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-第九章-スプリングフィールド王国・再び編-
-第九章八十一節 匂いの正体と恐ろしい聖域?と藪蛇ならぬトカゲ!-
しおりを挟むさてバルの様子を気にしつつマサツグ達は反対側へ!…
その際何が起きても大丈夫な様に!…最初から[刹那]を使える様に身構えていると、
そこそこ程進んだ所でその匂いの原因と思われる場所に!…
そこで他とは違う草花が群生して居る所を見つけて行く!…
それはよく探せばだれでも見つけられそうな場所で有り、
特段特別と言った様子もなく!…
が、シロとハクはその草場が群生して居る所に興味津々!…
何ならここは安地!とばかりに…心安らぐ様なそんな反応を露わにすると、
一方で現場に辿り着いた事でシルビィもハッ!と…
匂いに気が付いた反応を見せる!…そして!…
「…ッ!…こ、ここは!…た、確かに何かスゥ~っと息がしやすい様な…」
シロとハクと同じく心安らぐ!と言った具合に、
だが同時に何故か落ち着ける場所であるのか?に若干戸惑い…
と、別にそれがいけないと言う訳では無いのだが!…
その原因が気になった!と言うか…何か不思議に感じてしまい!…
その原因を探る様ふと辺りを見回すが、ただあるのは草花ばかり!…
余計にえっ?と言った様子で戸惑い続ける!…
その一方でマサツグはゲームの仕様上で匂いが全く分からず!…
「…うぅ~ん…俺鼻ツンだからわかんね!…
でも確かに様子を見る限り…心が落ち着いている様な…」
幾ら匂いを嗅ごうがそれが香って来る事はなく!…
しかし目の前にシロとハクの様子を見て、何か異変!…
いや心から落ち着いている様なそんな風に見えていると、
別に慌てると言った事無く!…
ただ不思議そうにシロとハクをジッと見詰める!…
それこそまるで子供の喜ぶ姿を見るよう!…
心穏やかな気持ちで二人の様子を観察し続け!…
一方でシロとハクは更にその草花が群生して居る所でぺたん!と腰を据え始め…
「…ここ、凄いのです!…トカゲの匂いがしません!…」
「…ふわぁ~…なんだかとっても落ち着くのですぅ~…」
この時ハクは先程まで気にしていたトカゲの匂いが全くしない!と、
目を見開き驚きを露わにして見せ!…と、その一方でシロは何だか眠そうと言うか…
とてもリラックスした様子でその場に溶け出し!…
来ている衣服が汚れるようが御構い無し!と言った所か…
遂にはゴロン!とその場に転がる様子を見せると、
やはりリラックスして居るのか落ち着く!と…心安らかな表情を浮かべ始める!…
見た目的にはよく漫画等で見る原っぱに転がり昼寝をする様な!…
が、マサツグはそんな様子を見て逆にピクッと違和感を感じ!…
「……呼吸一つでこの溶けよう!…
なんか違う意味でヤバい草なんじゃ?…」
別に深刻な意味でこの状況を受け取った訳では無く、
あくまでも冗談と言うか戸惑ったと言うか!…
特にあのシロとハクがここまでだらける姿を見せた事が無かったから余計であり!…
と言うのも宿泊施設等ではよく見ているのだが、しかし外では見た事が全く無く!…
因みにその様子は宛らホットカーペットの熱で溶けたハムスターの様にだらけ!…
もうシロはのびのびゴロゴロ!…受けたクエストを忘れた様に!…
まるで天国に居る様な今にも寝てしまいそうな様子を見せていると、
一方でハクはまだ転がってはいないものの!…陥落した様子をやはり見せる!…
尚ハクの方は転がる事無く、ペタンと座り込んだまま徐々にウトウトしており…
故にマサツグとしてもこれは一体!?と言った所で!…
…戸惑いを感じて如何しようか?と…
悩む様子を見せていると、シルビィは落ちていない様子で言葉を!…
「…掃除致しますか?…」
「ッ!?…い、いやそこまでしなくても!!……ッ…
まぁ害があるようには見えないから…てか俺が調べれば良いのか…」
と言うのもまるでここが罠であったかの様に言葉を口に!…
尚シルビィとしても全く影響を受けていないと言う訳では無いらしく、
無駄に力む事で何とか理性を保とう!とし…
と、そんな努力と言うか抵抗と言うか!…
シルビィの様子と言葉にマサツグも戸惑ってしまう始末であって、
本当に有害なのか何なのか?…
もはやどちらとも判断が付けにくい様な場所に思えてしっていると、
ここでふと原点に!…調べる事を思い付く!…
すると自分でも口にしつつスッとその近くに生えている白い花を摘んで行くと、
その正体を確かめ!…
__…ッ…プチッ!……
「…[鑑定]!!」
__ピピピ!…ヴウン!…
-----------------------------------------------------------------------
【ベリーズ・カモミール】
【レア度 D】
スプリングフィールド大陸にてよく見られる草花の一つ。
花を乾燥させた物はハーブティーの材料としてよく知られ、
このハーブティーを飲んだ者は如何に怒り狂って居ようと
忽ちに鎮静化、ある意味で恐ろしい薬草として知られている。
尚繁殖力も凄まじく、栽培をする際には細心の注意を要される
物としても知られている!…
-----------------------------------------------------------------------
「ッ!…あぁ~これ[カモミール]だったのか!…通りで!…」
そこで表示されたのは無害?なハーブの一種であった事!…
何なら薬の材料であるかの様な説明文まで目にして行き!…
マサツグも納得した様子でその白い花がカモミールである事をポロッと零すと、
その安堵するマサツグを余所に!…シルビィはキョトンとした表情で質問をする!…
と言うのもカモミールと言うモノを今までに見た事も聞いた事も無かったらしく、
さも如何様なモノなのか?とばかりに戸惑い…
「…カモ、ミール?…とは?…」
「ッ!…え?…ッ!…あ、そっか……そうだなぁ?…
簡単に言うと鎮静作用の高いハーブ、とでも言っておこうか?…
この花の部分を乾燥させて!…お湯を注いで蒸らしてから飲む!…
寝る前とかに飲むとすごくリラックスしたまま眠れるって言う…」
「…ハーブ……その様なモノが……ッ…」
何故ならシルビィが今まで居た所は寒い土地で!…
花が咲くには厳しい環境が故、花を見る事すら珍しい!とらしく…
と、マサツグもそんなシルビィからの問い掛けに思わず戸惑ってしまい!…
が、次にはハッと気が付いた様子で状況を把握して行き!…
改めてカモミールとは何なのか?…
自身が知っている限りの知識で簡単に説明をして行くと、
シルビィは初めて知った!とばかり、ジッと詰まれたカモミールを凝視する!…
それこそそんな便利なモノがあるのか!と言わんばかりに凝視すると、
ハーブと言う言葉に興味を持ち!…すると一方でそんな説明など右から外に!…
シロは更にだらけ始め!…
__はにゃ~~~ん……
「…通りでシロ様とハク様がこんなに…」
「…いやこれは効き過ぎな気がするんだがな?…
…でもこれがハクが言っていたスゥ~スゥ~するモノ?…
聞いた話では確かカモミールは甘い爽やかなリンゴっぽい香りって聞いたが?…」
もはやその姿にフェンリルの面影など全く無く、
宛ら完全にだらけ切っている家犬が如く!…と、そんなシロと…
ハクはまだ溶け切っていないが!…それでもこんな姿になったのは花のせい!と…
理解した様子でチラッとシルビィが興味を持つと、
一方でマサツグの疑問は晴れない!…寧ろ更に疑問を持つ!…
と言うのも自身の知っている知識では、
最初にここに来るきっかけとなったス~ス~の謎が解けないからで!…
勿論これがゲームであるが故に、その性質も違うのでは?と考えるのだが!…
それでもやはり変に思い!…ス~ス~の原因は?と零して見せると、
シルビィがハッ!と…マサツグにある事を話し始める!…
「ッ!…それでしたらこの……ッ…
この草からその匂いが感じられるのですが…」
そのある事と言うのはまた別に群生している薬草?らしき草の事で、
シルビィはそれをマサツグの目の前でスッと屈んで詰んで見せ!…
と、マサツグにその詰んだ薬草を見せる様に!…
自身が今詰んだ薬草から匂いがする!と…
さも今詰んだ薬草が原因!とばかりに…
マサツグも気になった様子で途端にジッとその薬草を凝視すると、
次にはやはり[鑑定]!…一体この薬草?は何なのか?と調べ始める!…
すると今度は!…
「ッ!…それどれどれ[鑑定]!!」
__ピピピ!…ヴウン!…
-----------------------------------------------------------------------
【ブレッシング・ペパーミント】
【レア度 C】
スプリングフィールド大陸にてよく見られる草花の一つ。
葉には強烈な清涼感を有するメンソールが含まれ、
害虫を寄せ付けないハーブとしてその名が知られている。
尚このミントには古来より不思議な力があるとされ、
これを摂取した者には幸運が訪れるとされている。
しかし摂取するにおいても相応の覚悟が居る物ともされている。
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「ッ!?…な、何かある意味で物騒なモノが!…
んでもって[ペパーミント]か…なるほどな?…」
当然マサツグの目の前には鑑定結果が!…
そしてそこにはまたもや無害?なハーブの一種である事!…
更にはこのハーブにはとある伝承の様なモノがある事が、
その表示された説明文に書かれて有り!…
するとそれを見てマサツグも納得する一方、その説明文を見て劇物!と言った…
何か扱いに注意が要る様に感じられ!…
思わず慄く様なそんな反応を取ってしまうと、またそのハーブの名前を口に!…
するとシルビィもまた復唱するよう言葉を漏らす!…
「…ペパー、ミント……これもその…」
「ッ!…そうだな、ハーブの一つだ!…主に歯磨きとかに使われるんだが…
まぁ、この説明文を見る限り…それも何か難しそうだが……にしても…」
やはりペパーミントも知らなかった様子で若干戸惑い、
だが者は分かった様子で確認の言葉を!…
となるとマサツグも勿論肯定するよう返事をして行き!…
用途についても続けて説明!…
しかしその一方でその用途に使えるかどうか?…
怪しい所である事を苦笑いをしながらこれまた話すと、改めて視線をシロ達に!…
そこで更に蕩けている二人の様子を目にして行く!…
それはもう日向ぼっこをしている猫の様にのびのびしており、
辺りに対しての警戒のけの字も無い状態!…
__ふわあぁ~~ん!!……はにゃ~~~ん…
「確かにある意味で聖域かもな?…カモミールでシロとハクがゴロゴロしてるし…
ペパーミントのお陰でトカゲの匂いもシャットアウト!…
…まぁ同時に色々と疑問が沸いて来る所では有るんだが!…
これもゲームであるが故か?…」
「ッ!…え?…」
何ならハクもついに落ちてしまった様子でうつ伏せでゴロン!…
完全にだらけ切ってうにゃうにゃして居り!…
犬なのに今にも喉を鳴らしそうな様子を見せると、
マサツグもそのカモミールの効果に改めて驚きを!…
そんなシロ達の様子に微笑ましい!と笑って見せる…
その際トカゲの匂いがしないこの場所を聖域と例え、
しかし一方でふと疑問もまだ残っている様子で!…
と言うのもこのハーブと言うのは繁殖力が本当に凄まじいモノであり!…
放っておけば際限なく群生、それこそ他の草花を枯らす勢いを持って居り!…
それこそハーブ同士となれば香草だけに抗争と言ってもいい位にトンデモナイ事になり!…
が、ここではまるで住み分けがされている様に大人しい様子が!…
故にマサツグとしてもアレ?ッと…
また知っている知識の上で疑問を感じる事を口にするのだが、
あくまでもゲームだから?と言って割り切る…
とにかく些細な事と言った具合に次には流す!…
この時シルビィもふとそのマサツグの言葉にまた疑問を持つのだが、
マサツグは御構い無しに気持ちを切り替えるよう言葉を続け!…
「…とにかく別に害があるって訳ではなさそうだな?…
んじゃまぁ改めてクエストのアイテムを…」
__…ドッゴオオオォォォゥゥ!!!!…ッ!?!?…
それこそ改めて受けた依頼をこなそう!と、
この時シロとハクが動く如何かが不安な所であるのだが…
それでも受けた以上やらなければいけない訳で!…
最悪自分とシルビィだけでも!と言った具合にシルビィの居る方に振り向くと、
次の瞬間聞き慣れない物音が!…
まるで天変地異でも起きたかの様に聞こえてくる!…
その際マサツグとシルビィでビクッと跳ねる様に反応をすると、
その物音の聞こえた方を確認して行き!…
するとそこにさも爆発でも起きたかの様に、
土埃が舞っている様子を目にする事に!…
勿論この物騒な物音は他のプレイヤー達にも届いて居り!…誰も彼もが何事!?と…
状況が分からずアタフタとするそんな様子を見せていると、
一方でその爆心地?からか!…今度は聞き覚えのある声が聞こえ!…
「フハハハハハハ!!!!…トカゲ風情が頑丈ではないか!!…
面白い!!…実に面白いぞ!!!…
よもやこの様な面白い生物が居ようとは!!…」
その声の主と言うのはバルで有り、
声の感じからしてトカゲとの戦闘を楽しんでおり!…何なら楽しさの余り暴走!…
とまでは行かないがかなり怪しい様子が感じられ!…
シルビィがその台詞を聞いて!…若干の焦りを感じてしまうと、
一方でマサツグは逆の事を考えた様子!…と言うのもバルの事を心配し出す!…
何故ならバルであればあのトカゲなど赤子の手をひねるより楽な作業!と、
思っていた矢先まだ戦闘が続いて居り!…
が、同時に戦況等は遠くて見えてはいないのだが!…
それでも何か苦戦をしている様な!…
マサツグからしてそんな風に聞こえてしまうと、当然仲間を心配するよう!…
慌てる言葉を口にする!…
「…マジかよ!…あのバルデウスが苦戦!!…
…を、しているって感じではないか?…
けど優勢に立ってるって訳でも!!……ッ!…」
《…全力を出そうにも[枷]が!…》
{…そう言えば全力を出せないって!…
[枷]が如何とか言ってたっけな!…
って事はさすがのバルでも不味いんじゃ!!…}
この時何故苦戦をして居るのか?についても疑問を持つと、
ここでふとバルの話を思い出し!…
と言うのもトカゲと戦闘を始める前、バルはあの時の様な全力は出せない!と…
その理由について[枷]と…
さもデバフが付いた様なそんな事を口にしていた事を思い出すと、
マサツグは疑問が晴れた様子でハッ!と…理解出来た様な表情を浮かべる!…
そして心の中で改めてまずいのでは!?と考えると、
またチラッとバルの声が聞こえる方に視線を向け!…
と、そんなマサツグの心配とは裏腹に楽し気と言うか!…
「ヌゥン!!!…ハァ!!!…フハハハハハハ!!!!」
「…放って置いても大丈夫な気もするが……けど…
やっぱそのまま放置しておく訳には行かないよな!!…」
勢いが衰えると言った様子は感じられず、寧ろ依然としてピンピンしている様な!…
とにかく心配しなくてもいい様に感じられるのだが!…
しかし同時に何か嫌な予感を感じ始め!…次には居ても立っても居られなくなり、
マサツグ自らは助太刀に向かう事を聞けていくと、
シルビィがそんなマサツグの様子を察してか!…
同じく戸惑った様子で声を掛ける!…それはさも心配をするよう!…
何なら行かないで!と言っている様にも聞こえるのだが!…
「ッ!!…旦那様!!…」
「…スマンがシロとハクを頼む!!…
あ、あと出来る範囲で良い!!…クエストの方も頼めるか!?…」
しかしマサツグはそのまま見殺しには出来ない!と…
何ならそのシルビィの気持ちにも気が付いて居るのか?…
とにかく慌てた具合に呼び止めて来たシルビィに頼み事をし始めると、
最優先にシロとハクの面倒を見るよう!…何ならクエストの事まで続けて頼む!…
その際勿論無理に全部とは言わずシルビィの可能な範囲でのお願いをすると、
いきなりそう言われたモノだからシルビィも思わずうっかり返事をしてしまい!…
「ッ!?…は、はい!…」
「よし!!…探して欲しいのはここに書いてあるから!!…
シロとハクと協力して集めてくれ!!…んじゃ、[刹那]!!」
もはや条件反射と言うべきか?…とにかくハッと気が付いた時にはもう遅く!…
マサツグも返事を聞いてリンから受け取った依頼書の紙を数枚シルビィに手渡すと、
シロとハクが起きるかどうか!…
しかしそれでも!とばかりに協力して集めて来る事をもう一度願う!…
そしてシルビィにお願いをした所で!…改めてバルの居る方を向き直すと、
次には[刹那]を発動して全速力で走って行き!…
宛らその時のマサツグの様子と言うのは某・青い音速ハリネズミを彷彿とさせ!…
__バシュンッ!!!…ッ!?……ッ……はにゃ~~~ん…
と、そんな脚力を見せるマサツグにシルビィも思わずビクッ!と…
と言うのも相変わらず突拍子も無くと言うべきか?…
その身体能力に思わず驚くそんな反応を見せていると、
一方で未だカモミールの魔力?から抜け出せない!…
シロとハクはずっとゴロゴロと蕩け続ける!…
それはさも砂浴びして居る様にも見えるのだが、やはり犬と言うより猫に見え!…
さてそうしてマサツグが援軍に駆け付けるまでの間、
バルはトカゲとの戦闘を冷静に!…
かつさもマタドールが如く踊る様に楽しんでおり!…
__ゴアアアァァァァァ!!!!…ドッド!!…ドッド!!…
{…ッ…打撃は通り難いか!…
…であれば気を練り刃を作れば話は早いが、それでは全く面白くない!…
…折角マサツグとまでは行かないが…頑丈な玩具を見つけたのだ!…
ならばいっそ!!…打撃に拘りコヤツを倒すのもまた一興か!…}
と言うのも突進して来る大トカゲを相手にひらりはらり!と回避し続け…
その際然程苦戦は強いられてはいないのだが、
それでもやはり手古摺ってはいるらしく!…
何故なら簡単に終わらせるのも面白くない!と…
故に自身に縛り要素を設けて相手をして居り!…
これに打ち勝った時の達成感を!と…強者ならでは?…
いや戦闘狂人ならではの楽しみ様を見せていると、
遊ばれている大トカゲはそんな事など露にも知らず!…
依然としてバルに向かい突貫し続ける!…
それこそ吠えて見せては口を開けて丸のみにしよう!と…
すると向かって来る大トカゲにバルもニヤッと更に笑みを浮かべ始め!…
__ゴアアアァァァァァ!!!!…ドッド!!…ドッド!!…
「…で、あるなら!!…」
__グッ!!…バシュンッ!!!……ッ…ババッ!!…
それこそ向かって来る大トカゲに対して拳を握り!…
それもただ拳を握るだけでは飽き足らず!…
更に風を纏わせ威力の底上げを図っていくと、相手が向かって来る事を良い事に!…
バルは馬鹿正直に真正面から勝負を仕掛ける!…
それはもう大トカゲと根性比べ?をするかの様であり、
周りでその様子を見ている者達も絶句する始末で!…
が、肝心のバルは全く臆する事無くそのまま突っ込み!…
と、次には双方が真正面から衝突!…
とんでもない結果になると思われたその瞬間、現場にマサツグが到着して行き!…
「バル!!!…」
マサツグが現場に辿り着くなりバルの名前を!…その際戦闘には介入せず!…
ただ慌てた具合にその名前を呼んで行くと、
バルはそのマサツグの呼ぶ声に反応と言うか!…
何か驚くそんな素振りを露わにする!…
この時別に呼ばれた所で当然何も疾しい事はして無いのだが、
その呼ばれたせいで何故かフッと集中力が切れた様子で!…
と、次にはバルもハッとした様子で思わず慌て!…
次には攻撃する筈が受け止めに掛かり!…
__ッ!?…ッ!!…ドギャアアアアアァァァァァ!!!!…ッ!?!?…
「ヌッ!!…クッ!!…」
この時大トカゲの突進と言うか、食われない様に上顎を左手で抑え!…
下顎は右手で抑えて大トカゲを受け止めて行くと、
勿論簡単には止まらなかった!とばかりにラッセル痕を作り!…
それでも何とか大トカゲを止めて見せると、
その巨体を受け止めた少年の姿に周りも更に絶句する始末で!…
そこからはまるで力比べと言った具合に、歯を食い縛り苦戦の声を!…
何ならこんな筈では!?とばかりに心の中でもバルが動揺すると、
一方で何も知らぬ元凶が言葉を!…バルの心配を口にする!…
「おいバル!!…如何したって!?…待ってろ!!…今助けて…!!」
その際予感的中!とばかりにその光景を見て戸惑い出すと、
有り得ない!と言った具合に言葉を口に!…
と、次には押されている様に見えるバルの助太刀に入ろうとし始め!…
バルのバトルフィールドに向かい手を伸ばし!…
当然助ける為にその大トカゲとの戦闘に乱入しようとするのだが、
その気配と言うか意図を感じ取ったバルはマサツグの乱入を拒否!…
何なら寧ろ邪魔を入れられた事に文句を漏らす!…
「ッ~~~!!!…い、いきなり声を掛けて来る奴が有るか!!…
驚いたではないか!!!…それと!!!…絶対に手を出すな!?…
こんな面白いモノを!!…誰の手にも渡す気はないからな!?…」
それは驚かされたから調子が狂った事を口にすると、折角の獲物を奪うな!と言い…
何ならその苦戦込みで今が楽しい時なのだ!と…まさに自身の命を顧みず!…
本当に玩具を取られない様に!と…必死になる子供の様な反応を見せると、
依然として大トカゲとの力比べをして見せ!…獲物は渡さない!と豪語する…
となるとマサツグもマサツグでそんなバルの言葉に戸惑う始末!…
当然そんな悠長な事を言っては居られない!と…
「ッ!?…な、何を言って!?……ッ!?…」
__ゴアアアァァァァァ!!!!…ドッド!!…ドッド!!…
あくまでもバルを思っての言葉で有り!…
この期に及んで何を!?と言いたい所なのだが、次には驚く光景を目にする事に!…
と言うのも大トカゲ二体目が姿を現し!…しかもマサツグに向かい突貫!…
他の者には目もくれず!…何なら向こう傷も入っており!…
何か歴戦の個体を思わせるそんな様子が感じられると、
マサツグも勿論そんな二体目の登場に驚愕!…
これまた当然の如く動揺の言葉を漏らして行く!…
「ッ!?…に、二体目!?…おいおい待て待て!!!…
二体目が出て来るとか聞いてな!!……ッ!?…」
《…ここ最近異様に繁殖したのか妙にその姿を見る事が多くなってまして!…》
「ッ!?…アレって!!…これのことかあぁ~~~!?!?…」
と言うのも二体目が出て来る!と言った情報は聞いて居らず、
これは反則!とばかりに…が、次にはまたふと思い出した様子でハッ!として見せ…
今度思い出したのはこのクエストを受けた時の事であり、
予めリンが複数出てくる?と…
いや目撃情報が多数あった事を口にしていた!と思い出すと、
リンの会話の伏線はこれか!と理解…マサツグは戸惑いながらも納得する!…
が、一方で納得した所でその大トカゲは決して止まらず!…
依然としてマサツグの方へと向かって来ており!…
__ゴアアアァァァァァ!!!!…ドッド!!…ドッド!!…
「グッ!!…ッ~~~!!!…
…ッ!?…な、何だ!?…そっちの方が面白そう…!!」
「ッ!!…面白くねぇよ!!!…面倒の間違いだろうが!!…」
するとバルも通常個体?を相手にしながら気が付いた様子で!…
マサツグに向かい突貫して来る歴戦個体に目を輝かせ!…
さも羨ましい!とばかりに嬉々とした視線を向けて行くと、
一方でマサツグもそんなバルの言葉を聞いてか!…
当然の如く何を言っている!?とツッコミを入れる!…
その際今から自分もコイツを相手にするのか!?と考えると、
いっその事もう思いっきりこの場から逃げたくなるのだが!…
__ヴゥン!!!…ッ!?……ッ!!…
「もう逃がしませんってか!?…クソ!!…
…とにかく!!…コイツは引き受けるから!!…そっちもチャチャッと…!!」
が、そうは問屋が卸さない訳で!…
逃亡防止とばかりにバトルフェンスが展開され!…
マサツグもバトルフェンスが展開された事で逃げ場を失った事を理解すると、
やけくそになった様に言葉を口に!…
そして現れた二体目のトカゲとの戦闘を覚悟する!…
その際バルに声を掛け始めると、別に助けて欲しい訳では無いのだが!…
早く戦闘を終わらせる様に!と言葉を掛け…
するとそんなマサツグの言葉に対してバルは余裕の様子で!…
「ッ!…ならば交換をせぬか?…
我がそっちを相手にして!!…マサツグがこっちを…!!」
「さっきからどノーマルを相手に苦戦している奴がそんな事を言うか!?…
てか自分で言っておきながらどノーマルってなんだよ!?…
ンなカスタムされた奴が居るのかよ!?…」
あろうことか獲物の交換を持ち掛け始め!…自分は強い方と戦いたい!と…
あくまでも自身の欲望に忠実になると、
マサツグもその言葉を聞いてすかさずツッコミを!…
何を言っている!?とばかりに呆れて見せる!…
何ならその際に言った自身の言葉に対してもツッコミを入れ出す始末となり、
自分でももう訳が分からなくなり!…
が、そんな事を喚いている場合では依然なく!…
その歴戦個体はマサツグにロックオン!…やはり捕食対象として見ているのか!…
マサツグの目の前で大きく吠える様子を露わにすると、次にはそのまま突貫!…
久しぶりとなる!…
いや、強化個体の大トカゲとの戦闘を始めてしまうのであった!…
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鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
能力『ゴミ箱』と言われ追放された僕はゴミ捨て町から自由に暮らすことにしました
御峰。
ファンタジー
十歳の時、貰えるギフトで能力『ゴミ箱』を授かったので、名門ハイリンス家から追放された僕は、ゴミの集まる町、ヴァレンに捨てられる。
でも本当に良かった!毎日勉強ばっかだった家より、このヴァレン町で僕は自由に生きるんだ!
これは、ゴミ扱いされる能力を授かった僕が、ゴミ捨て町から幸せを掴む為、成り上がる物語だ――――。
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