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-第九章-スプリングフィールド王国・再び編-
-第九章二十八節 咄嗟の回避?と変なフィロと念話デビュー!-
しおりを挟むそれは本当にエンジンの目の前まで迫った所で起きてしまう!…
リーナもあと少しである事からそのまま突貫!…
これ位訳ないと言った様子を見せるのだが、
そんなリーナの前に突如船員が現れる様に!…
と言うのもたまたまリーナの視覚になって居る所からスッと現れ!…
しかも相手は手持ちの懐中電灯らしき物を持って居り、音や気配に敏感なのか!…
幻影コートを着ても尚ハッと反応をするようリーナの方へ振り向いて見せると、
リーナを守っていた影は消え去り!…その姿が露わになる!…
__バシュンッ!!…ッ!!…パアアアァァァ!!!…ッ!?…
「!?ッ…うわあぁぁああぁ!?…」
{ッ!?…しまった!!…かくなる上は!!…}
勿論急に人が現れた様に感じた事から船員は驚く!…
それこそまるで幽霊でも見つけた様な!…
何ならその表情もさも某・恐○新聞の様に歪なモノになって見せると、
一方でリーナも慌てる!…
そして自身の注意力が散漫していた事にここで気付く!…
しかしだからと言って今から注意をし直した所で当然とうに遅い訳で!…
更にはこれまた勿論ここまで来て急に退く訳には行かない事から、
次にはその船員に襲い掛かるようリーナは突如両腕をバッ!と伸ばし…
__ッ…ババッガッ!!…グンッ!!…
「ッ!?…わ!?…」
{せいやあああああぁぁぁぁ!!!!}
と、そこでリーナの両腕の伸びた先と言うのは船員の胸倉!…
ガッ!と掴んではグンと手前に引っ張り!…
引っ張られた方も思わずバランスを崩し!…
ただ怯えるだけになってしまうと、
何ならその手から懐中電灯らしき物をポロッと手放し床に転がしてしまう!…
一方でリーナはただ危機を脱する事に必死、相手を掴んだ所で脚を掛け!…
更に船員のバランスを崩した所で!…
今度は船員を背負い込む様にして自身の体を捻って行くと、
キレの良い背負い投げを一つ!…何もしていない船員を容赦なく落とす!…
__ッ…ドシャアアアアァァァ!!!……ッ…
{…すまない!!…ここでバレる訳には行かないのだ!!……ッ…}
その際辺りに床が抜けたのでは無いのか!?と心配になるレベルで音が響くが、
それをも上回る勢いでエンジン音がその音を掻き消し!…
一方で投げられた船員は見事にダウン!…
まともに受け身も取れなかった様子で目を回し!…
力無くその場にダランと倒れてさも事切れたかの様なそんな様子を露わにすると、
リーナもリーナでそんな船員に対して心の中で謝罪!…
自身のやってしまった事に罪を感じる!…
しかしそこでずっと反省をしている場合では当然無く、
反省も程々にして途端に辺りを見回し始め!…
__チラッ?…チラッ?…ゴウンッゴウンッゴウンッゴウンッ!!……
{…幸いエンジンに近かったお陰か…
さっきの騒ぎが他に聞かれた様子は無さそうだな…
…ふうぅ~…あ、危ない所であった!…もっと用心をしなくては!!…
…いやこの場合は余計な事を考えるべきではないと改める方か…とにかく!…}
と言うのも辺りにこの騒ぎがバレていないか?を確認するよう!…
しかしやはりエンジン音が五月蠅く!…
良い具合にカモフラージュになった様で!…
何事も起きていない様な平穏?そのもの様子が見て取れると、
リーナもその様子に心の中で安堵!…だが同時に反省もする!…
因みにこの場合の反省は辺りを警戒して居なかった事に対してであり、
改めた所で再び動き出すに当たって今度はしっかり警戒をし!…
と言った所で目的の場所はもう目と鼻の先で有り!…
影に隠れてそっと近付き!…まずはフィロの言っていた事が真実か!…
その真意を確かめる様にその看板が溶接されて所を見て行くと、
そこにはこう書かれて有り!…
{…ッ!…フィロの言っていたモノとはこれか?…ッ…}
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[ドワーフ謹製・飛行船フウェイル号]
MODEL V587-ZXV35-DWARF-Y
ENGINE BREMEN-FRA
FRAME №ZXV35-6 24821
COLOR 435 TRIM DW08
PLANT DWARF FAMILIA
FUEL COAL + ****
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{…ん?…このプラス…とは何だ?…まるで別に何かが居る様な?…
…とりあえずフィロが言っていた事は事実みたいだな?…
…だがこっちの…この掠れて読めない方は?……}
恐らくそこに書かれて有るのはエンジンの製造番号に製造元やら、
はたまたエンジンの型式であったり!…
とにかく色々な事がそこに銘を打つ様に記載されて有って!…
そして年代を感じさせる様に!…
そのプレート自体煤けたりくすんだりで如何にも読みづらく!…
それでも何とか一番関係がありそうなフィロの言う項目を見つけて行くと、
そこで更に悩む事になってしまい!…
と言うのもそこにはフィロの言う通りに石炭と言う文字が書かれて有ると同時に、
何かもう一つ必要!とばかりに十字の文字が!…
となるとリーナはそれをプラスと書いて有る様に感じた様で!…
そのプラスの先で悩んでしまい!…
何とか読めないものか?とジッとプレートを見詰めていると、
一方でマサツグ達の方である事が!…
〈…これでいいかや?…全く!…
折角マサツグとの秘密の会話を楽しもうとして居ったのに!…〉
〈抜け駆けは許さないのです!!…〉
〈おおおぉぉ~~!!…凄いです!!…何も喋ってないのに声が!!…〉
そのある事と言うのもフィロの念話!…
如何やらシロとハクが気付いたらしく、エンジン音に声を掻き消されながらも!…
自分達も参加したい!とばかりに身振り手振りでマサツグ!…
ならぬフィロに対してもう抗議をすると、
フィロはそんな二人に折れた様子でバイパスを繋ぐ!…
これにて今のパーティ全員との会話を繋いでしまう!…
その際リーナが行った事で邪魔者は消えた!と思って居た様で、
こうなった事に対してフィロはそれこそ残念がり!…
一方でその念話も当然二人に筒抜け!…ハクが機敏に反応して文句を飛ばし!…
シロはシロで初めての念話に!…子供らしくワクワクとした様子で念を飛ばすと、
そのワチャワチャの三人の念話に!…マサツグもマサツグで思わず呆れる!…
{…また一気に賑やかになったぁ~…
で、こっちはこっちでもしもの事態に備えなければならない訳なんだが…
…こっちで出来そうな事って…}
念話であろうが念話外であろうが、賑やかである事に苦笑いをし!…
と、同時にリーナに任せてただぼぉっとしている訳にはいかない!とばかりに…
と言うのも不測の事態に備え!…
こちらの方でも何か出来る事は無いか?と一人考え出すと、
そのマサツグの思考は念話に漏れ出ていたのか?…
ハクがこれまたピコッと反応を示して見せる!…
その際次にはふと思いついた様子でマサツグの事を呼び出すと、
その方法を一つ提案し始め!…
〈ッ……ッ!…そう言えば先生!…
先生は風が吹き出す剣を持って居た筈!!…〉
{ッ!…え?…か、風?…そ、そんな武器有ったっけ?…
…ッ!…あ、あぁ~!…春風刀な?…っで?…}
この時ハクが提案した案と言うのは難解?なモノで、
まずは恐らく風が必要である事を彷彿とさせ!…
何ならハクはその手段をマサツグは持っているとばかりにそれを剣!と念じており…
となると一方でマサツグはハクの言葉に若干悩み!…
分からない様子でそんな物を持っていたか?と…
それこそ今自分が持っている武器を頭の中で一から思い浮かべると、
そこで春風刀を思い出し!…その事をハクに確認をする!…
するとハクもそれが伝わった事で嬉々とすると、
その春風刀の突風を使って飛行船を浮かせる事を続けて念じ!…
〈それでこの飛行船を浮かせれば!!…〉
{ッ!?…い、いやぁ~…
…は、発想は面白いけどさすがに…}
その際これで解決出来る筈!とハクはムフンッ!と自信有り気な様子を見せ!…
因みにハクとしては何かしらちゃんとした根拠が有っての事らしく!…
しかし一方でそれを聞いたマサツグとしてはまた別の難題に聞こえた様で、
さすがに飛行船を浮かせる程の風量は無い!と…
だが発想としては悪くない所であり!…
寧ろ子供らしい良い考えである様に感じられると、頭から否定をするのでなく!…
やんわりと無理がある事を念じて行くと、そのマサツグの返事を聞いてハッ!と…
その根拠についても明かし始める!…
〈ッ!…ッ…んん~…
あの時お母様の体を受け止めてたから…行けると思ったのですが…〉
{あ、あははは…で、でもまぁ発想としては悪くない!!…ナイストライ!!…}
何でもハクが言うにはあの霊峰での事件の際!…
グレイスを受け止めたマサツグの妙技?を思い出した様で、
その要領で行ける!とハクは本気で思ったらしく!…
だがマサツグからすると当然限度が在る訳であって!…ハクに苦笑いをしつつ!…
しかしそれでも否定はしないよう面白くも良い考えであった事を念じて行くと、
次にはシロが力任せな提案を!…それこそハクに負けじ!と案を出す!…
と言うのも!…
〈ッ!…だったらシロとハクちゃんで凍らせれば!!…〉
{ッ!?…え?…}
〈ッ!…ほ、ほら!…えぇ~~っと…
…ッ!…す、滑り台みたいに!…〉
シロはそもそも墜落しなければいい!と考えた様子で、では足場を作ったなら!と…
が、当然そんな話が出て来た事でマサツグは戸惑い!…
何ならその話を聞いて思わず出来るのか!?と…
戸惑いの表情を浮かべてチラッとシロに本気の大人の疑問を向けてしまうと、
シロもそんな表情をマサツグに向けられた事で途端に戸惑い!…
その答えに詰まってしまう!…
しかしそれでも悩む様にして途端にハッと改めて答えを導き出すと、
着陸の方法か何なのか?…滑り台の様な足場を作る!と…
だがそんな話を打ち切る様に今度はフィロが横から入り!…
〈いやまず普通に考えて無理じゃろうて!…
まずそこまでお主達の力が持つのかや?…〉
__ッ!?…ッ……
と言うのもフィロの見解としては出来る筈が無い!と…
それこそ無謀であるよう呆れながら念じて行き!…
そもそもそれだけの実力があるかどうかも怪しい!と…
更に理解させるよう言葉を続けると、当然その言葉にシロとハクがピクッ!と…
文句有り気に反応をする!…その際ハクは文句を言わずに!…
ただ馬鹿にされた事に対してだけ不服!と言った視線を向けて行くと、
一方でシロは戸惑いながらもやってみるだけの価値はあるよう反論を念じ!…
〈ッ!!…や、やってみなければ!!…〉
〈やろうとせんでも分かるであろう!!…
…確かにかの女王の力であれば造作も無いであろうが…
お主達はまだそこまでには至って居らん!…
蛮勇を通り越して阿呆がやろうとする事じゃ!!…諦めい!…〉
この時当然シロとしてはいつもの様にフィロへ噛み付き!…
が、フィロはまたそんなシロの否定を更に否定!…頭ごなしに出来ない!と…
これまた更に呆れて嗤いグレイスと比べるそんな言葉を並べて行くと、
シロとハクはまだまだ未熟!と念を押す様に三度否定!…
出来ない!とトコトン否定をする!…
何なら火を見るよりも明らかである事を更に続けると、
そのフィロの容赦のない否定にシロは珍しく?怯んでしまい!…
〈ッ!!…ッ…ッ~~~…〉
{…フィロ?…そこまで言わんでも…}
その際別に泣きそうとまでは行かないのだが、
それでもここまで言われるとやはり悔しく!…
何ならフィロの言葉も完全に否定が出来ない事から更にグッ!と…
堪える様なそんな表情を浮かべて見せると、シロはただ黙りこくってしまう!…
すると一方でマサツグもこれは良くない!とばかりに苦言を呈する!…
この時ただ言い過ぎ!と言う程度で注意をしようとするのだが、
何故かフィロは妙に反抗的な態度?…いや様子を露わにして見せ!…
〈…変に甘やかすと良くないからこうしてきっぱり否定をして居るのじゃ!…
ましてやこれが白いのその弐であればまだ聞き分けは良かったじゃろうが…
その壱と来たら…〉
それは真剣と言うか真面目と言うか?…
いやいつもと一緒でシロを小馬鹿にしているだけなのかもしれないのだが、
にしてもいつも以上に突っ掛かっている様に感じられ…
と、一方でフィロは更にシロとハクとで聞き分けが違う!と…
何ならそれはマサツグにも注意をするよう!…個々でその扱いを変えさせる様に!…
だがそこにも何か意味がある様なそんな意図を感じさせると、
これまた一方でシロとハクの事をその壱その弐と呼び!…
となるとそんなフィロの忠告?を聞いてかマサツグも返事!…
{…なるほど?…じゃあお前にも今度からそう言う対応で良いって事だな?…}
〈ッ!…ふぇ?…〉
さも納得した様子で言葉を念じ!…と、同時にでは差別をする訳には行かない!と…
それこそフィロにも同じ様な態度を取る事を続けて念じると、
その際マサツグは二ッ!と意地悪な笑みを浮かべる!…
するとそんなマサツグからの返事にフィロもピクッと反応をして見せ!…
何ならいつもの様子で気の抜けていると言うか…
とにかくチラッとマサツグの方に視線を向け!…
そこで先程から意味深に意地悪な笑みを浮かべているマサツグの様子を目にすると、
思わずフィロはマサツグの顔を見詰めたまま固まる!…
一方でマサツグは更にフィロへ念話を続ける!…
{過度に甘やかすのは無し!…そう言う事で…}
〈ッ!?…い、いやぁ~…そ、それとこれはまた違うでは無いか!…
な、なん…ッ…ッ~~~…マァサァツゥグゥ~~~!!…〉
その際マサツグもフィロの様子?が何か可笑しかったと言うか!…
とにかくその言葉に何か意味がある事を理解する一方、
それでも先程の言い方は良くなかった!とばかりに反省を促し…
かと言って頭ごなしに言うのではやはりなく!…
フィロにはフィロなりの言葉の掛け方を心掛け!…
何ならふざける様に!…とまでは行かないが!…
まるであしらう?様にしてフィロの言葉を注意すると、
次にはスンッと感情を無くした様に!…冷めた表情でフィロを見詰める!…
するとその言葉を受けてフィロもピクッと反応をすると、
すかさず駄々っ子の様にマサツグに抗議の念話を送り!…
と、これまた一方ではシロがショックを受けたままで固まっており!…
マサツグもそんなシロの様子に気が付きつつ!…
頭に手を伸ばしてスッと撫でてやる事で宥めて行くと、
同時に先程のフィロの様子が気になり!…
__…ッ……スッ…ポンッ…なでなで…なでなで……ッ…ぱたたたたた!…
{…にしてもさっきのフィロの言葉…アレは一体如何言う?…
確かに余り仲が良いとはお世辞にもまだ言えない所ではある?…
…いや、うぅ~ん……まぁとにかく気にする所はそこじゃなくて!…
さっきのフィロの様子!…アレは間違い無く何かを思い出していた様な?…}
この時フィロに悟られないよう頭の中でではなく心の中で思案をし始め!…
と言うのもフィロが先程の言葉を念じた際!…
マサツグの目から見て明らかに何か様子が可笑しかった様に感じた事から、
まだ何か知らない過去がある様に感じられ!…
その際あの発言に至った経緯から考え出すと、
元からシロと仲が良くなかった事を思い出し!…いや最近は仲が良い様な?…
等と若干混乱してしまい!…思わず本題を見失いそうになってしまっていると、
改めて気を取り直す様にして!…フィロの様子?が可笑しかった事に着目する!…
そしてフィロがあの言葉を発している時の事を思い出すと、
そこから一人勝手に長考し始め!…
一方で話はまたリーナの方に戻って行き!…
リーナはその看板の前で未だジッとしており!…
未だその看板に書かれて有るもう一つの燃料!…
それが何なのか分からず色々とこちらでも思案する様子を露わにすると、
そこへ巡回にでも来たかの様に!…別の船員がやって来る!…そして!…
__……ッ…おい!!…ここ!!…何倒れ!!…だ!?…しっかり…ッ!!…
{ッ!?…だ、誰かの話声が聞こえて来る!?…
このエンジン音をもってしても掻き消されない程の声!!…
恐らくかなり声を張り上げて居るな!!…
…そしてそんなに声を張り上げる原因と言えば!!…}
エンジンの近くだと言うのに負けない位の大声が突如聞こえ!…
それは誰かを心配している様子で断片的に!…
と、何を言っているのかは分からないが!…
それでもその人の声が聞こえて来た事でリーナが機敏に反応をすると、
次にはその声が聞こえた方を警戒!…
そして何に声を上げているのか?を予想し出す!…
と言うのも大体の目途は勿論分かっている様子で有り!…
次にはその方向を見詰めたままいつでも動ける様に身構え始め!…
一方でその聞こえてくる声と言うのは更に大きく慌てている様で!…
__だ!!…だれ!!…くれぇ!!!…倒れ!!…つが!!…
{…クッ!!…ゆっくり考えている暇も無いな!!…
…とにかく!!…一度戻る事を先決しよう!!…
マサツグにもこのことを相談すれば何かわかるかも知れないからな!…}
当然人が倒れているとなれば現場は騒然!…それこそエンジン音に負けない様に!…
駆け付けた船員が誰かに来て欲しい様子で!…
断片的でありながらも必死周りに声を掛けると、
その断片的に聞こえて来る声にリーナも更に慌てる!…
となると一旦は考える事を中断する!…
と言うよりまず現場を離れないと面倒な事になるのは明白であって、
取り敢えず船員達に見つからない事を先決して行き!…
何なら燃料の事をマサツグにも相談しよう!と…
そこからはまた影から影へと伝って良き!…
何とかその慌しくなりそうな現場を後にして見せると、元の入り口付近まで!…
しかしそこでマサツグ達が居ない事にこれまた慌てる!…
__シュンッ…シュンッ……チラッ?……ッ!…
{…マサツグ達の姿が無い!?…一体何処に!?…
…よもや私を置いて逃げた!…等と言う事は無さそうであるから…
別の所に移動した?…だとしても何処に?…
恐らくそんなに遠くには隠れていないとは思うのだが…}
となると陰に身を潜めたままマサツグの行方を考え始め!…
何なら自分を置いて逃げたのか?と…疑う様な思考も頭を過って行くのだが、
しかし次にはその可能性が低い様に感じられ!…
と言うのも今の今まで念話越しにそう言った会話は聞こえておらず!…
その際聞こえて来た念話と言うのはハクの提案にシロとフィロの痴話喧嘩だけで!…
となればもしここで本当に逃げて出て行ったのであれば、わざわざ念話越しに
この様な喧嘩をする筈が無い訳で有り!…
と、その事から逃げた可能性が低い事をリーナは一人察して行き!…
まだ近くに居る筈!と考え…
それこそ近くにいる様な気がして更に辺りに目を向けると、
それでも心細くなってしまい!…
〈…ッ……ッ…い、居ない!……ッ~~~…マサツグ!!…〉
宛らこの時のリーナの心情としては迷子になった子供の様に!…
しかし幾ら何処を見回してもマサツグの影も形も無い訳で、
その様子に自身の考えは間違いであったのでは!?と考え出し…
何なら仕舞には不安も感じて若干泣きそうになってしまい!…
と、次には頭の中で縋る様に!…それこそ返事をしてくれ!とばかりに…
一言だけ心細い感じにマサツグ!と名前を念じて行くと、
そのリーナの願いは届いたのか!…今度は気の抜けた返事が返って来る!…
{ッ!…何ぃ呼んだかぁ?…}
〈ッ!?…え!?…な、何で!?…如何して!?…〉
それはまさに呼ばれたから返事をした!と言わんばかりの無警戒ぶり!…
呼ばれた事に対して如何した?と…
さも心配もしていなかった様子でマサツグがそうリーナに返事をして行くと、
リーナもマサツグから返事が返って来た事で思わず戸惑い!…
それこそ何で!?と問い掛け始める!…
その際色々な意味で取れる様に動揺の言葉を続けて行くと、
マサツグもそんなリーナの言葉を聞いてへっ?とばかりに返事を続け!…
{ッ?…いや如何しても何も…リーナが呼んだからで…
…って、あれ?…念話出来てるじゃん!…}
〈………ッ……ッ!!…
そ、それよりも何処にいるんだ!!…会って話がしたいんだが!!…〉
この時そのリーナからの如何して?を返事をした理由についてと受け取った様で!…
さも可笑しい事は無い!とばかりに返事を…
それこそリーナが呼んだから!と念話で更に返事をするのだが、
ここでふと気が付いた具合にハッ!と…
今になってリーナが念話出来ている事を指摘する!…
何ならいつの間に!?と言った戸惑い様も念話越しで露わにすると、
一方のリーナは慌てた様子で更にマサツグへ念話を続け!…
と言うのも会って話がしたい!と…
故に隠れ場所を教えて欲しい様に続けて行くと、
マサツグもそのリーナの様子を察した様で!…
{へ?……ッ!…あっ…そうか、移動した事伝えて無かった…
…って言うか聞いて無かったのか?って話なんだが…まぁいいか!…
よし!…物陰から手を振るからそれを目印に!…
ただ長々と振り続ける訳には行かないから!…
手早く見つけてくれよ?……じゃあ…}
と、続けてやはり気の抜ける返事をして行き!…
そして伝達し忘れていた事を徐に念じ…
何ならずっとその手の話しもして居た!と…
聞いていなかった事に対してふと疑問を感じるそんな事も考えるのだが、
まぁ結局の所如何でも良く!…とにかくリーナに助け舟を出すよう!…
今から目印を見せる事を口にしつつ!…
手早く見つけて早く合流をするよう最後に言葉を念じて行くと、
マサツグは動きを…物陰から手を二~三本生やして見せる!…
__スゥ~ッ…ニョキキッ!…パタパタァ~!……ッ!!…シュンッ…
〈…も、戻って来れたぁ~!…〉
その際マサツグだけでなくフィロやハクも一緒になって!…
手をスッと伸ばして見せると、見えない相手に向かって手を振り!…
と、一方でリーナもそれを見逃す事無く一発で見つけ!…
次にはそれを目印に!…
また辺りに悟られないよう最後の最後まで細心の注意を払って行くと、
何とか見つかる事無くその物陰まで辿り着いて見せる!…
そしてマサツグ達の姿を見るなりフードを脱ぐ!…
そして無事戻って来れた事でリーナが安堵の言葉を念じると、
マサツグはそのリーナの汗の掻き様にふと気が付き!…
{…何か豪く疲れてねぇか?…一体何が有ったんだ?…}
〈…色々とだ……今まで色々な任務をこなして来たが…
この任務が今までで一番堪えたかもしれない!…〉
{ッ!?…そ、そんなにか!?…
…まぁいいや…っで?…確認の方は?…}
と言うのもまるでサウナにでも入ってきたのか!?とばかりにリーナは汗だく!…
何なら頬染めて湯気を放ち!…
リーナ自身も疲れた様なそんな表情を浮かべて見せると、
そんな様子を目にしたマサツグが思わず戸惑い!…
同時にリーナの心配を念じ始める!…
そして何が有ったのか?についても続けて尋ねるよう念じて行くと、
リーナも念話に順応したのか!…珍しく疲れた!と零し始め…
それこそ今までで一番!と言う程に辛かった!と…
となるとそんな珍しいリーナの弱気を聞いてこれまた戸惑い!…
思わずツッコむ様にして相槌の念話を飛ばして行くと、早速本題に!…
時間が無い!とばかりに尋ねて行く!…すると!…
〈ッ!…それがなんだが…
…まず確かにフィロが言っていた通りに…
燃料の一部が石炭である事が分かった!…〉
〈ッ!…一部、とな?…はて他に何も書いて無かったと…〉
リーナはまんま見て来た事を口にする!…
まぁ誤魔化す理由自体が当然無い訳であるのだが、
その際そこでフィロの言っていた事は真実!と…
だがもう一つ言葉が足りて居なかった事も続けて行く!…
となるとその言葉にフィロもピクッと反応を示して行くと、
次にはその足りない部分について質問をし!…
それは別にリーナを疑う訳では無いのだが、
自身の見た限りでは無かった!と念じ…
が、それでもリーナはあった!とばかりに…
その欠けている部分がまさに重要である様に念じ出すと、
更に細かい情報を明かし始め!…
〈そのもう一部分が問題なのだ!……と言うのも…
フィロの言う通りに分からなくても仕方がない位に…
そのもう一部分は煤けて掠れて読めなくなっていた!…
そしてそれを物語る様に!…石炭の後ろに十字!…
恐らくプラスと思われる文字が有って!…〉
言わずもがなここでリーナが話すは十字の文字について!…
まずは改めてフィロが言っていた事が本当である事を説明すると、
その後ろに問題が有った!と…
何ならフィロを擁護する様に見えて無くても仕方がなかった!と続けて行き!…
状態が良くなかった事を話し!…
そこで隠される様に十字の文字が打たれて有った事を続けて明かすと、
その十字の文字の正体について!…リーナは考えた事をこれまた念じる!…
と言っても別にそんな大層な話でも無く、十字はプラス!…
つまり石炭だけでは駄目である様に感じた!とマサツグ達に伝えて行き!…
となるとそのリーナの話を聞いて各々悩み!…それこそ話に参加をするよう!…
ハクがややこしくなった!と子供ながらに漏らし始め!…
〈ッ!…となると本当にややこしい話になって来たのです!…
…ッ…あとキツネさんはもう眼鏡が必要かもです?…〉
〈ッ!?…こりゃ白いのその弐!!…
言うに事欠いてわっちに老眼鏡が必要じゃと申すのかや!?…
答え次第では容赦はせん!!…〉
その際ここで何故かチラッとフィロの方を見て更に念話を!…
まるでシロの仇!とばかりに…
徐にフィロには眼鏡が必要である事を漏らし出すと、
そのハクの念話にフィロも機敏に反応を示し!…
と言うのもフィロはハクの意図を読んだ様子で!…
ハクの言う眼鏡とは老眼鏡!と…
自身を年寄り扱いして来た事に勿論許せない!とばかりに…
途端に尻尾を逆立て威嚇の様子を露わにすると、
今ここで暴れられては敵わない!とマサツグが…
さも自業自得であるよう静止を促す!…
{はいはい落ち着いておばあちゃん!…っで?…続きは?…}
〈…分かったのはそれだけだ…何分掃除もさえていない様で…
それ以上の事は…それに厄介な事にもなってしまったし…〉
{ッ!…厄介な事?…}
それこそその流れに乗るようマサツグもフィロをおばあちゃん!と呼ぶと、
フィロはそのマサツグの言葉にも機敏に反応!…
しかしそれは怒るのではなくショックを受けた様子で有り!…
しかしまぁ落ち着いた事には変わらず!…マサツグは一旦そのままにして…
更にリーナへ話しを求めるよう言葉をスッと念じて行くと、
リーナもそのマサツグの問い掛けに対して!…
分かった事はこれだけ!と困った様子を露わにする!…
そして言い訳と言う訳では無いのだが、
やはり煤けて読めなかった事をマサツグに伝え!…
と、同時に面倒な事になったとも続けて明かし始め!…
となるとそれを聞いて途端に嫌な予感を!…
マサツグが気になった様子でそのリーナの[厄介な事]と言う言葉を復唱すると、
まさに厄介な事が!…
このマサツグ達の隠れているエンジンルームにて起きるのであった!…
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バイト帰りに何かに引っ張られた俺は、次の瞬間突然山の中に放り出された。
しかも体をピクリとも動かせない様な瀕死の状態でだ。
流石に諦めかけていたのだけど、そんな俺を白い狼が救ってくれた。
その狼は天狼という神獣で、今俺がいるのは今までいた世界とは異なる世界だという。
右も左も分からないどころか、右も左も向けなかった俺は天狼さんに魔法で癒され、ついでに色々な知識を教えてもらう。
この世界の事、生き延び方、戦う術、そして魔法。
数年後、俺は天狼さんの庇護下から離れ新しい世界へと飛び出した。
元の世界に戻ることは無理かもしれない……でも両親に連絡くらいはしておきたい。
根拠は特にないけど、魔法がある世界なんだし……連絡くらいは出来るよね?
そんな些細な目標と、天狼さん以外の神獣様へとお使いを頼まれた俺はこの世界を東奔西走することになる。
色々な仲間に出会い、ダンジョンや遺跡を探索したり、何故か謎の組織の陰謀を防いだり……。
……これは、現代では失われた強大な魔法を使い、小さな目標とお使いの為に大陸をまたにかける小市民の冒険譚!
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
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気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
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おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
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気がつくとダンジョンコア(石)になっていた。
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【完結】元ゼネコンなおっさん大賢者の、スローなもふもふ秘密基地ライフ(神獣付き)~異世界の大賢者になったのになぜか土方ばかりしてるんだがぁ?
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ゼネコンで働くアラフォーのおっさん、多田野雄三は、ある日気がつくと、異世界にいた。
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神獣たちや気がついたらできていた弟子たちと共に、おっさんは異世界で好き勝手に暮らす。
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