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4.お仕置き(後編)

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 家には結界を張っているため、ロアが窓を開けたことはすぐに分かった。ロアは好奇心旺盛だから駄目と言われたらやる。だからお仕置きの魔法を仕掛けておいた。俺に抱かれて精液を浴びるまで、発情して理性なくなるやつ。うまくかかってくれたようで、ロアは快楽に悶えて俺を求めている。

 ロアの行動、感情の全てを見たい。全てを支配したい。なのに。

 俺は今、魔法協会の本部にいる。薄暗い部屋の真ん中に立たされている。周りを囲む椅子に座るのは協会の重鎮である、えらーい老人たち。驕り高ぶって肩書きだけに溺れてる屑どもだ。


 ロアの姿を見たいが、水晶に映すとこいつらに見られてしまうので、できない。
 ロアの甘い声だけ、脳で拾うことにした。

『奥突いてぇ♡たすけて♡ラウルスぅ……ッ♡♡』

 俺を呼ぶ、こんなにもいやらしい声が頭に響いているのに、目の前にはしわしわの老人の集まりだ。こんな状況、俺じゃなくても怒るに決まってるだろ。ああ、今にでも全部ぶっこわしてやりてぇよ。

 つまらん話はさっさと終わらせて、ロアの痴態をじっくり眺めよう。これは外に出ようとした罰だ。お仕置きなんだから、少し焦らしてやってもいいだろう。楽しみだな、ロア……♡



「お偉いじじいどもが集まって俺に説教か? 老いぼれは暇で羨ましいな」
「ラウルス……すでにこちらは情報を仕入れている。あの従属魔法を解いたのじゃろう」
「そうですが何か? 俺は忙しい。さっさと要件を言え」

 また隣、さらに隣とじじいが次々に口を開く。弱い犬ほどよく吠える。

「従属させたのはそこらの騎士見習いの人間と聞いた」
「王に使えば国を動かすことなど容易いものを……」
「あれはわしらでも解けんかった。勿体ない事をしおって……」
「どう解いた。何を証明した」
「あれを使い、再び古代のような魔法の時代を築くのだ!」

 お前らの野望とか反吐が出るほどどうでもいいんだよ。そんなことで俺を呼んだのか。

「くっ……ははは、どうでもよすぎて笑えるわ! 魔法使いがこんだけ集まって、んな話かよ! 頭の硬いてめえらに教えてやるよ。……従属させたい相手以外を殺せばいい。それだけだ。簡単だろ?」
「なっ……」
「王様を従えたいなら、国民全員殺せばいい。ああ、そんなことしたら国が無くなってしまうな。お前らが従えたい王様は王様じゃなくなっちまうなあ!」
「ラウルス、お前まさか……」

 ざわ、と広い部屋が驚愕で満ちる。五月蝿いやつらだ。

「いや? 殺す前に封印が解けた。よかったなあ、でなければお前らも一緒に全員火の海にのまれてるだろうなあ。あっはっはっはっ!」

 じじいどもはやっと、口をつぐんだ。
 人間と魔法使いは、共存関係にある。だがそれは表面上の話だ。人間を殺したら人間の法で罰せられる。火あぶりとか、斬首とか。法とか言っときながら、魔法使いに権利なんかない。魔法使いは危険だから、と殺される。

 それはバレたら、の話だ。俺ほどの魔力があれば、町ひとつ滅ぼして、ロアと一緒に誰にも見つからない場所で永遠に過ごすことができる。
 だが、こいつらはそこまでの魔力はない。死ぬ覚悟もない。ぬるいんだよなあ。そんな想いでは、従属魔法は解けやしねぇよ。

「話はそんだけか? こんな糞なことで二度と呼ぶな。俺とロアの時間を邪魔する奴は殺す。俺は本気だ。じゃあな」



 転移を使い、海辺の洞窟に移動した。小型の水晶を取り出し、ロアの姿を映し出す。

 ロアは床に転がって息を荒げながら、片手は尻に指を突っ込み、もう片手はちんこをしごいたり、胸をいじったりして自慰をしていた。それでもイけなくて、涙を流して必死に腰を振っている姿は扇情的で可愛らしい。

「ははっ……ロア……そうだ、そうやって、もっと俺を欲しがれ……♡ 俺に依存しろ……♡」



 1時間ほど眺め、俺ももう限界だ。部屋に戻ると、ロアの甘い匂いに満ちていた。
 いろんな液体でべちゃべちゃになって、床にのびているロアの近くに立つ。俺の気配を感じたのか、ロアは顔を上げた。

「ラウルスッ……♡ たすけてぇ……♡」

 懇願する瞳。興奮で熱が高まるのを感じた。はは、可愛いなあ、ロア……♡ でもな、これはお仕置きだからなあ。

「駄目って言ったのに、約束やぶったんだな?」

 笑顔でそう伝えると、顔を真っ赤にして、肩を震わせた。

「っ……ごめ……♡ ちょっと、外の空気、すおうとおもっただけで……っ♡ なのに、こんな、おさまんなくてぇ♡もぉ、つらい♡ごめんなぁ、ラウルス……♡♡」
「知ってる、見てたから」
「あ……♡」
「ちんこしごいてもイけなくて、尻の穴ズポズポしてたよなあ?♡ や、おまんこって言ってたなあ♡ その何してもイけないおまんこ、どうしてほしいんだっけ?なあ?」
「ラウルスのでっかいちんこで♡俺のおまんこ♡いっぱい突いてほしい♡♡おねがいぃ♡♡」
「そうかそうか……♡」

 しゃがんで頭を撫でてやる。前を寛げちんこを見せつけると、ロアは目をハートにして、ずるずると這って顔を近づける。

「なら、舐めてご奉仕しないといけないよな?」
「はいぃ♡」

 先っぽにキスをして、飴を舐めるように美味しそうにしゃぶっている。拙い動きだが、最高の眺めだ。支配欲が満たされていく!

「ん、はむ……じゅ……♡」
「美味いか?」
「うん……ラウルスのちんこ、おいしい……♡ ラウルスはきもちい?♡」
「ああ、きもちーよ♡」

 こんな緩いフェラでイけるやつはいねえだろうが、正直、やばい。この眺めだけで出そうだ。早漏だって後から馬鹿にされそうだが……

「ね、ラウルス……せーえき、はやく出して?♡」
「っ!……はは、煽ってくれるなあ!」

 我慢してた俺が馬鹿だったわ。
 ロアの後ろ頭を掴み、乱暴に腰を打ち付けた。

「ほらっ、お前の大好きな俺の精液だぞ♡ よーく味わって全部飲めっ♡」
「ん"ッ~~~~~~ッッ♡♡♡♡♡」

 ビュッ♡ビュルビュルビュルッ♡♡♡

 ロアの喉がこく♡こく♡と鳴る。命令通り全部飲み切ったロアは、酔っ払いみたいにぽやんととろけている。イけそうでイけない、ぶっ続けの焦らしに頭がおかしくなっているんだろう。

「ほへ……おいし……♡ でもまだ、おなかせつない……きゅんきゅんするぅ……♡♡」
「はは、だなあ。俺もさっさとぶち込みたくてたまんねーわ♡」

 腹をさするロアをお姫様抱っこし、ベッドへ押し倒す。すると自分から足を開き、指で広げて媚びてきやがる……♡

「よーく解れてんなあ♡」
「ラウルス♡ おねがい、はやく♡ いれて♡ おれのえっちなおまんこに、せーえき♡ いっぱいだしてっ♡♡♡」
「ハッ……お前なあ……ッ!!」

 ずんッッッッ♡♡

「き、たあ~~~~~~~~~ッ♡♡♡ ッ、ん~~~~~~~~~~~~ッッ♡♡♡♡♡♡」

 ビクビクビクビク♡♡♡

 メスイキの痙攣ッ……やっべぇ……ッ♡ 手加減なんてできねーわ♡

 パン♡パン♡パン♡ ズチュ♡ズチュ♡♡ズチュ♡♡

「ずっとまってた♡ラウルスのちんこきたぁ♡♡あっ♡きもちい♡ んはぁ♡♡ イく♡すぐイく♡ イ~~~~~~ッ♡♡ あっ♡やばっ♡とまんな、とまんないぃ♡♡ ずっとイってるの♡♡ きもちよずぎ♡♡おかしくなる♡♡」
「そうだそうだ!おかしくなれ♡ もっと俺を求めてっ、俺がいないと駄目になれっ♡ 外に出るなんて考えんなっ!ロアっ♡ 堕ちろっ♡」
「ラウルスっ♡ おれ堕ちる♡ ラウルスのとこに堕ちるからぁ♡ きもちいーのもっと♡ちょうだい♡♡ っ♡はぁあ♡」

 快楽に飢えて馬鹿になったロア、なんだよほんとに、可愛すぎる……♡ おねだりたまんねぇな、腰止まんね♡ 全部全部俺のもの、ロアは俺のもの……♡

「ラウルス♡♡すきっ♡すきだよ♡♡」
「ああ、俺も、ロアが大好きだ♡ ほら出すぞっ、全身で受け止めて、すっげえアクメきめろ♡♡」
「あッ♡ やばいっ♡んなこと言われたらっ♡♡くる、くる♡ でっかいのきちゃう♡ ひぃっ♡♡ イく、イっちゃう♡♡」

 気持ち良すぎて鳴いてビクビクするロアを強く抱きしめ返して、ロアのナカにどろどろの精液を放った。

 ドクッドクッ♡
 ビュ、ビューーーーーッッッ♡♡♡♡♡♡

「~~~~~~ッ♡♡♡♡ ッ、んッ"~~~♡♡♡ ほ、あ~~~~~~~~~~~~ッ♡♡♡♡♡」
「ロア……可愛い……♡」

 待ち侘びた俺の精液。深イキきめて喜んでるなあ。
 絶頂に浸り甘い声を漏らすロアの口を塞ぎ、舌を絡め合った。





 大量に中出ししたことで、ロアの火照りはおさまった。少し寝かせてから海に連れてきたのだが、ロアは機嫌を損ねていた。足で波をパシャパシャしながら、むくれている。

「……ラウルスのいじわるめ……!」
「はあ?ロアには優しくしてるぞ。いや、ロアにしか優しくしないぞ」
「どこが! あんなこと言わせたり……舐めさせたり……飲ませたり、とか……」

 俺のを舐めて精液を飲んだことを思い出して、恥ずかしがるロア、可愛いな。

「お前が欲しがるからやったんだろ。美味しそうに飲んでたなあ?」
「っ……!あれは、お前の魔法のせいで! つーか、窓開けただけなのに、ひどいだろ!」
「俺が駄目だと言うんだから、駄目だ。少しの油断でお前を逃すわけにいかない」
「むー……」

 頬を膨らませたロアは、波を掬って思いっきり俺にかけてきた。ずぶ濡れになった俺を指差し、笑った。

「はは、仕返しー! 魔法使いがびしゃびしゃになってんの!」

 無邪気に笑うロアが好きだ。魔法使いだからとか人間だからとか、そんな偏見のないロアが好きだ。

 俺の本音を明かしても、好きだって言ってくれて嬉しかった。外に出たいと言うし、従属魔法を使わなければ抵抗もするから、まだ完全に俺に堕ちてはいないが……繋ぎ止めてやる。俺がいないと駄目だって、何度でも何度でも、分からせてやるからな……♡


「ひっ、く、クラゲが!! めっちゃ寄ってきてる!! なにこいつら!纏わりついてくる!!」
「あっははははは! 驚いて慌てるロア、可愛いなあ♡」

 足もとが色とりどりのクラゲに囲まれてるということにようやく気づいた。クラゲに足を取られたロアは尻餅をついた。俺と同じくずぶ濡れで服も透けてて、そそられるな♡

「まさか、ラウルスお前これ……!」
「俺に仕返ししようなんて、爪が甘いぞ。安心しろ。毒は消してる」
「うわっ、こいつら、どこ触って……! んっ♡ ひぃ……動けな……♡」

 このクラゲは魔法生物だ。人間の体温に反応して、ぬるぬるの触手を伸ばし体を貪る。ロアは抵抗虚しく触手で腕を絡め取られた。何度も俺と体を重ねて、全身敏感になっている。最初の蔦の時よりも、随分感じるだろう。甘い声が漏れている♡

「クラゲに凌辱されるロアはどんな顔するんだろうなあ? さあ、たくさん喘いでくれよ♡」
「あっ、や……♡ この、変態がーーッ!!」


 誰にも渡さない。誰にも邪魔させない。
 ロアの全ては、俺のものだ。
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