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対話
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「座って待っていてくれ」
二人に声をかけてから、リビングを通り抜けてキッチンに向かい、昼食として用意していた豆と根菜のスープを鍋ごと持ってくる。イクシアは既に着席していて、イリアは俺が鍋をテーブルに置くのを待ってから、こちらを睨みつつ、槍を手にしたまま椅子に腰かける。
「それで、さっきの続きになるが、どうしてここにイクシアがいると思ったんだ?」
三人分の食器と水を用意してから席に着いた俺は、改めてイリアに問いかけた。答えに予想はつくが、イリアも俺の正体には気づいていないみたいだし、こちらも知らない体を装う。
「愛の力ですわ!」
「そうなのか? イクシア」
「違う。彼女の魔法」
イクシアが淡々と答える。これまでずっと似たようなやり取りがあったろうに、イクシアからは照れだとか呆れだとか、そういった感情を一切読み取れなかった。ホント、戦闘以外は無関心だな。
「魔法って、結構遠くからでも居場所が分かるものなのか?」
「普通は分からないわ。彼女が特別なの。追われないようにはしていたつもりだったけど」
「お、お姉さま……! わたくしが特別な存在だなんてそんな……照れてしまいますわっ!」
「まあともかく、見つかっちまったものは仕方ないか」
「うん。ごめん」
イリアを無視して話を進める。
「じゃあ次の質問なんだが」
「お姉さま! こんな男の出した得体の知れない物など口に入れてはなりません!」
「得体は知れてる。ただの水」
水を飲もうとしたイクシアを遮るイリアに話を遮られる。俺は大きく息を吐いた。
「喉が乾いてるんだろ。イクシアのことが大事なら水くらい飲ませてやれよ」
「大事に思っているからこそ、どこの誰とも知れない男の差し出した水なんて飲ませられませんわ! お姉さま、水ならこちらに」
イリアは鞄から木でできた水筒を取り出す。
「さあお姉さま、好きなだけお飲みください! ここ! ここが飲み口ですのよ! さあさあ、ご遠慮なさらず!」
「これ、嫌い」
不自然なくらい強く勧めるイリアに対しても、イクシアはいつも通りに応じていた。水ではなくこれと呼ぶあたり、普通の飲料水ではなさそうだ。
「いけませんわお姉さま。このスペシャルドリンクは美容にも健康にも、とても良いですのよ。お姉さまがより強く、より美しくなるためにも、好き嫌いしてはいけませんわ」
「いらない」
イクシアは水筒を突き返すと、鍋からスープを掬って食器に移す。
「お姉さま! いけません!」
そしてイリアが止めるのも聞かず、そのままスープを飲んだ。
「うん、おいしい」
「そうか。良かった」
「良くありませんわ!」
バン! とテーブルを叩いてイリアが立ち上がる。
「あ、あなた、お姉さまになんてものを!」
「いや、俺が飲めと強要したわけじゃないだろ」
「言い訳なんて聞きたくないですわ! よくもお姉さまの体を汚しましたわね!」
「イリア、うるさい」
そろそろ本気でつまみ出そうかと考えていた矢先、イクシアが一段、重い声を発する。
「で、ですが」
「うるさい」
「……すみませんでしたわ」
イリアが肩を落として座りなおした。先ほどまで烈火のようだった彼女がこうも落ち込む様を見ると、不思議と同情心のようなものが湧く。本当に不思議だなぁ、なんて他人事のように考えながら、俺も心を落ち着かせた。
「まあその、なんだ、毒になるようなものは入ってないから、あまり心配するな。食器が気になるなら、俺のと取り換えるか?」
「……いえ、こちらも少々取り乱しましたわ。恥ずかしいところを見せましたわね」
おっと、意外にしおらしい一面もあるんだな。
「まあ少々愛が洩れてしまった程度、畜生風情に見られても大して気にはなりませんが」
前言撤回。こいついつかしばく。
「それで、イリアはどうしてここに来たんだ?」
拳を作った右手を左手で押さえながら、一番重要な質問をする。イリアは待っていましたとばかりに目を輝かせると、胸を張って宣言した。
「それは勿論、お姉さまを連れ帰るためですわ!」
「やだ」
即答だった。しかしイリアも引き下がらない。
「いいえお姉さま。いくらお姉さまのお言葉でも、こればかりは譲れません。お姉さまが行方をくらませてから、もう二週間が経ちます。いくら教会と言えど、これ以上お姉さまの不在を隠し通すことはできないでしょう。今すぐにでも戻り、青き天使が健在であることを示さなければ!」
「やだ」
「今の義足でもお姉さまは十分お強いですわ! 今度は私もついていきますから、あのような悲劇は繰り返させません! 共にフロンティアを攻略しましょう!」
「やだ」
「……そうですか」
イリアは悲し気に目を伏せると、今度は俺に鋭い視線を送ってきた。
「あなた、義足を作っているんですわよね?」
「ああ、そうだが」
「倍の金額を払いますわ。ですから義足の製作を中断してくださいまし」
「断る」
俺も即答する。だけどここでもイリアは引き下がらない。
「……ことの重大性が理解できていないようですから教えてさしあげますけれど、今は一刻を争う状況なんですの。お姉さまの不在が世間に広がれば、魔物に対する不安は増大し、その矛先はお姉さまに、引いては冒険者ギルド、ネイドラル教にも向けられますわ。弱き人々の心の拠り所である二大組織に対する信頼が揺らげば、社会は混乱に陥るでしょう」
ふむ、まあそうなるかもな。イクシアは今までも、フロンティアを制覇したというわけでもないのに、新聞で何度も取り上げられていた。それだけ各所から持ち上げられていた冒険者が行方不明ともなれば、そのニュースが与える影響も相当なものだろう。
「そのことを理解してもらった上で、もう一度だけ提案いたしますわ。義足の製作を中断してください」
「断る」
イリアの額に青筋が浮かんだ。その口が開く前に、続ける。
「イクシアは俺に義足を作ってほしいと頼んだ。俺はその仕事を受けた。話はそれで終わりだ。イリアの言い分も、世間の動きも、今の俺たちには関係ない」
「関係なくはないでしょう!? 社会が混乱すれば、あなたの仕事が減るだけではなく、普段はできていた買い物ですらろくにできなくなるかもしれないんですのよ!? 社会を形成している一員であるなら、社会の維持にも責任を持ちなさい!」
「そうならないかもしれないだろ。そんな不確定な未来のために今いるお客様を困らせるなんてことは、まっぴら御免だ。それに社会の責任がどうとか言うなら、冒険者一人が行方不明になったってだけで商いを止めるような臆病者に言ってくれ」
イクシアが義足をつけているだけで動揺した俺にも返ってくる言葉ではあったが、それを知る由もないイリアは悔しそうに歯噛みする。
「……あなたの考えは良く分かりました。今日のところは引き下がります」
「そうしてくれると助かる。この後も仕事があるからな」
イリアが立ち上がるのに合わせて俺も席を立つ。互いの視線が交差した。
「イリア」
「はいっ! なんでしょうお姉さま!?」
一瞬にして激変した声と表情にいっそ感心する俺とは対照的に、イクシアはいつものように続ける。
「スープ、飲まないの?」
「え、スープって、ですがお姉さま」
「美味しいよ」
スープを入れた自分の食器を差し出すイクシア。イリアの目が輝いた。
「お、お姉さまからの勧めですし、飲んであげますわ」
そしてこちらを睨みながらも、口元を緩ませてスープを啜る。
「っ!」
その目が驚きに見開かれた。俺はにまにましそうになるのを抑えて尋ねる。
「どうした? 口に合わなかったか?」
「……ふん! これで懐柔できるとは思わないことですわね!」
「残念だな。それじゃあ見送りでも」
「結構ですわ!」
「イクシアに頼もうと思ったんだが、要らないみたいだな」
「お姉さま! わたくしを見送ってくださるなんて、なんてお優しいんですの!」
「………………」
何か言いたげに俺を見たイクシアに手を合わせると、イクシアは立ち上がってイリアの後に続いた。俺はイリアの前に置いた水を飲み干すと、食器を持ってキッチンへと向かう。
「……面倒なことになったな」
小さな呟きは、コップを洗う音にかき消された。
二人に声をかけてから、リビングを通り抜けてキッチンに向かい、昼食として用意していた豆と根菜のスープを鍋ごと持ってくる。イクシアは既に着席していて、イリアは俺が鍋をテーブルに置くのを待ってから、こちらを睨みつつ、槍を手にしたまま椅子に腰かける。
「それで、さっきの続きになるが、どうしてここにイクシアがいると思ったんだ?」
三人分の食器と水を用意してから席に着いた俺は、改めてイリアに問いかけた。答えに予想はつくが、イリアも俺の正体には気づいていないみたいだし、こちらも知らない体を装う。
「愛の力ですわ!」
「そうなのか? イクシア」
「違う。彼女の魔法」
イクシアが淡々と答える。これまでずっと似たようなやり取りがあったろうに、イクシアからは照れだとか呆れだとか、そういった感情を一切読み取れなかった。ホント、戦闘以外は無関心だな。
「魔法って、結構遠くからでも居場所が分かるものなのか?」
「普通は分からないわ。彼女が特別なの。追われないようにはしていたつもりだったけど」
「お、お姉さま……! わたくしが特別な存在だなんてそんな……照れてしまいますわっ!」
「まあともかく、見つかっちまったものは仕方ないか」
「うん。ごめん」
イリアを無視して話を進める。
「じゃあ次の質問なんだが」
「お姉さま! こんな男の出した得体の知れない物など口に入れてはなりません!」
「得体は知れてる。ただの水」
水を飲もうとしたイクシアを遮るイリアに話を遮られる。俺は大きく息を吐いた。
「喉が乾いてるんだろ。イクシアのことが大事なら水くらい飲ませてやれよ」
「大事に思っているからこそ、どこの誰とも知れない男の差し出した水なんて飲ませられませんわ! お姉さま、水ならこちらに」
イリアは鞄から木でできた水筒を取り出す。
「さあお姉さま、好きなだけお飲みください! ここ! ここが飲み口ですのよ! さあさあ、ご遠慮なさらず!」
「これ、嫌い」
不自然なくらい強く勧めるイリアに対しても、イクシアはいつも通りに応じていた。水ではなくこれと呼ぶあたり、普通の飲料水ではなさそうだ。
「いけませんわお姉さま。このスペシャルドリンクは美容にも健康にも、とても良いですのよ。お姉さまがより強く、より美しくなるためにも、好き嫌いしてはいけませんわ」
「いらない」
イクシアは水筒を突き返すと、鍋からスープを掬って食器に移す。
「お姉さま! いけません!」
そしてイリアが止めるのも聞かず、そのままスープを飲んだ。
「うん、おいしい」
「そうか。良かった」
「良くありませんわ!」
バン! とテーブルを叩いてイリアが立ち上がる。
「あ、あなた、お姉さまになんてものを!」
「いや、俺が飲めと強要したわけじゃないだろ」
「言い訳なんて聞きたくないですわ! よくもお姉さまの体を汚しましたわね!」
「イリア、うるさい」
そろそろ本気でつまみ出そうかと考えていた矢先、イクシアが一段、重い声を発する。
「で、ですが」
「うるさい」
「……すみませんでしたわ」
イリアが肩を落として座りなおした。先ほどまで烈火のようだった彼女がこうも落ち込む様を見ると、不思議と同情心のようなものが湧く。本当に不思議だなぁ、なんて他人事のように考えながら、俺も心を落ち着かせた。
「まあその、なんだ、毒になるようなものは入ってないから、あまり心配するな。食器が気になるなら、俺のと取り換えるか?」
「……いえ、こちらも少々取り乱しましたわ。恥ずかしいところを見せましたわね」
おっと、意外にしおらしい一面もあるんだな。
「まあ少々愛が洩れてしまった程度、畜生風情に見られても大して気にはなりませんが」
前言撤回。こいついつかしばく。
「それで、イリアはどうしてここに来たんだ?」
拳を作った右手を左手で押さえながら、一番重要な質問をする。イリアは待っていましたとばかりに目を輝かせると、胸を張って宣言した。
「それは勿論、お姉さまを連れ帰るためですわ!」
「やだ」
即答だった。しかしイリアも引き下がらない。
「いいえお姉さま。いくらお姉さまのお言葉でも、こればかりは譲れません。お姉さまが行方をくらませてから、もう二週間が経ちます。いくら教会と言えど、これ以上お姉さまの不在を隠し通すことはできないでしょう。今すぐにでも戻り、青き天使が健在であることを示さなければ!」
「やだ」
「今の義足でもお姉さまは十分お強いですわ! 今度は私もついていきますから、あのような悲劇は繰り返させません! 共にフロンティアを攻略しましょう!」
「やだ」
「……そうですか」
イリアは悲し気に目を伏せると、今度は俺に鋭い視線を送ってきた。
「あなた、義足を作っているんですわよね?」
「ああ、そうだが」
「倍の金額を払いますわ。ですから義足の製作を中断してくださいまし」
「断る」
俺も即答する。だけどここでもイリアは引き下がらない。
「……ことの重大性が理解できていないようですから教えてさしあげますけれど、今は一刻を争う状況なんですの。お姉さまの不在が世間に広がれば、魔物に対する不安は増大し、その矛先はお姉さまに、引いては冒険者ギルド、ネイドラル教にも向けられますわ。弱き人々の心の拠り所である二大組織に対する信頼が揺らげば、社会は混乱に陥るでしょう」
ふむ、まあそうなるかもな。イクシアは今までも、フロンティアを制覇したというわけでもないのに、新聞で何度も取り上げられていた。それだけ各所から持ち上げられていた冒険者が行方不明ともなれば、そのニュースが与える影響も相当なものだろう。
「そのことを理解してもらった上で、もう一度だけ提案いたしますわ。義足の製作を中断してください」
「断る」
イリアの額に青筋が浮かんだ。その口が開く前に、続ける。
「イクシアは俺に義足を作ってほしいと頼んだ。俺はその仕事を受けた。話はそれで終わりだ。イリアの言い分も、世間の動きも、今の俺たちには関係ない」
「関係なくはないでしょう!? 社会が混乱すれば、あなたの仕事が減るだけではなく、普段はできていた買い物ですらろくにできなくなるかもしれないんですのよ!? 社会を形成している一員であるなら、社会の維持にも責任を持ちなさい!」
「そうならないかもしれないだろ。そんな不確定な未来のために今いるお客様を困らせるなんてことは、まっぴら御免だ。それに社会の責任がどうとか言うなら、冒険者一人が行方不明になったってだけで商いを止めるような臆病者に言ってくれ」
イクシアが義足をつけているだけで動揺した俺にも返ってくる言葉ではあったが、それを知る由もないイリアは悔しそうに歯噛みする。
「……あなたの考えは良く分かりました。今日のところは引き下がります」
「そうしてくれると助かる。この後も仕事があるからな」
イリアが立ち上がるのに合わせて俺も席を立つ。互いの視線が交差した。
「イリア」
「はいっ! なんでしょうお姉さま!?」
一瞬にして激変した声と表情にいっそ感心する俺とは対照的に、イクシアはいつものように続ける。
「スープ、飲まないの?」
「え、スープって、ですがお姉さま」
「美味しいよ」
スープを入れた自分の食器を差し出すイクシア。イリアの目が輝いた。
「お、お姉さまからの勧めですし、飲んであげますわ」
そしてこちらを睨みながらも、口元を緩ませてスープを啜る。
「っ!」
その目が驚きに見開かれた。俺はにまにましそうになるのを抑えて尋ねる。
「どうした? 口に合わなかったか?」
「……ふん! これで懐柔できるとは思わないことですわね!」
「残念だな。それじゃあ見送りでも」
「結構ですわ!」
「イクシアに頼もうと思ったんだが、要らないみたいだな」
「お姉さま! わたくしを見送ってくださるなんて、なんてお優しいんですの!」
「………………」
何か言いたげに俺を見たイクシアに手を合わせると、イクシアは立ち上がってイリアの後に続いた。俺はイリアの前に置いた水を飲み干すと、食器を持ってキッチンへと向かう。
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