一族に捨てられたので、何とか頑張ってみる。

ユニー

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2 そうだ、王都に行こう

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 どっと、疲れた・・・。

 例の部屋から出てきて、今は酒場のテーブル一つを占拠している。

 あの後、職の追加をしなかった。

 もう欲しい物は取っていたからだ。

 もはや強欲に得るつもりは無い。

 そして、ギルドカードの件になった。

 一先ず全部出てきた物をカードに移した。

 カード内で表示、非表示が出来る為、後でゆっくり考えながら決めていく事にした。

 はぁ・・・。

 「おい!嬢ちゃん、其処の席が空いているんだったら退いてくれ。」

 ん・・・。

 俺の近くで騒いでいるよな・・・。

 「おい!聞こえているんだろうが!!」

 俺に触ろうとしていた。

 空かさず、伸ばした手を掴みとり後ろへねじ込みテーブルに押さえつける。

 自然と体が動いたが、問題は無かろう。

 「てめぇ・・・!」

 この状態でも悪態をつくなんて・・・。

 「チブフ、いい加減にしろ、この子に勝てるはずはないだろうが。」

 背後から酒場のマスターから声が上がった。

 「なぁあぁぁ?」

 押さえつけている男からの声だった。

 「お前なーこの頃ランクが上がったからってランク下の奴に絡むなよ、それにこの子はこのハルハートン辺境伯領で最も強いぞ。」

 ついつい、目線をカウンターに向けた。

 「御冗談を・・・。」

 っと言ったが、笑って流された。

 「長年、荒くれどもを見ておると解るんだよ、それなりの強者と言う者の違いをな。」

 腕を解いてカウンターに向かった。

 するとチブフと言った大男が攻撃してきたので、攻撃が当たる前にエルボーで腹に一撃を与えた。

 「ぐっ!」

 と言ってその場から崩れる。

 そこから離れてカウンター席に座った。

 どっさと言う音が聞こえたが気にしなかった。

 「迷惑かけましたか?」

 「迷惑の一つも入らんよ。」

 そう言ってから、何やら飲み物を置いた。

 「サービスだ飲んでみな。」

 っと言う事で飲んでみる事にした。

 *

 その後、宿に戻り部屋で疲れた体を休んだ。

 激動の金策タイムも終わり、ゆっくりしていく事にした。

 『ネイト、ゆっくりするのは良いがギルドカードがちょっとおかしなことに成っているぞ・・・。』

 「ん?」

 そうタツヤが言って来たのでギルドカードを取り出して見た。

 #

 名:ネイト(レユート・ヨン・メグテール)

 性:女

 年:七 秋の年

 質:173:6

 属:万有

 技:刀剣技・二刀流・投擲術・体術・錬金術

 心:精神統一・思考効率・思考並列・空間把握・異天の知識

 体:公爵家作法・隻魔眼・身体強化

 魔:魔力操作・魔素操作・飛行魔法・火炎魔法・水氷魔法・風音魔法・地理魔法・人体魔法・複合魔法

 職:オールマジックマイスター 二刀流刀剣士 投擲剣術士

 #

 「なんじゃこりゃ!?」

 ギルドで貰ったギルドカードに項目欄に記載され、変な事が書かれていた。

 性別と年が変わっていた・・・。

 年が変わっていたとと言う事は、受付で書かれたことが優先されるのかよ!?

 っと言う事は、性別が変わっているのはどういう事だ!?

 因みに質:173(は俺自身のレベル):6(はギルドのレベル)だ。

 解体とポーションの依頼を完遂したことでギルドのレベルが上がっている。

 『ねぇねぇマスター、以前から持っていたカードも視て見て。」

 困惑しながらも、シンゴが言った通りに魔境で手に入れたギルドカードを見てみると・・・。

 #

 名:ネイト(レユート・ヨン・メグテール)

 性:女(男)

 年:七(十二)秋の年(夏の年)

 質:173:6

 属:万有

 技:刀剣技・二刀流・投擲術・体術・錬金術

 心:精神統一・思考効率・思考並列・空間把握・異天の知識

 体:公爵家作法・隻魔眼・身体強化

 魔:魔力操作・魔素操作・飛行魔法・火炎魔法・水氷魔法・風音魔法・地理魔法・人体魔法・複合魔法

 職:オールマジックマイスター 二刀流刀剣士 投擲剣術士

 #

 と成っていた・・・。

 こっちに本来の項目がカッコの中で書かれていた。

 名前も捨てられたはずなのにそれが残っているのは解らなかった・・・。

 指先で前の名前を押してみると、色が薄くなった。

 『ネイト、前の名前が消えたぞ・・・。』

 「え?」

 今回貰ったギルドカードを見てみると前の名前が消えていた。

 「っと言う事は・・・このカードを使うと偽装が出来ると言う事か・・・。」

 これは良い!!

 『程々にしとけよ・・・。』

 とタツヤの警告が上がった。

 「何でさ?」

 『真っ白すぎる履歴は反対に変すぎる、若干おかしい方が現実味がある。』

 その一言から、異天の知識で色々と学ぶことが出来た。

 「わかった・・・程々にするよ・・・。」
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