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ご主人様の留学
とべい
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首輪を引かれながら陰茎を踏まれて射精し、幸福を感じる俺を見下ろして微笑む雪兎は少し寂しそうだ。
「……ポチ、大事なお話があるんだ、聞いてくれる?」
「…………わん」
「人の言葉で喋っていいよ」
「大事なお話ってなんですか?」
この胸騒ぎはただの杞憂だ、あの時の両親のように大切な者を失うなんて俺には二度と起こらないはずなんだ。
「……僕ね、海外の大学に進むことになったんだ」
「へっ……!? え、いや、高校……」
「試験受けてね、高校は飛ばしても大丈夫って認められたから……まぁ、いわゆる飛び級だね」
「すごいですね……! 飛び級なんて漫画でしか見たことありませんよ。海外ってどこなんですか? 俺も英語くらいは覚えるべきですかね」
雪兎は静かに首を横に振った。
「……ごめんね、ポチ。君はお留守番なんだ」
「え? そ、そんな……嫌です、嫌ですユキ様、俺を置いていかないでくださいっ!」
「聞いて、ポチ。普通に高校行って、大学行って……ってするより、飛び級しちゃった方がポチといる時間は増えるんだよ。同じ国に居るのに会えないのが七年と、違う国に居て会えないのが二年、どっちがいい?」
「なんで会えないんですか? 高校行ってたって、大学行ってたって、家には帰ってくるじゃないですか! 俺が居なかったらユキ様、勉強で溜まったストレスどうやって解消するんですか? 性欲だって溜まりますよね、俺が居なきゃユキ様困りますよね!」
依存しているのが俺だけだと思いたくなくて雪兎の肩を掴んで揺さぶりながら訴える。
「ポチ……ごめんね、仕方ないんだよ。勉強に集中しなきゃいけないから…………僕は意地悪してるんじゃないよ、ポチと出来るだけ一緒にいたいから外国に行くんだ。分かってくれるよね?」
どうして中学のように通いながら俺と過ごしてくれないのか理解出来ない。けれど雪兎も俺と離れるのを悲しんでいるのは明白で、俺は静かに頷いた。
「ポチ……! ありがとう、ごめんね。二年で卒業してみせるから待っててね」
「……向こうで恋人とか作っちゃ嫌ですよ」
「そんなことしないよ……ぁ、ううん、恋人作ったからって何? ポチは僕のペットなんだから関係ないよね?」
「恋人作ってペット捨てたりする奴は多いんですよ、ユキ様はそんな人じゃないって分かってますけど……ペットに構う時間は減っちゃうでしょう?」
雪兎は俺の返答に満足して微笑み、首輪を引っ張ってベッドに向かう。俺は四つん這いで雪兎の後を追い、ベッドの上で仰向けになる。犬の降伏ポーズを真似して手足を曲げて開き、服従を示す。
「……ポチ、二年間会えなくなるからね。今日たくさん気持ちよくなって、ちゃんと僕のこと思い出して毎日一人でするんだよ?」
「はいっ……」
期待で腸壁が収縮し、尻尾飾りが微かに動く。
「尻尾振っちゃって、可愛い……連れて行きたいなぁ」
雪兎の指が尻尾飾りの毛の部分を絡め取り、軽く揺らして俺の体内で張形の存在感を大きくする。
「……っ、ふ……」
「色々玩具あげるから、それで気持ちよくなるところ毎日送ってね」
「……勉強の邪魔じゃないんですか?」
「見るとは言ってないでしょ? ポチは僕が喜ぶと思って一生懸命動画撮るけど、僕は全然見ないでいるの……それ、どう?」
「興奮しますっ……!」
「言っちゃ意味なかったかな? 返信がないとか、そういうの推測するのが一番だったね、ふふ……ねぇポチ、僕が可愛がってあげたいところが隠れちゃってるんだけど」
尻尾飾りの毛を離した雪兎の指は俺の後孔の縁を撫でる。
「僕の指とかで遊んであげたかったんだけど……これじゃ僕の入れられないよ。ポチ、どうしようか?」
雪兎の求めを察した俺は腹に力を入れ、挿入している張形を抜こうとする。しかし雪兎の指に足の付け根や穴の周りをくすぐられて上手くいかない。
「は、ぁっ……ユキ様っ、今抜きますから……!」
くすぐりで力が抜けてしまう。けれど、それでも必死に踏ん張って張形を排出していく。後孔から物をひり出す様を眺められるなんて酷い恥辱で、俺の被虐欲求が満たされていく。
「ん、ぅっ……ぁ、あぁあっ……!」
張形が抜けて足の間に転がる。ぽっかり開いた穴は排出の快感と恥辱でヒクヒクと震えており、その様を雪兎にじっくりと観察される。
「んー……もう少し目で楽しみたいな。ポチ、四つん這いになって腰持ち上げて、自分の手で開いてみて?」
「はいっ、ユキ様……仰せのままに」
更なる恥辱を与えられるのだと確信し、興奮し、俺は鈴口と後孔から期待の蜜を垂らしながら雪兎に言われた通りの体勢を取った。
「……ポチ、大事なお話があるんだ、聞いてくれる?」
「…………わん」
「人の言葉で喋っていいよ」
「大事なお話ってなんですか?」
この胸騒ぎはただの杞憂だ、あの時の両親のように大切な者を失うなんて俺には二度と起こらないはずなんだ。
「……僕ね、海外の大学に進むことになったんだ」
「へっ……!? え、いや、高校……」
「試験受けてね、高校は飛ばしても大丈夫って認められたから……まぁ、いわゆる飛び級だね」
「すごいですね……! 飛び級なんて漫画でしか見たことありませんよ。海外ってどこなんですか? 俺も英語くらいは覚えるべきですかね」
雪兎は静かに首を横に振った。
「……ごめんね、ポチ。君はお留守番なんだ」
「え? そ、そんな……嫌です、嫌ですユキ様、俺を置いていかないでくださいっ!」
「聞いて、ポチ。普通に高校行って、大学行って……ってするより、飛び級しちゃった方がポチといる時間は増えるんだよ。同じ国に居るのに会えないのが七年と、違う国に居て会えないのが二年、どっちがいい?」
「なんで会えないんですか? 高校行ってたって、大学行ってたって、家には帰ってくるじゃないですか! 俺が居なかったらユキ様、勉強で溜まったストレスどうやって解消するんですか? 性欲だって溜まりますよね、俺が居なきゃユキ様困りますよね!」
依存しているのが俺だけだと思いたくなくて雪兎の肩を掴んで揺さぶりながら訴える。
「ポチ……ごめんね、仕方ないんだよ。勉強に集中しなきゃいけないから…………僕は意地悪してるんじゃないよ、ポチと出来るだけ一緒にいたいから外国に行くんだ。分かってくれるよね?」
どうして中学のように通いながら俺と過ごしてくれないのか理解出来ない。けれど雪兎も俺と離れるのを悲しんでいるのは明白で、俺は静かに頷いた。
「ポチ……! ありがとう、ごめんね。二年で卒業してみせるから待っててね」
「……向こうで恋人とか作っちゃ嫌ですよ」
「そんなことしないよ……ぁ、ううん、恋人作ったからって何? ポチは僕のペットなんだから関係ないよね?」
「恋人作ってペット捨てたりする奴は多いんですよ、ユキ様はそんな人じゃないって分かってますけど……ペットに構う時間は減っちゃうでしょう?」
雪兎は俺の返答に満足して微笑み、首輪を引っ張ってベッドに向かう。俺は四つん這いで雪兎の後を追い、ベッドの上で仰向けになる。犬の降伏ポーズを真似して手足を曲げて開き、服従を示す。
「……ポチ、二年間会えなくなるからね。今日たくさん気持ちよくなって、ちゃんと僕のこと思い出して毎日一人でするんだよ?」
「はいっ……」
期待で腸壁が収縮し、尻尾飾りが微かに動く。
「尻尾振っちゃって、可愛い……連れて行きたいなぁ」
雪兎の指が尻尾飾りの毛の部分を絡め取り、軽く揺らして俺の体内で張形の存在感を大きくする。
「……っ、ふ……」
「色々玩具あげるから、それで気持ちよくなるところ毎日送ってね」
「……勉強の邪魔じゃないんですか?」
「見るとは言ってないでしょ? ポチは僕が喜ぶと思って一生懸命動画撮るけど、僕は全然見ないでいるの……それ、どう?」
「興奮しますっ……!」
「言っちゃ意味なかったかな? 返信がないとか、そういうの推測するのが一番だったね、ふふ……ねぇポチ、僕が可愛がってあげたいところが隠れちゃってるんだけど」
尻尾飾りの毛を離した雪兎の指は俺の後孔の縁を撫でる。
「僕の指とかで遊んであげたかったんだけど……これじゃ僕の入れられないよ。ポチ、どうしようか?」
雪兎の求めを察した俺は腹に力を入れ、挿入している張形を抜こうとする。しかし雪兎の指に足の付け根や穴の周りをくすぐられて上手くいかない。
「は、ぁっ……ユキ様っ、今抜きますから……!」
くすぐりで力が抜けてしまう。けれど、それでも必死に踏ん張って張形を排出していく。後孔から物をひり出す様を眺められるなんて酷い恥辱で、俺の被虐欲求が満たされていく。
「ん、ぅっ……ぁ、あぁあっ……!」
張形が抜けて足の間に転がる。ぽっかり開いた穴は排出の快感と恥辱でヒクヒクと震えており、その様を雪兎にじっくりと観察される。
「んー……もう少し目で楽しみたいな。ポチ、四つん這いになって腰持ち上げて、自分の手で開いてみて?」
「はいっ、ユキ様……仰せのままに」
更なる恥辱を与えられるのだと確信し、興奮し、俺は鈴口と後孔から期待の蜜を垂らしながら雪兎に言われた通りの体勢を取った。
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