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二人目の来訪者
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イクシアが尋ねてきてから早くも三日が経った。
「なあ、俺はイクシアに何をするよう言ったんだっけ?」
「掃除」
「そうそう。で、具体的にどうすれば掃除をしたことになるんだっけ?」
「……部屋の汚れを少なくして、衛生面を整えれば?」
「じゃあどうしてこうなるんだよ!」
その間、こんな感じのやり取りが家事のほぼ全般で行われた。それらによる大きな……いや、それなり……やっぱり、結構な、うん、結構な被害と引き換えに、イクシアの家事スキルはアンジェにすら劣るものだということが明らかになった。結果、屋敷の中でできることのないイクシアの仕事は薪拾いに決まったのだった。
指名手配されているであろうイクシアを外に出すのは正直気が引けたが、ずっと部屋の中にいたら流石の彼女でも息が詰まるだろうし、少しでも早く義足を完成させたい俺にとっても家事の分担は譲れなかった。
何より、戦いの天才であるイクシアが、周囲にいる他人の存在に気付けないなんてことは考えにくい。街中ならともかく、こんな山の中で誰かに見つかり、さらには正体がバレてしまうなんてことあるわけがない。
そう思って行かせたのだが……。
「遅いな……」
明け方から外に出たイクシアは、昼近くになっても戻ってこなかった。昼食の準備を終えた俺は、カーテンをかけた窓に目を向ける。
いくらイクシアと言えども、食事は必要なはずだ。現に今日までの三日間、彼女は朝昼夜きちんと三食摂っていた。いや、イクシアに料理を頼んだ二日前の昼だけは、乾燥そら豆だけというひどい献立だったので、きちんととは言えないかもしれないけど。とにかくそれ以外はバランスが取れていた食事をしていたし、イクシア自身栄養面では気を遣っているようだったから、彼女が進んで昼食を抜いたという可能性はほぼゼロに等しい。
他に考えられる可能性としては、薪になりそうな枝が見つからないということだろうか? この時期ならちょっと林の中を行けばいくらでも枝が生えているし、枝打ちの意味ややり方も一応教えておいたから問題ないと考えていたけれど、家事が壊滅的だったイクシアのことだ、思いも寄らないところで失敗してその後処理に明け暮れているなんてことも十分ありうる。
最初くらいはついていくべきだっただろうか? そう考えていた時だ。玄関の方で鍵のかかった扉を開けようとする音、続いて鈴の音が聞こえた。
「………………」
緊張感が一気に高まる。イクシアなら鍵がかかっていることは知っているはずだ。つまり今玄関の先にいる、鈴も鳴らさず扉を開けようとした奴は彼女ではないということになる。一体誰だ?
音を立てないように玄関の前に向かう。覗き窓を見ると、黒いローブを着て薪を背負ったイクシアと、見るからに上等そうな槍を持った赤い髪の女性が立っていた。冒険者であるらしく、黒の上着を着ている。肩からは小さな鞄を提げていた。
ん? この人どっかで見たような――
「って、おい!」
後ろに飛び退くのとほぼ同時に、覗き窓を槍が貫く。槍はすぐに引かれ、あとには風穴が残った。
「乱暴」
「いいえお姉さま、相手は卑劣にも姿を隠してお姉さまに不躾な視線を寄越す輩です。本来なら眼球を破壊されても文句は言えません。乱暴などといわれるのは心外ですわ」
「そうなの?」
「んなわけあるか!」
ボッ!
ツッコミがてら突っ込もうとするも、今度は扉の真ん中付近を貫いた槍が接近を妨げる。
……木製とはいえ、こうも易々穴を開けるとは。技量に対する感心三割、行動に対する呆れ七割で、戻っていく穂先を観察する。
「馴れ馴れしく近寄ってこないでくださいませんこと? うっかり穴を開けてしまいますわよ?」
「………………」
おい表に出ろ。いや、相手は外にいるんだったか。
少し間が空いたことでいくらか冷静になれた俺は、義肢装具士の仮面を被った。
「イクシア、そちらの個性的なお嬢さんはどちら様だ?」
訊かなくても分かるし聞きたくもないけれど、扉越しに彼女の名前を尋ねる。イクシアは普段通りに答えた。
「イリア・ヴェニング。私と同じ冒険者」
「お姉さま、忘れないでくださいまし! お姉さまの永遠のパートナーであるという説明が洩れていますわ!」
「そんなこと、認めてない」
「もう、お姉さまったら。照れてますのね」
「………………」
帰りたい。いや、ここが今の俺の家だったか。
心の中で盛大にため息をつきつつ、俺は彼女、イリアのことを思い出す。
イリア・ヴェニング。自称赤き天使。俺やイクシアと同じタイミングで学園に来た才女で、槍さばきが上手い。
しかし何より優れているのは、感知力、周囲の魔力を知覚する能力だ。目視でなくても周囲五十メートルくらいの距離であればどこに誰がいるくらいのことは分かるらしいし、さながら犬が匂いを追うようにして、離れた位置にいる相手を魔力の残滓を追って探し出すこともできるという。加えて得意とするのが探知魔法ということもあり、人探しにおいて右に出る者はいない。
そして見てわかる通り、本人はイクシアにぞっこんだ。入学してすぐイクシアに惚れたイリアは、学園でもその感知力をイクシアの追跡やイクシアにつきまとおうとする虫(イリア談)の察知に役立てていた。今回もまたその能力を遺憾なく発揮し、イクシアの居場所をつきとめ、虫を排除しようとしたのだろう。
ちなみに、イクシアのことを青き天使と初めて呼んだのもイリアだったりする。あの時はまさか公称になるとは夢にも思っていなかった。
……さて、そろそろ現実を見ないとな。
「あー、イリアといったか、お前もイクシアと同じ情報を掴んでここを訪ねてきたのか?」
問題はイリアがどの程度こっちの情報を掴んでいるか、どういった立場にいるのかだ。ただイクシアを連れ戻しに来たというだけならともかく、俺の研究内容まで知らされていたらすぐにでもここから逃げなければならない。イクシアの願いということで黙ってくれる可能性もなきにしもあらずだが、同時にイクシアを罪人にしないためにと問答無用で俺の口を封じに襲い掛かってくる可能性もある。隙は見せちゃダメだ。
「情報? 何のことですの? わたくしはお姉さまの行方を追ってきただけですわ」
「そうか。どうやって、ここにいることを突き止めた?」
「それより、中、入っていい?」
「全くですわ! いつまでわたくしたちを外にいさせるおつもりですの?」
空気の読めないイクシアの発言にイリアが便乗する。俺は沸々とこみ上げてくる怒りをどうにか抑え、扉を開けない理由を丁寧に説明してやった。
「近寄るなといったのはそっちだ。また俺としても、来客の姿を確認しようとしただけで扉に二か所も穴を開けるような奴には入ってきてほしくはない」
「やっぱり、乱暴だった。謝って」
「ですがお姉さま!」
「謝って」
「……ごめんなさい。これでよろしいかしら?」
イクシアの言葉でようやく謝罪を述べるイリア。不本意であることを隠そうともしないその態度にはいっそ清々しささえ憶えるが、一応の反省はしたと受け取ることにしよう。
「じゃあ今から鍵を開けるが、周囲に他の人間はいないか?」
「いない、と思う。イリアは?」
「当然、いませんわ」
「そうか」
イリアだけなら、最悪暴走してもイクシアが止めてくれるだろう。俺は腕を伸ばして鍵を開ける。
「ただいま」
「おかえり」
先に入ってきたイクシアは短く言葉を交わすと、背負っている薪を置きに浴室の方へと向かう。できればスリッパに履き替えてほしいんだが、義足だしそこは大目に見ていた。
「イリアは履き替えてくれ」
そんなイクシアを真似て土足のまま上がろうとするイリアを止める。スリッパを用意する俺を、イリアは不愉快そうに見下ろした。
「……分かっていないようですから教えて差し上げますけど、本来であればあなたごときの存在なんて、お姉さまと同じ空気を吸うことすらおこがましいのです。今までの態度を猛省することをおすすめしますわ」
「価値観の押しつけならよそでやってくれるか?」
そう言うと思いっ切り睨まれた。こわ。
学園にいた頃からイクシアを神聖視していたしなぁ。単なる義肢装具士が同じ立場にいるかのように振る舞うのは我慢ならないんだろう。態度を改める気はないけど。
「薪、置いてきた」
「ありがとう。それじゃあとりあえず、リビングで話の続きをするか」
丁度イクシアが戻ってきたので、俺はイリアから顔を背けてリビングへと向かった。
「なあ、俺はイクシアに何をするよう言ったんだっけ?」
「掃除」
「そうそう。で、具体的にどうすれば掃除をしたことになるんだっけ?」
「……部屋の汚れを少なくして、衛生面を整えれば?」
「じゃあどうしてこうなるんだよ!」
その間、こんな感じのやり取りが家事のほぼ全般で行われた。それらによる大きな……いや、それなり……やっぱり、結構な、うん、結構な被害と引き換えに、イクシアの家事スキルはアンジェにすら劣るものだということが明らかになった。結果、屋敷の中でできることのないイクシアの仕事は薪拾いに決まったのだった。
指名手配されているであろうイクシアを外に出すのは正直気が引けたが、ずっと部屋の中にいたら流石の彼女でも息が詰まるだろうし、少しでも早く義足を完成させたい俺にとっても家事の分担は譲れなかった。
何より、戦いの天才であるイクシアが、周囲にいる他人の存在に気付けないなんてことは考えにくい。街中ならともかく、こんな山の中で誰かに見つかり、さらには正体がバレてしまうなんてことあるわけがない。
そう思って行かせたのだが……。
「遅いな……」
明け方から外に出たイクシアは、昼近くになっても戻ってこなかった。昼食の準備を終えた俺は、カーテンをかけた窓に目を向ける。
いくらイクシアと言えども、食事は必要なはずだ。現に今日までの三日間、彼女は朝昼夜きちんと三食摂っていた。いや、イクシアに料理を頼んだ二日前の昼だけは、乾燥そら豆だけというひどい献立だったので、きちんととは言えないかもしれないけど。とにかくそれ以外はバランスが取れていた食事をしていたし、イクシア自身栄養面では気を遣っているようだったから、彼女が進んで昼食を抜いたという可能性はほぼゼロに等しい。
他に考えられる可能性としては、薪になりそうな枝が見つからないということだろうか? この時期ならちょっと林の中を行けばいくらでも枝が生えているし、枝打ちの意味ややり方も一応教えておいたから問題ないと考えていたけれど、家事が壊滅的だったイクシアのことだ、思いも寄らないところで失敗してその後処理に明け暮れているなんてことも十分ありうる。
最初くらいはついていくべきだっただろうか? そう考えていた時だ。玄関の方で鍵のかかった扉を開けようとする音、続いて鈴の音が聞こえた。
「………………」
緊張感が一気に高まる。イクシアなら鍵がかかっていることは知っているはずだ。つまり今玄関の先にいる、鈴も鳴らさず扉を開けようとした奴は彼女ではないということになる。一体誰だ?
音を立てないように玄関の前に向かう。覗き窓を見ると、黒いローブを着て薪を背負ったイクシアと、見るからに上等そうな槍を持った赤い髪の女性が立っていた。冒険者であるらしく、黒の上着を着ている。肩からは小さな鞄を提げていた。
ん? この人どっかで見たような――
「って、おい!」
後ろに飛び退くのとほぼ同時に、覗き窓を槍が貫く。槍はすぐに引かれ、あとには風穴が残った。
「乱暴」
「いいえお姉さま、相手は卑劣にも姿を隠してお姉さまに不躾な視線を寄越す輩です。本来なら眼球を破壊されても文句は言えません。乱暴などといわれるのは心外ですわ」
「そうなの?」
「んなわけあるか!」
ボッ!
ツッコミがてら突っ込もうとするも、今度は扉の真ん中付近を貫いた槍が接近を妨げる。
……木製とはいえ、こうも易々穴を開けるとは。技量に対する感心三割、行動に対する呆れ七割で、戻っていく穂先を観察する。
「馴れ馴れしく近寄ってこないでくださいませんこと? うっかり穴を開けてしまいますわよ?」
「………………」
おい表に出ろ。いや、相手は外にいるんだったか。
少し間が空いたことでいくらか冷静になれた俺は、義肢装具士の仮面を被った。
「イクシア、そちらの個性的なお嬢さんはどちら様だ?」
訊かなくても分かるし聞きたくもないけれど、扉越しに彼女の名前を尋ねる。イクシアは普段通りに答えた。
「イリア・ヴェニング。私と同じ冒険者」
「お姉さま、忘れないでくださいまし! お姉さまの永遠のパートナーであるという説明が洩れていますわ!」
「そんなこと、認めてない」
「もう、お姉さまったら。照れてますのね」
「………………」
帰りたい。いや、ここが今の俺の家だったか。
心の中で盛大にため息をつきつつ、俺は彼女、イリアのことを思い出す。
イリア・ヴェニング。自称赤き天使。俺やイクシアと同じタイミングで学園に来た才女で、槍さばきが上手い。
しかし何より優れているのは、感知力、周囲の魔力を知覚する能力だ。目視でなくても周囲五十メートルくらいの距離であればどこに誰がいるくらいのことは分かるらしいし、さながら犬が匂いを追うようにして、離れた位置にいる相手を魔力の残滓を追って探し出すこともできるという。加えて得意とするのが探知魔法ということもあり、人探しにおいて右に出る者はいない。
そして見てわかる通り、本人はイクシアにぞっこんだ。入学してすぐイクシアに惚れたイリアは、学園でもその感知力をイクシアの追跡やイクシアにつきまとおうとする虫(イリア談)の察知に役立てていた。今回もまたその能力を遺憾なく発揮し、イクシアの居場所をつきとめ、虫を排除しようとしたのだろう。
ちなみに、イクシアのことを青き天使と初めて呼んだのもイリアだったりする。あの時はまさか公称になるとは夢にも思っていなかった。
……さて、そろそろ現実を見ないとな。
「あー、イリアといったか、お前もイクシアと同じ情報を掴んでここを訪ねてきたのか?」
問題はイリアがどの程度こっちの情報を掴んでいるか、どういった立場にいるのかだ。ただイクシアを連れ戻しに来たというだけならともかく、俺の研究内容まで知らされていたらすぐにでもここから逃げなければならない。イクシアの願いということで黙ってくれる可能性もなきにしもあらずだが、同時にイクシアを罪人にしないためにと問答無用で俺の口を封じに襲い掛かってくる可能性もある。隙は見せちゃダメだ。
「情報? 何のことですの? わたくしはお姉さまの行方を追ってきただけですわ」
「そうか。どうやって、ここにいることを突き止めた?」
「それより、中、入っていい?」
「全くですわ! いつまでわたくしたちを外にいさせるおつもりですの?」
空気の読めないイクシアの発言にイリアが便乗する。俺は沸々とこみ上げてくる怒りをどうにか抑え、扉を開けない理由を丁寧に説明してやった。
「近寄るなといったのはそっちだ。また俺としても、来客の姿を確認しようとしただけで扉に二か所も穴を開けるような奴には入ってきてほしくはない」
「やっぱり、乱暴だった。謝って」
「ですがお姉さま!」
「謝って」
「……ごめんなさい。これでよろしいかしら?」
イクシアの言葉でようやく謝罪を述べるイリア。不本意であることを隠そうともしないその態度にはいっそ清々しささえ憶えるが、一応の反省はしたと受け取ることにしよう。
「じゃあ今から鍵を開けるが、周囲に他の人間はいないか?」
「いない、と思う。イリアは?」
「当然、いませんわ」
「そうか」
イリアだけなら、最悪暴走してもイクシアが止めてくれるだろう。俺は腕を伸ばして鍵を開ける。
「ただいま」
「おかえり」
先に入ってきたイクシアは短く言葉を交わすと、背負っている薪を置きに浴室の方へと向かう。できればスリッパに履き替えてほしいんだが、義足だしそこは大目に見ていた。
「イリアは履き替えてくれ」
そんなイクシアを真似て土足のまま上がろうとするイリアを止める。スリッパを用意する俺を、イリアは不愉快そうに見下ろした。
「……分かっていないようですから教えて差し上げますけど、本来であればあなたごときの存在なんて、お姉さまと同じ空気を吸うことすらおこがましいのです。今までの態度を猛省することをおすすめしますわ」
「価値観の押しつけならよそでやってくれるか?」
そう言うと思いっ切り睨まれた。こわ。
学園にいた頃からイクシアを神聖視していたしなぁ。単なる義肢装具士が同じ立場にいるかのように振る舞うのは我慢ならないんだろう。態度を改める気はないけど。
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「ありがとう。それじゃあとりあえず、リビングで話の続きをするか」
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