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異世界への転移者

強くなり過ぎました

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俺達は生きている喜びを分かち合った後、先程倒したシルバーキングウルフの死体を眺めていた。

「それにしてもよくこんな強そうなの倒せたな」

「伶斗も充分凄かったでしょ、こんなもの創り出して」

レナが松の木を指差しながら言う。正直言って俺もびっくりした。幹で口の中をブスッと刺して止めに葉っぱで串刺しにされる。これが自分にきたらと思うと寒気がする。

「まぁ生きてたんだしいいだろ」

「そうね」

日本にいた時は気付かなかったけど本当に生きてるって素晴らしい。

「そう言えば伶斗がアレを倒したんだしLv上がってるんじゃない?」

やはりきたかその話。でも、確かに上がってはいるが上がり過ぎだと思う。どんだけLv高かったんだよあの狼。

「確かに上がってはいるんだけどこれは上がり過ぎだと思うんだよなぁ」

「そんなに上がってるの?」

「見てくれたら分かると思う」

そういい俺はステータスを可視状態にした。


・名前:新宮伶斗(しんみやれいと)

・年齢:13歳

・種族:人間

・Lv:36

・HP:2662/2662
・MP:2076/2596
 
・STR:2880
・VIT:2999
・DEX:2146
・AGI:2646
・MND:2264
・INT:2034

〈固有スキル〉
〈植物王〉〈聖剣〉

〈スキル〉
〈変装〉〈剣術〉〈闇属性耐性〉〈集中〉〈魔力操作〉

〈称号〉
〈自然神の加護〉〈異世界人〉〈選ばれた者〉〈男の娘〉〈格上への勝利〉


「…」

レナが呆けてるので軽く叩いて起こしてやる。するとレナははっと我にかえると俺に飛びかかってきた。

「なによこれ!?」

いや、俺にもわかんないから。でも俺の予想だとこの2つの称号の所為だと思う。

〈異世界人〉
全ステータス上昇度に大幅補正。初期ステータスに小幅上昇補正。

〈選ばれた者〉
全ステータス上昇度に大幅補正。スキル習得速度に大幅上昇補正。スキル〈闇属性耐性〉・〈聖剣〉を習得する。

やっぱりこのスキルで確定だ。

「これは称号の所為だな」

「確かにやばそうなあったわね…」

「あ、それと新しくスキルと称号も獲得してたな」

「もう驚かないわよ…」

レナは疲れ果てた顔をしながらそう言った。俺もびっくりし過ぎて疲れてるから仕方ないか。まぁ、気を取り直し取り敢えず詳細を見てみるか。

〈集中〉Lv1
集中すると、集中力が高まり魔力を感じやすくなる。

〈魔力操作〉Lv1
魔力を操作しやすくなる

〈格上への勝利〉
格上の相手に勝った時に貰える経験値が上昇する。

Lvが一気に上がったのはこの称号の所為か。それにしても…なんか凄い勢いで強くなってる気がするな。

「普通こんな勢いで強くなるか?」

「なるわけないでしょ…」

まぁ、当たり前か。でも強くなれば身を守れるようにもなれるし別にいいか。

だがもう一つ問題がある。

「どうやって 無人島ここから脱出しようか」

「あ…」

やっぱり考えてなかったか。

「も、もももちろん考えてたわよ」

「嘘つくな」

「ぐふぅ」

あ、撃沈した。

「まぁ飯は偶然狩れたしゆっくり考えるか」

「そうね」

復活早っ。まぁいい、死体を解体するのを手伝ってもらうか。

「レナ、こいつを解体するのを手伝ってくれ」

「え~」

「なんだよ」

「面倒くさそうだし一人でやってよ」

何様だよおい。だかこういう時の解決法は一つしか無い。

「ご飯抜くぞ」

「調子乗ってすいませんでしたぁぁぁぁ!」

ほらな、簡単だろ?

''色々と用事があって投稿出来ませんでした。短くてすいません。
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