517 / 944
-第六章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~霊峰ウルフハウリング・前編-
-第六章二十四節 七合目の洞窟とミノムシメンバーと寝起きのお約束?…-
しおりを挟むさて某・黄金三角形のゲーム宜しくな洞窟が出て来て、その洞窟の周りに
雪の塊や氷塊の一片等が散乱する中!…その洞窟の前では人狼二人!…
言い争いをする様な何とも緊張感の無い様子を見せて居た!…
そしてそんな様子を目の前にマサツグ達も戸惑った様子で固まって居ると、
思わず目をパチパチとさせて呆然とし…しかしいつまでも固まって居る訳には
行かない訳で!…次にはマサツグがハッとした様子で二人に声を掛けて行くと、
漸く話は前に進む!…
「……あのぅ…シルビィさん?…」
__ッ!…クルッ!…ニコッ!…
「…何でしょうか、マサツグ様?…」
「これは一体?…とにかく説明を頼む…」
この時これは何?と言った具合に恐る恐る声を掛けて行き!…
となるとシルビィもそのマサツグの呼ぶ声にハッとした様子で反応をすると、
次には身なりを整えて振り向き返事!…それこそマサツグに笑顔を見せ!…
まるで先程までのやり取りを無かった事にするかの様な切り替え様を
露わにすると、マサツグはそんなシルビィに更に戸惑いを!…
だがとにかく何をしたのか?について説明の求める!…
するとシルビィもその質問を受けてピクッと反応をして見せると、
言われた通りにその洞窟について説明を!…
「ッ!…あぁ、この洞窟ですか?…
この洞窟は休憩所兼女王様の居城への通り道でして…」
「ちがう、そうじゃない。
俺が聞きたいのはここまで来る道中…
何故この事を俺達に教えなかったのかって事だ。」
シルビィも何の説明もして居なかった事に自覚がある様子で…
そのマサツグの問い掛けに対してチラッと洞窟を見ながら
説明をしようとすると、マサツグは違う!と…
何なら某・曲のタイトルみたいな否定の言葉を口にして行き!…
そして頭に手を当て悩んだ具合に改めて一体何を聞きたいのか?に
ついて話をすると、シルビィも納得した様子で再度ピクッと
反応して見せる!…
「あぁ!…その事でしたら簡単に御座います…
…先程から風が強く…
もう少しで吹雪が来る予兆を感じていたので急いで居た次第に御座います…
…吹雪が来ると方向感覚を失い…この洞窟に辿り着くのが困難と判断した為…
簡単な説明だけとし…急ぎマサツグ様達をここへと案内したのです…」
「……それって移動しながらでも出来なかったのかな?…
移動道中説明が無くて色々と困惑したんだが?……」
改めてマサツグの質問を聞いた所でシルビィは簡単!と言って見せ…
その答えを口にするようチラッと天気を確認すると、次には風が強い!と…
そこからまた吹雪が来るであろう事を説明し出し!…
その吹雪が来る前に何とかここに連れて来たかった事をマサツグ達に
身振り手振りで話して行くと、マサツグ達は納得!…
しかしその一方でマサツグが苦言を漏らして見せる!…
するとシルビィもそんなマサツグの苦言に対して三度ピクッと反応すると、
途端に慌ててマサツグに謝り出し!…
「ッ!?…も、申し訳有りませんマサツグ様!!…
説明不足だという事は重々承知していたのですが!…
ここ七合目からは吹雪が来ますとみるみる体力が奪われ!…
最悪凍り漬けになるのです!!…
ですからこの馬鹿弟子に早く洞窟を開ける様に言ったのですが…」
「は…ははは!…もう何が何だか…」
「…どちらにしても説明はもう少し欲しかったかしら…
…でないとこれは驚く…」
「……常識に囚われてはいけないのだろうな…多分…」
説明が足りなかった事も重々承知!…しかしそれ程までに急いで居た事も
口にすると、とにかく腰を90度に曲げて謝罪を!…何なら洞窟の入口を
開けるのに手間取った事についても謝罪をし続け!…
その際やはりラグナスの事を馬鹿弟子!と言って当たりのキツイ様子も
露わにすると、その様子にモツも苦笑いをするしか無く!…
と、その隣ではアヤも言葉を漏らし!…
各々色々と戸惑った反応を見せて居ると、シルビィの警戒通りに
突如雲行きは怪しく!…山から吹き下ろす風も強くなる!…
__ビュオオオォォォォォォ!!!!…
「ッ!…さぁ、早く!…
ここは一度吹雪が来ると止むまで何者も住めない土地に変わる!…
極寒の魔の地に変わります!!…今日はここで休んだ後…
改めて女王様の居城へと案内致しますのでお急ぎを!!…」
「ッ!!…とにかく急いで皆避難!!…
もう縄は切っても解いても良いから洞窟へ!!…」
__おぉ(えぇ)!!…ザッザッザッザッ!!…
その山から吹き下ろす風は雪を巻き込み強くなると、まるでマサツグ達を
冷凍保存するかの様に冷たく襲い!…と、そんな様子にシルビィも急ぐ様に
言葉を口に!…まるでその厳しさを知って居る様に言葉を続け!…
マサツグ達もそれを聞いて何か嫌な予感を感じて行くと、
全員に言う通りに指示を出す!…すると各々今まで腰に括り付けていた
縄を切って行くと、一目散にそのポッカリと開いた洞窟の中へと駆け込み!…
しかしこの時くまさんとオリハは未だ動けず!…
そんな二人の様子にマサツグとモツ!…
更にはリーナが気が付いた様子で救助に向かうと、それぞれに肩を!…
__ガッ!!…ザッ!……ザッ!…ザッ!……ザッ!…
「さぁ立つんだオリハ!!…傷はまだ浅いぞ!!」
「……ベ、別に負傷した訳じゃないんだけど…」
リーナはTP切れを起こしているオリハに肩を!…それはまるで負傷兵を
抱える様にオリハの体を運び!…何なら場面もそんな構図を想定して居るのか?…
オリハに傷は浅い!と…言われた本人も息を切らしながら小さくツッコミを
入れて行くと、何とかリーナと共に洞窟へ!…避難を完了させて行く!…
そしてマサツグとモツの二人はと言うと、その場でへたり込むくまさんを
両脇から支えては急ぎ洞窟へ向かい歩き!…
「行くぞモツせ~の!!…くまさんほら頑張って!!…
ほらあんよが上手!!…あんよが上手!!!…」
「…ま~ちゃん♪……後でシバく!!…」
「…今はそれ所ではないと思うが!?…」
この時まるでそのへたり込んで居たくまさんを子供扱い!…
マサツグがくまさんを囃し立て!…一応頑張れ!とばかりに声を掛けると、
その扱いが気に喰わなかった様子でくまさんが怒り!…後で覚えてろよ?と
ばかりに言葉を呟く!…そしてそんな事を言うくまさんに対してマサツグも
慌てた様子でツッコミを入れると、とにかく洞窟へと急ぎ!…
そうして何とかくまさんの回収にも成功すると、次のコマと言うかマサツグの
頭にたん瘤が…有言実行!とばかりにくまさんは拳骨を食らわして行く!…
尚マサツグも頭を抱えて蹲り!…それを見てシロとフィロがくまさんに恐怖!…
同時にマサツグの心配をして見せると、その日の移動を終えて行く!…
さて洞窟内でまた1日野営をする様に準備をすると、マサツグ達はログアウト…
そして何事もなく次の日を迎え!…
マサツグもいつも通りにログインすると、そこでとある光景を目にして行く!…
「……ん?……ここは?…
…って確か七合目の洞窟だったか………ッ!!…」
__ガッキイイイィィィン!!!……
「……さすが霊峰と言うか何と言うか…
シルビィが言って居た理由が分かったわ…」
マサツグがゲームにログインして目を覚ますと、まず目に入って来た光景と言うのは
自分達が入って来た筈の洞窟の入り口で!…と言うのもたった一晩でその入り口には
分厚い氷の壁を生成されて有り!…洞窟の入り口を塞いである意味防寒の役割を
担って行くが、それでも洞窟内は氷室状態と化し!…冷たい空気を漂わせていた!…
となると外はここ以上に更にヤバい事になって居るのか?と考えると、
思わずゾッとしてしまい!…と、そんな事を考えて居ると目の前に…
これまたいつものお約束が表示されると、マサツグもそれに目を通す!…
------------------------------------------------------------------------------
「霊峰ウルフハウリング・七合目 オオカミの喉元 狼王城の螺旋階段」
霊峰ウルフハウリングの七合目・言い伝えられている霊峰の図で言うと喉元の
部分に有り、分厚い氷の壁で入り口が塞がれている洞窟。まずこの道を知って
いる者は居らず、居たとしてもこの氷の壁を突破する方法が無い限りはは
入れない。仮に入れたとしても次にはまた氷の壁で塞がれる為、準備も
無く入った者はそのまま閉じ込められる事になる。洞窟内は誰かが人工的に
整備したのか螺旋状の道が用意されており、その道は洞窟の上へと続いて
いる。まるで洞窟に入った者を歓迎するかのように…
------------------------------------------------------------------------------
「…とにかくこれであの壁が一晩で出来た理由がよく分かった…
…で?…この状況は?…」
そこにはあの氷の壁の事とこの洞窟の事が書かれてあり、
何の手段も無く入ったら一方通行になる事が説明文として
記載されて有って!…そしてその紹介文を一通り読んだ所で
マサツグは戸惑った表情を!…シルビィが言って居た通り!…
どれだけあの吹雪がヤバいのか?を改めて理解して行くと、
次には自身の周りに目を向け始める!…
その際溜息交じりに言葉を零すと、もはや呆れるを通り越して苦笑い…
と言うのもそこにはミノムシ達がゴロゴロ!…マサツグの辺りには
頭から毛布を被り眠りこけるアヤやフィロと言った面々が居り!…
それは洞窟の壁にもたれ掛かったり地面に転がって居たりと様々!…
多種多様?の眠っている様子が広がりモゾモゾとして居ると、
更に目を引くのは洞窟中央!…
洞窟の中心では焚き火の番をしているのか?…
まるで某・篝火ダークファンタジー宜しくラグナスが胡坐を掻きながら
眠って居ると、耳をピクピクとさせていた!…
__パチッ!…パチッ!……ピクピク!…
「……ぷっ!…ッ~~~!!!…クックック!!…
…エ○ト瓶の補充も大丈夫そうだな?…」
__ピクッ!…プルルル!…ニョキィ~~!……
「……ん~~?…ご主人様~?…
おはようごじゃいましゅぅ~……」
その耳をピコピコと動かして居る事にも思わず笑ってしまうのだが!…
何よりBONFIRE LIT…と、表記されそうな様子にマサツグは噴出すと
堪えられず!…その際その様子にちなんで思わず言葉を!…
準備が出来て居そうである事を口にすると、次にはその声に反応してか
シロが起床!…眠い目を擦りながら徐々にニョキ~っと伸びて来る!…
その際シロはいつ潜り込んで来たのかマサツグの毛布の中から
生えてくると、マサツグに朝の挨拶を口にし!…
と、その様子にマサツグも若干驚きを露わに!…
それがきっかけで完全に目を覚ました様子で目を見開くと、
今度は徐々に落ち着き始める!…
「…ッ!!……ッ…いつの間に潜り込んで来たんだ?…このやんちゃ娘?…」
__むにむに!…むにむに!…
「ッ!…んん~!!…んん~!…
ご、ごひゅひんひゃまがねむいはひめはほろに~…」
__ハタハタハタハタ!…グイグイ!!…グイグイ~~!!…
その際生えて来たシロに微笑み掛けながら両手をシロの両頬に持って行くと、
次にはシロの両頬を軽く揉み出し!…と、同時にいつ潜り込んで来たのか?を
尋ね始め!…その質問に対してシロも無抵抗ながらに揉まれ続けると、
喋り難そうに返事をする…この時満更でも無い様子で毛布の中ながら尻尾を振ると、
もっとして欲しい!とばかりに頬を差し出し!…朝から甘々の様子を全開に!…
自身から頬を揉まれに来るシロを見てマサツグもピクッと反応すると、
期待に答えるよう揉み続ける!…
「ッ!…この甘えた娘は!…」
__むにむに!!…むにむに!!…
「んん~!…ッ~~~♪…」
この時マサツグも愛くるしい!とばかりに言葉を漏らし、シロも至福!とばかりに
黙って頬を揉まれ続け!…依然として朝から熱々の雰囲気を全面に!…
するとそんな熱気に当てられてか!…徐々に他のミノムシ達にもチラホラと
目が覚めた様な動きが見れると、次には各々が目を覚ます!…
その際毛布に包まりながら大きく伸びをする素振りをして見せると、
マサツグとシロの様子にも気が付いた様子で目をショボショボとさせ…
__ゴソゴソ…ゴソゴソ…
「…ん~……ふぁ…あぁ~…おはよ~…」
「ッ!…おはよう……」
「…おはよ~……あぁ…なのじゃ…」
眠い目を擦りながら欠伸をして見せ!…その際やはり眠り辛かったのか
そんな反応を露わにすると、寝惚けながらにマサツグへ挨拶をする!…
となると挨拶をされた事でマサツグもその起きたアヤ達に返事をする!…
この時依然としてシロのほっぺをムニムニすると、シロもシロでずっと
抵抗なく揉まれ続け!…と、遅れてフィロも寝惚け眼ながらに挨拶をし始め!…
するとここで起きた際にズルッ!と…動いたせいかアヤ達が着込んで居た
毛布がスルリと開ける事になると、一気にその身が外気に晒され!…
となると途端にアヤやフィロにリーナはカッ!と…
目を見開くなりその寒さからか声を揃えて悲鳴?を挙げる…
「「「ッ!?!?…さっぶ!!!」」」×3
__ビクッ!!!…ババッ!!…
「な、何ですか!?…敵襲ですか!?…
…って、あれ?…何も…居ない?…」
鎧やコートと着込んだ上で毛布を着て寝ていたアヤ・リーナ・フィロの
三人であったが、毛布が開けた瞬間寒い!と叫び…
となるとまた毛布で身を包んではまたミノムシ状態になって行き!…
ここは五合目の時とは全然違う!と言った様子で震えて見せると、
その様子にマサツグも苦笑い!…
と、同時にラグナスが慌てて飛び起きて見せる!…
その際バッ!と立ち上がって辺りに警戒をして行くと、
敵襲と誤解をした様子で!…しかし幾ら見回した所で敵は無く!…
余計にラグナスがヘ?とばかりに戸惑って居ると、
次にはモツ達も目を覚ます!…
「……うぅ~ん…何だか騒がしいな…って、如何言う状況?…」
モツ達も眠い目を擦りながら体を起こすと、その周りの様子に若干戸惑い!…
と言うのもそこにはミノムシがゴロゴロと転がっていて、そして更には慌てる
ラグナスの姿がそこにあり!…と、とにかくそれぞれが異なった様子が広がり!…
推察しようにも何が如何なってこうなったのか?…とにかく状況が理解出来ず!…
一人言葉を漏らしながらそれでも寝起きの頭で状況を整理しよう!とし始めると、
一方でオリハはもはや考える事を放棄!…素直にマサツグへ訳を尋ねる!…
「…目を覚まして開口一番に言うのもなんだけど…兄さん…事情説明を求む…」
「豪い慌ててる様にも見えるし…毛布に包まって震えとる?…」
「…朝から大騒ぎやねぇ~?……zzz」
完全に寝惚け切っている様子でマサツグに言葉を…そしてマサキも大体オリハと
一緒のタイミングで起きて来ると、ミノムシが転がっている様子に首を傾げ!…
最後にくまさんも起床し始め!…やはり未だ眠そうな様子でただ自身の思った事を
口にすると、さも物音で起きた様な感じで言葉を呟く!…
そして洞窟内が色々と騒がしくなって来た所で漸く全員が起床して行くと、
ここでふとマサツグが全体を見回した所でハッとある事に気が付き…
「……あれ?…シルビィは?…」
「え?…」
「いや…何処を見てもシルビィの姿が無くて…
…確か最後に見たのは俺の隣…でも見た所で居ないし…
もっと言うとその姿形すらない……どうして?…」
この時マサツグが気付いた事と言うのはシルビィが居ないと言う事で、
幾らどんなに辺りを見回した所でその姿は何処にもなく…
となるとそんなマサツグの言葉にモツも疑問を覚えた様子で反応して見せ!…
同じ様に洞窟全体を見回して行くのだが、やはりその姿を捉える事は無く…
まるで何処かに潜伏されて居る様な違和感を覚える!…そしてマサツグも
最後にログアウトする前の事を思い出すと、その記憶を辿る様に視線を
辺りに動かして行くのだが!…やはりどんなに辺りを見た所で姿は無く!…
マサツグもこれには如何して?と言った様子で立ち上がると、
とりあえず自身が着込んで居た毛布をシロに…
頭から被せて徐に探す意欲を露わにする!…
__……スック!…バフッ!…ふぁさ!…
「ッ!!……ン~…ぷあ!!…ご主人様?…」
「…争った形跡とかは無いから闇討ちに遭ったとは考えられない……
でも最後にシルビィを確認した所には毛布が畳まれた状態で置かれているし…」
この時突如頭から毛布を掛けられた事でシロがピクッと反応すると、
今度は藻掻く様にして頭を出し…そして立ち上がって辺りを見回す
マサツグを見詰め!…不思議そうに何か有ったのか?について尋ねる様に
マサツグを呼ぶと、一方ではマサツグが冷静に!…
辺りの状況を探る様に観察をし出す!…その際シルビィが着込んで居た筈の
毛布を見つけて状態を確認して行くと、綺麗に折り畳まれて置かれてある事から
争い等が有った訳ではない!と推察をし…となるとマサツグは身震い一つせずに
移動を開始!…するとそんなマサツグの様子にアヤやリーナがギョッとして見せ!…
次には戸惑った様子で言葉を各々零して行くと、とにかく有り得ない!と言った
反応を見せる!…
「うぅ~……ッ!?…えっ!?…嘘!?…
マ、マサツグ!…寒くないの!?…」
「ッ!?…そんな馬鹿な!?…
私も寒さには強い方だと思っていたのにこの様だぞ!?…
それも震え一つ無いなんて!?…」
「え?…いや別にこのくらい…」
二人は未だミノムシ状態から卒業できない様子で身を震わせ!…
そして思った事を各々口にして行くと、マサツグもそんな事を言われて戸惑い…
しかし現に何ともない事からマサツグは返事!…その際この寒さをこれ位?と
言ってさも大した事が無い様に言って見せると、その言葉を聞いてアヤとリーナは
更に吃驚!…思わず固まる様なそんな反応を露わにする!…
そしてそんな表情を見せて来る二人に対してマサツグも更に戸惑ったよう
固まって居ると、次にはそのマサツグの足元に一匹のミノムシが…
__ずるずる…ずるずる…ッ!……ッ?…
「の、のぅマサツグ?…
お主はこの寒さ…何とも無いのかや?…」
「え?……んん~…まぁ、寒く無いと言えば嘘になるが…
そこまで寒くは無いかね?…俺一応熱がりだし。」
「ッ!?…あ、熱がりで片付けられる寒さでは無いと思うのじゃが……」
「あはははは…」
そのミノムシからは狐耳が…
その際マサツグに縋る様にして本当に大丈夫なのか?と質問をすると、
マサツグは戸惑いながらも再び返事!…その理由に暑がりである事を口にする!…
この時その寒さに強い理由に対してただの暑がりだからで纏めると、
当然その言い分にフィロは戸惑い!…到底片付けられる言葉では無い!と
漏らして行き!…やはり寒そうに毛布を頭から被って見せると、
そんなマサツグに対して行動を!…何を思ったのかマサツグで暖を取ろうとする!…
「……まぁ良い…では少々失礼して…」
__…ぎゅっ!……
「っ!!…おぉ!!…ぬっくい!…ぬっくいのじゃ!!」
「ッ!?…ちょ!?…ちょっとフィロさん!?……
ストップ、スト~ップ!…そこは色々と不味いから!!…」
「ッ!!…ああああ~~~~~~!!!!」
それこそマサツグの体にしがみ付くとフィロノムシはヨジヨジ!と…
張り付き抱き付いては湯たんぽ代わりに暖を取り!…と、マサツグの言い分も
分かるのか温い!と言って喜び!…マサツグもそんなフィロノムシを相手に!…
何なら幼女らしからぬ部分が当たって思わず動揺をしてしまうと、
フィロノムシに待った!を掛けて行く!…
しかしフィロノムシはマサツグに待った!を掛けられた所で離れる事は無く、
マサツグにしがみ付いて更に押し当て!…その押し当てている場所と言うのも
非常に場所が悪い訳で!…更にマサツグも動揺!…何ならその様子にシロも
良しとしない様子で反応すると、毛布から脱皮!…尻尾と耳を逆立てて見せる!…
そして顔をムッとさせるなりそのフィロノムシに近づいて行くと、
文句の言葉を口に!…
「何をしてるですかフィロ!!…
今すぐご主人様から離れて下さい!!!」
「んん~…♥…嫌なのじゃ~♥…
洞窟の中はこんなに寒いのじゃ…離れはせん♥…」
「ッ!!…むぅ~~!!!」
__テテテテッ!…ガッ!…むい~~~!!!…
「離れるったら離れるです!!!…
体を動かせば寒さなんて気になら無くなるのです!!!」
この時フィロノムシは両腕でマサツグの臀部をガッチリホールド!…
するとそれが許せないのかシロはキャンキャン!と吠えて見せ!…
が、幾ら吠えた所でフィロノムシは一向に離れず!…
寧ろもっと堪能したい♥とばかりに今度はマサツグの腹部に
擦り寄って見せると、離れない!と零して行く!…
するとそのフィロの言葉に更にプクッと膨れて見せると、強硬手段に!…
と言うのも張り付くフィロノムシの背後に回り!…
そしてフィロノムシのお尻にスッと手を伸ばして行くと、
思いっきりそのお尻を引っ張り!…
無理やりにでも引き剥がそうとして見せる!…
するとお尻を引っ張られた事でフィロもピクッと反応すると、
次には困惑の悲鳴を!…
「ッ!?…にょわあああぁぁぁぁ~~~!!!…こ、これ白いの!!!…
し、尻を!!!…乙女の尻を思いっきり引っ張るでない!!!…
ふ、ふんにゅ~~~!!!……し、しかし!!…
この千載一遇のチャンスを逃すのはわっちとしても遺憾!!!…
こうなれば根競べとしてくれようぞおおぉぉぉぉぉ~~~!!!!」
フィロの弱点はお尻なのか?…この時今までに聞いた事のない悲鳴を口に!…
そしてシロに対して文句を漏らし!…お尻が駄目である事を訴えるのだが、
シロは御構い無しに大根抜き状態!…
顔を真っ赤にしてフィロを引き剥がそうと必死になる!…
するとフィロもそんなシロの必死の抵抗に対してギュッと歯を食い縛って
見せると、次にはこっちも!とばかりに抵抗の意思を!…
と言うのもフィロは離れまい!と言った鉄の意思を見せる様に、
両足でも更にマサツグの膝をカニ挟みで締め付け!…
もう一つオマケで更に両手でも思いっきりお尻をグワシッ!と掴むと、
中々にヤバい状態へとなって行く!…
「ッ!!!…本性を現しましたね女狐!!!…
ご主人様はシロが守ります!!!!」
「…本性に関してはずっと前から駄々漏れだった様な気がするが?……
…ッ!?…ととッ!!…
…って、そんなツッコミを入れてる場合じゃなかった!…
コラ、シロとフィロ止めなさい!!…このままだと倒れるだろ!?…」
そのフィロの本気の抵抗にシロもハッと反応すると、次には続けてヤキモチ?を
思いっきり露わに!…その際フィロをまるで害虫と見ている様で!…
謎の使命感を燃やす様にして更にフィロのお尻を引っ張って見せると、
フィロもフィロで歯を食い縛って抵抗!…もはや本当に根競べと化して行く!…
そんな中マサツグもシロの言葉に対してツッコミを入れると、徐々にバランスが
取れなくなって来た様子で!…抵抗出来ないままにフラフラとし出し!…
その有様にマサツグもヤバい!と感じた様子で注意をするが、
肝心に二人は御構い無し!…そして遂に事件が起きてしまう!…
__グラッ!…
「ッ!?…わ!…わ!?…わぁ!?!?…」
「ッ!?…きゃあ!!」
__ドタ~ン!!!…
「ぷぎゅる!!!…」
遂に耐え切れなくなった様子でマサツグ転倒!…その際慌てた声を出しながら
腕を振り回し!…何なら倒れる方向にはシロとフィロがくっ付いて居る様な
状態であり…勿論潰さない様にと最後まで抵抗!…しかし耐え切れない様子で
やはりそのまま押し潰す様な形で倒れてしまうと、せめても!とばかりに腕を!…
何とか地面と胸の間で空間を作ろうとして見せる!…
すると次にはその肝心のシロとフィロから軽い悲鳴を上がって行く、
慌しい物音を立て!…
「いたたたた……シロ?…フィロ?…大丈夫か?…」
「は、はい!?…大丈夫なのです?…」
「…ッ?…大丈夫なのです?…何故に疑問系?…」
この時マサツグの作戦は功を奏したのか、シロはマサツグの目の前に!…
その際ビクッとした様子でシロは耳をピンとさせるとマサツグを見詰め!…
マサツグの質問に対して何故か声が裏返った様子を露わにすると、
自身の胸の前で祈る様に両手を組み!…まるで壁ドンならぬ床ドンを
決められた状態で固まって居た!…この時その肝心シロはと言うと、
まるで乙女になったよう頬を染めては困惑した様子で微動だにせず!…
__……ポッ♥…
「……あれ?…シロ?…」
「ッ!!…は…はいです!!…大丈夫!…です!……♥…」
「……ッ?」
ポォ~っと憧れて居た様子でマサツグを見詰め!…マサツグもそんな今までに
見た事が無いシロの反応に若干戸惑うと、再度名前を呼んで見せ!…
するとシロは名前を呼ばれた事でハッと慌て!…次には慌てた様子のまま
マサツグに大丈夫!と返事をするが、それも何処かたどたどしいまま…
やはり乙女の様子で固まって居た!…となるとこの鈍感男としても違う方に
心配を固めてしまうと、更に顔を近付けシロを心配!…
「シロ?…やっぱりどうかし…いや、今はとにかく体を起こそ…」
__ぐにっ!…
「……ぐに?…」
それこそ幼女相手に迫る様に!…するとシロも更にビクッとした様子で
反応をすると、何かを期待した様子でスッと目を閉じ!…
が、当然そんな展開に発展する事など勿論無く!…
次にはマサツグがその下半身に違和感をふと覚えて行くと、
ピタッと動きと止め!…そしてその違和感の正体に視線を向ける!…
するとそこには未だ鉄の意思を見せる様にフィロの姿がそこに在り!…
マサツグの足に張り付いたまま後頭部に大きなたん瘤をこさえ!…
「のじゃ~~~……」
「ちょ!!…フィロ!?…」
「絶対に……離れんのじゃ~~…」
「……伸びて尚この意志の固さ!…
もはや呆れを通り越して賞賛モンだな…
…よっと!!…」
如何やら見るにマサツグに押しつぶされて地面にも頭をぶつけた様子!…
故に目を回して伸びた様子で言葉を漏らし…しかしそれでも尚絶対に離れない!と
言った意思を見せ!…気絶して居るにも関わらずその根性を見せる様に
しがみ続けるとマサツグも驚いた様子!…戸惑った具合に言葉を零す!…
するとそんなマサツグの言葉に反応してか、フィロも更に言葉を漏らし!…
と、その言葉からも鉄の意思が感じられ!…
マサツグもそんな様子を呆れを通り越して感心を覚えたよう漏らして行くと、
何とか腕の力だけで復帰!…フィロの介抱をするのであった!…
0
あなたにおすすめの小説
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
俺の召喚獣だけレベルアップする
摂政
ファンタジー
【第10章、始動!!】ダンジョンが現れた、現代社会のお話
主人公の冴島渉は、友人の誘いに乗って、冒険者登録を行った
しかし、彼が神から与えられたのは、一生レベルアップしない召喚獣を用いて戦う【召喚士】という力だった
それでも、渉は召喚獣を使って、見事、ダンジョンのボスを撃破する
そして、彼が得たのは----召喚獣をレベルアップさせる能力だった
この世界で唯一、召喚獣をレベルアップさせられる渉
神から与えられた制約で、人間とパーティーを組めない彼は、誰にも知られることがないまま、どんどん強くなっていく……
※召喚獣や魔物などについて、『おーぷん2ちゃんねる:にゅー速VIP』にて『おーぷん民でまじめにファンタジー世界を作ろう』で作られた世界観……というか、モンスターを一部使用して書きました!!
内容を纏めたwikiもありますので、お暇な時に一読していただければ更に楽しめるかもしれません?
https://www65.atwiki.jp/opfan/pages/1.html
『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる
暁刀魚
ファンタジー
社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。
なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。
食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。
そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」
コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。
かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。
もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。
なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。
カクヨム様にも投稿しています。
収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~
エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます!
2000年代初頭。
突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。
しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。
人類とダンジョンが共存して数十年。
元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。
なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。
これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。
【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?
嘉神かろ
ファンタジー
【Hotランキング3位】
ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。
見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。
大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!
神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。
「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる