名無しでも拾ってくれますか?

ある

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2章 スケッチブックと名前

公園。

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僕は、泊めてもらうことにした。
ヒナのお母さんは、またいつでもおいでと言っていたけれど、
僕はお婆さんのことを思い出し、
はい。と笑顔で答えながら
もう近寄らないことを誓った。
僕は、お礼を言って服を返して
橋桁に帰ろうとしたけど、
ヒナとヒナのお母さんに
要らなくなった服を持っていきなさいと強く圧され、渋々僕はヒナの服が入った紙袋を片手に歩いていた。

歩いているといつもの公園前を通って行こうとすると僕と同じぐらいの年の男の子が駆け寄ってきた。
「ねぇねぇ、ボールあるから俺たちとドッヂしようよ!」
と誘われた。いつも見窄らしい格好しているからだろうか、いつもチラチラ見ているのは知っていたが、話しかけられたのは初めてのことだった。
僕は、ヒナという初めての友達が出来たことで浮かれていたのか何なのか分からないけど、僕は元気よく
「うんっ!」と笑顔で答えた。
楽しく遊んでいるうちに真上にあったはずの太陽はもう空をオレンジに染めていた。僕は、楽しかった!と言うと
僕に声をかけてくれた男の子が
「俺の名前はヒロキ!!よろしくな!
お前の名前は?なんて呼べばいい?」
一気に問いがきてビックリしたけど
僕は「ナナって言うんだ。よろしくねヒロキ。」
と答え、ヒロキとその友達と談笑していたら、ザザッと音とともに僕に影が被さった。
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