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第十九話 邪神『アンラ・マンユ』はおにーちゃんが大好き
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――穏やかな光にも影は生まれる。
どんなに暖かな光だろうと、影というのはなくならない。
世界はそんなものである。
「はぁ……せっかくデートしてたのに、なんで邪魔するの?」
マニュが愛しのおにーちゃんから離れて向かった先には、一体の化け物がいた。
大型の獣――これこそが、魔物である。
人間だろうと、魔族だろうと、亜人種だろうと、関係なく襲いかかる狂暴な化物だ。
それを前に、マニュはうんざりと息を吐いている。
「さっき、散歩した時にきちんとお掃除したはずなのに……どこに隠れてたのかなぁ?」
かわいい顔で小首を傾げているが、相手は魔物だ。
そのかわいさは通じない。
『グルァアアアア!!』
マニュの三倍はあろう化け物が、小さな女の子に牙を剥いた。
大きく開かれた口は、マニュを容易に飲み込めるだけの大きさがあった。
「――黙れ」
直後、マニュの口からは酷く冷たい声が発せられる。
大好きなおにーちゃんの前では常に媚びたような高い声を発していたくせに、今の彼女は唾棄するような低い声を口にしていた。
「目障り……わたしの邪魔をするな」
明確な殺意が放たれる。
同時に、おぞましい気配が周囲に漂い始めた。
『ガ、グァァ……』
魔物も異変に気付いて怯え始めるが、もう遅い。
彼女は既に、『邪神』となっていたのだから。
「シネ」
一言。
静かに紡がれた言葉は、世界の摂理を捻じ曲げる。
通常の生物には許されない、神の理をもって命じられた言葉は、現実となって魔物に襲い掛かった。
『――――』
死に際に、声を上げることさえも許されない。
魔物は、ただただ死んだ。
外傷はない。原因もない。因果など無視して『死』という結果に運命が収束したのだ。
邪神の気分を損ねたばかったりに。
その魔物は、この世に何の意味を残すことなく死んでしまったのである。
「アア……コウフン、シテイルナ」
そしてマニュは……いや、アンラ・マンユは苦笑していた。
今の邪神は、感情が揺れたせいか幼い少女の姿を保てなくなっているようだ。ぐにゃりと歪んでいる。
だが、すぐにアンラ・マンユは『マニュ』の姿に自らを戻した。
「危ない危ない……おにーちゃんが愛せない姿になっちゃってたよ」
自分の体をチェックして、幼い少女になっていることをしっかりチェックする。
「よしっ。おにーちゃん好みの幼女だよねっ……」
そして彼女は、胸に手を当てて息をついた。
先程までの禍々しさはない。おぞましい気配も消えて、マニュはいつも通りの愛らしい幼女となる。
「もうっ。散歩のチェック、甘かったかも……普段なら隠れてる魔物も見逃すはずないのに、やっぱりおにーちゃんが来てから浮かれてたのかなぁ」
こてんと頭を叩いて、彼女は自分のミスを反省していた。
普段、彼女が日課にしている散歩とは、実は魔物が来ていないかという巡回だったりする。
この家における彼女の役割は『防衛』である。ルーラが『家事』、エレオノーラが『金銭』、サキはまだ幼いので何も役割は持っていないが、一応機能としては『保険』を担っている。
元勇者のカレスは、四人の幼女がただ穏やかに日常を暮らしていると思い込んでいるだろう。
しかし、この穏やかな日常は彼女たちが築いているものなのだ。
カレスは勘違いしているが、ここは魔物の巣なのだから魔物は来る。
しかも、魔王やサキュバスのサキには魔物をおびき寄せる性質を持っているので、何もしなければ普通に家が襲われているだろう。
そんなみんなを守っているのが、邪神のアンラ・マンユなのだ。
「契約だもんね……しっかり、守らないと」
彼女には一つの誓約が課されている。
封印を解いてくれた勇者に、生活を共にする条件としてこんなことを約束させられていたのだ。
「おにーちゃんだけじゃなくて、魔王の娘ちゃんとサキュバスちゃん……あとは村娘ちゃんも守る、だなんて。面倒だけど、がんばらないとなー」
みんなを守ることを、彼女は厳命されていた。
邪神は実のところ、愛しのおにーちゃんにしか興味がない。その他の生物は名前すら覚えることが難しいほどに、興味を持っていないのだ。
でも、大好きなおにーちゃんと過ごすために、彼女は契約を守るのだ。
「ふぅ……そろそろ、おにーちゃんのところに戻ろっかな」
彼女は衣服の乱れを整えて、踵を返した。
その顔に、もう冷酷な邪神の面影はない。
「にひひっ。おにーちゃんをいっぱいからかおーっと」
今の彼女は、ただおにーちゃんが大好きなかわいい女の子だった――
「ただいま、おにーちゃん!」
待っていると、マニュがようやくやって来た。
少し時間がかかったので、心配していたが……見たところ異常はなさそうである。
良かった、何事もなかったようで。
「遅かったんじゃない?」
「ごめんなさーい。綺麗なお花が見つからなかったのっ」
「え? お花? トイレじゃなくて?」
マニュは『お花を摘みに行く』と口にしていた。てっきり、『トイレに行く』という意味合いだと思っていたのだが。
「むぅ。ひどーい! これ見てっ。綺麗なお花でしょ?」
彼女は後ろ手に隠していた真っ赤なお花を一輪、俺に差し出してくれた。
ほ、本当に花を摘みに行っていたようだ……俺、なんで待たされていたのだろう? 探すなら一緒にでも良かったはずなのに。
「邪神はトイレなんてしませーんっ」
「そ、そっか……勘違いしてたよ」
「えー? わたしがトイレに行くと思ってたんだぁ? ふーん……おにーちゃんのスケベ!」
「べ、別にスケベじゃないからっ」
受け取った花は、綺麗というよりかわいい感じがする。
俺には似合わないな……よし。
「マニュ、ちょっとジッとして」
赤い花を、彼女の髪に添える。
うん、髪飾りみたいで悪くない。
「やっぱり、かわいいよ」
「へ? にゃにゃっ!?」
率直な気持ちを伝えると、マニュは途端に顔を赤くした。
「おにーちゃん! 不意打ちは、ずるいよぉ……まったく、スケベ!」
とか言いつつも、照れているだけなのだろう。
彼女は俺にくっついて、手をつないできた。
その手を握り返すと、より嬉しそうにマニュは身を寄せてくる。
「おにーちゃんは、やっぱり面白いなぁ……」
「一緒にいて楽しいって感じてくれるのなら、嬉しいよ」
それからは少しゆっくり、俺とマニュは散歩を続けるのだった。
穏やかである……彼女との時間も、とても充実していた――
どんなに暖かな光だろうと、影というのはなくならない。
世界はそんなものである。
「はぁ……せっかくデートしてたのに、なんで邪魔するの?」
マニュが愛しのおにーちゃんから離れて向かった先には、一体の化け物がいた。
大型の獣――これこそが、魔物である。
人間だろうと、魔族だろうと、亜人種だろうと、関係なく襲いかかる狂暴な化物だ。
それを前に、マニュはうんざりと息を吐いている。
「さっき、散歩した時にきちんとお掃除したはずなのに……どこに隠れてたのかなぁ?」
かわいい顔で小首を傾げているが、相手は魔物だ。
そのかわいさは通じない。
『グルァアアアア!!』
マニュの三倍はあろう化け物が、小さな女の子に牙を剥いた。
大きく開かれた口は、マニュを容易に飲み込めるだけの大きさがあった。
「――黙れ」
直後、マニュの口からは酷く冷たい声が発せられる。
大好きなおにーちゃんの前では常に媚びたような高い声を発していたくせに、今の彼女は唾棄するような低い声を口にしていた。
「目障り……わたしの邪魔をするな」
明確な殺意が放たれる。
同時に、おぞましい気配が周囲に漂い始めた。
『ガ、グァァ……』
魔物も異変に気付いて怯え始めるが、もう遅い。
彼女は既に、『邪神』となっていたのだから。
「シネ」
一言。
静かに紡がれた言葉は、世界の摂理を捻じ曲げる。
通常の生物には許されない、神の理をもって命じられた言葉は、現実となって魔物に襲い掛かった。
『――――』
死に際に、声を上げることさえも許されない。
魔物は、ただただ死んだ。
外傷はない。原因もない。因果など無視して『死』という結果に運命が収束したのだ。
邪神の気分を損ねたばかったりに。
その魔物は、この世に何の意味を残すことなく死んでしまったのである。
「アア……コウフン、シテイルナ」
そしてマニュは……いや、アンラ・マンユは苦笑していた。
今の邪神は、感情が揺れたせいか幼い少女の姿を保てなくなっているようだ。ぐにゃりと歪んでいる。
だが、すぐにアンラ・マンユは『マニュ』の姿に自らを戻した。
「危ない危ない……おにーちゃんが愛せない姿になっちゃってたよ」
自分の体をチェックして、幼い少女になっていることをしっかりチェックする。
「よしっ。おにーちゃん好みの幼女だよねっ……」
そして彼女は、胸に手を当てて息をついた。
先程までの禍々しさはない。おぞましい気配も消えて、マニュはいつも通りの愛らしい幼女となる。
「もうっ。散歩のチェック、甘かったかも……普段なら隠れてる魔物も見逃すはずないのに、やっぱりおにーちゃんが来てから浮かれてたのかなぁ」
こてんと頭を叩いて、彼女は自分のミスを反省していた。
普段、彼女が日課にしている散歩とは、実は魔物が来ていないかという巡回だったりする。
この家における彼女の役割は『防衛』である。ルーラが『家事』、エレオノーラが『金銭』、サキはまだ幼いので何も役割は持っていないが、一応機能としては『保険』を担っている。
元勇者のカレスは、四人の幼女がただ穏やかに日常を暮らしていると思い込んでいるだろう。
しかし、この穏やかな日常は彼女たちが築いているものなのだ。
カレスは勘違いしているが、ここは魔物の巣なのだから魔物は来る。
しかも、魔王やサキュバスのサキには魔物をおびき寄せる性質を持っているので、何もしなければ普通に家が襲われているだろう。
そんなみんなを守っているのが、邪神のアンラ・マンユなのだ。
「契約だもんね……しっかり、守らないと」
彼女には一つの誓約が課されている。
封印を解いてくれた勇者に、生活を共にする条件としてこんなことを約束させられていたのだ。
「おにーちゃんだけじゃなくて、魔王の娘ちゃんとサキュバスちゃん……あとは村娘ちゃんも守る、だなんて。面倒だけど、がんばらないとなー」
みんなを守ることを、彼女は厳命されていた。
邪神は実のところ、愛しのおにーちゃんにしか興味がない。その他の生物は名前すら覚えることが難しいほどに、興味を持っていないのだ。
でも、大好きなおにーちゃんと過ごすために、彼女は契約を守るのだ。
「ふぅ……そろそろ、おにーちゃんのところに戻ろっかな」
彼女は衣服の乱れを整えて、踵を返した。
その顔に、もう冷酷な邪神の面影はない。
「にひひっ。おにーちゃんをいっぱいからかおーっと」
今の彼女は、ただおにーちゃんが大好きなかわいい女の子だった――
「ただいま、おにーちゃん!」
待っていると、マニュがようやくやって来た。
少し時間がかかったので、心配していたが……見たところ異常はなさそうである。
良かった、何事もなかったようで。
「遅かったんじゃない?」
「ごめんなさーい。綺麗なお花が見つからなかったのっ」
「え? お花? トイレじゃなくて?」
マニュは『お花を摘みに行く』と口にしていた。てっきり、『トイレに行く』という意味合いだと思っていたのだが。
「むぅ。ひどーい! これ見てっ。綺麗なお花でしょ?」
彼女は後ろ手に隠していた真っ赤なお花を一輪、俺に差し出してくれた。
ほ、本当に花を摘みに行っていたようだ……俺、なんで待たされていたのだろう? 探すなら一緒にでも良かったはずなのに。
「邪神はトイレなんてしませーんっ」
「そ、そっか……勘違いしてたよ」
「えー? わたしがトイレに行くと思ってたんだぁ? ふーん……おにーちゃんのスケベ!」
「べ、別にスケベじゃないからっ」
受け取った花は、綺麗というよりかわいい感じがする。
俺には似合わないな……よし。
「マニュ、ちょっとジッとして」
赤い花を、彼女の髪に添える。
うん、髪飾りみたいで悪くない。
「やっぱり、かわいいよ」
「へ? にゃにゃっ!?」
率直な気持ちを伝えると、マニュは途端に顔を赤くした。
「おにーちゃん! 不意打ちは、ずるいよぉ……まったく、スケベ!」
とか言いつつも、照れているだけなのだろう。
彼女は俺にくっついて、手をつないできた。
その手を握り返すと、より嬉しそうにマニュは身を寄せてくる。
「おにーちゃんは、やっぱり面白いなぁ……」
「一緒にいて楽しいって感じてくれるのなら、嬉しいよ」
それからは少しゆっくり、俺とマニュは散歩を続けるのだった。
穏やかである……彼女との時間も、とても充実していた――
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