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第4章 あかねの応援
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手紙を書き終えた真一は、深く息をつき、そっとペンを置いた。
この手紙は、新しい短編の中に組み込まれ、タイトルは『またねの鶴』となった。
彼と遥しか知らない記憶を物語の核に据え、ある小さな文学賞へ応募した。
送信ボタンを押す指が震えたが、もう迷いはなかった。
──1年が経った。
季節はめぐり、再び文化祭の季節が近づいていた。
『またねの鶴』は地方の文芸誌に掲載され、校内でも話題となった。教師たちも驚いた様子だった。
あかねは嬉しそうに言った。「ね、やっぱりすごいんだってば」
だが、遥からの反応はなかった。住所も知らず、文芸誌を読んでいるかもわからない。それでも真一は願いを捨てきれず、今日も教室の窓辺で折り鶴を見つめていた。
「またね」は、まだ終わっていない。
そう信じて、彼は書き続ける。遥がどこかで読んでくれる日まで。
──大学。
京王大学のキャンパスに、新緑がまぶしく光っていた。真一は文芸部に所属し、空き時間にはノートPCで静かに言葉を綴っていた。
高校卒業後、『またねの鶴』は文芸誌の新人賞を受け、単行本として出版された。静かな反応だったが、半年後、芥川賞候補として突然注目されることになる。
この手紙は、新しい短編の中に組み込まれ、タイトルは『またねの鶴』となった。
彼と遥しか知らない記憶を物語の核に据え、ある小さな文学賞へ応募した。
送信ボタンを押す指が震えたが、もう迷いはなかった。
──1年が経った。
季節はめぐり、再び文化祭の季節が近づいていた。
『またねの鶴』は地方の文芸誌に掲載され、校内でも話題となった。教師たちも驚いた様子だった。
あかねは嬉しそうに言った。「ね、やっぱりすごいんだってば」
だが、遥からの反応はなかった。住所も知らず、文芸誌を読んでいるかもわからない。それでも真一は願いを捨てきれず、今日も教室の窓辺で折り鶴を見つめていた。
「またね」は、まだ終わっていない。
そう信じて、彼は書き続ける。遥がどこかで読んでくれる日まで。
──大学。
京王大学のキャンパスに、新緑がまぶしく光っていた。真一は文芸部に所属し、空き時間にはノートPCで静かに言葉を綴っていた。
高校卒業後、『またねの鶴』は文芸誌の新人賞を受け、単行本として出版された。静かな反応だったが、半年後、芥川賞候補として突然注目されることになる。
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