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-第八章-ウィンタースノー連邦-デグレアント帝国・後編-
‐第八章三十四節 本当の魔王軍?と異様な居城と狼娘の奮闘後…-
しおりを挟むさてマサツグとモツがヴァンドルイド達に引導を渡して敵居城へと入城した一方、
その引導を渡した様子を見て魔王軍の面々は躍起になり!…と言うのも誰もが
あの様な活躍をしたい!と願う様に…何ならそれを実現させるかの如く!…
一気に進攻度合いを更には早め結果全体の八割を掌握するに至って行くと、
ミサカもそれを見て様様!と…改めてマサツグとモツの活躍ぶりに感心をする!…
そして徐々にこの戦争の終わりも見えて来ると、次にはもう縛る物も無いのか
徐々に敵兵士達にも変化が見られ始め!…
__ウオオオオオオオォォォォォォォォ!!!!
「ッ!?…ヒィ!!…ヒイイィィィ!!!!」
と言うのも躍起になる魔王軍の様子を見て兵士達は慄き、次には武器を投げ捨てて
逃げ出す始末!…それはもう将軍に魔術師と言った者達が居ない事から!…
掟を破った際のペナルティーを与える者が居ない!と…今なら逃げてもお咎めが
無い事に気が付いたよう敵兵達が敵前逃亡をし始めると、更に魔王軍の進攻度合いが
増して行く!…となるともはやミサカの指揮も要らない程に順調に事が進んで行く
様になってしまう!…そして更にそんな魔王軍に追い風が来たよう更にある事が
起きて行くと、ミサカやくまさん達が戸惑う事に!…
__…ズズゥ~ンン……ズズゥ~ンン……ッ!…ッ?…
「…ッ!?…な!?…」
それは突如背後の方から地響きを感じ!…視線を帝都もしくは映像からまた背後の
[バイオシア]の方へ!…勿論その地響きを気にした様子で一体何?とその正体を
確認すると、そこには驚くべき光景を見つけ!…それを目にして各々が驚き慌てて
見せる!…と言うのもまずオリハが一騎当千をして居たあの平原の様子と言うのは
もうどこにも見当たらず、あったのは戦って居たであろう場所で仁王立ちの状態で
立ちつくボロボロのオリハの姿だけで有り!…そしてその様子からはもう動く気配は
全くと言ってもいい程に感じられず!…しかしだからと言ってオリハが死んで
しまった雰囲気でもない!…言うなれば宛ら全てを倒し終えて!…安全を確保した
事からそのまま気絶している様に見えて行くと、まずはその光景にまず一驚き!…
これがあのマサツグの妹?と震撼させる!…
「…た、確かにアレも気になりますが!!…こ、これは!!…」
「ッ!?…オ、オリハ叔母さん!!!…」
と、この様子にグレイスもまるで伝説の光景を目にした様に!…たった一人で
五百の敵!…もしかすると自分達が見ていないだけで!…更にそれ以上の敵を
相手にしていた様に見えて行くと、更にその冒険者と言うポテンシャル?に
驚愕!…いや、オリハと言う冒険者に敬意を表す!…それはたった一人で本当に
あの数の敵を相手によく大立ち回りをした!と言う感心の念で、そして成し遂げて
しまった事に対しても同じく感心を!…と、そんな立ち尽くすオリハの様子に
シロも心配の声を掛け!…だがそれとは別にまた驚くべき光景も同時に今現在
進行形で見えており!…となるとそれは次第にオリハのピンチの様にも見え始め!…
オリハの偉業は霞み!…ただ次にその光景に二驚き目を感じて行くと、
これまた驚く言葉を漏らす事に!…
「ちょ!?…な、何アレ!?…」
「お、おっきい!!…ハク達よりもおっきいのです!!…
…こ、このままだと潰されちゃうのです!?…」
この時その気絶するオリハの目の前には小山程の巨人が迫り!…見た所約体長
10m位か、今足場にして居る山車よりとにかく大きく!…まさに感覚的には
某・巨人を駆逐する漫画の様な!…真っ直ぐに魔王軍の背後に向かい歩いて居り!…
くまさんもその巨人にばかり目が行き!…墓に何も映らない様なそんな慌て様を
露わにすると、ハクもハクで危機感を!…このままだと自分達が危ない事を
口にする!…となるとそんな化け物の様子を目にして!…さすがにこれは!と
言った様子でスッとグレイスが睨むのだが、ここで三驚き目を目にする事に!…
__…にょぉ~ほっほっほっほっほ!!!…にょぉ~ほっほっほっほっほ!!!…
「……ん?…あれ?…この声は?…」
「…狐さん?…」
それこそ自身も我が子を守る為に変身しよう!と、グレイスが身構えるそんな
素振りを見せるのだが!…しかしそんな巨人の地響きと共に何か何処かで
聞き覚えのある声が!…それは大いに笑って居り!…まるでこの状況に対して
余裕の!…さも自分が一番功績を上げたかの様に高らかと笑うそんな声の様に
聞こえて来ると、そんな笑い声にシロとハクがピクッ!と…勿論!と言った
様子で反応を示す!…その際その声の正体をハクがフィロ?と言って疑問を
持つと、次にはその迫って来る巨人の肩からさも答え合わせをするよう更に
声が聞こえて来て!…
「…さぁさぁ、お立合い~♪…魔王軍のマサツグが正妻!!…
このフィロネウスが援軍を率いて今ここに参上仕ったでありんす♪…
魔王軍と言うのだから異形の一つや二つ!…いんや!…
百を連れての堂々の百鬼夜行!!…今ここに目にモノを見るでありんす!!!」
「ッ!?…フィ、フィロちゃん!?」
その際その声の正体はシロとハクの答え通り、如何やらフィロの声で有り!…
この巨人もマサツグの為に用意した!と…何なら巨人だけでなく他にも色々と
魔王軍と言うのだから!…自身がモンスターを引き攣れ今ここに援軍として
駆け付けて来た事を高らかに話すと、そのフィロのある意味ド派手な登場に
くまさんも驚き!…思わず辺りに響く勢いでフィロの名前を口にする!…
するとそのくまさんの声と言うのはフィロの耳にも届いたのか?…次には何か
反応する様なそんな声が聞こえて来ると、その巨人の肩からフィロがヒョコッと
顔を出し!…
「ッ!…ん?…この声はぁ?…
…ッ!…あぁ、お義母様!!…よくぞご無事で!!…」
と、くまさん視点からだとそこにはやはり大人となったフィロの顔が生えて居り!…
一方で先程聞こえた声の主がくまさんである事を確認すると、フィロはくまさんを
お義母様!と…それこそやっぱり!と言った具合に姑として見て居る様子で
声を掛ける!…その際くまさんが無事である事にここからホッと安堵する様子も
露わにすると、次にはフィロが顔を出した事でシロとハクもやっぱり!とばかりに
声を上げ!…
「「やっぱりフィロォ!!!」」×2
「…ッ!…それにちっこいの二人も!!…無事で何よりでありんす♪…
…してマサツグは何方に?…早くわっちもマサツグに遭いたい所でありんすが?…」
何なら今まで何処に行っていた!とばかりに不服そうに…指を差しながらフィロを
呼び!…ムッとした表情でフィロの事を見詰め続けると、フィロもそんな二人の
呼び声にこれまた反応!…何事も無い様に振舞って見せる!…それこそいつも通りの
感じで小さいのが二人居る事を口にすると、笑みを浮かべて先程と同じく無事で
ある事に安堵をして見せ!…が、それも長くは続かず次にはパッと態度を変え!…
途端に話をマサツグに!…今すぐにでもマサツグに会いたい様なそんな事を続けて
話すと、その態度にシロとハクが更にムカッ!と…当然!と言わんばかりに文句を
更に続けて漏らす!…
「ッ!!…ッ~~~!!!…ご主人様はもう行っちゃったのです!!!」
「そうです!!!…何処で何をしていたのか分からない狐さんと違って!!…
先生はすっごくカッコいい姿を見せて先に行っちゃったのです!!!…
…本当ならハク達も一緒に行きたかったのですが!!…」
「……ッ?…何でありんすか?…結局何処に?…」
この時明確に何処に行った!と言うのではなく、感情のままに先に行った!とだけ
フィロに言い!…と、そのシロの言葉に対して付け添えるよう!…だがハクも明確に
何処に言ったのかは話さず!…ただ活躍が凄かったであろう事だけを臭わせると、
その二人の文句にフィロは首を傾げる!…そして冷静にツッコミを入れる!…
するとそんなやり取りに対してくまさんもピクッと反応をすると、マサツグが行った
場所を指差し!…
「あぁ~ははははは…話が進まないから私が…
…まぁさんなら一番奥の城に入って行ったわ!…
何なら本ちゃんと一緒に!…多分無事である事に違いはないとは思うけどぉ?…」
三人のやり取りに苦笑いをしつつ!…くまさんがシロを抱えながら半身だけ
クルッと背後を振り返ると、デグレアント帝都の一番奥にある城を指し!…
と、謎の巨人の肩に乗るフィロにそう話して行き!…その際モツも一緒に
マサツグと突入して行った事をフィロに説明して行くと、フィロもその話を
聞いて理解出来たのかピクッ!と…くまさんに返事をして見せる!…しかし!…
「ッ!…一番奥?……ッ!…おぉ、アレか!!…アレ……ッ!?…」
「ッ!…ん?…何、急にどないし…ッ!?…」
その様子は突如パッと豹変する!…それこそ最初は場所を聞いて納得した様な
そんな反応を見せていたが、その遠方にある城を確認した途端!…まずは何かに
気が付いた様子で言葉に詰まる反応を!…そして次には青褪め始める!…
それは何か見てはいけないモノを見てしまったかの様なそんな強張り様にと
変わって行くと、フィロの様子が可笑しい事に気が付いた様子でくまさんが
ピクッ!と…と、次には様子を確かめる様に視線を上に!…するとそこで
先程の表情をしているフィロを見つけ!…同じくくまさんもそんなフィロの反応を
見て驚いた反応を露わにすると、フィロはその城を見詰めたまま言葉を!…
さも奇々怪々と言った様子で話をする!…
「…な、何じゃあの地獄の様な場所は!?…
あそこにマサツグ達が入って行ったでありんすか!?…」
「ッ!…え?…」
「…だとするとかなり不味い!!…
誰か全体に伝令を飛ばせる者は!!…
今すぐに本陣の守りを固めよ!!!」
その際フィロはその城の事を地獄!と、一体今のフィロにはその城がどの様に
映っている事か?…と、とにかくその地獄と言う場所にマサツグ達が入って
行った事に非常に動揺!…かなり危険である事はその声色から容易に分かり!…
くまさんもそんなフィロの言葉を聞いて!…やはり理解出来ない様子でもう一度
その城の方を見ながら言葉を漏らすと、一方でフィロは慌てるばかり!…
恐らくミサカに対してであろうか、今すぐ全軍を後ろに下げるよう指示を出す!…
となると急にそんな指示を出された事でミサカもピクッと反応をすると、
戸惑った様子で言葉を漏らし!…
「ッ!!…え!?…い、一体何!?…」
「ッ~~!!!…えぇ~い、モタモタとするな!!!…
まだこの戦いは終わらぬ!!!…今ここで幾ら雑魚を倒そうとも!!!…
あの化け物が動き出したらそんな雑魚も無事では済まぬ!!!…
…恐らくこの戦いに勝利出来ねば!!…この世界は!!…終わってしまう!!!」
「ッ!?…ちょ!?…はぁ!?…」
勿論そのフィロの言葉に対して意味を求め!…完全掌握まであと少しと言った所!…
それであるが故に何か今ここで退いたら!と…フィロに困惑した表情をハッと向けて
困惑すると、次にはフィロもそんなミサカの表情を見て直ぐに指揮官である事を
認識!…すると今度は声を上げて急かし始める!…その際ミサカの考えも読んだ
様子でそれも無駄になる事を続けて話すと、それ以前に自軍が全滅する可能性が
ある事を口にし!…と、それもさも大げさでは無い様にこれまた世界が終わる!と
続けて話し…国との戦争が突如として世界の命運を握る戦いに!…となると急に
展開が変わった事で勿論各々は驚き戸惑い!…ミサカが付いて行けない様子で
これまた戸惑う反応を見せると、フィロは焦った様子でそのデグレアントの城を
見詰める!…そしてそこから行動を起こす!…
「……クッ!!…今から呼び戻せるかどうかも怪しいと言ったところか!!…
…いやしかし!!…ッ…ッ~~~!!!……ギガンテス!!!…」
__ッ!…オオオオォォォォ!!!…ズズゥ~ンン!!!……ズズゥ~ンン!!!…
「ッ!?…ちょ!?…」
この時何か葛藤する様なそんな様子をチラッと見せると、次には決意した様子で
ギガンテスを呼び!…と、フィロに呼ばれた事でギガンテスも徐にピクッと反応!…
次には返事をするよう唸って見せ!…くまさん達が乗っている山車を避けて更に
町へと進行し出すと、ロクに説明も無かった事でミサカが勿論戸惑いを露わに!…
何なら説明を求めるようフィロを呼び止めようとして見せる!…だがその声が
フィロに届く事は決してなく、ただギガンテスの背中を見詰めるだけに!…
すると一方ではギガンテスの後を追うようモンスター達が続々と続き!…
__グオオオオオオォォォォォォォォォ!!!!!…ッ!?!?…
それこそギガンテスばかりに目が行っていた訳であるのだが、そこには和洋折衷?の
モンスター達の影が!…そこには悪魔であったり鬼であったり、ゴブリンであったり
獣であったりと!…無形に妖精?と更に幅が広く揃って居り…とにかくまさに
パレード!と言った様子でドンドン続きに続いて行くと、自軍である魔王軍を決して
襲わず!…ただ敵兵達を襲う様にしてギガンテスを先頭に侵攻をする!…となると
何も聞かされていない魔王軍としても突如モンスター達が湧いて出て来た様に感じて
しまうと、これまた更に帝都はパニック状態に!…そして勿論魔王軍の面々も
戸惑って見せ!…
「ッ!?…な!?…」
「マ、マジか!?…このタイミングでモンス!!…って、あれ?…」
「お、襲って来な…い?…」
と、思わず自身の周りに現れたモンスター達に対して身構えて行くが、
身構えた所で襲われない!…寧ろ襲うのはデグレアントの敵兵である様子を
目にして行くと、やはりその様子に当然疑問を!…思わずへっ?とばかりに
気を抜いてしまう!…さてそうしてモノホンの魔王軍?も加勢して来た所で
更に形勢は魔王軍寄りになって行くと、一方でここに来てオリハが気絶から
回復して見せ!…が、やはりそれ相応にダメージも負って居た様子で直ぐには
動けず!…
「……ッ!!…お、俺は一体何を!?…って、ッ~~~!!!……
つぁ~~~!!!…ッ…お、思い出した…
確か裏から敵兵が攻めて来たのを止めに……この様子だと何とか出来た…のか?…
とにかく早くシロちゃん達の守りに!!…ッ!!…ッ~~~!!!…」
その際[狂獣人化]の反動でか若干記憶が飛んでおり!…が、それも直ぐに
思い出した様子で頭を抱え!…徐々に頭の中で自身の記憶を整理して行き!…
そして改めて辺りに敵が居ない事を…自身がまだ生きている事で倒し切ったのか?と
状況を判断して行くと、次にはハッとシロ達の心配!…直ぐに振り返り様子を
見る!…だが先程の通り体が負傷して思う様に動けず、今度はその傷を庇う様にして
身をゆっくりと丸め!…と、こんな所で怯んでいる場合では無い!と思いつつ!…
しかし体が言う事を聞かず!…このままここで戦線離脱なのか!?とオリハが
一人歯を食い縛って悔しがると、そこへ何やら聞き慣れない音と声が聞こえて
来て!…
__パタタタタッ!!…キャハハハハハ!…ヒヒヒヒヒヒ!…
「ッ!…え?…」
その聞き慣れない音と言うのはまるで鳥が羽ばたいている様に聞こえて行き!…
声も何処か楽し気で何やら悪戯っぽさを感じられ!…と、そんな声にオリハが
ピクッ!と…何か嫌な予感を感じて頭だけでも機敏にハッ!と上げてその正体を
確認すると、そこには何やら小人にトンボの羽が生えた様な生物が!…
簡単に言うとまさしく妖精と呼ばれそうな生物が飛んでいるのを目にして行く!…
しかしそれを妖精と呼ぶには如何にもオリハは何か不気味さを感じてしまい!…
__ウフフフフ!…アハハハハハ!…パタタタタッ!!…
{…な、何これ!?…こんなモンスター?…
てか妖精??…とにかく見た事が無い!!…
それに何か目が怖いし!!…めっちゃ周りブンブン飛んで笑ってるし!!…
なんなのコレ!?…}
と言うのもその妖精?と思わしき生物の目は複眼で有り、感情を読み取る事が
出来ず!…しかし辺りを飛ぶそれは別にオリハを攻撃すると言った事は様子は
一切なく!…漏れ出るその声は友好的で!…まるでオリハを中心にして踊る様な
そんな様子だけを見せて居ると、とにかくこれは!?とばかりにオリハが大いに
戸惑い!…少なからずその妖精?に対して警戒をする!…しかしそんなオリハの
事など御構い無し!…その妖精?と思わしき生物はスッとオリハに近付くと、
その両手に何やら淡い緑色の光を作り始め!…
__キャハハハハハ!…ウフフフフ!…ぱああああぁぁぁぁ!!!…
「ッ!?…な、何!?…やっぱり敵!?…
だとしたらこっちも!!…ッ!!…ッ~~~!!!…」
それは某・竜玉集めの漫画に出て来る野菜王子の様に、宛ら最後の閃光を
放つ様な!…それこそ両足を開いて両手を突き出し!…真っ直ぐオリハに
向かい狙いを定めるそんな素振りを露わにすると、その妖精?達の様子に
オリハも当然慌て!…直ぐに身構えようとして見せる!…しかしやはり
先の戦いでのダメージがまだ響いているのか、動くと全身に激痛が走り!…
となるととてもでは無いが反撃は叶わず!…また傷を庇い身を守る様にして
身を丸め!…何か反撃の手はないか!?と…勿論諦めるつもりが無い様子で
沸々と闘志を滲ませて行くと、一方で妖精?達が発射!…その作り出した
光の球をオリハに向けて放って見せる!…
__ぱああああぁぁぁぁ!!!…ッ!!…キャッハハハハハ!!!…
「ッ!!…ッ~~~!!!…」
この時無邪気に笑いながら最後の閃光!…その例えに出した原作でなら間違いなく
大ダメージは必至なのだが、勿論このゲームでは違う効果に!…が、そんな事など
知らないオリハはとにかく防御を固めており!…少しでもダメージを抑えよう!と…
必死に身を守りつつ妖精?達と根競べをするつもりで身構えて見せるが、次には
何かが違う事に気が付く!…と言うのもその光の球がオリハにぶつかった瞬間、
オリハが違和感を感じて行く!…
__シュンッ!!…ぱああああぁぁぁぁん!!!…
「ッ!!……ッ…ん?…」
__シュンッ!!…シュシュン!!…シュンシュンシュンシュン!!…
その打ち出された光の球は真っ直ぐ動けないオリハに向かって飛んで行くと、
オリハの傷口に当たってはスッと溶け込む様にして弾けて消え!…
と、何かが当たった感覚と言うのはオリハも感じ!…だが別に痛くもなく!…
寧ろ痛みが引いた様なそんな感覚を感じて行くと、疑問を持つ!…
思わずチラッと傷口を見る!…するとそこには先程まで出血が若干ながら
見られていたにも関わらず、パッと血が固まって止まっており!…
と、その他にも更に光の球がガンガン飛び交い!…そのどれもが負傷した所に!…
やはり最初の物と同じく痛みが引いて行く様な…何か治癒の力をジワジワと
その身に感じて行くと、徐々にであるが動ける様に!…そして同時にオリハも
警戒を解いて行く!…
__ぱああぁぁん!!…ぱああぁぁん!!…ぱああああぁぁぁぁん!!!…
「ッ!!……ッ……う、動ける!!…これって!!」
__キャッハハハハハ!!!…ッ…ぱあああぁぁん!!!…ッ!?…ッ!?!?…
そして遂には自力で動けるまでに何とか回復をして行くと、漸くここでその周りを
飛び交う妖精?達が味方である事に気が付き!…と、それを確認する様にその内の
一匹に声を掛け!…しかし返事の言葉はなく!…代わりに無邪気にキャハハ!と
オリハに笑って見せると、その驚き戸惑うオリハの額に向かって光の球を発射!…
オリハをビクッと驚かせる!…その際オリハも突然の事で反応が出来ず!…
まるでヘッドショットを喰らった様に怯んでしまうと、その反応に妖精?達から
笑われてしまい!…
__ッ!…キャッハハハハハ!!!…アハハハハハ!……スィ~~!!…
「ッ~~~!!!…い、痛くはないけど盛大に!!…
…って、あれ?…あの子達は?……ッ…えッ?…」
それはお腹を抱えて笑う様にやはり無邪気!…そして一通りオリハの治療は
済んだのか?…次には興味を失った様にその怯むオリハから妖精?達がスッと
離れて見せて行くと、一方でオリハも盛大に怯んでしまった事に思わず赤く!…
とにかく怯みから復帰をする!…と、そこで先程まで居た筈の妖精?達の姿が
無くなっている事に気が付くと、思わずその場で呆けてしまい!…
それこそあれは何だったのか?と…何か幻影を見ていた様にも感じてしまい!…
オリハがえっ?ととにかく立ち尽くす様にして困惑すると、一方でシロが
オリハの復帰に気が付いたのか!…クルッと振り向くなり声を掛ける!…
「ッ!?…あっ!!…おぉ~い!!…オリハ叔母さあぁ~~ん!!!」
「ッ!…あっ…シ、シロちゃん!…」
__…ザッ……ッ…ザッザッザッザッザッザッ!!…
その際オリハに向かい手をパタパタと振って見せると、大声でオリハの事を
呼び!…するとオリハもシロに呼ばれた事でハッ!と我に返った様な反応を一つ!…
と、次には何度も瞬きをして見せ!…そして手を振るシロに向かい手を振り返す
そんな返事をして見せると、この時もやはり先程のアレは何だったのか?と…
夢の様な現実の様な…とにかく不思議な感覚を覚えながらも…足早にシロ達の待つ
山車の方へと駆けて行くと、後方からの増援を一人で!…対処する事に成功する!…
と、次に場面は変わってハンドレット達の方!…後方からモンスター達が迫って
きて、当然大混乱に見舞われており!…
__グオオオオオオォォォォォォォォォ!!!!!…
「ッ!?…グッ!!…[ホブゴブリン]に[スノーハウンド]!!…
オマケに[レッサードラゴン]に[ギガンテス]までも!!…
…ッ!?…よく見たら珍しい[ヒーリングモルフォニカ]まで居るし!!!…
って、喜んでいる場合じゃない!!!…
一体このモンスターパレードは何だっていうんですか!?…
全員本腰を入れて!!!…」
勿論通達が来ていない事で敵襲と勘違い!…何ならこれもデグレアントの
伏兵か!?と…そのモンスター達の咆哮を耳にしつつ!…ハンドレットが
一目で何が向かって来ているのか?を名前で上げて行くと、その中には
珍しいモンスターも居たのか?…思わず喜びも露わにする!…しかし当然
この状況に喜んでいる場合などでは当然無く!…次には周りに居る全員に
注意を促すよう言葉を口に!…が、一方でそんな魔王軍の面々など
目もくれず!…
__ズドドドドドドドド!!!!……ッ!?…ッ!?!?…
「…え?…えぇ~?…」
モンスター達は更に奥へと進攻して行き、スルーされた魔王軍の面々はこれまた
戸惑う事となり!…それこそ身構えた状態でその場に固まり!…スルーされた
理由について理解が及ばない様子をそれぞれ露わにして居ると、更に戸惑いの
言葉も漏らす!…一方のフィロはとにかくマサツグ達の無事を祈りながら
先を急ぐ!…その際フィロの目から見てそのデグレアントの城はと言うと、とても
狂気に満ちている様に見えているらしく!…
__ゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!…
{…一体どの様な禁忌に触れればこの様な事になると言うのじゃ!?…
…まるで大怨霊!!…いや!!…[禍つ神]を呼ぼうとしておる様に感じる!!!…
…とにかくこのままではマサツグが危ない!!!…無事で!!…
如何か無事でいてくりゃれ!!!!…}
フィロの目から見たデグレアントの城と言うのは怨霊の塊!…怨嗟が怨嗟を
呼んで居る様で、黒と言うか深紫色と言うか?…とにかく名状しがたい色の
オーラに覆われており、そのオーラから幾多の人の顔が浮かんでは消えを
繰り返し!…そしてその表情と言うのもとても見ていて気分の良いモノでは
全然無く!…ある者は憤怒に猛り、またある者は絶望する様に悲しみ!…
またある者は今ある事に不安を感じ恐怖する様な!…とにかくそれは多種多様!…
見ていて飽きない程にコロコロ変わり!…そんなオーラの様子にフィロも
驚きを隠せないで戸惑い続けてしまって居ると、とにかくマサツグの無事を願う!…
事の収拾を急ぎ続ける!…
一方のその心配をされているマサツグ達はと言うと、絶賛そのデグレアント城の
広さに戸惑って居り!…
__…コッ…コッ…コッ…コッ……ッ…
「…なぁ、モツさんや?…」
「…如何した?…」
その際フィロの言う禍々しい様子と言ったモノは全く感じず、同じ様な似た様な
場所をグルグルグルグルと彷徨い続け!…と、別にRPG宜しくレベル上げを
しているとかでは勿論無く!…因みにこの時モツも本気で迷って居り!…ここは
何処なのか?と言った違う意味でのお疲れモードに入って居ると、徐にマサツグが
モツを呼び!…モツもその呼び掛けに返事をする!…何ならそれはモツを頼りに
している様子でマサツグが続けて言葉を口にし出すと、モツも疲れた様子で
言葉を零し!…
「ここは一体どのあたりなんだろうか?…
そして謁見の間はいずこ?…」
「それは俺が聞きたい所なんだが?…」
《…ようそこ!…我がデグレアントの王城へ!…》
それこそ何故自分達は今ここで無駄に体力を消耗しているのか?と言った具合で!…
とにかくただ当てもなく彷徨い続ける様な!…岩レンガ造りの城内は見飽きた!と…
何か一つでも話して居ないと気が如何にかなってしまいそうなそんな雰囲気を出して
居ると、次には何処からともなく声が!…デグレアント城内に響く様にして聞こえて
来る!…それはまずマサツグ達に挨拶をする様に声を掛けると、次には自己紹介を
し始め!…
《…私の名は[ゼファー]…[ゼファード・ディスティリア・デグレアント]!…
…と、名乗った所で先程振りかな?…
…もっと簡単に言うと君達の敵で…この帝国の主である!!…
…さぁ、我が城を進んで来たまえ!…私は逃げも隠れもしない!…
謁見の間にて君達の到着を待つ!!…
…そうして君達に会える事を…心待ちにさせて貰うとしよう!…》
と、その声の主は言わずもがな!…この城の城主である事を名乗って行き!…
そしてマサツグ達の敵である事を堂々口にして行くと、この状況に対して嬉々と…
まるで待ち望んでいた様に二人へ話をするのであった!…
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クロは瀕死のソラと契約し、
彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。
唯一のスキル《アイテムボックス》。
そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、
弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。
だがその裏で、
クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、
復讐の道を静かに歩み始めていた。
これは――
“最弱”と“最凶”が手を取り合い、
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本編完結しました!
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(修正していないものは1600です)
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【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
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