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017 開始…?
しおりを挟む今日はいいお天気!おニューのワンピース!お気に入りの日傘!
とっても素敵なデート日和ですわ♪
オルセイン様とは、第二区の待ち合わせの定番、噴水広場にて落ち合う予定ですわ。
10分前行動に行けば慌てずに済むので、サリィと一緒に向かいます。
ちなみに行く時は町馬車などを使いますの。
我が家はそんなに裕福ではありませんので、屋敷用の馬車はお父様とお母様が優先的に使います。何台も有っても、維持管理費が高いですからね…。
噴水広場は第一区との境目辺りだから遠くないので本当は1人でもいけるのだけれど……
「オルセイン様と合流する迄は、ご一緒に行きます。お嬢様1人だと目的地に辿り着けるか心配ですので。」
「そこまで方向音痴では無いわ………多分。」
「いいえ、私は今までの経験上その言葉は当てにならない事は充分に身に染みています。」
「うぅぅ…信用無いのね…」
「その件に関しては全くありません。」
きっぱりと言われてしまっては反論手間出来ない。確かにいつも迷子になって、その都度怒られているので……大人しくします。はい。
サリィに案内してもらいながら、無事噴水広場に到着しましたわ!
噴水広場は結構人が多いのよね…。オルセイン様と無事合流できるかしら…?
こういう時、ケータイって便利なのよね~。
…あら?何故か噴水の前がポッカリ人が空いている所がありますね…?
空いているというか、周りの方が遠巻きに誰かを見ている…?
「あっ!オルセイン様だわ!!」
きゃ~!!オルセイン様が噴水の前にいらっしゃるわ~♪
オルセイン様の今日の装いは、黒のズボンに白のワイシャツ、焦げ茶のベストというシンプルだけどとってもスタイルの良さが際立つ服装だわ………凄い感動する……
ベストに所々、赤いラインも入っていて可愛いわ…………
本当身体を鍛えていらっしゃるのね……
足が長いわ~…………そして太ももが細すぎず、筋肉が付いていい足してる…………
ワイシャツから見える鎖骨……良き……あの窪みを舐めてみたい………
「お嬢様、帰ってきてください。オルセイン様の所へ行かないで良いのですか?」
「はっ!そうね、行くわ!!」
オルセイン様に向かって歩み始めると、あちらも気づいたようで手を挙げてくださいました。
………どうしましょう…笑顔が神々しいわ!!
あんなイケメン直視出来ない………!!
「サリィ、どうしましょう……笑顔が素敵過ぎて見れないわ!!」
「えっ、笑顔…?」
サリィが不思議がっているけれど、私はそれどころでは無いわ!!あの神々しい方の側にこれから行かなくてはいけないなんて…!!
でも頑張って行かないと……!!
あぁでも、やはり神々しいわ……今日は高いヒールのある靴じゃなくて良かったわ……
しかし、少しふらふらしながらも歩んでいると、やはりというか、またかというか……足をもつれてまた前のめりに倒れそうに……
ーーーーーーーートスン。
なりませんでしたわ。
あれ?……目の前に壁?…………じゃなくて…オルセイン様?!
えぇっ??先程だいぶ距離があったような気がしますが……?
サリィも驚いてますわ………珍しい。
混乱していると、上から優しい声色が聴こえてきました。
「エレーヌ嬢、大丈夫でしょうか?」
「あっ、申し訳ありません。ありがとうございます。」
騎士の方って鍛えてるから瞬間移動もできるのですね!うん、深く考えるのはやめましょう!!
「オルセイン様、お待たせして申し訳ありません。本日はよろしくお願い致します。」
気を取り直して、オルセイン様の方へ向き合います。はぁ、間近で見ても神々しいわ…。
私は今日無事にいられるかしら…?背後から刺されたりしないかしら?
「大丈夫です。そう思っているのは、お嬢様だけでございます。」
またぼそっとサリィの厳しい一言が……。そして的確に心を読まれてしまったわ。サリィは凄いのよね。解せないけど。
「まだ、約束の時間よりも前なので気にしないでください。そんなに待っていませんし。
こちらこそ、今日はよろしくお願いします。」
はぁ、オルセイン様…優しいですわ…。本当かっこいい…。
「お嬢様、それでは私はこれで失礼しますね。くれぐれも、無断な行動は慎んでくださいね。」
「うぅぅ。分かりましたわ。気をつけます…。」
「シュレヴィッツ様、申し訳ありませんがうちのお嬢様をよろしくお願い致します。
お嬢様は極度の方向音痴なので、絶対に目を離さないでください。また、お嬢様はご自分の価値をまるで分かっていません。シュレヴィッツ様がいらっしゃるならば大丈夫だと思いますが、何卒、よろしくお願い致します!!」
「ちょっと、大げさよ。そんな幼い子供ではないのだから大丈夫よ!」
「お嬢様の大丈夫は信用できません。」
「了解した。彼女は必ず無事に貴方の元へお届けすると約束しよう。」
「ありがとうございます。では、私は夕刻の鐘の音の時間に、またこちらの噴水広場にお迎えにあがります。それでは、ごゆっくりといってらっしゃいませ。」
深々とお辞儀をして去ったサリィを見て、オルセイン様に向き合います。
「サリィは少し心配性なんですの。幼い子ではないので、大丈夫と言っても小さい頃から一緒にいるから信用が無いみたいで…」
「大事にされているんですね。良い事だと思います。それに、エレーヌ嬢はもう少し危機感を持った方が良いと思いますよ。」
「えっ?」
「いや、いいんです。では、遅くなる前に行きましょうか」
「はいっ!」
私とオルセイン様は伴って歩き出しました。
楽しいデート開始ですわ!!
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