どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第七章-ウィンタースノー連邦-霊峰ウルフハウリング・後編~デグレアント帝国・前編-

-第七章八十九節 召喚された人狼?達と最強の参戦?と空腹の女王-

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さてマサツグとモツが本当に召喚を成功させた事にも驚きなのだが、それよりも

驚いた様子を見せるのはその召喚された側で!…その際何より驚いた様子を見せた

のはマサツグが召喚をした者で有り!…何故今自身の目の前に居るのか!?と…

まるでとても恐縮している様子で!…目を擦りながら何度も目をパチパチと瞬きを

して見せると、一方でモツが光の柱の怯みから復帰!…次には自身が召喚した者の

姿を目にする!…因みにその召喚の様子を同じく見ていたミサカとハンドレットは

当然驚いた反応を露わにするが、それよりも驚いた様子をシルビィが見せて居り…


__ッ!?…ッ!?!?…カランカランッ!!…


この時シルビィは思いっきり目を見開くとあり得ない!とばかりにそのまま硬直、

ただ目の前の光景が信じられず!…それこそ伝承どころかまるで今新たに伝説を

目にした様な!…まるで予期せぬアクシデントに思わず構えていたデッキブラシを

スルッと地面に落としてしまうと、そのデッキブラシからは乾いた音が聞こえて

来る!…そして夜の街に空しく響く!…一方で漸く怯みから解放されたモツは

その召喚の仕方に驚いた様子で言葉を零し!…


「ッ~~~…しょ、召喚ってこんな感じなのか…

結構目に来るって言うか…何か聞き覚えのある声が?…

…ッ!?…え!?…」


「ッ!?…そ、その声は!!…モツ殿!?…」


それこそ目をシパシパさせながら目の前の様子をチラッと確認、するとそこには

自身が召喚したであろう人狼の姿がそこに在り!…何なら聞き覚えのある声で

ある事をモツがポロッと口にすると、次にはその人狼も背後からの声にハッ!と…

気が付いた様子でバッ!と振り向き!…そこで初めて人狼とモツが共に相手の

顔を確認すると、更には[あぁ~!!]とばかりに!…互いに更に戸惑う反応を

露わにする!…そしてモツが召喚した人狼の正体と言うは、シルビィの弟子で

後継者のあの[ラグナス]で!…


「モ、モツ殿!?…これは一体!?…そして何故!?…

何故私の目の前に!?…

…それにここは!?…」


「ッ!…じょ、女王陛下?……ッ!?…」


当然見知った顔がそこに在る事でラグナスはモツに質問を開始!…これは如何言う

状況なのか?と慌て始め!…マサツグが召喚した獣人を女王陛下!と呼んで一人

勝手に困惑し出すと、モツもここで戸惑いながらもマサツグが召喚した者を確認!…

そしてその姿を見るなり絶句する!…その前に彼らはモンスターなのか?と言った

疑問も出て来そうな所ではあるが、それよりも今はマサツグが召喚した者が

強大過ぎて!…とにかくモツも目をパチパチ!…目の前の光景が信じられない様な

表情を露わにすると、その女王と呼ばれる獣人もオロオロ!…次には疑問を口に

する!…


__キョロキョロッ!…オドオド!…


「…あ、あら?…ここはぁ?……ッ!…ラグナス?…

貴方何故ここに?…と言いますか…ここは何処なのでしょうか?…

…少なくとも霊峰より下山をした様にも思えますがぁ?…

…っと、んん?…モツ様?…」


マサツグに召喚された綺麗な獣人の女性はチラチラと辺りを見回し、自分が

今何処に居るのか?に疑問を持ち!…と、同時に今度は戸惑うラグナスの姿も

ハッと見つけ!…そのラグナスに何故ここに居るのか?と…それこそとにかく

状況を説明して欲しい様なそんな問い掛けをして行くが、ラグナスは戸惑う

ばかりで思う様に言葉が出ない!…一方で更に獣人の女性がモツを見つける!…

するとモツがここに居る事に対してもまるで疑問を持つ様に声を掛けると、

モツは戸惑いながらもその獣人の女性に対して挨拶を返し!…


「…お、お久しぶりです…女王様…」


「あ、あのぉ…モツ様?…ここはぁ?…

それに貴方様がここに居ると言う事はマサツグ様はぁ?…」


__ッ!……チラッ?…ッ!…チラァッ?…


モツはその獣人の女性に対して恐縮した様子!…とにかく驚き戸惑い続け!…

この状況をラグナスと同じくどう説明したものか?と悩み出すと、一方で女性は

話しを続ける!…やはり同じ疑問を投げ掛け始める!…その際モツが居ると

言う事に対してマサツグも居る筈!と言葉を漏らすと、そのマサツグの居場所を

尋ねる様な!…そんな表情仕草でモツを見詰め!…モツも戸惑いながらもそれなら

教えられる!と言った具合に女性の背後へチラッと視線を向けて行くと、女性も

それを理解した様子でクルッ!と…そこで驚き固まるマサツグの姿を見つけて

見せる!…


「………。」


「マ、マサツグ様?…あの…これはぁ?…

それにティナとハティは?…」


マサツグも既に光の柱の怯みから復帰して居た様子で!…目を見開きその女性が

立っている事に驚いて見せると、思わずその場で固まってしまい!…だが一方で

女性はそんなマサツグの事など御構い無し!…これまた状況の説明を求め!…

何ならシロとハクの近況報告を聞きたい様なそんな事も口にするが、マサツグは

驚きの余りただただ硬直!…脳が停止した様なそんな有様を露わにする!…

するとその様子を見てミサカとハンドレットも何事?と言った様子で見守って

居ると、次にはシルビィがその獣人の女性の方へと歩いて行き!…


__…ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…ッ!…


「…女王陛下…お久しゅう御座います!…」


と、徐にシルビィが動き出した事でミサカとハンドレットもハッ!と反応…

そして歩いて行くシルビィを見守り…改めてその獣人の女性がシロやハクに

似て居るなぁ~?と二人でしみじみ感じて居ると、シルビィはその戦闘エリアに

入れないが!…フェンスの前にて傅き始める!…それはまさに高貴なお方を

前にした騎士の様子にも見える姿で、シルビィは深く頭を下げたままその獣人の

女性に声を掛け出し!…となるとそんなシルビィの呼び掛けに対して女性も

ハッ!と…やはりシルビィを知っている様子で!…ますます混乱した具合に

またオロオロと慌てて見せて行くと、今度はシルビィに助けを求める!…


「ッ!…あら?…シグルーン?…ちょ、丁度良かったわ!…

た、大変なの!!…何か光りに包まれたと思ったらここに居て!!…

ラグナスも居ると思ったらモツ様も!…

マサツグ様も何か奇異なモノを見る様な表情で固まってしまって!!…

…私は如何したら良いのか?…」


その際今まさに起きている事を簡単にまとめて一から手早く話して行くと、

自分は如何したら良いのか!?と女性は一人パニックに陥り!…と、一方で

それはコッチの台詞!とばかりにモツやラグナスが女性を見詰め!…

肝心のマサツグは役立たず!…未だ石像と化しており!…ウンともスンとも

言わない状態となって居ると、次にはシルビィが冷静に事の対処に当たる!…

その女性に落ち着くよう声を掛ける!…


「…女王陛下、落ち着きくださいませ…

大丈夫に御座います!…ここは危険な場所では御座いません…

ただ…ただこちらとしても想定していた事より驚くべき事がおきまして…」


「ッ!…え?…」


まずはここが安全な場所である事を説明すると、正直に自分達としてもこの状況には

驚いている事を口に!…と言うのもこちらとしては狼が出て来る事を想定して居た筈

なのだが、出て来たのは近衛隊長とまさかの女性!…特に女性が出て来る事を

想定していない!と…思わず視線を逸らす様に!…首を傾げそっぽを向く様なばつが

悪いそんな反応を露わにすると、当然シルビィの様子に女性も戸惑う!…

自分が何かした?と慌てて見せる!…するとここでまた助け舟を出す様にミサカと

ハンドレットが動き出すと、単純にシルビィへ質問をし!…


「…あぁ~っと…ちょっと良いかなぁ?…

この召喚された人達は一体?…」


「…それに心成しかシロちゃんやハクちゃんにも似ている様に思えますが?…」


それはまるで一旦空気の入れ替えを行う様に質問を口に!…この時召喚されたのは

誰なのか?と…まるで自分達にも紹介をして欲しい様な…そんな感じでミサカが

シルビィに声を掛けると、ハンドレットも思った事をポロリ!…その女性がシロと

ハクに似て居る事を話して行く!…するとその二人の名前の内ハクは当然知らない

様子ではあるのだが、シロの名前が出た事で途端に耳をピクッ!と反応させ!…


「ッ!…シロッ!…

その名前を知って居ると言う事は貴方達もマサツグ様のお仲間で?…」


宛らその名前が聞けただけでもう仲間認定をする様に!…更に明るくなった様子で

確認の言葉を口にし出し!…その際まるで純真無垢の子供の様な!…キラキラとした

視線でミサカの事を見詰めて行くと、思わず尻尾も振って見せる!…それはもう

上機嫌振りをパァッと見せる!…この時まるで遊んでくれるの?と言わんばかりの

愛嬌の振り撒き様を露わにすると、そんな大人の女性が嬉々として可愛いワンコの様な

反応を見せ始めた事でミサカも当然戸惑いを露わに!…


「ッ!?…え?…あっ…は、はい…今まさに共闘中の仲で…

…あのぉ~スイマセン…お、お名前はぁ?…」


それでもその女性に対して何とか詰まり掛けながらも返事を口に!…肯定しながら

現在進行形で一緒に行動をして居る!と続けて話し!…改めてマサツグと仲間で

ある事を明かして行くと、その女性の正体について何故か戸惑い警戒をしながら…

その名前を尋ねて見せる!…その際別にマサツグと仲が良さそうな事から警戒を

する必要はないのだろうが、何故か本能的に体が強張る様な感覚を覚え!…

と、更にはその女性からはロイヤリティーなオーラが自然と感じられ!…警戒を

してしまう程に怖いのにロイヤリティー?と…余計に不可解に感じてしまい!…

一体何者!?と言った表情を思わず浮かべてしまうと、一方で女性もハッとした

様子で自己紹介!…明るいまま話をする!…


「ッ!…あ、あぁ~!…失礼いたしました!…

私の名は[アングレイシア・ラグナクロス・フェンリル]…

あのウルフハウリングを統治しております…です!…」


この時フェンス越しの女性の自己紹介は最初マサツグ達と出会った時より

ふわっふわなモノで、マサツグ達が居るからなのか恐らく素を見せて居り!…

だがちゃんと自身を名乗る際スッと丁寧に態度を改め!…その尋ねてきた

相手に対して腰を低くお辞儀!…自身がフェンリルの長である事!…

名前を名乗って自身がエンドコンテンツ級の化け物である事を明かして行くと、

ミサカも次には自身が何故女性に警戒をしていたのか?を理解!…疑問が

解けた事で納得する!…


「ッ!…へぇ~!…フェンリルの長かぁ~!…

…って、ん?…?…」


「はい!…ティナ!……ッ!…

…ここではシロ、でしたね?…あの子の母親に御座います!…」


だが当然そんな話を聞いて次に疑問が湧いて来ない筈が無く、若干間を空けた後

まるで復唱をする様に再度先程の言葉を口に!…するとその女性は否定をする事

無くミサカに頷き返事をして見せ!…次にはシロの話題を持って来出し!…

その際シロの事をハティ!と…だが今は違う!とばかりにその名前を言い直して

シロと名前を訂正すると、もう一つオマケ!とばかりに爆弾を一つ!…

シロとハクの母親でもある事も名乗って見せる!…するとその話を聞いて今度は

ハンドレットが戸惑って見せると、ミサカと同じくシロの母親!?と言葉を

漏らし!…


「ッ!?…シ、シロちゃんの!…お母さん!?…」


「ッ!…ッ?…え、えぇ…はい……あ、あのぉ…何か?…」


__………。


それはまるでシロの母親に会えるとは思っても居なかった様子で!…と言うより

今目の前に居るのは本物のフェンリル!…その事実にハンドレットも固まって

しまい!…一方で今度は今の自分より大きいな大男が反応を示した事で女性も

戸惑いを露わにすると、その場に何とも言えない微妙な沈黙が訪れる!…すると

次にはマサツグが動きを見せる!…と言うのもハッ!と我に勝った様子を露わに

すると、次にはその自身の目の前に立っている女性の事を!…


「…ッ!!…ッ!?…じょ、も呼べるのか?…てか、これ如何したら?…」


「ッ!?…お、俺に振るんじゃねぇよ!!…てかなんてモン!!…

…あぁいやいや!!…何て方をお呼びしてんだ!!!」


「ッ!?…え、えぇ~!?…俺が悪いのかよ!?…」


まるで今までの話を肯定するよう女王様!と…それはマサツグが本物である事を

認めており!…その呼んでしまった事実にモツへ助けを求めて行くと、チラッと

視線を向ける!…するとその視線にモツも機敏に反応をする!…それは自分に

話しを振って来るな!と慌てて文句を言って見せると、モツ自身もまさか女王様を

呼んで来るとは思っても居なかった様子で!…まぁ普通に考えれば当たり前

なのだが!…とにかく動揺を露わに!…思わず口にした言葉も訂正して!…

逆に如何するつもりだ!?とマサツグに文句を続けて行くと、マサツグも

その言葉でもう一つ戸惑う!…何で俺!?と困惑する!…そうしてそれぞれ召喚に

成功した二人がワチャワチャと慌しく揉めて居ると、改めてラグナスが事情説明を

求め出し!…


「…あ、あのぉ~…結局一体これは?…た、隊長?…」


「ッ!…そうですね…色々と説明をしないとですね…」


当然未だ状況が分かって居ない様子!…そして誰も答えてくれない事から今度は

シルビィに質問をし出し!…改めてこれが一体如何言う状況なのか?について…

困惑した具合にそのまま思った事を口にすると、シルビィもその問い掛けに対して

ピクッ!と…そしてラグナスの質問に対して尤も!と返事をする!…すると次には

説明をする事を約束し出すと、マサツグ達の代りにこれが一体如何言う状況なのか?

を説明し出し!…


「…簡潔に言いますと貴方方は呼ばれた…

…いえ、巻き込まれたと言うべきなのでしょうか?…」


「ッ!…え?…」


その際スッと立ち上がりラグナスの方へ向き直すと、最初っから結論に入り!…

この時本当はこうなる筈じゃなかった様な!…二人が呼ばれた事に対して

想定外!と…まるで召喚に成功して失敗した様な…難しい表現の仕方を口に

すると、勿論そんなシルビィのややこしい言い回しにラグナスは戸惑う!…

何ならグレイスも一緒に戸惑う!…そもそも呼ばれたと言う意味が全く分からず…

更に二人で余計に困惑する様なそんな反応を露わにすると、シルビィも淡々と

説明を続け!…


「…明日デグレアントに戦いを挑む為…少しでも戦力を増強したいと…

女王陛下より受け取った腕輪を用いて…

狼を従える力を少し行使して見たのですが…」


と言うのも何故力を行使したのか?と言う話で!…誤魔化すと言った事などせず!…

明日デグレアントに挑む事を口にすると、淡々とここに至るまでの過程を簡単に

纏めて説明!…女王の腕輪をここで試した事を話して行く!…その際こちらとしても

普通の何かしらの狼系モンスターが出てくるであろう事を想定していた!と更に

話すと、その簡単なシルビィの説明で一応は理解出来たのか?…次にはラグナスが

返事をし!…


「ッ!…結果我々が呼ばれたと?…」


「…そう言う事になりますね…」


__ッ!……ッ…


当然そのラグナスの反応は戸惑っており!…そして俄かには信じがたい様子で

シルビィに結論を確認すると、シルビィはラグナスに頷く!…更には肯定の

言葉を口にする!…さてそうして二人が何故今ここに居るのか?が明らかに

なると、今度はこの状況について疑問を感じ!…それはマサツグとモツが

向き合っている事から始まっており!…まるで召喚された二人にも二人が喧嘩を

している様な!…何か不穏な空気の様なモノが感じられると、一方でシルビィが

言葉を!…マサツグとモツに声を掛ける!…


「…旦那様!…モツ様!…これ以上の検証は不要かと…」


「ッ!…あ、あぁ…そ、そうだな!……降参!!…」


__パアアアアァァァァァン!!!……winners・マサツグ!!…


それこそこれ以上の検証は不要!と、何ならグレイスの身を案じている様子で

言葉を口に!…となると言い争っていた二人もこれでハッ!と…モツがシルビィに

慌てて返事!…そこからマサツグと向き合い!…この話はこれで終わりである事を

互いにアイコンタクトで取って行くと、次にはモツが簡単に降参を宣言!…すると

バトルフェンスは崩壊する!…その際その何とも呆気ない決闘?の様子に見ていた

ミサカ達が戸惑って見せると、マサツグの頭の上にwinners!と…別に戦っても

居ないので勝ちも負けも無いのだが!…次にはこれで終わり!と…マサツグ達の

予想では戦闘が終わった事によりグレイス達も元の場所に戻される筈!と考えて

居たのだが…


「…ふぅ~…やれやれ…まさかこんな事になろうと…は……ッ?…」


この時一時は如何なる事か?と言った具合に溜息を一つ!…そしてある意味で

疲れた具合にやれやれ!と…言葉を零してスッと宿屋に戻って寝ようとする

のだが、一向に!…何なら本人も困惑した

具合でオロオロとする!…となるとそんな様子を目にしてマサツグも疑問を

感じて居ると、次にはグレイスがピクッとマサツグの視線を感じてか振り返り!…


「ッ!……あ、あのぉ~?…わ、私は如何すれば?…」


__………あれぇ~?…


それは本人も如何したら?と…まるで解決策を聞きたい!とばかりに若干涙目で

マサツグに戸惑いながら質問をすると、この瞬間マサツグは更に疑問を感じる!…

そしてある可能性についても感じ始める!…と言うのもこの腕輪の召喚デフォは

呼びっぱなしの野に放つタイプの迷惑系召喚!…それが薄々感じられると、思わず

グレイスに首を傾げて見せ!…何ならグレイスだけの例外では無さそうであり!…

モツが呼んだラグナスも!…一向に返る事が出来ず同じくオロオロとするそんな

反応を見せて居ると、今度はそんな緊張感?を崩す様に…


__…クウゥ~~!!……ッ!…


「ッ!…あっ!…そ、そう言えばまだ夕食前でしたからぁ~…」


「…あぁ~っと?…とりあえずカレー食べます?…」


突如それはグレイスのお腹から聞こえて来て、お腹が空いたのがハッキリ!と…

腹の虫が機嫌を損ね!…恐らくマサツグに対して餌の要求をする様に抗議の音を

鳴らして行くと、次にはグレイスも恥ずかしそうに頬をポッ!と…赤く染めて

モジモジとする!…そして可愛い言い訳を口にすると、マサツグもそれを聞いて

誤魔化すようある提案を!…と言うのもまだカレーが若干ながら残っているらしく…

グレイスに食べるかどうか?を尋ねて行くと、グレイスは俯きながら小さく頷く!…

一旦帰る事を保留にする!…


__ッ~~~!!!…コクリッ…


「ッ!…じゃ、じゃあとりあえず中に…」


さてマサツグもそんなグレイスの可愛らしい返事を見た事で更に戸惑って見せると、

とりあえず宿屋へと連れ帰り!…その際はぐれる心配は全く!と言っても良い程

ないのだが!…まるで恋人の様に腕を組み!…エスコートするようとにかく食堂の

席へとスッと座らせると、マサツグは手早く準備に掛かる!…残りのカレーを温めて

グレイスの前に置いて良く!…するとグレイスは驚いた様子でそれをジッと見ると、

何故か食べようとはせず!…


__…コトッ…ッ!……ッ…


「…え?…あ、あれ?…どうかしました?…」


まるでお預けをされているワンコの様に!…ジッと用意されたカレーを見詰めて

何かを待つ様なそんな素振りを見せて居ると、マサツグも疑問を持った様子で

言葉を!…何か粗相が有ったか?と心配になる!…その際遠巻きからは相手が

フェンリルの女王と言う事でミサカとハンドレットが下手に刺激をしないよう、

見守る形でジッとその様子を見詰め!…一方で肝心のグレイスは全く気にして

いない様子で有り!…何なら慣れて居る!とばかりに完全スルー!…そして

マサツグの言葉でハッ!と我に返り!…慌てて苦笑いをして見せると、次には

その固まって居た理由を口に!…


「ッ!…え?…あっ!…あぁ、そうでした!…

…貴方様が作った物でしたらそんな心配は要りませんね?…」


「ッ!…え?…」


と言うのもグレイスは申し訳なさそうに慌てて見せると、マサツグがそんな事を

する筈が無い!と言った様子で言葉を口に!…となるとマサツグとしても

一体何の事か全く分からず!…そのまま戸惑った具合に言葉を漏らし!…

思わず如何言う事なのか?と言った疑問の表情も浮かべて見せると、更に

グレイスはマサツグへある事を話す!…それはあの時の事を思い出させる様に

今の自分について語り始める!…


「…あれ以来私の身の回りでは何か危険が有るのでは、

と言った見直しが考えられた様でして…特に食事の際は毒見が…

…ですからこうして温かい物を食べるのはちょっと久しぶりで…」


「ッ!…あ、あぁ~…」


何でもグレイスが言うのはあのマグダラスの謀反以来警備の見直しがされた様で、

それは食事にも及び!…待って居たのは毒見が済むのを待って居たからだ!と…

それはやはり申し訳なさそうに寂しそうに…しかしこうして久しぶりに温かい物を

食べられる事に!…やはり嬉々とした表情を浮かべて見せると、次にはスッと

用意されたスプーンを手に!…一方でマサツグもその話を聞いて納得する!…

そして理由を聞いた所でマサツグも何か居た堪れない気持ちになって居ると、

またグレイスがピタッと固まり!…


「………。」


「…ッ?…こ、今度は如何しました?…」


「…あ、あのぉ…これはどうやって食べれば?…」


となるとまたマサツグが固まるグレイスに質問を口に!…もう大丈夫である事は

分かって居るのに…何故食べないのか?と再びグレイスに戸惑い気味で尋ねて

行くと、これまた当然!とばかりにグレイスから返事!…そのカレーの食べ方に

ついて逆に質問をされてしまう!…と言うのもグレイスはカレーと言うモノを

見た事も聞いた事も無い様で、何か作法が有るのか?と言った様子で戸惑いながら

質問を!…するとこれにはマサツグもまた納得した様子で戸惑いを露わに!…

次には笑いながら大丈夫!と…普通にジェスチャーを交えて説明をする!…


「ッ!…あ、あぁ~!…これまた納得!…

いや別にそんな畏まった作法とかは無いです!…

ただライスとルーを一緒に食べる!…

勿論ルーを先に食べたりライスを先に食べたり!…

まぁおススメの食べ方としてはライス6のルー4の比率で食べ続ける事かな?…」


「ッ!…そ、そうなのですね?…ッ…では…」


この時それぞれライスとルーを指差しながら簡単に説明、そして食べ方に関して

ほぼ無作法!と言ってもいいレベルで自由!と…その際それと無く自身の食べ方の

比率についても話して行き!…グレイスもそれを聞いて納得した様子でホッと安堵…

次にはスッとスプーンをカレーに滑らせて行き!…マサツグの言う通りにカレーを

一掬いし若干緊張しながらもその掬ったカレーを口に入れると、次にはハッ!と

目を見開き!…そして何故か震え始める!…


__スッ…あぁ~ん…ッ!?…ぷるぷるぷるぷる!…ポロポロポロポロ!…


「ッ!?…ちょ!?…えぇ!?…」


「ッ!?…マ、マサツグ殿!?…女王陛下に何を!?…」


突如震え始めた事にも驚きなのだが、更にそこに来てなぜか涙まで流し始め!…

となるとそんなグレイスの反応に各々戸惑い!…モツとマサツグは何故!?と

ばかりに!…ミサカとハンドレットはやったか!?と…何かヘマをしてしまった事に

気が付いた反応を露わにすると、一方でラグナスとシルビィが慌ててグレイスの

心配を!…特にラグナスが吠える!…と言っても完全に疑う訳ではなくあくまでも

戸惑い驚いた様子で問い掛けると、今度はグレイスがラグナスに向かって手を

バッ!と突き出し!…


__ッ!!…バッ!!…


「ッ!?…じょ、女王陛下!?…」


するとそんなグレイスの行動にラグナスもハッ!と…慌てて気が付いた様子で

後ろに下がり!…シルビィと同じくグレイスの身を案じる素振りを露わにすると、

次にはグレイスが口をモゴモゴさせならが手を振る!…シルビィとラグナスに

心配は要らない事を訴えて見せる!…そして少しして口の中の物を飲み込んで

見せると、スッと涙を拭いながら何故突然として泣き出したのか?を説明し始め!…


「だ、大丈夫です!!…少し驚いただけ!…

…よ、世の中にはこの様な食べ物が!…

まさか一口食べただけで涙が出て来るとは!…」


「ッ!…え?…も、もしかして辛かった?…」


と言うのも如何やらグレイスにとっては辛かったらしく、その辛さで思わず

泣いてしまった!と…その際その事を驚いた!と言って自身を手で仰ぐ様な…

初体験に驚きを隠せず!…世界は広い!と言ってジッとカレーを見詰めて

見せると、次にはそんな素振りにマサツグ達プレイヤーはハッ!と…一体何が

駄目だったのか?を理解する!…そしてマサツグが改めて戸惑った具合に

確認をすると、グレイスはその感覚すらも初めてなのか?…涙目ながらに

返事をし!…


「…ッ?…カ、カライ?…これはカライと言うモノなのですか?…」


初めて聞いた!とばかりに辛い!と言葉を!…そして改めてカレーを

見て辛いと言い!…この食べ物の名前はそう言う名前なのか?と言った

誤解する様子も露わにすると、まるで興味深い!とばかりにまたジッと

カレーを見詰める!…これが外の世界!と言った様子で目を輝かせる!…

その様子はまんま大きなシロかハクの様であり、マサツグもそんな

グレイスの反応に対して思わずツッコミを口に!…


「ッ!…あっ…いやそれはカレー…って、ややこしいな!…

…あっ!…じゃあちょっと待っててください!…直ぐに取り替えますから!…」


「ッ!?…えっ!?…あっ!…だ、大丈夫です!…って、あぁ~…」


その際カレーと訂正するが、非常に語感が似て居り!…となるとそのツッコミを

口にした本人が更にツッコミ!…このままだとグレイスが違う意味でボロボロに

なる事が予想出来ると、次にはハッ!と思い出した様子!…そのグレイスの

カレーを取り下げて行く!…それはグレイスの事を気遣って行動で有り、直ぐに

別のモノを用意する事を口にすると、グレイスが恐縮した様子で呼び止めよう!と…

だが一歩遅くマサツグそのまま持って行き!…これにはグレイスもショボ~ンと…

何か申し訳ない様な勿体ない様なそんな表情を浮かべて見せると、思わずスプーンの

先を銜える!…まるで子犬と化すのであった!…


因みにまたマサツグがカレーを持って来て見せるのだが、それはシロやハク用に

辛さを調節したカレーであり!…いざグレイスに出して行くと今度は大丈夫だった

様子であっと言う間に!…一口食べて感動を覚え!…一皿をペロリと平らげて

改めてカレーの素晴らしさを知ってしまうと、また目を見開きキラキラと子供の様な

視線を露わに!…と、次にはマサツグにオドオドしながらもカレーの御代わりを

要求するのであった!…

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貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密

藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。 そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。 しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。 過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

『山』から降りてきた男に、現代ダンジョンは温すぎる

暁刀魚
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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた

ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。 今の所、170話近くあります。 (修正していないものは1600です)

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

そう
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ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

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