どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第九章-スプリングフィールド王国・再び編-

-第九章六十六節 追い込まれた魔王と猛打の代償?と意図しない暴走!-

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さてここに来て千載一遇のチャンスと言うべきか!…

依然としてマサツグとオリハが畳み掛け!…

しかしその嵐の様な斬撃を両側から放って居る為、加勢をしたくとも近付けない!…

或いは不用意に攻撃が出来ない状況が出来上がると、

それを見ている事しか出来ないリーナとスティングは戸惑い!…

ただただその様子を見詰める事しか出来なくなる!…

その際改めてマサツグのポテンシャルにも驚くのだが、

それに付いて来れるオリハの実力にも目を見張るもので!…

となるとそれに触発されてかリーナがヤキモキ!…

私も戦えるのにと言った様子で二人を交互に!…

何なら文句の様な言葉も漏らす始末で有り!…


「ッ!!…マ、マサツグめ!!…その様に連打し始めてはコッチが攻撃…!!」


「…無理に慌てる必要はない!…

我々はあくまでも彼らのカバーに!…

攻撃の手助けをする位で丁度良い!!…」


「ッ!!…し、しかし!…」


自分もマサツグ達の力になりたい!と…別に功を焦るとかそう言った事ではなく、

何方かと言うとオリハに嫉妬する様な感じであり!…

と、その際何故かその文句はマサツグに向けられる事に!…

だがそんなリーナに落ち着くようスティングが言葉を!…

冷静に今の状況を見定めると、優勢である事に変わりはない!と…

だがそう言われてもやはり納得がいかない気持ちになってしまい!…

次にはスティングに言葉を!…別に文句と言う訳では無いのだが!…


「…恐らくだが…我々ではバルデウスを完全に倒し切る事は出来ない!!…」


「ッ!?…え?…」


しかしそれでもスティングはさもリーナを落ち着かせる様に、

いやこの場合は何か不安を感じていると言うか!…今この状況を見ても尚!…

何か違和感を感じている事を口にすると、

直感的に倒し切れない!と思ったのか徐に漏らし…

と、突如とっても不安になる言葉を言われた事でリーナも勿論困惑し出し!…

次には一体何を!?とばかりにスティングに視線を!…

そして戸惑いを隠せない表情でジッと視線を向けて行くと、

一方で更にスティングは言葉を!…

何故自分でも今そう思ってしまったのか?に疑問を持つ!…


「何故かそう感じてしまうのだよ…

…本当に…一体何でこんな風に思ってしまうのかは…分からないけどね?…」


「ッ!…ち、父上……ッ…」


それは霊感的な何かなの、

はたまた幾多の出来事を乗り越えて来たが故の先見の明なのか?…

とにかく何が有ってもバックアップに入れる様に!…

本能的に今のバルデウスを見ても身構え続ける素振りを見せると、

今自分でも疑問に思って居る様子で言葉を!…するとそんなスティングの不安げ?…

或いは戸惑い様にリーナも釣られる!…

その際勿論とばかりに戸惑いを隠せないそんな反応でスティングを呼ぶと、

一方で不安げな二人を余所に猛威を振るい続ける者が二人!…


__ドガガガガガガガガガガガ!!!…


「「ウオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォ!!!!!」」


その二人と言うのも言わずもがな!…

その際バルデウスの硬質な腕の甲殻をも削り始め!…

徐々に徐々にとバルデウスを追い込もうとする様子が見られると、

まだ逃げていない外野の者達はその光景に驚き戸惑い!…

思わず明るい表情を浮かべてしまう!…

それは別に狂気に駆られたとか危ない話では全然なく!…

脅威が払われそうである事に嬉々とする!…

まるでヒーローの活躍を見る様な明るいそんな反応を見せていると、

一方でそんな外野の事など御構い無し!…

こっちは必死!とばかりに二人が吠える!…

それはおのれを奮い立たせるよう一心不乱に攻撃を繰り出し続けると、

これまた一方ではバルデウスが抵抗をしながら自問自答を!…


{…不味い事になったな!!…まるで嵐の中に閉じ込められた気分だ!!…

このままでは不味いぞバルデウス!?…

…よもやそのままやられてしまうのではあるまい?…}


__…ッ…ッ~~~…


その際まるで自分の中にもう一人の自分が居る様な!…

何ならこの時バルデウスは幻覚めいたモノを感じ、それをチラッと目で追い続け!…

と言うのも必死に抵抗をしている自身の周りももう一人の自分が煽る様に!…

このままでは不味い!と言って不敵に笑い!…

必死に抵抗をする自分の子を覗き込むと言った頭に来る!素振りを露わにすると、

バルデウスもそんなもう一人の自分に対してクッ!と…

歯を食い縛るそんな様子を浮かべ始める!…

だがそんな様子を見せてももう一人の自分の幻覚はバルデウスを煽る事を止めず!…


{貴様は幾多の者達を打ち倒して来た!!…

ある時は国一番の強者!…またある時はかの国から寄こして来た勇者など!…

…だが貴様はそれでも負けなかった!!…一時は一国を滅ぼし!!…

気が付いた頃には魔界からも恐れられる魔王となっていた!!…}


__ッ~~~!!!…ッ~~~!!!…


フラッと離れたかと思えばまた抵抗する自分の周りを、

涼しい顔でうろうろし出し!…と、この時もやはり煽る様に言葉を口に!…

しかし同時に自身を鼓舞する様にも聞こえて来て!…

今まで自分が相手にして来た者達の事を語り出すと、

今の自分はこう言った場面を乗り越えて来たからこそ得たモノである!と…

しかしそんなモノに興味がないバルデウスからすれば、

ただのこの話と言うのは雑音でしかなく!…

寧ろこのクソ忙しい時に話しかけてくる自分にイライラとし始め!…

もう一段階とばかりに歯を食い縛り!…

必死にマサツグ達の攻撃に食らい付こう!と…

とにかく足掻く事に集中をしたいのだが、それでも自分語りは止まらず!…


{…そんな貴様は今日!!…ここで死ぬと言うのか!?…

貴様が求めていたモノを目の前にして!!…

それを得る事無くここで!!…情けなく散って行くと言うのか!?…

…そうは行かんよなぁ?…あと少しの所にあるのだ!!…

それを手にせずして何が闘争か!!……目覚めよ!!…

我はバルデウス!!!…[バルデウス・バビロニウス・パズス]!!!…

生まれた意味など何も知らぬ!!!…ただ己が欲望を満たすだけに!!!…

本能の赴くままに闘争を求める者!!!!…}


もう一つオマケとばかりに自分は語る!…

それこそ今日ここで自分は死ぬ!と言いつつ、

しかしそのまま死んでも良いのか!?と…

まるで自分を鼓舞する様にも続けるのだが!…

とにかくバルデウスからすれば余計なお世話!と…

次第にマサツグ達に対してではなく!…

自分自身に対してその殺意を大きくして行くと、

一方でそれに比例するよう自分の語りも饒舌に!…

何なら偉そうに自分の名前を口にする!…

そして自分が何者であるのか?を再認識させるよう言葉を更に続けて行くと、

遂にはバルデウスも我慢が出来ない様子でブチ切れ!…


__ドガガガガガガガガガガガ!!!…ボウッ!!…


「ッ!?…な、何か様子が!?…」


と言うのもマサツグ達の攻撃を受け続ける一方で、

その身にドンドン負の感情と言うか!…

突如現れた時からその身に纏うオーラを更に色濃くさせ!…

遂には不吉な前兆として、何か鼓動させる様に脈打たせる!…

宛ら今にも爆発しそうな様子を目の前で露わにすると、

これまた一方で攻撃を繰り出し続けるマサツグ達もハッとその様子に気が付き!…

同時にふと疑問を感じ始める!…

かと言って今ここで逃げれば次追い込むのにどれ位掛かるか?…

故に離れるに離れられず、攻撃を繰り出し続け!…

が、それが悪手であった!とばかりに今度は異変が!…


「ッ~~~~!!!…

黙れ黙れ黙れだまれだまれダマレダマレエエエエエエェェェェェェ!!!!」


__ッ!!!…ボッ!!!…ッ!?…ッ~~~~!!!!!……


遂に臨界点に達した様子でバルデウスは言葉を!…

その際誰に向けて言っているのか?…

黙れ!と何度も連呼して怒りの様子を露わにすると、

その身に纏っていたオーラを解き放つ様にして一際雄叫びを上げ!…

するとそのオーラも呼応する様に突如辺りを飲み込み始め!…

それは光と言ったモノも全てを包み!…マサツグ達の姿を隠し!…

音も無く異様でとにかくただ事ではない様子を闘技エリア全体に広げて見せると、

勿論その様子に見て居る者達はこれまた恐怖!…辺り一帯にどよめきが沸く!…

しかしそのどよめきすらをも飲み込む様にして闇が広がると、

次にはエレアノラの聖域が観客達を守り!…


__ぱああああぁぁぁぁぁぁ!!!……ッ!!…ッ~~~…


「…ッ!?…じょ、女王様!?…」


それは突端の爆発の時と同様にそれ以上は広がらず!…

まるで天を登る様に闇は伸び!…

仕舞にはまるで黒い巨大な柱が突如建った様に見られると、

更なる異変を呼び始め!…

と言うのもその最初の異変はエレアノラに見られて行き!…

別にまた攻撃が飛んで来た事でその反動を受けたと言う訳では無いのだが、

何かフッと気持ちが落ち込む様なそんな反応を露わにすると、

カバンを広げているポリンが直ぐに気付き!…

と、次には慌ててエレアノラの心配をし始め!…

するとそのポリンの心配にエレアノラも返事を!…

だが本人も何か様子が可笑しい事を口に!…


「…ッ…だ、大丈夫です!…あの最初に有った爆発に比べれば!…

…しかし何なのでしょうか…これは?…

…触れて居ないのにとても感情が…酷く乱される様な…」


その際やはり突端の爆発と比べる様に!…

だが様子が可笑しい事には変わらないらしく、エレアノラは具合が悪そうに!…

だが病気とかそう言ったモノではない様子で、

本人曰く何か感情が混乱している様な?と…

突然の事で自分でも一体何が如何なって居るのか?…

イマイチ把握出来ていない様子で戸惑い悩むと、

そんな曖昧な返事をするエレアノラに勿論周りは困惑!…

ポリンはえっ?と言った様子でエレアノラをジッと見詰める!…

この時やはり心配をする表情を浮かべて固まって居ると、

カチュアも同じくエレアノラの様子に心配をし始め!…


「じょ、女王様ぁ~!!……ッ…

お、お湯は!?…お湯はまだなのね!?…」


「ッ!!…そ、それは!……ッ…」


この時その不安のぶつけ先としてアムネスの方へと視線を向け!…

心配の声を漏らした後!…最初に頼んだお湯の件を口にすると、

とにかく急かすよう言葉を!…するとアムネスもそれを言われて途端に戸惑う!…

と、次にはそのお湯の件についても!…

今如何なっているのか?が当然分からない様子で慌てて見せると、

そのカチュアへの返事に困ってしまい!…

すると一方で話しは当事者?達の居る闘技エリアへ向けられ始め!…


「ッ~~~!!!…な、何なんだこれ!?…

…ッ…お、おいオリハ!!…リーナ!!…王様!!…

…ッ!!…三人共無事か!!!」


その突然の出来事にマサツグは勿論慌てると、

まずは辺りを見回し状況を確認しよう!と…

が、幾ら見渡した所で何も全く見えない状態!…

となるとこれには困ってしまう一方!…

不思議な事にその状況下で有りながら、息苦しい!と言った感覚を覚えず!…

因みにこのゲームにおいてちゃんとそう言った感覚も感じられる訳で!…

しかしそう言った感覚が無い事から、

ではこの煙は何なのか?と更に疑問を感じてしまい!…

だが勿論そんな事を考えている暇など当然無く!…

次にはピクッとオリハ達の事を気にし始め!…

無事を確かめる様にそれぞれ三人の事を呼んで行くと、その返事であろうか?…


__…グウウアアアアアアアアアアァァァァァァ!!!!…


「ッ!?…こ、この声は!!…オリハか!?…

…え?…な、何でそんな叫んで?…」


と言うのも何処からともなく雄叫びの様な声が聞こえ始め!…

となるとマサツグもその声にハッと驚き、

思わずその声の聞こえた方へ振り返るのだが!…

しかし振り返った所で見えるのは未だ黒い霧?が広がる光景ばかりで有り…

しかしその声の主がオリハのモノであると言う事を理解すると、

今度は何事!?とばかりに慌て始め!…

すると次にはそれに呼応するようリーナの声も聞こえ始め、

だがその声も聞いただけで何処か様子が可笑しく!…


「…ッ!!…あああぁぁぁ!!…ッ…な、何なのだこれは!?…

何故こんなにも腸が煮えくり返って!?…」


「ッ!!…こ、これは!!…リ、リーナ!…落ち着き…!!」


「ッ!!…五月蠅い!!!…私に指図するな!!!!…

…ッ!!!…何でこんな!!…こんなにイライラしなければいけないんだ!!!!」


それは何か激しく怒りを感じている様な?…

何ならその本人も今の自身の状態に違和感を感じているらしく、

戸惑う様にして言葉を漏らし!…

と、そんなリーナの様子にスティングが落ち着くよう声を掛け!…

だがリーナはそのスティングの注意に途端に反感、感情を突如爆発させ!…

宛らその様子は反抗期を迎えた娘の様で!…

同時に今にも逆上をしてスティングに斬り掛かりかねない!…

そんな危ない様子である事を感じさせるのだが、

さすがに幾ら何でもと言った所で!…

しかし依然としてイライラを募らせ続ける!…

となるとそんな様子が可笑しいオリハとリーナの声を聞いて、

マサツグは余計に戸惑う事に!…


「ッ!?…な、何!!…何だ、これ!?…」


「ッ~~~……マ、マサツグ君は無事みたい…だね…」


「ッ!…え?…あ、あぁ…は、はい…」


何故なら直前までそんな様子はなかったからで!…

本当に突然の様に感じらてしまい!…

一体何事!?とばかりに戸惑いの言葉を漏らしていると、

そのマサツグの声にスティングが反応!…

と言うのも無事である事を確認して行く!…

宛らそれはこの状況を知って居るかの様子で有り、

マサツグの声の感じから無事!と言い…

一方でスティングに声を掛けられた事でマサツグも返事!…

しかしやはり戸惑いは隠せない様子であり!…

思わず説明を求める様なそんな声色を口にすると、

スティングも分かって居る事を話し始め!…


「…一体何をされたのかは分からないが!…

間違い無く原因はバルデウス!…」


__……ッ…チラッ…ッ!……


その際スティングも全部分かって居ると言う訳ではない様子!…

いや当然と言えばそうであり、しかし戸惑いながらもこの原因について!…

バルデウスが関係している事を口に!…

何ならこれもバルデウスの能力?と言った具合に疑って居り!…

と、そんな話をしていると徐々に闇が晴れ始め!…

微かにだが互いの姿を認識出来る!…

この時マサツグとスティングは若干離れた位置に居り!…

何なら闇に覆われる前から位置が変わっていない事も確認すると、

そのスティングの近くに恐らくリーナが居るであろう!と…

更にオリハの位置についても目星を付ける!…


{…ここからあの位置に見えるって事は動いていない?…

まぁ確かにこんな状況になったら…動く方が危険って話だわな?…

…となると声の聞こえた感じで言えば…リーナも大体同じ位!…

だとするとオリハもバルデウスを挿んで向こう側?…

いやそれよりも気になるのは!…}


さて目途を付けたはいいがそれよりも気になる事が、

と言うのも先程聞こえたオリハの叫ぶ声で有り!…

その際感じ的には恐らく理性が飛んだ!…

或いは何かスキルが発動した様にも感じられると、否応なしに警戒をする事に!…

何故ならこの場合FFフレンドリーファイアが一番怖く!…

ただでさえ厄介なモノを相手にして居るにも関わらず!…

同士討ちで消耗をしたとなると、

その厄介なモノを倒せるかどうかすら勿論怪しくなる訳で!…

何なら異常状態でのFFフレンドリーファイアとなると補正が掛からず、

そのまま等倍でダメージを!…勿論そんな事になれば事故では済まない事になり!…

一番にオリハの警戒をするのだが!…


「ソウダ!…我ガ起コシタノダ!…」


「ッ!?…バルデ!!…ウ!…ス?…」


しかしそんなマサツグ達の事など御構い無し!…

次には突如バルデウスの声が聞こえ始め、

そしてこの状態を引き起こしたのは自分!と言い…

それはまるで自白をするようマサツグ達の話を聞いて居た様子で会話に介入!…

しかしだからと言って反省をしている!と言った様子はなく!…

何ならバルデウス自身も面倒な事になった!と言いたげなトーンで話しをすると、

この会話をしている間にも更に闇が晴れて行き!…

と、そんなバルデウスの声が聞こえた事でマサツグもハッと機敏に反応!…

慌てて振り向き身構え始め!…

いつ襲い掛かられても大丈夫な様子を見せるのだが、そこで変な光景を目に!…

これまた戸惑いを露わにする!…

何ならその反応する声にも戸惑いの色を見せてしまうと、

同じくその様子を目撃したのか?…スティングも慌てた様子で言葉を漏らし!…


「ッ!?…バ、馬鹿な!?…バ、バルデウスが!!…」


__バシュウウゥゥンン!!!……ッ…


それはとても信じられない様子で慌てて居り!…

そしてバルデウス自身に異変が起きている様な!…

とにかくジッと見詰めて唖然とする反応を露わにすると、更に闇が晴れて行き!…

遂にはその異変の正体?…いや、何が起きたのかが明らかになる!…

その際同じく固唾を飲んでその様子を見て居る者達もその光景を目にすると、

途端にギョッとした様子で驚き絶句!…

一方でバルデウスはこの時動かず牽制をする様な!…

では誰に牽制をして居るのかと言う話しなのだが、

その答えを漏らす様にマサツグが言葉を口に!…


「…ふ、?…」


「…フン!!…ヨリニモヨッテコンナ失態ヲ犯ストハ!!…

…我モマダマダ未熟ト言ウ事ナノカ……ッ…コノ様ナモノヲ目覚メサセルトハ!…」


「…え?…め、目ざ?……は?…」


この時その異変と言うのも!と言う事実であり、

何ならその容姿もそのままと言った所か!…

ただ色が反転してさも2Pカラーver.の様にも見えてしまうと、

そのもう一人のバルデウスは1Pカラーと睨み合い!…

それはまるでその存在を認めない様な!…

しかし一方で何か触発されて身が覚めた様な事を口にすると、

余計にマサツグ達は戸惑いを露わに!…仕舞には言葉にならない言葉を漏らす!…

そしてこれは何!?と言った具合に慌て続けてしまっていると、

スティングがとにかく冷静に今の状況を受け止め!…


「…クッ!!…バルデウスが二人!?…

これは厄介な事に!!……ッ!?…リ、リーナ!?…」


「ハアアアアアアアアァァァァァァァ!!!!」


敵が増えた事にも困惑するが、ただ慌てた所で何も進展はしない!と…

故にこの二人を如何やって倒すか?で悩もうとしていると、

次にの瞬間無策にも突っ込んで行く影が一つ!…

と言うのもその影とはリーナで有り!…その表情は憎悪に満ちて居り!…

今の目の前に居るバルデウスへその憎悪を向けて行くと、春風刀を振り被り!…

果敢?にもその2Pカラーver.に襲い掛かる!…それは勇ましくも声を上げると、

2Pカラーver.もピクッと反応しては真っ向から受け止め!…


__ッ!!…ギイイイィィィィンン!!!…ギギギギギギギ!!!…


「…ホウ?…」


2Pカラーver.が振り向くなりリーナは一気に刀を振り下ろし!…

と、そんなリーナに対して2Pカラーver.も機敏に反応!…

途端に腕をクロスさせ!…迫り来るリーナの攻撃をその両腕で受け止めると、

そのまま鍔迫り合いへと発展させ!…

辺りにやはり金属同士が擦れる様な音が響かせて行く!…

一方でそんなぶつかり始めた2Pカラーver.の様子に!…

1Pカラー?のバルデウスも思わず興味を持った様子で反応を露わにすると、

リーナは更に怒りを爆発させて吠えて行き!…


「貴様が居なければ!!!…貴様がいなければアアアアアァァァァァァ!!!!」


「ッ!?…い、怒りに支配!?……ッ!?…」


一体何の如何言った事で怒っているのか?は不明なのだが!…

とにかくバルデウスが居なければ!と…

怒気を強めて感情のままに、何ならその刀を振るう力も!…

それに比例してもはや乱暴なモノへと変わってしまうと、

マサツグの真似などそこにはなく!…ただ怒りに身を任せ剣を振るう!…

何なら狂人と変わらない危ない状態となって行くと、

そのリーナの荒れ様にスティングも止められない!とばかりに…

ただ慌て様を露わにする!…

そして一方でまたある者の動きがチラッと見られる事になると、

これまた戸惑う反応を見せ!…


「ウオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォ!!!!」


__ッ!!…ギイイイィィィィンン!!!…ギギギギギギギ!!!…


と、その正体と言うのはオリハで有り!…やはりリーナと同じく怒りを露わに!…

何なら[狂獣人化ウェアバーサーカー]まで発動しており、

もはや本物顔負けの勢いで狼人間と化し!…

その手に双剣を握ってこっちは1Pカラーの方へ襲い掛かると、

そこからはリーナの時と同様!…バルデウスが反応するなり防御を固める!…

そしてこっちでも辺りに金属同士が擦れる様な音が響かせて行くと、

オリハはごり押しでバルデウスを圧倒しよう!と…


「グウウウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」


「ッ…フフフ!!……。」


だがそれで敵う程楽な相手では当然無く!…何なら分身したからと言って!…

その力も二等分された様な感じは全く見られないでいると、

オリハは歯を食い縛り唸り続け!…

一方でバルデウスは向かって来るオリハに笑みを浮かべて嬉々とする!…

それはやはりこの戦いを楽しむそんな様にも見えるのだが、

これまた一方で自身の分身?を気にして居り!…

それは心配をするとった様子ではなく!…余計な事をするな!と言いたげに睨み!…

だがそんな事など御構い無し!…2Pカラーは依然としてリーナとぶつかり続け!…

さてそうして双方で感情のままにぶつかって行く二人を目に!…

となるとマサツグとスティングも慌て出すと、

次には勿論ジッとしている場合ではない!とばかりに動きを!…


「……ッ!?…って、ぼぉっとしてる場合じゃねぇ!!!…

…ッ…[鑑定アプレェィザァル]!!」


__ピピピ!…ヴウン!…」


 -----------------------------------------------------------------------

 「暴風の大魔王 バルデウス・バビロニウス・パズス」  

 Lv.85          魔王BOSS 二つ名「狂乱」

   HP 789000 ATK 840   DEF 850

          MATK 830  MDEF 500


 SKILL

 風魔法  Lv.MAX 炎魔法 Lv.17  拳闘術 Lv.19 強化外殻 Lv.16 

 暴走詠唱 Lv.16  毒攻撃 Lv.15  見切り Lv.17 本能優先

 感情暴走(分身)  感情暴走(状態異常散布) 
 -----------------------------------------------------------------------

 -----------------------------------------------------------------------

 「バルデウスアバター(怒り)」  

 Lv.80          魔王BOSS 

   HP 569000 ATK 840   DEF 850

          MATK 830  MDEF 500


 SKILL

 風魔法  Lv.MAX 炎魔法 Lv.15 拳闘術 Lv.19 強化外殻 Lv.16 

 暴走詠唱 Lv.13  毒攻撃 Lv.13 見切り Lv.10 
 -----------------------------------------------------------------------


{っ!?…うわああぁぁぁ……見たくない画面が二つも!…

…ん?…二つ?…ってかこの[アバター]ってのは?…}


それこそまるでハッと我に返る様に!…慌てて動き出すと今更ながら、

目の前の1Pカラーと2Pカラーに[鑑定アプレェィザァル]!…

その際別にまとめて[鑑定アプレェィザァル]をするつもりは無かったのだが、

マサツグの目の前にその二体分のステータス画面が表示され!…

と、そこにはまるでエンドコンテンツの様なステータスが表示されると、

マサツグは思わずそれから目を背けてしまい!…

が、次にはハッとした様子で疑問を感じ!…と言うのも?と…

まるでこの二体を倒さねば戦闘が終わらない様に思えてしまうと、

これまた改めて2Pカラーアバターの方にも注目!…

が、そんな時間も無い様子でスティングが言葉を!…


「マサツグ君、君は本体を!!…私はリーナの方を!!…」


「ッ!?…うぇえぇ!?…あぁ!!…ち、ちょっとぉ!?……ッ!?…」


と言うのもスティングはリーナの心配!…まるで見て居られない!とばかりに…

マサツグにもう片方を任せるよう言葉を口にすると、

返事を聞く事無く2Pカラーアバターの方へ向かい始め!…

となるとそんなスティングの言葉にマサツグも慌て!…

が、勿論反論をしている場合では全然無く!…

1Pカラーバルデウス側の方では依然としてオリハが唸っており!…

バルデウスも嬉々としてオリハの相手をしていると、

この時反撃を繰り出そうと言った挙動を!…

するとマサツグもそれに気が付いた様子で更に動き!…


__…スゥ…ッ!!…ババッ!!…


「させるかあああぁぁぁぁぁ!!!!」


__ッ!!…ギイイイィィンン!!!…ッ…ザザアアァァ!!!……ッ…


当然オリハを助ける様に!…

横から不意を打つよう果敢に飛び掛かって重い一撃を放って行くと、

そんなマサツグの様子にバルデウスもまた機敏に反応!…

その際バッと片手を向ける!…

しかし先程痛感した通り、マサツグの攻撃を片手で止める事は出来ず!…

故にその攻撃を片手で受けるとバルデウスの腕は弾き飛ばされ!…

何ならそれは腕だけでなく体ごと!…と、そんな一撃に驚きつつ!…

何とか着地をして地面を滑る様に耐えて行くと、

次にはまた暴走するオリハに襲われる!…

バルデウス的にはとても面倒臭い状況となるのであった!…

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〔小説家になろうローファンタジーランキング日間ベストテン入り作品〕 タイトルを変更しました。旧タイトル【異世界から帰ったらなぜか魔法学院に入学。この際遠慮なく能力を発揮したろ】 3年間の異世界生活を経て日本に戻ってきた楢崎聡史と桜の兄妹。二人は生活の一部分に組み込まれてしまった冒険が忘れられなくてここ数年日本にも発生したダンジョンアタックを目論むが、年齢制限に壁に撥ね返されて入場を断られてしまう。ガックリと項垂れる二人に救いの手を差し伸べたのは魔法学院の学院長と名乗る人物。喜び勇んで入学したはいいものの、この学院長はとにかく無茶振りが過ぎる。異世界でも経験したことがないとんでもないミッションに次々と駆り出される兄妹。さらに二人を取り巻く周囲にも奇妙な縁で繋がった生徒がどんどん現れては学院での日常と冒険という非日常が繰り返されていく。大勢の学院生との交流の中ではぐくまれていく人間模様とバトルアクションをどうぞお楽しみください!

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
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ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

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高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

自力で帰還した錬金術師の爛れた日常

ちょす氏
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「この先は分からないな」 帰れると言っても、時間まで同じかどうかわからない。 さて。 「とりあえず──妹と家族は救わないと」 あと金持ちになって、ニート三昧だな。 こっちは地球と環境が違いすぎるし。 やりたい事が多いな。 「さ、お別れの時間だ」 これは、異世界で全てを手に入れた男の爛れた日常の物語である。 ※物語に出てくる組織、人物など全てフィクションです。 ※主人公の癖が若干終わっているのは師匠のせいです。 ゆっくり投稿です。

なんとなく歩いてたらダンジョンらしき場所に居た俺の話

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岩崎理(いわさきおさむ)40歳バツ2派遣社員。とっても巻き込まれ体質な主人公のチーレムストーリーです。

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