どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第七章-ウィンタースノー連邦-霊峰ウルフハウリング・後編~デグレアント帝国・前編-

-第七章十八節 魔素の後始末と中学生パルシィと仕置きのオカン!-

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三人が突然の事に戸惑うよう臨戦態勢を整えて居ると、

一方でその魔素ゴーレムはマサツグ達の事を取り囲み!…

と、次には問答無用で襲い掛かる!…

小さい物は我が身を弾丸に変えるようタックルで…

人型の物は大振りに腕らしき氷塊を構えて見せると、

一気に振り抜いて殴り掛かる!…

しかしだからと言ってマサツグ達もその攻撃を喰らう事無く!…

防ぐなり躱すなりして難を逃れて見せると、

一方でその部屋の外からは遅過ぎる説明が聞こえ!…


「…ング!…ング!…ぷはぁ!!…その通り!…

まず、あの氷の結晶は真ん中に見えた水晶を外さないとこの通り…

ング!…ング!…ぷはぁ!!…」


__ガキイィン!!…バシュウゥ!!!…


「いつまで経っても溶けない上に再生までする氷が出来上がる…そして…

水晶を取り外すと今度は…スゥ……ぷはぁ!!…」


それはあの花弁の水晶を手放せない様子で!…

未だに中身を吸いながらふと説明をし始めると、

その説明は勿論途切れ途切れのモノなり!…

一方でその説明を聞いている暇がない様子で戦い続けるマサツグ達!…

弾いては斬り!…ある時は砕いてただの氷塊に変えるのだが、

それもまた魔素を含んではゴーレムと化す!…悪循環に囚われていた!…

しかしだからと言ってその場から逃げる事も勿論到底叶わず、

必死に抵抗し続け!…


「炎の精霊よ!!…我が弓に宿りて敵を焼き穿たん!!…」


__バシュシュシュシュ!!!…


「氷の結晶が崩れて中から魔素が噴出し!…

辺りに有る一切加工していない物質に宿ってはこの通り…

…ふぅ!…ゴーレムを作り出す!…

その結晶が放置されていた時間が長ければ長いほど…

結晶の中央に有る魔力は濃度を増して行き…」


「ッ~~~!!!…

その何か分からんモノを飲み切るか説明するかどっちかにしろ!!!…

聞き取り辛い上にイライラするわぁ!!!…」


幸いな事にこの魔素ゴーレムは然程強くはない様子で対処が出来!…

パルシィの言葉で言うならまさに面倒!と言ったモノで!…

と、その一方で未だ雌蕊めしべ水晶の中身を飲んでは説明をする!…

そしてやはり途切れ途切れである事から理解がし難く!…

一方で強くは無いの邪魔をして来る!…そんな双方からの様子に対し!…

マサツグも遂には苛立ちを覚えてプッツン!と…

何かが切れた様な感覚を覚えて行くと、

次には我慢の限界の様子でパルシィにツッコミを入れる!…

するとパルシィもビクッとするなり文句を漏らす!…


「ッ!?…そんなに怒らなくとも良いではないか…

あっ!…それと言い忘れていた!…爆発の意味は!…」


「この魔素ゴーレムの事だろ!?…

一体一体は大した事は無いけど!!…

こうも数で来られるとどこぞの国の兵士共を思い出させるな!?…」


まるで子供の様に膨れてはやはり雌蕊めしべ水晶を大事そうに抱え!…

そしてふと思い出した様に突如爆発の意味についても説明をすると、

そんなパルシィの説明に対してマサツグが更にツッコミを!…

既に分かって居る!と言った具合にその意味を代わりに答え出す!…

何ならその無限に湧いて来る様子に思わずデグレアント兵と重なる事を口にすると、

一方でモツもキリが無い!とばかりにある事を考え!…


「何なら今からでもオリハを呼んで来ようか!?…

アイツなら大暴れ!!…って、下手すると余計な物まで壊すか!?…」


__ちゅううぅぅぅぅ~……ポン!!…


「ふぅ…もう少し寝かせた方が私好みであったが…そうも言ってはいられない…」


と言うのもオリハにショートメールを!…

援軍を呼ぼう!とマサツグに相談をするのだが、

ハッとオリハの性格を思い出し!…

と言うのもオリハは敵を殲滅する上で無頓着!…

物が壊れ様ななんだろうが御構い無しで!…

と、それを思い出したモツとしても思い止まり!…

一方で漸く蜜?を飲み終えたのか…

パルシィがふぅ…と一息吐きながら飲んだ際の感想を口にし出すと、

次にはその空になったその雌蕊めしべ水晶を適当に転がし!…


__…スッ……コロンコロン!!…


「……フン!」


__ガシャ~ン!!…シュワアアァァァァ!!!…


大体自身の足元にゴロン!と…そしてスッと足を上げるなり狙いを定め!…

一気に振り下ろしてその空になった雌蕊めしべ水晶を踏み砕くと、

次には中から赤い靄の様な?…若干噴き出す様にして霧散する!…

と、そうなると次にはそのマサツグ達を襲って居た魔素ゴーレム達にも異変が!…

それはパルシィが雌蕊めしべ水晶を砕いた事で動きを止め!…

次にはプルプルと小刻みに震え始め!…

原形を留める事が出来なくなった様子で崩壊し出すと、

その場でガラガラと音を立てる!…


__ビタッ!!…ッ~~~~!!!……ガラガラガラガラ!!……ッ!…


「え?…え?……終わった?…」


まるでただの瓦礫となった様に…

無造作に氷の塊だけが転がって辺りに散らばってしまうと、

心成しか辺りの様子にも変化が!…

と言っても若干氷が溶けだした様に感じるだけで、明確な確証はなく…

と、一方で魔素ゴーレムがその機能を停止した事でアヤは戸惑い!…

思わず辺りを見回し本当にもう襲って来ないかどうか?を確かめて居ると、

モツも疲れた様子で膝に手を着く!…

そして安堵の息と同時に文句の言葉も漏らして見せる!…


「…そ、そうみたいだな…一時は如何なるかって思ったけど…

はあぁ~!…めんどくさ!!」


__…はあぁ~~…コッ…コッ…コッ…コッ…ッ!…


さてそうしてパルシィが言って居た面倒!と言う言葉の意味を!…

身を持って体験した一同はと言うと、とにかく一旦一息吐く様に休憩を!…

すると次にはまたパルシィが部屋に入って来た様子で足音が聞こえ!…

となるとそれに気が付いたマサツグとモツもピクッと反応!…

今度は振り返って説明が不十分であった事!…

更には雌蕊めしべ水晶の何を吸って居たのか?と…

纏めて文句を言おうとするのだが、そこでふと奇妙なモノを目にし!…


「おいパルシィ!!…こういう事を事前に説明しろって!!…って、えぇ!?…」


「いやはや!…足止めご苦労諸君!!…

お陰で久しぶりに良い物が飲めたよ!!…」


振り返るとそこには恐らくパルシィであろう姿が!…

しかしその身なりは少し変わって居ると言うか成長しており、

小学校高学年から中等部に!…身長が伸びて若干大人びた様子を露わに!…

と、そんなパルシィの成長具合に思わず固まり!…

二人揃ってどちら様?と疑問の表情を浮かべるそんな反応を見せて居ると、

一方でパルシィは三人を労う!…

何なら味わって飲んで居たのか蜜が美味であった事も口にする!…

さてそうして成長したパルシィを目の前に二人が固まって見せると、

アヤも気が付いた様子で振り返り!…


「…ッ!…ッ!?…パルシィ…よねぇ?…」


「ッ!…ん?…如何した?…何か可笑しい所が有るか?…」


__………。


と、そこで二人と同じく戸惑う様子を!…

何なら本人か確認をするようそのパルシィと思わしき少女に声を掛けて行くと、

そのパルシィらしき少女は返事をして見せ!…

さも可笑しい事は無い様子で普通に振舞う!…

その際軽く自身の身の回りを確認して行き、

自身でも体が成長をしている事に気が付いているのか?…

さも可笑しな事は起きて居ない!と口にすると、次には三人に対して嬉々とする!…

成長した自分の体をアピールし出す!…


「……ふっふっふ!…どうだ!?…

また少し元の姿に近づいたぞ!?…

このまま行けばあっと言う間に元の大人の姿に…」


それこそ先程までの幼女体型とはオサラバ!…

そこには女性らしい丸みや曲線美などが少しづつではあるものの見られ始め!…

胸や尻も若干膨らみが感じられ!…何なら元に戻って来ている事が嬉しいのか?…

柄にもなくその体のラインを強調する様なグラビアのポーズを取って見せると、

やはり嬉々として笑って見せる!…

だがマサツグ達としてはそんな事など如何でも良く!…

ハッとした様子で我に返ると、次にはパルシィに畳み掛け!…


「ッ!?…いやいやいやいや!!!…それより一体何が如何なって!?…

確かにあの赤い水晶!…って、粉々になってるし!…何なら赤くも無いし!…

てか何で成長してるの!?…まさかあの赤いのって何かしらの魔力とかで!…

…ッ~~~!!!…だあああぁぁもう!!!…

とにかくちゃんと説明をしろぉ!!!…」


とにかく色々とごっちゃになって居る事でマサツグは戸惑い!…

それでも思った事を全部!…

それはあの雌蕊めしべの水晶は何だったのか?について話し出すと、

続けてもうただのガラクタに成り果てている事に気が付き!…

そしてパルシィが成長をしている事についても言及!…

何ならあの水晶の中身と関係が有るのか?についても説明を求めると、

次には一人勝手にパンク!…突如吠えてはパルシィに文句を口にする!…

それは今までの説明が不十分であった事を突き付けて行くと、

一方でそんなマサツグに怯む事無くパルシィは大きく伸びをし!…


「あぁ、これを壊せばあの氷の結晶は完全に機能停止する!…

但し!…この魔力水晶を付けたまま破壊すると…

滞留していた魔力が有らぬ方向に暴走する可能性が有るから要注意!…

だから、私がこうして…」


__…スゥ…タッ…タッ…タッ…タッ…


と、次にはそのマサツグの問い掛けに対して返事を口に!…

その際ここで漸く如何すれば事の対処が出来るのかを話し始め!…

まるで自身は体力が有り余っている様子で柔軟体操をする!…

そんな素振りまで露わにすると、更には自身がやっていた事を肯定するよう!…

更に話しを続けようとするのだが、ここでマサツグがふと…

突如俯いた様子でパルシィに向かって近づき始める!…

それは何やら不穏な空気を漂わせると、

パルシィも気が付いた様子で声を掛けようとするのだが!…


「…ん?…如何したマサツグ?…私の姿になにか?………ッ!!!…」


__ガシィ!!…ッ!?…


パルシィが気が付いた時には既に直ぐ傍まで迫っており!…

パルシィを捕まえる様にヌッと手を伸ばして行くと、

次には抵抗もさせない内に捕縛!…パルシィの両肩を掴んで行き!…

となると突如肩を掴まれた事でパルシィもさすがに驚き戸惑った様子で、

反応を露わに!…何度も目をパチパチとさせ!…

ジッと俯いたままのマサツグに警戒を示すそんな素振りを見せると、

一方でマサツグは俯き黙った状態で徐にパルシィへ質問!…

それは何かに気が付いた様子で話し始める!…


「…質問1ぃ…何でここまでの説明をしなかった?…」


「ッ!…え?…いやそれは私がいちいち説明をするより…

実際に見て貰って体験をして貰った方が早いと思ったからで…」


ゆっくり静かに!…だがそこに何か含みがある様子で最初の質問を口にすると、

パルシィは戸惑いながらも返事!…それは最初モツに答えた時とそう変わらず…

まるでマサツグ達にも経験をして欲しかったよう話しをすると、

更にマサツグは質問を続ける!…

その二回目の質問も先程と同じ様にゆっくり静かに問い掛けて行くと、

今度は若干抑揚をつけ!…


「そうかそうか……じゃあ質問2ぃ…

何で対処法を知っててその魔力水晶?…の中身を早く飲まなかった?…

コッチで戦っている際も確認出来たが…

まるで味わって飲んで居る様にも見えたが?…」


「ッ!?…うぐ!?…そ、それはぁ~?…」


と言うのも何か気付いて怒っている様な?…

だがここでもやはり噴火する様子は感じられず!…

ただ自身の目から見ても疑問に感じた事を口にすると、

ここでパルシィがピクッ!と…何か答えに詰まるそんな素振りを露わにする!…

その際最初の質問からマサツグはずっと俯いているのだが、

何故か目が笑って居ない!と言うと様子が感じられ!…

と言うよりもマサツグからは怒っています!とばかりの、

オーラがヒシヒシと感じられる!…

となるとパルシィもそんなマサツグの様子にヤバい!と…

特に疾しい事が無ければ青褪める必要もないのだが、

みるみるその表情を青褪めさせる!…

宛ら何かを仕出かした時のフィロの様に目の焦点が合わない!…

そんな反応を露わにすると、しかしそんなパルシィの様子など御構い無し!…

マサツグは顔を上げるなり止めを刺す!…


「最後の質問!…さっきパルシィは確かこう言っていたよなぁ?…

あの魔力水晶とやらがあの氷の花?の核みたいなもんで!…

と危ないんだったよなぁ?…

じゃあ…外した後にその魔力水晶を壊したらどうなるんだ?…」


「ッ!!!…そんな勿体無い事が出来る筈が!!!……ッ!?…」


この時顔を上げたマサツグの表情と言うのは満面の笑み!…

しかしやはりその目は先程感じた様に1mmとして全く笑って居らず!…

と、その様子を傍から見ているモツとアヤとしても次には何と無く察してしまい!…

何ならその様子はもはや尋問の様に感じられ!…

敵兵に捕まり武器を手に脅される新兵の様な!…

とにかくパルシィから怯えるそんな反応が見られて!…

思わず無言で十字を切って見せると、更にはご冥福を祈る様に手も合わせる!…

その一方でマサツグがここで最後の質問を口にすると、

次の瞬間その質問を聞いてパルシィはピクッ!と反応をして見せ!…

となると今度は猛抗議をする様に本音を口に、

しかし次にはパルシィもハッとした様子で目を見開き戸惑う!…

さてそんな表情を浮かべて更に冷や汗を掻くそんな慌て様を露わにすると、

マサツグの笑顔は更にニッコニコになってしまい!…


「…尻尾…つ~かま~えた!…」


__ゾクウウゥ!!!…ッ!?…ッ……


まるで聞きたかったのはそれ!とばかりに言葉を漏らし、

そのマサツグの一言を聞いてパルシィも!…

更に何か恐怖を感じた様子で青褪め身を竦めるそんな反応を露わにすると、

釣られてモツ達も戸惑う様な!…何か不気味さを覚えてしまう!…

さてそうしてマサツグが笑顔でパルシィの事を見詰めて居ると、

どんどんパルシィは冷や汗を掻き!…

それは普通にゲームをしている者であればまず見る筈の無い光景であって!…

次には微妙な沈黙が訪れ!…

互いに動く気配を見せない何か隙を伺い合う様な感じになって行くと、

先に動いたのはパルシィの方で!…


__……ッ!!…ババッ!!…


「ッ!…あっ!…」


「逃げる!!…」


パルシィは瞬時にマサツグの手を払い除ける様にして背後を振り返ると、

次には部屋を後にしようと身構え!…

この時その表情はまるでマサツグに恐怖を覚えた様であり!…

一介の冒険者相手に魔王と呼ばれる人物が青ざめてその場から逃げようとする!…

そんな様子にモツとアヤもあっ!と言って逃げた!と…

言葉を口にしようと若干慌てて見せて居ると、その際マサツグも直ぐに対応!…

まるで慣れて居る!とばかりに動きを見せる!…その際思い出して欲しいのは!…

マサツグはシロやハティの動きについて行ける!と言う事であり、

そんな人物を相手にした結果と言うのはもう!…


__ッ!!…ギュン、ガッ!!!…


「ッ!?…な!?…」


当然何ともなかった様子で捕縛される事に!…

逃げようとしたパルシィへ向かってマサツグが瞬時に腕を伸ばし!…

何なら刹那の効果もまだ生きて居る事もあって!…

その動きを簡単に捉える事が出来てしまうと、

シュッと逃げようとするパルシィの左腕を捕まえる!…

となると捕まったパルシィも途端に吃驚とした反応を露わにする!…

するとパルシィもまだ抵抗をする意思を見せようとするのだが!…

行動に出るよりも先にマサツグが引っ張り持ち上げる様にして、

パルシィの身柄を拘束し!…


「わ~る~い~こ~は!!…」


__グン!!…グルン!!…ガッ!!…


それは小さな子供を叱り付ける様に!…トーンとしては然程怒鳴らず…

しかし何かやるであろう様子でパルシィを今までのフィロの様に扱い出すと、

まずはパルシィの脇に腕を回して拘束をする!…

宛ら状態としては鞄を脇に抱える感じで身動きを封じる!…

そうして人攫いの状態でパルシィの尻をマサツグの向いている方に!…

顔はマサツグの尻の方と逆向きの状態で抱え続けて見せると、

次には何をされるのか?を察したのかパルシィは更に青褪める事に!…


「あぁ!…あぁ!?…」


__スウゥ……南無ぅ~~……


逃げたくても逃げられない位にマサツグがしっかり拘束しており、

更にはマサツグの様子が見えない事でこれまた不安を煽られる!…

ただ不安を覚えた様子で今まで見せた事の無い慌て様と言葉を口にすると、

肝心のマサツグはスッと利き腕を掲げる!…

それはそれは天高く掲げてピタッと止まる!…

宛ら宣誓をするようあの上げた手の掌をピシッと平たくして見せると、

その様子にモツもこの後の展開が読めてしまったのか!…

未だに両手を合わせて合掌をして居り!…と、一方でパルシィは漸く謝る事に!…

マサツグに許して欲しい!とばかりに言葉を口にし始めて行くのだが!…


「わ、悪かった!!…説明しなかった事も!!…利用した事も謝る!!…

だから!!…だからそれだけはぁ~~!!!…」


「問答…無用!!!」


その際パルシィの様子と言うのは酷く慌てて困惑しており、

そこに重度の恐怖も感じては表情を引き攣らせ!…

この時も藻掻く様にして未だに手足をジタバタとさせて見せており!…

何ならやはり私欲を肥やそうとしていた事も口に!…

パルシィとしてもこの後の展開が読めた様子で止めてくれ!と…

とにかくマサツグへ必死に許して貰おうと訴え頑張って見せるのだが、

マサツグは無慈悲にも判決を!…

聞かない!とばかりに言葉を口にしてはその掲げた掌を振り下ろして行く!…


__ブンッ!!…パアアアァァァァァァァン!!!!…


「ッ~~~!!!!!…あぎゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」


マサツグがその手を振り下ろそうとした瞬間、その表情は阿修羅が如く!…

そして振り下ろした手はと言うと真っ直ぐパルシィの尻に向かって飛んで行き!…

次には気持ちのいい位の快音を立てると、

それに比例してパルシィも当然悲鳴を上げる!…

それはこの部屋だけでなく詰所の一階フロア全体に響きそうな位に叫んで行くと、

そのマサツグの一撃に思わずモツ達も驚いた様子でビクッとしてしまい!…

何ならモツ達の目の前にはその悶絶するパルシィの表情が有る訳で!…

パルシィはその一撃が相当痛かったのか!…

涙目になりながら顔を赤くして口を大きく広げる!…

まるでも一つ何かが飛び出たかの様な痛がり方を露わにすると、

モツ達もその様子を見て思わず言葉を漏らし!…


「クッ!…クリティカル!!…」


「アレ…音だけでも相当痛いってのが分かる音よ?…

パルシィのお尻…大丈夫?…」


モツはその音とパルシィの表情から痛恨の一撃であった事を理解し、

動揺の言葉を口に!…

と、アヤも同じく思わず同情をする様にパルシィの心配を口にして行き!…

だがだからと言って助けると言った事はせず、いや寧ろ助ける事が出来ず!…

何も出来ずに見守るだけに留まって居ると、

一方でマサツグは更にパルシィに対して文句を口に!…

何なら続けてその丸い尻をドラム代わりにビートを刻む!…

その際そこに下心と言ったモノは決してなく、

何方かと言うと悪戯した子供に対して怒るオカンが如く!…


「単純に!!…魔力が!!…欲しい!!…なら!!…

そう!!…最初に!!…言わん!!…かい!!…」


「ひぎぃ!!…あびゃ!!…ひゃん!!…うぎゃ!!…

ご、ごめんなさい!!…正直に言います!!…もうしません!!…

許してぇ~!!!」


フィロといいパルシィといい!とばかりに…淡々と文句を口にしつつ尻を叩き!…

マサツグの手に掛かってしまったらもう子供化は不可避の様であり!…

例外は無くパルシィも子供になったよう、

反省した!と泣きながらに悲鳴を上げつつ!…そんな様子にモツもアヤも唖然!…

一応目の前に居るのは氷の大精霊様であって、

魔王クラスに強い筈!と考えるのだが!…

それこそ幾ら目を擦って細めようとも!…

そこに居るのはオカンに怒られる子供の様で、何なら幼児化する始末に!…

アヤもふと疑問を感じた様子で徐々に首を傾げるそんな反応を露わにすると、

その事を徐にモツへ口に!…


「…マサツグに近づく魔王って…

毎回こんな風に幼児化している様な気がするのは私だけ?…

フィロも最初は凄かったのに今ではあんなだし…

パルシィもまだ出会ってフィロ位に時間が経って居ないけど…あの状態だし…

…やっぱり変よね?…私がおかしい訳じゃ無いわよね!?…」


「…俺も何が正しくて何が間違っているのか分からなくなって来た!…

…こう言うのをゲシュタルト崩壊って言うのかな?…」


目の前で中学生になっても親に尻を叩かれている様な図を見せる、

パルシィにアヤは戸惑いつつ!…

何なら!と言った具合に今までの事を振り返って行くと、

フィロも魔王であった筈?と話し…

が、今では見る影もない位にマサツグにべったり!…

まるで狐版のシロが居るみたいである事を口に、

しかし改めてその状態について何で?と…

可笑しい!とばかりにモツに常識が可笑しいのか?について質問をすると、

モツも感覚が麻痺して来た様子で!…

正直にアヤの方へ振り返っては分からない!と返事をして見せ…

苦笑いをしつつ自分も可笑しくなったのか?と頭を抱えるそんな反応を見せると、

一方でまだマサツグの体罰は続く!…そしてパルシィの様子も変わり始める!…

と言うのも!…


__パアァン!!…パアァン!!…パアァン!!…


「…ッ!?…って、そろそろ止めないと!!…反応が!?…」


「ちょ、ちょっとマサツグ!!…やり過ぎよ!!!…

パルシィはフィロとは違うのよ!?…」


徐々にパルシィの悲鳴が聞こえなくなる!…

そしてただ聞こえてくるのは尻を叩いているであろう音だけで!…

ハッとその事に気が付いたモツがパルシィの顔に視線を向けると、

そこには虚ろな目をするパルシィの表情が!…

何ならその口から涎を垂らして涙も流す様子も目にして行く!…

宛ら表現としては綺麗では無いモノなのだが、

乱暴をされた様に見えてしまい!…

となるとそんなパルシィの表情に慌てて止め!…

アヤもマサツグにいつまでやっている!とばかりにツッコミを入れると、

ここでマサツグもハッ!と…我に返った様なそんな反応を露わにする!…


「ッ!?…え?…おぉ!?…パ、パルシィ!?…

イ、イカンやり過ぎてしまった!!…」


「ッ!?…無、無我になるまで尻を叩くとか!!…

どんだけブチ切れてたんだよ!?…」


「ッ!?…い、いやぁ~?…

今までにあった事やられた事思い出してたらつい…」


如何やらモツ達が止めなければ、

まだまだ続いて居た様子でマサツグ自身も戸惑い始め!…

パッと手を止めて近くのベッドにゆっくり横にして行くと、

モツも更にマサツグへツッコミを口に!…

その際マサツグはそのツッコミに対してやはり戸惑いながらも返事に!…

それは色々と思い出して居た様子でモツに語り!…

本当に無我夢中であった事を口にすると、一方でアヤはパルシィの尻を気遣う!…

チラッとその惨状を確認する!…

そこにはまるで猿の尻に様に真っ赤っかに腫れた様子が有った様で、

それを目にするなり思わず引いた!とばかりに言葉を口に!…


「……ッ!?…こ、これは!…見事に真っ赤っかね!!…

…もしかするとフィロ以上に叩かれているかもしれないわね?…

…累計で言うと勿論フィロの方が多いけど…」


「ッ!?…いやそう言う問題じゃ!?…

…と、とにかく!…だ、大丈夫か?…」


まるで自分が受けたかの様な想像をしたのか、思わず自身の尻を押さえ!…

と、次にはフィロ以上のお仕置きであった!と…

まるで今までのお仕置きを覚えているのか?…

これまた強烈であった様に戸惑いつつそんな事を口にすると、

更には補足説明の様な事も続け!…

と言うのもそれはあまりの光景を見て混乱している様子!…

モツがアヤにツッコミを入れ!…

続けてパルシィの心配をして背中に手を乗せながら声を掛けると、

パルシィはまだ意識が有った様子で言葉を漏らし!…


「……こ、この者は…本当に…本当に!…一介の冒険者か!?…

わ、我が身がここまで!…追い詰められようとは!!…

…ッ!?…ッ~~~!!!…今までに…この様な辱めを…受けた事は!!…」


この時情けなくベッドで横になったまま尻を突き出し、

ピクピクと痙攣をして見せ!…そしてパルシィの人生!…

いや精生であろうか?…とにかく初の体験であった様に言葉を漏らし!…

マサツグが本当に普通の冒険者…

或いは人間なのか!?と痛みに耐えるそんな表情を見せつつ質問をすると、

まるで化け物扱いされた事にマサツグもピクッと反応!…

すかさず文句の言葉を口にする!…


「ッ!!…元々の原因を作ったのはお前だろうが!!…

…ったく!!…今度からはさっきの!…あぁ~ッと?…

魔力水晶だっけか?…!!…

ちゃんと色々と説明!!…」


マサツグはあくまでもこれがお仕置きであった事を口にすると、

原因はパルシィに有ったと言い!…

しかしやはり少なからずやり過ぎた!と反省もして居る様で!…

その事を詫びつつ更に説教を続け!…

その際正直に言えば回収も吝かでは無い事をパルシィに話すと、

改めて説明をするよう言葉を!…

一方でパルシィはその言葉を聞いてピクッと反応をして見せる!…

と言うのも突如不敵な笑みを浮かべ出すと、

同時に何やら含みの有る言葉を口にし出し!…


「ッ!?……今…と言ったなぁ?…」


「ッ!…え?…」


それはまるで言質を取る様に言葉を口に!…

宛らよくある[何でもする?]と言った言葉に反応するよう…

途端に元気を見せ始めると、そんなパルシィの様子に三人も戸惑い!…

が、時既にお寿司の様子で更に元気に!…しかしベッドからは未だ動けず!…

ただ不気味に笑い喜ぶそんな反応だけを見せて居ると、

マサツグ達は嫌な予感を!…

すると一方でパルシィはマサツグに仕返しとばかりにある真実を話し始める!…

そしてその真実と言うのも!…


「ッ!…ツツツツ!…ッ~~~!!…なら正直に話すがぁ?…

先程の29!!…」


「ッ!?…えぇ!?…」


まだ尻が疼くのか痛みに耐えるそんな様子を見せつつ!…

それでもマサツグの言葉に対して!…

さも反論をする様に先程の面倒な氷の花がまだまだ他にも存在する事を口にすると、

嬉々としてその数についても話して行く!…

となるとそれを聞いてマサツグやモツにアヤも揃って!…

戸惑い出すそんな反応と言葉を漏らして見せて居ると、

パルシィは更に意地悪っぽくニヤッと笑ってはもう一つ情報を口にし出し!…


「内この一階層にはあと四個あるから…覚悟して行く事だな!?…

…さぁ!…正直に話したのだ!!…私を魔力水晶!!…ッ!…もとい!…

魔力痕の有る場所へと誘えぇ!!…ハゥ!!…ッ~~~!!…」


__…え、えぇ~?……×3


何でもまだこの一階フロアには四つある!と…

それら全てを巡らない事には何も得られない様な事も口にすると、

これまた本音を漏らす!…そして尻の痛みにも当然表情を歪めて見せる!…

さてそんな話を聞かされたマサツグ達はと言うと、

勿論固まってしまった様に困惑の表情!…

そしてこの調査が難航する事を静かに悟り!…

各々心の中で絶望をする様に本音の言葉を漏らして行くと、

思わず帰ろうか?と…調査の断念を考えてしまうのであった!…

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アリス(43)は『完全防御の魔女』と呼ばれたA級冒険者。 子育て(子どもの修行)のために母子ふたりで旅をしていたけれど、子どもが父親の元で暮らすことになった。 ひとりになったアリスは、拠点にしていた街に五年ぶりに帰ってくる。 さっそくギルドに顔を出すと昔馴染みのギルドマスターから、ギルド職員のリーナを弟子にしてほしいと頼まれる……。 生活力は低め、戦闘力は高めなアリスおばさんの冒険譚。 ----- 剣と魔法の西洋風異世界。転移・転生なし。三人称。 一話ごとで一区切りの、連作短編(の予定)。 ----- ※小説家になろう様にも掲載中。

スキル『倍加』でイージーモードな異世界生活

怠惰怠man
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異世界転移した花田梅。 スキル「倍加」により自分のステータスを倍にしていき、超スピードで最強に成り上がる。 何者にも縛られず、自由気ままに好きなことをして生きていくイージーモードな異世界生活。

「お前と居るとつまんねぇ」〜俺を追放したチームが世界最高のチームになった理由(わけ)〜

大好き丸
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異世界「エデンズガーデン」。 広大な大地、広く深い海、突き抜ける空。草木が茂り、様々な生き物が跋扈する剣と魔法の世界。 ダンジョンに巣食う魔物と冒険者たちが日夜戦うこの世界で、ある冒険者チームから1人の男が追放された。 彼の名はレッド=カーマイン。 最強で最弱の男が織り成す冒険活劇が今始まる。 ※この作品は「小説になろう、カクヨム」にも掲載しています。

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ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

異世界帰りのハーレム王

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俺、飯田雷丸。どこにでもいる普通の高校生……だったはずが、気づいたら異世界に召喚されて魔王を倒してた。すごいだろ?いや、自分でもびっくりしてる。異世界で魔王討伐なんて人生のピークじゃねぇか?でも、そのピークのまま現実世界に帰ってきたわけだ。 で、戻ってきたら、日常生活が平和に戻ると思うだろ?甘かったねぇ。何か知らんけど、妖怪とか悪魔とか幽霊とか、そんなのが普通に見えるようになっちまったんだよ!なんだこれ、チート能力の延長線上か?それとも人生ハードモードのお知らせか? 異世界で魔王を倒した俺が、今度は地球で恋と戦いとボールを転がす!最高にアツいハーレムバトル、開幕! 異世界帰りのハーレム王 朝7:00/夜21:00に各サイトで毎日更新中!

実家にガチャが来たそしてダンジョンが出来た ~スキルを沢山獲得してこの世界で最強になるようです~

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とあるサイトを眺めていると隠しリンクを踏んでしまう。主人公はそのサイトでガチャを廻してしまうとサイトからガチャが家に来た。突然の不可思議現象に戸惑うがすぐに納得する。そしてガチャから引いたダンジョンの芽がダンジョンになりダンジョンに入ることになる。

ダンジョントランスポーター ~ 現代に現れたダンジョンに潜ったらレベル999の天使に憑依されて運び屋になってしまった

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二十年前、地球の各地に突然異世界とつながるダンジョンが出現した。 ダンジョンから持って出られるのは無機物のみだったが、それらは地球上には存在しない人類の科学や技術を数世代進ませるほどのものばかりだった。 そして現在、一獲千金を求めた探索者が世界中でダンジョンに潜るようになっていて、彼らは自らを冒険者と呼称していた。 主人公、天城 翔琉《あまぎ かける》はよんどころない事情からお金を稼ぐためにダンジョンに潜ることを決意する。 ダンジョン探索を続ける中で翔琉は羽の生えた不思議な生き物に出会い、憑依されてしまう。 それはダンジョンの最深部九九九層からやってきたという天使で、憑依された事で翔は新たなジョブ《運び屋》を手に入れる。 ダンジョンで最強の力を持つ天使に憑依された翔琉は様々な事件に巻き込まれていくのだった。

私のスキルが、クエストってどういうこと?

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スキルが全ての世界。 十歳になると、成人の儀を受けて、神から『スキル』を授かる。 スキルによって、今後の人生が決まる。 当然、素晴らしい『当たりスキル』もあれば『外れスキル』と呼ばれるものもある。 聞いた事の無いスキル『クエスト』を授かったリゼは、親からも見捨てられて一人で生きていく事に……。 少し人間不信気味の女の子が、スキルに振り回されながら生きて行く物語。 一話辺りは約三千文字前後にしております。 更新は、毎週日曜日の十六時予定です。 『小説家になろう』『カクヨム』でも掲載しております。

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