21 / 30
学園にて3
しおりを挟む
「「うわっ!」」
異口同音で驚いた声が上がり、次いで何かが倒れる音が続く。
一つはテーブルを挟んだ正面。何かが倒れた音もこちらからだ。もう一つは目の前の男……。
彼が私に顔を近づけていて、至近距離になっていたからわかる。時間にすればほんの一瞬。息を飲む間もなかったくらい。
銀色の光が私と彼の間に走り、その直後。その光は彼の瞼ギリギリを走り、睫毛だけを根本から切り取った。
まるで、ストップモーションを見る感覚。睫毛本体から離れ、飛んでいく軌跡すら見えそう。
目の前で何が起こったのかわからず、反射的に光がやって来た方向を見る。
いつの間にか、彼らの分ではない食事のトレーが二つ置かれたテーブル。そのテーブルの向こうから少し身をのりだすようにして、簡単な工作で使うような小さなはさみを握るアレクがいた。
ちょっと待って!それ本当にただのハサミよね?形はそうでも、かなり鋭利なんだけど。というか、相変わらずの無表情……じゃないわね。怒っている、怒っている。薄い青の瞳が赤味を帯びているからすぐにわかる。
どうしよう。こんな場所で問題起こすのはまずいわよね。
オロオロしつつ、周囲を見回せば、前の席に座っていた男が、床に転がっている。どうやら、アレクが身を乗り出した時に、椅子ごと後ろに引っ張ったようだ。
「ってーな!アレクシス!てめぇ何すんだよ!」
受け身もなく後ろ向きに転ばされた男は、自分の後頭部を撫でながら立ち上がる。そうして、その勢いのままアレクに詰め寄り……。
襟を取られて片手で釣り上げられた。
男の爪先はすぐに床を離れ、酸欠からくぐもった声を上げる。
みるみるうちに赤黒くなっていく顔色。
ジタバタと暴れていた手足も、動きを失っていく。
それでもアレクは男から手を離さなかった。
そんな状況を目の当たりにしても、グループの他の男たちは動かない。いや、アレクの激しい怒気に怖気づいて動けないのだ。
しかし、これ以上はさすがに駄目だろう。マジで死体が出来上がってしまう。こういう状況だと、その際に色々で出て来るだろうし。ここ、食堂なのよね。
そう思って、いよいよ「ハウス」を口にしようとした時、不意にこの場の緊迫感を破るのんびりとした声が聞こえて来た。
「アレク、その位にしなさい。目の前で絞め殺したら、エルちゃんの食欲が落ちちゃうでしょう?」
いえ、今の段階で十分落ちています。ってか。
「アウル様」
振り返ると、いつの間にかテーブルの端の辺りにアウル様がいる。
相変わらず小柄ながら均整の取れた見事なスタイルと、背筋のピンと伸びた美しい立ち姿。
彼女は私たちの視線が自分に向くと、美しい顔に華やかな微笑みを浮かべた。
相変わらず姉弟揃って麗しい。
アウル様は私に手を軽く振り、それから彼女の叱責に、ようやく男から手を離した弟に視線を移す。
「ほら、アレク。きちんと謝りなさい」
「済まない、エル」
……待って。ちょっと待って。何でこの状況で、アレクは私に謝るの?そしてそんな弟の態度に、何故アウル様は「よろしい」と頷いているの?
「謝る相手が違うんじゃない?」
そのままの位置でアレクにごとりと落とされ、床に這いつくばり、相変わらず苦しそうに息を継ぐ男を指させば、辺境伯家の姉弟は揃って首を横に振った。
「この男は自業自得でしょう?謝る必要なんてないわ。学園内だとしても、身分の壁がなくなるわけではないの。変に誤解している連中はいるけれどね」
アウル様はそう言って、お前たちの事だと言わんばかりに周囲をぐるりと見まわした。
彼女の視線の強さに、周囲にいた人たちがびくりと肩を震わせる。
「この人たちは家の嫡子でもない。何れ、身分なんて無くなる立場の人間ばかり。そんな人間が、将来の辺境伯夫人に暴言を吐いていいわけがないの」
アウラ様が真っ直ぐな目でそう言うと、アレクも足元の男を見下ろしながら口を開く。
「誰か知らんが、エルの前と隣は俺の席だ」
冷たい口調が、この場の緊張を高める。
え?そこ?気に入らなかったのはそこなの?私の前にいただけで、あの切れっぷりであの暴力なの?
というか、待って。アレク今妙な事いったわよね?
「……アレク、この人たちお友達じゃないの?騎士科にいた時の」
さっきこの人達からアレクの夢や、共にその夢を実現しようとしていた、っぽい事を聞かされたのだけど。
それを指摘すると、アレクは僅かに首を傾げ、それからあっさりと首を横に振る。
「知らん」
平坦な口調の中には、『絶交したから、知らない奴になった』とか『こんな奴だとは思わなかった。もう知らん』とかという響きはない。つまり、彼等はアレクにとって本当に『知らない人』。顔を覚える必要もない人間、ということ。
何の感情も見えない、ただ事実だけを告げたというアレクの言葉に、彼等はショックを受けた顔をする。
彼らにしても、アレクとは実力が違うのは最初からわかっていた。
見事な馬術、的確な判断力、鋭い剣筋、強靭な精神力。騎士として理想を全て体現したような彼。大人ですら認める彼。
そんなアレクを同級生として間近に接し、声をかけ、共に同じ時間を共有する内に彼らは誤解してしまったのかもしれない。
自分たちが彼に近しい、彼に認められた存在だと。
なのに。
友人として認めてもらうどころか、最初から彼の眼中にすら入っていなかった。
その現実は、自分の実力を直視せず、プライドだけ肥大した子供の心を酷く傷つけた。
「あ、あんまりです。アレクシス様」
ショックで言葉を失った彼らの代わりに、それまで小さく縮こまっていたリーゼ様が大きな声を出す。
「彼らはずっとアレクシス様に憧れて、一緒の隊で、一緒に辺境の地を守ろうって夢を語っていた仲間で
すよ?」
うん。さっきの彼らの話だと、そうよね。それが正しい認識だわ。
けれど、必死に訴えるリーゼ様を見て、アレクは意外な事を口にした。
「……お前誰?」
「え?」
リーゼ様の口から出た「え?」は、アウル様以外、私を含めこの場にいた皆の口から洩れたものでもあった。
「ええっと。リーゼ様よね?アレクの幼馴染で、元婚約者で……。えっと恋人同士だったのよね?」
皆を代表して私が尋ねると、アレクはこれ以上ないほど不快そうな顔をした。
「俺、好きなのエルだけだし」
「……ありがとう」
こんな衆人環視の場所での告白に、頬が熱くなるけれど、一応お礼を言う。
同時に、アウル様が淑女とは思えない豪快さで噴き出した。「エルちゃん可愛い、可愛い」と。
そして、一頻り笑った後、彼女は改めて弟を見た。
「あー笑った、笑った。って、さっきの話だけど、アレク、貴方本当にこいつらと未来について語り合ったわけ?」
「……いや。まったく」
姉の質問にアレクは頭の中を探るように暫く沈黙し、やがて頭を横に振る。
それを見て「さもありなん」と呆れた顔をして、アウル様はリーゼ様に振り返った。
「ですって。語り合うのは、貴方たちの勝手なんだけど、そこにアレクがいたって思い込みはどうかしら。それに、どれだけ夢を語ってもらっても、生憎うちのガルディアンにそいつらの場所はないわよ?」
「アウラ様」
リーゼ様が目を丸くする。いかにも心外だと言わんばかりに。だが、彼女の反応など気にもせず、アウル様は続ける。
「ローレインを守る事は、国を守る事。ままごとのように、偽物なお姫様を守る騎士ごっこをして悦にいるお子様はいらないのよ。邪魔だから」
「そんな言い方……!」
ガルディアンというのは、ローレイン領軍のエリート中のエリート。30人から40人で構成され、実力は元より強い忠誠心が求められる部隊だ。領でのアレクの所属先でもある。
つまり、アレクが領主を選ばず騎士を選んだ場合、自動的に所属はここになる。そして彼らがアレクと共に戦いたいと望むなら、ここに入らなければならないのだ。
しかし、ラファ殿下曰く現在のガルディアンは史上最高のメンバーだそうで、王軍のエリートの中でもこの中に入れるのはいないという。
それ程の強者たちを集めた隊。
「本気でガルディアンを目指すなら、今ここで女の口車に乗って、何の罪もない婦女子を脅している時間なんてないわ」
「彼らだって、努力しているんです!今はともかく将来は……!」
冷たく現実を言い放つアウラ様に、リーゼ様が抗議する。その姿に男たちは感動して熱く彼女を見つめる。が。
「本当の事でしょう?あなたこそ、生まれてから十何年もローレインにいて何を見ていたの?現実も見ずに、アレクを筆頭に、騎士たちが自分を守るおとぎ話でも夢見ていたっていうの?」
「……それは……」
アウラ様が一蹴すると、リーゼ様の頬に朱が上る。隠しようがなく狼狽える様子も、彼女の言葉が図星だったことを告げている。
そんな彼女に、アウラ様は追及の手を止めない。
「ねえ?答えて、リーゼ・ブシェ。ブシェの家はあなたに何を伝えていたのかしら?どこから自分がアレクの婚約者だなんて勘違いしたの?あなたがアレクの婚約者になった事も、わが家からそんな話を打診したことも一度もないでしょう?少なくとも、シューバリエの家では聞いた事もないし、話題にもなったことがないのだけど」
異口同音で驚いた声が上がり、次いで何かが倒れる音が続く。
一つはテーブルを挟んだ正面。何かが倒れた音もこちらからだ。もう一つは目の前の男……。
彼が私に顔を近づけていて、至近距離になっていたからわかる。時間にすればほんの一瞬。息を飲む間もなかったくらい。
銀色の光が私と彼の間に走り、その直後。その光は彼の瞼ギリギリを走り、睫毛だけを根本から切り取った。
まるで、ストップモーションを見る感覚。睫毛本体から離れ、飛んでいく軌跡すら見えそう。
目の前で何が起こったのかわからず、反射的に光がやって来た方向を見る。
いつの間にか、彼らの分ではない食事のトレーが二つ置かれたテーブル。そのテーブルの向こうから少し身をのりだすようにして、簡単な工作で使うような小さなはさみを握るアレクがいた。
ちょっと待って!それ本当にただのハサミよね?形はそうでも、かなり鋭利なんだけど。というか、相変わらずの無表情……じゃないわね。怒っている、怒っている。薄い青の瞳が赤味を帯びているからすぐにわかる。
どうしよう。こんな場所で問題起こすのはまずいわよね。
オロオロしつつ、周囲を見回せば、前の席に座っていた男が、床に転がっている。どうやら、アレクが身を乗り出した時に、椅子ごと後ろに引っ張ったようだ。
「ってーな!アレクシス!てめぇ何すんだよ!」
受け身もなく後ろ向きに転ばされた男は、自分の後頭部を撫でながら立ち上がる。そうして、その勢いのままアレクに詰め寄り……。
襟を取られて片手で釣り上げられた。
男の爪先はすぐに床を離れ、酸欠からくぐもった声を上げる。
みるみるうちに赤黒くなっていく顔色。
ジタバタと暴れていた手足も、動きを失っていく。
それでもアレクは男から手を離さなかった。
そんな状況を目の当たりにしても、グループの他の男たちは動かない。いや、アレクの激しい怒気に怖気づいて動けないのだ。
しかし、これ以上はさすがに駄目だろう。マジで死体が出来上がってしまう。こういう状況だと、その際に色々で出て来るだろうし。ここ、食堂なのよね。
そう思って、いよいよ「ハウス」を口にしようとした時、不意にこの場の緊迫感を破るのんびりとした声が聞こえて来た。
「アレク、その位にしなさい。目の前で絞め殺したら、エルちゃんの食欲が落ちちゃうでしょう?」
いえ、今の段階で十分落ちています。ってか。
「アウル様」
振り返ると、いつの間にかテーブルの端の辺りにアウル様がいる。
相変わらず小柄ながら均整の取れた見事なスタイルと、背筋のピンと伸びた美しい立ち姿。
彼女は私たちの視線が自分に向くと、美しい顔に華やかな微笑みを浮かべた。
相変わらず姉弟揃って麗しい。
アウル様は私に手を軽く振り、それから彼女の叱責に、ようやく男から手を離した弟に視線を移す。
「ほら、アレク。きちんと謝りなさい」
「済まない、エル」
……待って。ちょっと待って。何でこの状況で、アレクは私に謝るの?そしてそんな弟の態度に、何故アウル様は「よろしい」と頷いているの?
「謝る相手が違うんじゃない?」
そのままの位置でアレクにごとりと落とされ、床に這いつくばり、相変わらず苦しそうに息を継ぐ男を指させば、辺境伯家の姉弟は揃って首を横に振った。
「この男は自業自得でしょう?謝る必要なんてないわ。学園内だとしても、身分の壁がなくなるわけではないの。変に誤解している連中はいるけれどね」
アウル様はそう言って、お前たちの事だと言わんばかりに周囲をぐるりと見まわした。
彼女の視線の強さに、周囲にいた人たちがびくりと肩を震わせる。
「この人たちは家の嫡子でもない。何れ、身分なんて無くなる立場の人間ばかり。そんな人間が、将来の辺境伯夫人に暴言を吐いていいわけがないの」
アウラ様が真っ直ぐな目でそう言うと、アレクも足元の男を見下ろしながら口を開く。
「誰か知らんが、エルの前と隣は俺の席だ」
冷たい口調が、この場の緊張を高める。
え?そこ?気に入らなかったのはそこなの?私の前にいただけで、あの切れっぷりであの暴力なの?
というか、待って。アレク今妙な事いったわよね?
「……アレク、この人たちお友達じゃないの?騎士科にいた時の」
さっきこの人達からアレクの夢や、共にその夢を実現しようとしていた、っぽい事を聞かされたのだけど。
それを指摘すると、アレクは僅かに首を傾げ、それからあっさりと首を横に振る。
「知らん」
平坦な口調の中には、『絶交したから、知らない奴になった』とか『こんな奴だとは思わなかった。もう知らん』とかという響きはない。つまり、彼等はアレクにとって本当に『知らない人』。顔を覚える必要もない人間、ということ。
何の感情も見えない、ただ事実だけを告げたというアレクの言葉に、彼等はショックを受けた顔をする。
彼らにしても、アレクとは実力が違うのは最初からわかっていた。
見事な馬術、的確な判断力、鋭い剣筋、強靭な精神力。騎士として理想を全て体現したような彼。大人ですら認める彼。
そんなアレクを同級生として間近に接し、声をかけ、共に同じ時間を共有する内に彼らは誤解してしまったのかもしれない。
自分たちが彼に近しい、彼に認められた存在だと。
なのに。
友人として認めてもらうどころか、最初から彼の眼中にすら入っていなかった。
その現実は、自分の実力を直視せず、プライドだけ肥大した子供の心を酷く傷つけた。
「あ、あんまりです。アレクシス様」
ショックで言葉を失った彼らの代わりに、それまで小さく縮こまっていたリーゼ様が大きな声を出す。
「彼らはずっとアレクシス様に憧れて、一緒の隊で、一緒に辺境の地を守ろうって夢を語っていた仲間で
すよ?」
うん。さっきの彼らの話だと、そうよね。それが正しい認識だわ。
けれど、必死に訴えるリーゼ様を見て、アレクは意外な事を口にした。
「……お前誰?」
「え?」
リーゼ様の口から出た「え?」は、アウル様以外、私を含めこの場にいた皆の口から洩れたものでもあった。
「ええっと。リーゼ様よね?アレクの幼馴染で、元婚約者で……。えっと恋人同士だったのよね?」
皆を代表して私が尋ねると、アレクはこれ以上ないほど不快そうな顔をした。
「俺、好きなのエルだけだし」
「……ありがとう」
こんな衆人環視の場所での告白に、頬が熱くなるけれど、一応お礼を言う。
同時に、アウル様が淑女とは思えない豪快さで噴き出した。「エルちゃん可愛い、可愛い」と。
そして、一頻り笑った後、彼女は改めて弟を見た。
「あー笑った、笑った。って、さっきの話だけど、アレク、貴方本当にこいつらと未来について語り合ったわけ?」
「……いや。まったく」
姉の質問にアレクは頭の中を探るように暫く沈黙し、やがて頭を横に振る。
それを見て「さもありなん」と呆れた顔をして、アウル様はリーゼ様に振り返った。
「ですって。語り合うのは、貴方たちの勝手なんだけど、そこにアレクがいたって思い込みはどうかしら。それに、どれだけ夢を語ってもらっても、生憎うちのガルディアンにそいつらの場所はないわよ?」
「アウラ様」
リーゼ様が目を丸くする。いかにも心外だと言わんばかりに。だが、彼女の反応など気にもせず、アウル様は続ける。
「ローレインを守る事は、国を守る事。ままごとのように、偽物なお姫様を守る騎士ごっこをして悦にいるお子様はいらないのよ。邪魔だから」
「そんな言い方……!」
ガルディアンというのは、ローレイン領軍のエリート中のエリート。30人から40人で構成され、実力は元より強い忠誠心が求められる部隊だ。領でのアレクの所属先でもある。
つまり、アレクが領主を選ばず騎士を選んだ場合、自動的に所属はここになる。そして彼らがアレクと共に戦いたいと望むなら、ここに入らなければならないのだ。
しかし、ラファ殿下曰く現在のガルディアンは史上最高のメンバーだそうで、王軍のエリートの中でもこの中に入れるのはいないという。
それ程の強者たちを集めた隊。
「本気でガルディアンを目指すなら、今ここで女の口車に乗って、何の罪もない婦女子を脅している時間なんてないわ」
「彼らだって、努力しているんです!今はともかく将来は……!」
冷たく現実を言い放つアウラ様に、リーゼ様が抗議する。その姿に男たちは感動して熱く彼女を見つめる。が。
「本当の事でしょう?あなたこそ、生まれてから十何年もローレインにいて何を見ていたの?現実も見ずに、アレクを筆頭に、騎士たちが自分を守るおとぎ話でも夢見ていたっていうの?」
「……それは……」
アウラ様が一蹴すると、リーゼ様の頬に朱が上る。隠しようがなく狼狽える様子も、彼女の言葉が図星だったことを告げている。
そんな彼女に、アウラ様は追及の手を止めない。
「ねえ?答えて、リーゼ・ブシェ。ブシェの家はあなたに何を伝えていたのかしら?どこから自分がアレクの婚約者だなんて勘違いしたの?あなたがアレクの婚約者になった事も、わが家からそんな話を打診したことも一度もないでしょう?少なくとも、シューバリエの家では聞いた事もないし、話題にもなったことがないのだけど」
172
あなたにおすすめの小説
【完結】記憶喪失の令嬢は無自覚のうちに周囲をタラシ込む。
ゆらゆらぎ
恋愛
王国の筆頭公爵家であるヴェルガム家の長女であるティアルーナは食事に混ぜられていた遅延性の毒に苦しめられ、生死を彷徨い…そして目覚めた時には何もかもをキレイさっぱり忘れていた。
毒によって記憶を失った令嬢が使用人や両親、婚約者や兄を無自覚のうちにタラシ込むお話です。
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
悪役令嬢だとわかったので身を引こうとしたところ、何故か溺愛されました。
香取鞠里
恋愛
公爵令嬢のマリエッタは、皇太子妃候補として育てられてきた。
皇太子殿下との仲はまずまずだったが、ある日、伝説の女神として現れたサクラに皇太子妃の座を奪われてしまう。
さらには、サクラの陰謀により、マリエッタは反逆罪により国外追放されて、のたれ死んでしまう。
しかし、死んだと思っていたのに、気づけばサクラが現れる二年前の16歳のある日の朝に戻っていた。
それは避けなければと別の行き方を探るが、なぜか殿下に一度目の人生の時以上に溺愛されてしまい……!?
夫が運命の番と出会いました
重田いの
恋愛
幼馴染のいいなづけとして育ってきた銀狼族の族長エーリヒと、妻ローゼマリー。
だがエーリヒに運命の番が現れたことにより、二人は離別する。
しかし二年後、修道院に暮らすローゼマリーの元へエーリヒが現れ――!?
英雄魔術師様とのシークレットベビーが天才で隠し通すのが大変です
氷雨そら
恋愛
――この魔石の意味がわからないほど子どもじゃない。
英雄魔術師カナンが遠征する直前、フィアーナと交わした一夜で授かった愛娘シェリア。フィアーナは、シェリアがカナンの娘であることを隠し、守るために王都を離れ遠い北の地で魔石を鑑定しながら暮らしていた。けれど、シェリアが三歳を迎えた日、彼女を取り囲む全ての属性の魔石が光る。彼女は父と同じ、全属性の魔力持ちだったのだ。これは、シークレットベビーを育てながら、健気に逞しく生きてきたヒロインが、天才魔術師様と天才愛娘に翻弄されながらも溺愛される幸せいっぱいハートフルストーリー。小説家になろうにも投稿しています。
婚約解消されたら隣にいた男に攫われて、強請るまで抱かれたんですけど?〜暴君の暴君が暴君過ぎた話〜
紬あおい
恋愛
婚約解消された瞬間「俺が貰う」と連れ去られ、もっとしてと強請るまで抱き潰されたお話。
連れ去った強引な男は、実は一途で高貴な人だった。
【完結】ジュリアはバツイチ人生を謳歌する
ariya
恋愛
エレン王国の名門貴族・アグリア伯爵家に嫁いだジュリア・アグリア(旧姓ベルティー)。
夫のアベル・アグリア伯爵は、騎士として王妃の護衛任務に没頭し、結婚翌日からほぼ別居状態。
社交界のパーティーでは妻のエスコートを代理人に任せ、父の葬儀にも顔を出さず、事務的な会話と手紙のやり取りだけの日々が続く。
ジュリアは8年間の冷遇に耐え抜いたが、ある朝の食事中、静かに切り出す。
「私たち、離婚しましょう」
アベルは絶句するが、ジュリアは淡々と不満を告げる。
どれも自分のしでかしたことにアベルは頭を抱える。
彼女はすでに離婚届と慰謝料の用意を済ませ、夫の仕事に理解を示さなかった「有責妻」として後腐れなく別れるつもりだった。
アベルは内心で反発しつつも、ジュリアの決意の固さに渋々サイン。
こうしてジュリア・アグリアは、伯爵夫人としての全てを置き去りにし、バツイチ人生を開始する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる