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-第六章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~霊峰ウルフハウリング・前編-
-第六章三十六節 湧き上がる疑問と狐の年齢と短い不仲-
しおりを挟む__ふぁさぁ…
{……よし、取り合えずはこれで良い…}
さて一応突然の体調不良と言う事で倒れたシロを抱えたマサツグは
自分達が泊まった大部屋へ!…そこでシロをベッドに寝かせて安静にさせると、
シロの看病に当たり始める!…
この時も上布団を掛けてシロに他の異常が無い事を確認して行くと、
マサツグもホッと安堵した様子で一息吐き…が、これだけでは終わらず!…
次に何故この様な事態になってしまったのか?について考え出すと、
同時に色々な事も思い出す!…その際フィロから聞いた話では
ハティビィエールが何か憎しみを持った表情をして居たと話しており、
その他にも何かを企んで居る様に見えるマグダラス等!…
とにかく色々と不穏で有り!…
マサツグもこの事態について違う不信感を募らせて行くと、
シロの寝顔を見詰め続ける!…
__ギシィ………ッ…
{…一応女王様がこの件を他の面々にも伝えると言っていたが…
この城はどうも可笑しい気がする……今までと違う何か…
歯車が噛み合っていない何かが…ある様な気がする…}
__サラァ…なでなで…なでなで…
{今までの所でも確かに色々と面倒事は有ったが…
特にここは可笑しく思える!…
ハティビィエールが異様なまでに大人し過ぎる気がする!!…
…シルビィからはシロとハティビィエールが双子って事を聞いたが…
それにしても明らかなまでに性格の落差が有るよな?…
確かに双子だと性格が違うだとか普通に聞く話では有る!…
けどあれじゃあまるで自分から心を閉ざしている様にしか見えない!…
…何か感情を制御する様なきっかけでも有ったのか?…
…ッ!…それにフィロが言っていた…
憎しみを感じられると言って居た件についてもそうだ…
シロを見て憎しみを抱く?…これって何かシロに対して…
コンプレックスか何かが有るって事なんじゃ?…
だとしたら何でシロに?…俺やアヤ…モツにオリハ…他にも居るのにシロだけ…
まだ出会ってから間もない筈なのに?…}
近くに有った椅子に腰掛けシロの寝顔を見詰めつつ…
ふと思い立った様に事柄を思い返し始めると、その違和感の正体について考察を…
何なら自身の手をシロの頭の上に置いて行く!…
そして起こさない程度に頭を撫でながらまず違和感を感じた事を
一つ一つ思い出すと、まずはハティビィエールの事が気になり!…
と言うのもあの落ち着き様に不自然さを感じ!…
そのシロとの性格の違いについてこれは何?と…
何か強いられて居る?或いは自分からそうして居る様に感じられると、
益々違和感を覚えてしまう!…
幾ら大人しい子とは言え少なからず年相応な部分がある筈なのだが、
ハティビィエールからは感じられず…と、考える内にフィロの言葉も思い出し!…
出会って間もないシロに憎しみを持った事についても悩んで行くと、
更に別の事でも疑問を…
{…それにマグダラスや女王……幾らシロを奪還する為とは言え…
何であんな手の込んだバレバレの芝居を俺達に?…
女王も霊廟に引き篭もって居たって言うけど…
娘を置いて引き篭もる理由ってのは?…
…それにシルビィが俺達より先に城へ戻っては城に居る連中の事を…
まるで死人の様だったって…けどいざ着てみればそんな面影も感じられない…
ちゃんと近衛兵も従者らしき人狼達の目にも輝きがあった!…
…シルビィが俺達に嘘を言う理由は無い筈!…一体何が?…}
__うぅ~ん……うぅ~ん…
と言うのも次にマサツグが疑問を持った事と言うのはマグダラスや
女王の事についてであり!…勿論何か間違って居ると言う訳では無いのだが、
奪還するにしても易い芝居!と…
まるで奪還とは別に裏があった様に感じられた一方!…
女王についてもふと理解の出来ない疑問を感じてしまうと、
更にマサツグを悩ませる事に!…
その際マサツグはシロを見下ろす様にして膝に左片肘を突いて行き!…
それを支点に自身の顎を手の上に乗せると、しかめっ面で唸り出す!…
宛ら某・有名彫刻の様に固まってしまうと、
更にその疑問を感じた事について色々と思考!…
が、幾ら考えた所で憶測の域を出る事は決してなく!…
ただ部屋の中にそのマサツグの唸り声だけが木霊すると、
次には会議室から乱闘を終えて来たのか?…フィロとパルシィが戻って来る!…
「…何じゃ?…この獣の様な声は?…
若干マサツグの声にも似ている様な気もするが……」
「おい!…これで終わったと思うなよ玉藻の前!…
あのパロスペシャルさえなければ今頃お前を!!…」
「ッ!!…やっかましいのじゃ!!…
あの戦いはわっちの勝ち!!…勝ちは勝ちなのじゃ!!!…
…白いのとの取っ組み合いで習得しといて正解じゃった!…」
__カラン…コロン…
「お~い、マサツグ~~!!…シロの奴と再会出来たか~?…
…ってこの唸り声はマサツグじゃったか……ふぅ…通りで聞き覚えが有ると…
…ッ!…やはり何か有ったのじゃな?…」
この時フィロはその聞こえてくる唸り声に若干の戸惑いを!…
何ならまだマサツグのモノとは気付いて居ない様であり…
と、その一方でパルシィは如何やら負けた様子で
フィロに文句を漏らし続け!…
まだ認めない!とばかりにフィロに向かって吠えて見せると、
フィロもフィロで文句を口に!…
その際ある意味でシロのお陰である様に言葉を漏らす!…
そして辺りを見回しマサツグが悩んで居る様子を見つけて行くと、
その唸り声の正体についても漸く理解!…
となると次にその唸るマサツグに声を掛け出し!…
同時に近付きシロがベッドの上で横になって居る姿を見つけて行くと、
直ぐにふと…何か有った事を理解する!…
そして更にマサツグ達の方へと近付いて行くと、マサツグの足を軽く叩き…
「……一体何が有ったのじゃ?…マサツグ?…」
「うぅ~ん……ん?…あれ?…フィロにパルシィ…いつの間に?…
モツ達と一緒に城の見学に行ったのかと思っていたが…」
「ついさっきじゃ!…それに行く訳無いじゃろ?…
城なんぞに興味はないし…こ奴と揉めておったからな?…
…して?…容態は?…」
当然この状態についてフィロはマサツグに質問を!…
するとフィロが声を掛けてから数秒の唸り声が続いて行くが、
マサツグもふと気が付いた様子でハッと頭を上げ!…
と、次には振り向いてフィロとパルシィの姿を見つけ!…
いつの間に戻って来たのか?と声を変えると、
フィロは若干ボロボロの様子で返事!…
呆れた具合に更に続ける!…
そしてフィロ自身も心配をした様子でスッと真剣な表情を浮かべて見せると、
次にはシロの容態について質問を!…
その際そのフィロの隣では不貞腐れた様子のパルシィが…
まだ納得が行かないのか腕を組みそっぽを向く反応を見せて居ると、
マサツグもマサツグで戸惑い気味に返事…シロの容態について話して行く!…
「ッ!…あ、あぁ大丈夫…怪我とかも無いし…
ただここまで来た過労で倒れたんだと思う…
廊下で倒れているのをハティビィエールが見つけてくれて…」
__ピクッ!……
「特に命に別状は無いし……何も問題は無い…」
マサツグはこの時薄々理解して居ながらも問題が起きないよう、
わざとフィロとパルシィに嘘の説明を!…
と言うのももしこれでフィロが怒りを覚えたならば、ハティビィエールに危害を!…
何ならここで全面戦争をする破目になる事を当然恐れ!…
それとなく回避する方向に無理のない嘘を口にしたつもりなのだが、
ハティビィエールの名前が出るとフィロは耳をピクッ!と…
そしてマサツグの目をジッと見る!…
そして次にまた呆れた具合に溜息を吐くと、マサツグを指差しては一言!…
「……はあぁ~~…マサツグ…それは嘘じゃな!…」
「ッ!…え?…」
「わっちら魔王相手に嘘を吐こうとしたその勇気は買うが…
その嘘が通じねば意味が無いぞ?…
何せこっちも伊達に修羅場は潜って居らんからのぉ?…」
「……ふぅ…」
フィロは自信満々に笑みを浮かべると嘘つき!と言葉を!…
となるとそのフィロの言葉にマサツグも一瞬戸惑う始末で!…
目をパチパチとさせながらフィロの事をジッと見詰めるそんな反応を見せて居ると、
更にフィロは不敵に笑う!…それこそ考えて居る事はマルッとお見通し!とばかりに
得意げに笑みを浮かべて見せると、自分達に嘘は通じない!と…
何ならもはや耐性?みたいなモノがある様で…
その考えを汲んだ上でマサツグに無駄である事を話して行くと、
パルシィも分かって居た様子で軽く溜息…呆れた反応を露わにする!…
その際城の中は意外と暖かいと言うのに目の前でホワイトブレスを吐いて見せると、
それは霧散してキラキラと輝き…
と、得意げな様子を見せるフィロにマサツグもふと…
目を閉じ何かを諦めるそんな反応をその光景を露わにすると、
更に言葉も口にする!…
「……やっぱり?…」
「まぁの?…伊達にマサツグ達よりも長くは…」
「そうだな?…軽く計算してもマサツグが百年生きたとして……
40回位は転生している計算になるからな?…」
__ピシッ!!!…
マサツグは嘘がバレた事に対してもはや取り繕う事も諦めて見せると、
薄々分かって居た様子で本音を…
と、そんなマサツグの諦めの言葉に対してフィロも得意げ!…
まるでドヤる様にそのご自慢の胸を張って見せるそんな態度を露わにすると、
更に自慢をする様に言葉を口に!…とは行かず!…
そんなフィロの言葉を遮る様に!…
パルシィがフィロの禁忌に触れて行くと、トンデモナイ暴露を口にする!…
何なら簡易的に分かり易くその年齢の計算までして見せると、
フィロとマサツグが思わず笑顔で固まり!…
「え?……」
「お前はそんな大年増を通り越した生ける化石に惚れられたのだ。
な?…ある意味凄いだろ?…私がお前に興味を持つのも分かるだろ?…」
__……ぷる…ぷるぷる!…ぷるぷるぷるぷる!…カッ!!!…
マサツグは思わず計算した様子で言葉を零し!…
その一方でパルシィは畳み掛ける様にマサツグへ興味が沸いた理由を口にすると、
一切悪びれる様子も無くフィロの事を化石!と…
何ならその話をされたフィロはと言うと固まっており!…
同時に何か怒りを覚える様な!…
時が経つに連れ徐々にその身をプルプルと小刻みに痙攣させるそんな反応を
露わにすると、次には覚醒!…鬼の様な形相でパルシィを睨み!…
恨みの籠った重い怨嗟の言葉を吐き出し始めると、部屋一杯に妖気を!…
同時に不穏な空気も溢れさせる!…
「ぱあぁぁるうぅぅしいぃぃ~~!!!…
きいぃぃさあぁぁまあああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「…ッ?…何をそんなに怒っている?…本当の事ではないか?…
それに婚姻届を役所に出す時に嫌でもその年齢はバレると思うが?…」
「そう言う問題では無いわあぁぁ!!!!!…
…えぇ~~いい、口惜しやあぁぁ!!!!…
この小娘は一体何所までわっちの邪魔をすれば気が済むのじゃあぁぁ!!!!…
いっそ本当に貴様をこの山ごと灰燼に帰してやろうかああぁぁぁ!!!!!」
「ッ!…フッ!!……出来るものならやって見るが良いさ!!!…
但し消えるのはお前かもしれんがな!!」
今はロリ巨乳の小娘狐なのだが、パルシィを威圧するその姿はまさに元の名に
恥じない大妖怪と化して行き!…
今までに見た事の無い表情で怒り狂うフィロの背後からはまるで一つ一つが
意思を持っているかの様!…尻尾がウネウネと蠢く様に踊り動き!…
宛らそれは動きも相まってか八岐大蛇の如く見え始め!…
おどろおどろしい雰囲気と相まって何か本当にその様な姿形にも見えて来ると、
更に恐怖を振り撒いて見せる!…
そして未だ止まらない怨嗟の言葉にマサツグも戸惑った反応を見える一方!…
パルシィは涼しい顔で何とも思っても居ない様子で!…
何なら先程のリベンジマッチ!と言わんばかりに!…
静かに闘志を漲らせるそんな様子を露わにすると、マサツグが慌てて止めに入る!…
「ちょちょちょ!!…ちょっと待て!!!…
ここには病人が居るんだから暴れるんじゃねぇ!!!!…
それにこの山を灰燼に帰すって俺達まで始末する気か!!!」
「安心するのじゃマサツグ~!!!…
こやつだけをこの世から屠ればわっちの気も治まるゆえな~!!!…
しばしの辛抱じゃ~!!!!…くふふふふふ!!!!」
「だああぁぁぁぁ!!!!…そう言う問題じゃねえ!!!!…
…ったく!!!…面倒事がどんどんゴロゴロと転がって来やがる!?…
何でいっつも!!!…本当に如何してこうなる!?!?…」
それこそシロが寝込んで居る事を挙げて慌てて止めに入って行くと、
そのフィロの怒り具合からか本当にするのでは!?と慌て続け!…
何なら自分達にも被害が来る!と…
とにかくフィロに落ち着くよう声を掛け続けて行くのだが、
フィロは一向に止まらない!…
もはやパルシィをこの世から消す事しか考えて居ない様子で妖気を放つ!…
何ならその会話もちゃんと出来て居るかが不安になるレベルの荒れ様であり、
マサツグもそんなフィロを前に思考を放棄したくなる始末で!…
が、勿論の事ながらそうは行かず!…
ここでマサツグが頭の中で状況整理をし始めると、ふと頭の中である賭けを!…
{……単純にフィロさえ落ち着かせる事さえ出来ればこの事態は収拾する!!…
…てか、フィロも何で年齢なんか気にするんだ!?…
自分が惚れたらそれで良い筈なのに!!……って、そうか!!…}
「フィロオォ!!!」
「のじゃあああぁぁぁ!?!?」
「言っとくが俺は年齢なんかは気にし無いタイプだから!!!…
今すぐ落ち着け!!!」
と言うのも何か思いついた様子でマサツグは突如としてハッ!と…
フィロへ向かってその名前を呼んで見せると、
フィロもマサツグに名前を呼ばれた事で反応をする!…
その際表情とオーラは未だ激怒状態ではあるのだが、
まだ人の話を聞くだけの理性はある様で!…
まるで地を這う様な声でフィロは返事!…
となるとマサツグも更に続けてフィロが一番気にして居るであろう事について!…
気にして居ない!とばかりに叫ぶようフィロに話して行くと、
更に改めて落ち着く様に言葉を続ける!…するとフィロもその事を言われた途端…
何かビタッと詰まる様なそんな反応を露わにすると、
次にはマサツグを見詰めて固まり!…
__ビタッ!!!…じぃ~…
{ッ!!…よし!!…止まった!!!…今の内に!!…}
「パルシィも事有る毎にフィロに喧嘩を売るな!!!…
それで迷惑を掛けたって宿屋で説教をされたのを忘れたのか!?…
…もしこれ以上まだ言う事を聞かない!!…暴れるようなら!!…
今のフィロと同じお仕置きを受けて貰う事になるが良いのか!?…」
それはまるでホント?と言わんばかりに見詰めて居る様で、
その間もやはりフィロの尻尾はウネウネとするのだが…
その動きが止まった事に変わりはなく!…
マサツグはフィロの動きが止まった事にチャンスと思うと、
すぐさまパルシィの方に視線を!…そしてパルシィに対しても説教をする!…
その際過去宿屋での一件を思い出させる様に文句を言うと、
更にお仕置きの事についても口にして見せ!…
何ならフィロと同じお仕置きを受けてみるか!?と…
やはりパルシィに対しても同じ扱いで接する事を口にすると、
パルシィも何かを思い出した様子で反応!…
「ッ!?…い、今の玉藻の前と同じ扱いを受ける!?…」
__パアァァァン!!!…パアァァァン!!!…
「ッ!!!!…わ!…わかった!!!…
分かったからそれだけは勘弁してくれ!!!…
アレをされたら私の中の何かが失われてしまう気がする!!!!」
「…分かれば宜しい!……」
恐らく想像したモノはくまさんがフィロのケツをシバく光景であろうか?…
それを想像した途端にパルシィは何か血の気が引いた表情を!…
そして直ぐに聞き分けた様子で言葉を口に!…
何度も頷きマサツグに反省した!と言った反応を取って見せると、
アレだけは勘弁!とばかりに許しを乞う!…
その際その時のパルシィからはいつもの冷静さが消えて行くと、
とにかく嫌!と言う必死さが伺え!…
と、そんなパルシィの拒絶反応具合にマサツグもフッと…
何とか収拾が着いた様子で安堵したよう言葉を漏らして行くと、
今度はフィロが突如マサツグの横腹に抱き付いて来る!…
__カラン…ボスッ!!…
「ぬおッ!?…フィ、フィロ?…」
「……ホントか?…」
「ッ!…え?……」
「ホントにマサツグは年齢を気にせんのか?…
…わっち…マサツグよりかなり年上じゃぞ?…」
それこそ何の予兆も無く突如抱き付かれた事でマサツグは驚き!…
その抱き着いて来たフィロの方に視線を向けると、
そこでマサツグの脇腹に顔を埋めるフィロの姿を見つけ!…
となるとマサツグとしても何事!?とばかりに言葉を口に!…
するとフィロもそんなマサツグの言葉に対して何か確認を取る様に
言葉を一つ!…さも不安げな様子も露わにすると、更にマサツグを戸惑わせる!…
それは普段見せないフィロのか弱な様子であり、さも子供の様にも見え!…
何なら更にフィロは確認の言葉を口に!…
その際認めた様子で自身がマサツグより年上である事を話して行くと、
マサツグもそれを聞いてハッ!と…次にはフィロの頭に手を置いて見せる…
__…ぽん!…ッ!…ナデナデ!…ナデナデ!…
「……本当だよ…フィロが幾つでも気にしないし、如何でも良い!…
だってフィロはフィロだろ?…それで良いじゃん!…
…でも強いて言うならもっとお淑やかで大人しい子の方が好みかな?…」
「ッ!……善処するのじゃ♥」
マサツグはフィロの頭の上に置いた手でゆっくりとその頭を撫で始めると、
改めて気にして居ない事を口に!…
何ならフィロはフィロで可愛く魅力的である様に話しを続け!…
その最後にお転婆が過ぎる!と…
もっと大人しい子が好みである事を付け足して行くと、フィロは耳をピクッと…
次には甘える様に返事をする!…
そして徐々に機嫌を取り戻す様に尻尾も振って見せると、
その様子を見ていたパルシィがまたまた興味を持った様子で!…
__チラッ!…チラッ!…チラッ!…チラッ!…
{…ン~…やはり玉藻の前が一方的に…このマサツグとやらに惚れている様だな?…
…そしてマサツグの方はと言うと…まるで子供を見る様な慈愛の目をしていて…
玉藻の前を女として見ていない?……まぁある意味いい気味ではあるのだが…
しかし如何してそんなに?…私から愛する者を奪った時も…
玉藻の前はまるで男を玩具の様に扱い…
そして飽きたら簡単に捨てるを繰り返して来た者の筈!…
それなのにここまで一人の男に執着しているなど…}
「ン~~~?……」
「………さっきから何じゃお主は?…
まだわっちとマサツグの仲を邪魔しようと考えて居るのかえ?…
だとしたら…」
マサツグとフィロの二人を交互に見て!…
その関係を冷静に分析するよう自身の心の中であれやこれやと考え出すと、
そこに本音も混ぜて行く!…そして徐々にこれまた疑問を感じて見せると、
二人の事を凝視し始め!…
と、それは徐々に徐々にと距離が縮める様にもなり!…
最終的には二人が触れあって居る所をガン見する様に近付いて見せると、
マサツグ達を困惑!…何ならフィロも噛み付く様に反応をする!…
そしてまたフィロが何やら不穏な空気を見せようとして居ると、
そのドタバタでかベッドで寝て居たシロがふと目を覚まし…
__……パチッ!…ガバァ!!…クルッ!…
「…ッ!?…シロ!!…目が覚めたのか!?…何とも無い…」
__ジト~~!…
シロは目を覚ますと体を起こし!…
そしてマサツグが近くに居る事に気が付いた反応を取って見せると、
何度も目をパチパチとさせる!…
するとマサツグもシロが目を覚ました事でハッとすると、
何とも無さそうである事に安堵して見せ!…
と、同時にマサツグはシロの容態について確認をし始め!…
シロへ直に体の不調が無いか?について尋ねて行くと、
シロはマサツグをじぃ~…っと…それはまるで
ハティビィエールの様にジト~としており…
マサツグもそんなシロの視線に気が付いた様子で反応をすると、
シロに再度声を…
「ッ!…シ、シロ?…なんでそんな?…」
「……ご主人様の浮気者!…」
「開口一番それ!?…」
当然戸惑い気味に質問を!…
するとシロは若干不満げな様子で未だマサツグの事をジト~とした目で
見詰め続けると、次には言葉を口に!…開口一番自身の不満を言葉にする!…
と言うのもシロから見たマサツグと言うのはまるでフィロとパルシィに
言い寄られている様に見えてしまい、それを見たシロとしてもヤキモチ!…
が、一方のマサツグは何の事かさっぱり分からず!…
とにかくシロに突如そんな事を言われたものだから戸惑った反応を露わにすると、
ツッコミの言葉も口にする!…
さてそうして一気に場の空気が緩むそんな感覚を覚えて行くと、
今度はシロが徐々に表情を崩し!…
「……ッ…ッ!…ぷふっ!…あっははははははは!!!」
「ッ!?…な、何だ何だ!?…」
「……ぷっ!!…くふふふ!!…くふふふふふふふふふふ!!!!…」
「…んふ!!…くっ!…あはははははははははははは!!!」
それはマサツグの反応に笑ってしまう様であり、
ジト~と見詰める目も保てない様子で!…
と、次には我慢の限界!と言った具合にシロは大笑いをし始め!…
マサツグもマサツグで突如笑い出したシロへ更に戸惑った反応を見せると、
そんなマサツグの反応が可笑しかったのか?…
釣られてフィロやパルシィも笑い出し!…
更に何だか和やかな雰囲気になって行くと、
先程の険悪な様子も何処へやら?…とにかく平穏を取り戻す!…
一方でマサツグは未だに戸惑った様子でオロオロし続けて見せると、
次にはシロが笑顔でマサツグに目覚めの挨拶を!…
「あっはははははははは!!!…
ヒィ~!…ヒィ~!……ふぅ…
…ご主人様!…おはようございます!!」
「ッ!…あ、あぁ…おはよう…」
まだマサツグの戸惑い様を引っ張った様子で、しかし徐々に落ち着きを取り戻し!…
そして完全に落ち着いた所でニコッと笑い!…
マサツグに満面の笑みで挨拶をして見せると、
マサツグもそんなシロの挨拶にこれまた吃驚!…
だが律義にシロへ挨拶を返して見せる!…
その際やはりまだ戸惑った具合に返事をすると、シロはシロでマサツグを見詰め!…
と、次にはストレスを解消する様にスッと動き!…
さも狙いを点ける様に構えて見せると、
マサツグに向かって抱き付きに掛かる!…
「ッ~~~!!…ご主人様~!!!」
__ガバァッ!!…
「ッ!?…うおっと!?……はあぁ~ったく!…
一応まだ安静にしてろ?…完全に復帰した訳じゃないんだからな?…」
さすがにいつものミサイルとまでは行かなくとも、
それでも見事な跳躍力を見せ!…
と、寝起きで飛んで来たシロにマサツグもビックリした反応!…
この時飛んで来たシロをしっかり受け止め!…
そして何とも無さそうである事に安堵すると、
次には呆れた様子で一息吐く!…
そして飛んで来たシロに対して安静にするよう注意をすると、
マサツグもマサツグでシロを大事そうに抱え!…
それこそつい少し前まではマサツグが謝るまで許さない!と…
言っていた事すら忘れた様子でマサツグに抱き付き甘える!…
そんなシロの様子にマサツグもやっと何かホッとするモノを感じて行くと、
そのままシロ達とじゃれ合い始める!…
一方でその様子を部屋の扉越しに確認する者達も存在しており、
その者達はその様子を見てホッと…
「……シロちゃんが倒れているのが見つかった!って聞いた時は焦ったが…
今の様子を見る限りは大丈夫そうだな?…」
__うんうん…×7
「……そうですね?……ホント…
…あのマグダラスとか言う代表長がやったのか!?と
思って殺気立ってしまいましたよ…危ない所でした…」
「それは……本当に危ない所だったな……」
と、その様子を見て居る者達と言うのもモツ達であり!…
女王からの緊急の知らせを聞いて慌てて戻って来た様子では有るのだが、
実際に目にした光景と言うのは今のアレで…
とにかくシロに別状が無い事にホッと安堵し!…
各々が頷きシロが無事である事を実感する様なそんな反応を見せて居ると、
オリハが不穏な空気を!…と言うのもオリハはあのマグダラスを疑ったらしく!…
直ぐにでも斬り掛かって行くつもりで居た事を告白すると、
その手に持っていた両刃剣を納刀!…
モツもそんなオリハの好戦的な性格にギョッとする!…
そして改めて何事も無かった事に安堵するよう言葉を漏らすと、
中に入る事無く様子を見守り!…何なら何故かシルビィが感涙!…
そのシロとマサツグがじゃれ合っている様子を見詰め続けると、
ふとある事を口にする!…
「でも見てください…まるで本当の家族の様で…
…微笑ましい光景に御座います…」
「……本当だな…
…今頃父上母上は如何しているだろうか?……
無事だと良いのだがな?……」
「ッ!!…大丈夫よ!!…私もお母様に一度だけ聞いたけど!!…
スプリングフィールド王国は堅剛で有名って聞いたわよ!!…
きっと大丈夫!!!」
「ッ!…アヤ!…」
それはずっとこのままの関係が続けば良い!と言った様子で微笑ましく思うと、
そのシルビィの言葉にリーナもふと同意し!…
と、同時にスティングとアムネスの事を思い出したのか…
何かホームシック気味なそんな反応を露わにすると、
アヤが気が付いた様子でハッ!と…慌てて大丈夫である事を口にする!…
その際自身の母親から聞いた話を口にすると、
落ちる訳が無い!とリーナを励まし!…
すると次には何かテンションが上がって来た様子!…
何か興奮した具合に続けて行くと、更にある話もして見せる!…
「それに!!…スプリングフィールドには!!…
とってもカッコ良くて強い騎士様がいるのでしょう!?」
「ッ!…え?…」
「私もチラッとだけ見た事有るけど!…カッコ良かったわよ!!!…
あ~言うのをイケメンって言うのよね!?」
「エ、エェ~ット……」
この時アヤが持ち出した話と言うのは恐らくハイドリヒの話であり!…
その本人を目の前にして饒舌!…
するとその話を聞かされている本人としても戸惑う訳で…
リーナ自身その話が出て来た事にえ?っと途端に戸惑った様な
反応を見せて行くが、アヤは止まらず!…更にハイドリヒの話をする!…
何ならチラッとだけ見た時の事を口にすると、それはさも乙女の様に燥ぎ!…
となるとその話を聞かされるリーナとしても如何反応したら?と…
よもや本人です!と名乗れない雰囲気になってしまうと、
更にアヤのボルテージは上がり!…その本人様をも圧倒する!…
「弱冠20歳にして騎士団の団長を務め!!…
王妃様や王様に絶大な信頼を得ているスプリングフィールド王国の守護騎士!!…
将軍の右腕とも言われていて色々な武勲を挙げているって聞いたわよ!!」
「あっ!…あの!…」
「…でもそんな騎士様も確か御前試合で負けて…
その負けたショックでその場から動けなくなったとか…
でも聞いたらその話がおかしくて!!…
駆け出し冒険者に負けたって聞いたのよ!?…
信じられる訳無いじゃない!!!…絶対何か反則技をしたに違いないわ!!!…
でないと有り得ないもの!!!!」
それこそまるでファンです!と言わんばかりの勢いでアヤは続け様に
ハイドリヒの話を!…何ならプロフィールみたいな事を語り!…
となるとリーナもそのアヤの饒舌具合に更に戸惑い!…
もう良い!とばかりにアヤに待った!を掛けようとするのだが、
アヤは依然として止まらない!…御構い無しに更に語る!…
その際次に話し出すはリーナとマサツグの黒歴史みたいなモノである!…
あの御前試合の話であり!…
と、さすがにこれは見て居なかった様子で話し始め!…
さもマサツグが卑怯者である様に語って行くと、納得が行かない様子を全面に!…
ただただ有り得ない!と本人の前で語り続ける!…
するとリーナとしても更にオロオロとした反応を見せると、
何とかアヤを落ち着かせようとするのだが!…
「お、お願いだから話を…」
「納得がいかない!!!…納得がいかない!!!…納得がいかなぁ~い!!!!」
「んぐ~~~~!!!…クックックックック!!!…」
「んぶふ!!…ッ!…ッ!!…ッ!!!…」
何度も言うがアヤは止まらず!…とにかくこの話に関しては不満しかない!と
言った様子を露わにすると、その二人の様子を傍から見ているモツとオリハが!…
何か知って居る!…と言うよりもその件の者を知って居る訳で!…
その会話を聞いて思わず噴き出し!…
しかし大笑いする訳にも行かない様子で必死に堪えるそんな反応を取って見せると、
ふとオリハが悪ふざけ!…笑いを堪える様にしてモツを呼ぶ!…
「ッ!…ッ!!…モ、モツさん!…」
「ッ!…ッ!!…な、何だ!?…」
「……卑怯者?…」
この時オリハとしても笑うのを必死に我慢!…
しかし如何しても言いたかったのかモツを呼ぶと、
扉の隙間からマサツグを指差し!…
と、モツも呼ばれた事でピクッと反応をして見せ!…
次には噴出すのを堪えながらに如何した?とオリハに返事をすると、
その一言にオリハもすかさずマサツグの事を「卑怯者?」と…
かまぼこ目になりながら口角の上がり切った表情で呟いて見せる!…
それはさも自爆覚悟の確認をする様に尋ねて行くと、
次にはモツが耐え切れなくなった様子で思いっきり爆発!…
「ッ!?…ぼふぅ!!!…オ…オリハお前!!…
もう…もう駄目だ!!!…
あっはっはっはっはっはっははっはっはっはっはは!!!!!」
「んぐふ!!!…
あっはっはっはっはっはっははっはっはっはっはは!!!!!」
それは通路全体に響く勢いで聞こえて行くと、
やはり言った本人も次には噴出し!…
となると当然突如笑い出した二人にその場の面々も驚いた反応を露わに!…
そして一体何があった?とばかりに視線を向けられると、
勿論その馬鹿騒ぎの様子はマサツグ達にも!…
しっかりと聞こえて居る様子でチラッと見られる!…
そして騒いでいる様子に色々と疑問を持って行くと、
マサツグはその疑問をポロッと…
「……何をあんなに大笑いをしてるんだ?…あの二人?…」
「…さぁ?…わっちには分からんのじゃ?…」
「シロも分からないのです?…」
「二人に同じく?……」
当然自分の事で笑われて居ると分かっていないマサツグはただ一人…
二人の大爆笑する声を聞いて戸惑って見せると、ただただジッとその様子を見詰め…
と、そのマサツグの言葉にシロ達もピクッと反応して見せ!…
その際疑問に答えるようシロ・フィロ・パルシィの三人がそれぞれ不思議そうな
表情を浮かべて行くと、分からないと言葉を零して見せる!…
そして後にマサツグ達とモツ達とで合流する事になるのだが、
勿論爆笑をして居た理由が語られる事は無く!…
そして事の真相を知ったアヤも後で慌てて見せ!…
その件の二人に平謝りする事になってしまうと、
この時まだ知る由もないのであった!…
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