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神様達!?②
しおりを挟む「ねぇ。俺の妹にならない?......たくさん可愛がってあげるよ。」
「私の妹になってよ。可愛い服たくさん着せてあげるし、お菓子一緒に食べれるよ!」
「僕の妹になってよ。君のためなら、どんなことだって し・て・あ・げ・る。」
ヤバイ
美人ならともかく、イケメンの声、イケボを耳元で言われると免疫の無い私にはハードルが高い。だんだん恥ずかしくなってきてしまった私の顔は真っ赤になっていると思う。
「あ~!やっぱり、ロイド様になんて勿体無い。スイちゃんを自分の妹にするなんて、最初に見つけたからって調子乗ってるんじゃない?」
「調子に乗ってるかは分からないけど、確かに、皆に黙って最初に可愛いスイちゃんを妹にしたことはいけないと思う。」
「でしょう!スイちゃんは皆のものなのよ!」
「ロイド様ってほんと」
「いい加減にしろよ!さっきも言っただろロイド様の心はガラスのように脆いんだって。」
「あのロイド様よ。そんなことー」
「“お前達いい加減にしろ。”」
ビクッ!
「ほら、だから言ったのに!」
「べつに、そういうつもりじゃなかったの。」
「どうするんだよ。最高神なんて俺達じゃ手も足もでないぞ!」
神様達、余裕無いね
今ではもう、神様達の動きは完全に止まっている。その原因はロイ兄だ。さっきからロイ兄が凄い威圧感を出しているらしい。
(ロイドの威圧をスイだけは受けていないため神様達の様子を見てそう判断した)
「ロイド様!落ち着いてください!」
「このままじゃ、神様皆消滅しちゃいますよ!」
「そうです!しかも此処にはスイ様もいるんですよ!お気をーー」
「お前達何故さっきからスイに触れているのだ!」
(((((そこかよ!)))))
神様達全員そう思った。
------------------------------
「くそっ!スイに触れていいのは私だけなのに。」
いや違うと思うけど。まぁいっか。それよりも、最初に会った時より言葉使いが変わってきているような.....。
あの後、私を神様達から引き離して自分の腕の中に入れたロイ兄は、さっきからずっと不満そうだ。
「ロイ兄。神様達のことは許してあげて。あんなこと言っててもロイ兄のこと尊敬してると思うよ。」
「違うよ。スイ、私が怒っているのは、あいつらがスイに気安く触れていたからだ。」
「そんなことで怒ってるの?」
「そんなこととは何だ。私にとっては命より大切なことだ。」
(やばいな...。)
ほんとうにそう思った。ロイ兄の私に対しての異常な執着は薄々分かってたけど此処までとは....。ちなみに神様達は少し遠くから私とロイ兄を見ている。その中には.....。
「スイ様!ロイド様をどうか止めてください!このままでは我々は成すすべも無く消されてしまいます!」
「お願いですスイ様!もう頼れるのは貴方しかいないんです!」
「スイ様。どうか。」
『スイ様!スイ様!』
....ものすごく頼られてる。なんか泣いて懇願している人もいる(人じゃないけど)。
はぁ~、説得してみるか。
「ロイ兄。お願い。....私はもう大丈夫だから。」
「だけどねスイ。あいつらはーー」
「神様達を消すの?皆、ロイ兄を尊敬しているのに?」
「えっと....。」
....もう一息かな。神様達にとったら、さっきのは私の警戒心や不安を取るためにしてくれたことだと思うし。ロイ兄は本気で神様達を消そうとしてはないし......説得って何を?
まぁ、精神の安定を促すことは大事!
「ねぇ。お願い。」
「でも、スイに....。スイにーー」
「そんなことするロイ兄は嫌い。私、悲しい。」
悲しそうな顔をして俯く。よし我ながらいい出来だと思う。それから、ロイ兄の様子を見るために少し顔を上げてみる。
......やばい、ロイ兄泣いてる。
ロイ兄の両目から涙が流れている。それは止めどなく流れていた。
「ごめん、スイ。すまなかった。....スイを悲しませてしまう兄なんて必要ないね。私の存在を持って償おう。」
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