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青信号は「進め」ではない
しおりを挟む転職前、金融機関に勤めていました。
非常に厳しいルールが多い会社で、勤務中は個人のスマートフォンや財布を持ち歩く事が禁止されていました。
出社するとスマートフォンと財布は金庫の中に入れ、昼休みや終業後まで出す事が許されません。
不正を防ぐ為のルールでしたが、今考えると恐ろしい話です…
私は外回りの営業職で車を運転する機会があった為、免許証だけは財布ではなく名刺入れに入れていました。
そんな社畜生活のある休日、女性とデートする機会がありドライブに出かけました。
会話に夢中にだった私は黄色信号で停止せず、警察のお世話になってしまいます。
(警察の方曰く、赤信号になっていたとの事。お恥ずかしい限りです。)
真摯に反省し警察官に免許証を提出しようとしたその時、免許証が財布に入っていない事に気が付きます。
…名刺入れに入れっぱなし!!
信号無視プラス免許不携帯の前科者となりました。
それ以降、運転前は必ず免許証を確認し、信号も必ず黄色で止まるようにしています。
教習所で教わったルールは忠実に守らなければいけませんね。
そんな信号機ですが、青信号がどんな意味かご存知でしょうか?
ほとんどの方が「進め」と認識している事でしょう。
私も交通安全講習で教わるまで、青信号は「進め」だと思っていました。
しかし実は、青信号の正しい意味は「進む事ができる」です。
どんな状況でも必ず進め!という訳ではなく、注意しながら問題なければ進んでも良いという事です。
確かに、言われてみれば納得ですよね。
ちなみに黄色信号は、「注意して進め」ではなく「安全に止まれない場合を除き止まれ」です。
つまり原則「止まれ」ですが、安全に止まれない時だけ進んで良いという意味です。
毎日目にする信号機でも、理解できていない事があるものですね。
万が一事故を起こすと、自分だけでなく他人の人生まで奪う可能性があります。
青信号が「青」か「緑」かという議論もありますが、そんな事よりも「進め」ではなく「進む事ができる」である事を覚えておきましょう。
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