どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第七章-ウィンタースノー連邦-霊峰ウルフハウリング・後編~デグレアント帝国・前編-

-第七章五十二節 異様な刀とドワーフの戦い方と進軍の前に!…-

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修復されて帰って来た刀をジッと見詰め!…戸惑いの色を隠せない様子で

ただマサツグがジッと見詰めて固まって居ると、その様子にシロやハティ!…

そしてドレッグもやっぱり!と言った様子で戸惑って見せる!…

その際マサツグがその刀を握った際感じたモノと言うのは、決して邪悪な

モノとかそう言う物では無いのだが!…しかし異様な感覚を感じた事に

変わりはなく!…今まで感じた事の無い何か引き込まれる様な!…何とも

名状し難いとにかく身の危険を的な物を感じて居ると、ドレッグがマサツグに

声を!…謝罪の言葉を口にする!…


「……スマン!!…」


「ッ!…え?…」


それは戸惑うマサツグに向かってスッと頭を下げて行くと、簡単にスマン!と

一言!…と、そんな事を言われてマサツグも思わず戸惑ってしまい!…

次には振り返ってドレッグの方へ!…そこで頭を下げ続けるドレッグの姿を

見つけて行くと、更に戸惑って見せる!…一方でドレッグも謝罪の言葉を

続けて行く!…その際こうなる事を薄々分かって居た様子で語り出すと、

やはり引き渡すべきでは無かった!と…


「…ただ言われた通りに直して見たらこの様な妖刀とは知らず!…

更にはお払いの一つでもすれば良かったものを気が利かず!…

…物騒な物を渡してスマナんだ!…

良ければワシが処分をしようと思っておるんじゃが…」


先程マサツグに渡した刀を妖刀!と…もう既に危険物として見ている様子で

話しをすると、渡す前にも色々と出来た筈!ともドレッグは語り!…しかし

何故か出来なかった様子でも有る様に見え!…そんな様にも見えるドレッグの

様子にマサツグは更に戸惑い!…一方でとにかくドレッグも再度マサツグに

謝罪!…何なら返品と言う事でその修理した刀を責任をもって処分をする事を

口にすると、マサツグはそれを聞いてピクッと反応!…次には慌てて返事を

する!…


「ッ!…い、いやいやいやいや!!…これの修復を頼んだのは俺で!!…

ジッチャンはそれを直しただけじゃねぇか!!…

ジッチャンが気にする事でも無いだろうに!!…

…それに何か…何かこの感覚に覚えが有るんだよな…」


と言うのもその際その言葉を聞いてまずはドレッグの責任ではない事を口に

すると、マサツグは何故かそうしてはいけない!と直感的な物を感じて行き!…

と、次には大丈夫!と言ってその妖刀?を受け取る事を決めて行き!…この時

先程柄を握った際の感覚に!…何か覚えが有る様な…デジャヴの様なモノを

感じた事をドレッグに話すと、ドレッグもそれを聞いて更に戸惑う!…何なら

困惑の言葉を漏らして見せる!…


「ッ!…なんじゃと?…」


「…とにかく悪いモノではなさそうだし…

処分はしないでちゃんと貰っておく事にするよ!…

もしかすると使うかもしれないだし!…」


当然そんな事を聞いて余計に心配になる所では有るのだが、一方でマサツグは

大丈夫!とばかりに話しを進め!…と言うのもいつもの貧乏性が働いた様に!…

いつか使うかもしれない!と話し!…そのドレッグから受け取った刀をスッと

アイテムポーチに仕舞って行くと、取り敢えずこれでその刀の話を有耶無耶に!…

一方でドレッグは更に慌てる!…それもその筈あの得体の知れない感覚が

解明された訳では無いので、当然不安と心配を抱え!…


「ッ!?…し、しかし……いや…そ、そうか…」


が、既に本人が決めてしまった事ゆえこれ以上は無駄!と…一度は食い下がろうと

するのだが直ぐに諦め!…そして心の中で何も無い事を祈る様に!…何でも無い!

と言って黙ってしまうと、思わずジッとそのマサツグのアイテムポーチに視線を

向ける!…やはり完全には無視が出来ない様子を見せて行く!…さてそうして

それぞれがドレッグから武器を貰って行くと、次にはマサツグ達が居ない事に

気が付いたのか!…今度はアヤがやって来て!…


__ザッ…ザッ…ザッ…ザッ……ッ!…


「あっ!…居た居た!…おぉ~い!!…マサツグ~!!…

そろそろ次の作戦について話したい事が有るから来てだってぇ~!!」


そのやって来た理由と言うのもやはりマサツグ達の事を探しに来た様子で!…

そしてその話し込んでいるマサツグ達を見つけるなり突如声を!…それは

手を振りながらマサツグ達に呼び掛け始め!…その捜して居た要件についても

次は進軍をするのか?…その話がしたい様なそんな事を口にすると、アヤに

そう呼ばれた事でマサツグもピクッ!と…次には振り返って返事をする!…


「ッ!…アヤ?…何~どしたぁ~!!…」


__ッ!…チラッ?……ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…


宛ら詳しい話をもう聞きたい!とばかりに返事をすると、その他の面々もアヤの

呼び掛けに気が付いた様子で振り向き出し!…と、次にはマサツグがアヤに

向かって歩き始め!…と言うのも呼ばれているのだから当たり前で!…マサツグが

歩き出した事で他の面々も続いて行き、アヤもそんな近づいて行くマサツグ達の

様子を目にして安心する様なそんな反応を露わにすると、更に詳しい事を口に!…

何ならマサツグ達を驚かせて行く!…


「なんでもぉ~!!…あのミサカって人顔が広いらしくてぇ~!!…

ドワーフファミリアもこの戦いに参加をする事が決まったらしいのぉ~!!…

既にもうその使いの人も来てるわよぉ~!!!」


「ッ!?…えぇ!?…」


その際マサツグ達を驚かせた話と言うのは、まさかのドワーフファミリアも

魔王連合軍側に付く!と言う話で!…と言うのもきっかけはあのミサカに

有るらしく!…やはり詳しい経緯は不明なのだが、何か取引?…或いは話を

した様子でもう使者も来ている事をアヤが話すと、それを聞いて当然マサツグは

戸惑いの色を露わに!…何なら隣でドレッグも驚きギョッとする!…それこそ

話しを聞いて居ない!とばかりの驚き様を露わにすると、一方でアヤはちゃんと

伝言を伝えた事で戻ろう!と…


「…じゃあ、ちゃんと戻って来てねぇ~!!…先に待ってるからぁ~!!」


「ッ!?…って、あぁおいちょっとぉ!?……本当に行っちゃったよ…」


歩いて来るマサツグ達を余所に!…アヤは先に戻る事を口にすると、マサツグ達に

背を向け!…そして集合場所であろうギルドへ向かって駆け出して行く!…すると

当然突如その話を聞かされた事でマサツグも更に戸惑った様子を露わにすると、

詳しい事情を聴きたい様子でアヤに手を伸ばし[待った!]を!…が、伸ばした所で

ただ空しく空を切るだけで!…次にはダランと脱力して行き!…行ってしまった

アヤに若干の呆れを露わにすると、丁度隣に居るドレッグに質問!…この事に

ついて尋ねて行く!…すると…


「…ッ!…その様子だとジッチャンも知らなかった口?…」


この時マサツグが隣を見るとドレッグも既に驚いた表情で目を見開き、

アヤの言葉が信じられない様子でとにかく戸惑い様を露わに!…

と、それを見てマサツグも直ぐにドレッグの気持ちをハッと察し!…

察した上で質問を!…知らなかった様子である事をドレッグにそのまま

尋ねて行くと、ドレッグは驚いた表情のまま!…当たり前!と言って

返事をする!…


「ッ!…あ、当たり前じゃろう!…

…確かに散々デグレアントの馬鹿共には煮え湯を飲まされてきたが!…

よもやこの機に乗っかる程!…血気盛んでは無かったと思うんじゃが?…

…よもや若かりし頃の血が騒いだとか?…いやしかし!…」


その際ドレッグ自身?なのかデグレアントに対して不満を持っている事を

口にすると、しかしだからと言って戦争に加担をする様な事は無い筈!と続け…

と言うのもそれを決めるのは上の老いぼれ連中と言った様子で!…その際昔は

ドワーフ達も血気盛んであった事があったのか!…その血が疼いたのか?と

推測をする様な事も言うのだが!…それでも疑問が残る様子で悩み続け!…

と、マサツグもその返事が帰って来た事で何と無く…大変な事になっている

気がして行くと、空を見上げて溜息を吐く!…


「…はあぁ~…とにかく戻って詳しい話を聞かないとだな…

…にしてもさすが屈指の大型クランチームと言った所か…

動かし難そうな所を動かすか!…」


「…黄昏てる所悪いけど…早く行った方が良いんじゃない?…」


「ッ!…っと、そうだな!…よぉし!!…ギルドまで競争!!…」


よもや頑固そうなドワーフファミリアまで動き出した事に驚きを隠せず!…

そしてそれらを相手にするのは自分か?とも考えると、先に苦労が見えて

しまい!…と、遠い目をして居るとオリハがツッコミ!…余計に話しを

ややこしくされない為にも!…早く向かった方が良い事をマサツグに注意を

するよう呆れて見せると、その言葉にマサツグもピクッ!と反応!…次には

慌てて駆けて行く!…その際シロやハティを焚き付ける様に競争!と言って

走り出すが!…


__…ザッザッザッザッザッザッザッ!!!!……ズサアアァ!!…


「ッ~~~!!!…だはあぁぁ!!……ゼェ!…ゼェ!…」


「…ッ!…あっ!…ご主人様が最後なのです!!」


「…先生…お疲れ様なのです!…」


当然その言葉を聞いてシロとハティが黙っておらず!…結果は言わずもがな

三人揃って大惨敗!…シロとハティが二人揃って同着フィニッシュで終わりを

迎える!…因みにオリハは三着で二人に大差を付けられてギルドへやっと辿り

着き!…マサツグはドレッグを背負って走り!…言わずもがなビリになって

息を切らし!…その場に倒れそうな勢いで息を切らし膝に手を着いて見せる

居ると、そんな時間は無い!と…そのままオリハにドナドナされる!…


「はいはいそのままギルドに入って行く!!…休む時間は無いよぉ~?」


「ッ!?…お、お主…存外鬼畜じゃな!…」


それこそマサツグの首根っこを捕まえズルズルと引っ張る様にして連行!…

すると魔さt具も倒れる訳には行かない様子で脚を動かし!…因みにまだ

マサツグはドレッグを背負ったままで有り!…そのオリハの無体具合に

思わず引き!…まんま鬼畜!と言葉をポソッと掛けて行くと、オリハは

気にしていない様子で中に入る!…とにかくマサツグを話に参加させる!…

さてそうしてギルドに入った所で既にいつものロビーは作戦会議室に

変わっており!…そこにはそのアヤが言っていた使者だろうか?…


「…ッ!…ンン~?…ッ!…おぉ、ドレッグ!!…お前さんここで何を!!…

って、なぁにをその小僧っ子に背負われておるんじゃ?…

よもや腰でも痛めたか?…」


そこに居たのはドワーフなりの正装でスーツらしき物を着ている老人の男性の

ドワーフ!…そしてもう一人はシロとハティと同じ位か?…やはり正装らしく

スーツらしき物を着て女性が立って居り!…その際御老人の方はドレッグに

気付き!…背負われている様子を奇妙!と…その際冗談交じりに腰を痛めたか?

どうかを尋ねて行くと、一方で女性!…マサツグに気が付いた様子で声を掛ける!…


「ッ!…あっ!…マサツグさん!!…お久しぶりです!!…

話しは既に!!…って、凄く疲れていらっしゃるようですが…大丈夫ですか?…」


__ッ!…ッ……はぁ!…はぁ!……はあぁ~~!……ッ!…ストッ…


その際既に大体の話を聞いて居る様子で敬礼をしながら声を掛けると、マサツグが

酷く息を切らしている様子に心配をし!…と、そう声を掛けられた事でマサツグも

漸く息を整える事が出来!…そこで漸くドレッグを降ろし!…体を起こしてそのまま

腰を伸ばす様に反っくり返る素振りを見せて行くと、体を戻して改めてその二人を

確認する!…そしてそこで立っている二人に更に驚いて見せて行く!…と言うのも

そこに立っていた二人と言うのは見覚えのある人物で!…


「ん!…ンン~~!!……はぁ~!!……って、アレ?…

えっとぉ?…[クリミア]ちゃんと…アンタは?…」


マサツグの目の前に立っていたのはあの全体的に白いドワーフの女の子と、

アダマンタイマイの背中で一緒に洞窟を作ったドワーフが立って居り!…

と、その際マサツグも女の子の方の名前は覚えている様子で確認をして行き!…

しかし一方で男性!…顔は覚えているのに名前が出ない!…そんな物覚えの悪い!…

何か気まずい様なそんな表情を見せて居ると、向こうもハッ!と気が付いた様子!…

次には自己紹介をし始める!…


「ッ!…そう言えばあの時名乗って居らんかったのぉ?…

いやこれは失敬失敬!!……ゴホンッ!!…ワシの名は…

[ゴリアス]!…[ゴリアス・デイ・マイニスター]と言う!!…

知って居るとは思うがワシは掘テクの現場監督で…

今回はこの騒動に参加をする使者として来て居る!!…あぁ宜しくなぁ!」


この時まず自身が名乗って居なかった事を思い出すと、笑いながらに軽く謝り!…

そして咳払いを一つしつつ!…仕切り直す様にしてスッと真剣な表情を浮かべて

見せると、自身の名前を名乗る!…[ゴリアス]と言って掘テクの社員である事も

話して行く!…すると更に今回はドワーフファミリアの代表として来た事も続けて

話すと、マサツグにスッと手を差し出しては握手を求め!…が、それに対して

マサツグが応じるよりも先にドレッグが動きを見せ!…


「おいそれよりも!!…これは一体如何言う事なんじゃ!?…

本当にやる気でおるのか!?…確かにその気になれば!!…

ワシ等もあのデグレアントとやり合えるとは思って居るが!!…」


と言うのもこの話を聞いて居ない!と…ゴリアスへ詰め寄る様にしてマサツグとの

間に割って入ると、当然説明を求める!…それこそこの戦争に参加する事を反対!

とばかりに話しをする!…その際ドレッグ自身も自国の技術がデグレアントに

負ける筈が無い事を確信して居る様子で話もするが、それでもそれはそれ!これは

これで!で…しかし一方でゴリアスはそんなドレッグに対して表情を変える様子は

なく!…ただ至って真剣な様子でドレッグを見詰め!…そのドレッグの問い掛けに

対して本気である事を話して行くと、その覚悟の度合いも語って見せる!…


「ッ!…勿論本気!!…本気も本気じゃ!!!…

ワシも奴らに煮え湯を飲まされ!!…

掘テクもそんなワシを総意として今ここに送り出して居る!!…

…故に総力戦じゃぞ?…掘りテク総勢2500の人員を含め!!…

ドワーフ重装騎士総勢500!!…計3000の人員投入を決定して居る!!!」


「んなッ!?…」


それはドワーフファミリアの総意である様に話して行くと、まずそうでなければ

自身がここに居ない!とばかりに話し!…そして覚悟の度合いについても人員で

語り!…戦闘員では無いものの2500人!…そして自国を守る重装騎士も500人!…

計3000人をここに連れて来た事を口にすると、ドワーフファミリアが全面的に

魔王連合軍をバックアップ!…全力で協力をする事を更に話す!…となるとそんな

話を聞かされドレッグも更に戸惑って見せると、更にゴリアスはドレッグの心中も

分かっている様子で話しをし!…


「…ドレッグ!…確かにお前さんの言いたい事は良く分かる!!…

この戦争にこの老いぼれ達が付いて行けるのか?と…

寧ろ邪魔になるのでは?と危惧をして居るのじゃろう!!…」


「ッ!!…ッ…」


ドレッグが心配をしているのは恐らくこうであろう!とゴリアスは考えを口に!…

何でもこの騒乱に参加をした所で付いて行けるのかが不安!と…逆に足を引っ張る

事になるのでは?と危惧している事を話し!…それは自ら老いを感じている

からこその不安であって!…勝てる戦いに水を差したくない!…しかし出来る事なら

本当は参加をしたい!と言う葛藤!…ゴリアス自身も少なからず感じている様子で…

そのドレッグの本心を読み解いて行くと、それを言い当てられた事でドレッグも

ハッとしては次には黙ってしまうそんな反応を露わにする!…しかしそれに対して

ゴリアスもちゃんと秘策を用意して来た様子で更に話す!…


「…しかし実はのぉ?…技術部の奴らが!!…

この前の襲撃で見たあの鉄の馬車に着目しおってな!!…

それに近いモノを作り上げたんじゃ!!…」


__どよぉッ!?…ザワザワ!!…ザワザワ!!…


その際ここで掘テクの技術部の話を唐突にし出す!…と言うのもあのドワーフ

ファミリアに戦車が強襲を仕掛けて来た時の話をし始めると、その掘テクの

技術部が興味を様子で似た様な物を発明した!と…となるとその話を聞いて

ドレッグを始めるとする他のその話を知って居る者達がどよめき出し!…

一体どんなものなのだろう!?と興味を持ち!…ソワソワとする様なそんな

反応を冒険者達が見せて居ると、更に一方でゴリアスは話しを!…別に説き

伏せるつもりはないのだがドレッグに語る!…


「…ドレッグ!…勿論この戦争に置いて!…

ワシらがお前さんに参加の強要をする事は無い!…じゃが!!…

老いぼれには老いぼれなりの!!…誇りプライド喧嘩の仕方戦い方が有ると言う事を!!…

奴らに見せてやりたいとは!!…思わんか?…」


ゴリアスは確かに説き伏せるつもりがない様子で話をする!…しかし唆す様にして

話しをする!…その際勿論最初の文言の通りに強制はせず!…ただ自分達にも

誇りプライドが有る!と…そしてちゃんと喧嘩の仕方戦い方も持っている事も口にすると、この時

ドレッグの腰からぶら下がっている金槌を指差す!…何か心をくすぐる様な言い方を

する!…するとそのゴリアスの言葉を聞いてドレッグも更にハッとすると、若干

間を空けた後に触発された様子で言葉を口に!…


「ッ!!……フッ!…そうじゃの?…

確かにそう言われたら面白そうじゃわい!!…」


別に戦争をすると言うのは殴り合いだけでは無い!と…改めて理解をした様子で

笑みを零し!…自分にもまだ出来そうな事が有る事を悟って行くと、ドレッグも

触発された様子でその腰にある金槌に手を!…スッと伸ばしてやる気を見せる!…

そしてドレッグも同じく現場で武器を修理する事を密かに決めて参加する意思を

固める事に!…その一方でミサカとクロエの間で話が纏まったのか、今度は

そっちの話がこちらに!…


「…話は纏まったか?…では今度は此方の番だ!…

…改めて次から始める進軍ルートを決めた!…

と言ってもまぁコイツが考えたものが大半だがな?…」


それは密かに作戦を纏めて居た様子でクロエが声を!…注目して欲しい様に

言って聞かせ!…全員がその声に反応してチラッと振り向いて見せて行くと、

クロエがその詳しい進軍ルートを決めた事を更に口に!…それも作戦参謀の

ミサカが立案した事をこれまた話す!…するとその言葉を紹介とした様子で

スッとミサカがクロエの隣になって見せると、次には堂々とした様子でその

自身が考えた作戦を簡単に話し始め!…


「…進軍ルートはこうだよ?…

まずはここを出て大通りに沿って進んで行く!…

すると最低でも落としておきたい一つ目の大きな町に辿り着く筈!…

そこでその街を制圧して休憩を取り!…また大通りの道を進んで進軍!…

これを繰り返し三回!…計三つの大きな町を攻略して行く!…

その際多分その街を管轄している部隊と交戦になるから注意してね!…

そして最後に首都・デグレアントに到着して決戦!!…

リーナ姫の救助及び!…デグレアントの陥落を目指す!!…」


この時そのクロエとミサカが立っている背後にはこの大陸の拡大マップが!…

そしてそれを自身の持っている杖で指し示し!…自身の説明通りに如何言う

順路で進んで行くのか?を説明すると、途中で大きな町を三つ!…落とす事を

口にする!…その際必ず戦闘になる事を考えて誰もが脱落しない様に注意を

すると、更に進んで行って霊峰の麓!…最終目的地であるデグレアントを

指し示し!…本来の目的であるリーナの救助!…及び陥落を含めて改めて

全員で再確認をすると、誰もが黙ってその説明を聞き入る!…宛ら本番の様な

緊張感を持って行く!…するとその様子にクロエもまるで上官の様に振舞い

よしよし!と言った様子で構えて見せると、ふとここである人物の姿が

目に入り!…


「…ッ!…ッ…あれは…」


__………。


と言うのもこの時クロエの目に入った人物と言うのは大男で!…頭から恐らく

獅子を模した黒いフルフェイスのヘルムを被り、何処かで見た事のある黒い

大鎧も身に着け!…宛らそれは自分の正体を誰にも悟られたくない様なそんな

風貌をして居り!…しかしだからと言って敵と言った様子はなく!…ただその

説明を黙って聞く様な!…とにかく大人しい様子でジッとする様なそんな反応を

見せて居ると、ふとその大男もクロエの視線に気が付いた様子!…すると途端に

静かにその場を後にして行く!…


__……ッ!……ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…


「…まさかアイツは…いやしかし…」


まるで面倒事は御免と言った様子でその黒い大男はそのままギルドを後に…

その際クロエも視線でその背中を追う事はあっても、そこから更に追い駆けると

言った事はせず!…だがやはり何処かで見覚えがある様子でずっと悩み!…

如何にも引っ掛かった様子でクロエが渋い顔を浮かべて居ると、一方でミサカの

説明は更に続く!…今度はその落とした街の後の事についても話して行く!…


「…更にくまさんの話にも合った通り!…

その攻略した各町に部隊を配備する事も決定した!!…

一部隊は約150人の計算で行って!…

掘テクさんと重騎士さん達で部隊の半分!…

こちらからも半分を出しての一部隊とする!!…

…因みに部隊の配分に関してはまだしてないけど!…

追々発表するから皆、心構えだけはしておいて欲しい!!…」


何でもミサカが言うにはくまさんの意見を採用した様子で話しをすると、落とした

街に自分達の部隊を配置する事を決め!…その際一部隊の割合も口にし出し!…

一部隊を150人としてその半分をドワーフ!…残りの半分をまだ選出していないが…

冒険者達で賄う事を続けて話すと、その選出されるであろう冒険者達に対して

覚悟を決める様に!…予め注意の言葉を口にする!…と言うのも場合によっては

その町の防衛に当たる方が苛烈な戦いになるかも知れない訳であり、油断は禁物!

と…と、そんな注意勧告を聞いて更に冒険者達の間で緊張が高まり!…各々険しい

表情を浮かべ!…やっと戦争が本格的になって来た事を実感すると、武者震いを

する者!…或いは不安を感じて震える者まで露われ始める!…さてそうして一旦は

その軽い作戦会議の様なモノが終わりを迎えると、今日は宿に戻ってログアウト

して行き!…


__……シュイィィン!……パチッ!…


「…さて?…今日から進軍だっけ?…とにかく起き…」


__グッ!…グッ!!……ッ…


何事も無く次を迎えてマサツグはログイン!…そして最後に見た光景と同じ

宿屋の天井である事を確認して行き!…改めて今日から戦争の本番である事を

口にすると、いつもの様にベッドから起きようとするのだが!…これまたもう

言わずもがな!な状態で!…起きたくても起きれない!…まるで身体全体に

重しが乗って居る様な感覚を覚え!…マサツグもこれにはもう慣れた様子!…

だが呆れるのは呆れる様子で思わずハアァ~っと息を吐くと、まずはルーティン!…

何が乗っているのか?を確認する!…


「はあぁ~…で?…今日はどんな配置になって居るんだ?…」


__すこぉ~…すこぉ~……すぴよぴよ…すぴよぴよ……んん~…zzz…


体が動かないながらも首だけは自由に動かす事が出来、それでまずは自身の体に

何が乗っているのか?を確認して行き!…するとフィロがマサツグの右腕に

しがみ付き、左腕にはシルビィがくっ付き!…更には腹の上にシロが大の字で

しがみ付いて居り!…と、ここまではいつも通り!…いつも通りで有るのだが

いつも以上に重く感じ!…更に重く感じる原因に当然心当たりが有る様子で

その原因が何処に有るのか?を探して行くと!…いや探さずとも見つける!…

シロの隣で同じ様に眠るハティの姿を見つけて行く!…


__んにゃんにゃ……すぅ~……すぅ~……


「…あぁ~…ハティが増えた分より重く感じたって訳ね、分かります…

…で、ここから如何やって起きようか?……さてぇ?…

…てかハティが一人増えただけでこうも違うのか…これは難儀しそう…」


その際別にホームシックに罹った様子等はシロ共々見られず!…健やかな寝息を

立てている事で安堵して見せ!…と、同時にやはり重い!と感じて言葉を零し…

そこから如何やって起きるか?で悩み始め!…色々と考える様な独り言を零して

居ると、次にはその話声が聞こえたのか?…ハティが徐にパチッと目を覚まして

起きようとする!…この時眠い目を擦りながらゆっくりマサツグの胸に手を着く

と、いつもと違う感触に若干戸惑う様なそんな反応を!…


「…ッ…んん~……ッ!…あれぇ?…何かいつもと違うです?……ッ!…」


「ッ!…あぁ、ハティ…おはよ~…」


何なら感触を確かめる様にサワサワ触り、筋肉質である事を確認!…と、そこで

これが誰かの胸である事を理解した様子で視線を上げ!…そこでマサツグが

起きている様子を見つけて行き!…マサツグもハティが目を覚ました事でいつもの

挨拶をして行くと、ハティは未だ状況が飲み込めていない様子でロード中…そして

ジッと見詰めた後やっと挨拶を返して行くと、辺りを見回し疑問の様子を露わに

する!…


「……おはようございます…先生…

…あれ?…何でハティ先生の上にぃ?…」


「…もしかして無自覚で乗って来たのかハティちゃんよ?…」


それはハティ自身も無自覚の内であった様に話しをすると、とにかくマサツグと

自身の寝ていたであろうベッドを交互に見詰め!…と、そんな言葉を聞いた事で

マサツグも思わず戸惑ってしまい!…今までこれがデフォルトで無かったのか!?

と…何かしら自分がやっている可能性が出て来た事で!…え!?と困惑する様な

そんな表情を浮かべて見せると、一方でシロ・フィロ・シルビィは幸せそうに!…

未だマサツグにしがみ付いたまま寝息を立て続けて見せるのであった!…

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貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)

荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
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俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。 異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。 せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。 そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。 これは天啓か。 俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

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