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第二章 開かれる女の子への道(クリスティーナ編)

【第19話】 コクーン ー 消されていく男の証(8/8) ◆

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『ふふっ。よかったわね、クリスティーナ。お望み通り、挿れてくれるって。ほら愛しの彼の"あれ"があなたのあそこに近づいてくるわ』

 クリスティーナの頭に、いきり立った彼のおちんちんが浮かぶ。
 何度も快楽を与えてくれた、固くて暖かい雄のシンボルをすぐ近くに感じる。
 男の匂いがクリスティーナの嗅覚をくすぐる。
 それを嗅いだだけで、彼女の体はさらに熱くなる。
 妄想だけで、喉が詰まりそうになる。

「んふっ……はぁん」

 クリスティーナは暖かい息を漏らす。
 うっとりと目を閉じて、その時が来るのを今か今かと待っている。
 股間の切ない隙間が満たされるのが、待ち遠しくてたまらない。

 自分の心臓の音が聞こえてくる。
 ドクドクという鼓動で、体が震えてくる。

 美少女の頬が染まる。
 行き場のない欲情が、身体を充満する。
 犯される予兆を感じて、腰をいやらしくくねらせてしまう。

 男の漲るものが、自分の体に入ってくる。
 股間の切ない隙間を、男の生命力で埋められる。
 自分にない男性いせいの性器で満たされる。
 優秀なオスに大切なあそこを蹂躙される。

 そう思うだけで、股間がキュンキュンと引き締まる。
 
「おねがい……おおきいの……ほしいの……あそこに」

 耐えられなくなったクリスティーナは、男のものを嘆願する。
 大きな触手ペニスに向かって自分のアナルを近づけていく。
 焦らしに焦らされた股間の穴に、固い触手ペニスが当てがわれる。
 熱い亀頭が触れた瞬間に、極小ペニスクリトリスははち切れるほど充血する。

「いれて……おねがい」

 クリスティーナは挿れやすいように、腰を突き出す。


 ついに待ち望んだ時が来る。
 ゆっくりと肉棒はクリスティーナの穴を押し広げながら進んでいく。
 股間に空いた虚無感を満たされる。
 満足感がクリスティーナの背骨を貫く。

「あーーん」
 
 突き入れられた瞬間、クリスティーナは大きく背中をのけぞらせる。
 欲しかったものを入れられて、至福の声をあげる。

 Gスポットを繰り返し刺激される。
 
「はぁん……もっと……ほしいの……もっとついて……あんっ」

 クリスティーナは貪欲に快楽を享受する。
 股間の痛覚はすっかり麻痺して、甘い感覚だけが脳に伝わる。
 極小のペニスも弾かれる。
 さらに、蟻の戸張も肉棒でトントンと刺激される。
 全ての快楽が混ざり合って、クリスティーナを少女から、女、そしてメスへと変えていく。

「あんっ……あんっ……あんっ…あんっあんっ……」

 何度も何度もペニスでGスポットを突き上げられる。
 突き上げられるたびに、女としての神経がますます研ぎ澄まされていく。

『感じなさい。あなたは女なんだから、もっと感じられるはずよ』

「はぁん。あっ、あっ、あっ、あっ、あーん」

 脳にかかっていたブレーキが解かれていく。
 心のたがが外れていく。
 身体が女の欲望そのもので染まっていく。

 おっぱいを揉み上げられる。
 鷲掴みにされる。
 おっぱいの谷間を舐められる。
 右の乳首を吸い上げられる。

 乳首を吸われれば吸われるほど、胸の奥からの甘いだるさが広がっていく。
 滾った血が駆け巡る。

「あっ きゃ あっ ひゃ はぁん」

 アナルと蟻の戸張をさらに強く突き上げられる。
 大きなペニスで、より深く、より大きく、より速く、切ない空間を押し上げられる。
 ピストンに合わせて、身体を揺らされる。
 突かれるたびに、切羽詰まった喘ぎ声をあげる。

「あっあっあっ……ダメ……あっあっあんっ」

『いいわ、クリスティーナ。あなたは最高の女の子よ。あなたが男なんて思える人は誰もいないわ』

「あん……いい……いくの……いっちゃうの……」

 ピストンは激しさを増す。バンバンと男と女の腰がぶつかる。
 身体が押しつぶされそうになるほど、激しく犯される。

『あなたの中が気持ちよすぎて、彼もそろそろ限界みたい。中に出したいって言っているわ。奥まで精液で満たしたいって。あなたも感じちゃいなさい。女としてイっちゃいなさい。ほらっ』

 バン バン バン バン

「あっ、あっ、あっ、あっ、あん」

 クリスティーナの下半身を強烈な射精感が襲う。
 全てを出してしまいたい。男に犯されながら、男の素を残らず出してしまいたい。

『そうよ、クリスティーナ。あなたはいくの。男性いらないものを全て捨てるの。女になるの。ほら』

「あんっ……いく……だしちゃう……あんっ……だすの……あっ、あっ、あっ、あーーーーーーーんっ」

 クリスティーナの睾丸が一気に収縮する。
 そのもの自体がなくなる勢いで、ギューッと全てを絞り出すように。

 ビュッ ビュッ ビュッ ビュッ ビュッ

 アナルに精液が放出される。
 それと同時に、クリスティーナもクリトリスから人生最後の射精を行う。
 尿道を最後の「男の素」が通過するたびに、クリスティーナの脳が痺れて感覚を失っていく。

 睾丸がつぶれるほどの量の精液が、一気に噴出する。
 腰をわなわなと震わせながら、絞り出すように全て吐き出す。
 脚がバタバタと暴れ出す。暴走した下半身はもう言うことを聞かない。

『まだよ。もっと出すの。もっともっと絞り出すの。最後の一滴まで』

「あっーあっーあーん」

 ドビュッ ドビュ ドビュ

 限界まで射精は続く。
 残りの一滴まで絞られて、ついに何も出なくなる。
 男の素を全て排出される。一生をかけて使うはずだった男の素が失われていく。

 役目を終えた睾丸が全てを吐き出して、限りなく小さくなる。
 米粒サイズまで小さくなる。
 そして、さらに小さくなり、もはやどこにあるのかも分からなくなる。

 陰嚢がゲルに包まれて、溶かされていく。
 余計な皮膚が吸収されていく。
 スッキリした股間になっていく。
 男だった証が消されていく。
 跡形もなく消されていく。

 極小ペニスはついに四ミリ程度まで縮小し、尿道を残して完全にクリトリスになる。
 神経が密に詰まった最高のクリトリスが、彼女の股間で控えめにたたずんでいる。
 男時代の五倍の感度の女の性器が出来上がる。

 股間は膨らみなく、スッキリとしている。
 もうビキニやブルマをはいても、だれも彼女が女性であることを疑わないだろう。

 胸もまだ控えめだが、形よいおっぱいとして膨らんできている。先端のピンクの乳首がつんとしていて可愛らしい。

『おめでとう、クリスティーナ。素晴らしいイキっぷりだったわ。どう? 今どんな気持ち? あなたはこれで女になったのよ』

 鏡の中のクリスクリスティーナの声は、誰にも届かない。
 クリスティーナはあまりの快楽に、とっくに意識を失っている。
 男が一生で経験するはずの快楽を一度に受けた脳は、一時的にシャットダウンしている。

『ん? 女の子の部屋しきゅうがまだできてない? そんなにおまんこがほしいの? せっかちさんね。でも大丈夫よ、焦らなくても。だってあなたは選ばれたんだもの。最高の性転換施設のBS学園に。そこでもっと素敵な体にしてもらえるから、本当の意味での女の子にしてもらえるから。楽しみにしていなさい。ふふふ』  
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