読切ホラー短編集

にゃんこ

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怖いと思うかは人それぞれ

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教師生活数十年、とある学校で数年勤めていて、何もない場所でよく転ぶ子が多いなと不思議に思っていた。


それは、生徒同士の会話から真相が明らかになった。


「ねえ、何で二人はいつも平然と歩いてるの?」

「Aはよく転ぶもんね」

「何かにつまづくけど、何もないんだよ?」

「……信じるかどうかなんだけどさ、Aが転ぶ時って何かボヤっとした手?見たいなのに掴まれてるんだよね」

「B違うよ。あれは小人位の大きさの霊だよ。悪戯好きなだけだから害はない?転ぶと痛いけど特に被害はないよ!」

「へぇー、あれって小人だったんだ?」

「ちょっと、待って!えっ何それ、BとCってそういうの解る人なの?」

「「言わなかった?」」

「聞いてないよ。じゃあ、避けれるの?」

「「まぁ、避けて歩いてるからね」」

「だから、たまに変な方に歩いてたの?」

「変って…そうなるかな?」

「私と歩いてる時も私も避けたい!」

「……うーん、じゃあ突然引っ張ってもいいって事?それなら避けれるよ」

「あ、うん。それでいい。転ぶのは嫌だもん……前にさ盛大に転んでスカート捲れたんだよ」

ドンマイと生徒は笑っていた。

……つまりは学校の七不思議ってやつなのか?
今後も転んでも生徒に怪我がないようにだけを、祈るしか出来ない教師だった。




不思議なというか、人によっては怖いっていう話


永年可愛がっていたペット喪失。
ペットのゲージを片付けれないでいると、ペットお気入りの玩具が動かしていないはずなのに場所が変わっていたり、ペットお気入りだった揺れる玩具が突然動いたりした。
可愛がっていたペットがまだいてくれているんだなって喜んで話していたら、そういうのは嬉しくなるよねって同意してくれる友人と怖いってと突っ込む友人……。

どっちが多数派で少数派なのかはわからないけど……。

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