どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第七章-ウィンタースノー連邦-霊峰ウルフハウリング・後編~デグレアント帝国・前編-

-第七章五十五節 ミサカの狂気?と偽善者の言い訳?と陥落の報告…-

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そんなこんなで進軍を始めてからまず一日が経過し、リーナの結婚式まで

あと六日と言った所で一つ目のデグレアントの大都市!…[ダルクネア]の

城壁が遠方より見えて来る!…その際勿論ここまで来る道中で色々と

モンスターに襲われたりしながら来たのだが、被害は薄くほぼ万全の状態!…

そして徐々にその城塞に近付くに連れ異変も見え出し、先を歩く騎士や戦士…

各々が武器をギュッと握るそんな素振りを見せ始めると、その様子は

マサツグ達の目にも入る!…町の入口前で既に軍勢を構えているデグレアント軍の

光景を目にして行く!…


__ッ!…ザッ…ザッ…ザッ…ザッ……


「…如何やら来たみたいであるなぁ……ッ…」


敵の勢力は見た所で約8000と言った所か、さすがの大都市の軍隊と言った

規模で!…その際その軍勢の一番前にはデグレアントには珍しく指揮官らしき者が

立って居り!…この時徐々に見えて来る魔王連合軍に対して一言…ここに来るで

あろう事を最初から予測して居た具合にポソッと言葉を零して行くと、次には徐に

スッと手を上げて全部隊に合図!…いつでも動ける様に!と警戒をさせる!…

そしてその様子と言うのは勿論マサツグ達にも見えて居り、ミサカが直ぐに合図を

出して戦車や自分達の乗る玉座を止めて行き!…


__ッ!……カツゥゥゥン!!!…ッ!…ギッ!!…ザザアアアァァァ!!!……


それは手に持って居る杖で地面を突く様にして音を響かせ!…するとその突いた

杖の音と言うのは不思議な事にまるで辺りに浸透するよう響いて行くと、更には

前を先行する他面々の耳にもスッと届き!…となるとそれを合図に敵大部隊を

目の前にして全軍が停止!…この時そのドワーフの戦車部隊には合図等の話も

して居ないのだが!…不思議と何か止まらないといけない気にさせて行き!…

ドワーフ達もブレーキを掛けて陣形を崩さない様に戦車を止めると、次には外を

見る様にヒョコッと戦車から顔を覗かせる!…そこで目の前に大部隊が居る事を

確認する!…


「ッ~~~!!!…っとぉ!!…フィ~!…

…何じゃ?…急に止まらんとイカン気がしたが?……ッ!?…」


__ヒュオオオォォォォ~~!!!……


「…もう敵軍の前ではないか!!……うぅ~む!…

もう少し視野を取り易くせんと行かんなぁ?……と、イカンイカン!!…

それどころでは無いわい!!……じゃが何じゃこの静けさは?…

何故どちらも動かん?…」


その際突然の事で急ブレーキを掛ける様になってしまうと、戦車に乗っていた

ドワーフ達も焦った様な!…と、そこで外が気になった様子で覗いて行き!…

そこで魔王連合軍とデグレアント軍が睨み合う!…一触即発の状態を確認すると、

ドワーフの戦車部隊も驚きを露わに!…この時に戦車の改良について反省をし

出す!…が、当然そんな事を言っている場合では勿論無く!…次には双方が

動かない事に疑問を持ち!…するとその一方で全軍を止めたミサカに動きが!…

それは自分が魔王軍の幹部!と言った様子で!…スッと杖を突きながら徐に

玉座に座っているマサツグ達のより前に立って見せると、その様子と言うのは

デグレアント軍にも見えているのか?…更に緊張が走って行く!…


__…コッ…コッ…コッ…コッ……ッ…


突如前に出てきたミサカに対してまるで化け物を見る様な!…しかしミサカは

気にしていない様子でジッとそのデグレアント軍全体を見回し!…何か確認を

する様なそんな涼しい顔を見せて行くと、一方でそんなミサカの様子に敵軍の

指揮官もクッと苛立ちを覚えた様な!…苦虫を噛んだ様な歯を食い縛る表情を

露わにすると、次には息を呑んで突如魔王連合軍に向けて声を張る!…

それこそ警告の言葉を全面に出すと、自身が何者なのか?を名乗って行き!…


「……ッ…聞けえぇい!!!…我はデグレアント軍・第四師団・師団長!!!…

[アルゼンハイム・シュニッツェバーグ]である!!!…

ここへは如何言う理由で参ったかは分かって居る!!!…

即刻引き返せえぇい!!!!……もし引き返さないと言うのであれば!!!…」


__スッ…ジャキキキキ!!!!…ッ!?…


そこから更に開戦も止む無し!とばかりに挙げていた手を降ろして見せると、

敵全軍が一斉に抜剣!…兵士達が剣や槍を構えて見せ!…更にはその大都市を

囲む城壁からも!…大砲が幾つも配置されて有るのが見て取れると、当然の如く

それらは魔王連合軍に向けて今か今かと構えており!…そんな様子を見せられた

面々も思わずビックリしてしまう!…勿論こうなる事は分かって居たが!…

それでも改めて大群から敵意を向けられた事で思わずビクッとしてしまう!…

が、ミサカはやはり涼しい顔!…何とも思って居ない様子でジッと見詰め!…

何か確証を得たのか次にはニヤッと笑って見せると、味方全軍に喝を入れるよう

言葉を!…何処かで聞いた事のある言葉を口にする!…


「…諸君…私は戦略タクティクスゲームが好きだ!…」


__……ん?…


「諸君…私は戦略タクティクスゲームが好きだ!…

諸君…私は戦略タクティクスゲームが大好きだ!…」


と言うのもその最初の話し出しはまるで某・カワサキ声の少佐の台詞から

始まりを迎える!…それは自身がこう言う場面に立ち会えた事で歓喜するよう

演説し始めたと思うのだが、その台詞に聞き覚えるある者は途端に頭の上で

疑問符を浮かべ!…が、そんな事など御構い無し!…ミサカは更にその台詞を

続けて行き!…あくまでもこれがゲームである様に演説を続けると、

更にテンションをぶち上げる!…徐々にその少佐そのものに近い狂気を見せて

行く!…


「…殲滅戦が好きだ、電撃戦が好きだ、打撃戦が好きだ、防衛戦が好きだ、

包囲戦が好きだ、突破戦が好きだ、退却戦が好きだ、掃討戦が好きだ、

撤退戦が好きだ!…平原で!…街道で!…塹壕で!…草原で!…

凍土で!…砂漠で!…海上で!…空中で!…泥中で!…湿原で!…

この地上で行われるありとあらゆる戦争行動が大好きだ!!…」


「…これ止めた方が良いんじゃね?…」


まるで乗り移ったかの様に身悶えながら自身の高揚感をその演説に交えて

話しをする!…何ならもはやあの演説を暗記して居るレベルで有り、

延々と語ろうとしており!…と、そんなミサカの様子を見てマサツグと

モツとハンドレットが顔を見合わせる始末に!…勿論何か色々と不味い

気を感じて!…あの演説を止めた方が良い!と…そんな様な気がして

スッとミサカへ視線を再度向けて行くと、更にミサカがハッチャける!…

何ならその狂喜は味方全体にへと伝染し出す!…


「諸君!…私は血肉湧き踊る戦いを!…地獄の様な戦いを望んでいる!!…

…諸君!!…私に付き従う大隊戦友諸君!!!…

…君達は一体何を望んでいる?…

更なる戦火を望むか?…情け容赦のない一方的な戦いを望むか?…

鉄風雷火の限りを尽くし!!…三千世界の鴉を殺す嵐の様な闘争を望むか!?…」


__ッ!!!…ッ~~…ッ~~~!!!!…


身を焦がす様にして悶えて見せ!…そして両腕を広げて悪役ヒールに徹する!…

それは間違いなく魔王連合軍としての演技ならば満点なのだが、如何にも

心配が残る演説である事に変わりはなく!…何ならその演説を知って居る!…

或いは感化されたのか騎士や剣士…戦士に魔法使い僧侶と各々がハッ!と

する様なそんな反応を露わにすると、次にはやはりあの言葉を!…ポツポツと

漏らす様に口にし出す!…


「…戦争クリーク……戦争クリーク!!…戦争クリーク!!!…ッ~~!!!…」


__戦争クリーク!!!…戦争クリーク!!!…戦争クリーク!!!…戦争クリーク!!!…


宛ら洗脳完了とばかりに!…一人二人と続けてその言葉を口にすると、周りも

感化された様子に呟き出し!…と、遂には魔王連合軍全体でその言葉を口に!…

まるで大合唱とばかりに!…或いは自身を鼓舞する様にその手に自身の得物を

持って何度も腕を振り上げて見せると、狂気の一体感を露わにする!…

となるとそんな異様な光景にデグレアント側も困惑する!…それこそチラホラと

若干恐怖をする者達が居たと言うのに、今となっては微塵もなくただ戦いに

焦がれる様子だけを見せ!…するとその大合唱にミサカも大満足の様子で有り!…

次にはそんな仲間達に対して更に言葉を!…それを開戦の合図とする様子で

天に拳を突き出し言い放つ!…


「よろしい!!!…ならば戦争クリークだ!!!!…

…我々は満身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする握り拳だ!!!…

だがこの暗い闇の底で半世紀もの間堪え続けてきた我々に!!!…

ただの戦いではもはや足りない!!!!…大戦争を!!!!!…

一心不乱の大戦争を!!!!!…」


__ッ~~~!!!!…オオオオオオオオオオオォォォォォォォォ!!!!!…


結局マサツグ達が止めるまでにほとんど最後まで言い切ってしまう!…その場の

ノリで行ってしまったのか?…或いはこれが内に秘めていたミサカの本性なのか?…

とにかくこの言葉で勢い付き!…声を張り上げ濁流となるよう魔王連合軍の面々達が

動き出すと、当然デグレアント側も慌てる!…何なら逆にその気迫に押された様子で

怖気付く!…さてそこからの戦いと言うのは凄絶!!…まるで本当に戦い方を

知って居る様な動きでそのデグレアント軍を圧倒し出し!…


__オオオオオオオオオオオォォォォォォォォ!!!!!…


「ッ!?…な、何だと言うのだ!?…これはぁ!?…」


初動遅れてデグレアント軍もその向かって来る魔王連合軍に対して

真っ向勝負!…だがまるで人を飲み込む波と化したその面々に

情け容赦の姿はなく、ただただ蹂躙して行く光景だけを残し!…

すると先程まで意気軒昂として居たアルゼンハイムもこれには困惑!…

目の前でやられる部下を見て!…その狂喜に染まった冒険者達の様子に

恐怖をすると、次には武器を手から落としてただ棒立ち!…

もはや戦意喪失となってしまう!…さてそこからの流れはもはや一方的な

流れで有り!…言うまでもなくまずはその大都市の玄関を突破し!…


__ドオオォン!!…ドオオォォンン!!!…バアアァン!!!…ッ!?…


「…進めえええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」


__オオオオオオオオオオオォォォォォォォォ!!!!!…


勢いは収まる事を知らずにそのまま中へ!…その際大都市の中にも控えの兵士達が

待機しており!…その入って来た魔王連合軍に対して果敢に襲い掛かって行く

のだが、やはり指揮官が居なくては奇襲もままならず有象無象に!…ただ空しく

蹂躙されて行き!…そして結果戦闘時間もものの数十分と言うスピード勝負で

落ち着いて行くと、住民に一切の被害は無し!…完全制圧を成し遂げて見せる!…

となるとこの呆気のなさに玉座で座って居るだけのマサツグも驚きを露わにすると、

もはや演技など忘れた様子でとにかく戸惑!…一方でその火付け役であるミサカも

落ち着き始め!…あの物腰の優しい元の様子に戻って行くと、振り返ってマサツグに

声を掛ける!…


「……ふぅ~!…いやぁ~久しぶりにやって見たけど上手く行って良かった~!…

ホント!…魔王化スキル様様だね?…」


「ッ!…え?…」


それこそまるで先程のアレも演技で有った様に振舞って見せると、大きく

伸びをしながら上手く行った!と口に…何ならこれもこの[魔王の黒衣]の

お陰!とばかりに話して行き!…そんなミサカの落ち着き様に各々も更に

困惑し出し!…何ならその言っている意味が分からない!とばかりにまた

戸惑いの言葉を漏らして行くと、そんな面々の様子にミサカもハッ!と…

その自身も発動している[魔王の黒衣]について説明をし出す!…


「…ッ!…あれ、知らない?…

このスキルって、さっきみたいに皆に火を点ける!…じゃなかった!…

戦意を著しく向上をさせる効果だってあるんだよ?…

…まぁその代わりに発動条件として世界を憎む程の怒りとか…

狂気を感じないといけない訳だけど…まぁそれでも結果的にOKって事で!…」


その際これも何度かやった事が有る様子で話し出すと、何か悪用して居た様な

言い方をし!…と、それも直ぐにハッと気が付いた様子で慌てて訂正をして行き!…

とにかく何かと便利!と言った具合に話しを続け!…この時同時にそのスキルの

発動条件についてもサラッと面倒である様に語って見せると、当然聞きたいのは

そう言う事ではなく!…その先程のミサカの様子について!…さもツッコミを

入れたい具合にマサツグ・モツ・ハンドレットの三人が手を振る!…


__……ッ!…い、いやいやいやいやいやいやいやいや!!…×3


「……ッ…」


__プルプルプルプルプルプルプルプル!!……ッ……


この時手を振ると言っても誰かに気付いて貰いたい様な感じでなく、

勿論ちゃうちゃう!とばかりに自身の顔の前に手を持って来て手首を動かし!…

何なら三人揃ってミサカにやって見せて行き!…その際一方でシロとハクは

思わず委縮!…今まで見た事が無い人間を見た様で!…左右それぞれマサツグの

足にしがみ付いて震える様子を露わにすると、これまた一方でフィロがミサカに

警戒をする!…まるで敵に回したら厄介!とばかりにジッと視線を向けて行く!…

そしてモツが先程の事について当然話しを切り出して行くと、やはりミサカに

先程の演技?…についてツッコミを口に!…


「そ、そうじゃなくて!!…あれ、大丈夫なのか!?…

色々と何か不味い感じだったけど!?…」


「ッ!…あぁ~!…大丈夫大丈夫!!…

さっきも言ったけど前にもやった事が有るし…」


と言うのもやはり気になるのは先程の演説について!…確かに士気を上げる上で

絶大な効力はあっただろうが、色々と誤解を招きそうで!…となるとその事を

モツが戸惑った様子でミサカに大丈夫なのか!?と尋ねて行くが、肝心のミサカは

ケロッとした様子!…何なら前にもやった!とばかりに笑って話し!…特段反省を

する様なそんな反応を見せないで居ると、一方でその様子と言うのはクロエ達にも

見えているのか!…とある場所からその様子を見てクロエが頭を抱えて居た!…


「……はあぁ~…あの阿呆は!!…」


「あ、あはははは…」


その場所と言うのも勿論ギルドの中であり、まるで運営の人間の特権とばかりに

その様子は専用のモニターへ映し出され!…何なら会話もまんま流れる始末で!…

宛らそれは監視カメラと言った所か?…今回の件について当然見守ると言う意味で

クロエとアンジュが見ているのだが、そんな妹の会話を聞いてクロエが呆れて

言葉を口に!…アンジュもそれを聞いてただ苦笑いでその場を誤魔化す事しか

出来ないでいた!…


さて場面は戻って終戦後!…その敵指揮官であるアルゼンハイムを拘束し!…

あのアダムスの時と同様に自分達の前へ跪かせる様に連れて来ると、

アルゼンハイムはそんなマサツグ達に対して我に返って居た様子でキッ!と…

まだ諦めていないそんな反応で睨みを利かす!…その際そのアルゼンハイムを

連れてきた冒険者の中には、見覚えのある者も交じっており!…


__ザッ…ザッ…ザッ…ザッ……ッ!!…


「…この汚らわしい侵入者共め!!…一体何が望みだ!!…

一方的な暴力を振りかざし!…正義の味方にでもなったつもりか!!…」


一方で跪かされた処でアルゼンハイムは抵抗を開始!…その際バッ!と立ち上がろう

として見せ!…その様子に連れてきた冒険者達も慌てて抑え込むそんな反応を露わに

すると、まるで映画か漫画の様な展開に!…それをマサツグ達はあの玉座の上から

見下ろしていた!…そしてアルゼンハイムは押さえ付けられながらも不服を口にし

始めると、やはり自分達がまるで被害者!とばかりに話しをし!…と、そんな言葉を

聞いてミサカがピクッと反応をして見せ!…


「…何を言って居るんだ?…これは貴様達が先に仕掛けて来た戦争であろう?…

交渉に応じないなら実力行使!…故に我々もそれに倣って行動を取ったまで!!…」


この時先に仕掛けて来たのはデグレアント側である事をミサカが当然主張!…

その際やはり悪役を演じ!…するとマサツグ達もそれに合わせて玉座に

もたれ掛かる様にして深く腰掛ける!…或いは堂々と腕を組み仁王立ちする

そんな様子を見せて居ると、更にミサカが言葉を!…全てデグレアントに

寄せて同じ事をして居るだけと話して行く!…となるとアルゼンハイムは

その言葉を聞いて更にミサカへ噛み付き出すと、より一層マサツグ達の事を

睨み!…


「ッ!!…だからと言って!!…

関係のない人間まで巻き込んでやるのが貴様達のやり方なのか!!…

無暗に力を振りかざす正義に!!…一体何の正義が有ると!!!…」


それは自分達には無関係であるよう更に言葉を!…その際罪の無い者の血が

流れた様に言って見せ、これが貴様達のやり方なのか!?と…ただ暴力を

振りかざすだけの行動に何の支持も得られない様なそんな事を口にすると、

次にはモツがその言葉を聞いてキレて見せる!…アルゼンハイムの言葉を

両断する!…と言うのもカッとなった様子でアルゼンハイムを睨んで見せると、

最初から怒髪天とばかりに怒りを露わに!…


「ッ!!…戦争に!!…正義もクソもねぇよ!!!…」


__ッ!!…ッ!?…


当然モツはこの時珍しく感情的になって見せ!…まるで今まで幾度となく

経験して来た様子でその言葉に対し無責任!と…被害者である様な言い方を

して来た事でキレて見せる!…するとそのモツの突然のキレように各々も

思わずビクッと吃驚した様子で反応をすると、次にはモツの方に視線を向け!…

何なら怒鳴られたアルゼンハイムもそんなモツに対して驚いて居り!…

だがモツの怒りは収まらない!…この戦争が如何言うものなのか?を語り出し!…

無関係と言う意思を改めさせようとして行くと、今自分が守っている国は

どうやって大きくなったのか?…それをアルゼンハイムに怒鳴って行く!…


「ただ先にそっちが理不尽に喧嘩を吹っ掛けて来たから買っただけだ!!!…

そう言った侵略行為をして国を大きくして来たのは!!…

テメェらもやって来た事だろうが!!!……それを!!…

それをいざ自分達がされたら今までの事を棚に上げて被害者面とか!!…

随分と面の皮が厚い!!!…都合がいい話じゃねぇか!!!…

…別に正義が如何とか!!…侵略が目的とか如何でも良いんだ!!!…

テメェらで作ったツケをちゃんと払って貰う!!!…

これはただそれだけの話だ!!…」


その際まずは改めて事の発端がデグレアント側にある事を口にすると、

自分達もやって来たであろう行為を棚に上げた事で怒りを露わに!…

それは宛ら侵略されて来た者達の魂が乗り移ったかの様なブチ切れようで!…

更にはアルゼンハイムの事を偽善者とばかりに!…都合が悪い時だけ

被害者面!と…更には正義とか関係ない!…とにかくやられた事に対して

その報復が今!…今日起きて居る!とトコトン怒気を強めて見せると、

そのモツの気迫に押されてしまったのか!…アルゼンハイムは途端に苦虫を

噛んで見せる!…そしてモツに対して言い返す事無くそのままガックリと

肩から折れてしまって行くと、遂には黙り混んでしまい!…


「ッ!!!…ッ…ッ~~……」


まだ人としての心が少なからず有ったのか?…その様子はモツの説教?が

効いた様子で脱力して見せ!…その際モツも言いたい事を言った事で一息吐き!…

改めて腕を組み項垂れるアルゼンハイムに対していつまでもジッと睨みを

利かせるそんな態度を取って見せると、宛らその様子は説教を喰らった息子と

怒っている親の図のよう!…しかし本来ならば歳から見て立ち位置が逆!と

感じてしまう!…となるとそう見えてしまっている事にマサツグ達が思わず

え?っとばかりに戸惑って居ると、一方で兵士達の拘束作業も終わり!…

何なら敵指揮官の心も折った所でこれにて[ダルクネア]は完全攻略!…

アルゼンハイムを含む兵士達は投獄され!…やはり町の中にレジスタンスの様な

NPCが居た事で計画通りに少数の冒険者を置く事を決めて行くと、そのまま

[ダルクネア]で一夜を明かす!…


さてそうなるとやはりその悲報と言うのは一気に敵本拠点であるデグレアントに

まで伝わって行くと、勿論更に国を騒然とさせる事に!…


〈デグレアント帝国…ベオ・ジ・アドミネス城・謁見の間…〉


__…タッタッタッタッタッタッタッ!!!…バアアァァン!!!…ッ!?…ッ…


朝一番にその話を持って来たのは何時ぞやの土の魔術師部隊団長で!…

慌てた具合に駆けて来て!…勢い良く謁見の間にそのままの状態で

飛び込んで行くと、次には謁見の間に扉がぶち破られた音だけが木霊する!…

その際辺りに居た重臣達も静まり返る!…そしてその飛び込んで来た

土の魔術師部隊団長・ヴァンドルイドに目を向けて行き出すと、

ヴァンドルイドも息を切らしながら早速昨日あった事を慌てた具合に

報告し出し!…


「…はぁ!…はぁ!…ッ~~ダハァ!!…へ、陛下!!…

さ、昨日!!…城塞都市!!…[ダルクネア]が!!…あの!!…

魔王!!…連合!!…軍!!……ッ!!…ウゥエッフォ!!…ゲッホ!!!…

ッ~~!!…とやらの!!…はぁ!…手によって!!…はぁ!…

か、陥落!!!…」


__どよ!?…ザワザワ!!…ザワザワ!!…


「……ほう?…」


簡潔に結論から報告をする!…勿論息を整える間もないまま報告しており!…

言葉が途切れ途切れで有るのだが、その重大性はヒシヒシと伝わり!…

と、そのヴァンドルイドの話を聞いて当然どよめき!…その話が真実なのか!?と…

重臣や貴族!…或いは兵士達も慌てる様なそんな素振りを見せて居ると、

国王だけはそれを聞いても尚落ち着いた様子!…ただ興味深いと言った具合に

返事をする!…その際さほど気に留めていない様子で玉座に肘を掛けてダレて

見せると、一方でヴァンドルイドは具申とばかりに言葉を続け!…


「…このまま放置するには些か危険かと思われます!!…

何卒迎撃のご判断を!!…」


「……ふむ…」


当然魔王連合軍の存在を危険と考え、息を整えた後に国王へ向けて提案を!…

それは未だ慌てた具合で征伐の言葉を口に!…しかし一方でそれを聞いても

未だ慌てず!…何か考える様なそんな反応を露わにすると、ただ一言言葉を

漏らすだけ!…その征伐に関して答えを口にしようとしない!…となると

そんな国王の様子にヴァンドルイドも重臣達も戸惑って見せると、

勿論その国王の様子に困惑する言葉を漏らし!…


「……ッ?…陛下?…」


「…検討はしておこう…

だがそれよりも先に優先したい事項があってね?…

先に其方を処理したい…」


__どよ!?…ザワザワ!!…ザワザワ!!…


それこそ意識が有るか?を尋ねる様に言葉を口に!…すると国王もヴァンドルイドの

呼び掛けに対して、やはり何か思う所が有るのか!…ただ検討するだけの言葉で

留めて行き!…それよりも別に優先したい事が有る事を口にすると、そんな国王の

言葉に重臣達!…当然ヴァンドルイドも更に戸惑って驚いて見せる!…現に目の前に

国家の安寧を脅かす脅威が迫って居ると言うのにこの回答!…となるとさすがに

ヴァンドルイドも意味を理解しているか?が不安になり!…


「へ、陛下!!…私の言っている言葉がお分かりで!?…

あの城塞都市[ダルクネア]が落とされたと申し上げたのですぞ!?…

征伐の指揮であれば別の者に!!…なれど兵の出立には陛下の許可が!!…」


となると無礼を承知で国王に質問!…その際先程言った事をもう一度口に!…

危機が迫っている事を改めて焦燥感を持って伝えて行くと、征伐を急かす!…

この時同時に陣頭指揮に関しても代わりは幾らでも居る事を告げて行く!…

そして肝心の兵士を動かすにもちゃんとした国王の許可が無いと動けない事も

説明すると、まるでそれは小馬鹿にする様に聞こえ!…勿論ヴァンドルイドに

そんな意思は毛頭ない!…だがそう聞こえてしまった様で、国王もピクッと

反応をすると、次にはヴァンドルイドに冷たい視線を!…静かな怒りを露わに

する!…


「……ヴァンドルイド…私に意見を申すと言うか?…」


まずは玉座に片肘を突いて居たのをスッと解くと、ヴァンドルイドを見下ろす

様にして視線を落とし!…と、ここでトーンが明らかに落とすよう怒りを

露わに!…表情は無表情に近いままでジッと見詰め!…いつもの様に!と

ばかりに反論は一切認めない事を口にすると、途端にその言葉を聞いて

ヴァンドルイドも慌て始める!…そしてハッ!とした様子で国王へ視線を

向けて行く!…するとそこにはやはり冷徹な表情を向ける国王の姿が有り!…

更にそれを見てヴァンドルイドも戦慄し!…


「ッ!?…ッ…ッ!?!?…」


「私はたかが…

…それともそれ程までに…我がデグレアント帝国は脆弱と言いたいのか?…」


一方で戦慄するヴァンドルイドをそのままに!…国王も然程慌てる事態では

無い!と返事をして行き、たかがの言葉で片付け!…それよりも逆に自国を

侮辱した様に聞こえた事を口にすると、それが許せない!とばかりに更に

怒りを!…もっと声のトーンを落ちしてヴァンドルイドに重圧を与えて行くと、

ヴァンドルイドはもう一つ慌てて見せる!…となると当然弁明をし出す!…


「ッ!!…そ、その様な事は!!…」


「…ふぅ…心配し過ぎるな、爺…私とてただの馬鹿ではない!…

…ただまだ動くには早いのだ……もう少し…

もう少し泳がせない事には…」


__ッ!!…ッ……


それこそ頭を下げて国王に平伏して見せると、周りの重臣達もまた血が流れるのか?

と言った具合に委縮し!…が、そんな事は無い様子で!…スッと国王も怒りを解いて

見せると、言葉を口に!…この時ヴァンドルイドにちゃんと考えて居る事を話して

行くと、親しい仲なのかヴァンドルイドの事を爺!と…軽く微笑み笑って見せる!…

そしてその際その動くにしてもタイミングを見計らっているよう言葉を更に続けて

行くと、やはりまだ動かない事を口に!…と、それを聞いてヴァンドルイドもハッ!

と何かを察した様子!…しかしそれ以上は何も言えず!…ただ心配をする様な!…

焦る様なそんな表情を浮かべて見せると、ただただ平伏する!…その場から顔を

上げる事が出来ないのであった!…

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貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

そう
ファンタジー
ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
ファンタジー
 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた

ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。 今の所、170話近くあります。 (修正していないものは1600です)

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