俺の名前は今日からポチです

ムーン

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しっと、じゅういち

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雪風の顔の前に軽く膝を立て足を開いて座る。

「んー……おっきくしてるなぁ?」

猫が伸びをするような体勢のまま、ズボンを引っ張り下着の上から膨らみに頬擦りをする。

「……っ、ふ……雪風……早く」

いつもの数段敏感だ。雪兎に電流で攻められたからだろうか。少し擦れるだけで吐息が漏れる。こんなに敏感では口淫の間に雪風に主導権を奪われてしまう。

「分かってるって。はぁ……いい匂い、男だな……身体疼くな……」

正面も横顔もどちらでも人類トップクラスであろう顔……俺の趣味が入り過ぎたランキングだということはこの際無視して欲しい。
そう、とにかく、その美しい顔が布越しに俺の性器に頬擦りしているだとか、高く形もいい鼻がシミの匂いを嗅いでいるだとか、それを意識すると背筋がゾクゾクと快感を増幅させる。

「これ入れられたら気持ちいいんだろーなー……突きまくってさ、擦りまくってさぁ…………なぁ真尋、なか……きゅんきゅんしてる」

「…………早くしてくれよ。雪風も早く欲しいんだろ?」

指に優しく絡んでは解けていく細い白い髪に手を沈ませ、美顔を布越しの性器に押し付ける。雪風は恍惚とした笑みを浮かべ、下着を咥えて引っ張った。

「ふっ、ぅあっ……ぁ……ん……」

布が性器に擦れてその刺激に声が漏れる。雪風に気付かれたら何をされるか……と視線をやるも、雪風の目は破裂しそうなくらいに勃起した陰茎に釘付けだ。

「はぁっ……イイなぁ、これ……すっごいイイ。見れば分かる、絶対気持ちいい……」

「……何回か入れただろ。早くやれよ」

荒く熱くなった吐息、その刺激にすら腰が浮く。
雪風は両手を胸の下に敷いたまま、首を伸ばして舌も伸ばし、根元から先端までをゆっくりと舐め上げた。

「ひぅ、ぅ……雪風っ、早く、早くしろよっ!」

「…………真尋ぉ、お前さ、ここ弱いよな?」

舌先で俺の弱いところを弾き、足を跳ねさせた俺を見て悪戯っ子のように微笑む。

「……ちょっと路線変更だ、真尋。ぐっちゃぐちゃにしてやるよ」

起き上がったかと思えば俺の肩を押し、またうつ伏せに近い体勢になる。今度は雪風の両手は俺の腰に巻かれた。

「…………ユキにはしょっちゅう見せてるんだろ? メス犬の顔……俺にも頼むぜ、まーひろっ?」

臀を揉みしだかれ、割れ目に指を滑らされれば勝手に足が開く。俺はもう抵抗を諦めて快楽を待ち、両腕で目と口を覆っていた。
熱くぬるぬるとした柔らかい感触が……おそらく雪風の口内の感触が陰茎に与えられる。それと同時に雪兎よりもずっと長い指が後ろに入ってきた。
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