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-第九章-スプリングフィールド王国・再び編-
-第九章六十二節 見覚えのある亀裂と風の魔王再臨!と初っ端大技?-
しおりを挟む空に突如生えた?…或いは現れた両手はより一層亀裂を押し広げ、
けたたましい音を立てる事に!…となるとそんな光景に誰も彼もが震えあがり!…
一体何が起きるのか!?と…それこそ逃げる事も出来ないと言うか!…
さもその事を忘れてしまったかの様に呆然と空を見上げていると、
一方でそうで無い者達も警戒を露わに!…
その不穏な光景に対して当然!とばかりに身構えて見せる!…
そして各々状況に困惑して何も出来ない?状態に陥っていると、
更にその亀裂は激しく音を立てて広がり続け!…
__ヴァキバキバキバキバキイィィ!!!…
《…アァ…良キ闘争デアッタト言ウノニ…
ヨモヤコノ様ナ茶番ニナルトハ!…》
宛ら次元の裂け目の様な異質な光景!…
その亀裂の大きさも現在約小学校の校庭位はあるだろうか、
その裂け目の向こう側はとてもおどろおどろしく!…
まさに魔界!と言わんばかりの光景が紫の靄掛かって見えており!…
更にはそこから人影が!…恐らく誰かに向けて呆れるよう言葉が聞こえ出すと、
その聞こえてきた声にまた誰もがピクッ!と…直観的に嫌な予感を感じ始める!…
そしてその声に聞き覚えのあるマサツグもハッ!と…
この後の展開が読めた様子で言葉を漏らし!…
「ッ!…やっぱこの声にも聞き覚えが!!…って事はもしかしなくても!?…」
__バシュウウゥゥ!!!…ブワアァ!!!……ッ!?!?…
何ならこの時慌てるようにして言葉を口に!…そしてその者の事を思い出す様に!…
まるで回想に入ったよう色々な記憶が頭の中でフラッシュバックし始めると、
一方でその目の前では更に瘴気が噴き出し!…
怪しい雰囲気がより一層濃くなって各々の目に映って見える!…
そしてこの声の主は一体!?と更に緊張感も増して行くと、
その大きな亀裂に対して出て来たのは本当にたった一人の人影だけで!…
と、瘴気の中から現れたのは悪魔の様な!…
「…久しいな?…我が好敵手よ!…」
と言うのも向こうもマサツグ達と面識がある様子!…久しぶり!と言葉を口に!…
そして眼下に居るマサツグとリーナをジッと見詰め!…
不敵に笑みを浮かべて徐々に徐々にと…マサツグ達の居る闘技場に降下すると、
その姿を太陽の下に晒して行く!…
その際その姿はまるで某・トレーディングカードゲームに出て来る
デーモンの○喚の様な!…全身が黒い外部骨格に覆われており、
その背中には鷲にも似た四対の立派なこれまた黒い翼が生えてバサバサ!と…
更にその顔と言うのはとてもイケメンに見えるモノで!…
例えるなら某・最終幻想の七作目に出てくる闇落ちした英雄の様な!…
と、そんなイケメンの頭にはライオンを模した被り物が!…
と言ってもそれは生物と言ったモノから作った物ではなく!…
そう見える何か外骨格?で出来ている様に見られると、
更に視線は下に落ちて尻尾!…
サソリの尾の様な物が太く生えて黒光りしているのがまたもや見れる!…
更に下に行って足も猛禽類の様な鋭い爪を持った足をしているのが確認出来!…
と、ここまでマジマジ見てやはり見覚えがある様子!…
と言うかいきなりこの形態から!?と…マサツグが戸惑いを露わにすると、
その正体を口にし!…
「ッ!?…バ、バルデウス!!…おま!!…魔界に返ったんじゃ!?…」
その正体はマサツグが初めて対峙する事になった魔王で有り、
何ならその姿もまんま!と…いや若干の変化が見られる様な?…
とにかく最初から本気状態である様に見られると、一体何でお前がここに!?と…
それこそその亀裂の先を指差して戸惑い様を露わにする!…
するとその魔王・バルデウスも質問に答えるよう言葉を口にし始めると、
首を動かさず辺りをチラチラと一瞥し!…
宛らその様子は今から戦う場所を見渡す様な!…
「元の力を取り戻す為に!…な?…」
__…ッ…ザワザワッ!!…ドヨドヨッ!!…
「…そしてそれよりも更に力を付けて戻って来てみれば…
よもやこの様な…茶番を見せられるとは!…」
一方でそんな悪魔?が居りて来る様子に観客達も徐々に騒然!…
それこそ事の重大さに気が付いた様子で!…
慌てて怯える様な顔面蒼白のとにかく混乱の表情を浮かべていると、
そんな観客達の事など御構い無し!…先程の試合を見ていた事を更に続ける!…
と、この時その試合の内容と言うか?…動機に呆れるよう言って見せると、
そのバルデウスの言葉にリーナが!…
聞き捨てならない!とばかりにピクッと反応をして見せ!…
「ッ!?…ちゃ、茶番!?…だと!?…ッ~~~!!!…
お、乙女の告白を!!…貴様は茶番と言うのか!!!」
「…フンッ!…気迫だけは認めてやろう!……しかし!…
物事に準え人に好意を向けられないなど!…
これを茶番と言わずして何と言うか!…」
この時相手がバルデウスであろうとも許さない!と…
乙女の一大決心を馬鹿にされたように勿論感じ!…
次には持っている木剣をバルデウスに突き付け、
茶番とは如何言う事か!と怒りを露わにして行き!…
するとそんなリーナの様子にバルデウスもピクッ!と反応をして見せ…
その際今の自分を見ても臆さないリーナの様子に、
度胸だけは認める!とばかりに言葉を…
しかし同時にその態度はさも蛮勇である!と…
更に小馬鹿にする言葉をリーナに続けて行くと、リーナの事を臆病者!と…
まさかの指摘を受けてしまう!…
因みにこの時バルデウスの言う臆病者とはリーナの恋愛奥手?についてで…
まさかの魔王から恋愛奥手!と言われた事で、
リーナもまた戸惑い様を露わにして行き!…
「ッ!?…な、何ぃ!?…」
「欲しいモノが有れば手に入れればよいではないか!…
手段や過程など所詮結果の前の事象にしか過ぎない!!…
真に価値があると言うのはその手に残った物!!…
これ程までに簡潔な話も無いであろう!!…
…っと、この様な下らん話しをしに出て来た訳では無い!!…」
今日まで生きてよもや魔王からツッコミを受けるとは!…
思いがけない出来事にただただ動揺を隠せず!…
思わず突き付けていた剣をスッと下ろすそんな動揺具合を見せてしまうと、
一方でさもアドバイスをするよう!…更にバルデウスは言葉を続ける!…
と言うのも欲しいモノが有れば力尽くで!…
やはり脳筋の考え方で、いやこの場合は野盗!…或いは蛮族・盗賊と言うべきか!…
とにかく手に入れる上で重要なのは結果である!と…
それこそここまでの事を考えて居たリーナの考えを否定するよう!…
何とも情けない!とばかりにまた呆れる態度を露わにすると、
ここでハッと思い出した様に!…本題に入る事を更に続ける!…
となるとその話に戻って来た事で当然マサツグ達がハッと我に返ると、
警戒をし始め!…
__ッ!?…ッ…
「…さぁ!!…死合おうではないか!?…
何やら一人足りぬ気がするが些細な事!!…
その分貴様達が我に抗えば良いだけの話し!!…
…失望させてくれるなよ?…あの時の胸躍る死合いを!!…今ここに!!」
__……ッ!!…
それこそ次の言葉は容易に予想が出来るモノで!…
武器を握ってバルデウスを睨み!…
何を仕掛けられても大丈夫であるよう身構え続けて行くと、
案の定バルデウスは戦いを求める!…
さもこの時を待って居たかの様に嬉々とし出す!…
その際バルデウスもあの時の事を思い出すよう言っているのか、
恐らくモツが居ない事をこれまた漏らし!…
が、それでもそんな事は些細!とばかりに言葉を続け…
何でも一目見てマサツグ達が強くなった事を見抜いたらしく!…
好敵手が強くなっている事でやはり嬉々!と…
何ならもう早く戦いたくウズウズしているかの様に!…
その身に異様なオーラの様なモノを纏い出すと、死合い!と物騒な事を口に!…
と、ここで二人しかいない事にマサツグとリーナも若干困っていると言うか…
心もの無い様に感じていると、そんな二人に助け舟を出す者が現れ!…
「…その足りない分と言うのは…モツ君の事かな?…」
「ッ!…貴様は?…」
「ッ!…ち、父上!?…」
と言うのも同じくその場に居たスティングが動きを露わに!…
何ならそのモツの枠を自分が担う!と…
武器を持たないながらもマサツグとリーナの前にスッと立って見せると、
バルデウスもそんなスティングにピクッと反応!…
そして勿論とばかりに興味を示す!…
となるとこれまた当然そんなスティングの動きにリーナも慌てて父上!と
呼んで動揺をすると、スティングもリーナに呼ばれた事で徐に反応を取って見せ!…
「…彼ほどでは無いにしろ…私とて多少は心得がある!!…
…我が国を守る為!!…足手纏いにならない程度に!…やらせて貰うよ?…」
「ッ!?…ちょ!!…お、王様!?…」
この時チラッと振り返りやる気の表情!…それは一国の王として!…
国を守る意思をその身で体現するよう!…マサツグ達の前に立ち続けて見せると、
本人曰くモツほどではないが!と…やはりバルデウスと戦う気概を露わにする!…
その際足手纏いにならない事を誓って行くと、
そのスティングの言葉にマサツグも当然更に戸惑い!…
と、マサツグとリーナが戸惑い様を見せている一方!…
王族専用の観覧席では、また別の慌しい様子が見られ始め!…
「…全兵士に告げる!!…
今をもって御前試合を中止とし、今すぐ民を守る行動へと移り始めよ!!…
これは訓練でも何でもない!!…急ぎ事の重大さを肝に銘じよ!!…
…さぁ、貴方達も!!…今すぐここから非難を!!…」
その慌しい様子と言うのもアムネスが見せ!…途端に全兵士達へ通達するよう!…
緊急事態である事を口にすると、御前試合自体の中止を宣言!…
並びに国を守る為民の先導を指示をする!…
尚この事態に対して更に緊張感と迅速な行動を求めるよう
訓練でも無い事を更に足すと、その言葉を聞いて近くに居る兵士達は一気に慌て!…
が、そんな兵士達の事など御構い無し!…
さもこの場に居ないスティングの代わりと言った具合に!…
指揮を取る様子を露わにすると、
次には同じく観戦をしていたエレアノラ達にも声を!…
避難を促す言葉を口にする!…しかし!…
「ッ!!…で、でしたら私も!!…
多少なりとも時間を稼がせてはいただけないでしょうか!?…」
「ッ!…え?…」
「民を守らねばならないと言う気持ち!…痛く理解出来ます!!…
故に私にも助力を!!…せめて被害を留めることくらいは!!…」
この時エレアノラは何を思ったのか!…ハッとした様子で反応をすると、
次にはアムネスに協力をする事を申し出始め!…
となるとそんな事を言われたアムネスも思わず戸惑い!…
何なら戸惑いを隠せな様子でジッ!と…
宛らその実力を疑う様なそんな視線を向けてしまうと、
一方でエレアノラはそんな視線など全く気にせず!…
更に慌てた様子で言葉を続ける!…
と言うのも民を守ると言う大変さをよく知っている!とばかりに話しをすると、
次には許可を貰う前に行動を始め!…
__…ッ…スッ…ぱああああああぁぁぁぁ!!!…ッ!?…
「ッ!?…こ、これは!?…」
エレアノラはまるで天に祈りを捧げるよう両手を上に!…
そして徐にスッと目を閉じ始め、
その挙げた両手の間に最初は小さくも優しい光の玉を!…
と、そこから徐々に大きくするよう風を纏わせ更にその光の玉の光量も強く!…
宛ら魔力を溜めている様な!…
とにかくそんな神秘的にも見える光景にアムネスも思わず驚きを露わにすると、
それこそこの小さな体の何処にこれ程の魔力があるのか!?と…
思わずとても信じられない様なそんな表情を浮かべてしまう!…
するとそんな戸惑っているアムネスなど御構い無し!…今度は詠唱に入り始め!…
「《聖なる風よ…我が声に応えて…悪しき物を退ける聖域を!…
…全ては弱きモノを守る為に!…すべからく癒しの光を導き給え!…
…ッ…[神聖なる風が吹く聖域]!!!…》」
__バシュンッ!!…ブワアアアァァァァァ!!!……ッ!?!?…
その際エレアノラが唱えた魔法は攻撃や支援と言ったモノでは無い様で!…
まるで王都全体を守る様に、しかし闘技場だけは省くよう!…
何ならその省く部分についてもマサツグ達の居る闘技エリアだけで有り!…
それ以外は全方位と言っても過言ではない!…
何人たりとも魔を寄せ付けない鉄壁の聖域を生成すると、
細かな路地にも一陣の風を吹かせ行く!…途轍もない魔法を披露する!…
それは宛らティターニアと呼ばれる所以を証明する様であり、
それを目の当たりと言うかその一部分を見ただけでアムネスは驚き戸惑い!…
「ッ!?…な!?…」
「…これで町への被害は抑えられる筈!!…
…ッ…後は…後はマサツグ様達が!!…」
「ッ!?……ッ…」
それこそ何度も瞬きをしてしまう様に!…目の前の様子から目を離せず!…
ただただ固まってしまう様に戸惑いを露わにし続けると、
一方で聖域を展開出来た事でエレアノラも一段落!…
スッと腕を降ろしてホッと安心する様子を浮かべて行く!…
しかし幾ら聖域とは言え完全ではないらしく、あくまでも被害を抑えられる!と…
故に油断がならない事を口にして行き!…何なら原因を排除出来た訳では無い!…
肝心のバルデウスを何とかしない!と…
要はやはりマサツグ達にある事を更に不安げに漏らして見せると、
その言葉を聞いてアムネスもハッ!と…
次にはその不安の元凶であるマサツグ達?の方に視線を向ける!…
するとその一方でバルデウスも異変に気が付いた様子で反応をすると、
徐に辺りを見回して行き!…
「……ッ…ほう?…」
「ッ!?…こ、これは!?…」
と言っても別に何か怒りを燃やすと言った様子もなく、
寧ろ何か利用出来る!とばかりに笑みを零し…
この時同時にその聖域の魔力の様子からどれ位の強度なのか?…
更にはどれ位の規模なのか?と言った細かな事まで探り出すと、
同じく空気が変わった様に感じたリーナが戸惑い!…
こっちでも辺りを見回し言葉を漏らす!…
それは自分達にとって劣勢に立たされるものではないと言う事は分かるのだが、
それでも突然の事なので大いに慌て!…
と、マサツグもその気配に感じた様子で言葉を口に!…
「…やるとするなら女王様かな?…」
「ッ!!…なるほど!…これは有り難い!…」
その際マサツグはこれが一体誰の仕業?なのかを分かった様子で!…
何ならその正体をマサツグは女王!と言い…
となるとこの場で女王と呼ばれる者は一人しか居らず、
そのマサツグの言葉にリーナとスティングも揃ってハッ!と…
気が付き戸惑う反応を露わにする一方、同時に理解が出来た事で安堵して行き!…
いやこの場合やる気を見せると言った方が正しいか!…
とにかく不敵な笑みを浮かべてバルデウスの方へと向き直ると、
更に覚悟を決めて行く!…
そしてこれなら遠慮なく暴れられる!とばかりに嬉々ともする!…
この時エレアノラの協力も得られた事で感謝をするよう言葉を漏らすと、
これまた一方のバルデウスもこれには好都合!とばかりに…
「…お誂え向き…と言うべきか?…
これで貴様達も思う存分暴れられると言うモノであろう!!…」
やはり嬉々とした様子で丁度良い!と…
と言うのもバルデウスからすれば別にこの王都の事など興味はなく、
暴れるに当たって寧ろ邪魔だ!と感じた位で…
何なら今この場所で戦うに当たって不安と言うか悩みを抱えていたらしく!…
王都を守る為に力を出せない!…
故にマサツグ達から中途半端な手心?を加えられるのでは?とも思ってしまうと、
本気の勝負をしたいバルデウスからすれば枷でしかなく!…
しかしバリアを張られた事でその心配はまさに消えた!と…
それこそ晴れ晴れとした感情を浮かべて見せると、更に興奮した様子を!…
となるとそんなバルデウスの様子を見てマサツグ達も更に嫌な予感を感じ!…
「ッ!?…おんやぁ~?…」
この時バルデウスはその身に黒いオーラの様なモノを纏い始め、
更には嬉々としている様子からとっても不穏!…
となるとマサツグもそんな様子に思わず声に出して戸惑ってしまい!…
その際さっさと仕掛ければよいのかもしれないのだが、
勿論何をして来るのか?…或いは何が飛んで来るのかは全く予想が付かず、
故に警戒の方が強く動けなくなり!…
が、その間にもどんどんバルデウスのテンションは上がり続け!…
「…嗚呼!!…久々の全力を出せる!!…
…我が飢えを!!…渇きを!!…」
「ッ!!…不味い退避…!!!」
「癒せええええぇぇぇぇぇぇ!!!!」
それはまるで久々のシャバに出た!とばかりに興奮して行き…
そして自身の欲望に忠実!…
その相手がマサツグ達である事から更にテンションは上がり続け、
仕舞には今にも爆発しそうな!…
感情の高ぶりを抑えられないそんな様子を露わにすると、
徐にクッと体を丸める様子を!…
するとその挙動にスティングがハッ!と慌て始める!…
それこそ今すぐ隠れるようマサツグとリーナに声を掛けると、
一方でバルデウスは感情を爆発!…宛ら某・スーパー野菜人の様に気を放ち!…
と言っても勿論そんな純粋な闘気と言った生易しいモノでは全然なく!…
__グオオォ!!!…ドガアアアアアアアァァァァァァァァンンン!!!……
「ッ!!…クゥ!!!…」
「ッ?!…じょ、女王様!!…」
宛らそれはこれまた某・竜退治のゲームにあるトンデモ技の様な!…
かなり分かり易く言うとマダ○テ!…それが簡単に当所行内に充満?すると、
その闘気の逃げ道は天へと昇り!…それはもはや噴火と言っても過言ではなく!…
黒紫色に輝く何か!…それが天を焦がす様に轟々と立ち昇る様子を目にすると、
観客達は当然パニック!…その場から逃げようと必死になる!…
しかしそんな街の人達を守る様に、エレアノラの聖域が仕事をこなし!…
と言ってもその反動はエレアノラにも伝わる程で!…
この爆発が起きた瞬間思わず怯み、だがそれでも聖域を維持!…
何とか耐えようとするそんな気概を露わにすると、
アムネスも当然その様子に気が付くなり心配を!…
彼女に寄り添うそんな素振りを取って行く!…
さてそうして噴炎?に巻き込まれたマサツグ達の安否が分からないままであると、
シルビィもハッとした様子で動き始め!…
「ッ!!…だ、旦那様!?……ッ!!…」
__バッ!!…ッ!?…シュウゥゥン!!…
当然自身の主人の危機となると居ても立っても居られず!…
シルビィは噴炎が上がっていようが御構い無し!…
ただマサツグの安否を確かめたいが為に闘技場へ向かい飛び出して行くと、
次にはふと異様な気配を感じ!…思わず本能的に警戒をする!…
尚その異様な気配を感じたと言うのは、今雅の自身の目の前から感じられ!…
となるとシルビィバッと飛び退き目の前を警戒!…
するとその感覚は正解とばかりに!…シルビィの目の前に濃い影が!…
と、その影から人が音を立てる事無くさも生えて来るよう姿を現すと、
今度はシルビィに挨拶を!…となるとシルビィも慌てて見せる!…
「…御機嫌よう?…」
「貴方は!!…」
と言うのもこの時シルビィの目の前に現れた人物と言うのは!…
自身が御前試合に出た際、最初に相手をした大きな男性の紳士?であり…
と、その紳士はまだ別にシルビィに対して敵を向けず!…
しかしシルビィからすると当然不気味で!…嫌な気を感じては身構え始め!…
いつでも戦闘を始められるよう自ら敵意を露わにすると、
一方でその紳士は飄々!と…さも世間話をするノリでシルビィに声を掛けて行く!…
「…やれやれ…先程振りですなぁ?……そして…惜しくも三人抜き…
あの様な事故が無ければ貴方も…十人抜きは容易い様に感じたのですが…」
__…ヒュンッ!…パシッ………ッ…
その際話題に出したのはシルビィが敗退?をしてしまった試合の話しで!…
その紳士も若干納得がいかなかった様子でシルビィに残念であった事を口にすると、
その手にスッと短杖を握って見せ!…
と、この時試合では見せなかった異様な気配を滲ませる様に!…
それはシルビィに対してここから先は通さない!と訴える様な…
明らかにシルビィに対して敵意を向ける!…しかし表情には見せない!…
いや読めない様子を露わにすると、シルビィも更に警戒をする素振りを露わに!…
何なら苛立ちの表情も浮かべて行く!…
何故なら今現在進行形でマサツグの心配をしているからで!…
「…そこを…退いては頂けないでしょうか?…
今はとても立て込んでいる状態ですので!…」
「…ッ…私も…貴方と同じ従者としてとても気持ちは分かりますが…
私としても旦那様に命を受けている手前…通す訳には行かず…」
が、あくまでも品格は忘れない様に!…
まぁそんな事を言っている場合では無いのだが、
それでも退いて貰えるのなら退いて貰うに越した事は無い!と…
と言うのも争って時間を掛けている場合ではないからで、
故に礼儀正しく退いてくれ!と…
その目の前に立っている紳士にお願いをするよう言葉を口にするのだが、
その表情はとても冷静さを欠こう!と…凶悪なモノの様に見えてしまう!…
するとそんなシルビィの様子と言うか!…
紳士もシルビィの心情を察する様な事を口にするが、冷静に通せない!と返事をし…
その理由についても主人の命令!と明かして行き…
と、一体誰なのか?はともかくとして!…
シルビィに対してやはり出来ない事を続けて話すと、シルビィは行動!…
目の前の紳士に敵意を露わにする!…
__ッ!!…ババッ!!…ッ!……
「…退かぬとおっしゃるのなら…力尽くで!…」
「…と、言う事に御座いますなぁ?…」
__……ッ…バシュンッ!!!…
この時その手に武器は持たぬまま身構え出すと、
紳士もそんなシルビィの様子にピクッ!と…
因みにシルビィが武器を持っていない理由は単純に持っていないからで!…
試合に使った槍は元の場所に!…
あくまでも仮モノであった為、勝手に持ち出す訳には行かなかったからで!…
何ならこんな展開になるとは思っても居らず!…
だがそれでもシルビィは退かない!…愛する主人の為に!…
その生涯を排除する!とばかりに殺気を紳士に向けて行くと、力ずくで通る!と…
すると紳士もその他に方法が無いよう返事をして見せる!…
そしてその返事を聞いた所でシルビィは一気に仕掛けて行くと、
その紳士と戦闘を始め!…と、これまた一方ではその目の前の光景に唖然とし!…
__………。
「……え?…」
「な、何ですか?…これ?…」
それこそ突然すぎる状況に時が止まった様な!…目の前の光景に理解が出来ず!…
シロとハクの二人揃ってこれは何?と戸惑う言葉しか漏らせないでいると、
一方でマサキとくまさんも唖然!…理解出来ずに固まってしまう!…
その際宛ら火山の火口部に居る様な錯覚を覚えて行くと、思わず汗を掻き出し!…
と言っても別に暑くも何ともないので不思議で有り!…
何ならそれは暑さからなのか冷や汗なのか?…
二人にも分からない様子でただただ困惑!…
シロとハクを抱えたままその光景をずっと眺めていると、フィロも行動を開始!…
と言うのもその場を離れ始める!…
__…ッ…ババッ!!…カラコロッ!…ッ!!…カッカッカッカッカッ!!…
「ッ!!…え?…フィ、フィロちゃん!?…」
この時いきなり席を立ったかと思えば次には何処かへ向かって行き!…
と、その様子にハッとくまさんも気が付いた様子で!…
当然の如く何処に行く!?と…名前を呼んで訳を聞こうとするのだが、
フィロは足を止める事無くそのまま姿を消してしまい!…
となるとくまさんに疑問だけを残して行く!…
だがフィロも当然ながらちゃんと考えあっての行動で、
別にくまさん達を置き去りにした訳では無く!…
何なら寧ろバルデウスに対して怒りを燃やし!…
__カッカッカッカッカッ!!……ッ!!…ッ~~~!!!…
{やりおったやりおったやりおったなああぁぁぁぁ!!!!…
絶対に許さん!!!…討たれたマサツグの敵討ちじゃ!!!!…
…じゃが今のわっちだけでは正直辛い!!!…
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足早に場内を駆け回り、その目的についてもオリハを探し!…
と言うのもバルデウスにマサツグがやられた様に見えたらしく!…
その仇討の為にオリハへ協力を求め!…
その道中どうしようもない怒りに苛まれると、
もはや考える事は仇討の事ばかりになってしまい!…
しかしさすがに小さいままでは勝てない!と自覚はしている様で!…
故にオリハの気配を頼りに駆け回り!…
本当に気配だけで闘技場内にある医務室を自力で見つけると、
蹴破る様にして突入!…当然中の者達を驚かせる!…
__カッカッカッカッカッ!!…トンッ!…バキャアァァ!!!…ッ!?!?…
「な!?…な!?!?…なぁ!?!?…」
「な、何奴!?…って、あれ?…フィロ…」
それこそ静かに体を休めて居た所に!…
まるで敵襲の様なけたたましい扉を蹴破る音が聞こえて来ると、
誰も彼もがハッとし始め!…何なら飛び起きる者まで現れる始末!…
と、次には慌てて何事!?と言葉を…
その戸惑う声の中にしっかりオリハのモノも混ざっており!…
フィロはその声にピクッと機敏な反応を示すと、
次には器用に旋回する!…それはまるで空気を蹴る様に方向を変える!…
__ッ!!…クルンッ!!…バシュンッ!!…
「ッ!?…え?…」
「オリハァ!!…体を貸せい!!!」
__シュルンッ!!…ッ?!…どよぉ!?……ファサァ!!……ババッ!!…
そして勢いそのままにオリハへ向かい飛んで行くと、
その光景にオリハも当然戸惑いを露わに!…
が、そんなオリハの事など御構い無し!…
次にはオリハに体を貸すよう!…
そう言ってオリハの腹部に真っ直ぐブレる事無く飛んで行くと、
オリハもそれを避ける事無く!…
いや反応が出来なかった様子でそのままフィロを受け止めて行く?と、
フィロはまるでオリハの体の中に入り込むよう姿を消し!…
と、そんな様子を周りで見て居た者達も更に驚く!…
となるとこれまた一方でいきなり体を貸せ!と言われた事にオリハも驚いていると、
今度は体をフィロに乗っ取られ!…何ならオリハに拒否権は全く無いらしく!…
フィロはその姿を八割に!…
本来の自分の姿に変えてしまうと、急ぎその場を後に!…
仇討ちにいざ行かん!と意気込むのであった!…
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さっそくギルドに顔を出すと昔馴染みのギルドマスターから、ギルド職員のリーナを弟子にしてほしいと頼まれる……。
生活力は低め、戦闘力は高めなアリスおばさんの冒険譚。
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剣と魔法の西洋風異世界。転移・転生なし。三人称。
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神様、ありがとう! 2度目の人生は破滅経験者として
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【完結】パーティに捨てられた泣き虫魔法使いは、ダンジョンの階層主に溺愛される
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【第二部あらすじ】
地上での戦いを終え、ダンジョンに戻ったエレインは、日々修行に明け暮れつつも、ホムラやアグニと平和な日々を送っていた。
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そんな中、エレインはホムラの提案により上層階の攻略を開始した。新たな魔法を習得し、順調に階層を上がっていくエレインは、ダンジョンの森の中で狐の面を被った不思議な人物と出会う。
一方地上では、アレクに手を貸した闇魔法使いが暗躍を始めていた。その悪意の刃は、着実にエレインやホムラに忍び寄っていたーーー
狐の面の人物は何者なのか、闇魔法使いの狙いは何なのか、そしてエレインとホムラの関係はどうなるのか、是非お楽しみください!
【第一部あらすじ】
人気の新人パーティ『彗星の新人』の一員であったエレインは、ある日突然、仲間達によってダンジョンに捨てられた。
しかも、ボスの間にーーー
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「レ、レベリング…?はっ!?忘れてました……ってめちゃめちゃ経験値貯まってる…!?」
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一方その頃、エレインを捨てたパーティは、調子が上がらずに苦戦を強いられていた…
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※【第一部タイトル】ダンジョンの階層主は、パーティに捨てられた泣き虫魔法使いに翻弄される
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