どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第七章-ウィンタースノー連邦-霊峰ウルフハウリング・後編~デグレアント帝国・前編-

-第七章十五節 突拍子もない訓練と鬼教官リターンズと先に待つ地獄!…-

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さてシロとハティが揃って一体何処で覚えて来たのか分からない!…

プロレス紛いな技でグラトニアの事を攻めて居ると、

遂にはグラトニアの抵抗が無くなり!…

と、勿論グラトニアの息の根を止めた!とかではなく…

ただのダウンで動かなくなり!…

本人ももうどうする事も出来ないのか、辛いのにタップもする事も許されず!…

ずっと関節を決められたままで幼女二人に拘束され続ける羽目になって居ると、

浅い苦痛交じりの吐息を漏らす…

何か色々とショックを受けるそんな素振りを見せて居た!…

そしてそんな様子を見かねて!…

マサツグも技を掛け続けるシロ達の方へと向かって行くと、

やっと拘束を解く様に声を掛け!…


「はいドウドウ!!…ドウドウ!!…

もうスリーカウントとどころか審判も慌てて止める位に勝負が着いてるから!…

いい加減放して上げなさい!…」


やはり鬼ごっこからいつの間にかプロレスに変わって居た様子で、

マサツグはレフェリーになるよう静止を促し!…

その際またグラトニアを再起不能にされては困る!と言った具合に声を掛け!…

シロとハティもそんなマサツグの呼び掛けに対して!…

ピクッと反応して振り向く素振りを見せると、次には若干の間を空ける!…

そして静止を聞き入れた様子で二人は揃って返事をする!…


「「ッ!……はいです…」」


__パッ…パタリ……ウズウズ!…ウズウズ!…


この時まだやり足りない!と言った様子を二人は揃って見せるのだが、

マサツグに言われたからには仕方なく!と拘束を渋々解き!…

と、手足を手放しては背中からも完全撤収!…

しかしそれでもグラトニアは何故かその場からピクリとも動かず…

ただうつ伏せのまま浅い呼吸だけしながらジッとすると、

その様子に何故かシロとハティがウズウズとする!…

やはりまだやり足りないのか隙有らば再度締め上げようと構え始める!…しかし!…


「はぁい、シロとハティの友情締め技によりグラトニアダウン!…

シロとハティのストレート勝ちぃ~!…」


「ッ!…アイムウィナー!!!」


「ッ!…ウィナー!!!…」


そんな二人の様子を素早くマサツグが察知すると、

次にはシロとハティの片腕をそれぞれ掴み!…

と、やはりレフェリーとなったよう今度は勝利を宣言!…

堂々シロとハティに軍配を上げ!…

マサツグ自身も喜ぶかの様に声を高らかに上げて行くと、

シロとハティもピクッ!と反応…今度は万歳をしながら喜んで見せる!…

さてそうしてまんま子供の様にキャッキャと跳ねながら!…

元気な様子も見せて居ると、

一方でうつ伏せのままショックを受ける者が漸く口を開き始め!…


「そんな!?…私がこんな子供に!?…

有り得ない!?…有り得ない!?…有り得ない!?…」


と言うのも心底信じられない様子で若干体を起こして行き!…

その際その表情も驚きと戸惑い!…

何よりあり得ない!と言った疑う感情が強く出て来る始末になると、

体を小刻みに震わせて見せる!…

それはまるで悪い夢でも見ているかの様なショックの受け様を露わにする!…

そして自身の動きにブランクを感じて更にショックを受ける様な…

そんな動揺も見せていると、

マサツグはそんな様子を目にするなりグラトニアに呆れた具合で言葉を漏らし!…


「そりゃそうだろ?…

言っておくが俺達の中でも逃げ切れたのは俺だけ!…

更に言うと女王様も参加してやっとだからな?」


__ッ!?…ガバァ!!…


「な!?…そ、それを早く言いなさいよ!?…てっきり私は!!…」


それは頑張ったシロとハティの頭をしゃがみながら撫でつつ!…

自分達でも鬼ごっこをした際に生き残ったのは自分だけ!と…

呆れながらに話しをすると、如何に苛烈であったか?を彷彿とさせる!…

何ならモツ達面々にも視線を向ける!…するとその時の事を思い出す様に…

各々も苦笑いをするそんな反応を見せると、

近くに居たグレイスもその視線に気が付いたのか苦笑いをして見せ!…

と、そんな話を聞かされ更にはその面々の表情も見たのか?…

次にはグラトニアがハッ!と飛び起き!…

これまたマサツグに対して文句の言葉も口にし出すと、マサツグは当然反論!…

ツッコミを入れるよう言葉を返す!…


「馬鹿野郎!…条件を甘くして如何する?…

それじゃあさっき言ってた話を全否定する事になるだろうが!…

…でも、実際!…この二人から逃げる事が出来ればまず…

デグレアントでの隠密行動は余裕だと踏んでいる!…

…シロとハティの索敵能力に脚力!…そして連係プレイ!!…

…並の奴らじゃ絶対に逃げ切る事が出来ないからな?…」


__ッ!?…はあぁ~…べたぁ……ッ~~~♪…


勿論甘くは無い事を呆れながら口にすると、

先程の話を思い出させる様に言葉を続け!…

だがマサツグ自身嘘を言っているつもりはなく!…

シロとハティを撫でながら!…

この二人から逃げ切るだけの能力が有ればどこでも通用するのでは?と…

考えて居る事を話して行くと、その二人の実力についても自慢をする様に話し!…

そしてそれを聞かされたグラトニアも次には疲れた様子で、

また床に突っ伏して行くよう倒れて見せる!…

一方で褒められ撫でられているシロとハティもマサツグに甘える!…

そんな素振りを見せて居ると、

次にはマサツグが更にある事をグラトニアに提案し始め!…


「…そこで提案なんだが?…グラ子、この二人に鍛えて貰え!…」


__ッ!?…どよぉ!?……はあぁ~…


マサツグが言う提案と言うのもグラトニアを鍛えると言うモノで、

その際教官役にシロとハティを選び!…

狙いとしてもミッチリとことんスパルタ教育をしたい様な事を口にして行き!…

となるとそんなマサツグの言葉に近衛兵達はどよめき!…

モツ達もそんな話を聞いて何と無く分かって居た具合に!…

溜息を吐きながら呆れて見せると、ある者は頭を抱える…

またある者は首を左右に振って見せる!…

と言うのも一応相手は罪人な訳で、そんな簡単に連れて行ける筈が無く!…

まぁた無茶を言って居る!とばかりに戸惑って見せ!…

当修行対象にされている本人もその話を聞いて驚きを隠せない具合に…

途端に飛び起きて見せると、次には戸惑いの言葉を口に!…


「ッ!?…グ、グラ!?…はぁ!?…ちょ!…」


「案外お前良い線行けると思うんだよな?…

シルビィと似た様なステータスしてるし…

今後の活躍次第では多分輝くとは思うんだよ?…俺は?…」


「ちょっと待ちなさいよ!…何を勝手に話を進めているのよ!!…」


勝手に名前を省略された事にも戸惑いつつ!…

納得が出来ない様子でマサツグに文句を言おうとするのだが、

マサツグは御構い無しに話しを進める!…

その際いつ鑑定をしたのかグラトニアのステータス画面も開いて見せる!…

そしてその画面を確認しながら伸びしろが有る様な事を口にすると、

一人期待して居る様子で話を続け!…

が、勿論そんな事を言われた所で納得出来ず!…

グラトニアが再度マサツグに文句を口にしよう!として見せると、

次には別の所から!…


「ッ!…では、旦那様?…その教育係の件…

このシルビィに任せては貰えないでしょうか?…」


「ッ!…え、シルビィに?…って、いつの間に!…」


と言うのもそれは徐にマサツグの隣から名乗り出るよう聞こえて来ると、

その声の主は自らグラトニアの教育を買って出て!…

となるとマサツグもその話を聞いてピクッ!と反応をして見せ!…

振り返って確認をして行き!…

そこで控える様に立っているシルビィの姿を見つけて行くと、

次には妙に距離が近い事に驚いてしまう!…

思わず驚いた言葉も同時に漏らして見せる!…

しかし一方でシルビィは驚くマサツグに構わず!…

その教官役を志願するようふと決意のある表情を浮かべて見せると、

次にはしゃがんではマサツグと視線を一緒にして行き!…


__…スゥ…ッ!…ギュッ!!…ッ!?…


「私がこの小娘を何処に出しても恥ずかしくない!…

立派な兵士ソルジャーに仕上げて見せますので!…どうか!…」


「ッ!?…ちょ、ちょっと!!…話を勝手に進めないでよ!!!」


ジッとマサツグと見詰め合う様にして視線を合わせ!…

そして何故かギュッ!とマサツグの手を握って見せると、

そのまま目を輝かせ!…

それはまるで生き甲斐を見つけたかの様子に純真に!…

恐らくシルビィの鬼教官としての血が騒いだのだろうか?…

とにかく視線を合わせながら!…

戸惑うマサツグをそっちのけに任せて欲しい事を訴えて続けると、

当然そんな様子にグラトニアも吠える!…

本人の話を聞け!とばかりに文句を言う!…

さてそうしてマサツグ達の方で奇妙な揉め事が起きて居ると、

先程まで呆れていたモツ達が苦笑いをしながら行動を!…


「…さぁて、ヤブ?…俺達そろそろ調査に行くけど?…如何する?」


「え!?…あぁ~…ちょっとタンマ!!…」


__ッ!…フフッ…スッ…


謁見の間出入り口に向かって歩いて行き…

直ぐ出た所で揉めて居るマサツグ達に声を掛けると、早速調査へ向かう事を口に!…

それは若干急いでいる様子で言葉を掛け!…

一応パーティのリーダーであるマサツグに付いて来るか?…

確認を取るよう訪ねて行くと、マサツグもその問い掛けを聞いてハッ!と…

慌てた反応を露わにする!…

そして次には若干悩む様なそんな素振りも露わにすると、

一旦待った!の言葉を掛け!…と、その言葉を聞いてモツが笑い!…

軽く手を上げ一度は了承をする様なそんな反応を見せると、

マサツグは徐にシルビィへ声を掛け出し!…


「…シルビィ!…頼めるか?…」


「ッ!?…ちょッ!?…はぁ!!…」


もはや本人の意見など大いに無視!…

強制的にグラトニアを修行させる事を決めて行くと、

当然その言葉を聞いて更にグラトニアも戸惑い慌てた反応を露わに!…

しかし幾ら顔をピク付かせようが何をしようが決定は変わらず!…

そのまま本決めとなってしまい!…

そのマサツグからの言葉にシルビィも珍しく目をパァッ!と…

見開き明るい表情を浮かべて見せると、次には嬉々とした様子でマサツグに傅き!…

期待に応える!とばかりに返事をする!…


「ッ!!…お任せ下さいませ旦那様!!…必ずや!!…

必ずや一人で千の敵を屠る兵士ソルジャーに!!…」


「…いや、そこまで求めてない…」


それこそ久々で腕が鳴る!と言った具合に嬉々して返事をすると、

シルビィはまるで化け物を育てる様に決意表明を口に!…

と、そんなシルビィの育成方針?にマサツグはやり過ぎ!と戸惑って見せ…

とにかくこれにてグラトニアの育成の話は纏まってしまい!…

グラトニアの修業が元・近衛兵隊長シルビィの傘下で行われる事が決まって行くと、

勿論それにグラトニアが納得が行かない様子で異議を申し立て!…

マサツグに噛み付こうとして見せる!…しかし!…


__バッ!!!…


「ちょっと待ちなさいったら!!!…私は!!!…

あの子を助けたいだけであって!!!…別に兵士だのなんだのって!!!…」


この時四つん這いの状態でグラトニアはマサツグへ向かって詰め寄って行く!…

勿論そんなのゴメン!と言い、勝手に話が進んで行く事に危機感を覚え!…

何なら兵士に興味はない!と…決められた事に対して当然憤りを隠せない!…

勝手に話を決めたマサツグに対して食って掛かろうとして行くのだが、

そんなグラトニアの態度を目にするなりシルビィの様子は豹変!…

その詰め寄って行くグラトニアへ向かって目にも見えない勢いで手を伸ばす!…


__ッ!!!…シュン、ガッ!!!…ギンッ!!!…ッ!?!?…


「はぶっ!!…」


それはグラトニアの口を黙らせる様にその顎を掴むと、

目付きが一気に鋭く冷徹なモノに変わり!…

いきなりの事でグラトニアもマサツグもそんな様子に戸惑ってしまい!…

何ならシロとハティもビクッとして見せ!…

思わず怯える様にマサツグへ縋り付く!…

そんな反応を見せて居ると、

もうシルビィの中では教官スイッチが入っているのか!…

その口調は一気に荒らしく!…キビキビとした厳しい物になってしまうと、

そのグラトニアの口の利き方を叱責する!…


「貴様ぁ!!…上官に向かって何と言う口の利き方をする!!!…」


__ッ!?!?…ッ…


「ッ!?…え?…シルビィさん?…」


当然あのいつもの礼儀正しい様子はなく!…

グラトニアに対して厳しい態度を露わにすると、同時に怒りを!…

それはまさに鬼教官と化して行き!…そのシルビィの変わり様に近衛兵達!…

何ならラグナスもビクッとした様子でその変わり様に怯えて見せると、

一方でグラトニアも顎を掴まれたまま困惑する!…

目をパチパチとさせながら固まってしまう!…

その際そのシルビィの変わり様にマサツグも思わず戸惑う様に言葉を漏らすと、

ただただシルビィを見詰め!…と、そんな一連の様にモツも戸惑う!…

だがジッとしても居られない様子で途端にハッと笑に返って見せると、

マサツグに言葉を口に!…


「……ッ!!…あ、あぁ~っと…

何か忙しそうだから先行ってるなぁ~?…後で合流しようぜ!…」


「え!?…あっ…あぁ!…わか…」


それはまるでその場から逃げる様に!…

何か巻き込まれそうな気がして面倒事にならないよう自分は先に行く!と…

マサツグに言葉を残して行くと、

マサツグもそんなモツの言葉を聞いて戸惑いを露わに!…

だが一応了承をした様子で返事を口にしようとして見せる!…

その際分かった!とモツ達に返事する反応を見せるのだが!…

そこへ何故かシルビィがスッと手を差し込むと、マサツグの言葉を遮り!…


__ッ!…バッ!!…ッ!?……ッ?…ふるふる…ッ!…


と、突然のこのシルビィの行動にマサツグは驚き!…

思わずチラッとその手を差し伸ばして来たシルビィの方へ視線を向けると、

そこでやはり様子が違う!…鬼教官と化したシルビィの姿を目にして行く!…

その際シルビィもマサツグに対してチラッと視線を向けて行くと、

何か意味有り気に首を左右に振って見せ!…

と、何が言いたいのか分からないマサツグは結果戸惑い続ける事に!…

ただシルビィに視線を向け!…

何が言いたい?とばかりにシルビィの事を見詰めて居ると、

次にはスッと手を退けるなり奇妙な事を!…


「…マサツグ様?…ここは私に任せて行って下さい!…」


「ッ!…え?…」


と言うのもやはりその理由が分からない事に!…

それは自分に全て任せろ!と言う事らしく!…

何か使命感に燃えた様子でマサツグにそう言葉を掛けて行くと、

当然マサツグは戸惑いの言葉を!…なら何故遮った?と言った疑問を持つ!…

しかしその答えが分かる事はこの後の展開として一切出て来る事は勿論なく!…

一方でシルビィはスッとその差し込んで来た手を引っ込めて行くと、

次には自身の胸にその手を沿えるよう当て!…

と、続けてマサツグに進言を!…

姿勢を正しながらまるでマサツグを上官として見る様に!…

目を輝かせて見せると、先を急ぐ様に再度話す!…


「後の事もこのシルビィが拝命しました!…マサツグ様はモツ様達と!…」


「ッ!?……あ、あぁ…本当に任せるぞ?…」


「ハイ!!…」


要するにシルビィとしては皆まで言うな!的な事をしたかったのか、

イキイキとした様子でマサツグに急ぐよう!…

と、マサツグもそんな事を言われてまた更に戸惑うそんな反応を露わに!…

次には何が何だか分からずとにかく返事を!…

言う通りにシルビィへ丸投げするよう言葉を口にして行くと、

その際動揺の余り言葉が疑問形に!…

しかししっかりと承った様子でシルビィがハッキリと返事をする!…

となると当然そこにグラトニアの意志など微塵もなく、

その当本人は未だ顎を掴まれたまま抗議の意思を露わに!…


__ふるふる!…ふるふる!…キラキラキラキラ!…


「………あぁ~…じゃあ…頼むわ。」


顎を掴まれても尚グラトニアは首を左右に振って拒否の意を!…

しかしシルビィはそれを当然見て見ぬ振り!…ただマサツグに対して胸を張り!…

何なら必死に拒否をするグラトニアに対して更に顎を掴む手の力を強めて見せると、

実力行使に打って出る!…抵抗すら許さない姿勢を続けて見せる!…

となるとそんな様子を見てマサツグとしても何か…

グラトニアが不憫に思えて来てしまうのだが、

当初の目的としてはグラトニアを教育すると言う方針は変わらず!…

確かに無理やりではあるのの本筋と考え!…

若干悩みつつも結局シルビィに任せる事に!…

その際もう考える事すら面倒になった!と…

これまた薄情者な返事を口にして見せると、

それを聞いた更にグラトニアは抵抗する!…声にならない唸り声を挙げて見せる!…


__ッ!?…ッ~~!!!…ッ~~~!!!!……うわぁ…


この時必死にシルビィの拘束から逃れようとグラトニアは更に首をブンブン振り!…

そしてマサツグに対して文句を言って居るであろう唸り声もガンガン上げ!…

が、その全てをシルビィが無理やり打ち負かす様にして往なして行き!…

何ならその暴れ様にしごき甲斐が有る!と…

普段のシルビィからは見られない何かほくそ笑む様子も見られて行くと、

その様子は近衛兵達やラグナスの目にも映っているのか!…

一同揃ってドン引きする反応を露わにする!…

それはまるで自分達にもさも覚えがある様子で青褪めて行くと、

一方でマサツグもその様子を目にして戸惑いを露わに!…


「…何かめっちゃ必死に訴えてるけど…

教育方針はシルビィに一任する!…後は全部任せたからな?…」


何ならマサツグとしてもそのグラトニアの異様な位の拒絶具合に、

勿論気付いて居るのだが!…これも何か惹かれるモノがあるグラトニアの為!と…

そのまま推し進める方向でシルビィに一任するようマサツグが言葉を!…

するとその言葉を受けて本決まりと受け取ったのか、

シルビィもパァッと目を見開き!…歓喜に震えるそんな表情を浮かべて見せると、

次には珍しく尻尾を振る!…そして任された!と胸を張って返事をする!…


「ッ!!…はい!!…勿論です!!…

…さぁて、早速訓練を始めようか?…このメス犬!…」


__ッ!?…ッ~~!!!…ッ~~~!!!!………ッ…


さてそこから次にはスッと藻掻くグラトニアの方へ視線を向けると、

また悪い笑みを浮かべてはジッと見詰め!…

それはまるでこれから楽しくなる!と言った具合に言葉を口に!…

となるとそんなシルビィの言葉に何か命の危機を覚えたのか!…

グラトニアも途端に青褪めるそんな恐怖の様子を露わにすると、

近衛兵達やラグナスから!…何やら同情の視線を向けられて行く!…

まるでこれも通過儀礼と言った様子で黙祷をすると、

一方でマサツグはスッと立ち上がるなりシロとハティをグレイスに預ける事に!…


__…スッ…ッ!……コッ…コッ…コッ…コッ…


「…シロとハティはコッチな?…女王様と一緒にお留守番をしててくれ!…」


マサツグが立ち上がるとシロとハティもマサツグへ注目!…

そして話の流れから付いて来る気で居るようマサツグのズボンの裾を手放さず!…

だが当然危険かもしれない場所に二人を連れて行くのはマサツグとしても躊躇い!…

その際逃げ口にグレイスを使って!…

大人しくお留守番をする様に何とかご機嫌を取りつつ言い聞かせようとして行くと、

その言葉にハティは素直に従う様子を!…

だが一方のシロはやはり膨れる様子を露わにする!…


「ッ!…はいです先生!…」


「ッ!…ブゥ~~!…はぁいです!…」


「…す、素直なのか反抗的なのか?…まぁとにかく!…女王様!!…」


ハティはマサツグへ元気に手を上げて返事!…

シロは頬をいつもの様に膨らませると、そっぽを向きながら渋々返事!…

と言うのも反抗しても何と無く無駄!と言う事を察しており!…

そんなシロの返事にやはり何か反抗期的なモノを感じてしまうと、

やはりマサツグは戸惑う!…だがそれでも置いて行く事を心に決める!…

そしてグレイスの居る謁見の間の方に振り向いて見せると、

次にはグレイスの事を呼び!…


「ッ!…はい!…勿論です!!…ティナ?…ハティ?…」


__スゥ…ンバッ!!…ぷるんぷるん!…ッ!?…


となると呼ばれたグレイスも直ぐに察した様子を!…

次にはマサツグに笑顔で返事!…

そしてシロとハティの名前を呼んで徐にスッとしゃがんで見せると、

シロとハティを迎え入れる様に両手を広げる!…

それは優しい母親の姿を周りに見せる!…

が、しかしその様子には若干の問題もある様で!…

と言うのもそれはグレイスの格好に有り!…

未だオリハに着せられたバニーのままで何も気にせずスッと屈んで見せると、

見事な渓谷がコンニチハ!…思わず男性諸君の視線を集めてしまう!…


__どよぉ!?…ッ……ッ~~~!…


「「ッ!…はぁ~い!!」」


__テテテテテテテ!!!…ンバ、ガバァ!!…ギュ~!!…


さてそんなグレイスの天然?振りに男性陣がたじろいで見せて居ると、

勿論の如く女性陣からは白い視線を浴びる事に!…

と、そんなやり取りが行われている一方でシロとハティは元気に返事!…

その笑顔で迎え入れる状態のグレイスに向かって駆けて行き!…

そのグレイスの胸に飛び込んで行く姿を見せると、

グレイスも二人を優しく包む!…魅力的な包容力を露わにする!…

さてそんな一方でこの無頓着男マサツグも気にしていない様子で…

シロ達が行った事を確認すると、グレイスに後は任せる!と声を掛け!…


「ッ!…すいません!…じゃあ後は頼みます!!…」


「ッ!…あっ…はぁい!…お気を付けを~!!…」


まるで保母さんに子供を預ける様にお願いをして行き!…

グレイスもまるでそのお父さんを見送る様に笑顔で返事を掛けて行くと、

去って行くマサツグに向かい手を振る!…

シロとハティも真似をする様に振り返ってはマサツグへ手を振る!…

さてそうしてグレイス母娘やマサキにくまさんと見送られながら!…

その場を後にして行くと、

最後に未だグラトニアを捕まえているシルビィの元へと近付き!…


「…じゃ、シルビィも頼んだぞ!…」


「お任せを!!…必ずややり遂げ見せましょう!!…」


__ジィ~~~~~!!!…フゥ~~~!!…フゥ~~~!!!…


「ッ!?…じ…じゃあ、行って来る!!…」


改めて教育を任せる様に言葉を掛け!…

その言葉を受けてシルビィもマサツグに敬礼をしながら返事をすると、

やはりイキイキとした素振りを露わに!…

一方でその隣ではグラトニアが怨嗟の表情でマサツグを睨む!…

と言うのもそれはまるで置いて行くな!…

助けろ!と訴える様に視線を逸らす事なく睨み続けると、

怒りを体現するよう息を切らし!…

が、肝心のシルビィは逃がす様子を全く見せず!…

まるで楽しみで仕方が無いのか!…尻尾を振るそんな様子まで見せて居ると、

マサツグもそんな二人の対照的な様子に戸惑う!…

次には足早にその場を後にして見せる!…

さてそうして漸く探索に向かう事になって行くと、

程無くしてモツ達と合流を果たし!…


__タッタッタッタッタッタ!!…ッ!…


「ハァ!…ハァ!…モツゥ~~!!…スマン、待たせたぁ~!!…」


「ッ!…おぉ、追い着いて来たか!…で、大丈夫なのか?…」


慌てて追い駆けて行った際マサツグは駆け足!…

その際息を切らしながらモツ達を見つけた所でマサツグが大声で呼んで行くと、

モツ達も気が付いた所でピクッと反応!…次には何事も無く振り返って見せる!…

そして呼んで来たのがマサツグである事を確認すると、

軽く手を振りながら足を止め!…と、そこへマサツグも合流をして行き!…

この時最後に揉めていた事をモツがマサツグに質問をすると、

マサツグは戸惑った様子で返事を!…


「ッ!…あぁ~…まぁ気にしないで貰えると助かる…」


「ッ!…そ、そうか……ま、まぁ…とにかく行くか!…」


__あ、あはははは…はあぁ~……コッ…コッ…コッ…コッ…


それは無慈悲にも置いて来た事を問われた様に感じ!…

マサツグがそっぽを向きつつはぐらかす様に戸惑いながら返事をすると、

モツもそんなマサツグの様子を見て察したのか…

釣られて同じく戸惑う様に返事をする!…

それは自分もあの状況ならと言うか既に逃げて来た事を踏まえて考えてしまうと、

もはや同情をしてしまい!…

と、この時そのモツの他にパルシィとアヤの姿もあり!…

何なら直前の様子を同じく見て居たのか!…

アヤはそんな二人の反応を見て苦笑い!…

パルシィは呆れた!とばかりに頭を抱えて溜息を吐くと、

まるで先を急ぐ様に歩き出す!…

さてそうして四人パーティで件の詰め所に向かい進んで行くと、

四人は城の玄関口に辿り着き!…


__…コッ…コッ…コッ…コッ…ッ~~~!!!…


「…表が騒がしいな?…」


この時城の玄関は既に開かれた状態で置かれて有り、

その玄関の外からは勿論慌ただしい様子が伺え!…

と言ってもまだ現時点で分かるのは、

その現場の声が漏れ聞こえて居るだけの様子で有り!…

その声が聞こえて来ている事にふとマサツグが言葉を!…

何か緊張を覚えた様子でポロッと漏らして戸惑って見せると、

次にはモツも返事を口に!…事の重大さを説明する様に話しをする!…


「そりゃそうだろ?…なんせ病院が一つ落とされた様な被害なんだ!…

勿論慌しくも……ッ!?…」


「な、何よ!…これ!?…」


「………。」


それは緊張を覚えるのも当然!…

慌しくなるのも当然!と言う様に話して行くと、

次にはその玄関を通り向けて外の様子を目に!…

するとそこで目にした光景と言うのは地獄絵図そのモノの様子であり!…

モツは思わず口にしようとした言葉を飲み込んでしまい!…アヤは戸惑い!…

いや困惑をも越えた何か恐怖の様な感情を覚えてしまうと、

ただ目の前の光景に戸惑ってしまう!…

そしてパルシィに至っても何か薄々分かって居た様子で!…

ジッとその光景を見詰め続けると、その際どこか悲しげな表情を浮かべて見せ!…

マサツグもその目の前の光景に絶句してしまい!…

他三人同様その場から動けない何か金縛りの様なモノを感じてしまうと、

現場に聞こえる声だけを耳にする!…

改めてと言うモノを感じるのであった!…


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感想 63

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――死亡フラグのあるモブに転生した。なぜか男主人公の姿で。 王国に孤児院の子供達を殺された少女ミュライトがラスボスのRPG『プリテスタファンタジー』。 物語後半でミュライトと主人公は互いに孤児院出身であることが分かり、彼女を倒した主人公がその死を悲しむ絶望的なエンディングからいわゆる「鬱ゲー」と呼ばれているゲームでもある。 そして、そんなゲームの物語開始前にミュライトと同じ孤児院に住んでいた子供に転生したが…その見た目はなぜか男主人公シュウだった。 原作との違いに疑問を抱くものの、このままストーリー通りに進めば、ミュライトと主人公が戦って悲惨なエンディングを迎えてしまう。 彼女が闇落ちしてラスボスになるのを防ぐため、彼女が姉のように慕っていたエリシルの命を救ったり、王国の陰謀から孤児達を守ろうと鍛えていると、やがて男主人公を選んだ場合は登場しないはずの女主人公マフィが現れる。 マフィとミュライトが仲良くなれば戦わずに済む、そう考えて二人と交流していくが― 「―あれ? 君たち、なんか原作と違くない?」 なぜか鉢合わせた二人は彼を取り合って修羅場に。 こうして、モブキャラであるはずのシュウは主人公やラスボス達、果ては原作死亡キャラも助けながらまだ見ぬハッピーエンドを目指していく。 ※他小説投稿サイトにも投稿中

転生したらスキル転生って・・・!?

ノトア
ファンタジー
世界に危機が訪れて転生することに・・・。 〜あれ?ここは何処?〜 転生した場所は森の中・・・右も左も分からない状態ですが、天然?な女神にサポートされながらも何とか生きて行きます。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 初めて書くので、誤字脱字や違和感はご了承ください。

ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話

ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。 異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。 「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」 異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…

【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります

すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
 《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。  なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!  冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。  ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。  そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。

おばさん冒険者、職場復帰する

神田柊子
ファンタジー
アリス(43)は『完全防御の魔女』と呼ばれたA級冒険者。 子育て(子どもの修行)のために母子ふたりで旅をしていたけれど、子どもが父親の元で暮らすことになった。 ひとりになったアリスは、拠点にしていた街に五年ぶりに帰ってくる。 さっそくギルドに顔を出すと昔馴染みのギルドマスターから、ギルド職員のリーナを弟子にしてほしいと頼まれる……。 生活力は低め、戦闘力は高めなアリスおばさんの冒険譚。 ----- 剣と魔法の西洋風異世界。転移・転生なし。三人称。 一話ごとで一区切りの、連作短編。 リーナ視点が主です。 ----- また続けるかもしれませんが、一旦完結です。 ※小説家になろう様にも掲載中。

ダンジョン発生から20年。いきなり玄関の前でゴブリンに遭遇してフリーズ中←今ココ

高遠まもる
ファンタジー
カクヨム、なろうにも掲載中。 タイトルまんまの状況から始まる現代ファンタジーです。 ダンジョンが有る状況に慣れてしまった現代社会にある日、異変が……。 本編完結済み。 外伝、後日譚はカクヨムに載せていく予定です。

三歩先行くサンタさん ~トレジャーハンターは幼女にごまをする~

杵築しゅん
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 戦争で父を亡くしたサンタナリア2歳は、母や兄と一緒に父の家から追い出され、母の実家であるファイト子爵家に身を寄せる。でも、そこも安住の地ではなかった。  3歳の職業選別で【過去】という奇怪な職業を授かったサンタナリアは、失われた超古代高度文明紀に生きた守護霊である魔法使いの能力を受け継ぐ。  家族には内緒で魔法の練習をし、古代遺跡でトレジャーハンターとして活躍することを夢見る。  そして、新たな家門を興し母と兄を養うと決心し奮闘する。  こっそり古代遺跡に潜っては、ピンチになったトレジャーハンターを助けるサンタさん。  身分差も授かった能力の偏見も投げ飛ばし、今日も元気に三歩先を行く。

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