俺の名前は今日からポチです

ムーン

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おはなし、ちゅうへん

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拘束され、媚薬を飲まされ塗られ、何か話をすればその対価として愛撫してもらえる。
ペットと呼ぶに相応しい扱いだ、俺が今さらペット扱いを嫌がるような人間でなくてよかった。

「僕を襲おうとするのもそういうことなのかなぁ、乱暴なペットかぁ、少し怖いなぁー?」

怖がっていないのは声色で分かる、けれど雪兎が嫌がるような素振りは俺が最も恐いものだ。

「怖くなんて、ないですよ……今だって、ほら……ぁ……ユキ様の手で、こんな、ね?」

手足を動かせないように拘束しておいて、怖いも何もある訳がない。

「ひっ……ん、んんっ!  ぁ、ユキ様ぁ…………そこ、ばっかり……ひゃんっ!」

ぷっくりと膨らんだ乳首の先端、そこを爪で弾かれて、予想通り俺はまともに話せなくなる。
媚薬の効果も手伝って、俺はこの愛撫だけで達してしまいそうだ。

「じゃあ、次の質問」

俺が盛り上がってくると雪兎は手を止めてしまう、俺を寸止めで焦らす上手さはどこで身につけたのか、甚だ疑問だ。
荒い呼吸をして、よだれを垂らして雪兎を見つめる。犬みたいだと思われているんだろうな、なんて考えながら。

「乱暴なペットさんはぁ、こうやって僕みたいなか弱い子供に虐められてるのどう思ってるの?  いつか復讐してやろうとか?」

「んっ……ん、んんっ!」

「ペットさーん?」

「は、は……い。俺は…………こうやって、弱っちい子供に虐められるのがっ……好きで、もっと、して欲しいなって、思ってます……っ!」

乳首の先端に指の腹を当て、優しく押し潰すようにクリクリと回す。媚薬を塗られた状態でここまで話せているのは奇跡と呼んでいい事なのではないだろうか。

「ふぅーん?  虐められるの好きなんだ。前から?」

俺は激しく首を横に振る。

「いつから?」

「ユキ様……にっ…………ぁ、あぁっ……はっ、こうやって、されるようになってから」

「正確に答えて?」

「そんなの分かりませんよぉっ!」

「……じゃあ、仕方ないねぇ。後のお仕置き一時間追加だよ」

後のお仕置き?  この地獄のような時間の後にもまだ仕置きが待っていると言うのか。
雪兎は天使でもウサギでもなく鬼だったのか。

「じゃあ次ね。ポチは、ここをどうされるのが好きなの?」

つん、と乳首をつつき、耳に息を吹きかけ、雪兎はくすくすと楽しそうに笑う。

「こうやってつつかれるのかな?  それとも……」

優しく摘んで、指の腹で弄ぶ。

「こうされる方が好きなのかな?  ねぇねぇ答えてよポチ。どんなのが好き?」

指を離し、手をシャツから抜いて、シャツの上から手のひらで擦る。
雪兎の指先とは違う荒い布の感覚と、凸を無視した乱雑な愛撫。俺は呼吸を整えられないまま、それでも雪兎の質問に答えた。

「思いっきり……つねられるのが、好きっ……です。痛い、のが……ぁ、んっ、好き…………」

「そっかぁ、痛いのが好きなんだ?」

「は……ぁ、い。すごく、好きですぅ……」

だから早くシャツの中に手を突っ込んで、今すぐ熱を発散させてくれ。
そう言えたら、それに雪兎が従ってくれたら、どんなにいいか。
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