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-第九章-スプリングフィールド王国・再び編-
-第九章七十ニ節 最後の正面衝突!と運営の驚き!と怪物?マサツグ-
しおりを挟む今バルデウスが掲げているモノが落ちたならば、
恐らくその場に居る者達全員が死ぬ事になり!…
その際エレアノラが防御魔法を展開していは居るのだが!…
それも何処まで持つかが分からないモノで、
最悪この国一つが消えるかもしれない事になり!…
だがそんな中不敵に笑みを浮かべるマサツグはまさに狂気に駆られた様子で!…
次には向かって行かん!とばかりに…
自身の足に力を込めて思いっきり地面を蹴って行くと、
バルデウスに向かい吠える!…真っ向からバルデウスに喧嘩を堂々吹っ掛ける!…
__グッ!!…ッ~~~!!!!…ダンッ!!!!…ッ!?…
「バアアァァルウウゥゥデエエェェウウウゥゥスウウウウウゥゥゥゥゥ!!!!」
「ッ!……ッ…クルカ!…」
それは傍から見ればとてもクレイジー、しかし見方を変えれば英雄で有り!…
とにかく何方に事が運ぶか?は全く分からず、
誰もが緊張した様子でマサツグに視線を!…
そしてバルデウスも向かって来る様子にボロボロになりながらも!…
フッと笑みを零して行くと、次には狙いを向かって来るマサツグに!…
その巨大な空気の球を落とそうとする!…
その際誰が如何見ても間違いなくヤバいモノだ!と言うのが一目で分かると、
そのバルデウスの様子に誰もが恐怖する事に!…
だがそれでも何故か逃げると言った事は皆せず!…
宛らマサツグの事を信じて居るのか?…
或いはもう逃げても遅い!と悟って居るのか、
誰もが動かないそんな様子を見せていると、
一方でマサツグは飛んだ勢いのまま!…グッと大剣を握り込む!…
__…グッ!!…ジャコンッ!!!…
「…さぁ~投げて来い馬鹿野郎!!!…
ッ…ピッチャービビってる!!…ヘイヘイヘイ!!!」
〔…何かテンション可笑しな事になってないか?…〕
その際その飛んでいるマサツグの姿と言うのは!…
その容姿からまるで対空戦に持ち込もうとしている、
某・偽りのソルジャーさんの様に見えるのだが!…
しかし当の本人はそんな自身の姿の事など全く何も考えて居らず!…
頭の中は技を打ち返す事しか!…
それこそ某・海産物家族の長男の友達宜しく、
い○の~野球しようぜ!とばかりにバッティングの事しか!…
何ならバルデウスを挑発する言葉も野球が絡み!…
因みに本人は別に野球は言うほど好きではなく、勢いとノリだけで!…
故に化身覚醒のライモンドにもツッコまれる始末!…
だがバルデウスはそんなマサツグを気にして居らず!…
向かって来た事に感心すると、遂にマサツグに向けて技を!…
{…ソノ意気ヤヨシ!…ナラ!…我モ最後ノ一撃ヲ躊躇ワズ!!…
貴殿ニ真ッ向カラブツケテクレル!!!…
…コレガ!…コレガ我ノ放ツ最終奥義!!!…}
__スゥックンッ!!…ッ!!…
{[最厄の嵐の種]!!!!!}
と言うのもバルデウスはやはり某・竜玉集めの漫画宜しく!…
超が付く程の元気の塊の玉の様なモノ落とす攻撃の様に!…
両腕をマサツグに向けて振り下ろし!…
その空気の球をマサツグ目掛けて投擲すると、
やはりダメージが大き過ぎて喋れないのか!…心の中で自身の技名を口にする!…
その際この後の展開も読めて居るのか、
恐怖など微塵も感じていない様子でフッと笑みを浮かべ!…
と、一方でそんな空気の塊を投げつけられた事で!…
マサツグもハッとした様子を!…
次にはギュンッ!とバッティングフォームを整え!…
「キタアアアァァァァ!!!…ッ!!!…
いっけええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
__ギュッ!!!…グオンッ!!!…カッ!!!…ッ~~~~~……
興奮気味に空気の球が飛んで来た事を叫んで見せると、
次には全身の力を遺憾無く発揮して大剣をバット代わりにフルスイング!!…
何なら掛け声付きで峰を接触面にさて真っ向から勝負を仕掛けて行くのだが、
その空気の球と接触した瞬間!…とんでもない圧力が解放され、
途端にマサツグはその空気の球に飲み込まれた様に姿を消し!…
と、同時に当たりにもトンデモナイ風圧を放ち始め!…それはまるで台風の様な!…
いや台風よりも凄まじく、その技の名前にも有った通り!…
世界の終わりを告げる暴風となって辺りに吹き渡る事になると、
エレアノラも一気にその表情が苦痛に歪み!…
「ッ!?…ッ~~~~!!!…ッ~~~~~~~!!!!!」
__ブワアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!…
そして更にその風圧は恐ろしい事に!…と言うのも辺りから音を消し去る!…
それは別に何か人体に影響を及ぼしたとかでは全然なく、
ただただ暴風のせいで音がそれだけしか聞こえなくなり!…
故に心配の声も風のせいで余裕で掻き消され!…
さすがのエレアノラの防御魔法も音までは防げないのか!…
とにかく轟音がそれぞれを襲い!…
闘技エリアに居るシロ達にも当然その脅威を存分に発揮して行くと、
こっちはこっちでエレアノラの防御魔法に守られていないらしく!…
その風圧にも堂々牙を剥かれて怯んでいた!…
「ッ!?…な!?…ッ~~~!!!…こ!…ッ~~~~!!!」
「み!…ッ~~~~~~!!!…」
__グワアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!…
それはもうその場から一歩も動けない!…
いや何なら身体が飛んで行ってしまいそうなフワッとした!…
異様な感覚をその身に感じると、今度はまた別の風圧と言う障害に苛まれ!…
と言うのも幾ら辺りを心配するよう言葉を発しても、
その言葉は誰の耳にも一切届かず!…ただ文字通り掻き消され!…
今こうして生きている事すらもはや奇跡!…そんな風に生を実感?…
とにかく各々が戸惑っていると、
一方でその風圧どころか技そのものを喰らって居るモノが!…
同じく喋れない様子でその衝撃に困惑していた!…
{ッ~~~~!!!!…よ、予想以上にめっちゃくちゃ重い!!!!…
な、何なら余裕で腕持っていかれる!!!…
風の音以外もう全く聞こえない!!!…
て言うかこの音が本当に風の音なのかすらも怪しい!!…
…それでも何でこうして真っ向から勝負出来てんのか不思議な位だ!!!…
…ッ…まだ終わってねぇって事だよな!?…}
__グオンッ!!…ッ!?…ッ~~~!!!!!…
{…てか!!…終われる訳がねぇよなあぁ!!!!}
目は開けられずと言うか閉じられず、
それこそ顔の皮膚が全部持って行かれそうな!…
だがそこはあくまでもゲームで有り、そんなヤバい状態になる事は決して無く!…
しかしそれでも凄まじい事には変わりはなく!…
その技を受け止めている大剣はとても重く、
それこそ一瞬でも気を抜けば簡単に持って行かれそうな圧を感じ!…
何ならマサツグ自身今聞こえている音自体にも不信感を抱くレベルで!…
と言うのも何もかもが規格外で、
一種の麻痺かトンデモナイ事になっている様な気を感じ!…
と、仕舞にはそんな考え事すら許されぬ事態に!…
何故なら先程言った通り気を抜けば、今持っている大剣が吹き飛ばされそうに!…
故に歯を食いしばって必死に抵抗!…
ここまで来て終われない!と自分自身に言い聞かせ!…
必死に無い地面を踏ん張っていると、ライモンドもこれには参り!…
〔ッ~~~~!!!!…ぜ、全身が軋みやがる!!!…
な、何なんだこの一撃ぃ!?…今までに喰らった事の無い!!!…
とにかく不味いって事だけは!!!…〕
{ッ!!!…泣き言言ってんじゃあねぇぜライモンドォ!!!!…
耐えられなくても耐えんだよ!!!!……ッ…漢の勝負ってのは!!!…
一回始めたらもう最後逃げちゃあいけねぇって!!!…
ちゃんと誰かに習わなかったのかあぁ!!?…}
霊体の事を言っているのか、大剣の事を言っているのか?…
とにかく全身が軋むらしく!…
マサツグと同じく今堪えている事を口にすると、改めてこの技の破壊力に困惑!…
もう死んでいるのに死ぬかもしれない事を口にする!…
となると一方でそんなライモンドの言葉はマサツグにも届いているらしく!…
マサツグはそんなライモンドの言葉に対して、
口も開けないがそれでも心の中で文句の言葉を漏らし!…
何なら偉そうに説教染みた事を心を通して話して行き!…
が、言った所で気休め程度で!…依然として威力が落ちる様子は感じられず!…
__ゴワアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!…
{ッ~~~!!!!…に、にしてもキチィ!!!…
こりゃさすがのライモンドだって!!…
泣き言の一つや二つも言いたくなるってモンだろうよ!!!…
…てかこんな技ぶっ放すモンスター作るとか!!…
運営も大概頭のネジぶっ飛んでんじゃねぇのかぁ!?…
こんなの鯖にトンデモナイ負荷が!!!…}
故にマサツグもやはりライモンドの言う事には同意する部分がある訳で!…
何なら本当にこの攻撃は大丈夫なのか!?と、バルデウスの存在もそうなのだが!…
これを予期してちゃんと運営をして居るのか?と…
改めて運営陣に対して正気であるかどうか?を疑ってしまうと、
マサツグはそのままバルデウスの攻撃に拘束される事に!…
一方でこの衝突はその運営の方にも伝わって行く!…
しかしその伝わる方法と言うのも、運営にとっては不本意な形で!…
__一方で[アルバスクロニクル]運営・対策本部…
「お、おい!?…一体何が如何なって!?…」
「た、大変です部長!!!…バ、バルデウスが!!!…
バルデウスがサーバーを落としかねない攻撃を繰り出したみたいで!!!…」
と言うのもその現場?ではある警告音が響いており、
それを聞いた運営の一人が慌てて見せ!…
その際事態を分かって居ない様子でまずは何が起きたのか?を尋ね始め!…
するとその質問に対してサーバーを管理する者が!…
その尋ねて来た者の事を部長!と…その者の役職名でまずは返事をすると、
次には今起きている事を率直に説明!…
慌てながらバルデウスが原因である事を明かして行く!…
何なら更にそのバルデウスが何を仕出かしたのか?についても話し続けると、
それを聞いた部長はまた驚く反応を見せ!…
「ッ!?…は、はあぁ!?…な、何を馬鹿な!?…
た、確かにバ、バルデウスっていやぁ!!…
ワールドBOSSクラスのエネミーだが!!…
それでもサーバーを落としかねない攻撃なんぞ出せる筈が!!!…」
「そ、そうなんです!!!…そう設定がされて有った筈なんですが!!!…」
この時部長はちゃんとそのキャラの事を知っている様子で、しかし理解よりも驚きが!…
それこそ幾らなんでもあり得ない!と…と言うのも幾らBOSSとは言え、
そんなサーバーを落としかねない激重攻撃をする!…
或いは設定がされて居る筈が無い!と慌てながら否定的になって反論をするが、
それでも管理している者は肯定をしながら反論!…とても変な返事をする!…
何でもその管理をする者も信じられない様子で、しかしこれが現実!と…
となるとそんな返事をされた事で部長は更に戸惑いを露わに!…
「ッ!?…そ、それってまた!!…どっかの馬鹿が!!…」
「い、いえ!!…その様な痕跡はなく、ただ単純に設定のミスかと!!…
…現在異常値のバルデウスと戦闘を繰り広げているプレイヤーが一名!!!…
その名前が[マサツグ]と!!!…」
すると次には自身が考えられる可能性を口にし始め!…
と言うのもまたチーターかハッカー、或いはそう言った連中がまた!…
余計な事をしたのではないのか!?と疑う言葉を続けようとするのだが、
それに対しても違う!とまた反論…先程とは別の者が返事をする!…
それは如何やら原因を探っていた別の管理者の声の様で、
その原因を単純に設定のミスであった事を既に特定しており!…
要は最初からバルデウスはバグレベルで可笑しかったらしく!…
故にその者も慌てて居り、今その対処と言うか!…
現在交戦中であるプレイヤーの名前を部長に明かして行くと、
遂にはその名前が憶えられたのか!…その名前を聞くなり部長は!…
「ッ!?…ま、まぁたマサツグゥ~!?!?…
…ッ…も、もはやここまで来ると!!…
チーターかハッカーなんじゃないか?って思うんだが…」
「…残念ながらそのどれにもそれらしい形跡…痕跡等は一切ありません…
寧ろ優良プレイヤーです……我々運営チームにもファンが出来る位に…」
さも主犯格とばかりに戸惑いの言葉を!…
そして何かしら騒ぎを起こしている事から!…
仕舞いには分からない所でやっているのでは!?とばかりに疑ってしまうと、
またそれについても別の運営の人間が否定!…
と言うのも同じ事を考えた事があるらしく、既に調べた後の様で!…
だが調べた所でそのマサツグからは何も怪しい所は無かったらしく!…
本当に数奇な運命!と…何か持っている事を認めざるを得なかった様子で!…
その者がポソポソと説明をするよう話して行くと、
何なら自分達運営にもファンが出来ている事を!…
それこそ追記の様に漏らして行く!…
するとその話を聞いて部長も思わずギョッとすると、
次にはツッコミを入れる様に!…
「…ファンの有無まで聞いてはいない!!…
…とにかく!!…今はこの事態を対処する為!!…
彼にバレないよう全力で援護を!!!…
あとサーバーが落ちない様こちらからもアプローチを!!!…
…にしても…何でこうも…彼は数奇なイベントを手繰り寄せるんだ?…
本当に何かツイてるかヤッてるとしか?…」
別に安置と言う訳では無いのだが、そのファンの有無については聞いていない!と…
そして気を取り直す様にして指示を出し、今はサーバーを落とさない様!…
それこそマサツグに協力をするよう陰ながらの支援を指示して行くと、
その指示を聞いた運営の面々も直ぐさま援護!…何も語る事無く掛かって行く!…
そして指示を出し終えた所で部長も自身の席に戻ると、
やはり信じられない様子で言葉を零し!…それは呆れる様な戸惑う様な!…
が、幾ら考えた所で仕方がなく!…今はマサツグに掛かっている!と…
マサツグの勝利を願うのだが、その一方でマサツグはと言うと!…
__ゲーム内・春野原闘技場上空にて…
{ッ~~~~!!!!…う、腕が!!!…
…一向に弱まる気配もねぇし!!!…一体如何すれば!!!…}
〔ッ~~~!!!!…あ、諦めんじゃねぇ!!!!…
さっき人にあれだけの事を言っといて!!!…
テメェが折れようとしてんじゃねぇぞ!?…
…もし諦めてみろ!?…そんときゃテメェがくたばってこっち側に来た時!!!…
おれがお前をボコすからな!?…〕
見事なまでに追い込まれて気絶寸前!…
しかしまだ辛うじてTPが残っている事から意識は飛ばず、
故に今自分が置かれている状況に対し!…
それこそ如何しようか!?と万策尽きた様な事を考えてしまうと、
そんな弱気な声がライモンドにも聞こえたのか!…
今度はライモンドがマサツグに文句を言い出し!…
先程言った言葉を飲み込むんじゃねぇ!と励ます?…
いや八つ当たりするよう口にすると、マサツグもその言葉を聞いてピクッ!と…
途端にハッとした様子で気力を絞る!…
{ッ~~~!!!!…だぁれが諦めるかよ!?…
寝言は寝てからぬかしやがれ!!!!…
…ッ!?…ッ!!…ッ~~~!!!!…そ、れにぃ!!!…
何かあと少しな気もすんだ!!!…
…何か!!!…何か忘れている様な!!!…}
__ギャワアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!…
この時そのライモンドの文句に対して噛み付き出すが、
結局のところ挽回策は何も思い付かず!…
が、何もヒントが無いと言う訳でもないらしく!…
それはマサツグの感覚的にはあと少し!…
あと少し何か自分に足りていない様な気を感じると、
必死にそれが何なのか?を…答えを求める様に考え続ける!…
しかしその間にも更に暴風はマサツグ達を苛み!…
更には直撃と言う訳では無いのだが、
マサツグの足下に居る者達もずっと強風に晒され続け!…
時間がもうあまり残されていないことは明白であり!…故に余計に焦りを!…
これまた更にHPを削る羽目になってしまうと、
ここでマサツグが忘れていたスキルが発動し始め!…
__ッ~~~!!!!…ギュンッ!!!…グンッ!!!…
{ッ!?…な、何だ!?…急に体に力が!?…
…って、ッ!?…そ、そうか!!…まだこれが有った!!!…}
その際マサツグが忘れていたスキルと言うのは、
こう言った土壇場でやっと本領発揮する技で!…
と、そのスキルが発動した事で全身の筋肉が一気に活性化!…
それは生存本能からか!…
普段ではあり得ない位に力が入り易くなったの事を感じると、
マサツグも突然の事に吃驚!…何なら思わず戸惑ってしまう!…
そして一体何が起きたのか!?とこれまた悩むそんな様子を見せるのだが、
次にはハッとした様子で理解を示し!…
と言うのもこれはスキルとして手に入れる前からお世話になっていた様な!…
ある意味固有スキルと言った所で、マサツグもここに来てか!?と…
とにかくいつも通りその場の流れに乗って行くと、
一方でライモンドもマサツグが活力を取り戻した事で思わず戸惑い!…
〔ッ!?…な、何!?…何が有ったって?……ッ!?!?…〕
__グッ!!…グググッ!!!…
〔う、嘘だろ!?…お、押し返し!?…〕
当然幾ら化身覚醒をしていてもマサツグの個人的と言うか、
あるスキルに関しては知らない訳で!…
だがマサツグは恐ろしい事に徐々にその空気の球を押し返し!…
となるとその様子を目にしてライモンドも驚愕!…
先程まで押されていたのが嘘の様で!…
信じられない!とばかりにその押し返している事実を口にすると、
一方でそんな言葉すらも耳に入らない程に超集中!…
ただ自身の自我を保ち!…全身の筋肉に力を入れ続ける事に重きを置く!…
{意識を飛ばすなぁ!!…ここで飛ばしたら、本当の本当に終わっちまう!!!…
どうせぶっ倒れるならハッピーエンドで!!…俺の納得行く終わり方で!!!…}
それこそ願うはハッピーエンド!…
自身の手で勝ち取る事を考えると、必死に歯を食いしばって空気の球に抗い!…
その間無理を通そうとして居る為、HPとTPの消費は激しく!…
しかしそこは運営のお陰か或いはまた別の力か!…
そうはさせまい!とマサツグをリジェネ!…
ギリギリのラインをまるで意図的に保つ様な事になって行くと、
一方で自身の技が返されそうになっている事に!…バルデウスもハッ!と…
気が付いた様子で驚き始める!…
{……ッ!?…バ、馬鹿ナ!?…ワ、我ガ最終奥義ヲ持ッテシテモ!?…
…ッ…クフ!…クハハハハ!!…アァ、イイ…良イゾ?…
モット我ニ見セテミロ!!…生ヲ勝チ取ラントスルソノ足掻キヲ!!!…
……ッ!……ッ…アァ…ソウカ…ソウ言ウ事カ……}
〔な、何が何だか知らねぇが!!…行ける!!…行けるぞ!!!…〕
それは当然とばかりにあり得ない!と驚いて見せるが、
次第に事実を受け入れた様子で笑みを零し!…
と言うのもこれもまた一興!と言った様子でふとある事を考え!…
それも言わずもがなと言った所か!…
このまま黙って押し返される筈も無く、
バルデウスもそんなマサツグに対して抵抗の意志を露わに!…
その自身の空気の球に圧を掛ける!…
その際ふとある事にも気が付いた様なそんな素振りを見せるのだが、
今は勿論それ所ではなく!…
そしてその空気の球を挿んでの鍔迫り合いに発展すると、
マサツグも辛いのか更には歯を食い縛り!…
__ッ~~~!!!!…ギギギッ!!…ギギギギギ!!!…
〔…ッ!!…なぁここまで来たんだ俺達!!!…
この化け物に一泡吹かせようとしてんだぜ!?…
なぁ!!!…腹ぁ括れや相棒!!!!…一緒に笑って笑おうぜ!!!!〕
{ッ!!!!…ウオオオオオオオオオオォォォォォオオオオオオオオ!!!!!}
この時その辛さを象徴?…いや代わりに訴える様に大剣が軋み!…
折れるとまでは行かないが、とても不安になる音を立てて見せ!…
が、そんな自身?の事など御構い無しにライモンドはマサツグに言葉を掛け出し!…
と言うのもそのマサツグが辛そうな様子を見て!…
あと少しであるよう励ます様に!…
一緒に大団円を迎える事を更に続けて話して行くと、
その言葉はマサツグにちゃんと届いたらしく!…
マサツグは最後とばかりに心で吠える!…
すると更に押して来た事でバルデウスも感じ取った様にビクッ!とすると、
これまた驚きの言葉を漏らし!…
{ッ!?…グッ!!!…マダ、マダァ!!!!…
…ッ…我、トテ!!!…最後ノ最後マデ!!!…意地ヲ!!!!…}
{打テエエエエエエエェェェェェエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!}
__グンッ!!!!…バギュンッ!!!…ッ!?!?!?………ッ…
しかしだからと言って絶対に手は抜こうとしない!…
勿論自分にも意地が有るから必死で有り、好敵手に勝ちたい気持ちは一緒で!…
故にその最後の瞬間までバルデウスは決して折れずに居り!…
が、その思いも一歩及ばなかった様子で次には決着!…
それはバルデウスの予想をも裏切る結果となり、
空気の球はバルデウスに弾き返されたのではなく!…
まさにマサツグがホームランをかっ飛ばしたよう!…
押し出されてバルデウスの背後を飛んで行く結果に終わると、
最終弾かれた当の本人も思わずバッ!と…
振り返って飛んで行く自身の技を見詰めて行く!…
{…バ、バカナ!?……コ、コンナ…コンナ幕引キナド!!…}
__…ッ……ギュンッ!!!…ゴシャアアアアアアアァァァァァァァ!!!!!…
当然この結末にバルデウスは呆然とするよう、
ただ自身の後ろを飛んで行く空気の球をジッと見詰め!…
それはバルデウスにとって今如何言う風に見えて居るのか?…
宛ら遠ざかる惑星の様に見えて居るのか、
或いは自身の命が何処か遠くに飛んで行こうとしてる様に見えて居るか?…
とにかくバルデウスでももう如何にも出来ない様子!…
そしてドンドン遠ざかって行った結果!…
位置的には大気圏辺りであろうか、そこで空気の球が炸裂し!…
となるとその爆風?は地上にまで届く威力であったらしく!…
その風に煽られたと言うべきか、闘技エリアに居るくまさん達が悲鳴を上げ!…
「ッ!?…うわああぁぁぁあぁぁああぁぁああああ!?…」
「な、何々!?…今度は何ぃ!?…って、えぇ!?…」
感覚的にはビル風の様な!…踏ん張らないと吹き飛ばされそうな!…
そんな風に煽られ思わず悲鳴を上げて身を丸めると、時間に数十秒!…
はたと風は途端に止む!…
そして止んだ所で辺りを確認しながら今のは何!?と…
戸惑いの言葉を漏らしてい居ると、次にはハッと思い出した様子で頭上を見上げ!…
するとそこには雲一つない晴天の空が!…
何ならいつの間にか空に有った亀裂も消えて居り、
その頭上では未だフルスイングしたであろうマサツグの姿!…
更にはさもホームランを打たれてショックを受けているかのよう!…
背後を振り向き固まるバルデウスの姿も見つけて行く!…
さてそんな異様な光景を目にして!…
これは何!?と言葉にならない戸惑いを感じていると、
大人より子供達の方がハッと我に返るなり!…
「「「ご、ごしゅじんさま(先生)!!!!」」」
「……あ、ぃ…ッ…な…ッ!………」
〔…や、やりやがった!!!…本当に!!!!……〕
言わずもがなシロとハクとフィロの三人!…
当然とても心配をした様子でマサツグを呼び!…
ジッとマサツグの事だけを見詰めていると、一方でその肝心の本人達は!…
今起きた事に自分達でもあり得ない!とばかりに言葉を漏らす!…
特にバルデウスは喋る事すら辛そうなのだが、
それでも!とばかりに目を真ん丸にして掠れる声であり得ない!と…
一方でライモンドもやった!と口に…本当に成し遂げたマサツグに驚きを隠せず!…
思わず喜ぶ様にしてマサツグを褒めようとするのだが、
そこで見たマサツグはと言うと!…
「…ぎ……逆…サヨ、ナラ…満…ッ…塁……ッ…」
__…ふらぁ!…ッ!?!?!?…
「「「ご、ごしゅじんさま(先生)!!!!」」」
本当に色々と限界であったらしくここで意識が途切れてしまい!…
それこそ最後の言葉とばかりに!…フッと笑みを浮かべつつ!…
逆転サヨナラ満塁ホームランの言葉を口にするのだが、
それも最後まで言い切る事が出来ず!…遂にはフラッと倒れ始める!…
その際今の今まで何で対空出来て居るのか?についても疑問なのだが、
気にすべきはそこではなく!…倒れたマサツグの方に当然集中!…
またシロ達三人が慌てて呼び、小さいながらも受け止めよう!と…
そのマサツグの落下ポイントである地点に駆けようとすると、
一方でマサツグが倒れた事にライモンドも慌てる!…
まだ倒れるな!とばかりに声を掛けて行くのだが!…
〔ッ!?…お、おい!!…〕
__ヒュウウウウウウゥゥゥゥゥ!!!!…
〔マ、マジかよ!?…最後の最後でこの高さで落ちたら!!!…
…ッ!!…い、いけるか!?……ッ!!…いや、やるしかねぇ!!!!〕
勿論呼んだ所で反応は無く、依然として落下して行く事に!…
それこそ頭から着地するビジョンが思い浮かぶと、
更にライモンドは慌てて見せ!…
が、そのまま何もしないと言う訳では無いらしく!…
ふと思いついたのはデグレアントでの事、
一時的にマサツグの身体を借りた事で!…
今ここで自分がマサツグの代わりに動けたのなら!…
しかしあの時とは当然全く違い!…
マサツグはダメージを負って居り、本人の意識も無いからで!…
しかし悩んでいる暇もこれまた無く!…次には無理やりにでも!とばかりに、
マサツグの身体へ入り込むと…
__スウゥ……ッ!!…ッ~~~!!!…
{いってえぇぇぇぇ!!!!…な、何だこれ!?…
ドラゴンに踏みつぶされた時よりも痛ぇ!!!!……けど!!!!}
__ジャコンッ!!!!…ッ!?…
意外と出来るのか憑依に成功!…しかし次に襲い来るは静かな激痛!…
何ならそれは過去一らしく、
ライモンドはこの時ドラゴンに踏みつぶされた時の事を思い出し!…
が、今の激痛はそれ以上である様で!…この痛みに耐えていた事に改めて驚き!…
今はそんな怯んでいる場合ではない事を考えると、
意識的に痛みをシャットアウト!…ただ目の前の事だけに集中する!…
その際素早くグッと大剣を握って行くと、徐々に近づく地面に対して大剣を構え!…
と、そんなライモンドの様子に幼女三人もハッとして行き!…
思わずパッと足を止め!…その様子を見守っていると、
ライモンドはライモンドで動きを!…
{…まだ!!!…まだ俺からして見れば!!!…}
__グオオォォ!!!…ッ!!!…
{動けねぇってレベルじゃねぇ!!!!!}
この時さもマサツグには負けていられない!とばかりに強がり始める!…
それこそまるでまだ自分の方が強い!と言う様に…
心の中で言葉を漏らすと、その迫り来る地面に対してグッと睨みを利かせて行き!…
と、次にはそのまま行ったら激突と言ったタイミングで!…
ライモンドはその自身の大剣に炎を!…技を放つ事で衝突の緩和を図って行くと、
掛け声!と言った具合で更に言葉を!…
これまた更に強がる言葉を口にするのであった!…
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ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
神様のせいで最強魔力持ちにされたけどコミュ障だから、森の奥で人外の弟子とひっそり暮らしたい
☆ほしい
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極度のコミュニケーション障害で、まともに人と話せない青年、相川静(あいかわ しずか)。
彼はある日、女神の手違いで異世界に転移させられてしまう。
お詫びとして与えられたのは、世界を滅ぼせるほどの規格外の魔力。
しかし、コミュ障のシズカにとって、そんな目立つ力はトラブルの元でしかない。
彼は人目を避けるように、魔物が住む広大な森の奥深くへと逃げ込んだ。
そこで出会ったのは、親を亡くした一匹の幼いドラゴン。
言葉が通じないはずのドラゴンになぜか懐かれ、なし崩し的に弟子(?)として面倒を見る羽目に。
シズカは強すぎる魔力で獲物を狩り、ドラゴンに食事を与え、魔法をジェスチャーで教える。人間相手には一言も話せないが、ドラゴン相手なら不思議と心が安らぐのだった。
これは、最強の力を持つコミュ障青年が、人間社会から完全に孤立し、人外の弟子とのんびり暮らそうと奮闘する物語。
ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた
ひまなひと
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主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。
今の所、170話近くあります。
(修正していないものは1600です)
俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
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仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
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カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。
ダンジョントランスポーター ~ 現代に現れたダンジョンに潜ったらレベル999の天使に憑依されて運び屋になってしまった
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二十年前、地球の各地に突然異世界とつながるダンジョンが出現した。
ダンジョンから持って出られるのは無機物のみだったが、それらは地球上には存在しない人類の科学や技術を数世代進ませるほどのものばかりだった。
そして現在、一獲千金を求めた探索者が世界中でダンジョンに潜るようになっていて、彼らは自らを冒険者と呼称していた。
主人公、天城 翔琉《あまぎ かける》はよんどころない事情からお金を稼ぐためにダンジョンに潜ることを決意する。
ダンジョン探索を続ける中で翔琉は羽の生えた不思議な生き物に出会い、憑依されてしまう。
それはダンジョンの最深部九九九層からやってきたという天使で、憑依された事で翔は新たなジョブ《運び屋》を手に入れる。
ダンジョンで最強の力を持つ天使に憑依された翔琉は様々な事件に巻き込まれていくのだった。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
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貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
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