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-第九章-スプリングフィールド王国・再び編-
-第九章六十三節 巻き込む暴走!とリーナの手段と妖精達のお願い?-
しおりを挟むさてフィロがオリハの身体を乗っ取ってから急ぎ闘技エリアへ向かい走って行くと、
そのオリハの体?或いは心の中と言った所か?…
とにかくオリハがフィロに対して説明を求める!…
そして慌てる様子も当然露わにするのだが、フィロはさも見えていない!…
或いは聞こえていない様子で御構い無し、
ただひたすらに闘技エリアの入り口へ向かい走り続け!…
因みにオリハとしても先程まで医務室で休憩をしていた訳なのだが!…
オリハの場合は負傷と言うか、TPが欠乏していただけで動ける事には動け!…
故にフィロもそんなオリハの身体を借りて!…
今現在も急ぎ闘技エリアへずっと向かい続けているのだが、
一方で納得出来ないオリハは此方も!とばかりに言葉を!…
フィロに説明を求め続ける!…
〈ちょ!!…いい加減話を聞かせて!!…
一体何が?…如何したって言うのさ!!…〉
「はぁ!…はぁ!……ッ…クッ!!…
もういっそ壁をぶち破った方が早いか!!…
…ッ…しかしここで力を浪費するのは!!…」
それこそ若干不満気味に説明が無い事に対して文句を言うよう、
だがそれでもフィロは急ぐばかりで全く返事をしようとせず!…
と、次には息を切らしながら壁をぶち破る事まで考え出し!…
しかし同時に体力の消費を抑えたい事を考えると、
やはり思うだけで押し留まり!…
それは言うまでもなく何かに備えている様子であって!…
オリハもそんなフィロの様子から恐らく何かと戦う!と…
何と無くでやろうとしている事だけは察して行くと、
余計にフィロへ対して説明を求め!…
〈いやだから如何したって!!…
説明も無けりゃ協力も何も出来ないでしょうが!!…〉
「ッ…ッ~~~!!!…えぇ~い、黙っておれオリハ!!!…
わっちとて説明をしたいのは山々じゃが!!…今はそれ所ではない!!!…
もはや一刻を争うのじゃ!!!……ッ…マサツグの敵を討つ為に!!!…」
と言うのも理由を聞かない事には協力も出来ない!と…
と、まだカンカンでは無いにしろ!…
何の説明も無い事でただひたすらに不満感を露わにすると、
何なら宿主は自分!とばかりに…
するといい加減にそのオリハのしつこい?質問にフィロも辟易とし始め!…
遂にはオリハに五月蠅い!と…まるで傍から見ると独り言を繰り広げる様な!…
何か危ない様子にも見えてしまうのだが、御構い無し!…
心の中のオリハに対して文句を漏らす!…
その際とにかく急いでいる事を口にすると、
ポロッとトンデモナイ事をこれまた漏らし!…
となるとそれを聞いてオリハも当然戸惑い始め!…
〈ッ!?…は、はぁ!?…あ、兄さん!?…
あ、兄さんの仇って如何言う!!…〉
勿論理解が出来ない様子で驚き狼狽え!…
更に詳しい話をフィロに当然求めようとするのだが、
フィロはやはり取り合わない!…
何なら更に食い付いて来たオリハに対して怒気を強める!…
それこそ横暴な事にただ黙って体を貸すようその宿主に命令すると、
更にトンデモナイ事をサラッと零し!…
と言うのも一時的でもオリハに説明しようとでも思ったのか?…
この先苛烈な戦いになるであろう事だけを仄めかし!…
「…とにかく黙って体を貸せ!!!…それともう一つ!!…
五体満足で終われんかもしれんから!!…ッ…覚悟して置け!!…」
〈ッ!?…ちょ!?…ご、五体満足で終われない!?…
い、一体何と戦わせようと!!…あっ!…ちょっとぉ~~!?…〉
その際かなり危ない状態になるかも知れない事も続けて行くと、
それすらをも厭わない様な覚悟の表れをオリハに見せ!…
と言ってもそのフィロの表情を見たのではなくその声のトーンで察して行き!…
しかしこれまたいきなりそんな事を言われてオリハは漏れなく不安にあり!…
当然!とばかりにフィロへ言葉を口に!…
しかし言った所でフィロはやはり取り合う気も無いらしく、
依然として闘技エリアを目指し!…
と、一方でそんなフィロが目指す闘技エリアの方ではと言うと!…
__闘技場・闘技エリア壇上にて…
「……ほう?…やはりそうでなくては!!…」
この時バルデウスが起こした噴炎は程無くして治まり!…
と、その残り火と言うか噴煙せいで一体何が如何なっているのか!?…
周りの観客達には全く分からず!…
故に大混乱となる悲鳴に近い声がずっと闘技場内で木霊すると、
一方でそんな周りの様子など御構い無し!…
バルデウスはジッとある方向を見詰め続ける!…
と言うのもバルデウスにはその噴煙の中!…
何が有るのか?が分かっている様子で嬉々として言葉を零し!…
するとこれまた一方で何ともない事に気が付いたのか、リーナがハッ!と…
「ッ~~~!!!……ッ!!…ッ!?…
マ、マサ!!……ッ!?…」
それは自身の体に痛みも何も感じない事でアレッ?と言った様子を…
だが次には機敏にハッと我に返り!…慌てて状況を見ようと辺りを軽く…
かつ手早く確認をするのだが、噴煙のせいで何も見えない!…
と、今度はマサツグの安否を気にし始める!…
その際見えないながらもマサツグの姿を探しながら!…
マサツグの事を呼ぼうとすると、それに反応するよう若干噴煙が晴れて行き!…
するとそこで目にするは自分達の目の前に立っているマサツグの姿であり!…
この時マサツグは木剣を手に、息を切らして慌てて見せ!…
「ハァ!!…ハァ!!……ッ~~~…
…っぶねぇ~!!…いきなりなんてモンをかましやがる!!!」
何なら本当に切羽詰まって居た様子で肩で呼吸!…
が、徐々に落ち着く様子を取って行き!…
次にはその持っている木剣をバルデウスが立って居たであろう方向へ突き付けると、
当然の如く文句を!…危なかった!とばかりに口にする!…
するとここでスティングもマサツグの声に反応するよう目を開けると、
そこで異様なモノを目にして行き!…
と言うのもその頃には噴煙もある程度晴れて辺りを見回せる様になり!…
「……ッ……ッ!?…こ、これは!?…」
__ヴワッサアァァ!!!………ッ…
「…ッ!!…そ、それに!!…その剣!!…」
となるとそこは宛ら爆心地の様な光景が広がっており!…
辺り一帯は煤けて見え、今居る壇上も変な形で地面が若干抉れ!…
それはマサツグが立っている場所を始点に、
後方へ扇状に広がる様に見えるモノで!…
更にはそのマサツグの持っている木剣も!…何故か真っ黒に黒ずみ!…
しかも何か燻ぶる様にして黒紫色の炎が点いている様に見えてしまうと、
今度はその木剣がボロッ!と…その役目を終えたかの様に折れてしまう!…
__…ッ…ボロッ…コン、コロコロッ……ッ!…
「…やっぱ耐久力的に無理があったか!…
でもまぁとりあえず防げただけでも良しとするか!…
…で、あんなのを相手にする訳なんですけど…王様はステゴロで?…」
その際音も無く鍔辺りからボロッと突如折れて地面に落ちると、
コンッと軽い音を立て!…
と、そのまま弾むと言った事も無くコロコロと地面を転がり!…
宛らその見た目は木炭の様な!…
芯だけが残った様子で未だマサツグの足下にて黒紫色の炎を燻ぶらせると、
マサツグも折れた木剣を見てあっ!とばかりに…
だが同時に持っただけでも良かった!と言葉を漏らして行く!…
それは間違い無くあの爆発に対して何かをしたであろう事を臭わせると、
周りの状況もそれを物語っており!…
と、そんなマサツグの様子を見て更にスティングは戸惑う一方!…
そんな時間も無い!とばかりに…マサツグは徐に振り返るなり王様に質問を!…
一体如何やって戦うのか?と、素手で挑むのか?を尋ね…
するとそんな軽口?を叩くマサツグにスティングもピクッ!と…
「ッ!…ッ…それは…さすがに厳しいかなって所かな?…」
「ッ!…で、でしたら私の剣を!!…父上がお使いに!!…」
今度は現実に引き戻される様に!…
と、相手は化け物である事を改めて自覚して行き!…
故に目の前に居るバルデウスを見詰めつつ!…
さすがに素手は難しい!と苦笑いをしながら話して見せると、
そのスティングの言葉にリーナはハッ!と…さも思い付いた様な反応をする!…
そして急いだ様子で自身の腰に佩いているレイピアを!…
スティングに使うよう口にすると、
クイッとそのレイピアを差し出す様にスティングへ腰を突き出し!…
となるとそんなリーナの素振りと言葉にスティングも戸惑い!…
「ッ!?…こ、こらリーナ!!…ッ!…
だとしたらリーナは?…まさか馬鹿な事を!…」
隣に居る事を良い事にズボラな態度!…
となるとスティングもそんなリーナの態度を目にしてはしたない!と…
今はそんな状況では無いのだが!…
注意をせずにはいられなかった様子で戸惑いながらも言葉にすると、
次にはふと疑問を!…リーナの武器について質問をする!…
その際更にふと嫌な予感でも過ったのか、リーナにハッとした様子で早まるな!と…
が、そんな事もない様子でリーナは否定!…
スティングに大丈夫!と返事をして行き、
そして次にその武器の宛てに選んだのは!…
「いえ!…当ては有ります!!…マサツグ!!」
「ッ!…何、どしたぁ~?」
言わずもがなのマサツグで有り、直ぐにマサツグの方へ視線を向け!…
と、急ぎ頼み事をするようマサツグの事を呼び!…
呼ばれたマサツグも直ぐにピクッと反応をしてチラッと振り返る反応を見せると、
何とも緊張感のない感じで返事を!…
本当にバルデウスを相手にして居るのか?と言った様子を露わにする!…
だが勿論そんな事を突っ込んでいる暇など全然なく、
寧ろそんなマサツグの様子など気にして居らず!…
すると次には手早くかつ緊張した様子でマサツグへ言葉を!…
「…あの剣を貸してはくれないか?…」
「ッ!?…え!?…」
「今の私なら完璧とまでは行かないが!!…
それでも多少なりとも使える筈だ!!…だから!!…」
その言葉と言うのも勿論武器を貸してくれ!と…
中でもリーナが望むモノがあるらしく、名称が分からない為何とも分かり難い!…
あの剣!とだけ言ってスッと手を差し出す様子をマサツグに見せると、
マサツグも何の事か分からない!…となると思わず戸惑ってしまう!…
しかし次にはリーナの様子から何を欲して居るのか?を考えると、
かつ扱えそうなモノ!と言った具合に目星を付け!…
何ならリーナも更にヒントを出す様に言葉を続け!…
と言うのもマサツグの真似の事を話して居るのか?…
多少なりとも使える自信が有る!と…
切望する様にマサツグへジッと視線を向け続けると、
そのリーナからの言葉で何を求めて居るのか?…漸く察せた様子で反応をする!…
「ッ!………。」
「…ッ?…マ、マサツグ?…」
この時ハッとした様子でリーナに視線を、
しかしそこからピクリとも動こうとはせず!…
となるとそんな固まるマサツグの様子にリーナも困惑!…
突如動かなくなったマサツグをジッと見詰め!…
一体如何した?とばかりにスッと心配!…
或いは不安を覚えた具合にマサツグの名前を呼んで行くと、
その際マサツグは心の中でえっ?と戸惑い問答をし始める!…
因みにリーナが求めている武器と言うのは[春風刀]!…
この刀は今対峙しているバルデウスととても因縁があり!…
{…え?…つ、使えるの?…確かに現状そうするしか他に無いんだけど…
抜けなかったら意味がない様な?…
ま、まぁ確かに抜けなくても鈍器として扱えば!…
で、でもあの如何にも固そうな甲殻に…鈍器って通じるのか?…
な、何なら確かに色んなゲームで硬いモノには…
鈍器って相場は決まっている様なモノなんだけど!!…
てかそもそも刀は鈍器じゃねぇし!!…
普通とは違う使い方をしてポッキリ折れちまったら!!…}
因縁があるが故にと言うか心配と言うか!…
そもそもこの刀の使用条件で引っ掛かりを覚え、渡した所で抜けるのか?と…
そして抜けなかった場合についても当然疑問を感じて行き!…
例え抜けたくとも確かに武器として使う事は出来るだろうが、
しかしそんな舐めプ?でバルデウスと対峙出来るのか?とも考える事に!…
その際色々と別ゲーから着想?…
いやこの場合は例を引っ張り出すよう思考を巡らせ!…
だが確証を持つには至らず!…色々と疑問が入り混じり!…
更には不安も色々とその過程でどんどん生まれ出て来る事になって行くと、
余計に心配!…その判断を鈍らせてしまう!…
となるとそんなマサツグの様子にリーナも焦りを覚えるモノで!…
「な、何を迷っているのだ!?…早く刀を!!…」
「…やっぱりリーナが持っていなさい!…」
早く渡して欲しい様子で更に手を!…この時若干の疑念と不安を覚えつつも!…
更にマサツグへジッと切実である様な表情を浮かべて行くと、
ここでふとマサツグの事を見限ると言うか!…
スティングがリーナに言葉を漏らす!…
と言うのもそのレイピアは自分が持っている様に口にすると、
さも覚悟を決めた様に表情をスッと強張らせ!…
と言ってもマサツグを攻めると言った様子は全く無く!…
ただバルデウスを一点に見詰め!…憎むべきはコイツ!と…
せめて娘だけでも守ろうとする父親の様子をフッと露わにすると、
リーナもそのスティングの言葉で更に戸惑い!…
「ッ!?…え!?……ッ!!…」
「…別に武器が無ければ戦えないと言う訳では無い!!…
ただあまり得意として居ないだけの事!!…私の事など気にせず!!…
リーナはその剣で!!…」
チラッと視線を向けて行く!…
するとそこには覚悟を決めた父親の姿がある訳で、もう一つ戸惑いを露わにし!…
が、スティングもただやられる訳ではない様子で言葉を続け!…
あくまでも不得意なだけで素手でも戦えない事は無い!と…
だが娘を守る事を先決した様子で!…
武器は要らない!と言ってスッとリーナに向かって手を突き出すと、
自分から距離を取る!…そしてさも生き残る事を考える様に言葉を続ける!…
となるとそんな事を言われてリーナもハッと嫌な予感を感じ出すと、
慌てる様にして言葉を口に!…
「ッ!?…な、何を馬鹿な!?……ッ!!…
マ、マサツグ!!…悩んでいる暇など無いのだぞ!?…
た、確かに!!…他人に剣を渡すのは気が引けるであろうが!!…」
「ッ!!…い、いや!…そう言う訳じゃねぇんだ!!……ただ…」
その言葉の行き先もスティングからマサツグに向かい!…
その際再度マサツグに武器を!と懇願して行き、何を悩む必要があるのか!?と…
他に方法がない様なそんな事を口にすると、同時に自分の商売道具を他人に貸す!…
その不安についても若干触れる!…
それは理解ある様子でマサツグに言葉を続けて行くと、
マサツグもハッと我に返るなり言葉を!…
しかしそれはリーナの思っている様な事ではないと否定をし!…
が、そんな話をしている場合では勿論無く!…
「…ではそろそろ本格的に始めようか?…
先程のはほんの挨拶!…そしてここからが!!…
本当の闘争だアアアアァァァァァ!!!」
「ッ!!…マサツグ!!!!」
バルデウスはマサツグ達の様子など御構い無し!…
幾ら揉めて居ようが居よまいが、この瞬間を楽しみにしていた!とばかりの様子を…
何なら先程の攻撃は挨拶程度であった事を口にすると、
ここからが本番!と更に躍起になり出し…嬉々として力を溜めて見せる!…
それこそそれは不穏な気配となってマサツグ達の体にビリビリ!と…
威圧感の様に伝わって来ると、
そんなバルデウスの様子にリーナもこれ以上ない位に慌てた反応で!…
と、急ぎ怒鳴る様にしてマサツグを呼び!…
となるとそんなリーナの呼ぶ声に対してマサツグも当然反応を!…
それこそ葛藤をする様な!…しかしもう時間が無い事からもはや!…
吹っ切れた様に突如考える事を放棄すると、キレた様に叫ぶ!…
そしてリーナへ行動を示す!…
「ッ~~~!!!…だあああぁぁもう!!!…
抜けなくても文句を言うなよ!?」
__ゴソッガッ!!…ブンッ!!!……ッ!…パシッ!!…
この時リーナに対して自身の考えていた事をぶつける様に!…
思っていた言葉を口にすると、マサツグは急ぎアイテムポーチに腕を突っ込み!…
と、この時もう役に立たない元・木剣も放り捨て!…
すぐさまアイテムポーチから手早く刀を二本!…
リーナに春風刀を用意し、自身も武器を!と秋雲刀を取り出して見せ!…
すると次には春風刀をリーナに向けて投擲して行き!…
するとリーナもマサツグが刀を投げてよこして来た事でピクッと反応!…
機敏に反応をして片手で受け取り!…
これでレイピアは空いた!とばかりにまたスティングの事を呼んで行くと、
スティングもその一連の流れを見て居た様子で機敏に反応!…
「ッ!!…父上!!」
__ッ!!…カッスラアァ!!……チャッ!!…ッ…スラアァ!!!……ッ…
その間瞬く間の出来事!と言った様子で身構えて見せ…
スティングは直ぐさまリーナの腰元に手を伸ばし、
そして素早くその手にレイピアを握り!…
と、一方でリーナもマサツグから投げ渡された刀に手を!…
この時マサツグからすれば緊張の一瞬と言った所か!…
抜けなければ鈍器確定で有り、
更には最悪リーナの介護?も必要となってしまう訳で!…
が、そんな心配も杞憂であった!とばかりにアッサリ抜刀!…
この時リーナは手にした刀に興奮気味!…これがマサツグの!と…
あの技を切った刀なのか!と言った視線を刀身に向けると、
これまた一方ではマサツグがギョッ!と…何なら戸惑う様にして言葉も漏らす!…
「ッ!?…え!?…」
「…ッ…これは!…我が愛すべき親友の剣だ!!…絶対に負けん!!!」
それこそ思わずあり得ないと言った様子で目を点にするよう戸惑っていると、
リーナはその刀を手にしたテンションからか、色んな意味で痛い言葉を口にし!…
が、リーナはそんな事など気にしていない様子で闘志を燃やし!…
一方のマサツグはまだ信じられない様子!…
もはやバルデウスの事など如何でも良く!…心の中でその目の前の事実に!…
やはり信じられない様な事を考えると、ただただ困惑を露わに!…
またもや固まる素振りを見せる!…
{ええぇぇ~~~抜いちゃったよぉ~~!?…
俺は条件をこなさないと抜けなかったのに!!…
リーナはあっさり抜いちゃったよぉ~~!?……え?…な、何?…
NPCだから不問とか?…
或いは過去何らかでその条件を満たしちゃってるとか?…}
その際何故リーナが刀を抜けたのか?についても考え出すと、
思い当たる節は二つしかない!と言った所で…
と言うのもリーナがNPCであるから細かい設定は不問なのか?と…
或いはリーナが知らず知らずの内に覚醒を習得!…
とまぁ考えられるところはこれらで有り、だがマサツグからすれば戸惑いしか!…
春風刀を抜くのだって死に掛けた事が遭ったから!と言った事を思い出すと、
何と無く気持ち的に不服!…しかし次にはそんな考えを払拭させられる!…
「ッ~~~!!!…ゲイル!!!…」
「ッ!!…来るぞ!!!」
「ッ!?…えぇ~いままよ!!!」
と言うのも嫌な気配を放っていた?…いやこの場合は集めていたと言うべきか、
とにかくバルデウスが攻撃モーションに入り始め!…
となると余計な雑念を持っている場合ではなくなってしまい!…
リーナもそんなバルデウスを見て攻撃が来る!と…
マサツグの真似をして春風刀を構えて見せると、
マサツグもリーナの忠告を聞いてハッ!と…慌てて振り返り身構え始める!…
この時色々と先程まで抱えていた不満をバルデウスへ向けると、
一方でバルデウスも御構い無しとばかりにその技をマサツグ達へ向けて放ち!…
「ランスオブ!!…トレンシャルレイン!!!!」
__ギュンッ!!!…ッ!?…ボババババババババ!!!!…
この時そのバルデウスが放った技と言うのも凶悪なモノ!…
マサツグ達の視界一杯に風の槍を量産し、
更にはまるで狙いを定める様に一点をカッと狙い始め!…
と、その様子から見て避け切るのは困難である!と言う事は一目で分かり!…
しかもそれを瞬きした瞬間に作り出した事で!…マサツグ達は当然驚き!…
思わず体が固まる様な恐怖感を感じてしまうと、
バルデウスはマサツグ達に向けてその風の槍を一斉射!…
宛ら集中豪雨の様に放ち始める!…
となると今度は噴炎に続けて嵐の様な突風が聖域を攻撃し出すと、
エレアノラもその衝撃でまたもや怯んでしまい!…
「ッ!?…クゥ!!…な、何と言う暴風!!…
こ、こんな風!!…今までに感じた事など!!…」
「ッ!!…ご、ご無理をなさらぬよう女王様!!…ここは私達が!!!…」
と、エレアノラもこんな攻撃は初めて!とばかりで…
だが一応はまだ耐えれる様子ではあるらしく、しかし長くは持たない様な!…
苦悶に表情を歪めるそんな反応を露わにすると、傍にいるアムネスも慌て!…
心配の言葉を口にする!…
そしてそんな様子にカチュアとポリンもハッとした様子で反応をすると、
すぐさま席を立ってその頑張るエレアノラの元へ飛んで行き!…
となると勿論心配をした様子で続けて言葉を!…
「ッ!!…じょ、女王様!!…」
「ご、ご無事で!?…」
「ッ!…カ、カチュア!…ポリン!…」
「ッ!…は、はい!!…二人はここに!!…」
心配した様子でカチュアが呼び!…
ポリンも心配をして泣きそうと言う程でも無いのだが!…
今にもパニックを起こしそうなそんな反応で心配をすると、
エレアノラもそんな二人に対してピクッと反応!…
すると次には痛みに堪えるそんな表情を浮かべて見せる!…
その際チラッと二人が居る方に振り向き出すと、徐に二人の名前を呼び!…
となると呼ばれた二人もハッとした様子で慌てて返事!…
この時何かして欲しいモノは無いか!?とばかりに…
とにかく心配をする視線を向けて行くと、
エレアノラもそんな二人にあるお願いをし始め!…
「…ッ…れ、例のモノを!…用意…できますか?…」
「「ッ!!…は、はい!!…直ぐに!!…」」
__ッ…キョロキョロッ…キョロキョロッ……ゴソゴソッ…ボムンッ!!…ッ…
それは何かを持って来ている様子で言葉を口に!…
しかし具体的な事はこれと言って言わず!…
と言うよりもさも分かって居るであろう様子で!…
そのあるモノの用意を二人に任せると、二人も直ぐに察した様子でハッ!と…
そしてエレアノラに返事をする!…
勿論承った様子で直ぐさま二人が行動を始めると、
カチュアは何故か辺りを見回して行き!…
と、ポリンは何処からともなくボンッ!とカバンを取り出し始め!…
となるとそんなカチュアとポリンの様子にアムネスもえっ?と…
だが戸惑っている場合ではない様子で!…
「ッ!?…れ、例のモノ?…例のモノとは?……ッ!!…
わ、私達も協力を!!…出来る事なら是非!!…」
この時当然妖精達の会話について行けない!…
だが任せっきりと言うのは性分に合わず、次には自分達にも出来る事を!と…
故に何かして欲しい事は無いか!?と言い…
大体の会話の流れで何かをする!と言う事だけを察して行くと、
自らも協力を申し出る!…するとポリンがその申し出に反応を示す!…
その際カチュアが困っている様子を目にして!…
時間が掛かるであろう事を感じて行くと、アムネスにこうお願いを口に!…
「ッ!…で、では人間様!!…お湯の用意願えますか!?…」
「ッ!…え?…お、お湯?……ッ!?…
わ、分かったわ!!…直ぐに!!……ッ…」
と言うのもポリンはお湯を要求!…
となると思っていたお願いとは違う?とばかりに…
アムネスも思わずポリンに聞き返す様にして返事をすると、
ポリンは音も無く頷き!…肯定の意志を露わにする!…
するとそんなポリンの返事を見て更にアムネスも戸惑うのだが、
そのまま悩み出す時間など勿論無く!…
とにかく言われた通りに動き始め!…近くに居た兵士に目配せを!…
その兵士もハッとした様子で反応をし出し!…
__ッ!!…ッ…ガッチャ!!…ガッチャ、ガッチャ、ガッチャ、ガッチャ!!…
「…マ、マサツグ様!!…ど、どうか!!…ご無事で!!…ッ…」
急ぎ湯を沸かせる場所かへ向かって駆け出して行くと、兵士はその場を後に!…
と、一方でエレアノラはマサツグ達の心配を口に!…
その際ジッと苦痛に耐えるよう闘技エリアに視線を向け!…
聖域の維持に努めて見せると、
これまた一方ではバルデウスの攻撃が治まったのか!…
辺りは土埃で見えなくなる!…と言うのもその攻撃自体も長くはなかった様子で、
肝心のバルデウスはそんなマサツグ達に対して土埃にまみれながら言葉を口に!…
「…さぁ?…遠慮なく打ち込んで来たらどうだ?…」
「…ったくよぉ~!…こっちにもこっちのペースってモンがあんだよ!!…
…ッ…そんなせっかちじゃあ!!…女の子にモテねぇぞ!?…」
それはマサツグ達がまだ生きている事を知っている様子で!…
何なら一向に攻撃をして来ない事に疑問を持ち!…
一体如何した?と言ってマサツグからの攻撃を待つ素振りを取って見せると、
一方でそんなバルデウスの言葉に対してマサツグも反論!…
同じノリと言った具合に軽口を叩く!…
それこそ自分達にもペースと言うモノがある事を口にすると、
さもバルデウスをノンデリと言う様に!…
更には煽る様にしてせっかちはモテない!と…小馬鹿にする様な事も口にするが、
バルデウスはそんな返事を聞いても笑うばかり!…
それこそ面白い!とまで言い出し始める!…
「ッ!…ッ…フハハハハハハ!!!…ッ~~~…
この期に及んでそんな口が叩けるとは!!…ッ…やはり貴様は面白い!!…」
「…面白いであのような攻撃を撃って来るのは如何かと思うけどね?…」
宛らそれでこそ好敵手と言いたげな様子!…
そして徐々に姿が見えるようになって来ると、
そこには若干ながら被弾した様子のマサツグの姿がそこにあり!…
だが言う程ダメージにもなっていない様子で有り!…
マサツグもそんな面白がるバルデウスに対して!…
さも文句を言うよう攻撃が可笑しい事を口にすると、
改めてバルデウスに対して刀を構える!…
するとバルデウスもその様子に身構え始める!…
そうしてすぐに一触即発の場面になって行くと、
そのマサツグの少し後ろでは同じく構えるリーナとスティングの姿が!…
と、三人とも生き残っている事で更に嬉々とし!…
闘技エリアは緊張に包まれ!…バルデウスもまたリーナは勿論!…
スティングにまで興味を持って見せると、言葉を!…
一応褒めている様な事を漏らすのであった!…
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剣と魔法の西洋風異世界。転移・転生なし。三人称。
一話ごとで一区切りの、連作短編(の予定)。
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※小説家になろう様にも掲載中。
神様、ありがとう! 2度目の人生は破滅経験者として
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流されるままに生きたノルン伯爵家の領主レオナルドは貢いだ女性に捨てられ、領政に失敗、全てを失い26年の生涯を自らの手で終えたはずだった。
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【完結】パーティに捨てられた泣き虫魔法使いは、ダンジョンの階層主に溺愛される
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【第二部あらすじ】
地上での戦いを終え、ダンジョンに戻ったエレインは、日々修行に明け暮れつつも、ホムラやアグニと平和な日々を送っていた。
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そんな中、エレインはホムラの提案により上層階の攻略を開始した。新たな魔法を習得し、順調に階層を上がっていくエレインは、ダンジョンの森の中で狐の面を被った不思議な人物と出会う。
一方地上では、アレクに手を貸した闇魔法使いが暗躍を始めていた。その悪意の刃は、着実にエレインやホムラに忍び寄っていたーーー
狐の面の人物は何者なのか、闇魔法使いの狙いは何なのか、そしてエレインとホムラの関係はどうなるのか、是非お楽しみください!
【第一部あらすじ】
人気の新人パーティ『彗星の新人』の一員であったエレインは、ある日突然、仲間達によってダンジョンに捨てられた。
しかも、ボスの間にーーー
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「レ、レベリング…?はっ!?忘れてました……ってめちゃめちゃ経験値貯まってる…!?」
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一方その頃、エレインを捨てたパーティは、調子が上がらずに苦戦を強いられていた…
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※【第一部タイトル】ダンジョンの階層主は、パーティに捨てられた泣き虫魔法使いに翻弄される
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