一族に捨てられたので、何とか頑張ってみる。

ユニー

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1 魔境の森

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 今は特に、飛天魔法を中心に鍛える事にした。

 多少動けるようになったと言えども、飛天魔法の利点は大きい。


 地上では多くの魔物がはびこっているが、木の上であったら、鳥系の魔物を気を付けていたら良い訳で安全性は格段と上がる。

 ふと上を見ると、木々の間から果実が多く光っていた。

 用心のため左目を閉じてみたら、光が消えたので安全な食べ物(と思い)その木々に上る為にも・・・。

 飛天魔法を鍛える!

 その為、飛天魔法を色々と試す事になった。

 この魔法は重力系魔法ではなく、浮かすのみの魔法であった。

 その為、重力の影響は何時もあり、急激な魔力の消費は重力からの影響を緩和させるために消費される。

 つまり、重量が重たければ消費は激しくなり、軽ければ消費は軽くなる。

 石ぐらいでは、微々たる物だが、俺自身と成ると飛ぶことが難しい・・・。

 ジャンルから言えば風魔法に近いかもしれない。

 風魔法は、大気の流れを強制的に動かして、風圧等の特殊効果で現象を生み出すのだが、異質な物を影響させる事は出来ない。

 だが、飛天魔法は物に影響させることが出来る。物周辺の大気を強制的に変化させ浮かび上がらせる。

 大気を扱うと言えば同じだ。

 *

 それまでは、不味い草で我慢するしかないな・・・。

 空腹感は無くなったが、満腹ではない。

 草を探し食べながら、飛天魔法の強化を急いだ。

 再び上を見て、木を登るのに全力で飛天魔法を使わずに、木々の間で三段跳びをしたら良いだ!

 俺自身で早く気が付けよ! とツッコミを入れつつ異天の知識で知りました。

 距離や高さの問題は、飛天魔法でカバーできるので問題ないと言う事だ。

 早速、木に登り? を行い実が成っている木に飛びついた。

 ようやっと木の実も収穫し頂いた。

 「旨!甘ー!」

 腹いっぱい食うぞ!!

 あの苦い草とはおさらばです!!

 お腹いっぱいになると、眠くなるのでして・・・。

 木の実が成る木は、他の魔物や動物が来る可能性があるから離れる事にした。

 葉っぱが生い茂っている木を見つけその木で眠る事にした。 

 *

 翌日・・・お腹もすいたので木々を伝って再び木の実が実る木の上で木の実を食べ、腹を膨れさせる。

 次に昨日回収した鞄の中にを確かめる事にした。

 どれもこれも、サイズが大きくて着ることが出来ないが、全部魔道具化し始めていた。

 改めて服を見てみると、確かに変質し始めていた。

 中には魔道具化した物もあった。

 「えっと・・・ぺっとぼとる~!!」

 ペットボトルの中にある水を捨てようと下を向けると綺麗に光る水がずっと出て来た。

 改めて視て見ると透明の容器の中にはずっと綺麗に光る水が満タンに入っていた・・・。

 もしやと思って左目を隠したら光は消えた・・・。

 「なるほど・・・。」

 つまり、飲み水の問題は消えたと言う事か・・・。

 えっと次は・・・。

 「消臭すぷれ~!」

 プッシュするだけで体の臭いが取れる!!

 臭いで襲ってくる魔物に効果的に隠れることが出来るな!!

 「次は・・・もういいか・・・。」

 ポケットティッシュ : 清潔な紙が無尽蔵に出てくる。但し物を書くには適しない・・・。

 ハンカチ : 汚れが付かなくなった!これで貴方も王子様!!

 ペンライト : 何時でも明るい光が!(一部)目が目が!!

 鍵 : 某RPGの最後の鍵状態に成っています・・・元は何の鍵か不明です・・・。

 一先ず魔道具化していたのは此処までした。

 財布 : 異天の通貨が無尽蔵に出てきます!意味ないです!!

 *

 後は、いつもの訓練の様に飛天魔法を使う事にした。

 ふと下を見ると、多くの魔物たちが際限なく勝手に戦っていた。

 何時かは森の外に出なくてはいけないので、こいつらの戦い方を見ておくのも良いと思った。

 魔物たちの戦いを見て、一つ解った事があった。

 魔物は核を奪うか破壊しない限りゾンビとして復活する。

 厄介だ・・・。

 現状ではゾンビ同士で戦っている。

 通常よりゾンビ状態の方が討伐の際の魔素の流出が倍以上だ。

 その後で核が破壊されようやく死亡するっと言う流れが続いた。

 そんな光景を、木の実を食べながら見ていると、草むらから魔人が出て来た。

 魔物の集団対魔人の形になった。

 なぜ?と思ったが、強い奴を狙っているだけだと考えたら納得した。

 何せ、魔物たちは連携が出来ていないからだ。

 それでも、魔人は剣で次々と魔物たちを倒していく、魔物たちも攻撃をして行っているが魔人に攻撃が当たることも無く回避されて行く。

 魔人は攻撃は魔石に当てる事を目的ではないので魔物たちはゾンビ化していき再び魔人に攻撃を仕掛ける。

 が、圧倒的な経験の差なのか一つゾンビたちの攻撃が当たることも無く魔人の出鱈目な攻撃で消えていった。

 魔人は無茶とかの考えも関係なく動いている。

 疲れとかは、ないはずなのに動きが鈍くなっていた。

 理由は解らなかった。

 もし、疲れが有りその疲れが回復されたら、再びあの動きに成るのか?

 今だったら倒せるのか?

 最早賭けに近い気持ちで、飛天魔法で木の実を高速で飛ばし、魔人を貫く事にした。

 核がどこにあるか解らなかったので、直上から貫いた。

 一撃で動きを止めた、用心のために、体はミンチにした。

 *

 元魔人のそばに降りて、装備を漁る事にした。

 装備の全てが魔道具となっていた。

 金属鎧も服も兜もマントも魔力を流すと修復していった。

 よっぽど長い時間、魔人として彷徨っていたんだろう。

 メインの武器を視て見る。

 元は鋼のロングソードだったのかな?今や刃の形が変わってしまっている。

 魔剣と呼んでも良いだろう。

 次は、予備の武器で投擲にも適した短剣四本があった。

 これも魔剣に成っているが、使った様な痕跡はない。

 んで、小手や盾や手袋も魔道具となっているが、サイズが合わないから一先ず置いとく・・・。

 次に小物類だな・・・。

 始めに道具鞄だ。

 その前に・・・安全を確保するためにも戦利品を確保して木の上に逃げとく!
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