どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第九章-スプリングフィールド王国・再び編-

-第九章十三節 やっつけの本流!とカウンターの目覚め!と化け物の最後-

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さてセルゲイとの戦闘も遂に後半戦へと突入!…

しかしこの時未だマサキは大腕跳びを続けており、徐々にTPを消耗して行き!…

いや正確にはセルゲイがずっと腕を振り回している事で付き合わされ!…

となるとこれにはマサキも勿論フラストレーションを溜める事に!…

それこそ今にも爆発しそうな怒りの形相を露わにすると、

ある意味で防戦であるセルゲイに対して文句を!…

さも卑怯者!とばかりに叫んで見せる!…


「ッ!!…おいエェ加減にせぇよ!?…

いつまでこんなん続けるつもりや!!!…

漢やったら漢らしく!!…ちゃんと勝負吹っ掛けて来んかい!!!」


__グウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥ!!!!…


「…チッ!!…このままじゃ埒が明かへん!!…

ここはいっちょ仕掛けてみるか!!…」


この時ただでさえ右腕三本を振り回されている事で、

本来喋る事すらキツイ筈では有るのだが!…

それでも我慢出来ない様子で文句を言い!…

ちゃんと小細工無しで真正面からタイマンを張る様に文句を言うと、

一方でもう言葉すら通じているのか…

セルゲイが唸りながら未だ抵抗の意志を見せる!…

そして全く止める気配のないセルゲイにマサキも更に怒りを覚えてしまうと、

次には舌打ちを!…が、勿論このままと言う気もサラサラなく!…

遂にはマサツグの親であるよう!…

マサキも一か八か!と行動に打って出る事を考えると、

徐にスッとヌンチャクを構えて行き!…反撃の構えを露わにする!…


__ザッ!!…スウゥ……ババッ!!…


それは腕を飛び越え回避をした所から始まって行き、

床に足が着いた瞬間から直ぐに構えに入って見せ!…

と言うのもその着地した足から順に脹脛・太腿とその態勢に入って行くよう!…

一瞬の隙も無駄にする事無く!…

次に飛んで来るであろうセルゲイの腕に対して!…

バッと最終的にはちゃんと視点まで構え切って待ち構えるよう!…

ヌンチャクをその手に握って行くと、これまた功夫映画の様に!…

反撃の構えを整えて見せる!…

するとそんなマサキの様子にシルビィやリナもハッ!とすると、

それぞれ戸惑いの言葉を漏らし!…


「ッ!?…大旦那様何を!?…」


その際シルビィはまずヌンチャクと言うモノを見る事自体が初めてらしく、

その独特?の構えにアレは何!?と…

それこそマサキの構えに思わず戸惑いを感じてしまうと、

次には心配をするようマサキの事を呼び!…

一方でリナはそんなマサキに対してそもそも無茶だ!と悟った様で…

丸太の様な腕が三本!…

それも縦に並んで薙ぎ払う様にまた飛んで来る事を考えると、

マサキの持っているチンケな武器では対抗出来ない!とばかりに…

動きを止めてはいけない事を口にする!…


「ッ!?…な、何をして!?…動きを止めたら!!…」


__…ッ…ズオオオオォォォォォォォ!!!!…


しかしマサキはそんな外野からの声に耳を貸す事も無い様で、

ずっとその場で静かに構え続け!…

それこそもう今か今か!ともう一度腕が振り回されるのを待って居り!…

その様子にこれまたシルビィ達も当然慌て出す!…

シルビィは助けるかどうかで躊躇しており!…

リナもその様子に不味い!と青褪める表情をハッと露わにすると、

もう時間が無い!とばかりに…

その迫って行くセルゲイの腕をジッと見詰める!…

その際宛らそれは迫って来る壁の様に見えてしまうと、

勿論身構えるマサキに向かって一直線に!…

が、次にはそんな絶望的な状況で在りながらあり得ない光景を目にする事に!…


「…ッ…フウゥ~~!!……ッ!!…

ぅおんどりゃああああぁぁぁぁぁぁ!!!!」


__ブオンッ!!…ガッ!!!…メシャアアアアァァァァァァァァァ!!!!…


と言うのもマサキは徐にフッと深く息を吐いて行くと、

宛ら抜刀術でも繰り出す様な脱力感を露わに!…

と、一方では当然ながらセルゲイの腕が依然として迫って来ており!…

しかしマサキは一切慌てる様子を見せず!…

次にはスッとその腕に視線を向け始め…

まるで改めて敵を視認する様なそんな眼差しで捉えて行くと、

次にはグッと一気に全身に血流を巡らせるよう!…

途端に力を入れてその手に持つヌンチャクを思いっきり振り抜く!…

その際勿論狙うはその迫って来ている腕に対して!…

そしてそのマサキのヌンチャクがセルゲイの腕に直撃すると、

そこから更にパリィでもしたかの様な腕の弾けようが見られ!…

何ならそのセルゲイの右腕の内一本が在らぬ方向に曲がっており!…

となるとその様子を目にしてシルビィ達はこう!…


「ッ!?…え?…」


「ッ!?…な!?…ッ!?……」


シルビィは思わず何が起きたのか分からない様子で戸惑ってしまい!…

それこそ目を真ん丸に見開きその光景を凝視すると、

そこからその表情のまままるでピタッと時が止まった様に動かなくなり!…

と、一方でリナも同じく目を見開く様子を露わにして行き!…

だがこっちはシルビィとは違い!…

若干ながら何が起きたのかが分かった様子で!…

しかしそのあり得ない光景にやはり酷く驚き!…

何なら戸惑いの言葉を漏らしてそのまま絶句する様子を更に見せると、

これまたこちらもマサキを凝視!…やはり驚愕の色を見せてしまう!…

ではそのマサキは一体何をしたと言う話しなのだが、

この時マサキはこんな事を考えて居り!…


__ビリビリッ!!…ビリビリッ!!…ッ~~~~~!!!…


{…ッ!!…つぅ~!!!…まぁつぐの奴こんなんばっかしてんのか!?…

こんなん何回もやっとったら!!…仕舞に腕がイカれてまうで!!…

…でもその分威力はお墨付きってか?…見るからに相手の方がヤバそうや!!…

…なるほど?…こりゃパリィっちゅうか…[反撃]の重要性が分かったっちゅうか…}


マサキが謎の反撃を繰り出した後の事!…

この時その一撃にマサキも反動が帰って来た様子で、

両腕にまるで電流が流れたかの様な痛みを覚え!…

となるとその痛みに思わず顔が苦痛に歪んで行き!…

しかし声を上げる事はそのまま無く!…

その痛みを噛み殺す様にしてとにかく試した事について考え出すと、

それはさもマサツグを参考にした様な!…

そしていつもこんな事をしているマサツグの強靭さに!…

これまた驚きを覚えて行く!…

だが同時にその有用性にも目を向け、それこそこの一撃に興味を持ったらしく!…

すると今度はどの様にすれが反動を押さえられるか?…

或いは更に威力を上げられるのか?と言った事を考え!…

その際マサキはそれを[反撃]と簡単に言い!…いやこの場合は思うと言うか?…

とにかく何かやった事に違いはなく!…マサキがふとそんな事を考えていると、

一方で腕を弾かれたセルゲイは驚き戸惑い!…と、同時に苦痛に叫んでしまう!…


__ッ!?…グオオオオオアアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!…


「ッ!!…ザマァ見たかこのボケナス!!!…

馬鹿の一つ覚えに腕ブンブンブンブン振り回したがって!!!…

鬱陶しいんじゃアホンダラァ!!!」


「ッ!?…さ、さすが!…さすがと言うべきなのですが…こ、これは!?…」


それはまた飛行船を振動させる位に大声で叫んで行くと、

マサキもそれに気が付いた様子でピクッと反応!…

となると次にはしてやったり!とばかりにマサキも吠え出し!…

因果応報!と言って少しは気が晴れた様な清々しい表情を浮かべると、

どれだけ鬱陶しかったか!も口に…セルゲイへ更にぶつけて行く!…

一方でシルビィもそんなマサキの吠える声を耳にしてハッ!と…

我に返って見せると次にはマサキを褒めよう!と…

が、それよりも困惑が勝っている様子で戸惑いを漏らし!…

未だ困惑する様子を露わに!…

しかしそれでも吠えるマサキに視線を向けていると、

これまたもう一方でやられた張本人!…セルゲイがマサキに向かい襲い掛かる!…


__ッ!!…ッ~~~!!!!…ゴアアアアアァァァァァァ!!!!…


「ッ!!…チィ!!…なんぼ言うてもまだ吠えるかこのアホはぁ!!…

五月蠅いんじゃ!!!…このボケェ!!!」


その際今度はさすがに右腕は全て痛くて使えないのか、

左腕三本でマサキに勢い良く拳骨を繰り出すよう襲い掛かり!…

と、この時また懲りずにと言うか大声を上げて腕を振り上げ!…

するとそのセルゲイの様子にまたマサキが怒りを露わに!…

と言うのも先程から五月蠅い!と…一向に学習をしないセルゲイに対し!…

マサキも負けじとばかりに声を上げて怒りを露わにして行くと、

次には少し構えを変えて体勢を整え!…セルゲイの攻撃に備えて見せる!…

それこそマサキが見せたその時の構えと言うのは、

某・今は亡き功夫アクション俳優の様で!…


__フォンッ!!…フォフォン、フォンフォンフォンフォン、ガッ!!…ババッ!…


宛ら自身の体にヌンチャクを思いのまま這わせる様な!…

肩から肩甲骨を経由して脇の下に、ヌンチャクを思いっきり振り抜き!…

と、そこで持ち替える様にして今度は自身の胸元を経由!…

すると反対側でも同じ様にヌンチャクを振り!…

それを交互にかつ高速で!…最終的に右の脇で挟んで止め!…

さも威嚇をするようセルゲイに対して構えて見せると、

そのマサキの動きにこれまたシルビィやリナ!…

はたまたセルゲイ本人をも驚いて見せる!…


「ッ!?…い、今のは!?…」


「な、なに?…今の?…え?…あ、あんな風に振り回したら!!…」


__ッ!?…ッ…ッ!?!?………ッ~~~~!!…


何故ならそれは扱いを間違えればヌンチャクが自身に当たりそうなモノであり、

何でわざわざそんな危険な事をしたのか!?と…

それこそ思わず各々思い思いに言葉を口に!…

が、一方でマサキはそんな面々の視線や言葉など如何でも良く!…

ただ一点に降り上げられた拳を見詰め!…

いつ落ちて来るのか!?と警戒をする様子を露わにして見せると、

その威嚇?の構えのままスッと動かなくなる!…

と、ここでセルゲイもハッと我に返ってまた動き始める!…

それは当然マサキに対しての攻撃であり、マサキが構えていようが関係無し!…


__ッ!!!…ゴアアアアアァァァァァァ!!!!…ボッ!!!…


「ッ!!!…懲りんと打って来たなぁ!?」


と、次にはその振り上げた左腕三本を吠えながらに!…

マサキの頭の上から振り下ろし!…

その際セルゲイとしても勿論一気に畳み掛けるつもりで!…

更に力を込めて見せると、

その拳骨にも似た技はもうリナの目では追えないレベルとなってしまい!…

だがシルビィとマサキにはまだ見えている様で!…

何ならマサキは打って来た事に待っていた!と…

さも文句を言う様に言葉を漏らすと、

先程のはデモンストレーション!とばかりにヌンチャクを振るい始め!…


__ギュンッ!!…ガッ!!!…キイイィィィンン!!!…


「ッ!?…な!?…」


__ッ!!!…ゴアアァァァ!!!…ッ~~~!!!…ガアアアァァァァ!!!!…


それこそ先程と同じ様にヌンチャクを自身の体に這わせるよう振り回し始めると、

そのヌンチャクがセルゲイの左拳群にぶつかって行き!…

となるとそれはまた右腕の時と同様パリィの様な!…

激しい衝撃音を辺りに響かせ!…

同時にその様子を見て更にシルビィやリナにこれまた驚き等を与えて行くと、

一方でまた攻撃を弾かれたセルゲイは怯む様子を!…

だが次にはグッと踏ん張りもう一度マサキに攻撃を仕掛ける!…

それも腕が三本ある事から今度は波状攻撃!…

しかしその拳のどの攻撃も決してマサキに届く事は決してなく!…


__ガキイィン、ガキイィン、ガキイィン、ガキイィン、ガキイィィン!!!…


「ッ!?…こ、これは!?…」


「…す、すご!…」


宛らその光景はその身にパンチョを纏うが如くヌンチャクを猛烈に振るい!…

そしてその一振り一振りで攻撃をひたすらに弾き続け!…

となるとこれにはセルゲイも戸惑う様子を露わに、

だが攻撃を止める事が出来ない様で!…

と言うよりもはや意地になった具合で!…

ひたすらに拳を振り下ろし続けて見せると、

マサキが弾く事である意味小気味よい!…

辺りに弾く音がずっと響き続ける事になって行く!…

となるとそのマサキの攻撃の往なし様に!…

シルビィもまた初めて見る!とばかりの困惑具合を露わにすると、

リナもリナで半分何が起きているのかは分からないが!…

とにかく更に驚きを露わにし!…

一方でマサキもその攻撃を往なし続ける事で徐々に感覚を掴み始め!…


__ガキイィン、ガキイィン、ガキイィン、ガキイィン、ガキイィィン!!!…


{…なるほどなぁ?…早め早めに出すんやのうて!…

ホンマにジャストのタイミングでやる事によって威力が増すんか!…

それに受け流す事によって反動も抑えられる感じやけど!…

これを両立するとなると難しい!!…まだイマイチ感覚が掴めん!!…

…けどなんとなく!!…なんとなくこうしたらって言うのが!!…}


となるともはや馬鹿の一つ覚えに振り下ろされる拳を練習台に!…

それは辺りに快音を更に響かせ!…

攻撃を弾かれるセルゲイも徐々に攻撃が当たらない!…

いや弾かれてしまう事で徐々にフッと怒りを覚え出すと、

もはや我武者羅に拳を振るう様に!…

しかしマサキからは格好の獲物とされてしまう!…

何ならマサキも徐々に分かって来た具合に自身の心の中でそのパリィ?…

いや反撃の仕方について色々と分かった事を纏め出すと、

その反撃の奥深さ?に関心を持つと同時に難しさを感じ!…

が、それでも感覚は掴み始め!…

と、一方でそれを見せられていると言うか見ていると言うか…

もはや夢でも見ている様な…

とにかく今目の前で繰り広げられている光景に!…

信じられない様子を露わにすると、これ以上ない程にリナが動揺をして見せ!…


「…あ、あたし!…一体何を見ているの!?…

これは夢!?…な訳が無いし!……て言うか今目の前で!!…」


そこにはもう空賊の頭と言った姿は何処にもなく、ただ目の前の光景に困惑する!…

それこそ一人の少女がその目の前の光景から視線を外せない様子を露わにすると、

今見ているモノが実は夢では無いのか?と疑い始め!…だが夢にしては当然鮮明!…

何なら音も夢にしてはしっかりはっきり聞こえており!…

まさに夢ではない事を現在進行形で物語っていると、

それがちゃんと現実である事を理解させる!…

となると尚の事を驚きを隠せなくなってしまう!…

そしてマサキのポテンシャルに目を奪われやはり舵どころではなくなってしまうと、

一方でシルビィはそんなマサキの様子を目にしても心配を続け!…


「…大旦那様…」


__…ッ…ギュッ!!……


宛らその様子はマサキの母親である様な!…ボソッと呟く様にしてマサキを呼び!…

思わず自身の胸の前でスッと無意識に手を組んでしまうと、

心配そうにマサキを見詰めて行く!…

それこそ今にも天に祈り出しそうなそんな様子を露わにする!…

だが一方で勿論マサキはそんなシルビィの様子等に全く気が付いていない訳で、

流れに乗るよう未だセルゲイの攻撃を往なし!…

そして更に静かにセルゲイへある異常事態を引き起こさせ!…


__ガキイィン、ガキイィン、ガキイィィン!!!……ッ!!…ッ~~~!!!…


「ッ!…そらそうやろうなぁ?…

あんだけ弾かれてもまだ懲りんと殴ろうとしとったんやさかいに!…

もうお前の手ぇも限界やろ?…

ましてや俺が使ってるんはただのヌンチャクや無い!…

ゲームに疎い俺でも知っとるアダマンタイト製や!!…

まぁつぐ達が苦労して手に入れた素材!!…そんな柔な訳ないやろ?」


それは何度も攻撃を弾いた結果!…

マサキが扱っている武器がアダマンタイト製である事からか、

セルゲイの拳は限界を迎え始め!…

具体的に言うと拳を振るう度に激痛が走り!…宛ら骨が砕けた様な!…

鋭い様な鈍い様な!…

何方とも言えない異様な痛みをその三本の手にそれぞれ感じて行くと、

もはや拳を振るう事も出来なくなり…仕舞にはその場で悶絶する!…

となるとそんな様子を見せるセルゲイにマサキもピクッと反応をすると、

さもこうなるのは当然とばかりに言葉を口に!…

その際この事態は間接的にマサツグ達のお陰でもある様に話しをして行き!…

だが肝心のセルゲイはそれ所ではなく!…左右両方計六本の腕を破壊された事で!…

攻撃手段を失いかつ苦痛に悶える様子を露わにすると、

最後の最後で驚かせる様な抵抗を!…

マサキに向かいラストアタック?を敢行する!…


__ッ~~~!!!…ッ!!!…ゴゴゴッ!!!…ッ~~~!!!…ンバッ!!!…


と言うのも苦痛に悶えながらもスッと痛みに耐え始めると、

まだ闘志だけは折れていない様子でマサキを睨み!…

と、次には徐に態勢を整える様な素振りを見せ!…

今度は足に力を入れ出し!…

スッと膝も曲げてさもマサキに飛び掛かりそうな異様な構えを取って見せると、

本当にマサキへ向かいバッ!と…最後の抵抗とばかりに飛び掛かって行く!…

その際負傷した両腕等も広げて逃がさない様子を露わにすると、

そのセルゲイの最後の抵抗に外野の二人も慌て始め!…


「ッ!?…あぁ!!…」


「お、大旦那様!?……ッ!!…」


と、この時リナは当然舵を握って居るから直ぐには動けず!…

それこそ危ない!とばかりに言葉を漏らし…

さすがにこれは避け切れない!と慌てる表情も浮かべて見せると、

一方でシルビィもその様子を見て慌て始める!…

それこそマサキを助けようと咄嗟に飛び出す反応を露わにする!…

しかし幾ら飛び出した所でマサキを回収して助けるには時間が足りず、

マサキを助けるには自身の犠牲が必要となり!…

と言うのもマサキを押し飛ばして自身が下敷きに!…

だがシルビィはそれでも構わず!…

マサキに向かい全速力でタックルを繰り出そうとして行くと、

そんなシルビィの努力は無駄に!…

マサキがそれを上回る予想外の動きを取って見せる!…


「ッ!!…チィ!!…ンなデカい図体で!!…」


__ンバッ!!…ッ!?……ッ…ズザアアァァ!!!…


それは相手が飛んで来た事を確認すると、また文句を漏らす様にして言葉を口に!…

と、ここでマサキは何を思ったのかその飛んで来るセルゲイに対して負けじ!と…

迎え撃つ様にして飛び上がり!…そのせいでシルビィのタックルも空振りに終わり…

何ならマサキの足下を滑って行く事になってしまうと、

シルビィはそれを非常に驚き戸惑った様子でマサキを見詰め!…

更には当然不味い!と言った具合でも慌てて見せる!…

しかし一方でマサキは頭に血が上っていると言うか、

熱が入っているせいで周りが見えていない様で!…


「人様に向かって飛んで来てんとぉ!!!…」


__グルンッ!!…バヒュッ!!…ドガアアアアァァァァァ!!!!…


ただとにかく目の前の敵だけに集中しており!…

そして飛び上がった所で勿論セルゲイを迎撃!…

文句の言葉を続けながら身を翻し!…

その飛んで来るセルゲイの顔に向けて思いっきり回し蹴りを放って行くと、

セルゲイも避ける事が出来ないのか!…

諸にその蹴りを当然顔面で受けてしまう!…

となるとそこからはまるで某・イ○ズマイレブンの必殺技が如く!…

マサキがセルゲイの顔面を捕らえたまま!…

謎に空中で時が止まったよう停止すると!…


「ちゃうぞゴラアアアアァァァァァ!!!!!」


__ドゴンッ!!!…ッ…ドガシャアアアアァァァァァァァンンン!!!!…


次には誰にも被害が及ばないであろう方向に向かい思いっきりシュート!…

それこそ最後に気合を入れるよう叫んで行き!…

セルゲイを頭から壁に減り込ませるよう全力で蹴り出してトドメとすると、

一方でセルゲイはもう動けない様子でそのまま吹き飛び!…

そして慌しい音を立てながら本当に壁へ減り込んでしまう!…

そしてそこからピクリとも動く様子を見せる事無く、そのまま沈黙してしまい!…

何ならセルゲイの体は徐々に光に包まれ始め!…


__…パアアアァァァ……ッ!?…


「え?…えぇ!?……セ、セルゲイの体が…光って!…」


となるとそれは紛う事無きマサキの勝利を意味して行き!…

その光に包まれるセルゲイの様子と言うか!…

そんな光景自体を初めて見た様子でリナがハッ!と…

目を見開きもうひたすらに戸惑って見せると、

同時に困惑の言葉を漏らし!…まだ滞空しているマサキの姿を凝視する!…

その際その時のマサキの姿はどの様に映っているのか言う話しなのだが、

それは宛らエースストライカーの様に見え!…

まぁ蹴った物がボールではなく、完全に人?…いやもうモンスターであり!…

何ならサッカー自体もこのゲームに存在するのか?…

とにかくその光景に驚き戸惑い!…

もう理解の範疇を超えて!…頭がパンクしそうなそんな気分?になっていると、

マサキはマサキで着地!…そして激しく息を切らす!…


__…ズダンッ!!……ッ…ダハァ!!!…ハアァ!!…ハアァ!!…


「し、しんどぉ!?…えぇ!?…ッ~~~…

ま、まぁつぐ達は!!…ッ…ハアァ!!…

ずっとこんな事…ハァ!!…してんのか!?…

…やとしたら!!…ハァ!…ホンマ!!…ッ~~~…

はあぁ~…エゲツナイやっちゃのぉ!!…」


その際華麗と言う訳ではないのだが!…三点着地で落ち着いて行くと、

次にはそのままその場でへたり込み息を切らし始め!…

と、それはまるで今になって今までの反動が出て来た様な!…

初めてのボス戦にシンドイ!と漏らし…

それこそもう二度とゴメン!とばかりに!…

何時もマサツグ達はこんな事をしているのか!?と…

更に驚き戸惑う言葉を口にすると、

そのマサツグ達の体力にこれまた更にエゲツナイ!と驚きの言葉を漏らす!…

そしてフッと後ろに倒れ込む!…

この時倒れた先で転がっているシルビィと頭をぶつけそうになるのだが、

ギリギリ当たらずスレスレで!…が、そんな事は如何でも良く!…

そのマサキの言葉に対して!…一方からすればマサキも十分化け物な訳であり!…


「ッ!?…い、いやいや!…ア、アンタも十分可笑しいから!!…

そもそもあんな化け物を一人で倒せるなんて普通は思わないし!!…

挑みもしない!!…でもアンタはそれをやっちゃった訳で!!…」


「ッ!…んん~?……あぁ~…まぁ…そう…やな?…

幾ら頭に血が上っとったとはいえこれは…

もう二度と御免やな!……ハアァ~……ッ…」


となると当然リナがツッコミ所が多い!とばかりに言葉を口に!…

そもそもあの化け物と化したセルゲイを一人で倒した時点で化け物!と…

それこそ勇敢を通り越してさも蛮勇であるようマサキに話すと、

何なら普通の人ならもうとっくに逃げている!と教えるよう更に続け!…

一方でそれを言われたマサキは更に力が抜ける様に!…それこそリナの話を

聞いているのか?…ふにゃふにゃになった様子で適当な返事を口にすると、

改めてもう二度とゴメン!と…ボス戦はやらない事を心に誓う!…

しかしリナが言いたい事はそうではなく、更にツッコミ所が増えた事で

リナはまた一人悪戦苦闘し出し…


「ッ!?…に、二度と御免で済む話じゃ!!…」


__…………ッ!?…


とにもかくにもまずはツッコミ!…自分の言いたい事はそうではない!と…

マサキの実力?が化け物染みている事を改めて当本人へ口にすると、

一方でその当の本人は寝そべったまま沈黙!…

突如まるで事が切れたかの様に動かなくなる!…

となるとそんなマサキの様子にシルビィもハッ!と我に返ると、

もう直ぐ傍でマサキが転がっている事から!…

慌てて匍匐前進でマサキに近付きその安否を確認し始め!…


__ザッザッザッザッ!!…ガバァ!!…


「お、大旦那様!?…ご無事で!?…


「………。」


何なら覆い被さる勢いでシルビィがマサキの顔を覗き込み!…

と、次にはまずは声を掛けて反応を見始め!…

しかしマサキから返事が返って来る事は決してなく!…

この時マサキは目を閉じやはり微動だにしないそんな様子を露わにすると、

シルビィも更に慌てて次の確認!…今度は呼吸を確かめ始める!…

その際自身もスッと起きてマサキの頭に手を伸ばすと、

同時に自身はその場で楽な姿勢で座って行き!…


__スッ……グイッ!…ストッ……ッ…


「お、大旦那様?…失礼いたします…」


と、終いにはマサキの頭を抱えて自身の足の上に乗せて落ち着き!…

所謂膝枕をして見せ!…その状態で体をクッと曲げ!…

自身の顔をマサキの鼻元に近づけて行くと、

そこでマサキが呼吸をしているのが感じられ!…

少なからずまだ息がある事を認識する!…

となるとシルビィとしてもまずはホッと何度すると、

次には何故急に黙ってしまったのか?と疑問を持ち!…

だが次にはその答え!とばかりにマサキから特大級の返事が返って来て!…


「…ンゴオオォォォォォ!!…」


「ッ!…え?…」


そのマサキからの返事と言うのはいびきで有り!…まさに疲れたから思わず寝落ち!…

それ程までに神経を!…

或いは緊張感をもってセルゲイを相手にしていた事を物語ると、

シルビィもそんなマサキの鼾を聞いてハッ!と…

次には如何にマサキが真剣であったか?を理解する!…

その際最初は思わず戸惑った様子でえっ?と言葉を零してしまうと、

同じくその鼾を聞いたリナがマサキに対してツッコミを口に!…


「ッ!?…ね、寝てる!?……て言うか…え?…

ほ、本当に大丈夫なの!?…何で急に寝て!?…」


それこそこのタイミングで何故突如寝れるのか!?と…

理解が追い付かない様子で困惑もして見せ!…

未だ眠り続けるマサキに視線を!…

本当に大丈夫なのか!?と言った心配の色も露わにすると、

一方でシルビィは膝にマサキの頭を乗せたまま!…

さもお疲れさまでした!とばかりにフッと微笑んで顔を覗く!…

それは本当に慕っている様子でさりげなくマサキの頭を撫でて行くと、

心成しかその時のシルビィは楽しげな様子で!…

となるとこれまたそんなシルビィの様子にリナもピクッ!と…

別にヤキモチと言う訳ではないのだが、何かその二人の様子が気になる様な!…

それこそムズムズとした奇妙な気持ちを自身の心の中で感じてしまうと、

やはり舵どころではなくなってしまい!…

とにかく二人の様子をジッと見詰め続けるそんな反応を見せるのであった!…

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貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

そう
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ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)

荻野
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ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」 俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」 ハーデス 「では……」 俺 「だが断る!」 ハーデス 「むっ、今何と?」 俺 「断ると言ったんだ」 ハーデス 「なぜだ?」 俺 「……俺のレベルだ」 ハーデス 「……は?」 俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」 ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」 俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」 ハーデス 「……正気……なのか?」 俺 「もちろん」 異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。 たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!

【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?

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【Hotランキング3位】  ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。  見覚えのあるその世界は、雄三が大学時代にやり込んだVR型MMOアクションRPGの世界で、当時のキャラの能力をそのまま使えるらしい。  大賢者という最高位職にある彼のやりたいことは、ただ一つ。スローライフ!  神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。 「なんだか妙に忙しい気もするねぇ。まあ、楽しいからいいんだけど」

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
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俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。 異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。 せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。 そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。 これは天啓か。 俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

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 社会勉強のため、幼い頃から暮らしていた山を降りて現代で生活を始めた男、草埜コウジ。  なんと現代ではダンジョンと呼ばれる場所が当たり前に存在し、多くの人々がそのダンジョンに潜っていた。  食い扶持を稼ぐため、山で鍛えた体を鈍らせないため、ダンジョンに潜ることを決意するコウジ。  そんな彼に、受付のお姉さんは言う。「この加護薬を飲めばダンジョンの中で死にかけても、脱出できるんですよ」  コウジは返す。「命の危険がない戦場は温すぎるから、その薬は飲まない」。  かくして、本来なら飲むはずだった加護薬を飲まずに探索者となったコウジ。  もとよりそんなもの必要ない実力でダンジョンを蹂躙する中、その高すぎる実力でバズりつつ、ダンジョンで起きていた問題に直面していく。  なお、加護薬を飲まずに直接モンスターを倒すと、加護薬を呑んでモンスターを倒すよりパワーアップできることが途中で判明した。  カクヨム様にも投稿しています。

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