どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

文字の大きさ
857 / 940
-第九章-スプリングフィールド王国・再び編-

-第九章七十ニ節 苛烈の一途!と認める言葉とバルデウスの最終奥義-

しおりを挟む



さて無事オリハとフィロを回収出来たところで辺りを警戒!…

まぁ警戒と言っても一方向だけ!…それでもその余波と言うのは凄まじく!…

それを相手にしているマサツグが何故立って居られるのかに疑問を感じていると、

この時シロはオリハの顔に張り付き!…ハクもフィロにガバッ!と抱き付く!…

と言うのも二人が言うにはこれが一番効率がいいらしく、

フィロは鬱陶しそうにしながらもハクを受け入れ!…

が、これまた一方でオリハは如何にも様子が怪しく!…

何故ならシロがしがみ付いているのはオリハの顔で、

これがマサツグならともかく!…呼吸の確保の仕方をまだ知らないオリハで有り!…


__…ッ…ピクッ…ピクピクッ……チィ~~ン!……


「…ッ!?…こりゃシロ!!…

オリハが息をしとらん様に見えるのじゃが!?…」


「ッ!?…え!?…あぁ!!…」


案の定オリハは戦闘不能!…

と言ってもHPが無くなったモノではこの時なく、TP切れによる気絶状態で!…

と、その様子に気が付いたのは他でもないフィロで有り!…

フィロも何の気なしにと言った具合で振り向き、そこでピクリともしない!…

いや寧ろ何か精気が感じられないそんな気配を察知してシロに注意をすると、

シロもハッとした様子で一旦離れる!…

そこで顔を蒼くするオリハの表情を見つけて行く!…

尚そのオリハの表情と言うのは!…顔色はそれこそ真っ青なのだが、

わが生涯に一片の悔いなし!と言った様子で…

以降こんな事が遭ってからシロはオリハの胸元へと移動!…

そして再度ギュッと掴まり治療!…オリハも呼吸を確保出来る様になったお陰か!…

徐々に元の顔を色を取り戻すと、そのまま死んだ様に眠ってしまう!…

が、その一方では地獄の様な乱打戦を繰り広げていた!…


__ズガガガガガガガガガガガガガ!!!!!…


「ッ~~~!!!!…チィ!!!…本っ当にしつけぇな!?…

どんだけ元気が有り余ってんだか!!!」


それは未だ何方も退く気配を見せない意地の張り合いを見せていると、

マサツグがしつこい!とばかりに言葉を漏らし!…

その際スタミナTPの事をの事を元気と言い!…

まだ有り余って居るのか!?とツッコむ様に!…

かつ苛立ちを露わにしながら漏らして行くと、

そのマサツグの言葉にバルデウスも若干顔を歪ませながら!…

それでもまだまだいける!とばかりに返事をする!…

その際少しだが笑っても見せると、未だこの状況を楽しんでいる事を口に!…


「ッ~~~!!!!…クハハハハ!!!…コノ様ニ面白イ事!!!…

タカガコレ位ノ事デ怯ンデハ居ラレナイデアロウ!!!…

…マダダ!!!…マダマダ興ジヨ!!!…我ヲ倒サン!ト藻掻キ足掻ケ!!!!」


「ッ!!…はた迷惑極まりない!!!…

…でもまぁ…そろそろフィニッシュと行かねぇとなぁ!!…」


何ならまだ暴れ足りない事も漏らして行き!…

それこそ苛立つマサツグに対して足掻け!と命令をするよう…

無理をしながらでも嬉々とするそんな表情を浮かべて見せると、

マサツグもそんなバルデウスに対して更にツッコミを!…

ド直球に迷惑!と口にする!…

そしてそろそろ付き合い切れない!とも考えると、

ケリを付ける為にも突如動きを変えて行き!…

と言うのも目にも止まらない乱打戦の中、

一度だけバルデウスの攻撃をスッと躱し!…


__スッ…グオンッ!!…ッ!?…


「ヌッ!!…」


「隙あり!!!」


となると空振りに終わった事でバルデウスの身体はグッと伸びる事に!…

そして突如攻撃を躱された事でバルデウスも若干の動揺を露わに、

それは声になって漏れてしまい!…

と、マサツグもそれを聞いてチャンスと受け取り!…

すかさずバルデウスに向かって刀を水平に振り抜こうとするのだが、

バルデウスもただでは喰らわない!…

いや寧ろ恐ろしいまでの反射能力をマサツグに見せる!…


__フォンッ!!…ババッ!!…ッ!?…ッ~~~!!!…グワアァ!!!…


「ッ!?…クッ!!!…」


__ガイイイイィィィィィンンン!!!!…ッ~~~!!!…


と言うのもマサツグの水平斬りをバッとしゃがんで回避すると、

マサツグに反撃しよう!と…が、マサツグもそれを読んですかさず追撃!…

この時ダメージ覚悟!とばかりに…

腹筋に力を入れながら左腕の大剣をバルデウスの頭目掛けて振り下ろすと、

途端にバルデウスも攻撃を中断!…

しゃがんだままの状態でマサツグの大剣を両腕で止める!…

その際また両前腕を使ってクロスで受け止めて見せると、

さすがに驚いたのか歯を食い縛り!…

そしてマサツグの大剣を受け止めたまま耐える様子を!…

一方で攻撃を防がれた事で、マサツグもまた驚く反応を見せてしまい!…


「ッ!?…受け止めれるのかよ!?…ホント化け物…!!」


「マダ!!…終ワレル訳、ナカロウテ!!!…」


__ギュルンッ!!…ッ!?…バキイィィ!!!…


それこそ改めてと言うか何度目となるか分からない化け物と言う言葉をポロリ!…

一方で受け止め切った所で反撃に!…

バルデウスも根性を見せる様に言葉を漏らし!…

両腕で大剣を弾く様にして突如体を回転させると、

次にはこれまたマサツグを驚かせつつマサツグに向かい蹴りを放ち!…

と、そのバルデウスが放った蹴りはマサツグの腹部に!…

この時くの字に折れ曲がり!…

マサツグもグッと驚き苦痛に顔を歪ませると、次には悶絶するよう吐血!…


「ッ!!…グハアァ!!!」


「ッ!?…後ロニ下ガッテ威力ヲ!!…

…ッ~~~!!!…ヤハリサスガハ好敵手!!!」


が、ここにも技ありポイントが有ったらしく!…

と言うのもマサツグは蹴られる直前にバックステップ!…

要はバルデウスの攻撃に備えて少しでも威力を押さえよう!と…

故にバルデウスの手応えとしてもイマイチなモノで!…

それに気が付きバルデウスはハッ!と…

思わず驚き戸惑うそんな表情を浮かべて見せると、

吹き飛ぶマサツグを目で追う!…そしてこの野郎!とばかりに笑みを浮かべる!…

それはしてやられた!と言う気持ち半分、

さすがは好敵手!と感心する気持ち半分!…

一方で蹴られたマサツグも何とか立て直す事に成功する事に!…

地面に転がる事無く足で耐え、それでも勢いはすさまじいのか地面を滑り!…


__…ッ…ザザアアアァァ!!!…ゲホゴホッ!!……ッ!?…バシュンッ!!!…


「逃シハセンゾ!!!…好敵手ウウウゥゥゥゥゥゥ!!!!」


「…ッ…多分コイツ以上に厄介なストーカーは居ねぇだろうな?…今後一切!…」


膝を着く事無く次には咽出し、しかし当然そんな悠長な時間は無く!…

ハッとして顔を挙げるとそこにはバルデウスの踏み切らんとする姿が!…

何なら逃がさない!とまで言って居り!…

そんな熱烈なバルデウスの様子にマサツグもグッと歯を食い縛ると、

一旦痛みを忘れる!…そして呆れるようにして言葉を漏らす!…

それは長い間このゲームをやってきたお陰からか、自身に暗示を掛けられる様に!…

と、次にはその飛んで来たバルデウスの攻撃を受け止め!…


__グオンッ!!!…ッ…フォンッガキイイイィィィィンン!!!!…


「ッ!?…ヌッ!!…」


この時飛んで来た所を大剣でガード!…バルデウスはさも某・光の巨人の様に!…

腕を伸ばして低空飛行で突っ込んで来たのだが、

まさかの大剣と正面衝突する事になると思っても居なかった様で!…

その際ダメージは無いのだが、何か戸惑いと言うか!…

よもやまだガードが出来た事に驚き反応を見せていると、

その間にもマサツグはすかさず畳み掛ける様子を!…

今度は一矢報いるが如く鬼神となる!…と言うのも!…


「ハァ!!…ハァ!!…ッ~~~!!!…

オンドリャアアァァァァアアアアアア!!!!」


__グオンッ!!…ふわっ!…ッ!?…


「バ、馬鹿ナ!?…」


息を切らしながらも必死の抵抗!…グッと歯を食い縛り!…

次には大剣にバルデウスをくっ付けた?ままの状態で勢い良く持ち上げると、

大剣ごと自身を持ち上げられた事でバルデウスもこれまた驚きを露わに!…

何なら信じられない様子で言葉も漏らす様子で有り!…

だがそんなバルデウスの事など当然御構い無し!…

マサツグは持ち上げるなりその場で回転!…それこそ勢いを付ける様に!…

ドンドンその回転の速度を上げて行くと、バルデウスの身動きを拘束し!…


__グオオオオオォォォォォォ!!!!…ッ~~~~!!!!…


「回転式ぃ!!!!…シロちゃんシュ~~~~トオォォ!!!!」


と言うのも迂闊に手を放せばどうなる事か!…

遠心力と言うのは恐ろしく、バルデウスもそれを分かって居るのか?…

思わずずっと吹き飛ばされない様してしがみ付いて居たのだが、

寧ろそれが悪手となり!…

次にはトンデモナイダメージを受ける事となってしまう!…

何故ならマサツグがやっていたのは、よくシロを遠距離に投げ飛ばすと言うか!…

とにかくそれの安全性など考慮していない凶悪版で!…回転式と豪語し!…

それこそ大剣ごと投げる勢いでバルデウスを大剣から射出すると、

バルデウスはトンデモナイ勢いで飛んで行き!…


__ゴアアアァァァ!!!!…バシュンッ!!!!…


「ヌッ!!…クッ!!…ヌワアアアァァァ!!!!…」


__ヒュンッ!!!…ドガアアアアァァァァァァ!!!!……


その際バルデウスも結局のところ耐え切れなかった様子で放り出され!…

受け身も取る事が出来ぬまま壁に一直線!…何ならこの時相当なG重力加速度が掛かっていたのか!…

目にも止まらぬ勢いで!…

闘技エリアの壁に減り込まん様子の激突振りを露わにすると、

辺りにこれまた途轍もない!…衝撃音が響き渡る!…

そして砂埃が立ち込めそのバルデウスの姿が見えなくなると、

一方で同じくその衝撃に驚いた反応を見せる者がもう一人居り!…


「ッ!!…ッ~~~……まだまだ!」


そのもう一人と言うのはエレアノラ!…

如何やら敵はバルデウス一人だけではないらしく、

いやこの場合は敵と言うよりかは妨害者?…或いは要注意人物と言った所か!…

とにかく予想外の衝撃に思わず驚き!…

が、まだ耐えれる!とばかりに言葉を漏らし!…

ただジッとそのマサツグとバルデウスの戦いの行く末を耐える様に見守っていると、

一方でマサツグがバルデウスに対して文句を口に!…自分の事を棚に上げる!…


「ハァ!!…ハァ!!……ッ…

た、畳み掛けて来やがって!!…コ、コノヤロウ!!…」


__ガラガラガラガラッ!!…ガラッ!…パラパラッ……ッ…


「…本当ニ…今日ハ…初メテ…尽クシ…ダナ!…」


この時まだ呼吸も整っていない様子で文句を言うと、

そのバルデウスを投げ飛ばした?方をジッと見詰め!…

すると一方でそのバルデウスが着弾した辺りでは!…

ガラガラと瓦礫が崩れる音が、更には土埃も立ってその姿を隠して行き!…

が、肝心のバルデウスはまだ生きている様子で有り!…

まぁそんな簡単に倒せる様な相手では無いのだが!…

それでも聞いた様子で言葉を漏らし、

貴重な体験をした様に言葉をポロポロと零して行き!…

と、次にはゆっくりと体を起こして居るのかまた物音が聞こえて来て!…


__パシッ!!…ガラガラッ……ザッ…ザッ……ッ…


「…グフッ!!…ッ~~~……サスガニ…今ノハ、効イタ!!…」


恐らく崩れた壁に手を掛けているのだろうか、

その際まだ崩れる音が聞こえて来て!…

いや或いは自身の身体に降り掛かった瓦礫が落ちる音であろうか?…

とにかくその様子からバルデウスの動きが感じ取れ!…

マサツグも音も無く警戒を露わに!…そこから今か今か!と言った具合に…

その土埃立ち込める視界の悪い様子を見詰めていると、

強者バルデウスはゆっくりと姿を現す!…

が、やはりダメージを受けた様子で傷を見せる!…

それは口から軽い吐血をして見せると、

体のあちこちの甲殻にヒビが結構入っており!…

何なら本人も今のは効いた!と言葉を漏らす始末で有り!…

となるとそんな言葉を聞いたマサツグも!…

次には捻くれる様にバルデウスへ質問をして行き!…


「…じゃあ今までのは効いてないって事か?…」


「ッ!…フフフフ!…ソウ強ガレタラ良イノダガナァ?…

…訂正シヨウ…意識ガ飛ビ掛ケタ!…」


__ッ!!……ッ…


それは嫌味の様に効いていないのか?と…するとそんなマサツグに対して!…

バルデウスもピクッと反応をして見せると、

笑みを浮かべながらマサツグに返事をして見せ!…

その際バルデウスの様子と言うのはまるで悪い気分ではない!とばかりに…

清々しい様な表情を浮かべ!…

正直な事を口にすると、先程の一撃は意識が飛び掛けた事を更に話し!…

と、それを聞いた面々も思わずえっ?と…何故ならそんな強烈!…

まぁ強烈と言えば強烈なのだが、バルデウスに然程効果があった様には見えず!…

が、当の本人は効いた!と言い…何なら嘘を言っている様子も感じられず!…

先程の一撃にどれ程の威力が?…

誰も彼もがマサツグの馬鹿力に思わず戸惑いを感じていると、

更にバルデウスは言葉を続け!…


「ヤハリ貴様ハ!…イヤ!…[殿]ハ我ニトッテ最高ノ好敵手!!…

…故ニ名残惜シイ所デハアルノダガ!…我モソロソロ限界ト言ッタ所カ!…

コレニテ終ワリトシテクレヨウト思ウ!!!…」


「ッ!?…また豪く急だなぁ?…まぁこっちとしても助かるが!…」


何でもダメージが思ったより深刻なのか、

何ならここに至るまでのダメージもしっかり蓄積されている様子で!…

そしてバルデウスもいよいよ不味い!と感じているらしく、

マサツグに最後の技を放つ!と…この時認める様にマサツグの事を貴殿!と、

しかし本音を言うともっと続けたい様な!…

まるで遊園地にずっと滞在して居たい様な子供の様な事を口にするが、

そんな時間も無いらしく!…これで終わりと口にする!…

となるとその急な展開にマサツグも思わずピクッと驚くと、

更にツッコミを入れる様に言葉を漏らし!…

が、一方でマサツグからすればその申し出は有り難いモノであり!…

何故なら言わずもがなそろそろしんどくなって来た!と…

ステータス的には問題無いが、プレイヤーの精神的には厳しいモノで!…

と、勿論そんなマサツグの様子など御構い無しに!…


「…我ガ最後ニ放ツ最大火力ノ技ハ!…我自ラヲモ崩壊サセル技デナァ?…」


「ッ!…風…自壊……ッ!!…まさか渾○颯!?…」


と言うのも最後にするが故に自身の最大火力の攻撃をマサツグに放つ!と…

何ならそれは自身の身を滅ぼす程の威力らしく!…

一方でそんなバルデウスの話を聞いて、ふとバルデウスが風を扱う事から!…

しかも自壊すると言う事からふと思い当たる技が有った様子でハッとすると、

まんまその技名を口に!…それは某・奇妙な冒険の漫画に出てくる技で有り!…

が、勿論そんな事がある筈が無く!…

バルデウスも分かって居ない様子で、マサツグの言葉にふと疑問を持ち!…


「…ソレガ何ノ事ハ我ニハ分カラヌガ…受ケルガ良イ!!…

恐ラクコノ一撃限リデ我ハ動ケヌ事ニナロウ!!…

ダガコノ一撃ヲ放ツ事ニ後悔ノ文字ハ無イ!!!…

…マサニ最後ノ!!…我ガ最終奥義ト言エヨウ!!!…」


「ッ!?…ンなモンこんな所でぶっ放そうとしてんじゃねぇ!!!…

色々と余計なモンまで巻き込んじまうだろうが!!!」


それこそ何故かここに来て素直に質問と受け取った様子で!…

が、当然問題はそこではなく!…

その技はトンデモナイ火力から、再度自身もこれで死ぬかもしれない事を口にし!…

と、バルデウスがそんな事を言うからその威力も凄まじいモノ!と…

その際バルデウスはこれを最終奥義!と言い…

自滅覚悟の様子でフッとマサツグに笑みを浮かべると、

そんな不気味な様子のバルデウスに対してマサツグも文句を!…

周りの被害を口にする!…しかしバルデウスからすれば如何でも良く、

そのマサツグの言葉に対して更に笑い!…


「…ソレガ如何シタ?…我ニトッテハ些細ナ事!!…

今コノ時瞬間ダケガ我ノ全テ!!!…」


__トンッ…ファサアァ!!…


何ならさも当然とばかりに関係無い!と…

ただマサツグとの戦いしか考えて居らず、最高のフィナーレを用意するよう!…

この瞬間が今自分の全てである事を口にすると、

徐に両腕と四枚の翼を広げてスッと浮遊し!…そのまま天へと昇って行く!…

この時マサツグ的にはそのまま魔界に帰らないか?とも考えるのだが、

勿論帰る様子など全くなく!…それこそ高さ的には十分上空と言える位に!…

するとバルデウスはその場で静止して見せ、次にはその両腕と言うか!…

頭上に魔力の塊を生成!…となるとそれは辺りの空気を集める様に、

徐々に大きく風を逆巻き!…


__…スッ…シュウウウウゥゥゥゥゥゥ…


「…今ココニ幕ヲ下ロサン!…最後ニ立ッテイルノハ我カ!…貴殿カ!!…」


__…ッ…ゴゴゴゴッ…ガラガラガラガラッ!!…ッ!?…


その際バルデウス的にはその最後の技と心中をするつもりか!…

最後に立っているのはどっちだろうか?と…

それこそ生き残るのも最初からマサツグと自分だけしか居ない様に口にすると、

更にその影響はマサツグ達の居る地上にまで!…

まるで世界の終焉の様なそんな光景を面々に見せる!…

と言うのも辺りに転がっている瓦礫が影響を受けてか、

フワッと浮いたかと思うと徐々に徐々にと宙を舞い!…

それこそ一個や二個と言わずに目に付くモノ全て!…

仕舞にはシロやハクと言った体の小さい者もフワッと浮き!…

その様子に気が付き慌ててくまさんやマサキが抑えに行くと、

フィロも驚きの言葉を!…


「ッ!?…な、何じゃこの!!…この恐ろしいまでの魔力は!?…」


「ッ!?…な、なんかめっちゃ物騒な感じがすんねんけど!?…

こ、これ大丈夫!?…」


この時さすがのフィロも恐怖を感じてしまうレベルで有り、

空を見上げて信じられない!と…

何ならそのバルデウスの作り上げる球体に視線をジッと向けて見せ!…

それこそその球体の中で一体何が起こって居るのか!?…

それも見えている様子で目を真ん丸にして青褪めるそんな様子を露わにすると、

一方で初のこの世の終わり感に!…マサキとくまさんも慌てて見せる!…

その際くまさんがとてもヤバい気がする!と言ってその毛を思わず逆立てると、

まるで助けを求める様にマサキへ視線を向けて行き!…

となるとマサキもその視線を受けて戸惑いの言葉を漏らしてしまい!…


「と言った所でまぁ~つぐを信じるしかないやろ!?…

…もう逃げられへんのやから!!…」


「ッ!?!?……ッ…」


それは言われた所で如何にも出来ない!と…そして唯一出来るとするならば!…

当然マサツグにしか出来ないだろう!と更に言葉を漏らして行くと、

チラッとマサツグに視線を!…それこそ懇願するよう向けてしまう!…

そして一方で同じくその様子を目にしているスティングも!…

リーナを看ながら心配をすると、静かに心の中で覚悟を決めるようジッと見詰め!…

と、色々と慌てる様子を見せる面々であるが!…

一方でそんな危機的状況下であっても、マサツグを信じる者達が居り!…


{…大丈夫!!…ご主人様ならきっと!!…}


{先生は絶対に負けないのです!!!…例え!!…

例えどんな事が遭っても!!!…}


{{シロ達のご主人様ハク達の先生は無敵なのです!!!!}}


言わずもがシロとハクの二人で有り!…

シロはオリハにしがみ付きながら、ハクはフィロを抱っこしながら!…

依然としてマサツグを信じている様子で治療を続け!…

しかしそれでもやはり少しは不安なのか!…

ギュッとそれぞれしがみ付く手に力を入れると、更に治癒の光を強める!…

だがそれでもマサツグは無敵と自身に言い聞かせるよう信じて行く!…

そんなこんなでそれぞれが不安げな様子を見せている一方で、

その不安の元凶であるバルデウスは歯を食い縛っており!…


「……ッ!!…グッ!!…ッ~~~~!!!…」


__ッ…バキッ!!…ベキッ!!!…ゴキィ!!!…ッ!?!?……


と言うのもその両手にある空気の弾?を今度は圧縮して小型に!…

そしてまた風を集めて大きくして行き!…

これを何度も繰り返して見せるのだが、その過程で必要となる魔力も多ければ!…

当然必要な力も多大な様子で!…

何ならその過程で自身の身体も持っていかれる様子が見られ始め!…

その刺々しい甲殻が剥がれ、中から肉が見える始末!…

ただそれだけで終われば問題は無いのだろうが!…更にそこから血が噴き出し!…

それこそその肉まで持って行かれそうな見るに堪えない様子を露わにすると、

一方でバルデウスもこれには辛い!と…しかし喜びの笑みを浮かべる!…


「…ッ…我ノ体マデヲモ、破壊セシカ!!…ッ…クハハハハ!!!…

…ソウダ!…コレコソ!…我、最終!!…奥義ニ、相応!!…シイ!!!……ッ…」


__……ッ!!…スゥキンッ!!……ガコンッ!!…


何故なら一生涯で使う事があるかどうかわからなかった技であるらしく、

こうして使える相手に出会えた事を幸福!とし…

そして生涯で最高の瞬間!とばかりに…これが自分の集大成と、

自分の最後に相応しい!と漏らし!…故にその技を止める事は決してなく!…

着々と空気の弾は大きく、そして小さくなるを繰り返し!…

その密度をトンデモナイ勢いで濃くする様に!…

と、相対するマサツグもそれを見て!…

何を思ったか徐に右手に握っていた刀を納刀すると、大剣一本に切り替える!…

スッと両手で構え出す!…一方でそんなマサツグを眼下に、

もう喋る事も億劫になったのか!…


{…コレヲ試スノハ最初デ最後ニナルデアロウ事ハ何ト無ク分カッテ居タ!…

ソシテ試ス相手ガ貴殿トハ!…何ト言ウ僥倖!!…何ト言ウ数奇ナ運命!!…

…シカシコレモマタ面白イ!!……サァ!…世界ヲ救イシ英雄ヨ!!!…

我ニソノ、最後ノ勇姿ヲ!!!…今一度コノ場ニテ!!!…見セテミロ!!!…}


__…フゥ~~!!……ッ…グッグッ!…グッグッ!…


いやこの場合は喋る体力をも制限する様に!…

それ程までに自身を追い込み、改めて心の中で感謝をしつつ!…

それこそこれを自身の最大の問い掛けとして行き!…

その最後の技を繰り出す相手に、雄姿を見せろ!と心の中で!…

何なら視線で真っ直ぐマサツグの事を見詰めて行くと、

一方でマサツグはそんなバルデウスに対して不穏な構えを!…

何か周りを焦らせてしまう!…

と言うのもマサツグは大剣を両手でしっかり握って見せると、

まるで素振りをする様に軽く振り回し!…

と、ここだけなら何ともない様に見えるのだが!…

そのマサツグの大剣の振り回し方と言うのが不可解で!…


「ッ!?…お、おい?…な、何かまぁ~つぐの様子?…」


「…している様に見えるんやけど!?…」


そう、あろう事かこの期に及んでバットの様に!…

大剣で軽く素振りをし始め、それはまるで打ち返せると思っている様子で!…

となるとそんな素振りを見せるマサツグに、マサキとくまさんも嫌な予感を!…

それこそ本当に大丈夫なのか!?と…

更に不安な気持ちと言うか恐怖心を持ってしまうと、

一方でそんな気持ちを代弁するよう!…マサツグの背後霊こと!…

ライモンドが若干戸惑い気味に質問をし出す!…


〔…一体何をしようと考えて?…って、聞くまでもないか…〕


「…たぶん行けると思うんだよなぁ~?…」


〔その根拠はどっから出て来たモンなんだよ!…

…でもなんだろなぁ?…何かお前だと出来そうな気がすんだよなぁ?…〕


と言うのもその様子から一目瞭然、質問をしながらも納得して見せ!…

一方でマサツグもそれを肯定するよう返事をし始め!…

それはいつものノリで行ける気がする!と…その目標を視界に捉えつつ!…

未だ軽くブンブンと大剣を素振りすると、

ライモンドもそんなマサツグの言葉に呆れ!…勿論の事ツッコミを入れる!…

だが同時に何か本当にやって見せそうなそんな様子も感じられると、

自分で言っておきながらその根拠を知っている様な!…

と、その根拠についても勿論見た事がないのだが!…

しかし不思議と何処かで見た事がある気が!…まるでデジャブの様に感じ!…

これまた不思議と安心出来る様な…いや信頼出来る様なそんな気が沸々と沸くと、

マサツグも更に言葉を!…


「…だろ?…

ってかこの場に居る奴らを全員守る方法がこれしか思いつかねぇんだよ!…

…それに全体攻撃の回避不可とか!…

そんなクソゲーをこの運営が作るとは思えねぇんだよなぁ?…」


〔ッ!…運営?…〕


それは自信しかない!…と、言う訳では無いのだが!…

それでも出来る気がしている様で、

何ならこれ以外に方法が思い付かない事も口に!…

故にマサツグもある意味自爆覚悟で突っ込む気概を露わにして行き!…

因みに根拠についても、ゲームとしてこんなぶっ壊れ技を用意する筈が無い!と…

勿論他は知らない所ではあるのだが、少なくともこのゲームではない様な!…

マサツグが一人ちゃんと攻略法が用意されて有る様に感じていると、

一方でライモンドはふとマサツグの言葉に疑問を!…

それこそ復唱する様に尋ねて行く!…

するとマサツグもその質問を受けて、次にはハッとした様子で返事をして見せ!…


「ッ!…っと、こっちの話だ!……ッ…そろそろか…」


__シュウウウウゥゥゥゥゥゥ…ギュン、ギュン、ギュン!!!!…


「…んじゃここ一番の勝負!!!!…挑ませて貰うとするかアアァァ!!!!」


その際いちいち説明するのも面倒!と、何なら理解出来るかが怪しい所で!…

故に誤魔化し何でもない!とはぐらかし…と、言った所でふと本能が危険信号を!…

それは言うまでも無く上空から、まるで吹き降ろして来るよう風を感じ!…

するとマサツグもその風を感じてふと視線を挙げて行き!…

となるとそこにはまるで一個の惑星がある様な!…

某・竜玉集めの漫画宜しく!…超が付く程の元気の塊の玉の様なモノが、

バルデウスの頭上に掲げられて有り!…

それこそあとは投げるだけの状態で置かれて有り!…

マサツグもそれを見てニヤッ!と…興奮からか緊張からか!…

とにかく自分でも分からない様子で!…

思わず不敵な笑みを浮かべて身構え出すと、天に向かい吠える!…

これで本当に本当の最後の勝負に出るのであった!…

しおりを挟む
感想 63

あなたにおすすめの小説

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

勇者辞めます

緑川
ファンタジー
俺勇者だけど、今日で辞めるわ。幼馴染から手紙も来たし、せっかくなんで懐かしの故郷に必ず帰省します。探さないでください。 追伸、路銀の仕送りは忘れずに。

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

ダンジョントランスポーター ~ 現代に現れたダンジョンに潜ったらレベル999の天使に憑依されて運び屋になってしまった

海道一人
ファンタジー
二十年前、地球の各地に突然異世界とつながるダンジョンが出現した。 ダンジョンから持って出られるのは無機物のみだったが、それらは地球上には存在しない人類の科学や技術を数世代進ませるほどのものばかりだった。 そして現在、一獲千金を求めた探索者が世界中でダンジョンに潜るようになっていて、彼らは自らを冒険者と呼称していた。 主人公、天城 翔琉《あまぎ かける》はよんどころない事情からお金を稼ぐためにダンジョンに潜ることを決意する。 ダンジョン探索を続ける中で翔琉は羽の生えた不思議な生き物に出会い、憑依されてしまう。 それはダンジョンの最深部九九九層からやってきたという天使で、憑依された事で翔は新たなジョブ《運び屋》を手に入れる。 ダンジョンで最強の力を持つ天使に憑依された翔琉は様々な事件に巻き込まれていくのだった。

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!

仁徳
ファンタジー
あらすじ リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。 彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。 ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。 途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。 ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。 彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。 リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。 一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。 そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。 これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!

ダンジョンに捨てられた私 奇跡的に不老不死になれたので村を捨てます

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
私の名前はファム 前世は日本人、とても幸せな最期を迎えてこの世界に転生した 記憶を持っていた私はいいように使われて5歳を迎えた 村の代表だった私を拾ったおじさんはダンジョンが枯渇していることに気が付く ダンジョンには栄養、マナが必要。人もそのマナを持っていた そう、おじさんは私を栄養としてダンジョンに捨てた 私は捨てられたので村をすてる

異世界に召喚されたおっさん、実は最強の癒しキャラでした

鈴木竜一
ファンタジー
 健康マニアのサラリーマン宮原優志は行きつけの健康ランドにあるサウナで汗を流している最中、勇者召喚の儀に巻き込まれて異世界へと飛ばされてしまう。飛ばされた先の世界で勇者になるのかと思いきや、スキルなしの上に最底辺のステータスだったという理由で、優志は自身を召喚したポンコツ女性神官リウィルと共に城を追い出されてしまった。  しかし、実はこっそり持っていた《癒しの極意》というスキルが真の力を発揮する時、世界は大きな変革の炎に包まれる……はず。  魔王? ドラゴン? そんなことよりサウナ入ってフルーツ牛乳飲んで健康になろうぜ! 【「おっさん、異世界でドラゴンを育てる。」1巻発売中です! こちらもよろしく!】  ※作者の他作品ですが、「おっさん、異世界でドラゴンを育てる。」がこのたび書籍化いたします。発売は3月下旬予定。そちらもよろしくお願いします。

処理中です...