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怖いと思うかは人それぞれ
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不思議な夢の話を知人としていた。
そう、夢は色々見るって話から不思議な夢の話をしていたんだ。
いくつかの不思議な夢を語る知人、何故か違う視点でその夢を見たことがあるなと思い、違う視点からだが聞いた内容とは違う、人数とか男女の性別とか、木造作りの建物の入れない先の謎の声の聴こえる場所とか、蒸気機関車に乗ってる母子3人で兄弟とか、潜水艦っぽいところで狭い中で焦って何か動かしてるとか、様々な視点で伝えると…。
男女の人数は合ってるし、トラブった1人を追いかける男と追いかけられる女の子、残る女1人と男2人、木造作りの建物の先は入れると動物園に動物がいる密林だと密林だと、蒸気機関車に乗って港の様な場所に行き走る兄弟を見守る母、潜水艦っぽい場所は潜水艦で会っているはずだと沈みそうなのをあちこち走り補修していたとか…。
知人との夢の話なのに、違う視点のはずなのに少しずつ話をすると違う視点の人物なのだと夢の話をしていた。
夢だから、なんなのかはわからないけど…。前世なのか、ただの夢のシンクロなのかと答えの出ないまま知人とはその後も夢の話をして、違う視点での夢の話は続いた。
※
3度見ると少しずつ変わり、目覚めない夢とかって都市伝説を聞いて、思い出した夢の話をしてくれた。
そう、初めてみたのは小学生位で、自宅から3つ程離れたバス停からバスに乗ろうとして、乗る瞬間に忘れ物に気づい乗らなかった。乗務員は気にしないで乗ってと叫んでいた気もするけど、振り返りもせずに…目が覚めた。
2度目は中学生の時、同じバス停からバスに無事に乗り込み座席に座り、ふと忘れ物をしたと気づきバスの扉が閉まる直前にバスから降りた。
降りてすぐにバスの扉は閉まり、バスは地上ではなく空へと向かい走って行くのを見送った。そして目が覚めた。
3度目は社会人になって数年後、同じバス停から乗り込み、今度こそ忘れ物もなく座席に座ることもなく扉も閉まり、空に浮き発車するバスから、離れていくバス停を見下ろしていた。
そんな時に、見覚えのあるはずの会ったこともないのに懐かしい人が焦って声をかけてきた。
「早く降りろ!」
「無理、扉閉まってるし飛んでるから」
「いいから早く降りろ!」
そう言って、窓から突き落とそうとされて、抵抗をした。
「駄目、私が降りたらアナタが怒られる!」
「いいから、降りろ!私の事は気にするな!!」
そうして、窓から突き落とされてその人の安堵した顔を眺めながらも落下した。
落下する中、空を飛ぶバスは以前に幽体離脱っぽいのをした時に、これ以上進むと体に戻れなくなるという場所で空中で消えるように溶け込んで行った。
目が覚めて、思った事はあの人が怒られていないかという思いだった。
3度見る夢の都市伝説とかって、いくつか聞いたことがあったけど、もしあのまま乗っていたら目覚めなかったのかもしれないなかったのかもとか思いつつも…。
あの人の姿を母に告げたらご先祖さまかもしれないと、守護霊なのかもね。守ってくれたんだよって…。
怒られて、罰を受けていないといいなと…そう思うしか出来なかった。
不思議な夢の話を知人としていた。
そう、夢は色々見るって話から不思議な夢の話をしていたんだ。
いくつかの不思議な夢を語る知人、何故か違う視点でその夢を見たことがあるなと思い、違う視点からだが聞いた内容とは違う、人数とか男女の性別とか、木造作りの建物の入れない先の謎の声の聴こえる場所とか、蒸気機関車に乗ってる母子3人で兄弟とか、潜水艦っぽいところで狭い中で焦って何か動かしてるとか、様々な視点で伝えると…。
男女の人数は合ってるし、トラブった1人を追いかける男と追いかけられる女の子、残る女1人と男2人、木造作りの建物の先は入れると動物園に動物がいる密林だと密林だと、蒸気機関車に乗って港の様な場所に行き走る兄弟を見守る母、潜水艦っぽい場所は潜水艦で会っているはずだと沈みそうなのをあちこち走り補修していたとか…。
知人との夢の話なのに、違う視点のはずなのに少しずつ話をすると違う視点の人物なのだと夢の話をしていた。
夢だから、なんなのかはわからないけど…。前世なのか、ただの夢のシンクロなのかと答えの出ないまま知人とはその後も夢の話をして、違う視点での夢の話は続いた。
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3度見ると少しずつ変わり、目覚めない夢とかって都市伝説を聞いて、思い出した夢の話をしてくれた。
そう、初めてみたのは小学生位で、自宅から3つ程離れたバス停からバスに乗ろうとして、乗る瞬間に忘れ物に気づい乗らなかった。乗務員は気にしないで乗ってと叫んでいた気もするけど、振り返りもせずに…目が覚めた。
2度目は中学生の時、同じバス停からバスに無事に乗り込み座席に座り、ふと忘れ物をしたと気づきバスの扉が閉まる直前にバスから降りた。
降りてすぐにバスの扉は閉まり、バスは地上ではなく空へと向かい走って行くのを見送った。そして目が覚めた。
3度目は社会人になって数年後、同じバス停から乗り込み、今度こそ忘れ物もなく座席に座ることもなく扉も閉まり、空に浮き発車するバスから、離れていくバス停を見下ろしていた。
そんな時に、見覚えのあるはずの会ったこともないのに懐かしい人が焦って声をかけてきた。
「早く降りろ!」
「無理、扉閉まってるし飛んでるから」
「いいから早く降りろ!」
そう言って、窓から突き落とそうとされて、抵抗をした。
「駄目、私が降りたらアナタが怒られる!」
「いいから、降りろ!私の事は気にするな!!」
そうして、窓から突き落とされてその人の安堵した顔を眺めながらも落下した。
落下する中、空を飛ぶバスは以前に幽体離脱っぽいのをした時に、これ以上進むと体に戻れなくなるという場所で空中で消えるように溶け込んで行った。
目が覚めて、思った事はあの人が怒られていないかという思いだった。
3度見る夢の都市伝説とかって、いくつか聞いたことがあったけど、もしあのまま乗っていたら目覚めなかったのかもしれないなかったのかもとか思いつつも…。
あの人の姿を母に告げたらご先祖さまかもしれないと、守護霊なのかもね。守ってくれたんだよって…。
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