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-第九章-スプリングフィールド王国・再び編-
-第九章六十九節 リーナ達の裏と化け物×3と新たな目覚め!…-
しおりを挟むさてここで少しだけ時間を遡る事に!…と言っても二手に分けられた辺りで有り、
言わばマサツグとオリハ編によるバルデウスとの戦闘シーンとなって行く!…
その際オリハも[狂獣人化]を発動して抑えが利かず、完全に暴走しており!…
まんま言うなればバーサーカー状態!…我が身を顧みず果敢に特攻!…
そんなオリハに対してマサツグも珍しく頭を使いながら戦い出すと、
それはもうてんてこ舞いに!…と言うのも!…
「グワアアアアアアアァァァァァァァ!!!!」
「ッ!…ホウ!…真ッ向カラ向カッテ来ルトハ面白イ!!!…
ダガソノ様ナ何モ考エヌ攻撃ナド!!…」
オリハは本能の赴くままにバルデウスへ攻撃!…
勿論その様子からは知性は感じられず、
まるで本物の獣と化したよう真正面から突貫!…
となるとそんなオリハの様子にバルデウスも嬉々とした様子で居潔い!と…
だがそれが通じるかどうかは全くの別で!…
向かって来るオリハに対してバルデウスも当然構えて見せると、
オリハに対してカウンターを!…
しかしそれを良しとしないマサツグもこれまた動く!…
「ッ!!…させるかよ!!!」
__ッ!!…ギイイイィィィンン!!!…ッ!!…ギイイイィィィンン!!!…
それこそバルデウスの死角からオリハより素早い動きで攻撃を仕掛けて行くが、
バルデウスも敏感にその攻撃の気配を察知すると、
すかさず振り返ってまた片腕で攻撃を受け止め!…
その際また金属同士がぶつかる様な音を響かせ!…
マサツグとの鍔迫り合いを始めて行き!…
遅れてオリハもバルデウスに剣を振り上げ斬りかかると、
そのオリハの攻撃に対してもバルデウスはちゃんと反応!…
マサツグと同じく片腕で攻撃を受け止めて行く!…
そして双方から攻撃を受ける事で、バルデウスも動き難い状態となるのだが!…
しかしバルデウスは楽しい!とばかりにやはり笑い!…
「ヌッ!!…クッ!!…
…ッ…クハハハ!!!…考エタト言ウベキカ!!…」
{…チッ!!…一応不意を突いたつもりなんだが!!…
こうもあっさりガードされる!!…あの馬鹿とも連携を取れたらいいんだが!!…
あの調子じゃ恐らく無理だ!!…
となると俺が無理やりにでも合わせて動くしか!!…}
一応苦戦はしている様子で言葉を零すが、それでもまだまだと言った所!…
何ならマサツグの不意打ちを褒め出す始末で有り!…
その様子を見てマサツグもカチン!と来た表情を露わにすると、
心の中で文句を口に!…そして苦戦を強いられてしまう!…
その際考えるは勿論オリハとの連携等と言ったところでは有るのだが、
見て分かる通り真面に会話が出来る状態でなくなっており!…
となると自分からアドリブ?を利かせて動くしかなく!…
と、そんな事を考えている一方で!…
オリハはまた暴走するようトコトン脳筋に打って出始め!…
「ッ~~~!!!…グウウゥワアアアアアアァァァァァァァ!!!!」
「ッ!!……ッ…サスガハ半分獣ト言ッタ所カ!!…
…久シブリニ半人ト戦ウノモ悪クハナイ!!!…」
因みにそのオリハのパワーと言うのは、
バルデウスでも馬鹿に出来ないレベルで有り!…
と言うのもオリハが押せば押す程に、バルデウスは歯を食い縛って見せ!…
それはさもオリハの事を認める様に!…
獣人族の力も侮れない!と言った事を口にすると、
更にその受け止めている腕に力を!…何なら武装する様にオーラを纏う!…
そしてバルデウスがオリハの方にずっと注目をしていると、
マサツグがその注意を逸らす様に言葉を続け!…
「…ッ…こっちにもテメェの言う!!…
好敵手って言うのが居る事を忘れてんじゃねぇ!!!」
「ッ!!……ホホゥ?…我ニヤキモチヲ焼イテイルノカ?…
意外ニモ嫉妬深イ!…」
と言うのもオリハばかりに注意を向けさせるのは危険であり!…
何故なら今のオリハは防御を知らない!と言っても過言ではない、
故に攻撃を喰らえば大ダメージは必至で有り!…
となるとそんなオリハを庇う為にも!…
マサツグがバルデウスにアピールをするよう挑発をすると、
案の定バルデウスがマサツグの言葉に反応!…
しかし思ったモノと違う形で受け取って行く!…尚その受け取り方と言うのも!…
マサツグがバルデウスにヤキモチを焼いていると言うモノで!…
「ッ!!…じゃかあしいわい!!!」
__ガギギギギギイイィィィィンン!!!!…ッ!?……スットット……
案の定その言葉を口にした瞬間マサツグは機敏に反応!…
それこそあり得ない!とばかりに文句を口に!…
何なら気色が悪い!と表情に出して思いっきり拒否反応も露わにすると、
バルデウスに力押しで競り勝つ!…仕舞にはその体を押し飛ばしもして見せる!…
となるとそんな様子を目にしてシロ達もギョッ!と驚く反応を露わにすると、
一方で押し飛ばされたバルデウスは戸惑い!…
が、次には慌てず騒がずしっかり着地!…
その際押し飛ばして生きたマサツグの方に視線を向け!…
やはりやる!とばかりにニヤッと不敵に笑みを浮かべて見せると、
マサツグは更に言葉を!…バルデウスに文句を口にする!…
「だぁれがテメェなんぞにヤキモチを焼くかぁ!!…
自惚れも大概にしやがれ!!!…ッ…ただ考えてるのは!!!…
テメェをぶっ飛ばす事だけだ!!!」
それは真っ向から否定をするよう捲し立てると、
バルデウスに対して刀を構え直し!…
と、何ならまた気色が悪い!とばかりに拒否反応!…
それこそ先程の言葉に対して耐性が無かった!と言わんばかりに…
鳥肌を立てて身震いもハッキリして行くと、
ただ考えているのはテメェを倒す事だけ!と…
バルデウスを睨んで堂々と敵意を露わにする!…
するとその言葉を聞いてバルデウスも静かに微笑みを浮かべると、
宛らそれでこそ!と逆に褒める様なそんな態度?を見せ…
が、一方で獣のオリハは当然そんな言い合いなど気にする様子など全くなく!…
「グウウゥワアアアアアアァァァァァァァ!!!!」
__ッ!!…ギイイイィィィンン!!!…
次には感情の赴くままにまたもや突貫!…もはや発狂している様な!…
とにかく声を挙げて果敢?に…いや無謀にも真正面からぶつかって行くと、
またオリハが向かって来た事でバルデウスも難無くまた受け止め!…
これまたピンチ?を迎える事になる!…その際もう何度目となるか分からない!…
金属同士がぶつかる音がそれを知らせる様に響き渡ると、
マサツグもまたか!?とばかりにオリハを見て慌て始め!…
「ッ!?…本当に落ちつきねぇなあの馬鹿!!!…
動いてるこっちに身にもなれっての!!!」
「ッ~~~!!!…ソレニシテモ!…ヤラレッパナシト言ウノハ性ニハ合ワン!!…
コノ辺リデ!!…少々我モ本腰ヲ入レテイコウカ!!!…ッ…フンッ!!!…」
勿論オリハが動けば自分も動かねば危ない訳で!…
その際今度はオリハに対して文句を口に!…
全然落ち着けない事を漏らして行くと、一方で案の定バルデウスは不穏な動きを!…
当然オリハに対して仕掛け始める!…それはそろそろ反撃に出る様な口にすると、
次にはオリハとの鍔迫り合いを競り勝ち!…
いや正確にはオリハの双剣を弾き飛ばし!…
しかしパリィとは異なる何か変わった弾き様で!…
が、気にすべきはそこではなく!…
__ギイイイィィィンン!!!…ッ!?…
「マズハ一撃…!!!」
双剣を弾かれた事でオリハもまるでパリィを決められた様に!…
グラッと怯み様を露わにすると、
すかさずそんなオリハに対してバルデウスは追撃を放つ構え!…
容赦のない一撃を見舞おうとする!…宛らそれは正拳突きを放つが如く!…
オリハを弾いた流れでグッと腰を落として行くと、
腕を折り畳みその拳にオーラを纏わせ!…
が、勿論そんな様子を目にしてマサツグも黙っている訳には行かず!…
すかさずオリハの援護に!…
さも縮地をするようバルデウスへ一気に肉薄すると、させない!と言葉を口に!…
「だからさせる…!!!」
「ッ!!…甘イ!!!」
一気に間合いを詰めた所でバルデウスに攻撃!…それは相手の死角から懐へ潜り!…
怯ませるつもりでそのガラ空きの脇腹に狙いを定めると、
刀を滑り込ませる様にして一撃見舞おう!と…宛ら辻斬りと化して行く!…
しかしバルデウスの本当の狙いはマサツグであり!…
丁度突っ込んで来た所でグルッと腰を捻って振り向くと、
その勢いを乗せて握った拳を叩き込もう!と…
それこそ拳骨を喰らわせる様に振り下ろす!…
何なら甘い!とまで言ってさもマサツグの事を叱咤する様!…
一方でマサツグは慌てて見せ!…しかし!…
__グオンッ!!…ッ!?…ッ…ギイイイィィィンン!!!…ッ!?!?…
マサツグもマサツグで喰らうか!とばかりに意地を見せる様に!…
寸での所で刀の軌道を変えて行き、
その振り下ろされるバルデウスの拳の軌道を刀で!…さも払い除けるが如く!…
この時刀と拳が激しくぶつかり合う音がこれまた響き!…
一方でマサツグは難を逃れる事に成功!…
となると急ぎバルデウスから距離を取る動きを露わにすると、
その動きはまるでパニックを起こした猫の様!…とても機敏にジグザグ動く!…
__シュバババッ!!!…シュバッ!!!…ザザアアアァァ!!……チャキッ!!…
「ッ~~~!!!…ダハァ!!!……っぶねぇ!!!」
「ッ!?…ヨモヤアノ状況下デモ!?…
…ッ…面白イ!!…ヤハリ実ニ面白イゾ!!!……ッ…」
そして十分に距離を離せたところで安堵の息を!…
何なら危なかった!とも漏らして行き、自分でも奇跡と思えたらしく!…
と、これまた一方でバルデウスもよもや避けられるとは思っても居らず!…
驚き固まってしまう程に、だがこの時ジッと視線をマサツグに!…
それはやはり興味深い!…
或いはこれだから戦いは止められない!と言った嬉々とするモノを露わにすると、
ゆっくり態勢を立て直し!…マサツグが構えるのを待って見せる!…
するとマサツグもゆっくりバルデウスに刀を構え直そうとするのだが、
内心まだ落ち着いては居らず!…
{ギ、ギリギリ攻撃を逸らす事に成功!!…てかあんな事までして来るのかよ!!…
…まぁ元が元だけにして来ても確かに可笑しくは無いんだが!!…}
本音はもう少し休憩をしたいところでは有るのだが、
バルデウスの様子から待って貰えそうにはこの時見えず!…
と言うのもマサツグから見てであり!…
ゆっくり構え直す一方で生きた心地がしなかった!と…
更にはバルデウスの不意打ちにも勿論驚いた事を心の中で吐露して行くと、
スッとマサツグが刀を構え青した様に見えるのだが!…
それよりも先にオリハが怯みから復帰する!…
となるとその後の展開と言うのは勿論の事、
猪の如くバルデウスへ突貫して行く様子で有り!…
「ッ~~~!!!…グウウゥワアアアアアアァァァァァァァ!!!!」
「ッ!?…またあの馬鹿は突っ込んで!?…ッ…ッ~~~~あぁ~もう!!!…」
この時オリハは酷くご立腹の様子で咆哮を挙げ!…
宛ら某・一狩り行こうぜのゲームに出てくる!…
轟竜を思わせる位の怒り様を露わにすると、
そのままダバダバ走りとは行かないが!…
それでもバルデウスに突っ込んで行く様子をマサツグに見せる!…
となるとその様子を見てマサツグもまたあっ!と言葉を零して行くと、
また文句を零しながら慌てて追い駆ける羽目になり!…
が、幾ら零した所でオリハは止まらず!…だが少しは頭を使う様にはなったのか?…
ただ斬りかかるだけではなく!…
動きに緩急をつけて技を叩き込むスタイルに変わると、
バルデウスも思わず面食らった様子で!…
__ッ…クンッ!!…ババシュンッ!!!…
「ッ!?…動キガ!?……ナルホド?…」
「ッ!?…今のは!?…いや、もしかすると!!…」
そのまま突っ込んで来ると思った矢先、目の前で一呼吸を挿む様に急ブレーキ!…
と、言っている事とすればただこれだけの動きなのだが!…
先程までのオリハの動きを知って居る者からすれば、
思わず戸惑ってしまう動きで有り!…
そしてそれはバルデウスも例外ではなかったらしく!…
被弾とまでは行かないのだが!…
それでも反射的にバックステップを取ってしまうと、オリハの動きを学習!…
やはり面白い!と笑い始める!…
そしてマサツグもその様子を見て少しは正気に戻ったのか?と感じて行くと、
次には少し希望を持ち!…と言うのも意思疎通が出来るだけで全然違う!と…
その際オリハを追い駆け続け、一旦待て!と声を掛けようとするのだが!…
「おいオリハ!!…一旦!!!…」
「ッ!!…シャアアアアアアアァァァァァァァ!!!!」
そして間違いなく声が聞こえるであろう距離まで近付き!…
この時自分に襲い掛かって来ない様一応警戒!…
その上でオリハに慌てて待った!の言葉を掛けて行くと、
オリハはピクッと反応するなりマサツグの方へ振り向き!…
そして狼の癖に猫の様な威嚇をして見せ!…
となるとマサツグもそのオリハの威嚇にすかさずツッコミ!…
それはもうなんでやねん!ととにかく言いたげ!…
だがそんな事を気にしている場合では当然無く!…
次には正気に戻るよう声を掛けると、いい加減目を覚ませ!と文句を続け!…
「ッ!?…お前は猫か!!!…
んでもってよく思い出せ!!…お前は狼!!!…
じゃなくて!!!…人間様だろうが!!!!…
てかいつまで暴走してんだ!!!!」
「サァ!!…面白クナッテ来タゾ!!!…
我ヲ楽シマセヨ!!!…我ヲ昂ラセヨ!!!…
コレデコソ闘争!!!…コレデコソ死合イイィ!!!!」
一方である意味マイペースと言った所か!…
楽しくなって来た!と言っては笑い、我が身の事など全く厭わず!…
ただ自身の欲望に忠実となり!…マサツグ達に向かってカマイタチや体術!…
とにかくやりたい放題の様子を露わにすると、
以降はリーナ達の方で分身体を倒すまで!…
宛ら漫画の様な戦闘を繰り広げ続ける!…
片や魔王は某・竜玉集めの漫画に出てくる主人公宛ら、
仕舞にはか○は○波の様なモノまでぶっ放し始め!…
と、もう片方ではそう言った攻撃を掻い潜り!…
こっちはこっちでまるで某・忍者漫画宛ら!…
この時バルデウスを師匠か先生に見立てれば、
マサツグとオリハは言わば弟子である様に見えるモノで!…
協力して向かって行くが有効打は中々与える事が出来ず!…
そして話はマサツグが幻聴を聞いた所に!…
何か声が聞こえた様な気がしてその方パッと振り向くと、
そこには深々と闘技場の壁にマサツグの大剣が刺さっているのを目撃して行き!…
__闘技場・闘技エリア壇上にて、数時間後…
〈……ッ…〉
「ッ!…え!?…って…ッ!…」
この時その光景を目にして勿論困惑!…
そこに有るのは大剣だけで、他に目に付く物も全く無く!…
何なら当然の事ながら人など影も形も無い訳で!…しかし何かが呼ぶ声が!…
恐らく自分に対して必死に!…何かを伝えようとしている事だけが感じられると、
一方でバルデウスはテンションMAXとばかりにその体にオーラを!…
今にも爆発させん勢いで纏い続ける!…
宛らそれはもう一段階パワーアップしそうな様子にも見えると、
周りの者達を否応なしに警戒させ!…
が、そんな事など露にも知らない様子で有り!…
マサツグはジッとその壁に刺さっている大剣に目を!…
それ所では無いのは分かって居るが、それでも非常に気になってしまい!…
と、その肝心の大剣もずっとマサツグの事を呼んでいるかのようであり!…
〈…よべ……よべ……〉
「よ、呼べ?…呼べって…何を?…」
〈…おれをよべ……じかんがない…
…その化け物を…お前だけ!…〉
それはまるで自身の事を呼べ!とばかりに…
この時その声と言うのは木霊するよう耳に響き、
マサツグも漸く聞き取れた様子でその声に返事をして見せ!…
その際やはり戸惑いを隠せない様子で勿論疑問をポロリ!と零し…
すると一方でその声は更にマサツグを急かすよう言葉を続け、
自分の事を呼べ!と一点張り…
とにかく時間が無い事を想起させると、
マサツグもマサツグで更にその声を聞いて困惑する事に!…
だが何故か疑うと言った事を全くしない!…と言うのも!…
「……ッ?…と、とにかく呼べばいいのかぁ?……えぇ~っと…
…俺あんま無機物に名前を付けるなんて事しないからなぁ?…
…名前…ッ…名前……」
〈早く呼べ!!…時間がないって言ってんだろうが!!…
その化け物を倒せるのはお前だけ!!…〉
何故かその声は聞き覚えがあると言うか、
とても信用が出来る様に聞こえるモノで!…
となると素直に受け入れてシンキングタイムに入り!…
その際ライモンドの声とはまた違うらしく、全くの別物として考え!…
更にマサツグとしても物に名前を付けると言った事はしない様で!…
その結果名前で悩み出す事に!…
何とも場違いな様子を見せる羽目になってしまう!…
すると剣も更に急かすようそんな時間が無い事を!…
マサツグの耳に響かせると、途端に口調を悪くして行き!…
と、そんな感じで煽られた?マサツグは勿論ムカッ!と…
まるで騒音の様に聞こえてくる声に堪らず!…
遂にはその口の悪さから元の持ち主の名前を付ける事に!…
「ッ~~!!!…あぁ~もう、うっせぇなぁ!!…
わぁ~ったよ!!…そんなに口が悪けりゃテメェは[ライモンド]だ!!…
それでいいだろ!!!」
__ッ…パアアアアァァァァ!!!…ッ!?…グッ!…ズズズッ!!…
それこそ文句交じりに言葉を返しつつ、今更ながらその大剣に[ライモンド]!と…
宛ら因果がある様子でそう名前を決めて行くと、
次にはその壁に刺さっている大剣が独りでに光り始め!…
となるとそんな大剣の反応にマサツグもビクッ!と…
これまた戸惑いを隠せない様子でジッと見詰め!…
一体何事!?と落ち着きを見せられない様な!…
ただ慌てる様子を露わにすると、一方でその大剣は不可思議な事に!…
何やら動きまでをも見せ始める!…と言うのも刺さって居る筈なのだが、
自力で壁から抜け出そうとしている様に見えるモノで!…
「ッ!?…うぇ!?…」
「ッ!?……コノ気配ハ?…」
となるとそんな動きを見せる自身の大剣に当然驚愕!…
小刻みに震え徐々に徐々にと抜け出す様子に、もはやホラーの様な恐怖を覚え!…
が、一方でそんなマサツグの様子など御構い無し!…呼ばれたから反応するよう…
やはりジリジリと自力で壁から抜け出す様子を見せていると、
これまた一方でバルデウスもそんな大剣の気配に気が付いたのか!…
徐にピクッと反応を示す!…
何ならその気配は前にも感じた事があるのか、
特段奇妙!と言った具合に不思議がる様子はなく!…
と、そんな興味をバルデウスが見せて居る所で!…
オリハも突如不意を突くよう攻撃を仕掛け始め!…
「ッ!!!…千裂牙狼剣!!!!」
__ッ!?…ドガガガガガガガガガガガ!!!!…
「ッ!!…ッ…コ奴メ!!!…」
この時その手に握る双剣に闘気を纏わせ!…宛らその闘気も狼のよう!…
一撃一撃が口を開いて襲い掛かり!…
バルデウスの至る箇所を噛み砕かん勢いで鋭く牙を剥いて行くと、
バルデウスも機敏に反応するなり冷静にガード!…
真っ向からオリハの攻撃を受け止めて見せる!…
その際腕をクロスさせて前傾姿勢になって見せると、
そのオリハの激しい攻撃にやはり笑みを!…
それは更にパワーを挙げて来た事をヒシヒシ感じている様子で!…
小憎らしい!とばかりに言葉を!…
マサツグの事は気にせずスッとオリハに集中すると、一方で遂にと言った所か!…
__ズズズッ!!…ズズズズズッ!!!…ガコンッ!!!…ヒュンッ!!…
「ッ!?…ちょ!?…どわああぁあぁあぁああぁぁぁ!!!!」
__グオンッ!!…ガッシッ!!…ヴオンッ!!!…ゴウッ!!!…
と言うのも本当に壁から這い出して来てマサツグに向かい飛んで行く!…
それはまさに呼ばれたから!と言わんばかりで…
マサツグも勢い良く自身の大剣が独りでに飛んで来た事でギョッとすると、
思わず逃げ腰!…何なら情けなく慌てる声を挙げてしまう!…
となるとそんなマサツグの様子に観客達もえっ?とばかりに戸惑って見せると、
ジッと何も言葉にする事無く見詰め続け!…
一方でマサツグは情けない声を挙げながらも何とか大剣をキャッチ!…
それは幾ら慌てていても!…
慣れていると言わんばかりにそのままの勢いを乗せて!…
大剣を一振りして行くと、次には左腕に炎の様なモノが宿り!…
そして今度は聞き覚えのある声が聞こえて来て!…
〔ッ~~~!!!…テメェ!!!…
なぁに人の名前を剣の名前にしてくれてんだ!!!…
ややこしくなっちまうだろうが!!!〕
「ッ!?…ちょ!?…はぁ!?…
テメェが付けろっているから付けた!!…って、え?…」
その声の主と言うのもライモンドであって、やはり大剣に憑いている様子を!…
そして開口一番マサツグに大剣の名前について文句を漏らすと、
ややこしくなる!と言い…
となるとそんな事を突如言われたマサツグも途端に反論をして見せ!…
しかし次にはハッと疑問を!…
と言うのもあの声の主がライモンドでなかった事に戸惑い出し、
では誰なのか?と思わず悩み…
因みにマサツグとしてはライモンドと声が違って聞こえたのは、
ただ勘違いと言った風に考えて居り!…
と、とにかくライモンドにそんな事を言われたモノだからずっと悩み!…
一方でライモンドはそんなマサツグなど御構い無し!…さも呆れる様に言葉を!…
〔…あぁ~もう!!…如何なっても知んねぇぞ?…
これで完全にこの剣はオメェのになっちまったんだからな?〕
「…ッ?…待て待て!…話が全く見えな…」
それはさも面倒な事になったよう言葉を漏らすと、
更に意味深な事まで言って見せ!…
と言うのもまるで今までそうでは無かったかの様に!…
だが今となっては完全にマサツグの物になった!と…
今更何を?と言いたい位にライモンドが変な事を口にすると、
マサツグはその話を聞いて余計に困惑!…
話について行けない事を正直に漏らす!…
何故なら今までずっと自分が手にして来た変わらない大剣であるからで、
いきなりそんなトン地名た事を言われても全く理解が出来ない訳で!…
と、次にはその疑問をライモンドに口にしようとするのだが!…
そんなマサツグの言葉を遮る様に!…
突如パッとマサツグの目の前にあるアイコンが表示され!…
__ピピピッヴゥン!!…ッ!…
[レジェンダリーウェポンのオーナー登録完了]
「…は?…レ、レジェンダリーウェポン?…てかこのタイミングで?…」
そのアイコンと言うのも急な通知!…しかも全く身に覚えが無いモノで!…
マサツグもこれを目にした途端これは何!?と、もう一つ上の戸惑い様を露わに!…
何ならこれは新手のバグか!?と言った具合に不安を覚える始末で有り!…
しかしそこには簡潔にレジェンダリーウェポン!と…
まるで今手にした様な事が書かれて有ると、
更に注意分の様なモノがこれまたマサツグの目の前に続けて表示され出し!…
[以降、レジェンダリーウェポン・〈ソウル・オブ・ライモンド〉は
登録者本人による破棄手続き、及び許可がない限り、及び特定条件等でない限り、
その売却・破棄・第三者の干渉が出来ない様ロックされます。]
「ッ!?!?…な、ななななナニコレ!?…」
その際そこに書かれて有るのは簡単に手放せないと言うモノで、
言わばプレイヤー間の盗難防止機能の説明についてで!…
と、同時にその文面からそれ程までに重要なモノである事がまた伺え!…
更にこんな通知が出て来た事で!…マサツグが更に戸惑い様を露わにすると、
一体何を取得したのか?が表示され!…
と言うのも先程回収した自身の大剣がそうであるとそこには先程つけた名前か?…
いやそれともその剣に憑いている名前のモノか!…
----------------------------------------------------------------------
【ソウル・オブ・ライモンド】
【レア度 Legendary】
ATK+850 DEF+150 MDEF+130
[あの日の誓い]
エイブレント卿の白銀剣の装備者が居る場合、
「阿吽の構え」が発動出来る。
[反撃の匠・極]
反撃時の確定クリティカル発生。
及びダメージ率が大幅にUPする。
[剛堅な守り・極]
ガード状態時防御力が+70され、更に防御硬直・反動が軽減される。
[反撃の神業]
一部を除き如何なる攻撃も反撃可能になる。
更に通常防御が1/2の確率でパリィ判定に変わる。
尚、自発的にパリィを成功させた場合、
稀にスタン・よろけを強制的に追加で与える。
[守護霊の加護(ライモンド)]
[化神覚醒]発動時、全ステータスの能力値を大幅に増加。
更に常時防御力が+70され、仰け反りが無効になる。
[型破りな戦闘才覚]
この武器を指定の利き手に持った場合、
一部の条件を覗いて全武器種の二刀流が可能。
尚、攻撃力低下と言ったデバフ等も無効になる。
但し敵から受けたデバフ等は対象外。
[最終決戦]
連戦もしくは勝ち抜き戦時・戦闘時に全ステータスを
大幅に増加、更に一定時間TPの消費を完全無効化。
[漢の覚悟]
HPが危険域に達した場合、この間は仰け反り・吹き飛び等が完全無効。
更に攻撃力と防御力も大幅に増加、並びにTPリジェネ効果も付与される。
開放条件:ライモンド卿の残傷の大剣を愛用、
並びに[化神覚醒]習得、
並びに守護霊[ライモンド]の信用を得る。
----------------------------------------------------------------------
__キイイイィィィィィィンンン!!!…ドゴォウウゥ!!!…ッ!?!?…
「な、何これ何これ!?…な、何か急にシャ○マンキングみたいに!?…」
とにかくその現れた大剣の説明?に一通り目を通して行くと、
次にはその手に握る大剣の刀身が光り輝き始め!…
と、同時にマサツグの背後ではライモンドも顕現して行き!…
何ならパワーアップしたであろう姿が!…
ちゃんと鎧を身に纏い、だがどことなくやはり傭兵チックの様にも見え!…
とにかく騎士とは思えない風貌で額の鉢巻きをたなびかせ!…
そしてマサツグの左腕にも炎の様なモノが!…
それはまるで逆巻く様にして纏わり付き、
某・霊媒師漫画で言うオーバーソ○ルをした様な!…
そんな変化がマサツグの目にしっかり映ると、
マサツグもマサツグでモロその例えを口に!…と言った具合にひたすらに戸惑い!…
しかし一方でオリハが戦っている様子を目にすると、すかさず参戦!…
バルデウスに引導を渡そうとするのであった!…
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~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
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ゆっくり投稿です。
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