どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第八章-ウィンタースノー連邦-デグレアント帝国・後編-

-第八章六十八節 無事な理由と知ってしまった死!とマサツグ復活!…-

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ここで少し話は遡る!…と言うのも白く輝くマサツグが現場に到着する少し前!…

一体如何やってシロは光の柱を回避し、そしてマサツグと一緒に居たのか?と

言う話なのだが!…それはこの戦争をずっと見ていた運営が堪らずシロを瞬時に

テレポートさせたから無事であったと言うモノで!…更にそのテレポート先と

言うのはまだ復活する前のマサツグの元であり!…故にテレポートした際突然の事で

シロはハッ!と驚き!…そして辺りを見回し!…

自身が今何処に居るのか分からず慌てる反応を露わにすると、そこでピクッと

フィロの存在を機敏に感知!…となるとフィロの気配がする方へと近付いて行く!…

さてそうするとそこにはあの光景が広がっている事で!…


__バシュンッ!!…ッ!!…ッ!?……ッ!……トテテテテ…チラッ?…ッ!?…


「あああぁぁぁ~~~!!!!」


当然そこにあったのはフィロに膝枕をされているマサツグの姿で有り、

その際フィロとアヤがマサツグの死を悲しんでいる様子を言うのは

見えて居らず!…結果いつもの様にシロはマサツグに対して嫉妬心を!…

指を差してショックを受け!…これまた更に声を上げて文句を言いたげな

表情を浮かべると、その慌しいシロの様子にフィロも気が付いた様子で

ピクッ!と…そしてゆっくりシロの声が聞こえる方へと振り向いて行く!…

それは酷く萎れた様子で俯きながらにシロをチラッ?と確認すると、

次には何故ここにシロが居るのか?と言った疑問を持つ事も無く…


「ッ!……ッ…何じゃお主か白いの…」


「何じゃ、じゃないですフィロ!!…ご、ご主人様とイチャイチャあぁ~!!!…」


するとただ悲しみに暮れる様子でフィロはシロに向かい言葉を漏らし!…

もはやそう言った疑問を持てない程に沈んでおり!…その隣にいるアヤも同じく

何も言えない様子でマサツグの横に座って絶望する表情を浮かべて見せると、

一方でシロはそんなフィロ達の様子など御構い無し!…勿論とばかりに自身の

嫉妬心を大いに露わにする!…その際何とも冷めた反応を見せるフィロにこれまた

当然!とばかりに噛み付く言葉を口にすると、更にズンズン!と迫る様に近付き

文句有り気な態度を取り!…だがそんなシロの態度に対してやはりフィロは

反応を示さず!…

宛らその時のフィロの様子はまるで某・心を折るダークファンタジーの様な!…


「…そうじゃの…今位はそっとしておいてくれ…」


「ッ!…え?…」


亡者の遺体の様にとても静かでマサツグの顔を覗き込んだまま一切動かず!…

が、一応は反応がある様子であしらう様にして静かに一言!…

それはいつもの様に肯定をしては邪魔をするな!と、しかしその言葉からは

一切覇気が感じられず!…思った反応と違う事にシロも思わずここでピクッ!と…

いつもなら上から目線で返して来る!とばかりに疑問を持ち!…

そして漸くフィロの様子が可笑しい事にハッと気付くと、

もはやテレポートした事など忘れてしまい!…ただ何故今フィロ達はこの様に

落ち込んでいる?…いや悲しんでいるのか?について疑問を持つと、

更にフィロは言葉を続け!…


「…わっちとてもう出来んと思うと……ッ…

胸が!…張り裂けそうで!……何故!…何故なのじゃ!?…」


「ッ!?…フィ、フィロ?……ッ!…」


と言うのもそれは一応先程のシロへの返事の続きの様であり!…

しかしここでのフィロの感情は一杯一杯!…また今にも泣きそうな感じで

涙を堪え!…仕舞いには素直に今自分の気持ちを言葉にしてシロにポロッと

零して行くと、シロもそれを見て思わずギョッ!?と…

フィロの様子に戸惑いを感じる!…そして同時に自身の中で何か嫌な予感を

感じて行くと、更にマサツグが一切動く気配を見せていない事にこれまた気づき!…


__…………。


「…ッ!?!?…え?…え!?…

…そ、そんな!!…そんな筈は無いのです!!!…

だ、だってシロそんな話を一言も!!!…」


__…ッ!?…トッ…ッ……ズッ…ズルッ…ズルズルズルズル……


となるとその動かないマサツグを見て更にシロはハッと気付いた様な気付きたく

なかった様な!…とにかく途端に慌て始め!…今度は身動ぎするよう一歩下がり!…

現実を受け止められない様子でまたあの秋雲城での錯乱の一歩手前の様子を

フッと見せると、あり得ない!と言葉を口に…何ならその連絡を受けていない事を

口にする!…しかし現にシロの目の前でマサツグは横になって全く動かず、

そしてシロの耳もそんなマサツグの寝息や心音の様な音を捉える事は決してなく!…

すると更にそれが現実となってシロの心に重く圧し掛かり!…

次にはただただ受け入れられず!…力を失った様にその場でズルズルと

崩れ出す様子を露わにすると、へたり込む!…そして自身が信じられない事を

口にする!…


「そ、そんなの!!…そんなの嘘です!!!…

…だ、だって!!…だってだってだってだってぇ!!!…」


__………ッ…グスッ…


それは別に騙すとかそう言った話では無いのだが、フィロが嘘を言って居る!と

ばかりに…或いはさもシロを騙そうとして居る様に聞こえた事を口にすると、

しかしその後に明確な根拠が如何しても続かず!…それこそ子供の様に

否定の言葉を連呼し続けるだけとなり!…そしてそれに対しての返事も無く!…

ただここで若干の間を空けてからアヤが感極まった具合に!…

徐に鼻を一度啜って涙もポロポロと零して見せると、それは更にシロへ

現実を教えるよう!…マサツグの死に実感と言うモノを帯びさせてしまう!…

となるとアヤが泣いている事にシロもピクッ!と反応をすると、

やはり否定し切れない様子で狼狽え始め!…


「ッ!?…ご、ごしゅ…じん…さ…」


__…ザリザリッ…ザリザリッ……ッ…グイィ~!!…ゆさゆさ…ゆさゆさ…


と、今度は横になっているマサツグへ向けて声を掛け出す!…

その際同時にマサツグの元へと近付こう!ともするのだが、この時先程からの

ショックせいか、足に思う様に力が入らないず!…だがそれでも諦めずにシロは

匍匐前進で近付いて行き!…そして必死に腕に力を入れてマサツグの元へと

辿り着くと、次にはマサツグの体へ覆い被さり!…

更にはその体を揺すったりし始めて行く!…しかしやはりそれでも目を覚ますと

言った事は当然無く、そんなマサツグの様子を見て余計にシロがショックを受け!…

だがそれでもシロは決して諦めようとは一切せず!…

それこそ起きるまで何度もやる!と…必死になってマサツグの死を否定しよう!と

ばかりに…躍起になる様子を露わにすると、更に泣き出しそうになりながらも

声も掛け続け!…


「…ッ!!!…ねぇ!!…目を覚ましてください!!!…

シロを置いて行かないでください!!!…ッ~~~!!!…

やぐぞぐ!!…じだじゃないですがあぁぁ!!!!」


__…………。


それこそ何度も何度も体を揺らして起きる様に言葉を口に!…

一心に奇跡が起きる事を心から願い、しかしそれでもマサツグが目を覚ます事は

決してなく!…となると徐々にシロ自身も如何しようも無い事を自覚し始めて

来たのか、その声をどんどんか細くして涙声にもなって行き!…

だがそれでもシロは如何しても諦め切れず!…仕舞いにはあの飛行船での約束を

引っ張り出して!…マサツグに目を覚ますよう更に訴えて行くのだが、

その様子はとても痛々しく!…何ならフィロにも効いている様子で苦しみ始める!…

それは勿論物理的に痛みを感じている訳ではなく、精神的にダメージを

負っているらしく!…


「…ッ…ッ~~~~!!……し、白いの…もう止め…」


「いやでず!!!!…ッ…スンッはあぁ~!!…

じろば絶対に諦めまぜん!!!…

ごじゅじんざばばあのどきみだいに!!!!…」


となるとフィロも堪らずシロに静止を促し始め!…その際フィロの目にも

涙が薄っすら見られて行き!…今にも壊れてしまいそうな感じで本当に

止めて欲しい事を口にすると、一方でシロは絶対にやめない!と宣言…

涙をボロボロと零しながらに何が何でも!と必死になる…

その際また秋雲国での事を思い出したのか、あの神滅鬼と戦った時の事に

触れ出し!…と言うのも必死に呼び掛ければあの時の様に!…

ギリギリのタイミングで復活すると、シロはまさにそれに賭けている様子で

反論をするが、フィロがそれを一蹴!…ある訳が無い!と否定をする!…


「ッ!!!…あの様な事がまた起きる訳が無かろうが!!!!…」


「ッ!?…ッ…ッ~~~!!!…」


それは怒り混じりに真剣に怒ると、今までの様なおふざけ等は一切なく!…

となるといつになく真剣に怒るフィロの様子に思わずシロも驚き戸惑い!…

それこそ身動ぎ一つを露わにして行き!…また同時に悲しみに襲われ

その場で俯くと言った!…ただ泣く事しか出来ないで様子で固まってしまうと、

一方でフィロも責任を感じているのか!…苛立ちと後悔を露わにする!…


「…わっちとて!!…

その様な事が起きるのなら幾らでも神に祈って見せるわ!!!…

じゃが無情にもこれが現実なのじゃ!!!……わっちのせいで!!…

わっちがマサツグを殺した様なモノ!!!…」


「ッ!?…ぞ、ぞれっで如何言う!?…」


その際シロの言う祈る行為が見ていて鬱陶しい事を口にすると、

その奇跡が起きるのなら当に自分がやっている!と…

だがやっても奇跡が起きない事を改めてシロに突き付けて行き!…

そしてマサツグが死んだのは自分のせい!と…

まるでシロに懺悔をするよう!…自責の念に囚われるそんな事を

口にすると、フィロは両手で自身の顔を覆い!…

静かにポロポロと涙を流す!…と言うのもそれはフィロが初めて見せる?…

いや二度目であろうか自身の弱い部分を見せる様子に他ならず!…

と、一方でそんな懺悔を聞いてシロもハッと食い付き始め!…

当然気になるのは自分のせい?と…その理由について尋ねるよう

言葉を口に!…泣きながらも疑問の表情を浮かべてフィロへ視線を

向けて行くと、フィロはその質問に答えると言うか…シロにではなく!…

マサツグに対して質問をする!…


「……のう教えてくりゃれ?…わっちは足手纏いで有ったのかや?…

わっちが居なければこんな事にはならなかったと言うのか?…

……わっちは今…自分自身が憎い!!…

もし我が身でマサツグが蘇るのなら!!…わっちは!!!…」


と言うのもその質問からでも何と無く何が有ったのか?が窺い知れる!…

何故ならそのフィロの最初の質問は自身が足手纏いであったか?と

言うモノであり、明らかにフィロが何か失敗した事を物語り!…

そしてその質問に対して勿論マサツグが返事をする事は決してなく!…

となるとそんなマサツグの様子にフィロもまたもや更に泣き出す始末!…

仕舞いには自分自身のことまで呪い始め!…更には何か不穏な事も口にし出すと、

そんな自身を責める様子にシロも感化された様な!…

いや真実を知った事で涙を流す!…しかしだからと言ってフィロを責めると

言った事は絶対にせず、子供らしく泣きじゃくり!…


「ッ!?…フィ、フィロォ!!……ッ…ッ~~~!!!…」


__グスッ!!…スンスンッ…ッ~~~!!!!…


それこそフィロの気持ちが分かる様子で名前を呼び、そしてその目を大量の涙で

洪水とさせ!…と、同時にやはりどうにもならない現実に世界を恨む!…

とまではさすがに行かないが!…それでも自身の無力さを噛み締め恨む様な

そんな気持ちになって行くと、他面々と共に鼻を啜りながら涙を流し続ける!…

もはやお葬式ムードと言った様子を露わにする!…そして何も出来ないまま

ただ無情にも時間だけを浪費すると、次には泣きながらに心の中で誰かに対して

助けを求め!…


{…だ、誰か!!…誰かご主人様を助けて!!!…

もう[ふらいどちきん]が食べられなくなってもいい!!!…

もう頭を撫でて貰えなくなってもいい!!…だから!!!…

だからごしゅじんさまだけは!!!…ごしゅじんさまだけは!!!!…}


その際マサツグを助ける為ならもう何だっていい!とばかりに…

自身の好物さえも切り離す覚悟を心に誓い、そして甘えると言った事も

同時に投げ捨て!…と、とにかくマサツグの命が助かる事だけを考え続け!…

この時マサツグの遺体に縋り付き!…やはり神にも祈る思いで何度も

助けてくれ!と心の中で祈り続けると、ここでそのシロの念じる言葉と

言うのはマサツグに!…何度も響く様にして聞こえて来る!…

と言うのもメタい話ここであの話と繋がって行き!…

白の世界から戻って来る際に聞こえたあの助けを求める声と言うのは、

実はシロのモノで有り!…因みに勿論その他の者達の声もマサツグの

耳に届いているが、一際反応させるのはやはりシロのモノであって!…


__……ッ…ピクッ!……


「グスッ…グスッ…ッ~~~……ッ!…え?…」


と、次には本当に生き返った様にピクッ!と反応…それは微かで弱弱しく!…

それこそ誰かが体を動かした様にも見えるのだが、しかしシロだけは機敏に

それに反応をして見せ!…

いや願っていたからこそ!と気付いたと言うべきであろうか?…

マサツグの腕が微かに動いた事で思わず驚き!…その動いた腕をジッと見詰めて

思わずスッと手を伸ばすと、次には恐る恐るそのマサツグの手を握る!…

もう一度反応を確認する!…


「ご…ごじゅじんばば?…」


__…………。


この時小さな手でマサツグの手を握りながら見間違いでない事を祈りつつ!…

涙でボロボロの顔をマサツグへ向けて行くと、更に呼び掛けもして行き!…

その際必死にギュッと手を握り締めるそんな様子も!…しかしそれでマサツグの

返事が返って来る事はやはり無く!…シロの見間違いであった様なそんな雰囲気が

漂い出すと、ここで更に可笑しな事が起き始める!…と言うのもマサツグの身体が

発光する!…


__……ッ…パアアアアアアアァァァァァァァ!!!…


「ッ!?…へ?…え!?…」


それはまるで天に召されそうな感じで光り出し、当然突如そんな様子を

見せ始めたマサツグにシロは戸惑い!…しかしそれでもしっかりとマサツグの

手を掴み続け!…と言うかビックリし過ぎて反応が出来ないが正しいか!…

とにかく発光するマサツグをジッと見詰め!…ただ驚き戸惑い目を真ん丸にして

困惑の言葉を口にすると、一方でフィロも異変に気が付いた様子で言葉を!…

やはりシロに無駄である事を悟らせて行く!…

その際まだマサツグが光っている事に気が付いていない様子で覆っていた手を

スッと放すと、そこで漸くマサツグの身体が光っている事に気が付き!…


「…もう…無駄じゃと…ッ!?…こ、これは!?…

ッ!?…ッ!!…クッ!!…アアァ!!…」」


「ッ!?…フィ、フィロ!?…え?…え!?…」


と、ここで更に様子が可笑しい事が立て続けに起きる!…と言うのもフィロは

その光輝くマサツグを見た途端に何故かハッと苦しみ始め、自身の体を抱き

締める様に腕を回し!…それこそ耐えられない様子で声にも出してしまう程に!…

となると一体何が起きているのか全く分からず!…シロもその様子を見て今度は

ただ戸惑う事しか出来なくなると、光るマサツグに痛がるフィロ!と…

交互に視線を向けて行く!…勿論その場に居るアヤも突然の事で何が何だか

分からないでいると、ただその様子に戸惑い!…


「な、何!?…何が起きているって言うの!?…」


「わ、分がんない!!…わがんないのですぅ!!!」


とにかく突然の事過ぎてもう現場はてんやわんや!…アヤは説明を求める様に

狼狽え続け、シロはもう分からない!の一点張りに…一方で徐々にマサツグが

放つ光?は更に強くなって行く始末で有り!…フィロは身悶えて蹲るまでに

至ってしまい!…しかしそんな二人に対してシロとアヤが出来る事は何も無く!…

驚き戸惑い慌てながら!…フィロの心配もしつつただ事の成り行きを見守る事しか

出来ないでいると、遂にその時が訪れる!…それはシロの願いが通じたかの様に

マサツグがふと目を覚ます!…


__パアアアアアアアァァァァァァァ!!!………ッ…


「………ン…ンン~~…」


「ッ!…ふぇ?…」


それは光力が増して行く一方であったのだが、突如ピークを迎えたかの様に

光は徐々に落ち着き始め!…と、遂には完全沈黙して元のマサツグだけが

そこに寝て居り!…勿論別に自爆すると言った展開も無く!…

先程の光は一体何だったのか?とシロとアヤが疑問に感じていると、

次には何処からか唸り声が!…いや、マサツグの口元から聞こえて来る!…

となるとその唸り声にシロも機敏に反応をすると、慌てた様子でマサツグに

視線を!…するとその一方でフィロにも更にある変化が見られて行き!…

それは先程まで幼女の姿であったのだが、何故かそこには元の妖艶な姿に

戻っている?フィロの様子がそこにあり!…


「ッ…ハァ!…ハァ!…な、何事でありんす?…

今のは一体!?……ッ!?…こ、これは!?……ッ!!…」


何ならフィロ自身も先程の突然の出来事で困惑気味に!…息を切らしながら

戸惑いを漏らし!…痛みの原因も分かっている様子で!…その痛みの原因について

何か強烈な力の流れをまるで体の中で感じた事を続けて漏らすと、ここでフィロも

自身の身体の変化に気が付く!…そしてマジマジと自身の体を改め始める!…

その際同時に自身の膝に何か違和感を覚えて行くと、チラッとマサツグに

視線を向け!…するとそこにはまるで寝起きの様に体を起こし始める

マサツグの姿が!…


「んん~……な、何だぁ~?…何かめっちゃ変な夢を見ていた様な?…

…って、んん?…あれ!?…シ、シロ!?…おま、何でここに!?…」


この時マサツグは呑気に頭を掻き毟り!…寝ていた!とばかりに緊張感のない

そんな態度を見せて行くと、ここでシロが自身の体にくっ付いている様子を目に!…

となるとシロが今ここに居る事で途端にハッと慌て始める!…それは自身が何処で

倒れていたのか!を覚えている様子で、ここは危険!とばかりに慌ててふためき!…

が、正直言ってそんなマサツグよりシロ達の方が驚き戸惑い!…死んだ筈の人間が

また復活した!と…今回で二度目となるその奇跡を目にした事で動揺を隠せない

そんな様子を露わにすると、三人はジッとマサツグの慌てる様子を見詰める!…

そして徐々にその目に涙を溜めて見せる!…


__…ッ…ッ~~~!!…プルプルプルプルッ!!…


「ッ?!…な、何!?…今度は如何した!?…まさか何かされたのか!?…

…だとしたら俺が今からそいつらをぶっ飛ばしてやるから!!…な!?…

…ってか戦争は如何なったんだ!?…それにモツの姿も見当たら…」


自身の両隣りで突如自分を見詰めたまま、今にも泣き出しそうな表情で

見詰める女の子が二人!…となるとマサツグもまだ訳が分かっていない様子で

これには途端に戸惑ってしまい!…しかしふと何か嫌な想像が付いたのか

これまた二人に質問をし始め!…と言うのも誰にか意地悪をされたのか或いは

それ以上の事をされたのか!?と…とにかく良くない方向に勘繰り始め!…

そして自分が仇を取る!とばかりに誰にやられたのか?を聞こうとすると、

まずは怒りを抑えつつ二人を宥めよう!と…が、更に疑問を持ってしまう!…

と言うのも今度はふと気になった様子でこの戦争の結末が如何なったのか?に

ついて質問をすると、近くにモツが居ない事からモツも何処に行ったのか?と…

とにかく矢継ぎ早に質問が出て来る様子で戸惑い続け!…

一方でシロとアヤはそんなマサツグに対してムッ!と…

決して質問に答えようとして見せず!…マサツグに対して文句がある様子で

睨んでいると、更にマサツグの耳はある音を捉える!…となると途端に反応を

示す!…


__……けて……たすけて!!…


「ッ!?…ッ!!…こ、この声は!!…」


と言うのもそれは音と言うより助けを求める声で有り、何ならその声自体にも

聞き覚えがあり!…となるとマサツグも機敏にピクッと反応をすると、

次にはその声の聞こえた方を振り向き!…その際その声の主と言うのは

ハクで有り!…この時ハクは女王が上半身に捕まった場面を見て!…

心の中で誰かに助けて欲しい事を願って行くと、その思いはスッと導かれる様に

マサツグの元へと届き!…マサツグもそれを聞いた事で途端にハッと

緊張感を持って行く!…と、同時にまだ戦争が続いている事を何と無く

理解をして行くと、今度はこうしてはいられない!とばかりに直ぐに

立ち上がろう!と…しかしここで呼び止める様に突如背後から声が聞こえ!…


「…マ、マサ……ッ…マサ、ツグ?…」


「ッ!…ん?…この声は?…って、何でフィロが後ろに?…」


それは言わずもがなずっとマサツグを膝枕していたフィロの事で、

その際フィロは酷く動揺をした様子でマサツグを呼び!…

それこそまるで夢を見ているかの様なそんな反応を浮かべて見せ!…

とにかく目の前の現実が信じられない様子で動揺を声から露わにすると、

マサツグもフィロに呼ばれた事でピクッと反応!…そして背後をフッと

振り返って見せる!…するとそこには酷く戸惑うフィロの姿がそこにあり、

マサツグもそんなフィロの姿を見て何故背後に居るのか?と…

と言うのも自身が倒れている間の事など当然知らず!…気の抜けた表情で

フィロを見詰め!…フィロもマサツグから返事が返って来た事で

これまたハッ!と…一際目を大きく見開きマサツグを見詰め!…

そして次にはスッと涙を流し徐々に笑みを浮かべて見せると、

今度はマサツグへ向かい飛び付く!…マサツグが蘇った事に心から喜ぶ!…


__ッ!!…ッ…ッ~~~!!!……ンバッ!!!…


「ッ!?…ダアアァァ!!!…ちょ、ちょっとぉ!?…」


「あああああぁぁぁぁぁぁ…ッ!!!…

良かった!!!…よかったのじゃあぁぁぁ!!!」


この時中腰状態から突如飛び付かれた事でマサツグはバランスを崩してしまい、

結果フィロの下敷きになり!…それでもマサツグは身を捩ってフィロを庇う様に

受け止めて見せ!…その際戸惑いの言葉を漏らし!…

いきなり何をする!とばかりにムッとした表情を浮かべて行くが、

フィロは全く反省をしない!…寧ろ良かった!と嘆き喜ぶ!…

因みにその時フィロは勿論大人の姿でマサツグにしがみ付いている事から、

それを目にした幼女が途端に許さない!とばかりに発狂し始め!…


「ッ!?…あああぁぁぁぁ~~~!!!!」


__ンバッ!!!…ヒュウウゥゥゥ!!!…ガッシイイィィィ!!!…ッ!?…


「ンブウ!!!…」


それこそ尻尾も耳もまるで魔女の箒の様に一気に逆立て!…となると今度は

マサツグの事を指差しながら!…途端にバッと飛び掛かる様子を見せて行くと、

予備動作も無しにマサツグの顔に向かってフライングボディプレス!…

と、一方でマサツグもフィロにしがみ付かれている事で抵抗出来ず!…

結果そのまま諸に顔面で受け止める事に!…何ならシロの技は更に続き!…

そこからフェイス○ガーとマサツグを仕留めに掛かる様な流れるコンボを

決めて行くと、マサツグも悶絶!…一瞬気を失いそうになってしまう!…

だがそこは持ち前のガッツで何とか持ち直して耐えて見せると、次にはシロと

フィロを落ち着かせに掛かり!…


__タムタムタムタム!!!…くわあぁ~~ブフウウゥゥ!!!…


「ッ?!…きゃああぁああぁあぁぁあぁ!!!…」


「ダハァ!!!…ハァ!!…ハァ!!…

…い、一旦落ち着けってお前ら!!!…俺が持たん!!!…」


その際まずはシロの背中にタップをする!…何故なら呼吸が出来ない事には

また死ぬからで!…必死になってシロの背中をケガさせない程度に!…

かつ鬼の連打でシロに放すよう促しを掛けて行くのだが、シロはしがみ付く事に

夢中なのか!…マサツグのタップに全然気づかない!…

となるとマサツグも徐々に呼吸が怪しくなり、遂には一か八かの策に出て!…

と言うのも出来る限り息を吸い出し、次にはシロのお腹に向けて息を発射!…

とまぁこの時シロは着込んでいるので本来は効かない筈なのだが、

何故かシロは驚いた様子!…それは反射的と言うか何と言うか?…

とにかく上手く行った事で呼吸が出来!…次には息を切らしながら

シロとフィロに声を掛けると、とにかく落ち着け!と文句を…

更に自分が死に掛けた事を口にする!…するとそのマサツグの言葉を聞いて

二人もハッとして行くと、聞き入れた様子で離れ始め!…


「ッ!?…ス、スマヌ!!…わ、わっちとした事が!!…」


__ババッ!!…スッ…ススッ……サァ…サァ…


この時フィロはハッと我に返る様なそんな反応をして見せ!…

となると慌てて離れて行き!…次にはまたマサツグに何か不都合を

与えてしまったのでは!?と心配をすると、同時に何故か

自身の身なりを整える!…

まるで反射条件の様にスッと着付けをし直して見せる!…

その際手早くパパッと直し、今度は髪を手で梳いて整えて始め!…

一方でシロは未だブン膨れの表情で不満気を露わに!…


「…ムウゥ~~~!!!…」


「…ッ…はあぁ~~…やれやれ…」


__…ッ!!…ッ!?…ババッ!!…ッ…


涙でボロボロの表情で有りながらも!…それでもマサツグの不貞は許さない!と

言った嫉妬の視線を向けて行くと、マサツグもそんな二人の反応を見て思わず

溜息!…起きて早々に疲れた!と言った態度を見せる!…

しかしこんな事をしている場合では当然なく、次には城の外から慌しい様子が

感じられ!…するとマサツグも改めてそれが気になった様子で機敏に反応!…

となると次にはその原因を解消するよう!…あの光輝く状態になって見せ!…

その場に居るシロとアヤとフィロをこれまたハッと驚かせると、マサツグは

急ぎこの戦いに決着を!…最後の戦いに挑もうとするのであった!…

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ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)

荻野
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ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」

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俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。 異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。 せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。 そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。 これは天啓か。 俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

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