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3章 捕まった駒鳥
家。
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ヒロキとその友達と談笑していると
ザザッと音とともに僕に影が被さった。
僕は、見上げた。
よく見た事のある顔があった。
「…お母さん?」
「どうして…疑問形なの?」
女性は、笑顔だったけど、
目が笑っていなかった。
女性は僕の手を引っ張り、
「帰るわよ」
と言った。
「…あ」
僕は手を引かれるまま歩いた。
さっきまで硬直していたヒロキが
紙袋の存在に気づき、
「…これ忘れ物」
と持ってきてくれた。
「ありが…」
受け取ろうと手を伸ばしたが
先に女性に取られた。
女性は紙袋の中身を見てわなわなと
震えている。大丈夫かなと近づくと
「近づくなっ!!こんな変な趣味まで作って!!」
と怒鳴り散らした。
ヒロキ達は女性が何故怒っているのか分からないみたいだ。
そりゃそうだろう。紙袋の中身を見ていないのだから。
女性はプンスカプンスカ怒りながらさっきより強く僕を引っ張った。
女性は玄関に入るとまた一段と機嫌が悪くなった。煙草を吸いながら
「…なんで、お前が出て行って
せいぜいしていたが、
お前が子役にして一攫千金しよう
と思って探したんだ。
お前は何故か隣町にいるし、
お前を見つけたと思ったら女の子の家から出てくるし。あいつはお前の女かい?あと、なんだい?ナナって。
お前は、悠介っつう名前があるだろw
お前性同一性障害とかそういうのだったのかよ。キメェな。
子役になって売れっ子になっても絶対顔出しせんとこ。バレたら、恥でしかないね」
とズケズケと僕の心の傷を抉るようなことばかり言ってくる。
この人が本当に僕のお母さん?
その後に見覚えのある男性が帰ってきて、
「明後日オーディションだからしっかりしろよ。受からなかったりなよなよしてたら殴る」
と僕に命令して2階に上がって行った。
ザザッと音とともに僕に影が被さった。
僕は、見上げた。
よく見た事のある顔があった。
「…お母さん?」
「どうして…疑問形なの?」
女性は、笑顔だったけど、
目が笑っていなかった。
女性は僕の手を引っ張り、
「帰るわよ」
と言った。
「…あ」
僕は手を引かれるまま歩いた。
さっきまで硬直していたヒロキが
紙袋の存在に気づき、
「…これ忘れ物」
と持ってきてくれた。
「ありが…」
受け取ろうと手を伸ばしたが
先に女性に取られた。
女性は紙袋の中身を見てわなわなと
震えている。大丈夫かなと近づくと
「近づくなっ!!こんな変な趣味まで作って!!」
と怒鳴り散らした。
ヒロキ達は女性が何故怒っているのか分からないみたいだ。
そりゃそうだろう。紙袋の中身を見ていないのだから。
女性はプンスカプンスカ怒りながらさっきより強く僕を引っ張った。
女性は玄関に入るとまた一段と機嫌が悪くなった。煙草を吸いながら
「…なんで、お前が出て行って
せいぜいしていたが、
お前が子役にして一攫千金しよう
と思って探したんだ。
お前は何故か隣町にいるし、
お前を見つけたと思ったら女の子の家から出てくるし。あいつはお前の女かい?あと、なんだい?ナナって。
お前は、悠介っつう名前があるだろw
お前性同一性障害とかそういうのだったのかよ。キメェな。
子役になって売れっ子になっても絶対顔出しせんとこ。バレたら、恥でしかないね」
とズケズケと僕の心の傷を抉るようなことばかり言ってくる。
この人が本当に僕のお母さん?
その後に見覚えのある男性が帰ってきて、
「明後日オーディションだからしっかりしろよ。受からなかったりなよなよしてたら殴る」
と僕に命令して2階に上がって行った。
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