで来るのに!…

かなりハードな戦いを繰り広げて来た様な!…

疲労感が襲っているのだが?…」


「……すみません…」


「と、とにかく!…

ロープウェイに乗って霊峰の三合目までショートカットしよう…」


漸くロープウェイ乗り場まで辿り着けた事に全員安堵!…

マサツグが思わず言葉を漏らし!…と、モツも既に疲れた様子で言葉を続け!…

何なら何故疲労感を感じて居るのか?について零して行くと、そのモツの言葉に

オリハが謝罪…静かに小さくなって見せる!…そしてそんなオリハの謝罪を

耳にしつつマサツグもとにかく仕切って行くと、中に入ろう!と…

するとその言葉に同意するよう全員ロープウェイ乗り場の中に!…

そこで誰一人としてお客が居ない…何か寂しい切符購入口の様子を目にすると、

思わず動いているかを心配する!…


__ガラ~~ン…


「…誰も居ないな……」


「ここまで誰も居ないと本当に動いているのか疑うレベルだが…

一応、切符売り場に人は居るみたいだな…」


「…悩んでいても仕方ない…

とにかく切符を買おう。」


ガランとした乗り場にマサツグ達が驚きつつ…切符売り場に人が居る事を

確認すると、マサツグ達は切符を買おうと売り場の方へ向かう!…

そしてマサツグ達が切符売り場のカウンターの前に立つと、向こうに居る

誰かがこちらに気が付いたのか…途端にカウンター越しではあるものの

近付いて来る足音が…

それは何か慌てると言うより重そうな感じでそれが近付いて来る事を

感じ取ると、次にはその人物が顔を出し!…


__ドッタ!…ドッタ!…ドッタ!…ドッタ!…


「いらっしゃい!…

霊峰ウルフハウリングの三合目まで直ぐに行ける

ロープウェイの切符はこちらで買えますよ~!!」


__ギュン!!!…ッ!?!?……


ここでマサツグ達の前に現れたのは厳ついスキンヘッドのおじさんで有り、

そんな店員?の姿に思わずカタギかどうかを疑ってしまい!…

と言うのもまるで歴戦の戦士みたく顔にキズが!…何ならその体付きも

かなり厳つく!…さすがに夏海原のロディとまではいかなくとも、

その見事に鍛え上げられた巨漢の筋肉に思わずマサツグ達が戸惑い

固まって居ると、一方では笑顔!…営業スマイルを披露する!…

恐らくこの閑古鳥状態でかお客さんが来た事が嬉しかったのだろう!…

そのせいでドアップの接客をして行き!…となると更にマサツグ達も

驚いてしまい!…ギョッとした表情でそのまま固まる様にして

黙ってしまうと、そのおじさんは更に言葉を…


「…アレ?…お客さん?」


「ッ!?…あ、あぁ…す、すいません…

えぇ~っと…子供三人に大人七人の切符をお願いします…」


「ッ!…あ、はい!!…かしこまりました~~!!!…

でも気を付けてくださいね?…町の方でも聞いたと思いますが

ここ最近狼達が良く出没しますので?…」


__ッ!……ッ………フンスッ!…


当然そんな驚いた表情で固まるマサツグ達におじさんは戸惑い!…

疑問を持った様子で言葉を…するとそんなおじさんの呼び掛けにマサツグも

ハッと、次には若干慌てつつも全員分の切符を購入して行き!…

おじさんもそれを聞いてピクッと小さく反応をすると、意気揚々と全員分の

チケットを用意し出す!…そしてこの時更に注意の言葉も口にすると、

何処かで聞き覚えのある内様を話し…と言うのもやはり狼には注意しろ!と…

となるとその言葉を聞いてシルビィーナは若干暗くなり!…

逆にシロは何故か張り切る様にしてフンス!と鼻息を荒くすると、

徐にガッツポーズをとって見せる!…さてそんな二人の様子にマサツグも

ハッと敏感に気が付いて行くと、徐にシルビィーナへ向かって腕を伸ばし…


__ポンッ…なでなで…なでなで…


「ッ!…」


「…気にすんな?…お前はお前だ。」


「ッ!!……はい…」


マサツグの手はシルビィーナの頭の上に…そして労わる様にしてマサツグが

シルビィーナの事を撫で始めると、シルビィーナは少し驚いた反応を…

そしてマサツグの方に視線を向け!…マサツグもその視線に気が付いた様子で

フッと笑みを浮かべて見せると、次にはシルビィーナを励まし!…

シルビィーナは違う!と言葉にする!…するとその言葉を聞いたシルビィーナも

目をパァッ!と見開き始めると、次にはスッと目を閉じ…それは何やら気持ちを

切り替える様な反応を見せ!…

そして次に目を開けてマサツグに笑みを浮かべて見せると、マサツグへ簡単に

返事をする…さてそうしてマサツグがシルビィーナのメンタルケア等をして居ると、

厳ついおじさんが切符を全員分発券して見せ!…


「…はい、お待たせしました!!…

えぇ~っと?…料金は大人一枚500Gで子供一枚300Gだから…

…全部合わせて4400Gだね!」


「ッ!…あっはいはい?…えぇ~っと……はい!…」


マサツグの目の前に切符を持って来ると料金を求め!…マサツグもそれを聞いて

途端にシルビィーナから手を引いて見せると、シルビィーナはあっ!…

と言った様子で悲しげな表情を…だがそんな事を言って居る場合では当然無く、

マサツグが全員分の切符代を取り出し…そしてその料金を切符売り場のおじさんに

手渡して行くと、おじさんはその料金を受け取ると目の前で確認…

若干不慣れな様子を露わにし!…


「ッ!…はいはい!…えぇ~っと?……うん!…はい、ちょうど!!…

ではお気を付けて!!…山の天候が悪くなったら引き返す様に~!!」


__ブンブン!…ブンブン!…


「はぁいで~す!!」


__ブンブン!…ブンブン!…ッ!…フフフッ!…


硬貨を一枚一枚見て行き!…ちゃんと全員分の料金がある事を確かめると、

次には切符を手渡し始める!…そしてそこから更に山の天候の変わり様についても

注意をすると、笑顔でマサツグ達を見送り出し!…何なら全力で手を振る様子を

露わにし!…それに対してシロも全力で答えるよう同じく全力で手を振り返すと、

そんな様子に一同笑いつつ!…一行は乗り場の奥へと進んで行く!…

するとそこには既にロープウェイが乗り場に止まっている様子が目に映り…

何か物寂しげな様子が感じられ!…


「…既にもう駅で待っているな?」


「誰も来ないから動かさなかったんじゃない?…

まぁ、直ぐに乗れるならそれで良いけど…」


「…行くぞ!!…霊峰に!!…」


別にこれと言って可笑しい所は無いのだが、何かそのロープウェイに

注目が行ってしまい…と、モツが何と無く止まって居る事を口にし出し…

そのモツの言葉にアヤも冷静にその理由について推察をして行くと、

何も可笑しい事は無い!と言う…何ならもうこちら側に来ているのなら

直ぐに乗れる!と言って安堵して見せると、その一方でマサツグも

決意を新たに!…今までの聞いてきた話にアンジュの話!…

それらを色々思い出し!…霊峰に対して覚悟を決めた様に言葉を呟いて行くと、

その止まって居るロープウェイへと近づいて行く!…

するとそこにはまるで駅の改札機宜しく妙な機械が設置してあり、

それを見たマサツグ思わず…


__ッ!……スッ…カチャンッ!…パシュウ!…


と言うのもやはりその機械は改札機だったのか!…マサツグが手に持っていた

切符をその切符の挿入口と思われる所に入れて行くと、切符は飲み込まれて

カチャン!と…するとその改札機の反対側からニュッと切符が姿を露わし!…

その際その反対側から出て来た切符を良く見てみると、小さな穴が開いているの

見つけて行く!…と、同時に閉じられて居たゲートも独りでに開いて行く

光景を目に!…そんな様子を目にしてかシロとフィロとパルシディアナが

目を輝かせ!…


__ッ!…おぉ~~~!!!…×3


「…この感じ…学生時分を思い出すな?」


「何か懐かしいよな?…」


「…早く行かんと閉じるぞ?……」


「ッ!…おっと!…」


幼女三人は勿論未知な物を見て大興奮!…そして面白いカラクリがある事で

大燥ぎして見せ!…と、その一方でマサツグとモツはシミジミと…

自分達が学生だった頃の事を思い出し!…何か感傷に浸る様なそんな懐かしい気分に

なって居ると、その後ろからは急かす様な声が!…と言うのもオリハがツッコミを

入れる様に時間が無い!と…それを聞いてマサツグもハッとした様子で慌てて

ゲートを潜って行くと、その出て来た切符を回収する!…

するとゲートはまた閉じて無賃乗車を許さず!…そんな様子にオリハやマサキ!…

くまさんと続いて通って見せると、それがお手本となったのか!…

他の面々も改札を通る!…何ならシロやフィロやパルシディアナが改札を通る際も、

各々個性を発揮し!…


__スッ…カチャンッ!…パシュウ!…


「ッ!…おおぉ~~~~!!!…シロにも出来たのです!!」


「……ッ!!…シロ待った!!…切符切符!!」


「ッ!…え?…あぁ!!…」


シロは何か期待に胸を膨らませながらドキドキとして見せ、そしてスッと

切符を改札に通し…と、改札は何事も無く自動で開き!…シロもそれを見て

マサツグ同様一人で出来た事に喜んで見せると、スッと改札を通って行く!…

その際通した切符の回収を忘れそうになってしまい!…慌てて取りに帰る等

そんな珍事も見せるのだが…特段何事も無く通り過ぎる!…

そして次にフィロの番がやって来ると…


「…我は臨む!!…我をかの天高き山へと誘え!!!…鉄の箱舟よ!!!」


__スッ…カチャンッ!…パシュウ!…


「……何その中二めいたセリフは?…」


「ッ~~~!!!…やっぱりカラクリとは面白き物じゃな!!…

…わっちがもし城を築くならこう言った仕掛けを存分に!!…」


「……なんか逆に住み難そうな城だな?…」


フィロも改札機に切符を!…そして直ぐに若干離れたかと思えば

仁王立ちして見せ!…そして改札機に向かって勢い良く腕を

バッと突き出し!…何やら意味深な言葉も一緒に口にし始めると、

一々仰々しく改札を通る!…その際心成しかそのゲートが開く時に

煙が立つ様なイメージが浮かぶと、マサツグとオリハは若干驚き!…

が、その一方で冷めた様子でモツがツッコミ!…中二病を感じた!と

モツが言葉を漏らして居ると、フィロはそんなツッコミなど気にせず!…

徐に未来の自分の家を想像し出し!…改札を付ける事を考慮し出すと、

更にモツからツッコミを受ける!…さて最後にパルシディアナの番が

回って来ると、パルシディアナは緊張した様子で…


「……ッ…」


__スッ…カチャンッ!…パシュウ!…


「ッ!?…ッ~~~~!!!!…」


「…コッチはコッチで感動してるし!…一体何が有った?…」


別に寒くもないだろうが手を震わせ!…恐る恐る切符を改札機の中にへと

通して行くと、改札機もカチャンッ!と…するとその音にもビクッとする様子で

おっかなびっくり!…とにかくパルシディアナがオドオドとした様子で

反応を見せ…その一方で改札機も何事も無くそのゲートを開いて見せると、

それこそ別にそこまで驚く必要はないのだが…無事ゲートが開いた事で

パルシディアナは安堵して見せ!…何ならかなり緊張をして居たのか?…

本当に安心した様子で涙を浮かべて行くと、涙を拭いながら改札を通る!…

となるとそんなパルシディアナの様子に一同困惑、如何した!?と戸惑い…

と、その理由をフィロが知っている様子で話し出し…何でもパルシディアナは

カラクリに嫌われて居る!と…俗に言う機械を壊してしまう体質である事が

話されると、一同は納得して行き!…


さてそうして色々有りながらも全員がそのロープウェイに乗り込んで行くと、

次には丁度出発なのか若干揺れ!…


__ガコンッ!!…


「…何か不安になる音やな?……」


「…落ちない様に祈っとく?…」


「ッ!?…おい自らフラグを立てるな!!」


まるで風に揺られたかの様にロープウェイ全体が一瞬揺れ…その不穏な様子に

マサキが若干不安になる様な事を口にすると、オリハもフラグめいた事を

続けて話し!…となるとそんなオリハの台詞にマサツグが怒り!…

余計な事を言うんじゃねぇ!とばかりにオリハを睨む!と、その表情を

青褪めさせる!…何ならこの時自身を落ち着かせる為かシロを抱き抱えて

小刻みに震えて見せると、シロもマサツグに抱き付き!…

そしてもはやお約束と言った様子でシロがマサツグを宥めに掛かり!…

そんなマサツグの隣ではくまさんも!…フィロを抱えて小刻みに震える様子を

露わにすると、二人揃って高所恐怖症!…安定のデバフ具合を見せて居た!…


__ガタガタガタガタ!!…ガタガタガタガタ!!…よしよぉ~し♪…


「ッ!……はあぁ~……こんな事で本当に大丈夫かなぁ?…」


__…ヴウウゥゥン!…ッ!…


「…動き出したみたいだね…

…頼むから向こうに着いたらちゃんとしてよ、兄さん?…


もはやこの揺れは二人が震えて居るからでは?と考えるのだが、

とにかくそんな二人の様子にオリハも呆れて溜息を吐き…

何なら頭も抱え出す始末であり!…この先本当に大丈夫なのか?と…

思わず疑問を感じて席に座る事無く立って居ると、

遂にロープウェイは動き出す!…それはマサツグ達を乗せて三合目へ!…

となると当然引き返す事等も勿論叶わず!…するとオリハも諦めた様子で

言葉を呟き!…マサツグにちゃんとする様に文句を言うと、

渋々席に座るのであった!…

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感想 63

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貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)

荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
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俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。 異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。 せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。 そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。 これは天啓か。 俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

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