264 / 667
うぇっとすーつ、じゅうきゅう
しおりを挟む
少し触られただけで自分から四つん這いになり、腰を振る。そんな俺を見て雪兎は満足そうに笑った。
「洗うだけだよ? まぁ、この方が洗いやすくていいけどさぁ」
「……ユキ様の欲しい」
「だーめ、僕そろそろ眠いんだからね」
指でたっぷりと蕩かされ、俺は猫が伸びをするような体勢で雪兎を誘う。けれど雪兎は動じず、俺の中に指ではない何かを入れた。
「ぁんっ……ユキ様ぁ、これ何? 玩具? 早く動かして……」
「ホースだよ、洗うって言ったでしょ」
「………………待って、待ってユキ様……まさか」
冷水が体内に放出される。腸を遡り、腹を中心に身体を冷やす。
「ぁあぁああっ!? やだっ、やだやだやだっ! 死んじゃうっ……!」
「死なない死なない……っと、そろそろストップー……あんまりやり過ぎると危ないからね。死なないって言ったけど……あんまり乱暴にすると中破れちゃったりはするから。でも、これくらいの水圧でこれくらいの量入れるくらい、余裕だよ余裕」
余裕? どこが?
「痛い……お腹、痛い、冷たいっ……」
腹の中に何か生き物でもいるように、氷柱でも突っ込まれているかのように、圧迫感があり、苦しい。
「出していいよ?」
「出す……?」
「そ、お尻に力入れたら出るから。トイレみたいな感じ?」
「…………嫌です、ユキ様の前で……そんな」
「言い方が悪かったかなぁ……出せ、命令だよ」
俺はゆっくりと身体を起こし、膝を曲げて腰を浮かして座る。和式でする時のような体勢だ。既に水は零れていっているが、力を入れればその量と圧は増す。
「……どう? ポチ」
「…………なんかっ、気持ちいい……です」
「普通はねー、こういうのやって出す快感から覚えさせるらしいよ? 雪風が言ってた。でもポチはすーぐ抱いて抱いてって言う淫乱なわんちゃんだったからさー?」
「俺っ、淫乱じゃない……」
全ての水を出して、俺は正座のような体勢に崩れる。雪兎の腰に抱き着いて、冷えた身体を温めながら啜り泣いた。
「ポチが淫乱じゃなかったら世界の人はみーんな紳士淑女だよ?」
頭を撫でられ、更に頬を擦り付ける。そのすべすべふにふにの可愛らしいお腹に。
「ポチさっき自分からすごいポーズ取ってたんだよ? 腰振って、僕のが欲しいって……忘れたの?」
雪兎の匂いを嗅ぐうちに興奮が戻ってきて、雪兎の小言は聞こえなくなって、俺はその白い素肌に舌を這わせた。
「…………ほら、淫乱じゃん。さっきまで泣いてたくせにご主人様のお腹舐めてさぁ、この駄犬」
「ユキ様……ユキ様の欲しいです」
「僕もう寝るよ、ポチも適当にシャワー浴びたらベッドおいで。何かしたらまた縛るからね」
「…………意地悪ですね、ユキ様」
「意地悪されるの好き?」
気付かれないよう小さく頷き、雪兎の腰に巻いていた腕を離す。手を振って浴室の扉を閉じる雪兎の愉しそうな顔は、俺の返事に気付いていたように見えた。
「洗うだけだよ? まぁ、この方が洗いやすくていいけどさぁ」
「……ユキ様の欲しい」
「だーめ、僕そろそろ眠いんだからね」
指でたっぷりと蕩かされ、俺は猫が伸びをするような体勢で雪兎を誘う。けれど雪兎は動じず、俺の中に指ではない何かを入れた。
「ぁんっ……ユキ様ぁ、これ何? 玩具? 早く動かして……」
「ホースだよ、洗うって言ったでしょ」
「………………待って、待ってユキ様……まさか」
冷水が体内に放出される。腸を遡り、腹を中心に身体を冷やす。
「ぁあぁああっ!? やだっ、やだやだやだっ! 死んじゃうっ……!」
「死なない死なない……っと、そろそろストップー……あんまりやり過ぎると危ないからね。死なないって言ったけど……あんまり乱暴にすると中破れちゃったりはするから。でも、これくらいの水圧でこれくらいの量入れるくらい、余裕だよ余裕」
余裕? どこが?
「痛い……お腹、痛い、冷たいっ……」
腹の中に何か生き物でもいるように、氷柱でも突っ込まれているかのように、圧迫感があり、苦しい。
「出していいよ?」
「出す……?」
「そ、お尻に力入れたら出るから。トイレみたいな感じ?」
「…………嫌です、ユキ様の前で……そんな」
「言い方が悪かったかなぁ……出せ、命令だよ」
俺はゆっくりと身体を起こし、膝を曲げて腰を浮かして座る。和式でする時のような体勢だ。既に水は零れていっているが、力を入れればその量と圧は増す。
「……どう? ポチ」
「…………なんかっ、気持ちいい……です」
「普通はねー、こういうのやって出す快感から覚えさせるらしいよ? 雪風が言ってた。でもポチはすーぐ抱いて抱いてって言う淫乱なわんちゃんだったからさー?」
「俺っ、淫乱じゃない……」
全ての水を出して、俺は正座のような体勢に崩れる。雪兎の腰に抱き着いて、冷えた身体を温めながら啜り泣いた。
「ポチが淫乱じゃなかったら世界の人はみーんな紳士淑女だよ?」
頭を撫でられ、更に頬を擦り付ける。そのすべすべふにふにの可愛らしいお腹に。
「ポチさっき自分からすごいポーズ取ってたんだよ? 腰振って、僕のが欲しいって……忘れたの?」
雪兎の匂いを嗅ぐうちに興奮が戻ってきて、雪兎の小言は聞こえなくなって、俺はその白い素肌に舌を這わせた。
「…………ほら、淫乱じゃん。さっきまで泣いてたくせにご主人様のお腹舐めてさぁ、この駄犬」
「ユキ様……ユキ様の欲しいです」
「僕もう寝るよ、ポチも適当にシャワー浴びたらベッドおいで。何かしたらまた縛るからね」
「…………意地悪ですね、ユキ様」
「意地悪されるの好き?」
気付かれないよう小さく頷き、雪兎の腰に巻いていた腕を離す。手を振って浴室の扉を閉じる雪兎の愉しそうな顔は、俺の返事に気付いていたように見えた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1,376
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる