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お散歩の下準備

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見舞いを終えてスーパーで食材を買ってからレイの家に帰った。十何年も住み慣れた我が家とは外観も勝手も似ても似つかないマンションに帰宅するのはまだ違和感がある。

「ただいまぁー」

母の料理が食べられないのは残念だが、家中どこででも美少年にちょっかいをかけられるというのは素晴らしい。三人の髪色の違う美少年に出迎えられながら、そう思った。

(ピンク金髪白髪……うーむカラフルですなぁ)

夕飯後、普段ならレイを抱いたりアキの後孔の開発を進める時間、俺は皿洗いを手伝ってくれていたリュウの腰を抱いた。

「……そろそろ散歩に行くか」

「は……はい」

語尾にハートマークを幻視する蕩けた表情だ。

「レイ、そろそろ行くよ」

「お留守番は任せてくださいっす。リュウせんぱい、ようやくっすね。お楽しみくださいっす!」

「お、おー……楽しむわ……」

いつも明るくお喋りなリュウが照れと緊張で上手く話せなくなっているのはとても可愛らしい。これもまたギャップ萌えか。

「リュウ、まず準備だ。レイ、昨日言ってたヤツ借りていくぞ」

「ご自由にどうぞっす」

少ない小遣いで買い集めた玩具や、レイに昨日借りておいた玩具を事前に一箇所に集めておいた。

「脱げ。服全部だ」

寝室に連れ込んだリュウを全裸に剥き、まずはその魅力的な裸体を視姦する。局部を隠すことを禁じてやるとリュウは顔を耳まで赤くし、腰をもじもじとくねらせた。

「普段マゾ豚なんて呼んじゃいるが、散歩と言えば犬だからな、今日はお前を犬として扱う。いいな」

「は、はい……ぁ、わん?」

早速役に入ったリュウを愛おしく思う。同時にブタ耳カチューシャが見つからなかったから犬にしたという真実は言わないようにしようと決めた。

「さて、せっかくのお散歩だからおめかししような……俺の可愛いワンちゃん」

言いながら犬耳カチューシャをつけさせる。本来は前髪を押さえるためのものだが、オールバックを見たい訳でもないので前髪はそのままにさせてただ頭を飾った。

「外に出るんだから首輪も必要だな」

指二本分の猶予を与えてリュウの首に首輪を巻く。彼の呼吸は熱く荒くなっていき、いつの間にか陰茎を勃たせていた。

「……おい」

「わ、わん……?」

「何勃たせてるんだよ。お前は今日ご主人様に種付けされて雌犬になるんだぞ? 使わないもん勃たせてどうするのか言ってみろよ、わんわん鳴かずにな」

「……ど、どないするとかないわ。勝手に勃ってまうんやもん」

分かりきっている返答をしたリュウに金属製の輪が三つ連なったものを見せた。

「レイってすごいもの持ってるよなぁ……これ何か分かるか? コックリングだ。早漏の男が長持ちさせるために使うもの、じゃあない。射精管理されたいドMか、空イキしろって命令が聞けない駄犬に使うもんだよ」

「……どないするん?」

「足ちょっと開け」

足を肩幅に開いたリュウの前に屈み、彼の陰茎と陰嚢の根元を金属の輪でガッチリと締めた。これで陰茎の膨張が保たれる。

「締め付けられてる感覚するだろ? 精液出せなくなっちまったんだよ、お前のこれは」

「ひんっ!」

コックリングを取り付けた陰茎の先端を指で弾く。俺に比べれば小さなその陰茎は情けなく揺れ、俺を楽しませる。

「……まぁ、長時間このままだと血が止まって腐っちまうから、適当なとこで外してやるけどな」

「ふっ……ふぅっ…………み、水月にやったら、全部切り落とされてもええ……」

「いい遊び考えてあるから取っとけ」

射精の際に体内に引っ込むような感覚がある陰嚢も根元の金属の輪に邪魔されるから、射精を許可した際には射精の快感が長引くだろう。時間とタイミングを見て最高のタイミングを探さないとな。

「クリップ、好きだよな?」

「好きぃ……ぃひんっ! ひぁあんっ!」

レイから借りたクリップでリュウの乳首を挟む。ギザギザした金属に乳首を挟まれるなんてとても痛そうだけれど、リュウは恍惚とした笑みを浮かべている。

「下用のも借りてみたんだけど、使うか?」

陰茎用は乳首用とは違い、流石に円を描いている。その内側には痛そうなトゲが並んでいる、大きめのヘアクリップを想像してもらえれば近いかもしれない。

「嫌やぁ……そんなん絶対痛いやん、嫌や、嫌やぁ」

甘えた声で嫌がりながら誘うように腰を揺らし、陰茎をぷるぷると震わせる。俺はクリップの内側に並んだ二列のトゲがカリを捉えるように位置をしっかりと確認してから挟んだ。

「んひゃあぁああっ!? いっ……だ、あっ、あぁーっ……ちんこ、壊れてまうぅ……」

「アクセサリー似合ってるぞ。ご褒美に頭撫でてやる」

頭は頭でも亀頭だが。

「ひ、ぁ、ああぁああーっ……! あっ、ぁ……? 出そぉやのにっ、出ぇへん……」

「コックリングは正常稼働中っと。さて、次は尻だな。犬には尻尾が必要だろ? 犬尻尾付きプラグが売っててさ、いいなって思ったんだけどそれじゃ抱く時に尻尾引っこ抜かなきゃなんねぇだろ? 可愛い犬の尻尾ちぎるなんて酷いよなぁ、断尾って好きじゃねぇよ俺」

だから──と言いながら俺はベルトと尻尾飾りを組み合わせた自作の装飾品をリュウに見せた。

「じゃっじゃーん、安モンのベルトと手芸屋で布買って作った犬尻尾をドッキングしたもの~。なかなかの手芸スキルだろ? 俺。ちなみにモチーフは柴犬」

「普通に可愛いやん……女子に流行んでこれは」

素肌にベルトをそのまま締めるのはどうかと思ったため、ベルトの内側にはふわっとした布を貼ってある。骨盤の上に乗せるようにベルトを締め、リュウの尾骶骨の上辺りから尻尾飾りを垂らした。

「うん、結構尻尾っぽい。尻尾は着脱式で普通のズボンとかにも通せると思うから、普段使いしてもいいぞ?」

「水月が言うんやったらするけど……」

「どうしようかな。さ、次、犬と言えばってことでちょっと思いついてな、やってみたいことがあるんだが……まぁ、特殊性癖だから一応許可は取っとくよ」

「水月が言うんやったら何でもするつもりやけど、まぁ一応聞いとくわ」

「擬似排泄。まぁ要するにスカトロプレイもどきだな」

通販で取り寄せてもらったゼリーをリュウに見せる。リュウは早速裏面の成分表を眺め出した。

「今は液状のこれを付属の注射器でケツにIN。体温と振動……要するに人のケツを感知して十五分ほどでゼリー状に変化。興味はあるけど汚いのが好きって訳じゃなくて、病気も怖いってワガママなノーマル寄りアブノーマルのための、スカトロごっこ用のオモチャだ」

「とんでもないもん開発しとんなぁ」

「これを公園、理想は電柱の傍とかでリュウに出させて、ビニール袋に入れて持ち帰りたい!」

「ペットのフン処理か……確かに、犬と言えばやな。ええで、やろやろ。俺も水月にするとこ見て欲しい思いはあってんけど水月にそない汚いもん見せんのはなぁってスカトロまでは行かんとってん。これちょうどええわ」

性癖の合致ほど嬉しいことはない。俺は嬉々としてまだ液状のゼリーを注射器に移した。
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