634 / 945
-第七章-ウィンタースノー連邦-霊峰ウルフハウリング・後編~デグレアント帝国・前編-
-第七章四十四節 変態さん再び!とシロと言う生き物?とフィロの狙い!-
しおりを挟む__ガキィン!!!…ギャギギギギギイィン!!!…
「ッ~~~!!…ダアァ!!!…ハァ!…ハァ!…
…ッ……ッ!?…だ、大丈夫だった!?…」
突如乱入して来た者がその飛んできた大砲の球を受け流そうとして行くと、
金属同士が擦れ合う激しい摩擦音が響き!…と、同時にその受け流そうとする
両腕にも相当な負荷が!…それでもその者は何とか大砲の球を流し切り!…
誰の被害も及ばない場所へ球を転がし!…そして疲れた!とばかりに項垂れ
息を切らす様子も露わにすると、次にハッと頭を上げる!…それこそ途端に
シロの心配をし始める!…それは酷く焦った様子で声を掛けると、シロも驚き
戸惑った様子で返事をし!…
「ッ!?…え?…は、はいで…す?……ッ!…」
と言うのも本来と言うかシロなら別に大砲の球を避ける事位訳は無いのだが!…
その突然の乱入者に気を取られ!…思わず戸惑い足を止めてしまうそんな様子を
見せて居た一方でこの言葉!…一体何が何だシロには分からず!…この人誰!?
と言った状態でその助けてくれた者の顔に目を向けると、そこには見覚えのある
顔が!…それはギルド前で出会ったあの人だ!と言う事を理解する!…その者は
黒髪の何か闇を抱えて居そうなそんな風貌をして居り、格好も何処か禍々しい鎧
甲冑を身に纏い!…もっと簡単に言うとその見目は某・青い公文書に出て来る
正実のトップに似ており、そして格好は某・大領主の側近サキュバスの鎧姿に
似ており!…パッと見だと夢のコラボレーション様な出で立ちでなのだが、当然
そんな事などシロは知らず!…とにかくあの時の不審者が居る!と…その時の
ハティの言葉を思い出し!…
〈…お姉様?…その人はケガをしたから泣いて居たのじゃないのです!…
変態さんだから泣いて居たのです!…〉
__ッ!!…ババッ!!…ッ!……ジリィ…ッ……
となるとシロは助けて貰ったにも関わらず警戒態勢!…その手に氷のダガーを
握り!…相手の動き次第では襲い掛かる!とばかりにキッと相手の事を睨んで
行くと、相手もそれを見てハッ!と…シロが警戒している事を当然悟る!…
そして次には刺激しない様にスッと距離を取る様なそんな反応を見せて行くと、
同時にショックを受ける様な表情も浮かべ!…と、とにかく相手はこう言った
場面に慣れている様子で!…離れて行く様子にシロも安堵!…しかし次には
ふとある事に気が付いた様子でまたピクッ!と反応をすると、今度はその態度を
改め!…
「…ッ!……お姉さん…怪我してるです?…」
この時シロが反応したモノ言うのは相手が怪我をして居ると言う事で!…あの時
とは違いハッキリと出血している様子が見られ!…となるとシロとしても先程
助けてくれた事を加味し出し!…実はいい人なのか?と…それでもやはり一応
警戒をしながらその助けてくれた者に声を掛けると、その者も声を掛けられるとは
思っても居なかった様子で戸惑う!…そして慌てて大丈夫!と言って見せる!…
「ッ!…え?…あ、あぁ!…これ位へっちゃらだから!!…気にしないで?…
…そ、それよりも!!…貴方のご主人様は何処に?……ッ!?…」
__…ッ…トテテテテ!!!…
「ッ!?…ピィ!?…ッ!?…あっ…あぁ!!…」
それこそ本当に大丈夫である事をアピールするよう!…その場でグッとガッツ
ポーズを決めたりするのだが!…それでも尚シロは気にした様子でその者を
ジッと見詰め!…本当に大丈夫なのか?と不安!…何なら先程のせいでケガを
したのではないのか?と…遂には気になって仕方が無くなり?…徐に警戒を
解いてその助けてくれた者の方へと歩いて行くと、次には何故か助けてくれた
者もたじろぐ!…そして余りのたじろぎ様に尻餅を着く!…
__ドシャアアァァ!!!…ッ~~~!!!…ッ…ッ!?…
「…大丈夫です?…」
近付いて来るシロに対して後退り!…そしてそこら辺に埋まっている石に足を
取られてそのまま後ろに!…と、バタバタワタワタと暴れるがなす術無く!…
結果尻を思いっきり打ち付け!…地味に痛かった様子で若干悶絶する様な自身の
シロを労わる様に手をスッと持って行くと、一方でシロはズンズンその助けて
くれた者に近付く!…そして再度労りの声を掛けて行く!…すると更にシロの
接近を許した事でその者も更に慌てて見せると、両手を突き出し拒絶の体勢!…
「ッ!?…ま、待って!!…それ以上は近付かないで!!!…
そ、それ以上近付かれたら私!!!…私!!!…
私貴方に嫌われたく!!!…ッ!?!?…」
__トテトテトテトテッ……スゥ…ギュウゥ!!…ッ!?!?!?…
その近付いて来るシロに対して必死に待った!と…何なら自分で下心がある事を
自白する様に!…欲望が抑えられない!とばかりにシロに嫌われたくない事も
口にするが、シロは御構い無し!…遂にはその物に接近する!…その際一旦は
氷のダガーを手放して行くと、その突き出している手にそっと自身の手を重ねて
行行き!…それそこ意味有り気にギュッと握り!…と、そんな予想外の事をされた
モノだからその者は更に戸惑う事に!…もはや顔を真っ赤にしてシロを見詰め!…
今にも爆発しそうな位にアワアワとした酷く戸惑う表情を露わにすると、一方で
シロは治癒の光を!…その繋いだ手を通して流し始める!…
__パアアアァァァァ!!!…ッ!…ッ…ッ~~~…
「…ジッとしててください!…あと、お姉さん…
何でそんなに怪我をしてるのですか?…
…ご主人様より酷い!…」
それは柔らかな光となってスゥ~ッと腕を伝って行くと、まるで腕をマッサージ
されているような心地よさを覚え!…と、徐々にそれはケガをしている部位へと
更に伸び!…何かくすぐったい様な?…やはり心地いい様なそんな感覚を感じて
居ると、一方でシロから質問を!…何故ここまで怪我を放って置いたのか?と
聞かれてしまう!…するとそんな質問が飛んで来た事でまたその者もハッ!と
我に返るそんな素振りを露わにすると、慌ててクソ真面目にシロへ返事を返して
行き!…
「ッ!?…ふぇえ!?…あ、あぁ~…え、えぇ~っとぉ?…
わ、私めのjobは[暗黒騎士]でして!…
自分のHPが少なければ少ないほど火力が出ると言いますかぁ~?…
と、とにかくダメージを負うのがデフォでしてぇ~…
ぞ、俗に言う火事場ハンターと言うモノに近い訳で御座いましてぇ~…
だ、だから回復をしちゃいけなくてデスネ?…
と、とにかくこうして優しくされる事自体もあまり無いと言いますかぁ~…」
その際の反応はまるで陰キャが陽キャに話し掛けられた時の様な反応を露わに!…
ビックリした様子で目を見開き!…シロの真剣な表情を見てドギマギとした様な
戸惑い慌てるそんな表情を浮かべて行くと、次には反応をそのままに気不味そうに
視線を反らす!…と、ここから更にオタク特有の早口でボソボソと返す!…この時
その理由に自身が[暗黒騎士]である事を話して行くと、慌てながらも違うゲームの
知識も交えて話すのだが!…
「…ッ?…あんこく…きし?…かじば?…ハンター?…」
「ッ!…あっ…デスヨネ~……ッ!…」
勿論この世界の事しか知らないシロにその理由が分かる筈も無く!…結果キョトン
とした顔で首を傾げられる事になり!…となるとそんなシロの反応を見てやっぱり!
とばかりにその者も理解!…と、一方でグングンその者の体力を回復して行き!…
尻の痛みも徐々に薄れ!…気が付くと体が軽くなった様な、何処も痛くなくなって
気力充分!と言った感覚を感じ出すと、次にはその者が体勢を変える!…ペタンと
女の子座りでシロと手を握り続ける!…そして同時に改めてシロの治癒能力に驚いて
見せると、思わず気になった様子である事を!…
{……本当はこう言う事は了承を得てからするモノなんだけど!…
…ッ…ッ~~~!!!…ごめんなさい!!…鑑定!!}
__ピピピ!…ヴウン!……ッ!?…
その気になった事と言うのはシロの能力にあった様で!…本当は了承を得てから
やる事を重々承知しつつ!…それでも好奇心を押さえられなかった様子でシロに
向かい心の中で謝罪をしながら鑑定を発動すると、その者の目の前にシロの
ステータスが表示される!…と、同時にその者にとって驚くべき内容が開示
される!…それは普通に考えればあり得ないらしく!…シロとステータス画面を
交互に見比べ!…
----------------------------------------------------------------------
「シロ」
「雪合戦の小悪魔狼娘」
Lv.70 「フェンリル」
HP 5825 TP 675 装備
ATK 645 DEF 630+890 武器 素手
INT 560 RES 495 頭装 マサツグの血晶亀鋼鉄の鉢鉄
AGI 680 LUK 220 体装 マサツグの血晶亀鋼鉄の軽鎧
足装 マサツグの血晶亀鋼鉄の具足
MS [拳闘術Lv.12] [短剣術Lv.10] 装飾 凍て付いた名前入り首輪
SS [感知 Lv.9] [風装 Lv.9]
[氷装 Lv.8] [神速 Lv.10]
[反撃 Lv.7] [絶対嗅覚]
[忠犬] [武器精製(氷)]
[治癒の心]
EX [鋼の意思] [覚醒:巫女の目覚め(片翼)]
[術技]
カマイタチ TP 10 真空破 TP 25 疾風爪 TP 25 疾風乱舞 TP 35
アイスブレス TP 25 氷撃破 TP 25 氷撃爪 TP 35 氷爪連撃 TP 40
氷風乱撃爪 TP 55 真空撃 TP 50 E・S TP 70
[術技2]
ヒーリング TP 25 ヒールハグ TP 25 H・ウィンド TP 65
[EX術技]
完全無欠の奇跡の治癒の聖域 TP 500
-----------------------------------------------------------------------
{な、何!?…これ!?…この子一体何者なの!?…}
この時開示されたのは勿論シロの今の最新のステータス情報!…そこには普通の
モンスターが覚える筈のない術技が表記されて有る他、更に目を疑うはその種族
と言うかシロの本当の正体で有り!…今まで恋焦がれ追い求めていた憧れの子が
あのフェンリル様と!…想像して居たモノとは掛け離れ!…白くてフワフワ!…
愛嬌も抜群の小さな子である事にとにかく驚きを隠せないで居ると、更にその
ステータス画面を見て驚いて行く!…
{それに覚えてる技のラインナップが凶悪!!…
ほぼアサシンって言ってもいい位の殺意しか感じられない技の数々!…
でもってその中に異彩を放つのが回復魔法で!!…
…ヒ、ヒーラー?…いや、だとしてもTPが若干心許ないし?…}
基本的にシロが覚えているのは氷と風属性を併用した技の数々で、このゲームを
知って居る者からすればこの組み合わせは凶悪!と…と言うのもPVPに
おいて猛威を振るう構成で有り!…風属性は視認性が非常に悪く、気が付けば
ダメージを貰う元に!…そして氷属性もトラップとしてもダメージ元としても
優秀で、特に相手の動きを拘束するのに優れており!…更にはシロのステータス
から機敏である事も伺え!…以上の事からまるで暗殺者の様な設定がされている
事に気が付いて行くと、こんな可愛いのに暗殺者!?と…その殺意の高い構成に
思わず引いてしまう様な!…とにかく普通じゃない凶悪な幼女が今目の前に居る
事を自覚すると、戸惑い様を露わに!…そして更にツッコミ処を見つけて行く!…
と言うのもシロが回復魔法を覚えている事で、ヒーラーとしても動けるのか?と…
__…ッ!…チラッ?…ジィ~~~……ッ?…
一方でそんな様子が可笑しい事にシロも気が付いた反応を!…まずはピクッと
耳を動かし、そしてその者の視線を感じてチラッと振り向きその様子を確認する
と、その者がジッと自身の事を凝視する!…それこそ驚いた表情で見詰めて来る
様子を目にして行く!…となるとそんな視線を感じてシロが再びその者に対して
首を傾げて見せて行くと、これまた一方でその者が自問自答を続けて行き!…
{って言うかフェンリルって回復魔法を覚えるの!?…
それにこの[覚醒:巫女の目覚め(片翼)]って何!?…
聞いた事のないスキルよ!?……そして極め付けがコレ!!…
何でこんな小さな子が[完全無欠の奇跡の治癒の聖域]を覚えてるのよ!!!…
…これ唱えれる奴を見た事が無いわよ!?……ッ!…これバグって!!…
…いやそんな筈は無いし!!……えぇ~…何で?…如何して?…}
__ジィ~~~!!…ッ!?…
それはフェンリルが回復魔法を覚えるのか?と…まるで解釈不一致とばかりに
疑問を持ち!…何なら自身の知らないスキルも幾つか有る事から余計に悩みの
タネとなってしまうと、もはや本当にフェンリルかどうかすら怪しく思え!…
何かフェンリルと言う名の新しいモンスターの様にも思えてしまう!…そして
とにかくシロの事を凝視すると、更にある事にも着目し出し!…と言うのも
それは回復魔法でも最大最上級の魔法を覚えている事で、これまた思わず初めて
見た!と…今度は表情にも露わにするよう…戸惑いの色を全面に出して色々と
ツッコミどころが沢山ある事から頭が混乱!…あり得るのか?あり得ないのか?
で悩み倒し!…そうして分からない事だらけでただひたすらにシロの事を見詰めて
居ると、一方でシロも戸惑いながらジッと見詰められて居る事で同じく困惑!…
何なら若干引く様なそんな反応を露わにする!…
「…ど、如何したのですか?…ま、まだ痛いのですか?…」
その際相手の事をまだ一応は心配する様に声を掛けると、それでもやはり警戒を
してか若干逃げ腰になる様な!…手を繋ぎながらも直ぐに踏ん張りが利く様に
腰を落とし!…いつでも脱兎の如く逃げれる態勢だけを整えて行くと、一方で
そんなシロの反応に遅れてその者も反応!…それこそ戸惑った表情を更に見せる!…
そして今にも逃げそうな様子であるシロに気が付き慌てて行くと、次にはシロに
誤魔化しの言葉を口に!…
「…ッ!…へ?…ヴェエッ!?…あっ…い、いやなんでも無いよぉ~!?…
ただ可愛いなぁ~?…ってぼうっとしてただけぇ!!…」
「ッ!!…や、やっぱりお姉さん!…変態さんですか!?…」
「ッ!?…ハウゥ!?…」
それこそただ単に何でも無い!と言えばそれで済んだかもしれないのだが、慌てて
居たせいか本音が漏れ!…何なら改めてシロを見て思わず頬を染める様なそんな
表情を露わに!…となるとシロは勿論更に警戒をして見せ!…その者の事を再度
変態認定してしまうと、その際やはりハティが言った事が正しかったのか?と…
怯える様なそんな表情も露わにする!…するとそのシロの言葉を受けてまたその者が
ショックを受けると、後ろへ仰け反る様なそんな反応を!…と、そうしてシロが
変態?に保護される?…いや逆に保護している?…様な形でワチャワチャとして居る
一方!…戦場を両翼に展開!…マサツグ一家とカップル組に分かれた二組がそれぞれ
自分達の思う指定の位置について行くと、それぞれある事をし始める!…と言うのも
それは!…
「…ハァ!…ハァ!…よし!!…ここからならある程度声も乗るかな?…
…スゥ~~!!……シロォ~~!!!…ハティ~~!!!…
戻って来なさあぁぁぁぁぁぁいい!!!!」
「シロちゃあぁ~~~~んん!!!!…ハティちゃあぁ~~~~んん!!!!…
戻ってきなさあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁいい!!!!…」
二組がわざわざ両翼に展開した理由と言うのは勿論シロとハティの回収で!…
その際軽く辺りを見回せる小高い丘を見つけ!…それぞれ二組ともその丘を
登って二人に向かい呼び掛けるよう大声を発して行くと、その声は戦場に響き
渡り!…宛らまるでショッピングモールで迷子の我が子を探す様に心配の声が!…
するとその声に反応するのは二人だけではなく!…まだ首輪を斬られていない!…
解放されたいが為に戦果を求める奴隷達もピクッと反応をすると、そんな二組の
居る方へ若干流れる!…すると戦況も分断される!…結果!…
__ッ!…わあああぁぁぁぁ!!!…
「ッ!?…手応えが浅くなった!?…ッ!!!…
押せええええぇぇぇぇぇぇ!!!」
__ウオオオオオオォォォォォォォォォォォ!!!!…グゴゴゴゴゴゴ!!!…
ただでさえその冒険者達の壁が強固で突破出来なかったと言うのに!…奴隷達が
その二組の方へと分散した事で更にその攻めの手が弱くなり!…その事に機敏に
気が付いた冒険者達が活気付き!…この好機を逃すまい!と大盾部隊が声を上げて
一気に押し返す様に踏ん張り出すと、徐々にその戦線を押し上げる!…遂には
真ん中からその奴隷達の壁を分断する様に突破口を開く!…となると後続から勿論
更に奴隷達が寄って来そうになるのだが!…その騎士達の壁の内側ではもう別部隊
が横に列を作り!…
__わあああぁぁぁぁ!!!……ッ!…ッ!?!?…ウェルカムカモォ~ン?…
それは戦場を駆け抜ける遊撃部隊!…と言うのもミサカがこの部隊を手配して
居た様子で、いつ動かせるか?と思っていた矢先!…まさかこんな形で好機が
巡って来るとは思っても居なかった様子で満を持し!…その目の前から迫って
来る奴隷達を見てニヤリッ!…攻略方法もマサツグから見て学び!…それなら
自分達でも出来る!と…戦いに飢えた者達がまるで追剥の様に目をギラ付かせ
舌なめずりするそんな様子を露わにすると、その攻めようとして居た奴隷達も
途端にビクッ!と…自分達がかられる側である事を理解する!…さてそうして
攻めようとして居た奴隷達と言うのも数が少なく!…早い者勝ち!と言った
様子になって来ると、次にはミサカがGOサインを出し!…
「…遊撃部隊突撃!!!…正面突破後は敵拠点の陥落!…
及び奴隷達の無力化に徹する様に!!!…騎士達は現状を維持!!!…
処理を急がせるからもう少し踏ん張ってて!!!…」
__ウオオオオオオォォォォォォォォォォォ!!!!…
自分のクランチームにチャットを飛ばす!…するとそれに合わせて遊撃部隊が
飛び出し、本当に追剥のようその目の前の奴隷達に襲い掛かり!…そして
その後の役割分担もすかさず指示!…何なら先に先に動くよう指示を!…
早期に終わらせる事を考え!…騎士達にももう少し頑張るよう指示を出すと、
それに呼応するよう戦場からは吠える声が!…と、その急な展開にギルも
戸惑う!…
「…まさか!…まさかこの様な展開になるとは!?…
…ッ!…まさかこれを狙って?…」
「…そんな訳ないでありんしょう?…全部行き当たりばったり!…」
今までの戦闘経験からあり得ない!と言った具合にその光景を凝視!…そして
ハッ!と気が付いた様子で今度はこれがチーム・イツカ!と…チャランポラン
の様に見えて実は読めない作戦を考えて居たのでは!?とギルは思うのだが!…
フィロがそのギルが戸惑う声に合わせてツッコミを!…まるで心を読んだかの
様に呆れて見せる!…するとそんな指摘と言うかツッコミを入れられた事で
ギルが更に戸惑って見せると、フィロの方へ視線を!…
「ッ!?…え?…」
「…マサツグが居るとこうなるのでありんす!…
まるでこうなる事が必然とばかりに!…マサツグ一人いるだけでこうも変わる!…
…ほんに…ほんに面白い男でありんすよ…マサツグは…
…故に…故にわっちも惚れてしまったにありんすが!♥…」
「ッ!…え、えぇ~…」
それはツッコまれた事よりも心を読まれた事に動揺して見せ!…だが一方でそんな
ギルの事など御構い無しにフィロは話を!…その際要因はマサツグにある!と…
マサツグが居る事で不可解な事が起きる!とばかり口にし!…その結末が自分でも
全く予想が付かない様に呆れて見せると、フィロはそんなマサツグの戦う姿を見て
楽しげに笑う!…これだから目が離せない!とばかりに頬を染める!…そして
マサツグに惚れている事も続けて語ると、途端にモジモジとして見せ!…と、そんな
フィロの様子に呼応するよう火柱も未だ踊り続け!…そしてそんな様子を見せられて
居る!…とにかく理解が追い付かない事にギルもただただ戸惑いの言葉を漏らして
その様子を見ている事しか出来ないで居ると、次にはフィロが動きを!…その火柱を
遂に動かし始める!…
「…ッ!…と、そろそろわっちも動かねばでありんすな?…
もう陽動もとい牽制はこれ位で良いとして…
双方の守りを固めねば!……そぉれ?…」
と言うのも改めて戦況を見た所でもうお役御免である事を理解すると、次には
その両翼へ展開したマサツグ一家とカップル組の様子を確認し!…すると案の定
奴隷達に襲われテンヤワンヤと言った状態!…マサツグ一家の方はマサキと
オリハとシルビィが応戦しており、カップル組の方ではモツとパルシィが敵を
食い止め!…が、勿論限度がある事に何も変わらず!…徐々に押されさすがに
多勢無勢と言った所!…と、そこで自身が何とか出来る範囲である事を確認して
行き!…フィロがニヤッ!と笑いまたもや意味有り気にスッと手を何処に
向けて伸ばして見せると、パチン!と指を鳴らして見せる!…するとその火柱達が
宙に浮く!…
__パチンッ!!…ゴオオォォォォ!!!!…ッ!?…
「ッ!?…こ、これは!?…」
先程まで悶え狂う様に踊っていた何本もの火柱は宙に浮くと、徐々に一つになるよう
その姿を合体させ!…そしてその姿は一つの球体となってしまい!…まるで太陽の
様に煌々と光って辺りを眩しく照らして行くと、その眩しさからある者は怯み!…
またある者は異様なモノが近くに有る事から怯える様なそんな反応を見せて行く!…
と、その一方でフィロは更にその球体に向けて両手を伸ばすと、今度は祝詞の様な
呪文を口にし始め!…
「《天球より降り注ぐ業火は大地を焼き!…その者達を死滅させる!…
…それはこの世の終わりを告げ!!…浄化の炎をもって!!…
新たな世界を作り上げん!!!…》」
「ッ!?…な、何か物々しい雰囲気だけど!!…
まさか味方ごと行ったりしないよね!?…」
明らかに物騒極まりない呪文を口にして居り、本当に辺り一帯を焼き払うのか!?
と…となるとフィロの近くに居たギルやミサカが当然戸惑い慌て始め!…フィロに
味方ごと行くのか!?と言葉を口に!…それはやってはいけない!とばかりに
ミサカが訴え!…何ならギルは身構える様子を露わに!…仲間を守る為!と単身
フィロに挑む様なそんな反応を露わにすると、フィロがミサカの問い掛けに対して
ピクッと反応!…そして振り返るなりニヤッ!と笑いながら返事をする!…
「ッ!…ンン?…する訳ないでありんしょう?…」
「ッ!!…え!?…」
まるで悪戯っぽく笑って見せると、そんな事は無い!と断言!…となるとそんな
返事が帰って来た事で二人は戸惑い!…が、一方で元火柱だった物は未だ太陽の
様に煌々と光っており!…この状況を見てそんな訳無い!と…どの様に信用を
すればいいのか分からないで更に二人が戸惑って居ると、更にフィロがある事を
口にする!…それこそ何かを思い出す様に青褪めて見せる!…その際モジモジと
尻を震わせる様なそんな反応も露わにすると、さも意味深に話しをするよう!…
「そんな事をすればマサツグにこっ酷く怒られてしまうでありんすからな?…
また当分は満足に座る事の出来ない体にされるでありんす!…」
この時やはりマサツグに怒られる事が怖い様子でフィロは話し、その際乱暴に
される様な言い回しを!…それこそ何かトンデモナイ体罰を受ける様なそんな
言い方をミサカにして見せ!…その際思わず自身の尻に両手を回し!…呪文
発動まであと少しの所なのだが!…その状態の中でもわざわざ中断する位に
青褪めるそんな様子を露わにすると、ミサカもそれを見て誤解を受けた反応!…
驚いた表情を浮かべて見せる!…それはさもかの英雄様はDVだった!?
と言う疑惑を覚えた様に慌てて見せると、次にはハッ!と我に返り!…
「ッ!?…え!?…ま、魔王をそんな風に!?…
って、そうじゃなくて!!…じ、じゃあ一体何を!?…」
「ッ!…まぁ悪い様にはしないでありんすよ…
…見てるでありんす?…くっふふふふ♪…」
魔王を屈服させる程のDVと言う事にも思わず興味を持ってしまうが、
勿論それ所では無く!…ハッと我に返るなり違う!と言い…改めてその炎の球を
如何するのか!?と…何なら先程の祝詞の様な呪文の真意についても尋ねて行くと、
やはりフィロははぐらかす!…そして再度意地悪っぽく笑って見せると、再度その
炎の球体に向けて両手を伸ばす!…すると呪文の詠唱が再度始まった様にその炎の
球体がカッ!と光ると、次にはレーザーの様な光を放ち!…
__カッ!!…ビイイィィィ!!!…シュゴオオオオォォォォォ!!!!…ッ!?…
「《…神薙ぎの領域!!…焦土滅破!!!》
それは今現在進行形で襲われているマサツグ一家!…そしてカップル組に向けて
二射放たれると、丁度襲って来る奴隷達と戦っているマサキ達やモツ達を分断する
よう着弾し!…と、言っても着弾したのは地面で有り奴隷達を一切巻き込まず!…
だがそこから線引きをするようレーザーが走り!…そのレーザーが通った跡から
炎の壁が!…まるで地面から生えて来る様に轟々と燃えてその奴隷達の侵攻を
妨げて行くと、両方に炎のバリアを展開!…双方の安全を確保する!…
__ズゴオオオォォォォ!!!!!…ワアアァァァァ!!!!…ッ!?…ッ!?…
「くっふふふふ♪…これで完全掌握と言うモノでありんす!…
…さぁ?…無様に地を這い逃げ遂せようと!…
必死に藻掻いてわっちを楽しませるでありんす?…」
そしてその間にも騎士達の壁と乗り越え遊撃部隊が迫って来ると、そのまま
奴隷達の首輪狩りにへと発展!…となると逃げようとする奴隷達も出て来る
始末で!…しかしそれをも許さない!…フィロは巧みにレーザーを操り!…
その奴隷達の逃げ道をも塞いで完全に戦場を自身の手中に収めてしまうと、
コロコロと思い通りに行った事で笑みを零す!…一方で仰々しい魔法を
唱えたにも関わらず!…意外と地味な光景に治まってしまった事でミサカや
ギルが呆気に取られた様子で固まってしまうと、ただただその光景を見詰める!…
だが同時にそのフィロの魔法の凄さにも!…ハッと気付くなり驚くのであった!…
0
あなたにおすすめの小説
おばさん冒険者、職場復帰する
神田柊子
ファンタジー
アリス(43)は『完全防御の魔女』と呼ばれたA級冒険者。
子育て(子どもの修行)のために母子ふたりで旅をしていたけれど、子どもが父親の元で暮らすことになった。
ひとりになったアリスは、拠点にしていた街に五年ぶりに帰ってくる。
さっそくギルドに顔を出すと昔馴染みのギルドマスターから、ギルド職員のリーナを弟子にしてほしいと頼まれる……。
生活力は低め、戦闘力は高めなアリスおばさんの冒険譚。
-----
剣と魔法の西洋風異世界。転移・転生なし。三人称。
一話ごとで一区切りの、連作短編(の予定)。
-----
※小説家になろう様にも掲載中。
《カクヨム様で15000PV達成‼️》悪魔とやり直す最弱シーカー。十五歳に戻った俺は悪魔の力で人間の頂点を狙う
なべぞう
ファンタジー
ダンジョンが生まれて百年。
スキルを持つ人々がダンジョンに挑む世界で、
ソラは非戦闘系スキル《アイテムボックス》しか持たない三流シーカーだった。
弱さゆえに仲間から切り捨てられ、三十五歳となった今では、
満身創痍で生きるだけで精一杯の日々を送っていた。
そんなソラをただ一匹だけ慕ってくれたのは――
拾ってきた野良の黒猫“クロ”。
だが命の灯が消えかけた夜、
その黒猫は正体を現す。
クロは世界に十人しか存在しない“祝福”を与える存在――
しかも九つの祝福を生んだ天使と悪魔を封印した“第十の祝福者”だった。
力を失われ、語ることすら封じられたクロは、
復讐を果たすための契約者を探していた。
クロは瀕死のソラと契約し、
彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。
唯一のスキル《アイテムボックス》。
そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、
弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。
だがその裏で、
クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、
復讐の道を静かに歩み始めていた。
これは――
“最弱”と“最凶”が手を取り合い、
未来をやり直す物語
異世界で目が覚めたら目の前で俺が死んでました。この世界でオリジナルの俺はとっくに死んでたみたいです
青山喜太
ファンタジー
主人公桜間トオル17歳は家族との旅行中、車の中ではなく突然なんの脈絡もなく遺跡の中で目が覚めてしまう。
混乱する桜間トオルの目の前にいたのは自分と瓜二つ、服装さえ一緒のもう一人の桜間トオルだった。
もう一人の桜間トオルは全身から出血し血を吐きながら、乞う。
「父さんと、母さん……妹をアカリを頼む……!!」
思わず、頷いた桜間トオルはもう一人の自分の最後を看取った。
その時、見知らぬ声が響く。
「私のことがわかるか? 13人の桜間トオル?」
これはただの高校生である桜間トオルが英雄たちとの戦争に巻き込まれていく物語
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた
ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。
今の所、170話近くあります。
(修正していないものは1600です)
狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~
一片
ファンタジー
バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる