どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第九章-スプリングフィールド王国・再び編-

-第九章七十一節 奇妙な共闘と暴走の代償?と一家で救護!-

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バルデウスが吠えるとマサツグへ突っ込む!…

するとそれに呼応するようマサツグもバルデウスへ向かい突貫すると、

次には真正面からぶつかり!…そのまま鍔ぜり合い!…

更には動ける範囲での殴る蹴るが横行し出す!…

それはもはや戦闘ではなく、ただただ喧嘩に近しいモノになり!…

だがそれでも二人はまるで止まる事を知らぬ様子!…歯を食い縛り痛みに耐え!…

相手が倒れるまで意地の張り合いが如く続けよう!とすると、

その様子に観客達も唖然!…もはや逃げる事など忘れてしまう!…


__ドガアァ!!!…ボガアアァ!!!……ッ…


「グヘッ!!…ッ~~~!!!…ってぇなこの野郎!!!」


「ウガッ!!!…ッ~~!!!…マダ、マダァ!!!」


宛らそれは今目の前にある喧嘩に見入ってしまう様であり、

誰も彼もが固唾を飲んで見守り!…だがそんな様子を見ている一方で御構い無し!…

どんなに苦痛で顔を歪める事になったとしても!…一向に退く事無く更に苛烈!…

遂にはそのまま乱打戦へと縺れ込むと、ただバルデウスとの戦闘に興じて見せる!…

もはや互いが己の意地を賭ける様なそんな戦闘を描き始める!…

そしてそんな争う二人を余所にと言うか、

更に暴走の様子を見せる狂人が一人居り!…


「ッ!!…ッ~~~~!!!!……ッ…

グオオオオオオアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」


__ッ!?…バシュンッ!!…グオオォ!!!…


「ッ!!…ヌッ!!…」


その狂人と言うのもオリハで有り、二人の意志とは全く別に!…

更に感情を爆発させるよう!…その場で怒り?の咆哮を挙げて見せると、

もはやその様子は某・巨大な汎用人型決戦兵器の様な!…

さもセカ○ドインパクトを起こしそうな様子を露わにする!…

とまぁ言った所でそう見えるだけであって、勿論起こす訳がないのだが!…

が、暴走している事に違いはなく!…

次には目にも止まらない勢いでまたバルデウスに突貫!…両手の武器を振り上げ!…

ただ本能の赴くままに襲い掛かると、バルデウスも気が付いた様子で反応!…

するとオリハの攻撃を止めてしまう!…


__ッ…ギイイィィン!!!!…


「ッ!?…オ、オリハァ!?…」


「グウウウゥゥ!!!!…グウウゥゥアアアアアアアアア!!!!」


この時もやはり片腕の前腕でしっかりと防御!…

しかしそれでもオリハは止まらず!…

それこそ力任せに押しに押すと、顔まで近づけさも噛み付かん勢いを露わに!…

と、そんなオリハの暴走振りにマサツグもギョッとした様子で!…

と言うのも目に見えて普通じゃない!…

先程ライモンドから聞かされた話もあってか!…

何か嫌な予感と言うか止めなければトンデモナイ事になりそうな!…

危機感を覚え出すと、一方で更にオリハは獣化して行き!…

徐々に人間をやめて見せる!…

するとそんなオリハの様子にライモンドまでもがギョッとすると、

今すぐにでもオリハを止める事をマサツグに勧め!…


〔ッ!?…おいおい!?…完全に意識が飛んでんじゃねぇか!?…

このままだと本当に危ない事になっちまうぞ!?…

…ッ…如何にかして止めねぇと!!!…〕


「ッ!?…と、止めるったって如何すりゃ!?…」


それは直感的にライモンドも嫌な予感を感じ取った様子!…

その際オリハの様子と言うのは、宛ら某・犬の半妖が暴走している様な有様で!…

と、慌てた具合に止めた方が!と…一方でそう言われた所で戸惑うばかり!…

何故なら目の前にはバルデウスが居る訳で、故に止められる筈が無い!と…

となると何でこんな余計な事が起きるのか!?と苛立ちを感じて行き!…

が、それはマサツグだけではないらしく!…

その襲い掛かって来たオリハにバルデウスも何かを感じ!…


「…チッ!!…コノ様ナ形デコ奴ト今争ウノモナァ!!…

…ッ…致シ方ナシ!!…オイ!!……アァ~ット…」


と言うのもそれはこんなオリハを望んではいない!と、

今のオリハを倒す事は乗り気ではなく!…

寧ろ感情に飲まれている姿を見て情けない!とばかり…

すると次にはふと何かを考え始め!…そして思い付いた様子でスッと…

致し方なし!と言ってマサツグの方へ視線を向けると、

マサツグを呼ぼうとする!…が、そこで肝心のマサツグの名前が出て来ない!…

故に何か言葉に詰まるそんな様子を露わにすると、

マサツグもそれに気が付くなり珍しく!…バルデウスの考えを読み取った様子で!…


「ッ!!…何だ!?…

まさかこの期に及んで名前を聞こうなんて事じゃあ!!!…」


「ジャア好敵手!!!…

今コヤツヲ止メル事ヲ手伝っテヤル!!!…我ニ合ワセヨ!!!」


朴念仁のマサツグが珍しく気配?…いや考えを察し!…

今は忙しい!とばかりに文句を口に!…

そしてチラッとオリハの様子も確認をすると、

そんなマサツグの様子を見てバルデウスも一緒!と言わん様子で言葉を続け!…

その際やはり好敵手呼びでやはり落ち着き!…が、肝心なのはその先で!…

バルデウスもマサツグの様子を見てか!…

自分もオリハの鎮静化を手伝う事をこれまた話すと、直ぐに行動に移す!…

マサツグの返事を聞こうとしない!…

となるといきなり話を進められ決められた事で当然ピクッと反応すると、

慌てた様子で更に文句を!…


「ッ!?…は、はぁ!?…わ、我に合わせよってった如何すりゃ!?…」


「行クゾ!!!…ソレ以上ハ手伝ワン!!!…

…最悪コノ者ガ!!…ココデ散ルダケノ事!!!」


「ッ!?…ッ…だあああぁぁぁぁもう!!!…

しゃ~ねぇ~なぁ~!?…てか何でこんな事に!?…」


と言うのもいきなり合わせろ!と言われても如何しろ!?と…

何なら思考がまだ追い付いていない様子で!…

この時オリハとバルデウスの二人を交互に見比べ慌て続けると、

一方でバルデウスは急かす言葉を!…やはり返事を聞こうとしない!…

その際マサツグと競っている方の腕で何か風を集め出すと、

マサツグもそんなぶっきらぼうと言うか!…バルデウスの態度に怒りを覚え!…

が、他に方法が無い事には違いなく!…故に文句を口にしながら!…

一旦バルデウスから離れる素振りを取って行くと、

バルデウスはフリーになった腕で更に風を!…

その手にまた螺○丸を握って見せる!…


__バッ!!…ッ…シュンッ!!…コオオオオオォォォォ!!!!…


「ッ!?…おいまさか!!…それをぶっ放そうって訳じゃ!!…」


「急ゲ!!!…我ハコウ言ッタ加減ハ苦手ダ!!!」


となるとその螺○丸を見てマサツグはこれまた焦る事に!…

と言うのもそのバルデウスの作る螺○丸の威力は身をもって知っており、

これが手加減なのか!?とツッコミを口に!…

何ならこの球体をどう扱え!?とも言いたげであり!…

しかしそんなマサツグの都合など御構い無し!…

バルデウスは急ぐよう言葉を続け!…

マサツグにズイッと更に螺○丸を突き出して行くと、

マサツグもそんなバルデウスの一方的な態度を見て!…

これまた更に呆れる様子を!…


「ッ!?…ッ…はあああぁぁぁ~~!!!!……もう!!!…

何でこんな奇妙な事に!!!…如何してこうなる!!!!」


__チャキッ!!!…シュボッ!!!…ゴオオオオオオオォォォォォォ!!!!…


それこそそんな態度に怒りも覚える始末となり!…

が、次には成る様になれ!と言わんばかり…その手に持っている秋雲刀に力を!…

螺○丸に対して下段に刀を身構える素振りを露わにすると、

それに呼応するよう秋雲刀の刀身に炎が宿り!…

ある意味漫画のワンシーンの様な場面となる!…

宛ら中二病が喜びそうな状況と言った所であろうか、

だが当の本人はそれ所ではなく!…ただ集中するよう身構え続け!…

次にはオリハの何処を攻撃するか?を決めて行くと、

バルデウスがマサツグに行け!と命令!…


「ッ~~!!!…今ダ!!!…ヤレエェ!!!!」


「ッ!!!…業炎!!!…」


「旋風!!!…」


「「ッ!!!…魔神撃いぃぃ!!!!」」


と、その合図と共にマサツグもバッと飛び出して行き!…

この時邪魔にならないよう左手を後ろに!…秋雲刀で螺○丸を斬り上げに掛かり!…

自身の役割とばかりに業炎!の言葉を口にすると、

バルデウスも自身の腕を斬られない様にスッと螺○丸を手放す!…

そしてバルデウスも旋風!と言葉を続けて見せる!…

するとそこからはまるで吸い込まれる様に螺○丸はマサツグの刀へ落下、

次には接触と同時に連携技へと昇華して行き!…

それは炎と風が交わりトンデモナイ事に!…具体的にはさも炎の竜巻の様な!…

オリハに向かいトンデモ火力を放つ事になって行くと、二人揃って魔人撃!と…

技名を口にして後を見守る!…

となるとそんな様子を外野で見ているシロ達はと言うと、当然驚く様子を露わに!…


__カッ!!!…ドゴオオオオォォォォォ!!!!…ッ!?!?!?…


「ッ!?…ちょ!?…」


「オ、オリハ叔母さあぁ~~~ん!!!!」


よもや敵だった筈の魔王と突如共闘!…これには訳が分からずそのまま唖然!…

何なら可笑しい!とばかりに戸惑いの言葉を漏らして見せるが、

技は止まる事無くオリハを襲い!…その姿を隠してしまう!…

すると今度はその様子を目にしてシロがギョッ!と目を見開くと、

当然の如くオリハの心配をし始め!…

この時オリハに向かって絶対に届かない腕を伸ばし!…叫んだ所で本人に届かず!…

ただ見ている事しか出来ない!…

もう何度目となるか分からない無力感を感じていると、

その炎の竜巻も長くは続かない様子!…次にはフッと嘘の様に晴れて行く!…

しかしそこに残るは確実にダメージを受けたであろうオリハの姿で、

オリハは力無くその場に倒れ!…


__…ドサアァ!!!……ッ…


「ッ!?…おい今の火力!!!…

うっかりやっちまったんじゃねぇだろうなぁ!?」


「ダトシテモ可笑シクナイ勢イデアッタナ!!!…

サスガ我ガ認メシ好敵…!!!」


となるとそんなオリハの様子を見て勿論慌てる事態になり!…

と、次にはマサツグがバルデウスに文句を言い出し!…

今のでオリハが戦闘不能になった事を戸惑いながらも口にすると、

バルデウスも先程の火力を見て可笑しくない!と…

それこそ悪びれる様子もなく、何なら感心をしながら肯定する!…

その際さすが!とばかりに言葉を漏らすと、

そのバルデウスの返事にすかさずと言った具合に!…

更なるツッコミを返して行き!…


「言ってる場合かぁ!!!!…ッ!!!…

…もうこうなったら絶対にぶっ倒してやるからな!?…

オリハの弔い合戦だ!!!!」


仕舞にはもうまるで友達同士の会話の様な!…

マサツグがツッコミを口にして行き!…

オリハが倒れたと感じて絶対に倒す事を誓って行くと、

すぐさまバルデウスに対して剣を!…改めて戦闘を再開する!…

この時さも復讐に燃えるそんな様子を見せてはいるが、

しっかり周りの目はマサツグの所業は見ており!…

それこそ唖然とする様なそんな反応を観客達が露わにして見せ!…

一方で倒れたオリハと言うと、まだ完全に倒れてしまった訳では無いらしく!…


__…ピクッ……ッ…ッ~~~……


「か、勝手に…こ、殺すんじゃ…ね…ねぇ……ッ…」


また戦闘を再開した二人を余所に!…

静かにピクッと若干の動きを露わにすると、

先程のマサツグの話を聞いていたのか!…

息も絶え絶えの様子でマサツグに対して文句を漏らす!…

その際体を起こす事が出来れば良いのだが、

今の一撃で満身創痍となってしまい!…

が、その甲斐あってか漸く[狂獣人化ウェアバーサーカー]は解除され!…

となるとオリハの中で恐れていた事態も回避された事に!…

安堵すべきは頭を抱えるべきか!…とにかく動けず仕舞いでピクピクッ!…

宛ら死に掛けの小虫の様な状態になっていると、

そのオリハの中では同じく?フィロが文句を口に!…


{ッ~~~!!!…マ、マサツグの奴め!!!!…

いきなり何をするか!!!…ッ…痛いではないか!!!!}


{…でもお陰で助かったかも…

このまま放置されてたら一体如何なっていた事か!!…

…とりあえず満身創痍のまま動かず…大人しくして居よう!!…

…これでまた何か有った!…今度こそヤバいかも知れない!!…}


それは例え憑依状態であっても痛覚は在るのか、

マサツグに痛い!と文句を漏らし!…

因みにあの一撃を喰らっても耐えられたのはフィロのお陰で!…

さすが狐火を扱うだけあって、炎に対する耐性は高いモノで!…

が、それでも痛かった!と涙目になり…一方でオリハも心の中で!…

痛かった事は確かなのだが、それでも大事に至らなかった事の方に安堵し!…

と言うのもあのまま暴走して居れば何をやらかしたか分からない!と…

何なら最悪の事故も想定していたらしく!…

今の状態を甘んじて受け入れるそんな感じで話していると、

フィロの身にも変化が!…


{ッ!……ッ…た、確かに……しかし如何する?…

このまま離れる事が出来なんだら……って、んん?…}


__スウウゥゥ……ポンッ!…コロンッ!……ッ…


と言うのもオリハの言う事にも一理ある!と…

故にフィロは徐々に落ち着きを取り戻し、改めて今の現状!…

今度は如何やってここから避難するか?で悩み出すと、

自身の体が軽くなった様な?…そんな錯覚?を感じ始める!…

そして今度は徐々に身長が伸びて来た?様にも感じ出すと、

ここで自身が意図しない所で体が浮いている事に気が付き!…

と、理解した頃には転がり出るよう!…

まるでこうして出て来るまでにラグがあった様に、

オリハの身体から転がり落ち!…

思わず出て来た状態でそのまま数秒固まってしまうと、

空が見える!とばかりに数回瞬き…そして自力で体を起こし始める!…


「…ッ!…おっ?…おぉ!!…オリハから離れる事が!!!…」


__ビクウウゥゥゥンン!!!…ッ~~~!!!!…


この時漸くオリハの身体から離れられた事で安堵すると、

呑気にやった!と喜びを露わに!…それこそその場で大きく伸びをして見せ!…

やっと逃げれる!と言いたげな様子でパアァッと明るい表情も浮かべるが、

次には地獄の様な痛みを全身に!…今になって反動が出て来た様子で感じ始める!…

それはまるで全身が肉離れになった様な!…

いや何かもっとエゲツナイ勢いで生きたまま四肢を分断されている様な!…


「イ、イダダダダダダアアアアァァ!!!!…な、何じゃこれは!?…

ま、まるで全身の筋肉が千切れんばかりに痛みを!?…」


となるとこれには堪らず悶絶する事に!…

この時自身の身体を抱え、立って居られない程にその場でガクン!と…

膝から折れてそのまま一歩も動けず倒れてしまうと、

それこそ激痛からボロボロと涙を零す事に!…

今倒れているオリハと同じ様に痙攣する!…

しかしオリハはそんなフィロの状態を知らないのか、

この時僥倖!とばかりにフィロにある事を頼み始め!…

それは今のオリハの状態からだと仕方がないが、如何にも聞き取り辛く!…


「…ちょ…ちょう、ど……ッ…は、はこ…」


「ッ~~~!!!!…な、何じゃと?…」


「はこ……あ、あん…ぜん…ッ…」


するとさすがのフィロでもそのオリハの言葉にへっ?と反応!…

因みにオリハは丁度良い!と、

自身が動けない事からフィロに自身の身体を運んで欲しい事を頼み!…

と、それを聞いたと言うか聞こえた事でフィロは戸惑い!…

未だ全身の痛みに耐えながら!…戸惑う様にしてオリハに返事をして行くと、

オリハはもう一度とばかりに言葉を!…フィロに運んで欲しい事を口にする!…

だが今度は一回目より二回目の方がか細く、ちゃんと聞き取れたかが不安な所で!…

しかしフィロはそれでもちゃんと聞いた様で、

そのオリハの頼みに対して戸惑いを露わに!…


「ッ!?!?…な、なにょおぉぉ~~~!?……って、言いたい所じゃが!!…」


__ッ…ッ~~~…ガッ!…ッ!?…ッ~~~!!!!……ズリッ…ズリッ……


それこそいつものショックを受けた様な声を上げ!…が、次にはスンッ!と…

途端に落ち着き痛みに耐えながらも体を起こすと、倒れているオリハに近付き!…

そしてスッとオリハの首根っこに手を伸ばす!…

この時本当は今すぐにでも逃げたい所であるのだが、

自分の招いた結果故ちゃんと責任を感じて居り!…

何なら相手は自身の愛する男の妹?…となると尚更とばかりに歯を食いしばり!…

痛みに耐えながら少しずつオリハの事を引っ張り出すと、

危険域から逃れよう!と…とりあえずスティング達が居る方へと向かい始める!…


「こ、この結果を!!…ま、招いた!…ッ…のは!!…

わ、わっち!!…じゃから!…ッ…な!?……こ、この位!!…

尻ぬぐいを!!…ッ…ッ~~~!!!…」


何故ならそこならマサツグも気を使うであろう!と…

攻撃が飛ばない様にするから!と考えたからで、

フィロから見て一番の安全地帯に見えたらしく!…

そして実際未だ動けないスティング達の方には攻撃は飛んでおらず!…

スッと心配そうに見詰める姿が!…

故にそこまで運べば自分達の勝ちである様に感じられると、

必死にフィロはオリハを引き摺る!…

何なら自分の責任である事も口にして行く!…

それはまるで自分を戒める様に漏らすと、同時に励ます様にも聞こえ!…

と、そんなフィロ達の様子と言うのは勿論シロ達にも見えて居り!…

それを目にしたシロは!…


「フィ、フィロ!!…ッ…ッ~~~!!!…

く、くまお祖母ちゃん!!…シロを放し…!!!」


__ガバァ!!!…ババッ!!!…ッ!?…


やはり我慢出来ない!と言った様子でフィロ達を助ける事を当然考え!…

だがこの時やはりくまさんにガッチリ拘束され、

全くと言う訳では無いのだが身動きが取れず!…

が、それでも諦めない様子で藻掻き始め!…更にはくまさんに放して!と懇願…

このままだとオリハもフィロも死んでしまう!と…

涙ながらに訴えようとして見せると、

次にはくまさんが最後まで話を聞かずにガバッ!と…

突如シロを抱えて席を立つ!…

するとくまさんが突如席を立ったかと思うと、

今度はシロを抱えたまま何処かへ向かって走り始め!…

となるとそんなくまさんの様子にマサキ達も戸惑って見せ!…

しかしその時一番に驚くはシロで有り、シロは戸惑った様子でくまさんを呼び!…


「く、くまお祖母ちゃん!?…」


「あの子の所に向かうで!!!…シロちゃんは治療をしたって!!!…

お祖母ちゃんは死んでもシロちゃんの事を守るから!!!…」


一体何処に向かうのか!?と言わんばかりに戸惑う声を!…

するとくまさんもそんなシロに返事をするよう!…

やはりくまさんも居ても立っても居られなくなったらしく、

現場に向かう事を口に!…

その際二人を助けられるのはシロだけ!と話して行き!…

自分はもしもの時の壁!と…

覚悟が決まった様子でシロを守る事を口にすると、

急ぎ闘技エリアに向かい駆けて行く!…

となるとシロもその話を聞いてハッ!と…

と、同時にグッとやる気を見せる!…


「ッ!?…ふぇ!?…あっ…ッ!!…ッ~~!!!…

く、くまお祖母ちゃんも死なせないのです!!!…」


「…やったら俺らも行った方がエェやろ?…」


それは盾となるくまさんの事も助けるとばかりに!…

フンスッ!と意気語んで見せると、死なせない!とシロは決意の表情を浮かべ!…

と、そんなシロの言葉を聞いてくまさんもハッ!と…

すると次には信頼するよう笑みを浮かべ!…

急ぎ闘技エリアへの道を止まる事無くかけるのだが、この時くまさんの後続が!…

後を追い駆けて来た様子で声を掛ける!…と言うのもその正体はマサキで有り、

マサキだけでなくその腕にはハクもしっかり掴まっており!…


「ッ!…ッ!!…お、お爺ちゃん!!…ハクちゃんも!!!」


「急ぎましょう!!!…誰一人死んじゃ駄目なのです!!!」


その際ハクは自分も居る!とばかりにアピールの言葉を!…

自分も頑張るとフンスッ!と意気込み!…

お爺とお婆に抱えられとにかく先を急ぐと、改めて全員が生き残る事を!…

シロが誰一人欠けてはいけない事を口にする!…

するとそんなシロの忠告?と言うか…決意表明を聞いて各々が小さく頷くと、

ワンチーム・ワンファミリー!とばかりに一致団結して行き!…

と、一方でそんな闘技エリアに向かって来ているシロ達の事など露にも知らず!…

マサツグはバルデウスと戦闘を再開しよう!と…


「…サァ!!…コレデ心置キナクヤレルナ!?…ココカラハ全開!!!」


「なぁにが全開だこの野郎!!!…ぜってぇにぶっ倒してやるからな!?…」


__フォンッ!!!…グオオォォ!!!…ガキイイィィィンン!!!…ッ!?…


バルデウスはこれで遠慮なく暴れられる!とばかりに肩を回し!…

その手にまた魔力を溜め、次に放つ一撃に備えて見せ!…

一方でマサツグもそんなバルデウスに対してツッコミを入れる様に!…

未だオリハが倒れたと誤解しており!…

敵討ちに闘志を燃やすそんな様子を露わにすると、グッと大剣と彼方を握り直す!…

そして向かって来るであろうバルデウスに対して身構えて行く!…

そして両者共に準備が整った!とばかりにスッと動きを取って見せると、

互いに避ける事無く真っ向からぶつかり!…

と言うのも変に小手先技に出るとやられそうな!…

互いが互いのカウンターを警戒!…故に共にぶつかり合い!…

辺りに激しい消灯音を響かせて行くと、これまたその互いの感触に戸惑いを!…


「チッ!!!…まだ固くなんのかよ!!!…」


「ッ~~!!!…サスガニ響クナ!!…ダガ、シカシ!!!」


マサツグはまたバルデウスの甲殻?…

いやとにかく攻撃が固くなった事に驚きを露わに、

何なら面倒!とばかりにグッと睨み!…

一方で同じくぶつかったバルデウスもまたそのマサツグの一撃に!…

さも骨身に響いた様な!…若干の苦痛に表情を歪ませる様子を見せると、

次にはまだ耐えれる!と…やはりマサツグとの戦闘に心を躍らせる!…

と、互いに挨拶?を済ませた所で!…互いが弾き合う様にして一旦離れると、

そこから更にまた苛烈な戦いを繰り広げ始め!…


__ガキイィン!!……ッ…ドガガガガガガガガガガガガガ!!!!!…ッ!?…


「「ウオオオオオオオォォォォォォォォォォォハアアアアアアアァァァァァァァァァァァ!!!!」」


もはやご恒例の意地の張り合い!…

互いが一歩も退かない乱打戦に縺れ込み、これまた互いに相手しか見ていない!…

ただ相手を倒す事しか考えないで居ると、吠えるに吠える!…

それはもう最終決戦である事を彷彿とさせる!…そしてそんな様子を背後に!…

フィロは必死に歯を食い縛りながらオリハを引っ張り続けると、

今後ろで行われている戦闘が勿体ない!と…

チラッと振り返っては確認した後、じっくり見たいモノ!と話し…


「ッ!?…おぉおぉ!!…マサツグめ!!…勇ましい姿を!!…

…ッ!!…ほ、本当はじっくり!…ッ~~~!!!…

み、見て居たいモノなのじゃが!…い、今は!!…」


__バッ!!…ガッ!!…ッ!?…


「ふぇ?…」


が、勿論そんな事を言っている場合では全然なく!…

逃げなければ自分達の命が危ない!と…故に泣く泣くとばかりに言葉を漏らし!…

必死に逃げ続ける様子を見せていると、

次には何者かにスッと体を抱えられる様な!…また妙な感覚を突如感じる!…

何ならその驚きの余り、うっかりオリハの首根っこから手を放してしまう始末で!…

と、今度は戸惑いながらもチラッと確認!…一体誰が自分を?と…

情けないと言うか呑気と言うか、とにかく戸惑いの言葉を漏らしつつ!…

スッと顔を挙げて行くと、そこには現場に辿り着いたのかくまさんの姿が!…


「フィロちゃん確保ぉ!!!…お父さんもヒロを!!!」


この時くまさんはフィロを回収出来る様に、一旦シロを左脇に抱えて行き!…

俗に言う人攫いスタイルで!…シロも慣れた様子でくまさんの脇にしがみ付くと、

フィロが回収されるなり直ぐに治療を!…

一緒に抱えられているフィロに向かって両手を伸ばす!…

それこそ様子的にはまるで気を送るかの様で!…

シロの両手が淡い緑色の光に包まれると、ちゃんとフィロに向かって伸びて行き!…

尚くまさんはフィロを確保した事をわざわざ報告!…

と言うのも誰に向けての報告なのか?…

とにかく声を挙げてもう大丈夫である様に構えて?見せると、マサキに指示を!…

するとマサキもオリハの事を回収する!…


「言われんでもわぁってらい!!…

…あぁ~あぁ~!…豪いウェルダンになってもうて!!…」


因みにこっちもこっちで脱力しているオリハの腰に腕を回すと、

やはり人攫いスタイルで!…

何ならそのオリハの怪我の負い様にさも美味しそうな!…

こんがり焼けている事を口にして行き!…

これ大丈夫なのか!?と言った一応心配をするそんな視線を向けて行くと、

マサキと一緒に付いて来たハクもシロと同じ様に!…

マサキに抱えられながらオリハの治療を開始する!…

その際やはりシロと同じく両手をオリハに向けて伸ばして行くと、

淡い緑色の光を送り込み!…

と、一方でそんなハクの治療の効果がもう出たのか!…オリハは言葉を!…


「…ひ、人を…ステー…キ…」


「わぁったから大人しいしぃ!…今安全な所に運ぶさかい!!…」


と言うのも先程のマサキの言葉に対しての文句で有り!…

ステーキに例えられた事を不服とし!…

だらんとしたまま掠れた声でマサキに抗議をして行くと、

マサキもそんなオリハの言葉を聞いて宥める!…

それこそ文句は後で受け付ける事を口にする!…

そして安全な場所に運ぶに当たって!…

辺りに良さげな場所が無いか?をマサキとくまさんが探し出すと、

フィロはその様子に気が付き!…次にはスティング達の居る場所を指差し!…

そこが安全である事を話すと、マサキ達は言われた通りに避難!…

二人の治療に掛かるのであった!…

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脱サラしてラーメンのキッチンカーをはじめたアラフォー、平和島剛士は夜の営業先に向けて移動していると霧につつまれて気づけばダンジョンの中に辿りついていた。 最下層攻略を目指していた女性だらけのAランク冒険者パーティ『夜鴉』にラーメンを奢る。 ラーメンを食べた夜鴉のメンバー達はいつも以上の力を発揮して、ダンジョンの最下層を攻略することができた。 このことが噂になり、異世界で空前絶後のラーメンブームが巻き起こるのだった。

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
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貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

ダンジョンで有名モデルを助けたら公式配信に映っていたようでバズってしまいました。

夜兎ましろ
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 高校を卒業したばかりの少年――夜見ユウは今まで鍛えてきた自分がダンジョンでも通用するのかを知るために、はじめてのダンジョンへと向かう。もし、上手くいけば冒険者にもなれるかもしれないと考えたからだ。  ダンジョンに足を踏み入れたユウはとある女性が魔物に襲われそうになっているところに遭遇し、魔法などを使って女性を助けたのだが、偶然にもその瞬間がダンジョンの公式配信に映ってしまっており、ユウはバズってしまうことになる。  バズってしまったならしょうがないと思い、ユウは配信活動をはじめることにするのだが、何故か助けた女性と共に配信を始めることになるのだった。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
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ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!

おとうふ
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2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。 ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。 過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。 ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。 世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。 やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。 至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!

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