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お盆
はなれずにすんだ……?
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飛行機に荷物が全て積み込まれ、使用人が去ると雪兎はファスナーを開けて鞄の中の俺に明かりを与えた。
「ポチ……ごめんね、狭いとこに閉じ込めちゃって」
外界の光を背負った雪兎は後光が差した天使そのもの。信仰を捧げるような気持ちで身体を起こしてキスをねだった。
「一緒に行こうね。ふふ……ねぇ、ポチ、顔だけは出してていいから鞄に入ってて? いいこと思い付いたんだ」
雪兎の指示通り猫がする香箱座りのような体勢のまま鞄の中で待機する。
「見て、ここ。お尻の穴、見えるんだよ。ポチが暗いところ苦手じゃなかったらファスナー八割閉めちゃって、ここだけ開けて、オナホみたいに使ってあげるのもいいよね」
どうやら後孔はファスナーを少し開けるだけで見える位置にあるらしい。今は俺に光を与えるためにファスナーを全開にしてもらっているので、細かい位置に意味はない。
雪兎はまだ回復していないからと自らの陰茎は使わず、俺の後孔に挿さったままのディルドを掴み、じゅぼじゅぼと音を立てて俺の後孔を掘削し始めた。
「……っ、あぁああっ! イぐっ、イぐゔうぅっ! んぁっ! ぁあっ!? ぁゔっ! んっ、んぉっ……んんんっ!」
「鞄に詰められてお尻遊ばれてるとか、すっごく情けない……ふふっ、とってもえっちだよ、ポチ」
「ぁあぁああっ……! もっとぉっ! ゆきっ、ゆきしゃまっ、すきぃいっ……! はぁあぁっ……ちくびっ、ゆきさま、ちくびもほしいれすっ!」
「乳首も虐めて欲しいの? ワガママだなぁ……どうしようかな」
手足を折り畳んでいる俺の乳首を弄るには一旦俺を鞄から出さなければならない。雪兎は俺を鞄から出すのは嫌なようだが、俺の懇願を却下する気分でもないのか迷っている。
「向こうに着いたらにしようか」
「ぁひぃいんっ! んぁんっ! んっ、んんんぅっ!」
「お尻だけじゃ嫌かな?」
「やじゃないっ、やじゃないでふっ! お尻もっとしてくださいぃっ……!」
飛行機がいつまで経っても出発しないことに疑問を覚える余裕もないまま快感を貪っていると、雪兎に慌てた様子で頭を押さえられて鞄に押し込まれて。
「ちょっと入ってて、静かにしててね。おじいちゃん! どうしたの? もしかしてお見送りに来てくれたの? 嬉しい!」
どうやら出発前に祖父が見送りに来たようだが、何かおかしい。飛行機の外で見送るならまだしも、中に入ってくるなんて無駄な手間がかかっているだけじゃないのか?
「……雪兎、俺は言ったよな? お前は雪也に依存し過ぎているから、留学を一つの機会にして離れるのに慣れろ……と。言ったよな? もし聞いてないならそう言え、俺の勘違いかもしれん」
「言ってない、聞いてない……とか言ったら証拠とか出してくるんだよね? おじいちゃんは言ったよ、僕は聞いた」
「だよな? じゃあ、その約束は守らないとな。雪兎、この中にもカメラはあるんだよ」
祖父が連れてきたのだろう使用人は粗雑に俺が入ったカバンを開けて俺を外へ引っ張り出した。連続絶頂の影響か立つこともままならない俺を見て祖父は深いため息をついた。
「汚い……雪兎、雪也は優秀なんだ。お前のボディガードとして訓練すべきだ」
「そんなのいらない! 僕は愛玩犬のポチが欲しいの! ちょっと……やめてよ、ポチ連れてかないで! 僕のなの、ポチは僕のぉ!」
雪兎が遠ざかっていく。違う、俺が後ろへ引きずられている。
「やだっ、ポチ! ポチぃ! ぅ……うっ、ぅわぁあぁんっ! やだぁあっ!」
朦朧とする意識の中俺が最後に見たのは、空っぽの鞄に躓いて転び、泣き喚く雪兎のあまりにも幼い姿だった。
「ポチ……ごめんね、狭いとこに閉じ込めちゃって」
外界の光を背負った雪兎は後光が差した天使そのもの。信仰を捧げるような気持ちで身体を起こしてキスをねだった。
「一緒に行こうね。ふふ……ねぇ、ポチ、顔だけは出してていいから鞄に入ってて? いいこと思い付いたんだ」
雪兎の指示通り猫がする香箱座りのような体勢のまま鞄の中で待機する。
「見て、ここ。お尻の穴、見えるんだよ。ポチが暗いところ苦手じゃなかったらファスナー八割閉めちゃって、ここだけ開けて、オナホみたいに使ってあげるのもいいよね」
どうやら後孔はファスナーを少し開けるだけで見える位置にあるらしい。今は俺に光を与えるためにファスナーを全開にしてもらっているので、細かい位置に意味はない。
雪兎はまだ回復していないからと自らの陰茎は使わず、俺の後孔に挿さったままのディルドを掴み、じゅぼじゅぼと音を立てて俺の後孔を掘削し始めた。
「……っ、あぁああっ! イぐっ、イぐゔうぅっ! んぁっ! ぁあっ!? ぁゔっ! んっ、んぉっ……んんんっ!」
「鞄に詰められてお尻遊ばれてるとか、すっごく情けない……ふふっ、とってもえっちだよ、ポチ」
「ぁあぁああっ……! もっとぉっ! ゆきっ、ゆきしゃまっ、すきぃいっ……! はぁあぁっ……ちくびっ、ゆきさま、ちくびもほしいれすっ!」
「乳首も虐めて欲しいの? ワガママだなぁ……どうしようかな」
手足を折り畳んでいる俺の乳首を弄るには一旦俺を鞄から出さなければならない。雪兎は俺を鞄から出すのは嫌なようだが、俺の懇願を却下する気分でもないのか迷っている。
「向こうに着いたらにしようか」
「ぁひぃいんっ! んぁんっ! んっ、んんんぅっ!」
「お尻だけじゃ嫌かな?」
「やじゃないっ、やじゃないでふっ! お尻もっとしてくださいぃっ……!」
飛行機がいつまで経っても出発しないことに疑問を覚える余裕もないまま快感を貪っていると、雪兎に慌てた様子で頭を押さえられて鞄に押し込まれて。
「ちょっと入ってて、静かにしててね。おじいちゃん! どうしたの? もしかしてお見送りに来てくれたの? 嬉しい!」
どうやら出発前に祖父が見送りに来たようだが、何かおかしい。飛行機の外で見送るならまだしも、中に入ってくるなんて無駄な手間がかかっているだけじゃないのか?
「……雪兎、俺は言ったよな? お前は雪也に依存し過ぎているから、留学を一つの機会にして離れるのに慣れろ……と。言ったよな? もし聞いてないならそう言え、俺の勘違いかもしれん」
「言ってない、聞いてない……とか言ったら証拠とか出してくるんだよね? おじいちゃんは言ったよ、僕は聞いた」
「だよな? じゃあ、その約束は守らないとな。雪兎、この中にもカメラはあるんだよ」
祖父が連れてきたのだろう使用人は粗雑に俺が入ったカバンを開けて俺を外へ引っ張り出した。連続絶頂の影響か立つこともままならない俺を見て祖父は深いため息をついた。
「汚い……雪兎、雪也は優秀なんだ。お前のボディガードとして訓練すべきだ」
「そんなのいらない! 僕は愛玩犬のポチが欲しいの! ちょっと……やめてよ、ポチ連れてかないで! 僕のなの、ポチは僕のぉ!」
雪兎が遠ざかっていく。違う、俺が後ろへ引きずられている。
「やだっ、ポチ! ポチぃ! ぅ……うっ、ぅわぁあぁんっ! やだぁあっ!」
朦朧とする意識の中俺が最後に見たのは、空っぽの鞄に躓いて転び、泣き喚く雪兎のあまりにも幼い姿だった。
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