俺の名前は今日からポチです

ムーン

文字の大きさ
81 / 667

しっかりあらって

拘束から完全に解放された俺は一人で風呂に入っていた。雪兎は片付けをしてから入るのだと。
シャワーヘッドを壁にかけたまま、髪にへばりついた精液を流し、そのまま身体を洗う。どれだけ洗ってもまだ残っている感じはするし、ボディソープの色やとろみも精液によく似ているしで俺は何度も身体を洗い直していた。

バットジュエル、とか言っていたか。先程入れられた物とはまた別の、挿入部分が小さめな物を入れたままにしろと命じられた。
何度も何度も絶頂を迎えたくせに、痛くなるほど射精したくせに、俺の身体はまた快楽を求め始める。
自分で処理しておこうか、そう考えて飾りの尻尾に手を伸ばす──と、扉が開いた。

「片付け終わったよー、一緒に入ろっ」

「……ユキ様」

「本当ならポチが片付けするんだよ?  僕が主人なんだからさぁ。でも、ポチいっつもぐったりしちゃって動けないとか言うし、今日は早く流さないとまずいかなーって感じだったし」

「ユキ様が程々で止めてくれれば俺も片付け出来るんですけどね……って、入らないなら閉めてくださいよ、寒いんですから。それ水着じゃないでしょ?」

雪兎は俺に仕置きをしていた時と同じ服を着ている、ところどころに白く濁った飛沫が見えて、俺の情欲を煽る。

「それなんだけどさー、これ普通に洗っても落ちないでしょ?  だからお風呂場で洗ってから洗濯機に入れようかなって」

「そうですか……なら寒いから早く入ってください寒いから」

「寒い寒いうるさいなぁー」

「俺裸なんですよ!  もう十二月なんですから寒いに決まってるでしょ!」

「クリスマスプレゼント何にしようかなぁ」

「十二月から発想を飛ばさないでください!  俺は話題振りなんてしてません!」

扉を開けたまま世間話を始めようとする雪兎の手を掴み、無理矢理中に引き入れる。扉を閉じて手の中の雪兎の手首を見る。簡単に手折ってしまえそうなか細い手首……白くて、柔らかくて、きめ細やかな肌は美味しそうで──

「……ねぇ、痛いよ。開けっ放しにしてたのは謝るから…………ごめんなさい、ねぇ離して、痛いよ」

「え……ぁ、すいません。俺の方こそ、力加減出来なくて……」

離した手は俺の肩を撫で、胸を通り、へその辺りで止まる。

「冷えてるね。本当にごめんね?」

「いえ……」

出しっぱなしのシャワーが服を着たままの雪兎を濡らしていく。真っ白な濡れ髪は額や頬に張り付き、シャツは重さで垂れ下がり細い首筋や肩を強調する。
俺は雪兎の両頬に手を添え、髪に唇を触れさせた。ゆっくりと髪をかき分け、額にたどり着き、舌を這わせる。
雪兎はその小さな手を俺の背に添え、弱々しく抱き寄せた。

「ユキ様……」

「ねぇ、ポチ。お願いがあるんだ」

「なんでしょう」

「…………脱がして」

「え……っと、ユキ様を?  俺が?」

「それ以外何があるの?」

それはつまり、ここでしましょうという事か。
あぁ参ったな、さっき何度もイッて俺の愚息はもう勃たな…………おっと、大きくなってきやがった。

「で、では失礼して」

俺は雪兎の腰に手を添え、濡れそぼったシャツを掴む。緊張やらなんやらで上手く動かない。俺は姿勢を正し、顔を上げて雪兎に向き直る。
震えながら深呼吸をして、気を落ち着かせた。
感想 27

あなたにおすすめの小説

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

美しき父親の誘惑に、今宵も息子は抗えない

すいかちゃん
BL
大学生の数馬には、人には言えない秘密があった。それは、実の父親から身体の関係を強いられている事だ。次第に心まで父親に取り込まれそうになった数馬は、彼女を作り父親との関係にピリオドを打とうとする。だが、父の誘惑は止まる事はなかった。 実の親子による禁断の関係です。

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

皇帝陛下の精子検査

雲丹はち
BL
弱冠25歳にして帝国全土の統一を果たした若き皇帝マクシミリアン。 しかし彼は政務に追われ、いまだ妃すら迎えられていなかった。 このままでは世継ぎが産まれるかどうかも分からない。 焦れた官僚たちに迫られ、マクシミリアンは世にも屈辱的な『検査』を受けさせられることに――!?

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

淫愛家族

箕田 はる
BL
婿養子として篠山家で生活している睦紀は、結婚一年目にして妻との不仲を悩んでいた。 事あるごとに身の丈に合わない結婚かもしれないと考える睦紀だったが、以前から親交があった義父の俊政と義兄の春馬とは良好な関係を築いていた。 二人から向けられる優しさは心地よく、迷惑をかけたくないという思いから、睦紀は妻と向き合うことを決意する。 だが、同僚から渡された風俗店のカードを返し忘れてしまったことで、正しい三人の関係性が次第に壊れていく――