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1 魔境の森
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長時間かかった。
人体魔法とスマホが無かったら解らなかったが、命は助かった。
隣に家で待機をしていた騎士団に顔を出した。
剣士や狩人・アーマーナイトの三人ももでってきており、詳細は聞いてみたいで渋々騎士が家にいる事に承知しているようだ。
「団長さんの命は助かった、だが大事な話がある、副長は俺の家に来てくれ。」
そう言って、俺の家に副長さんを家に招き入れた。
副長さんが家に入ると、意識を回復したズロウズさんを見てホッとして声を掛ける。
「団長!」
「心配をかけたな・・・。」
「はっ!」
と言って、俺に向き合う。
「ありがとうございます!」
と頭を下げた。
「感謝するのは後にしてくれ、ズロウズさん、解っているはずだ、腰から下の力が入らない事に・・・。」
「なっ!」
驚愕の顔に成り、ズロウズさんの方に再び目線を向けた。
どんなに治療をしても、途切れた神経まで回復させることは出来ない。
骨や血管を治療しても神経回路までは魔法で回復できない。
腰から下の力が入らないと言う事は、騎士としての一生は終わったと言う事だ。
「そういう事だ、テドーズ副長、後は頼みたい。」
「おっと、まだ話があるぞ、あんたはこれから、どうする積もりだ?」
俺は春になったらここから出ていくが、(隣の奴らの事は知らん)連れて出口に向かう事は出来ない。
俺は他人の面倒を見てまで戦えるほど、そこまで強くはない。
「此処の子になる!」
「はぁ!」
副長、俺も同じだ。
「どっちにしてもここで管理するものが必要だろうてw」
「なんかやけに嬉しそうに見えるが?」
「団長!それはひどいです!私もここに居たい!!」
なんですと?
*
前の家も騎士団が管理をしているが、あったかい場所での管理を巡って骨肉の争いが起こった。
貧乏くじを引いたのは、この団長と副長であった。
前線で指示を出さないといけないので、必然的に外された。
本来なら、施設の管理は下っ端になるが場所が場所だけに、中堅の団員となる。
中堅団員=クトースを使える人材と言う事だ。
しかし、暖かい場所を確保する為、上級の団員が暴論を発揮したらしい。
ああ、もう勝手にしろ!そんな話を聞きたくもない!!
「も一軒建てるか!」
「はぁ!?」
「ん?この家を作れる者もいるし、問題なかろう!」
お隣さん哀れ・・・。
「おお!その手が有りますね!!」
確定された!
「ああ・・・一ついいか。」
「ん?なんだ?」
「囲炉裏の作り方を教えてない。なんかいい対価が有ればいいが?」
二人にして真っ青に成ったが・・・。
「儂のワイバーンをやろう!それでどうだ!」
「ワイバーンの管理を個人でできるか!いらねぇ!」
「むぅ・・・。」
「それにワイバーンは公爵家の物だろうが!!今回の治療代は前の時貰た調理器具とかで相殺するから気にするな!!」
「助かる・・・。」
「但し、この家に俺が居る間、何か寄越せ、俺の生活空間を奪う事になるのだからな。無論俺が居なくなった自由にしていいぞ。」
「その間、団長と共に隣の家に移動するから問題ない!!」
と新団長が言って来た。
「うんうん、問題ないぞ!!」
*
「っと言う事で、がんば!」
対価の払いは置いといて、家の増築と病人の面倒を見る事はほぼ決定されていた。
「俺たちの意見は!」
と剣士さんは吠える
「我々、騎士団から報酬を与える!」
「俺の話を聞けよ!!それに金以上に命が惜しいですよ!!」
冒険者の依頼ではなく大工の依頼・・・いろいろと理不尽だよな・・・。
確かに、ここで生きていくのに、お金より命だ。
「此処で稼いで、町に戻ったら一財産!さすが魔境だ。」
「凄くズレている事を解っていて言っているだろうが!!」
「囲炉裏の作り方教えるから、竜侯騎士団に入れよ。」
「おお!それでしたらすぐにでも対処できます!」
「嫌だ!知りたくない!!入りたくない!!!」
と嫌々と耳を塞いで首を振る。
「此処でポーションを作ったら、うはうは大儲けですよ。」
「ほうほう!錬金術に精通している人も居るのですね!それは助かります!!」
「だから勝手に話を進めるなー!!」
日頃の食糧の融通の盾にして、無理やり飲ませた。
騎士団の方は大声で歓声を上げた。
「安心しろ、全部の材料と生活は全部騎士団が見てくれると言う事だぞ。」
『え?』
「騎士団に入ると言う事はそういう事だろ?」
人体魔法とスマホが無かったら解らなかったが、命は助かった。
隣に家で待機をしていた騎士団に顔を出した。
剣士や狩人・アーマーナイトの三人ももでってきており、詳細は聞いてみたいで渋々騎士が家にいる事に承知しているようだ。
「団長さんの命は助かった、だが大事な話がある、副長は俺の家に来てくれ。」
そう言って、俺の家に副長さんを家に招き入れた。
副長さんが家に入ると、意識を回復したズロウズさんを見てホッとして声を掛ける。
「団長!」
「心配をかけたな・・・。」
「はっ!」
と言って、俺に向き合う。
「ありがとうございます!」
と頭を下げた。
「感謝するのは後にしてくれ、ズロウズさん、解っているはずだ、腰から下の力が入らない事に・・・。」
「なっ!」
驚愕の顔に成り、ズロウズさんの方に再び目線を向けた。
どんなに治療をしても、途切れた神経まで回復させることは出来ない。
骨や血管を治療しても神経回路までは魔法で回復できない。
腰から下の力が入らないと言う事は、騎士としての一生は終わったと言う事だ。
「そういう事だ、テドーズ副長、後は頼みたい。」
「おっと、まだ話があるぞ、あんたはこれから、どうする積もりだ?」
俺は春になったらここから出ていくが、(隣の奴らの事は知らん)連れて出口に向かう事は出来ない。
俺は他人の面倒を見てまで戦えるほど、そこまで強くはない。
「此処の子になる!」
「はぁ!」
副長、俺も同じだ。
「どっちにしてもここで管理するものが必要だろうてw」
「なんかやけに嬉しそうに見えるが?」
「団長!それはひどいです!私もここに居たい!!」
なんですと?
*
前の家も騎士団が管理をしているが、あったかい場所での管理を巡って骨肉の争いが起こった。
貧乏くじを引いたのは、この団長と副長であった。
前線で指示を出さないといけないので、必然的に外された。
本来なら、施設の管理は下っ端になるが場所が場所だけに、中堅の団員となる。
中堅団員=クトースを使える人材と言う事だ。
しかし、暖かい場所を確保する為、上級の団員が暴論を発揮したらしい。
ああ、もう勝手にしろ!そんな話を聞きたくもない!!
「も一軒建てるか!」
「はぁ!?」
「ん?この家を作れる者もいるし、問題なかろう!」
お隣さん哀れ・・・。
「おお!その手が有りますね!!」
確定された!
「ああ・・・一ついいか。」
「ん?なんだ?」
「囲炉裏の作り方を教えてない。なんかいい対価が有ればいいが?」
二人にして真っ青に成ったが・・・。
「儂のワイバーンをやろう!それでどうだ!」
「ワイバーンの管理を個人でできるか!いらねぇ!」
「むぅ・・・。」
「それにワイバーンは公爵家の物だろうが!!今回の治療代は前の時貰た調理器具とかで相殺するから気にするな!!」
「助かる・・・。」
「但し、この家に俺が居る間、何か寄越せ、俺の生活空間を奪う事になるのだからな。無論俺が居なくなった自由にしていいぞ。」
「その間、団長と共に隣の家に移動するから問題ない!!」
と新団長が言って来た。
「うんうん、問題ないぞ!!」
*
「っと言う事で、がんば!」
対価の払いは置いといて、家の増築と病人の面倒を見る事はほぼ決定されていた。
「俺たちの意見は!」
と剣士さんは吠える
「我々、騎士団から報酬を与える!」
「俺の話を聞けよ!!それに金以上に命が惜しいですよ!!」
冒険者の依頼ではなく大工の依頼・・・いろいろと理不尽だよな・・・。
確かに、ここで生きていくのに、お金より命だ。
「此処で稼いで、町に戻ったら一財産!さすが魔境だ。」
「凄くズレている事を解っていて言っているだろうが!!」
「囲炉裏の作り方教えるから、竜侯騎士団に入れよ。」
「おお!それでしたらすぐにでも対処できます!」
「嫌だ!知りたくない!!入りたくない!!!」
と嫌々と耳を塞いで首を振る。
「此処でポーションを作ったら、うはうは大儲けですよ。」
「ほうほう!錬金術に精通している人も居るのですね!それは助かります!!」
「だから勝手に話を進めるなー!!」
日頃の食糧の融通の盾にして、無理やり飲ませた。
騎士団の方は大声で歓声を上げた。
「安心しろ、全部の材料と生活は全部騎士団が見てくれると言う事だぞ。」
『え?』
「騎士団に入ると言う事はそういう事だろ?」
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