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5[ヴィル]
ニッコロ
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――夫があと二、三人欲しい。
この一言が原因で、叔父からガミガミと説教をされた。久々に長い小言だった。
ようやく解放されて王宮内を歩いていると、知った顔を見つけた。
誰かを待っているのだろうか。廊下が交差して少し広くなった場所に、でかい図体をした金髪がボンヤリと立っている。
アレンの一年後輩で、今は第三騎士団で副隊長をやっている男だった。
「……!」
相手も俺の存在に気づいたようだ。
「お、お前は……」
俺はわざとらしくその男を指さした。
「そういうあなたは……っ!」
相変わらずノリのいい奴だ。雷にでも打たれたかのように静止したかと思うと、大げさな身振りで俺を指さしている。
しかし、彼は暴力的なまでにヤバい変顔をしていた。白目をむき、アゴが外れそうなほどしゃくれている。
面白すぎて不覚にも笑ってしまった。
「くそっ、俺の負けだ」
「うぃーっす。御婚約おめ~ッス!」
「お前が社交辞令を言うとは珍しい」
「これでも成長してんスよ」
「口の利き方は相変わらずだな」
「これは生まれつきなんで」
「うそつけッ」
俺も人のことは言えないが、こいつは仲間内だと口の利き方がめちゃくちゃだ。
「久しぶりッスねー」と、彼は爽やかな笑顔を浮かべている。
「オレの名前、覚えてます?」と聞かれた。
「もちろん」
厳密には、あだ名のほうを覚えている。誰が言い出したのか知らないが、彼には少々変わったあだ名があるのだ。
「にっこりゴリラ」
「ニッコロ・ロキア!」
「冗談だよ。ちゃーんと覚えていたぞ」
「家名を変えたい……マジで」
実際、彼は今も昔も何一つゴリラになど似てはいない。銀の混じった金髪に空色の瞳をした男前だ。
「来月から隊長に昇格だって? クリスから聞いているよ」
この底抜けに陽気な男は騎士科を卒業した後、父親が管理する領地の騎士団に入った。
しかし、故郷であるはずの田舎に順応できず、王都へ戻ってきたところをクリスが第三騎士団に拾い上げた。
この日は警備の会議で王宮に来ていたらしい。
「クリスは一緒じゃないのか?」と、俺は尋ねた。
「いますよ。今、手洗いに行ってます」
「それにしても、第三騎士団の連中はなぜこうも必要のない筋肉を纏おうとするのだ? お前、魔力があるのだから要らないだろう、こんなの」
俺が上腕をつかむと彼は「ふんっ」と鼻を鳴らして力を入れた。
「必要のなさで言ったら、うちの団長に勝る人はいないッスよ?」
「お前もあいつといい勝負だよ」
「ちょちょちょ先輩、それよりさ?」
ニッコロは急に声をひそめた。
「なんだよ?」と、俺も小声で言った。
「今日、なんかあったんスか? 俺、見ちゃったんスけど」
「何を?」
「俺らが来た時、うわさのエルデン伯一家が入り口にいたんスよ」
「それで……?」
「令嬢がゲロ吐きそうな勢いで泣いてんスよ」
「最悪だな」
「こんな感じ、こんな感じッス。見て見て?」
「なんだよ」
「ヒぃッグ、ええっフ、ヘぇっグ、オォエッふ……おがーさばぁぁ……」
「うげぇ。本当にあの女に見えてくる」
「すげー泣き方すんなぁーと思って」
謁見の間でのひどい有り様を思い出してしまった。
叔父が怒鳴りつけて追い出すほどの見苦しさだったが、あの令嬢はそのままの調子で泣き続けていたようだ。
奴らが何を話していたか尋ねたが、ニッコロたちも会議の時間が迫っていて話の内容までは聞けなかったようだ。
俺たちが立ち話をしていると、フッと影ができた。
「何してんの、お前」と、後ろでデカい男が言う。
手洗いから戻ってきたクリスだ。
「デカいなぁ」と俺はつぶやいた。
「そういうヴィル先輩も相当デカいッスけどねぇ?」と、ニッコロが俺たちを見比べている。
「くまんつと一緒にするな。俺はもっと繊細だ」
「それを言っていいのはリア様だけだぞ」と、クリスが片眉を上げた。
「いいなぁ。オレもリア様と話したいッス!」
「ダメだ」「ダメだな」
俺とクリスは同時に言った。
ニッコロは笑い出して「なんでそこでハモるんスか」と言った。
クリスがキョロキョロと辺りを見回している。
「リア様は?」と眉を上下させた。
「ごめんな? もうアレンが連れて帰った。俺は叔父の説教で長々と拘束されていたから置いてけぼりだ」
彼はプッと噴き出して「よくそんな格好悪いことをサラッと言えたな」と言った。
今さら幼馴染に格好をつけたって仕方がない。
「馬車が来るまで居場所がなくてウロウロしていたら、ニッコロがいた」
「王族が王宮の中で『居場所がない』とか言ってんじゃねえよ」
「ここってヴィル先輩の家じゃないの?」ニッコロも笑っている。
「違うよ。ここは叔父の家だ」
「二人とも、国の中枢を『家』と呼ぶな。バカタレ」と、クリスに頭を小突かれた。
ニッコロは友人と食事に行く予定があるらしく、そこで少し話して別れた。
相変わらず陽気でよく笑う奴だった。王都に戻ってきたばかりの頃は少々元気がなかったが、すっかり元どおりで安心した。
上司は彼を副団長まで昇格させる気でいるのだが、まだ本人には伏せてあるそうだ。
「こっちで動きがあったから共有したい。時間があるなら俺の部屋でどうだ?」と尋ねた。
「お前の部屋? どこの部屋のことだ?」と、クリスは聞いてきた。
「王宮の上階だな。茶ぐらい出せるぞ」
「今、いくつ部屋があるんだ?」
昇降機まで歩きながら彼は言った。
「ここ、実家、騎士団宿舎、リアの屋敷、リアの宮殿の騎士団宿舎……五か所か? さらに執務室が三つある」
「嫉妬したヤドカリが襲ってくるぞ」彼はニヤニヤしている。
「羨ましいのは俺のほうだ。波打ち際の貝殻は維持費がかからない」
国の組織で重要な地位に就くと、王宮に個室が与えられる。
これは王から仕事ぶりを認められた証ではあるのだが、その反面「有事の際は泊まり込みで対応せよ」という王命でもあった。
誰しも「名誉なこと」と喜び、最高級の家具を入れるのだが、俺の考え方は少し違う。
「おいっ。なんだこれ! 生活感ゼロじゃねーか!」
部屋に入るなり、彼は文句を言い始めた。
この一言が原因で、叔父からガミガミと説教をされた。久々に長い小言だった。
ようやく解放されて王宮内を歩いていると、知った顔を見つけた。
誰かを待っているのだろうか。廊下が交差して少し広くなった場所に、でかい図体をした金髪がボンヤリと立っている。
アレンの一年後輩で、今は第三騎士団で副隊長をやっている男だった。
「……!」
相手も俺の存在に気づいたようだ。
「お、お前は……」
俺はわざとらしくその男を指さした。
「そういうあなたは……っ!」
相変わらずノリのいい奴だ。雷にでも打たれたかのように静止したかと思うと、大げさな身振りで俺を指さしている。
しかし、彼は暴力的なまでにヤバい変顔をしていた。白目をむき、アゴが外れそうなほどしゃくれている。
面白すぎて不覚にも笑ってしまった。
「くそっ、俺の負けだ」
「うぃーっす。御婚約おめ~ッス!」
「お前が社交辞令を言うとは珍しい」
「これでも成長してんスよ」
「口の利き方は相変わらずだな」
「これは生まれつきなんで」
「うそつけッ」
俺も人のことは言えないが、こいつは仲間内だと口の利き方がめちゃくちゃだ。
「久しぶりッスねー」と、彼は爽やかな笑顔を浮かべている。
「オレの名前、覚えてます?」と聞かれた。
「もちろん」
厳密には、あだ名のほうを覚えている。誰が言い出したのか知らないが、彼には少々変わったあだ名があるのだ。
「にっこりゴリラ」
「ニッコロ・ロキア!」
「冗談だよ。ちゃーんと覚えていたぞ」
「家名を変えたい……マジで」
実際、彼は今も昔も何一つゴリラになど似てはいない。銀の混じった金髪に空色の瞳をした男前だ。
「来月から隊長に昇格だって? クリスから聞いているよ」
この底抜けに陽気な男は騎士科を卒業した後、父親が管理する領地の騎士団に入った。
しかし、故郷であるはずの田舎に順応できず、王都へ戻ってきたところをクリスが第三騎士団に拾い上げた。
この日は警備の会議で王宮に来ていたらしい。
「クリスは一緒じゃないのか?」と、俺は尋ねた。
「いますよ。今、手洗いに行ってます」
「それにしても、第三騎士団の連中はなぜこうも必要のない筋肉を纏おうとするのだ? お前、魔力があるのだから要らないだろう、こんなの」
俺が上腕をつかむと彼は「ふんっ」と鼻を鳴らして力を入れた。
「必要のなさで言ったら、うちの団長に勝る人はいないッスよ?」
「お前もあいつといい勝負だよ」
「ちょちょちょ先輩、それよりさ?」
ニッコロは急に声をひそめた。
「なんだよ?」と、俺も小声で言った。
「今日、なんかあったんスか? 俺、見ちゃったんスけど」
「何を?」
「俺らが来た時、うわさのエルデン伯一家が入り口にいたんスよ」
「それで……?」
「令嬢がゲロ吐きそうな勢いで泣いてんスよ」
「最悪だな」
「こんな感じ、こんな感じッス。見て見て?」
「なんだよ」
「ヒぃッグ、ええっフ、ヘぇっグ、オォエッふ……おがーさばぁぁ……」
「うげぇ。本当にあの女に見えてくる」
「すげー泣き方すんなぁーと思って」
謁見の間でのひどい有り様を思い出してしまった。
叔父が怒鳴りつけて追い出すほどの見苦しさだったが、あの令嬢はそのままの調子で泣き続けていたようだ。
奴らが何を話していたか尋ねたが、ニッコロたちも会議の時間が迫っていて話の内容までは聞けなかったようだ。
俺たちが立ち話をしていると、フッと影ができた。
「何してんの、お前」と、後ろでデカい男が言う。
手洗いから戻ってきたクリスだ。
「デカいなぁ」と俺はつぶやいた。
「そういうヴィル先輩も相当デカいッスけどねぇ?」と、ニッコロが俺たちを見比べている。
「くまんつと一緒にするな。俺はもっと繊細だ」
「それを言っていいのはリア様だけだぞ」と、クリスが片眉を上げた。
「いいなぁ。オレもリア様と話したいッス!」
「ダメだ」「ダメだな」
俺とクリスは同時に言った。
ニッコロは笑い出して「なんでそこでハモるんスか」と言った。
クリスがキョロキョロと辺りを見回している。
「リア様は?」と眉を上下させた。
「ごめんな? もうアレンが連れて帰った。俺は叔父の説教で長々と拘束されていたから置いてけぼりだ」
彼はプッと噴き出して「よくそんな格好悪いことをサラッと言えたな」と言った。
今さら幼馴染に格好をつけたって仕方がない。
「馬車が来るまで居場所がなくてウロウロしていたら、ニッコロがいた」
「王族が王宮の中で『居場所がない』とか言ってんじゃねえよ」
「ここってヴィル先輩の家じゃないの?」ニッコロも笑っている。
「違うよ。ここは叔父の家だ」
「二人とも、国の中枢を『家』と呼ぶな。バカタレ」と、クリスに頭を小突かれた。
ニッコロは友人と食事に行く予定があるらしく、そこで少し話して別れた。
相変わらず陽気でよく笑う奴だった。王都に戻ってきたばかりの頃は少々元気がなかったが、すっかり元どおりで安心した。
上司は彼を副団長まで昇格させる気でいるのだが、まだ本人には伏せてあるそうだ。
「こっちで動きがあったから共有したい。時間があるなら俺の部屋でどうだ?」と尋ねた。
「お前の部屋? どこの部屋のことだ?」と、クリスは聞いてきた。
「王宮の上階だな。茶ぐらい出せるぞ」
「今、いくつ部屋があるんだ?」
昇降機まで歩きながら彼は言った。
「ここ、実家、騎士団宿舎、リアの屋敷、リアの宮殿の騎士団宿舎……五か所か? さらに執務室が三つある」
「嫉妬したヤドカリが襲ってくるぞ」彼はニヤニヤしている。
「羨ましいのは俺のほうだ。波打ち際の貝殻は維持費がかからない」
国の組織で重要な地位に就くと、王宮に個室が与えられる。
これは王から仕事ぶりを認められた証ではあるのだが、その反面「有事の際は泊まり込みで対応せよ」という王命でもあった。
誰しも「名誉なこと」と喜び、最高級の家具を入れるのだが、俺の考え方は少し違う。
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