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第1章
3.堅いのは嫌いなの キラッ
しおりを挟むそ~して、やっとこさ謁見の間についた俺たち。
でっかい扉が開いた先には王様らしき人物がいるが、王様で間違いないだろう。
王様「おお、よくきてくださった。娘を救ってくれてありがとう。」
タイガ「いえ、困っている人を見たら助けるのは人として普通です。」
うわぉ、真剣な顔して言ってる。イケメン。
王様「いや、それでも身内を助けてもらったのだから礼を言わせてくれ。イーリス王国国王をやらせてもらっているアルヴィン・エル・イーリスだ。」
タイガ「タイガ・セイサーと申します。旅の者です。」
王様「して、そちらは?」
やっと俺のこと構ってくれる人が来たぁ!俺空気だったもの(´・ω・`)
ゼロ「ゼロ・スターマインと申します。タイガと共に旅をしております。」
王様「そうか…旅の者だったか。ありがたい」
ゼロ「ときに王様?」
王様「なんだ?」
ゼロ「その口調疲れない?」
王様「ばれた?はぁぁ、もうこの口調疲れたぁ。やだ。」
いきなり変わった口調に周りにいた大臣がげんなりとする。こっち素か。
王様「いやぁ、もう、ね。なんでなの。国王だって一国民なんだからさ。わざわざこんなにお堅くしなくてもさ、ね?
あー、で話がそれたわ…。タイガくーんうちの娘もらってくれない?」
イラッ
タイガ「お言葉ですが、いくら姫様を助けたといえどわたくしのようなどこの誰かもわからないものに持ち込むお話ではないと思います。」
王様「そっかぁ。じゃあ、さ、ここ…お城は部屋ないか…。この国にすんじゃってよ。」
タイガ「もとよりそのつもりでした。が、特別なことは必要ございません。しがない平民ですからね。」
王様「それだと王の威厳ってもんが…あ、僕が言えたこっちゃないか。まぁ、いいでしょ?じゃあ、お金で。」
タイガ「うーん…それ以上のことは出なそうですね。わかりました。今日はギルドに登録をする予定なんですが…」
ねえ俺空気w
王様「じゃあ神の翼ギルドはどうだ?この国で一番大きいギルドだ。」
タイガ「ではそうしましょう。ギルドカードに振り込んでいただけるとありがたいです。」
というわけで話がまとまった。
タイガ「それでは失礼いたしました。」
王様「また会おうね~。次は敬語で話さないで」
どうやら王様は身分階級制度が嫌いらしい。
タイガ「ゼロ?帰ろ?」
そういいながらタイガが最高の笑みでこちらを見る。
なんだろう、この胸がつぶれそうな苦しみ。
(数兆と)170憶年生きてはじめて味わうなんて…。
あ、ギルドwww
ゼロ「ああ。帰ろう」
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