どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第七章-ウィンタースノー連邦-霊峰ウルフハウリング・後編~デグレアント帝国・前編-

-第七章四十三節 悪夢のクランと解放戦線と首輪斬り!-

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会議と呼べるかどうかも怪しいモノではあったものの、とにかく始まった戦いに

マサツグ達も急ぎ戦場へ赴き!…と、ギルドを出た所で町の外からは黒煙が見え!…

更には剣戟音らしい衝撃音!…怒声か誰かが叫ぶ声も少しながら今居る場所へと

響く様に聞こえて来ると、その戦いの激しさを物語っている!…そしてこれが初と

なる戦争にマサキやくまさんも緊張を覚える!…そして一方でミサカも今ここに

来てふとマサツグ達と並走をすると、次にはこのタイミングで自己紹介をし始め!…


__バタバタバタバタ!!!…ッ!…


「…そう言えばまだ自己紹介がまだだったね?…

私は[ミサカ]!…クラン[nightmare]でサブマスターをして居る者だよ!…」


「ッ!…[nightmare]…って、何処かで聞いた様な?…」


それは思い立った様に突然で!…走るマサツグに付いて来て!…スススッと

マサツグの隣にやって来るなり気さくに声を掛けて行くと、まずは自身の事を

名乗って見せる!…この時笑顔で興味を持った様子も見せて行くと、同時に

自身が所属しているクランチームの名前を言うのだが!…その名前に何処か

聞き覚えのある様子でマサツグが反応!…それはピクッ!と引っ掛かりを

覚えた様子であり!…その相手のクランチーム名を口にして思い出す様な

そんな素振りを見せて居ると、一方で同じくその自己紹介を聞いたモツが

慌てる!…まるで有名人を見た様なそんな反応を露わにする!…


「ッ!?…ちょ!?…ハァ!?…

な、[nightmare]!?…って、言ったら三大大型クランチームの一角で!…

一番大きい所じゃねぇか!!…しかもそこのサブリーダーって!!!…」


と言うのもモツが言うにはやはり有名な所らしく、大型クランチームである事!…

特に一番大きく大古参の所で有る様なそんな驚き様を見せて行くと、その古参処の

サブリーダーが目の前に居る事でもう一つ戸惑う!…思わず自身の目を疑う様な

そんな反応を露わにする!…するとそんなモツの反応にミサカも気さくに返事を

すると、更に自己紹介を続け!…それは自身の隣を並走して居るあのアカギっぽい

騎士の事である様で!…


「嘘は言って無いよ?…あっ!…

因みに私の隣に居るこのゴツイのが[ギル]!…

[ギルファード]って言う私の補佐!…[守護騎士パラディン]なんだ!!…」


「…副団長…もう少しその紹介なんとかなりませんか?…」


「ッ!…そ、そうなのか…あっ…俺は…」


その彼の事をゴツイと言って名前を口に!…そして恐らく彼のjobか!…上位騎士

である[守護騎士パラディン]だと言う事も明かして行くと、一方でその自己紹介をされた

ギルはと言うとツッコミを!…不服そうに呆れた様子で零して見せる!…さて

そうして二人が名乗った所でマサツグ達も名乗ろうか?と言った具合に言葉を

口にしようとするが!…ミサカはそんなマサツグ達の反応を機敏に感じ取って

見せると、次には不要!とばかりにスッと手を突き出し!…


__ッ!…スッ…ふるふる…ッ!…


「大丈夫!!…君達の事はもう知ってるよ?…

いや知らない人間の方が少ないって言うかぁ?…」


「ッ!…え?…」


更には首も左右に振って見せる!…と、そんな反応をされた事でマサツグ達は

戸惑い!…何故必要とされていないのか?…思わず疑問を持つ様なそんな表情を

浮かべて見せると、一方でミサカは無邪気に笑いながらその理由を話す!…

そして今度は苦笑いもする様に言葉も漏らす!…と言うのもマサツグ達と言うのは

自分達が思って居る以上に有名らしく!…もはや知らない人間を探す方が難しい!

とばかりに話し!…となるとそんな事を言われた事でマサツグ達は更に戸惑いを

露わにし!…何かしたっけ!?とばかりに言葉を零し!…一方で何故有名なのか?

を一人一人名前を呼びながらに話して行くと、同時に謝罪もして見せる!…


「…チーム・イツカのリーダーマサツグに!…サブのモツ!…

そしてメンバーがエルフの皇女様であるアヤさんに!…

マサツグの妹であるオリハ!…それにマスコットのシロちゃんでしょ?…

…オマケにあの妖炎の魔王様も居る!……あぁ~…

後の人達は申し訳ないけど知らない!…でもそれでも君達って有名だよ!…

まるで物語に出て来る主人公みたいな活躍!…英雄って呼ばれている事も!…」


「ッ!…ッ…」


この時ミサカが謝った理由と言うのはやはり名前を知らない人物が居た!と言う

事で!…それでもマサツグ達が有名である事に変わらず!…その理由にまるで

ゲームや漫画の主人公みたい!と…誰もがそんな活躍をしているマサツグ達に

憧れて居る!と言ったそんな言い方をして行くと、やはりマサツグの事を英雄!

と語り!…一方でその言葉を聞いてマサツグも声を出す事無く苦笑いをして

見せる!…それは勿論その英雄と呼ばれる事に対して抵抗を覚えて居るからに

他ならず!…ミサカもそんなマサツグの反応を目にするなり途端に戸惑い!…


「ッ!…あれ?…」


「…副団長?…誰もがそう呼ばれて喜ぶ人はいない!…そう言う事です!…」


「ッ!!…あっ!…ゴ、ゴメン!!…

別に悪気があったとかそう言う訳じゃ!…」


勿論疑問を持った様子で言葉を漏らし!…一方でミサカの隣を走るギルがフッと

気が付いた反応を露わにすると、次にはそれと無くミサカに教えるよう語り始め!…

その際マサツグがその特異な例である事を更に語るよう話して行き!…すると

ミサカもハッと理解!…そして慌てて謝り始め!…その際別に茶化す気持ちも

無かった事を話して行くと、マサツグも苦笑いをしながら大丈夫!と…ミサカに

返事をして見せる!…


「ッ!…あっ…あぁ、大丈夫大丈夫!…

…それよりそんな有名だったとは…はあぁ~…」


「ッ!…そりゃ有名にもなると思うよ?…

三大陸で大事変を解決したプレイヤーなんてまず居ないから!…」


「ッ!…あ、あはははは…」


申し訳なさそうにするミサカをマサツグが宥める様に声を掛けると、改めて

自分達が普通でない事を実感させられ!…それが有名となって居る事にも

思わず溜息!…一方でそんなマサツグの様子に対して!…そりゃそう!と

ばかりにツッコミを!…ミサカもマサツグがやった事を簡単に纏めてまず

それを成し遂げた者が居ない事を口にすると、更にマサツグを苦笑いさせる!…

そしてそんな話をしている一方で遂に戦場!…その慌しい現場へ辿り着く!…


__ワアアアアアァァァァァァァ!!!!…ガキンッ!!!…ガイン!!!…


「ッ!!…これは!!…」


「…酷い!!…こんなの戦いでも何でもない!!…」


するとそこではマサツグ達より先に着いていた冒険者達が既に防衛の陣を築き!…

必死に敵の進行を食い止め!…一方でその相手方はやはり前情報に在った通り!…

真面な装備も与えられて居ない様子で無暗に突貫!…まるでゾンビ映画の様な

波状攻撃を見せて居た!…そしてその波状攻撃に堪えられなかった者はその場に

倒れ!…後から来る者に踏みつぶされ!…その惨状に思わず息を呑む!…まさに

人を人とは思わない!…そのデグレアントの戦い方にアヤも酷いと言葉を零すと、

マサツグも直ぐさま刀を握る!…そしてその光景にキレた様子で黒衣を纏う!…


__チャキッ!!…ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!…ッ!?…


「ッ!…ん、ンン~!!……はぁ~!…ッ…」


「…へぇ~?…さすがって言った所かな?…」


紛れも無くそれは魔王化!…するとそれに伴いまたフィロは急成長を遂げて行き!…

フィロもそれを実感して軽く体を動かす様なそんな反応を見せて行くと、次には

その手に狐火を!…今まで楽をしていた分働こうと言った気概を見せる!…と、

言うよりも今まで出番が無かったからテコ入れと言った所!…一方でマサツグが

魔王化した事でミサカは驚き!…だが然程そんなに極端に驚く!と言った事は

無く!…寧ろこれが必然!と言った様子で!…その魔王化したマサツグの事を見て

居ると、マサツグは一人で飛び出して行く!…


「モツ!!…後は任せた!!!…」


「ッ!?…って、おい!?……はあぁ~…またこのパターンだよ!…

…しょうがない!…とにかく前衛のバックアップに!!…

…って、あれ!?…シロとハティは!?…」


それこそいつもの様に後の事をモツに丸投げ!…そして瞬く間に最前線へと駆けて

行き!…と、一方で任されたモツは当然戸惑い!…その際呼び止めようとしても

もう居らず!…伸びた手が空しくもただ空を掴むだけに終わって行くと、溜息!…

すると次にはいつもの事!と開き直る!…となると次には自分達も出来る事を!と

考えて動きを見せようとするのだが、ここで更に問題が!…と言うのも先程まで

一緒に居た筈の双子が居らず!…モツが気が付いた様子でその場に居ない事を口に

すると、他の面々もハッ!と…辺りを見回し二人を探す!…と、ここでそんな会話は

当然一緒に来ていたミサカ達の耳にも入ると、ミサカが見て居た様子で言葉を!…


「…え?…一緒に飛び出して行っちゃったよ?…」


「ッ!?…ッ!!…」


__ダダダダダダダダダ!!!!…


その際モツ達の言葉に戸惑い気味で!…マサツグが飛び出して行った方を指差し!…

キョトンとした表情でモツにその事を伝えて行くと、それを聞いたモツは途端に

慌てる!…勿論その指差す方を見て二人を探す!…するとそこにはミサカの言う通り

マサツグの背後をピッタリマークする!…ア○レちゃん走りをするシロの姿と忍び

走りをするハティの姿が!…となるとそれを見て更に頭を抱える事に!…モツは

叫んでも苦悩し出し!…更にはもう後に引ける状態でも無い事を見て悟って行くと、

遂には考える事を放棄!…勿論吹っ切れた様子で開き直る!…


「ッ!!!…だあぁ~もう!!…呼び戻す事は!!…

もう出来ないよなぁ~!!……行くしかないかぁ~!!!」


「ッ!?…え、えぇ~?…いつもこんな感じなの?…」


「ッ!……こんな感じです…すいません…」


もう行くしかない事をモツが叫ぶと、周りの面々もまたか!とばかりに苦笑い!…

と、そんなモツ達の様子を見てミサカも戸惑い!…次にはいつも生き当りばっかり

なのか?と…若干引き気味な表情でモツに思わずそう質問をしてしまうと、モツも

それを聞いてフッと我に返る!…そして肯定の言葉を口にしながら謝ってしまう!…

それはお恥ずかしい限りで!とばかりに反省をする様子を露わにすると、何も

言えない様子で俯き!…一方で三大陸を救った英雄様はこうも杜撰!と…しかし

それでもやってのける!…その類稀なる幸運に!…マサツグのスキルも知って居る

のか?…これが[超幸運]なのか?と困惑すると、何故かワクワクとしてしまう!…

すると自然と笑みが零れる!…


「ッ!~~~~~~…んふ!…ククククク!!…」


「…はあぁ~…とにかく!…拘束された連中なら!!…

俺達でもあの首輪を解除する事が出来る筈だ!!…

…少しでも多く!!…障害を排除する事を!!!…」


それは未知なるモノが見れる!と言った好奇心に近く!…今まさにそのスキルが

見せる奇跡!…或いはマサツグが起こす出鱈目な実力を垣間見れる!とミサカが

感じてしまうと、とにかく笑う!…面白くて可笑しい!と言った位に楽しくなる!…

すると一方でモツはそれを笑われて居る!と感じてしまったのか、頬を染めて

恥ずかしそうにしながらもパーティに指示を!…と言うのも首輪を解除出来るのは

マサツグだけでは無い!と…ある程度なら自分達でも出来ると考え!…奴隷達の

解放に勤める動きを見せようとすると、それを聞いてミサカもピクッ!と反応!…

それに賛同するよう動きを見せる!…


「ッ~~~!!…ッ!…あぁ、それなら!…

私達もちゃんと働かないとね?……ギル?…」


「…いつまでもウケ過ぎですよ!…全く!……ン゛ン゛!!…」


それこそいつまでも笑っては居られない!と言った様子で徐々に落ち着き!…

そして自分達が動く事を口にすると、次にはギルへ声を掛け!…するとギルも

薄々分かって居た様子でフッと反応!…その際まだ噴き出しそうになって居る

ミサカに失礼!と…苦言を言う様にミサカにツッコミを入れて行くと、次には

徐に咳払い!…そしてチャット画面も開いて見せる!…それは自分達の率いる

クランチームへ向けてのチャット画面で!…そこからクラン全体に向けて言葉を

口にし始めると、仰々しい指示を出し!…


「全部隊に次ぐ!!!…これより我々は反撃に転ずる!…

…作戦はその奴隷達の呪縛を解き!…前線を押し上げる!…

尚この作戦には先行してチームイツカのマスター!…

マサツグが先行する事になって居る!…故に敵味方の区別をハッキリ!と…

確実に事を進める様に指示をする!…全部隊!!…

…スゥ~!!…ッ!!…狼煙を上げろオオオォォォォォ!!!!」


__ッ!!…オオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォ!!!!…ッ!?…


まるで軍隊の様な口調で全体に指示!…先程ギルドで話していた内容をそのまま

伝え!…と、更には既にマサツグが動いている事も含めて続けて指示を出し!…

何ならこの時の注意喚起もちゃんと欠かさず!…各々の役割を全うするよう!…

さも隊長口調で終始全員に今回の作戦を完璧に伝えて行くと、最後にやる気を

出させる様にギルが吠える!…するとそれに呼応するよう戦場からも一際大きな

掛け声が上がって行く!…その際驚く事にそれは一部とかそう言うレベルでは

無く!…ほぼ戦場の端から端まで響き様に聞こえて来ると、どれだけの人数が

今ここに居るのか?を物語っており!…となるとそんな掛け声が上がった事で

モツ達は改めて驚いて見せる!…これが大型クランチームなのか!?と…人員の

約七割が一個のクランチームである事を実感すると、ただただ驚く!…そして

呆気に取られた様子で口を開く!…さてそうして図らずも格の違いを見せられた

事で戸惑って居ると、一方でフィロもマサツグの為!とばかりに次には動きを!…


「…ふむ?…まぁ…数はそこそこいるでありんすが…

有象無象である事には変わらない!…

…これなら本気を出すまでもないでありんすが……どれ?…

少し遊んでみるとするでありんすか?…」


軽く戦場全体を見回して行き、そして大物が居ない事にガッカリして見せ!…

何ならこれ位一人で殲滅出来るとばかりに呆れて零し!…だが勿論の事ながら

殲滅をしてはいけない!と重々理解!…やったらマサツグに嫌われる!と…

分かっているぶん面倒臭い!と言った様なそんな表情を浮かべて見せると、

それでもスッとその戦場に向けて手を…ゆっくりと伸ばして見せてはパチン!

と指を弾いて行く!…


__…スゥ…パチンッ!!…ッンゴゥ!!!…ボボボボボボボ!!!…ッ!?…


するとその瞬間その冒険者達と奴隷達が競っている間を境に突如火柱が上がり

出すと、それは一本や二本では無く何本も立ち伸び!…更にはその火柱から

謎の人影が!…まるでその火柱が人であるよう!…轟々と燃えながら形を変え!…

今にも暴れ出しそうなそんな様子を見せて行くと、勿論突然のその光景に双方

困惑!…その戦いの手を止めてしまう!…何なら先程のギルの指示もこれで無駄に

なってしまうモノであって、そんなモノを見せられたギルは当然戸惑い!…


「ッ!?…ンな!?…」


「ッ!?…さ、さすが!…妖炎の魔王様!…やる事が派手!…」


ただ指を弾いただけである意味戦場を膠着させる程の実力!…と、とにかくその

実力に驚きを隠せず言葉を零し!…ミサカもその光景を目にしてもうさすが!と

しか言えない様子でジッと戸惑いの視線を向けると、相手の方でも戸惑っている

様子を目にして行く!…驚きながらもその相手の動向に目を向ける!…一方勝手に

飛び出して行ったマサツグ達はと言うと、背後でそんな大事が起きている事など

全く気が付いておらず!…


__ヒュヒュヒュヒュヒュン!!!…ズババババババ!!!!…パラパラパラ…


ただ真っ直ぐに相手の拠点へ向かって駆け抜けて居り!…そのすれ違う奴隷達の

首輪を片っ端から斬って行き!…それは相手がこちらに気付いて居よう居よまいが

関係無く!…とにかく自分の気が済む様に!…独自のリズムにノッてただただ

某・猪の被り物をしている鬼狩りの様な猪突猛進振りを見せて居ると、一方で

首輪を斬られた方は気が付かない!…首から首輪が落ちて行き!…そこで首が軽く

なった事で初めて取れた事に気が付いて行くと、ハッと驚く表情を!…そして

喜ぶ様なそんな反応を露わにする!…


「…ッ!…え?…」


「く、首輪が!!…」


__ッ!…ッ~~~~!!…ッ!…ヒュオオォォ!!!…


それこそもう二度と自由になれない!と言った絶望の表情がハッと明るくなって

行き、そして取れた事に驚き過ぎてその場に固まり!…と、その様子を後から

追って来て居るシロとハティも確認して行き!…そして改めてマサツグの技に

驚き感心!…それと同時に自分達でも出来るのでは?と…そのマサツグの動きを

見て真似をするようその手に得物を握って行くと、次にはその天才ぶりを二人

揃って発揮する!…更に奴隷達を倍の数無力化させて見せる!…と言うのも!…


__ヒュヒュヒュヒュヒュン!!!…ズババババババ!!!!…パラパラパラ…


「ッ!…出来たのです!!…」


「ハティも!!…ハティも出来たのです!!……よぉし!!…」


子供と言うのは出来た!と言う事に非常に興味を持って行く!…そして出来た!と

言う事はもうモノにした!と感じるのと同意で有り!…得意げにそれを披露する

よう調子に乗る!…と、ここまでがワンセットと言っても過言ではない生き物と

なっており、それはシロとハティも礼に漏れず!…出来た!と言う事でもっと

試したい!…マサツグの役に立ちたい!と言った事を考えて行くと、やはり調子に

乗ってしまう!…すると次には互いに競い合う様にして動き出すと、自身の周りに

居る奴隷達に向かって飛び掛かって行き!…


__バババッ!!…ヒュヒュヒュヒュヒュン!!!…ズババババババ!!!!…


{…もっと素早く!!…もっとコンパクトに!!…}


{いっぱい斬ったらご主人様が喜ぶ!!!…

いっぱい斬ったらご主人様がゆっくり出来る!!…}


もはや手当たり次第!と言ってもいい位に乱舞して行き!…特にハティは向上

意識が強い様子で!…マサツグを憧れかつ目標としてその動きを真似よう!と

頑張って見せ!…その際やはり上手く行かない様子で四苦八苦!…自身の追い

求める何か理想と葛藤する姿を露わにすると、とにかく奴隷達の首輪を斬って

行く一方!…シロはただマサツグに喜ばれたい!と…自分が頑張ればその分

マサツグが休める!と言う事を考えて行き、同じく我武者羅に首輪を斬る!…

ただひたすらに二人揃って奴隷達を解放する!…するとその様子に敵方も馬鹿

ではない様子で気付き出すと、当然動きを変える訳で!…


「ッ!?…何か感覚が可笑しい!?…様子を見ろ!!…」


「ッ!?…何かかこちらに向かい迫って来ている!!…

接近を許すなぁ!!!…砲撃準備ィ!!!!…」


奴隷達の動きが全体的に鈍くなった!…或いは感じなくなった様に錯覚すると、

その奴隷達を操っている術者が居るのか、徐に異変を訴え!…となると次には

それを聞いた兵士が簡易拠点にある物見櫓から全体を見回し!…そこで拠点に

向かって来ているマサツグの姿を朧気ながらに捉えて行き!…同時に暴れ回って

いるシロとハティの姿も見つけて行くと、戦況が大きく荒れている事を当然

理解!…と、同時に異変を拠点中に知らせて行く!…その際砲撃の準備を発して

行くと、それを聞いて更に他の兵士達もすぐさま大砲の用意し出し!…

奴隷達の事など御構い無しに照準を合わせ!…


__ガガガガガガガ!!!…ガコンッ!!!…ザリィ!!…ザリィ!!…


「ッ!?…チッ!!…大砲まで持ち出して来やがったか!!…」


これまた当然!とばかりに奴隷達の事など御構い無し!…その近付いて来る

マサツグへ向かって照準を合わせよう!と…拠点から大砲を覗かせ!…弾を

充填する等そんな様子を見せて行くと、マサツグも直ぐに気が付いた様子で

慌てる!…知多打ちをしながら更にその足を速めて行く!…しかしマサツグが

拠点に辿り着くにはまだまだ距離が有る様で、その間にも大砲の準備が整い!…


「…発射用意完了!!!…しっかり狙って!!……ッ!…てええぇぇぇ!!!」


__ドゴオォン!!!…ッ!!…ッ…チャキ、スパアアァァン!!!…ッ!?!?…


ちゃんとマサツグが近付いて来る距離も頭に入れて偏差撃ちを!…すると意外と

優秀なのか見事に捉え!…マサツグも自身に向けて大砲を撃たれた事で機敏に

反応を!…その際[刹那]を使えばその大砲を避ける事は容易なのだが、しかし

避けてしまうと何の罪もない奴隷達にも被害が被り!…となると当然そんな事を

良し!とせず!…マサツグはその飛んでくる弾を見て!…ただ黙って刀に手を

掛け逆に迎え撃つ様にしてヒョン!ッと飛ぶと、次にはスイカを切り分けるよう

弾を八等分カット!…自他ともに難を逃れて見せる!…するとそんな様子を

見せられた事でデグレアント側としても戸惑って見せると、同じくそれを遠方より

見ていたミサカ達も驚きを露わに!…


「ッ!!…おぉ~!!!…」


「…あれ、多分[刹那]を使っている様子はありませんね?…

…素でアレをやるのか!……彼は本当に人間?…」


それはもう歓声に近い様子でミサカが喜び、何なら思わず称賛の拍手も送って

見せ!…そしてやはり同時にその様子を見て分かってしまった様であり!…

マサツグが[刹那]を使って居ない事を口に!…すると続けてギルが驚き!…

素でアレなのか?と…思わず本当にプレイヤーなのか?とNPCの間違いなの

では?と言った疑いも持ってしまうと、その言葉にミサカも笑って見せる!…

と、同時に別の疑問を向けて行く!…と言うのも!…


「確かに凄いねぇ~!…でもってアレも凄い事になってるけど!…」


__ボボボボボボボ!!!…ボボボボボボボ!!!…どよお!?…ザワザワ!!…


「…結局あれは一体何なの?…

確かに敵味方共に被害はないけど……ただ踊ってるだけ?…」


この時ミサカが気になったモノと言うのはフィロが作り出したあの火柱で!…

まるで悶絶するよう踊り狂い!…かと言って周りに攻撃をすると言った様子も

なく!…ただただ不気味に意味不明な動きだけを見せて居るだけに終わって

いると、その意味に困惑!…一方でフィロはそれを指揮する様に両手を振る!…

それこそ無邪気に子供のようキャッキャッと笑いながら指揮し続けると、同時に

戦場の様子にも目を向け!…


「ほぉ~れ、ほぉ~れ!!…さぁ!!…もっと踊り狂うにありんす?…

…さて、注目としてはこれ位で良いとして…モツ達はと?……ふむ?…」


__ダダダダダダダダ!!!…ババッ!!…ババッ!!…


「ッ!…両翼に展開……ッ!…なるほど?…

やはりさすがはマサツグの友と言った所でありんしょうか?…

ならわっちも最後に備えてもっと躍らせるにありんすか!…くっふふふふ♪」


やはりちゃんと意味がある様子で炎をずっと指揮しており!…一方でモツ達も

行動を開始!…いつまでも戸惑って居る訳には行かない!と…既に戦場に

紛れている様子でその戦闘に参加をしに行った事をフィロが確認をして行くと、

丁度そのモツ達が二手に分かれる!…マサツグ一家とカップル組で別れて行った

場面を目撃する!…するとそれを見てフィロも少し悩んだ様子を見せるのだが、

次には直ぐに理解した様子で楽しげに笑い!…となると益々その自身の火柱を

躍らせに掛かり!…一方でやはり訳が分からない!…一体何をしているのか?と…

ミサカがずっとフィロの行動に目を向けて見せて居ると、一方で更に事件が!…


__ヒュヒュヒュヒュヒュン!!!…ズババババババ!!!!…


と言うのもその出来事と言うのは今シロが居る場所にて起きてしまう!…この時

マサツグの助けになる!と信じて!…一心不乱に奴隷達の首輪を斬ってあらかた

殲滅と言うか片付いたと言うか?…とにかく一段落出来る!と言った具合に一息

吐き!…額の汗を拭ってまだまだ居る奴隷達の事を見詰めて行くと、その際シロは

もう飽きた!と…草臥れた様に感じてしまう!…


「…ふぅ!…とりあえず結構斬ったのです!!…でもまだたくさん居る…

…ッ!…ッ~~~!!…弱気になっちゃダメ!!…ご主人様をお助け!!…」


それもその筈シロが斬った首輪の数はゆうに百を超えており!…言い換えると百人

斬った事にもなり!…となるとただ首輪を斬るだけ!となると更に苦労も出て来る

訳で!…そしてまだまだいる事に絶望!…しかしマサツグの事を考えるとそんな事を

言っては居れず!…次には自身を奮い立たせ!…雑念を振り払う様に首を左右に

振って自らの気を改めて行くと、マサツグを助ける!と躍起になる!…しかしその

タイミングである事が起きる!…


__ドゴオォン!!!…ヒュウウウウゥゥゥゥゥゥ~~~!!!…


「ッ!…え?…ッ!?…」


この時その出来事とはニ度目の敵拠点からの砲撃で有り!…目測を誤ってしまった

のか、或いは狙って飛んで来た物なのか!…とにかくその砲撃された弾はシロへ

向かって飛んで来ており!…シロもその飛んで来た音に機敏に反応!…直ぐさま

音のする方へ視線を向け!…その黒い鉄球が自身に向かい落下して来ている様子を

目にすると、当然シロは慌てて見せる!…と、同時にその場から脱兎の極く逃げ

ようとする!…しかしこのタイミングで更に奇妙な事が重なって起きる!…

と言うのもそれは突如何処からともなく人が現れ!…


__バッ!!…チャキッ!!…


「ハアアアアアァァァァァ!!!!」


「ッ!?…え!?…」


その者は大砲の球とシロの間に割って入るよう前に立ち、次には剣を振り被って

構えて行き!…と、同時にその飛んで来る大砲の球に対して勇ましく声を上げて

見せ!…そのまま飛んで来た大砲の球と真っ向から勝負!…自身の身を呈して

シロの事を守り!…守られたシロも突然の事で訳が分からず!…とにかくその

突如出て来た者に対して誰!?と言った疑問を感じて行くと、一方でその者も

何とか飛んで来た大砲の球を誰も居ない所へと受け流す!…そしてシロの事を

心配するのであった!…

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感想 63

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主人公桜間トオル17歳は家族との旅行中、車の中ではなく突然なんの脈絡もなく遺跡の中で目が覚めてしまう。 混乱する桜間トオルの目の前にいたのは自分と瓜二つ、服装さえ一緒のもう一人の桜間トオルだった。 もう一人の桜間トオルは全身から出血し血を吐きながら、乞う。 「父さんと、母さん……妹をアカリを頼む……!!」 思わず、頷いた桜間トオルはもう一人の自分の最後を看取った。 その時、見知らぬ声が響く。 「私のことがわかるか? 13人の桜間トオル?」 これはただの高校生である桜間トオルが英雄たちとの戦争に巻き込まれていく物語

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
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加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた

ひまなひと
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主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。 今の所、170話近くあります。 (修正していないものは1600です)

なんか修羅場が始まってるんだけどwww

一樹
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狼の子 ~教えてもらった常識はかなり古い!?~

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バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。 しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。 流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。 その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。 右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。 この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。 数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。 元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。 根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね? そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。 色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。 ……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

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ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

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