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「俺にはカイル様がかっこいいです…。堂々としてらっしゃって、皆をまとめる力もあって…俺、カイル様が好きです」
「ありがとう。ま、僕以上に凄い人もここにたっくさんいるからまたどこかに一緒に遊びにでも行こう」
「はい!あ、あの剣とか魔法とか、そういうの宜しければでいいんで、ほんの少しだけでも教えて頂けませんか…?」
「是非是非!でも、勉強だって一人では大変だろう。先生を雇おう。あと剣術魔術となると、とてもハードだからね。過去は戻ってこないから、体力作りからとても厳しいけど」
「分かっています。でも、俺、カイル様のような騎士になりたいんです!今は歩けなくとも、沢山練習して頑張りますので!お願いします!」
「…僕は君を応援しているよ。出来る事はするつもりだからね。でも、そもそも時間がとってあげれない時だって出てくると思うんだ。一様、僕の家、シェリゼール家の事もあるしね。君も今以上に限られた時間の中で、今までの遅れを取り戻して、尚且つ先に進まないと行けない厳しく辛い日々になるよ。騎士を目指すなら僕も簡単に見過ごしてなどいられない。それでも良いのかい?」
カイル様は真剣な目で俺の左目を射る。確かに俺にはゼロ、いやマイナスから始まっている。視野も半分、足は歩けなくて、何としてももう十年の歳月が過ぎている。騎士なら、八歳頃から体力作りから始まる。この国は十歳から王騎士の卵となる狼という集団に入る事が重視されている。到底今では間に合わない。せめて十五歳になって黒狼と言うのに進級する時に外部から入れたら希望はある。それ以外にはほとんど道がない。あと五年、いや、四年…。余程じゃなければ…。でも、黒狼に上がれるのも毎年この一番だだっ広いルイビル全土でたったの十人程度。血眼になって頑張らなきゃいけない。
「それでも俺は頑張ります!あの時助けて貰えなかったら、俺はあのまま死ぬだけでした。そんな俺を助けてくれた…役に立ちたいんですッ!!」
「…ルーク、わかった。では、僕と一緒に頑張ろう。僕も陛下にとって本当にいい騎士になるよ。一緒になって、皆を守ろう!」
「はい!」
カイル様が右手を出すと、俺はすぐに右手を出し固く手を握った。俺とカイル様との間に硬い誓いの様なものが俺の中にはっきりと刻まれたような気がして嬉しかった。
それからは大変だった。歩く為に何度もつまづき転んだ。時には驚いたことに、レイディオ様とディーレ様までもがまた隠れながらもコソッと来てくれて応援してくれた。
更にはカイル様のシェリゼール家の相続人としての話さえも貰った。はじめ聞いた時は驚きが隠せなかった。同時に何故という疑問も。でも、カイル様は君が気に入ったからと単純な理由に、騎士になれたらという条件を付けた。
さらに俺は皆が寝ている間も少し頑張り、二週間ほどしてから、ようやく杖をついて一人で歩けなくも無くなってきた。
更に数日が過ぎ、ほぼ完璧と言っていいほど杖を使えば歩けるようになった。時々合間を縫って部屋に来てくれたカイル様はにこやかに応援してくれた。
そしてようやく、予定の陛下の面会が近づいて緊張にかられて少し外の空気を吸いに許可を貰って中庭まで来ていた時だった。
「ありがとう。ま、僕以上に凄い人もここにたっくさんいるからまたどこかに一緒に遊びにでも行こう」
「はい!あ、あの剣とか魔法とか、そういうの宜しければでいいんで、ほんの少しだけでも教えて頂けませんか…?」
「是非是非!でも、勉強だって一人では大変だろう。先生を雇おう。あと剣術魔術となると、とてもハードだからね。過去は戻ってこないから、体力作りからとても厳しいけど」
「分かっています。でも、俺、カイル様のような騎士になりたいんです!今は歩けなくとも、沢山練習して頑張りますので!お願いします!」
「…僕は君を応援しているよ。出来る事はするつもりだからね。でも、そもそも時間がとってあげれない時だって出てくると思うんだ。一様、僕の家、シェリゼール家の事もあるしね。君も今以上に限られた時間の中で、今までの遅れを取り戻して、尚且つ先に進まないと行けない厳しく辛い日々になるよ。騎士を目指すなら僕も簡単に見過ごしてなどいられない。それでも良いのかい?」
カイル様は真剣な目で俺の左目を射る。確かに俺にはゼロ、いやマイナスから始まっている。視野も半分、足は歩けなくて、何としてももう十年の歳月が過ぎている。騎士なら、八歳頃から体力作りから始まる。この国は十歳から王騎士の卵となる狼という集団に入る事が重視されている。到底今では間に合わない。せめて十五歳になって黒狼と言うのに進級する時に外部から入れたら希望はある。それ以外にはほとんど道がない。あと五年、いや、四年…。余程じゃなければ…。でも、黒狼に上がれるのも毎年この一番だだっ広いルイビル全土でたったの十人程度。血眼になって頑張らなきゃいけない。
「それでも俺は頑張ります!あの時助けて貰えなかったら、俺はあのまま死ぬだけでした。そんな俺を助けてくれた…役に立ちたいんですッ!!」
「…ルーク、わかった。では、僕と一緒に頑張ろう。僕も陛下にとって本当にいい騎士になるよ。一緒になって、皆を守ろう!」
「はい!」
カイル様が右手を出すと、俺はすぐに右手を出し固く手を握った。俺とカイル様との間に硬い誓いの様なものが俺の中にはっきりと刻まれたような気がして嬉しかった。
それからは大変だった。歩く為に何度もつまづき転んだ。時には驚いたことに、レイディオ様とディーレ様までもがまた隠れながらもコソッと来てくれて応援してくれた。
更にはカイル様のシェリゼール家の相続人としての話さえも貰った。はじめ聞いた時は驚きが隠せなかった。同時に何故という疑問も。でも、カイル様は君が気に入ったからと単純な理由に、騎士になれたらという条件を付けた。
さらに俺は皆が寝ている間も少し頑張り、二週間ほどしてから、ようやく杖をついて一人で歩けなくも無くなってきた。
更に数日が過ぎ、ほぼ完璧と言っていいほど杖を使えば歩けるようになった。時々合間を縫って部屋に来てくれたカイル様はにこやかに応援してくれた。
そしてようやく、予定の陛下の面会が近づいて緊張にかられて少し外の空気を吸いに許可を貰って中庭まで来ていた時だった。
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